最ؼ、『8人の女たち』が大ヒットしたフランソワ・オゾンを筆頭に、デビュー

 最‫『、ؼ‬8人の女たち』が大ヒットしたフランソワ・オゾンを筆頭に、デビュー時からクセの強い作ൌで知られるギ
ャスパー・ノエ。かたや、昔の喜劇を思わせる職人気ࡐのフランシス・ヴェベールと、才能あふれる、様々なタイプの
監督が出てきたことで、ここにきてフランス映画が注目を集めている。
そこで、今回はこの3人に絞って、それぞれの魅力について書き、今のフランス映画の持つ
気分
を感じてもらえ
たらと思い、特集してみた。フランス映画を好きな人も、またそうでない人も是೪読んでみて欲しい。
(舟口聡)
フランソワ・オゾン 1967 年、パリ生まれ。89 年にパリ第一大学映画コースで修士号を取得。93 年に卒業後、短編を次々に発表し、
『サマードレス』がロカルノ国際映画祭短編セレション・グランプリを受ऩした。『クリミナル・ラヴァーズ』がヴェネチア国際映画祭に
正式出品されたほか、
『焼け石に水』が 2000 年ベルリン映画祭テディ 2000 ऩを受ऩ。これに、シャーロット・ランプリングの名演が評判
となった『まぼろし』
、メジャーへの出世作『8人の女たち』へと続く。フランス映画界で最も期待されている監督の1人である。
『まぼろし』のブレイク以降、今やフランス映画の顔となった感のあるオゾンだが、
『ホームドラマ』、
『クリミナル・ラバーズ』と
いった初期の作品から『焼け石に水』
、
『まぼろし』
、そして最新作である『8人の女たち』に至るまで、そのスタイルは様々である。
まず、初期の2本では徹底的に暴力と皮肉について描き、
『焼け石に水』はストイックなラブストーリーを、
『まぼろし』では1人の
女優を徹底的に見つめ、『8人の女たち』はオールスターキャストのミュージカルと、やりたいことはいとわないとばかりに何でもこ
なす器用ぶり。 また、全く違うカラーのものを自分に引き寄せてしまう、その懐の深さがオゾンの強みでもあり、魅力とも云えるだ
ろう。中でも、オゾンが主演のシャーロット・ランプリングにঢ়裸々に愛を告白したかのような
ンのセンスが完璧に表現された傑作『焼け石に水』は必見。
(舟口聡)
女優論映画 『まぼろし』と、オゾ