病院事業広告掲載基準 (趣旨) 第1条 この基準は、病院事業有料広告掲載の取り扱いに関する要綱第3 条に規定する広告掲載の範囲の詳細として定めるものであり、広告媒体 への広告掲載の可否は、この基準に基づき判断を行うものとする。 (広告全般に関する基本的な考え方) 第2条 病院事業の広告媒体に掲載する広告は、社会的に信用度の高い情 報でなければならないため、広告内容及び表現は、それにふさわしい信 用性と信頼性を持てるものでなければならない。 (規制業種又は事業者) 第3条 (1 ) 次の各号に定める業種又は事業者の広告は掲載しない。 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 23 年 7 月 1 0 日 法 律 第 12 2 号 ) で 、 風 俗 営 業 と 規 定 さ れ る 業 種 (2 ) 風俗営業類似の業種 (3 ) 消費者金融 (4 ) たばこ (5 ) ギャンブルにかかるもの (6 ) 規 制 対 象 と な っ て い な い 業 種 に お い て も 、社 会 問 題 を 起 こ し て い る 業種や事業者 (7 ) 法律の定めのない医療類似行為を行う施設 (8 ) 占い、運勢判断に関するもの (9 ) 興信所・探偵事務所等 (1 0) 債 権 取 立 て 、 示 談 引 受 け な ど を う た っ た も の (1 1) 法 令 等 に 基 づ く 必 要 な 許 可 等 を 受 け る こ と な く 業 を 行 う も の 例:廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく市長の許可を取得 せず、違法に廃棄物の処理を行うもの(不用品を買い取る又は無料 で引き取るとしている場合において、別途輸送費・作業代などを要 求し、実質的に処理料金を徴収するものも該当する) (1 2 ) 民 事 再 生 法 及 び 会 社 更 生 法 に よ る 再 生 ・ 更 生 手 続 中 の 事 業 者 (1 3) 各 種 法 令 に 違 反 し て い る も の (1 4) 行 政 機 関 か ら の 行 政 指 導 を 受 け 、 改 善 が な さ れ て い な い も の (15) 不 当 景 品 類 及 び 不 当 表 示 防 止 法 に 違 反 し て い る も の (掲載基準) 第4条 (1 ) 次の各号に定めるものは、広告媒体に掲載しない。 次のいずれかに該当するもの ア 人権侵害、差別、名誉毀損のおそれがあるもの イ 法律で禁止されている商品、無認可商品及び粗悪品などの不適切 な商品又はサービスを提供するもの ウ 他をひぼう、中傷又は排斥するもの エ 病院の広告事業の円滑な運営に支障を来すもの オ 公の選挙又は投票の事前運動に該当するもの カ 宗教団体による布教推進を主目的とするもの キ 非科学的又は迷信に類するもので、利用者を惑わせるもの及び 不安を与えるおそれのあるもの ク 社会的に不適切なもの ケ 国内世論が大きく分かれているもの (2 ) 消費者被害の未然予防及び拡大防止の観点から適切でないものと して、次のいずれかに該当するもの ア 誇大な表現(誇大広告)及び根拠のない表示や誤認を招くよう な表現 根拠のない表示や誤認を招くような表現 例 :「 世 界 一 」「 一 番 安 い 」 等 ( 掲 載 に 際 し て は 、 根 拠 と な る 資 料 を 要 す る 。) イ 射幸心を著しくあおる表現 例 :「 今 が ・ こ れ が 最 後 の チ ャ ン ス ( 今 購 入 し な い と 次 は な い と い う 意 味 )」 等 ウ 人材募集広告については労働基準法等関係法令を遵守していな いもの エ 虚偽の内容を表示するもの オ 法令等で認められていない業種・商法・商品 カ 国家資格等に基づかない者が行う療法等 キ 責任の所在が明確でないもの ク 広告の内容が明確でないもの ケ 国、地方公共団体、その他公共の機関が、広告主又はその商品や サービスなどを推奨、保証、指定等をしているかのような表現のも の (3 ) 青 少 年 保 護 及 び 健 全 育 成 の 観 点 か ら 適 切 で な い も の と し て 、次 の い ずれかに該当するもの ア 水着姿及び裸体姿等で広告内容に無関係で必然性のないもの。 ただし、出品作品の一例または広告内容に関連する等、表示する必 然性がある場合は、その都度適否を検討するものとする イ 暴力や犯罪を肯定し助長するような表現 ウ 残酷な描写など、善良な風俗に反するような表現 エ 暴力又はわいせつ性を連想・想起させるもの オ ギャンブル等を肯定するもの カ 青少年の人体・精神・教育に有害なもの ( WE B ペ ー ジ に 関 す る 基 準 ) 第5条 WE B ペ ー ジ へ の 広 告 に 関 し て は 、WE B ペ ー ジ に 掲 載 す る 広 告 だ け で な く 、 当 該 広 告 が リ ン ク し て い る W E B ペ ー ジ の 内 容 に つ い て も 、 WEB ペ ージの性質上可能な範囲かつ社会通念上合理的な範囲で、この基準の全 部または一部を準用することができる。 2 他 の W EB ペ ー ジ を 集 合 し 、 情 報 提 供 す る こ と を 主 た る 目 的 と す る W E B ペ ー ジ で 、病 院 事 業 有 料 広 告 掲 載 の 取 り 扱 い に 関 す る 要 綱 及 び こ の 基 準 、 そ の 他 病 院 事 業 の 定 め る 広 告 に 関 す る 規 定 に 反 す る 内 容 を 取 り 扱 う WE B ペ ー ジ を 閲 覧 者 に 斡 旋 又 は 紹 介 し て い る WE B ペ ー ジ の 広 告 は 掲 載 し な い 。 (業種ごとの基準) 第6条 広告媒体主管課は、掲載の都度、次の各項目に定める業種ごとの 基準に基づき、掲載の可否及び表示内容等を審査する。なお、審査の結 果不適切と判断した場合は、内容の訂正・削除等を広告主に依頼するこ ととする。広告主は正当な理由がある場合以外は訂正・削除等に応じな ければならない。ただし、各業種や商品・サービスについて、必要な許 可・免許等の有無、業界団体等への加盟状況、広告表示関連法令等の違 反の有無等について不明な点は、広告を掲載する事業者又は広告を取扱 う広告代理店に確認をするものとする。また、医療、老人保健施設、選 挙、墓地、古物商・リサイクルショップ等に関するもの又は消費者関連 法に抵触するおそれのあるものについては、直接、別表に掲げる相談窓 口又はその他の関連法令所管行政庁に相談するものとする。 1 人材募集広告 (1 ) 人 材 募 集 に 見 せ か け て 、売 春 等 の 勧 誘 や あ っ 旋 の 疑 い の あ る も の は 認めない。 (2 ) 人 材 募 集 に 見 せ か け て 、商 品 ・ 材 料 及 び 機 材 の 売 り つ け や 資 金 集 め を目的としているものは掲載しない。 2 語学教室等 安易さや授業料・受講料の安価さを強調する表現は使用しない。 例:一か月で確実にマスターできる等 3 学 習 塾 ・ 予 備 校 等 ( 専 門 学 校 を 含 む 。) (1 ) 合格率など実績を載せる場合は、実績年も併せて表示する。 (2 ) 通 信 教 育 、講 習 会 、塾 又 は 学 校 類 似 の 名 称 を 用 い た も の で 、そ の 実 態、内容、施設、が不明確なものは掲載しない。 4 資格講座 (1 ) 民 間 の 講 習 業 者 が「 労 務 管 理 士 」な ど の 名 称 で 資 格 講 座 を 設 け 、そ れがあたかも国家資格であり、各企業は労務管理士を置かなければな らないという誤解を招くような表現は使用しない。下記の主旨を明確 に表示すること。 「 こ の 資 格 は 国 家 資 格 で は あ り ま せ ん 。」 (2 ) 「 行 政 書 士 講 座 」な ど の 講 座 に は 、そ の 講 座 だ け で 国 家 資 格 が 取 れ るというような紛らわしい表現は使用しない。下記の主旨を明確に表 示すること。 「 資 格 取 得 に は 、 別 に 国 家 試 験 を 受 け る 必 要 が あ り ま す 。」 (3 ) 資 格 講 座 の 募 集 に 見 せ か け て 、商 品 及 び 材 料 の 売 り つ け や 資 金 集 め を目的としているものは掲載しない。 (4 ) 受講費用がすべて公的給付でまかなえるかのように誤認される表 示はしない。 5 病院、診療所、助産所 (1 ) 広 告 で き る 事 項 は 、医 療 法 第 6 条 の 5 及 び 6 条 の 7 、関 連 法 令 、厚 生労働省の告示、同省の医療広告ガイドラインに定める広告規制等の 関連規定に反しないこと。 (2 ) バ ナ ー 広 告 の リ ン ク 先 で あ る 病 院 等 の ホ ー ム ペ ー ジ の 内 容 は 、医 療 法の規制がかかる広告にあたらないため、前号の規定は適用しない。 6 施術所(あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう・柔道整復) (1 ) あ ん 摩 マ ッ サ ー ジ 指 圧 師 、は り 師 、き ゅ う 師 等 に 関 す る 法 律 第 7 条 又 は 柔 道 整 復 師 法 第 2 4 条 の 規 定 に よ り 広 告 で き る 事 項 以 外 は 、一 切 広 告できない。 (2 ) 施術者の技能、施術方法又は経歴に関する事項は広告できない。 (3 ) 法 定 の 施 術 所 以 外 の 医 療 類 似 行 為 を 行 う 施 設( 整 体 院 、カ イ ロ プ ラ クティック、エステティック等)の広告は掲載できないため、業務内 容の確認は必ず行う。 7 薬局、薬店、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療用具(健康器具、コ ンタクトレンズ等) (1 ) 薬事法第66条から第68条の規定及び厚生労働省の医薬品等適 性広告基準の規定並びに各法令所管省庁の通知等に定められた規定に 反しないこと。 (2 ) 医療機器については、厚生労働省の承認番号を記載すること。 (3 ) 広 告 を 掲 載 す る 事 業 者 が 、事 業 者 所 在 地 を 所 管 す る 地 方 自 治 体 の 薬 務担当部署において広告内容が適法・適正であることについて確認を とっていること。 8 健康食品、保健機能食品、特別用途食品 (1 ) 健 康 増 進 法 第 3 2 条 の 2 、薬 事 法 第 6 8 条 、食 品 衛 生 法 第 2 0 条 並 びに各法令の所管行政庁の通知等に定められた規定に反しないこと。 (2 ) 健 康 食 品 は 、医 薬 品 と 誤 認 さ れ る よ う な 効 能 ・ 効 果 に つ い て 表 示 で きない。 (3 ) 保 健 機 能 食 品 及 び 特 別 用 途 食 品 に つ い て は 、広 告 内 容 が 国 及 び 法 令 により認められている表示事項の範囲を超えていないこと。かつ、法 令等により定められている表示すべき事項が記載されていること。 (4 ) 広 告 を 掲 載 す る 事 業 者 が 、事 業 者 所 在 地 を 所 管 す る 地 方 自 治 体 の 薬 務担当部署及び食品担当部署において広告内容が適法・適正であるこ とについて確認をとっていること。 9 介護保険法に規定するサービス・その他高齢者福祉サービス等 (1 ) ア サービス全般(老人保健施設を除く) 介護保険の保険給付対象となるサービスとそれ以外のサービスを 明確に区別し、誤解を招く表現を用いないこと。 イ 広告掲載主体に関する表示は、法人名、代表者名、所在地、連絡 先、担当者名等に限る。 ウ その他、サービスを利用するに当たって、有利であると誤解を招 くような表示はできない。 例:七尾市事業受託事業者等 (2 ) 有料老人ホーム (1 ) に 規 定 す る も の の ほ か 、 ア 厚生労働省「有料老人ホーム設置運営標準指導指針」に規定する 事項を遵守し、別表「有料老人ホームの類型及び表示事項」の各類 型の表示事項はすべて表示すること。 イ 所管都道府県の指導に基づいたものであること。 ウ 公正取引委員会の「有料老人ホーム等に関する不当な表示(平 成 1 6 年 度 公 正 取 引 委 員 会 告 示 第 3 号 )」 に 抵 触 し な い こ と 。 (2 ) ア 有料老人ホーム等の紹介業 広告掲載主体に関する表示は、法人名、代表者名、所在地、連絡 先、担当者名等に限る。 イ その他利用に当たって有利であると誤解を招くような表示はでき ない。 (3 ) 介護老人保健施設 介護保険法第98条の規定により広告できる事項以外は広告できない。 10 墓地等 市長の許可を取得し、許可年月日、許可番号及び経営者名を明記するこ と。 11 不動産事業 (1 ) 不 動 産 事 業 者 の 広 告 の 場 合 は 、名 称 、所 在 地 、電 話 番 号 、認 可 免 許 証番号等を明記する。 (2 ) 不動産売買や賃貸の広告の場合は、取引様態、物件所在地、面積、 建築月日、価格、賃料、取引条件の有効期限を明記する。 (3 ) 「不動産の表示に関する公正競争規約」による表示規制に従う。 (4 ) 契約を急がせる表示は掲載しない。 例:早い者勝ち、残り戸数あとわずか等 12 弁護士・税理士・公認会計士等 各業に関する法令及び監督団体等の定める広告規制に抵触する内容では ないこと。 13 旅行業 (1 ) 登 録 番 号 、所 在 地 、補 償 の 内 容 を 明 記 す る 。た だ し 、補 償 に つ い て は、広告内にすべて記載してある必要はなく、詳細内容が掲載されて いるホームページ等への誘導があればよいものとする。 (2 ) 不当表示に注意する。 例 : 白 夜 で な い 時 期 の 「 白 夜 旅 行 」、 行 程 に な い 場 所 の 写 真 等 (3 ) その他広告表示について旅行業法第12条の7及び8並びに旅行 業公正取引協議会の公正競争規約に反しないこと。 14 通信販売業 特定商取引に関する法律第11条及び第12条並びに同法施行規則第8 条から11条の規定に反しないこと。 15 雑誌・週刊誌等 (1 ) 適正な品位を保った広告であること。 (2 ) 見 出 し や 写 真 の 性 的 表 現 な ど は 、青 少 年 保 護 等 の 点 で 適 正 な も の で あること、及び不快感を与えないものであること。 (3 ) 性 犯 罪 を 誘 発 ・ 助 長 す る よ う な 表 現( 文 言 、写 真 )が な い も の で あ ること。 (4 ) 犯 罪 被 害 者( 特 に 性 犯 罪 や 殺 人 事 件 の 被 害 者 )の 人 権 ・ プ ラ イ バ シ ーを不当に侵害するような表現がないものであること。 (5 ) タ レ ン ト な ど 有 名 人 の 個 人 的 行 動 に 関 し て も 、プ ラ イ バ シ ー を 尊 重 し節度を持った配慮のある表現であること。 (6 ) 犯 罪 事 実 の 報 道 の 見 出 し に つ い て 、残 虐 な 言 葉 や セ ン セ ー シ ョ ナ ル な言い回しを避け、不快の念を与えないものであること。 (7 ) 未 成 年 、心 神 喪 失 者 な ど の 犯 罪 に 関 連 し た 広 告 で は 、氏 名 及 び 写 真 は原則として表示しない。 (8 ) 16 公の秩序や善良な風俗に反する表現のないものであること。 映画・興業等 (1 ) 暴 力 、と ば く 、麻 薬 及 び 売 春 な ど の 行 為 を 容 認 す る よ う な 内 容 の も のは掲載しない。 (2 ) 性 に 関 す る 表 現 で 、扇 情 的 、露 骨 及 び わ い せ つ な も の は 掲 載 し な い 。 (3 ) いたずらに好奇心に訴えるものは掲載しない。 (4 ) 内 容 を 極 端 に ゆ が め た り 、一 部 分 の み を 誇 張 し た 表 現 等 は 使 用 し な い。 17 (5 ) ショッキングなデザインは使用しない。 (6 ) その他青少年に悪影響を与えるおそれのあるものは掲載しない。 (7 ) 年齢制限等、一部規制を受けるものはその内容を表示する。 古物商・リサイクルショップ等 (1 ) 営 業 形 態 に 応 じ て 、必 要 な 法 令 等 に 基 づ く 許 可 等 を 受 け て い る こ と 。 (2 ) 一 般 廃 棄 物 処 理 業 に 係 る 市 長 の 許 可 を 取 得 し て い な い 場 合 は 、廃 棄 物を処理できる旨の表示はできない。 例:回収、引取り、処理、処分、撤去、廃棄など 18 結婚相談所・交際紹介業 (1 ) 業界団体に加盟していること。 (2 ) 掲載内容は、名称、所在地及び一般的な事業案内等を原則する。 (3 ) 公的機関に認められた個人情報の保護体制を整えていること (財団法人日本情報処理開発協会のプライバシーマークを取得している 等) 19 労働組合等一定の社会的立場と主張を持った組織 (1 ) 掲載内容は、名称、所在地及び一般的な事業案内等に限定する。 (2 ) 出 版 物 の 広 告 は 、主 張 の 展 開 及 び 他 の 団 体 に 対 し て 言 及( 批 判 、中 傷等)するものは掲載しない。 20 募金等 (1 ) 厚生労働大臣又は都道府県知事の許可を受けていること。 (2 ) 下記の主旨を明確に表示すること。 「 ○ ○ 募 金 は 、 ○ ○ 知 事 の 許 可 を 受 け た 募 金 活 動 で す 。」 21 質屋・チケット等再販売業 (1 ) 個々の相場、金額等の表示はしない。 例 : ○ ○ ○ の バ ッ グ 50 ,0 0 0 円 、 航 空 券 東 京 ~ 福 岡 1 5 ,0 00 円 等 (2 ) 22 有利さを誤認させるような表示はしない。 トランクルーム及び貸し収納業者 (1 ) 「トランクルーム」は国土交通省の規制に基づく適正業者(マ ル適マーク付き)であることが必要。 (2 ) 「貸し収納業者」は会社名以外に「トランクルーム」の名称は 使用しない。また、下記の主旨を明確に表示すること。 「 当 社 の ○ ○ は 、 倉 庫 業 法 に 基 づ く "ト ラ ン ク ル ー ム "で は あ り ま せ ん 。」 等 23 ダイヤルサービス “ダイヤルQ2”のほか各種のダイヤルサービスは内容を確認のうえ判 断する。 24 ウイークリーマンション等 営業形態に応じて、必要な法令等に基づく許可等を受けていること。 25 規制業種の企業による規制業種に関するもの以外の内容の広告 本基準第5条で定める規制業種に該当する企業による、規制業種に関連 するもの以外の内容の広告は、本基準に定められた規制の範囲内でその掲 載を認める。 例:たばこ製造・販売事業者の「喫煙マナー向上のための広告」等 26 金融商品 (1 ) ア 投資信託等 将来の利益が確実・保証されているような表現がないこと。 また、利益について記載する場合は必ず予想に基づくものであるこ とを明示すること。 イ 元本保証がない旨等のリスクを、目立つように分かりやすく表示 すること。 (2 ) ア 商品先物取引及び外国為替証拠金取引(FX)等 監督行政庁等の許可・登録等の商品取扱いに必要な資格を持った 事業者であること。なお、名称や登録番号、業界団体会員であるこ とは必ず明記すること。 イ 安全・確実性や有利性等を強調し、投機心をいたずらに煽るもの でないこと。 ウ 利益保障がないこと及び損失が生じる可能性があること等のリス クを、目立つようにわかりやすく表示すること。 (3 ) その他金融商品 当 該 金 融 商 品 の 内 容 に 応 じ 、 本 項 (1 ) 及 び ( 2) の 規 定 を 準 用 す る 。 27 その他、表示について注意を要すること (1 ) 割引価格の表示 割 引 価 格 を 表 示 す る 場 合 、対 象 と な る 元 の 価 格 の 根 拠 を 明 示 す る こ と 。 例 :「 メ ー カ ー 希 望 小 売 価 格 の 3 0 % 引 き 」 等 (2 ) 比較広告(根拠となる資料が必要) 主張する内容が客観的に実証されていること。 (3 ) 無料で参加・体験できるもの 費用がかかる場合がある場合には、その旨明示すること。 例 :「 昼 食 代 は 実 費 負 担 」、「 入 会 金 は 別 途 か か り ま す 」 等 (4 ) 責任の所在、内容及び目的が不明確な広告 広 告 主 の 法 人 格 を 明 示 し 、法 人 名 を 明 記 す る 。ま た 、広 告 主 の 所 在 地 、 連絡先の両方を明示する。連絡先については固定電話とし、携帯電話、 PH S の み は 認 め な い 。 ま た 、 法 人 格 を 有 し な い 団 体 の 場 合 に は 、 責 任 の 所在を明らかにするために、代表者名を明記する。 (5 ) 肖像権・著作権 無断使用がないか確認をする。 (6 ) 宝石の販売 虚 偽 の 表 現 に 注 意 ( 公 正 取 引 委 員 会 に 確 認 の 必 要 あ り 。) 例 :「 メ ー カ ー 希 望 価 格 の 50 % 引 き 」 ( 宝 石 に は 通 常 、 メ ー カ ー 希 望 価 格 は な い )等 (7 ) 個人輸入代行業等の個人営業広告 必要な資格の取得状況や事務所の所在地等の実態を確認すること (8 ) ア アルコール飲料 未成年者の飲酒禁止の文言を明確に表示すること 例 :「 お 酒 は 2 0 歳 を 過 ぎ て か ら 」 等 イ 飲酒を誘発するような表現の禁止 例:お酒を飲んでいるまたは飲もうとしている姿等 附 則 (実施期日) この基準は、平成25年4月 1 日から実施する。
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