生活保護について(PDF:11KB)

○生活保護とは
生活保護は、病気やケガなど何らかの理由により生活に困窮している家庭で、あらゆる手だてを
講じてもなお、「健康で文化的な最低限度の生活」(憲法第25条)を送ることが出来ない場合に、
その足りないところを補うとともに、一日も早く自分たちの力や他の方法で生活することができる
ように手助けをする制度です。
○生活保護を受ける前に
生活保護は、あなたの家族全員が生活をささえるために、あらゆる努力をして、それでもなお生活
できないとき、はじめて受けることができます。そのために、
①家族の中で働ける能力のある人は、一生懸命働いて下さい。
②利用できる資産(生活必需品以外の余分な不動産、預貯金、自動車、生命保険、
貴金属、船舶等)は、すべて最低生活維持のために活用して下さい。
その他、以下の物品の保有も認められていません。
ピアノ、エレクトーン、乾燥機、パソコン、カラオケ、8ミリカメラ、
BSチューナー付テレビ、ケーブルテレビなど
③夫婦、親子(離婚後の子の父、母も含む)、兄弟姉妹などとよく相談して、できる
限りの援助を受けるように努めて下さい。
④生活保護法以外の法律、制度などで利用できるものや援助が受けられるものは、
すべて活用して下さい。
(年金、手当、失業給付金、傷病手当等、労働者災害補償金など)
⑤その他、生活のために役立つものがあれば、すべて活用して下さい。
○生活保護を申請するには
あなたや家族、親戚の方が福祉事務所へお越し下さい。面接相談員が対応し、困窮状況に
ついてお聞きした上で、活用可能な制度等の助言を行ないます。 制度等を活用してもなお、
困窮状況が改善されない場合は、必要書類についてご案内し、保護申請書の提出などの
手続きをしていただきます。
○生活保護を申請すると
生活保護の必要があるかどうか、また、どの程度の保護が必要かを判断するための調査が
必要です。そのために、必要に応じて家庭訪問、関係機関(病院、金融機関)への調査を行
ないますので、その時はありのままを話して下さい。
主な調査事項
●生活保護申請までの経緯
●家族のこれまでの生活状況
●収入、預貯金、生命保険、資産などの状況
●親子、兄弟姉妹などからの援助の状況
●働いている人、病気で働けない人の状況
その他にも、必要に応じて立ち入ったことを聞く場合があるかもしれませんが、個人の秘密
は堅く守りますので安心して、ありのままを話して下さい。もし、調査を拒否したり、うその申
し立てをされた場合には生活保護を受けることはできませんし、保護を受けたとしても、受け
た保護金品は返していただきます。