東京理科大学教育開発センター第11回FDセミナー 大学での教授法と教育の質保証 ~コペンハーゲン大学博士課程の事例から学ぶ~ デンマークのコペンハーゲン大学(大学院理学研究科科学教育専攻)では、博 士課程の全学生及び教職員に対して、大学における教育の質の保証、また、それ を向上させるための取り組みが様々に行われています。例えば、大学教員・ポス ドク・博士課程の学生に対して『大学での教授法』に関するコースの履修を義務 付けていることやそのコースの運営に博士課程の学生も関わっていることです。 また、学部生・修士課程の学生向けの授業の担当、論文・研究指導の補助、研 究者倫理等が博士課程の一部となっていたり、博士課程の教育内容のあり方につ いて議論する委員会への参加等の機会もあります。 このようにデンマークでは、日本とは異なり博士課程の学生が大学教育の実践 及び運営において大きな役割を果たしています。本セミナーでは、このような取 り組み事例の紹介を通して、大学教員として求められるスキルや大学での教授 法、研究者としての基礎について学ぶ取り組みについて知ることができ、大学教 育の質の保証・向上の一端を学ぶことができます。 その他、大学院での教養教育のあり方を考える一助ともなります。多くの教職員及び大 学院生の参加をお待ちしています。 開催日 :平成26年10月2日(木) 14:30~16:00 開催場所 :神楽坂校舎2号館2階222教室 講 師 :吉田 実久氏 (コペンハーゲン大学大学院理学研究科科学教育専攻 博士課程在学) 対 象 :本学教職員・大学院学生(博士・修士) 参加申込 :参加希望の方はEメール又は電話にて氏名・所属・連絡先 をお知らせください。 申込先 学務部学務課(葛飾) [email protected] TEL:03-5876-1771 【参考】 コペンハーゲン大学(University of Copenhagen) デンマークの首都コペンハーゲンにある国立大学。同国で一番歴史があり(1479年創設)、最大規模の大学で ある。学生数は37,000人あまり。大学院理学研究科科学教育専攻(Faculty of Science, Department of Science Education)には12の専攻があり、学部生・修士学生は約9,000人(うち3,200人は修士)、博士学生は約1,000人、 教職員は約3,400人。
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