2015 臨時・非常勤等職員の賃金・労働条件改善に関する要求に対する回答

2015
要
1
求
臨時・非常勤等職員の賃金・労働条件改善に関する要求に対する回答
書
回
答
書
均等待遇(パートタイム労働法、労働契約法20条の趣旨を活かした均 1
等待遇)
(賃金)
(1) 自治体最低賃金を時給1,000円(国公行(一)1級13号俸相当154,300 (1)困難です。
÷20日÷7時間45分)を最低とし、正規職員との均等待遇をはかるこ
と。
(2)
自治体最低賃金と経験年数を考慮した年齢別最低保障賃金を確立
(2) 困難です。
すること。
(3)
賃金(報酬)について、人事院指針(2008年8月26日)や総務大臣
(3) 臨時職員賃金改定について平成 25 年から、報酬額については、平
答弁(2009年5月26日)、「2014年通知」などを踏まえ改善すること、
成 24 年度に一定の改定を行いました。なお報酬を昇給制度として
なお継続して勤務している非常勤嘱託職員の賃金については、2011年
確立することは困難です。
3月10日付確認書第6項に基づき、勤続年数に応じて昇給する制度を確
立すること。
(4) 臨時職員の一時金について、常勤職員と同月数支給すること。非常 (4)困難です。
勤嘱託職員についても、一時金相当分を支給すること。
(5) 通勤手当(費用弁償を含む)については、常勤職員との均等待遇に
(5)困難です。
よる支給とすること。
(6) 臨時・非常勤嘱託職員の不払い労働をなくすこと。臨時職員の超過 (6)不払いはありません。後段については支給しています。
勤務手当について、常勤職員と同じ割増率で支給すること。非常勤嘱
託職員についても、労基法の定める割増賃金を支払うこと。
(7) 臨時・非常勤嘱託職員について退職手当を支給すること。
(7)困難です。
(8) 諸手当(相当報酬)について、正規職員との均等待遇による支給と
(8)困難です。
すること。
(9) 週の労働時間が定まり、6ヵ月以上勤務予定の職員には、月給制度 (9)現行のとおりとします。
を適用すること。
(休暇、その他の労働条件)
(10) 休暇諸制度について、その種類、期間、賃金保障など正規職員との (10)休暇制度については県、他市等の動向も踏まえ検討しています。
均等待遇を行うこと。
① 年次有給休暇については、労働基準法の規定を最低基準とし労働時
①
付与しています。
② 病気休暇制度を有給で確立すること。
②
困難です。
③ 慶弔休暇制度を正規職員と同等に確立すること。
③
一定の付与をしていますが、見直しについて調整しています。
④
④
困難です。
⑤ 生理休暇制度を有給で確立すること。
⑤
困難です。
⑥ 産前・産後休暇制度を有給で確立すること。
⑥
困難です。
⑦ 育児時間(保育時間)を有給とすること。
⑦
嘱託職員は対応しています。
⑧ 育児休業制度・介護休暇制度を正規職員と同等に確立すること。
⑧
育児休業制度については対応しています。
間に比例した日数を付与すること。
夏季休暇制度について正規職員の労働時間に比例した形で確立す
ること。
(11) 地方公務員災害補償基金の対象とならない職員について、労働災害 (11)対象としています。
の補償制度を整備すること。また、日常的な安全衛生活動の対象とす
ること。
(12) 職場のハラスメントの防止・解決制度に臨時・非常勤等職員を対象 (12)対象としています。
とすること。
(13) パートタイム労働法に準じて、教育訓練の実施、福利厚生への配慮、 (13)教育訓練等各種研修については、実施しています。
短時間雇用管理者の設置、労使による苦情処理機関の設置を行うこ
と。
2
雇用安定(改正労働契約法の趣旨を活かした雇用安定)
2
(1) 恒常的な業務に就いている臨時・非常勤等職員について、雇用更新 (1)適切に対処します。
年限を設けないこと。
(2) 恒常的な業務に就いている臨時・非常勤等職員について、すでに雇 (2)適切に対処します。
用更新年限が設けられている場合、その廃止と雇用継続を行うこと。
(3) 新たに任用される臨時・非常勤等職員に対して、雇用更新年限を設 (3)適切に対処します。
定しないこと。
(4) 臨時・非常勤等職員の空白期間を廃止すること。
(4)適切に対処します。
(5)
(5)職員採用要件に沿えば採用試験を受けていただくことに問題はあり
恒常的な業務に就いているフルタイムまたはフルタイムに準じる
職員については、パートタイム労働法12条の趣旨を踏まえ、正規職員
ません。
への転換措置をはかること。
(6) 消費生活相談員について、消費者庁通知(2013年3月、2014年6月) (6)適切に対処します。
などを踏まえ、雇用更新年限の廃止と雇用継続を行うこと。
3
予算の確保
3
雇用継続、処遇改善のための予算の確保を行うこと。
4
文書協定、労働協約
以上の要求について、労使で合意したときは、文書協定(非現業の職
員団体)または労働協約(現業、公営企業の労働組合、民間労働組合)
として締結すること。
必要に応じ確保します。
4
適切に対処します。