唐津市が仏コスメ集積地と協定 市長 「新ビジネスの第一歩」

唐津市が仏コスメ集積地と協定
市長
「新ビジネスの第一歩」
2013 年 04 月 13 日 03 時 00 分 更新
「コスメティックバレー」との連携協力協定に署名する佐賀県唐津市の
坂井俊之市長(右から2人目)=12日、フランスのシャルトル
【シャルトル(フランス中部)国分健史】佐賀県唐津市の坂井俊之市長は1
2日、フランスのシャルトル市を訪れ、同市に本部を置く世界最大の化粧品産
業集積地「コスメティックバレー」の関連企業で組織する協会と連携協力協定
を締結した。
坂井市長は「この協定は唐津だけでなく、佐賀県、九州との連携協定といえ
る。新しいビジネスが始まる第一歩だ」とあいさつ。フランス側は「日本だけ
でなく韓国、中国をにらんだ戦略的な同盟になる」と応えた。
コスメティックバレーは、シャルトル市を中心とした半径150キロ内に5
00を超す大小の香水・化粧品産業が集積している。フランスの同産業の8割
を生産し、年間売上額は180億ユーロ(約2兆3400億円)。唐津市は研
究開発面での連携協力を進めるため、産学官組織「ジャパン・コスメティック
センター」を本年度内に設立する。