SpamTitan 6.01リリースノート

SPAMTITAN Ver 6.01 リリースノート
SPAM
TITAN
この資料では、SpamTitan バージョン6.01 のリリースノートの内容を説明します。
アップデート バージョン
配布日(日本国内配布日)
アップデート方法
アップデートに必要な条件
アップデートに必要な時間
サービス停止
サービス停止時間
メッセージのロスト
作業中のメール受信
バージョン 6.01
2014年 03月 20日
オンラインによるアップデート
1 Ver 6.00へアップデートが完了していること。
2 導入時にVer 5.10以降のイメージで施工されたシステムであること。
3 インターネットへ接続していること。
4 アップデートのリトリーブ(ダウンロード)が完了していること。
5 一時的でもいいので主記憶を最低2GB確保していること。
6 受信キュー・アクティブキューにメールが滞留していないこと。
7 MTAからのメールリレーを止めている事。
8 できる限り、最新バージョンのブラウザをご使用下さい。
約30分(10分~40分)
あり
約30分(20分~40分)+再起動時間
なし
できない
システム自動再起動
システム再起動時間
ユーザーによる再起動
システム設定の継承
なし
5~10分(ストレージの規模による)
推奨
あり
注意点
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このアップデートを適用すると、これまで保存してきたバックアップファイルが使用できなくなります。
バックアップファイルが同一バージョンでのみ適用可能である事は、本製品の仕様となります。
2
メールの処理が停止する為、メールリレーは極力止めるようにしてください。
3
アップデート作業中は、外部の送信者がメールを送信すると、送信者のSMTPサーバが送るべきメールを再送信キュー
へ一時保管し、約15分毎に5日程度まで再送信を試みるため、そのメールはアップデート作業完了後に受信する事がで
きます。
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クラスタシステムの場合は、全てのノードを同一バージョンへアップデートする必要があります。
このアップデートは、ファイルサイズが大きい為、ダウンロードに10~20分程度かかります。
アップデート作業中は、絶対にシステムの再起動を行わないでください。
ベースOSのアップデートが含まれる為、必ず故障し、またリモート工事でも修復不可能となります。
SPAMTITAN Ver 6.01 リリースノート
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追加された新機能
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速度制御にポリシーを設定できるようになりました。
メッセージの受信数(リレー数)を基準にして、メッセージの拒否や遅延受信のポリシーを作成できます。
例えば、LAN内の特定のIPアドレスや特定のメール送信者からインターネットに向けて送信されるメッセージに対して、特
定の時間にリレーできるメッセージの数をスレッシュホールドとして設定できます。
これは例えば週次で発行するメールマガジンや障害時にメールでアラートを発報するネットワーク監視サーバ等でメー
ルリレーを飽和させない、といった効果が見込めます。
ドメイングループという概念が利用できるようになりました。
ドメイングループとは管理を委任されたドメインをまとめるリソースです。
例えば、社内で事業部ごとに複数のドメインを使用していたり、グループ会社のドメインを取りまとめているような場合に
有効です。
メッセージの送信機能として、IPデリバリープール機能を利用できるようになりました。
この機能は、リスクの高いメッセージの送信が行われる場合を考慮し、スタックしたIPアドレスを送信時に切り替えながら
使用する事で、組織のIPアドレスの評判を保護します。
例えば、画像やリンクが記載されたHTMLメールを、過度に同報送信したりするとRBLに登録されたりするため、スタック
されたIPアドレスを切り替え続けて送信する事で、IPアドレスの脅威判定を下げたりします。
送信者で切り替えられる送信用スマートホスト機能を追加しました。
特定のドメインやメールアドレスからの送信メッセージを、特定のメールリレーやスマートホストに振り分けて送信できま
す。
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コンテンツベースのルーティング機能を追加しました。
コンテンツフィルタ機能は送受信の両方で使用できるオリジナルのコンテンツフィルタの作成を可能にし、作成したコンテ
ンツを含むメッセージに対して対処を行います。
例えば、件名に特別な文字列を含むすメールを暗号化サーバに転送したり、秘密の情報を含む送信メールをすべて検
疫しておいたりする場合に、コンテンツフィルタを利用する事ができます。
添付ファイルフィルタのインターフェースをより直感的にデザインし直し、メールの送受信の両方で、異なるポリシーを適
用できるようになりました。
パスワードで暗号化保護された添付ファイルを持つメールについてのポリシーも構成できます。
検疫画面からアーカイブされたすべてのメールを閲覧できるようになりました。
検疫メールを検索するQuarantine APIを実装しました。
ClamAV ウイルスフィルタエンジンをVer 0.98.1にアップデートしました。
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メール・キュー検索にワイルドカードを実行できる機能が追加されました。
セキュアLDAP(LDAPS)がサポートされました。
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グレイリスト機能でユーザーインターフェース上でページ数の不具合を修正しました。
クラスタ・ノードのデータ遺失に繋がるクラスタ同期中の競合問題を解決しました。
メールに添付されるファイルの何種類かで、誤検知しブロックしてしまう問題を解決しました。
MTUを変更できる様になりました。
ダッシュボード上の「その他の拒否」欄が、タイムゾーンが原因で間違った値をカウントしていた不具合を修正しました。
NTP DDOSアンプリケーション攻撃の防止や暗号化ユーザーインターフェースのセッションデータに関わるセキュリティ上
の修正を行いました。
内部ネットワークのリストにIPv6のIPアドレスが追加できなかった問題を修正しました。
ディスクスペースをモニターできるようになりました。
ストレージの利用可能域が規定量(デフォルトは15%)を割り込むと、管理者に通知されます。
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バグ修正
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アップデート経過ログ例
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