資料2 平成25年度 事業計画書(案) 平成25年4月1日から平成26年3月31日まで 一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構 1.方針 JSTAが設立され1年が経過した。本年度は、スポーツツーリズムの啓蒙期間から、本格的な事業 展開の段階に移行すべき1年となる。スポーツツーリズムの認知度は、大きく向上したが、具体的な事 例や推進組織が少ないために、全国的なうねりにはなっていない。そこでJSTAは、競技スポーツか らレクリエーション、そしてアウトドアスポーツという広範な領域を含み、参加形態も、 「見る」 「する」 「支える」といった具合に多様なスポーツツーリズムを、全国的な規模で着実に発展させるために、以 下の中長期的な目標(3~5年)を定めることとした。 (1) 地域におけるスポーツコミッション的組織の設立を支援し、5年後には、各都道府県にひとつ 以上の組織を設置する (2) スポーツツーリズム・カンファレンスとスポーツツーリズム・コンベンションを通じて、関係者 のネットワークを強化するとともに、自治体とスポーツ関係団体のマッチングを活性化する (3)スポーツツーリズムのオールジャパンの中核的組織として、海外機関との関係形成を図るととも に、海外で訪日プロモーションを展開し、スポーツツーリズム推進に取り組む地域へのインバウ ンドを支援する。5年後には、国際競技大会・合宿・イベント誘客を20件程度支援する。 2.中長期的目標を達成するために必要なオペレーション 上に掲げた3つの具体的目標を達成するために、以下の5つのオペレーションを実施することとする。 (1) すでにスポーツコミッション的組織が存在する地域を集めた協議会的組織を JSTA 内に立ち上げる。 (2)6つの委員会活動を通じて、各地域の情報(スポーツコミッション的組織、または、設置希望の 有無等)を収集し、データベース化、ベストプラクティス事例集を作成する。 (3)スポーツコミッションの設立促進のため、あらゆる機会を活用し理解・認知度の向上を図り、 助言を必要としている地域へは積極的に出張する。 (4)マラソン・ジャパンを皮切りに、今後、他国・他ジャンルの展開も検討し、主力事業の一つに 成長させる。 (5)スポーツツーリズム・コンベンションの地域持ち回り開催方式を確立する。 3.平成25年度のJSTA事業計画 以上の中長期目標をふまえ、次年度は、①国際プロモーション、②国内プロモーション、③地域スポ ーツコミッションの設立、④情報発信・広報、⑤調査研究、各種表彰・顕彰、イベント後援といった事 業項目を設定した。詳細は次ページ以降に記した。 ■主たる事業 (1)国際プロモーション ①国際スポーツ大会・スポーツ合宿誘致のために、スポーツイベント主催者・スポーツツーリズム 推進組織の動向を把握し、交流拡大・連携強化 重点ターゲット:SportAccord Convention(サンクトペテルブルグ・5 月) マラソン・ジャパン(ソウル・7 月) City Events(ローザンヌ・11 月) NASC(USA) 、CSTA(カナダ)およびアジア諸国との交流 ②スポーツを媒体とした国際プローモションについて国内の関連組織との連携強化 重点連携先:日本スポーツ振興センター【JSC】 日本オリンピック委員会【JOC】 、日本パラリンピック委員会【JPC】 各国内競技統括団体 東京 2020 オリンピック・パラリンピック招致委員会 ラグビーワールドカップ 2019 組織委員会 日本政府観光局【JNTO】 (2)国内プロモーション ①会員拡大の目標数値を下記に設定する。 <平成25年3月末> <平成26年3月目標> 法 法 人 :20 人 :30 法人(公益) :15 法人(公益):25 自 治 体 : 9 自 治 体 :20 スポーツ 団体 : 7 スポーツ 団体 :15 個 個 合 人 :68 計:119 合 人 :80 計:170 ②会員対象研究委員会の開催【継続】 ●観光地域づくり委員会 ●旅行商品造成委員会 ●広報・情報発信委員会 ●施設魅力化・規制緩和員会 ●国際交流・大会等誘致委員会 ●人材育成委員会 各委員会の提言に沿った事業を検討する。 ③スポーツツーリズム・カンファレンス、コンベンションの開催 ④法人向(自治体・企業 等)出前セミナー、実体験プログラムの開催 ⑤「スポーツ庁」設立に向けた、省庁連携への参画 (3)地域スポーツコミッション設立支援 ①地域スポーツコミッション設立支援のための事例収集、提供、講師派遣等によるアドバイス ②地域スポーツコミッション設立に資するセミナーの開催 ③スポーツコミッション設置目標 <平成25年3月現在> <平成26年3月目標> 3 10 (4)情報発信・広報 ①Web サイト運営および多言語化 ②ソーシャルネットワークサービス(SNS)とくに FACEBOOK を活用した発信と共有 ③スポーツイベントカレンダーDB 構築、地域スポーツ施設 DB との連携検討 ④メディア対応の強化 (5)調査研究、各種表彰・顕彰、イベント後援 ①スポーツツーリズムに対する意識調査 対象:自治体・競技団体 等 ②各種団体との協働による表彰・顕彰制度の創設および既存制度への協力 (6)その他 ①女性スポーツの普及振興 ②障害者スポーツの普及振興 ■付帯事業=各委員会の提言に沿った事業 (1)視察ツアーの実施(施設見学を含む) (2)スポーツツーリズム・ワークショップの実施 ■管理部門 (1)事務局機能強化 ・事務局長 1、事務局員 1 計 非常勤2名(2012 年)を事務局員 1 名を追加し、 計 3 名 体制とする。 ・事務局所在地の検討 (2)会員に対するサービス機能強化 (3)発信能力の向上 (4)事業予算の明確化
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