審査経過 (PDFファイル)

内藤記念館再整備建築基本設計業務プロポーザル審査の経過
1.審査経過
今回の設計者選定にあたっては、有識者等による「内藤記念館再整備設計者選定委員会」
を設置して、
「公募型プロポーザル方式」により審査することとし、平成 28 年 3 月 1 日
に実施要領等の公告を行いました。
その後、技術提案書等の提出のあった代表企業応募者 15 者、市内応募者3グループに
ついて、同選定委員会において厳正に審査し、設計者を選定しました。
審査の経過及び結果については、以下のとおりです。
(1) 第 1 回内藤記念館再整備設計者選定委員会(平成 28 年 2 月 23 日)
委員長及び副委員長の選任を行った後、平成 26 年度に策定した「内藤記念館基本構想・
基本計画」について内容を確認しました。その後、設計者選定までのスケジュールを検討す
るとともに、プロポーザル実施要領等について審議し、決定しました。
プロポーザル実施要領に示した技術提案書の課題は次のとおりです。
【代表企業応募者】
A. 敷地周辺の歴史的景観・環境に配慮した設計
B. 公開承認施設を目指す設計技術
(国宝・重要文化財や芸術作品が観賞・収蔵できる施設設計)
C. 地形へ対応した設計(施設アクセスにおけるバリアフリーへの考慮)
D. 日本庭園や樹木を活かした空間と和室(茶室)の設計
E. 維持管理費の軽減を実現するための提案
【市内応募者】
F. 市民の活動・交流拠点となる施設
G. 地域特性や地域素材の活用の考え方について
(2) 第 2 回内藤記念館再整備設計者選定委員会(平成 28 年 4 月 5 日)
選定委員である山本昌男・延岡市都市建設部長の退職に伴い、新たに佐藤光春・延岡市都
市建設部長を選任しました。その後、評価基準・審査手順・具体的な採点方法・提案内容の
評価にあたっての着眼点・審査会の当日の日程等について、審議し、決定しました。
(3) 第 3 回内藤記念館再整備設計者選定委員会(平成 28 年 4 月 24 日)
市内応募者の「技術提案審査」と、代表企業応募者の「第一次審査」を行いました。
①【技術提案審査(市内応募者)
】
市内応募者の技術提案審査については、設計グループ名を伏せて、3グループそれぞ
れの提案内容等について委員間で意見交換を行い、理解を深めた後、委員各々が、業務
実績・技術力・提案課題の内容等を精査したうえで採点を行い、その総得点によって順
位をつけ、次のとおり優秀者と次点者を決定しました。
○市内優秀者グループ(303 点/350 点中)
・有限会社 小嶋凌衛建築設計事務所
・大山建築設計事務所
・オノ建築設計室
○市内次点者グループ(281 点/350 点中)
・有限会社 松下設計
・オーツ設計
・建築重黒木事務所
・前田一級建築士事務所
・梶原建築設計事務所
②【第一次審査(代表企業応募者)
】
代表企業応募者の第一次審査については、企業名を伏せて、15 者それぞれの提案内容
等について委員間で意見交換を行い、理解を深めた後、委員各々が、業務実績・受賞歴・
チームの能力・提案課題の内容等を精査したうえで採点を行い、その総得点によって順位
をつけ、次の 5 者を第二次審査の対象者とすることを決定しました。
○第二次審査対象者(代表企業受付順)
・フォルムデザイン一央株式会社
・株式会社 山下設計 九州支社
・株式会社 三上建築事務所
・株式会社 シーラカンスアンドアソシエイツ
・株式会社 古市徹雄都市建築研究所
(4) 第 4 回内藤記念館再整備設計者選定委員会(平成 28 年 5 月 22 日)
第一次審査を通過した代表企業応募者 5 者について、企業名を伏せて「公開プレゼンテ
ーション・ヒアリング」を実施しました。
各者ごとに、制限時間 20 分で、提案内容についてプレゼンテーションを行い、その後
制限時間 20 分で、選定委員との間で質疑応答を行いました。
公開プレゼンテーション・ヒアリング終了後、別会場において、各者の提案内容につい
て委員間で意見交換を行い、理解を深めた後、委員各々が、再度精査のうえで採点を行い
その総得点によって順位をつけ、代表企業優秀者、代表企業次点者等を決定しました。
○最優秀賞(代表企業優秀者)
株式会社 山下設計 九州支社
(得点:1,855.2 点/2,100 点中)
○優秀賞(代表企業次点者)
株式会社 古市徹雄都市建築研究所(得点:1,746.7 点/2,100 点中)
○準優秀賞 〔代表企業受付順〕
・フォルムデザイン一央株式会社
・株式会社 三上建築事務所
・株式会社 シーラカンスアンドアソシエイツ
2.内藤記念館再整備設計者選定委員会委員
委員長
鯵 坂
副委員長
箕浦
委
谷内田
員
徹(鹿児島大学大学院 理工学研究科 建築学専攻 教授)
永 子(九州大学大学院 人間環境学研究院 都市・建築学部門 助教)
孝(グラフィックデザイナー)
〃
植野 かおり(公益財団法人 立花財団 立花家史料館 館長)
〃
牧野
哲 久(延岡市文化連盟 会長)
〃
杉本
隆 晴(延岡市副市長)
〃
佐藤
光 春(延岡市都市建設部長)
〔平成 28 年3月末まで 山本昌男同部長〕