6月保健だより

ウイルス性胃腸炎に伴う痙攣について
平成24年5月31日
6月保健だより
園で預かる薬について
季節は春になりましたが、まだウイルス性胃腸炎の罹患者が出てい
アイリス保育園
るようです。 幸い、アイリス保育園では、胃腸炎の流行はなく冬季
を越えましたが、まだまだ油断できない状況のようです。ウイルス性
病院で処方されるお薬の中で、風
日中の日差しも暖かくなり、過ごしやすい日々が続いていますね。日中と夜の気温の差が著しく、体調を崩
しやすい季節でもありますね。そうこうしているうちに、梅雨の季節がやってきます。湿度・気温ともに高くなり、
天候の変わりやすいこの時期は、体調を崩しやすい時期でもあります。過ごしやすい環境に配慮し、毎日のお子
さんの様子に気を配っていきましょう。
6月4日は虫歯予防デーです
この虫歯予防デーに因んで、家族みんなで
歯の衛生週間に取り組んでみませんか?
おいしく食べたら、必ず歯磨きをすると
いう習慣をつけ、虫歯を予防しましょう。
歯磨きのあとは、必ず大人が確認・仕上
げを施すように習慣づけていきましょう。
※受けられない方は事前にお知らせください。
<ウイルス性胃腸炎に伴う痙攣とは?>
誘発させる可能性があるとして、体
ロタウイルス・アデノウイルス・ノロウイルスなどによるウイ
温が38℃以上の時には内服しな
ルス性胃腸炎や嘔吐下痢症に痙攣を伴うことがあります。 明
らかな脱水症状や電解質異常が認められず、熱も高くないにも
いるお薬が処方になることもある
かかわらず、痙攣がおきるのが特徴です。
ようです。 アイリス保育園では原
<年齢>
則、園の判断で内服させなければな
乳歯は生え変わるからと、虫歯になっても
放置していると、永久歯に思わぬ影響があり
ます。
まず永久歯の歯並びへの影響があります。
乳歯には永久歯が生えてくる場所を確保する
という大切な役割があるので、乳歯をひどい
虫歯にしたり、早い時期に失ってしまうと、
隣り合っている歯が移動して永久歯が生える
6月の健診日程のお知らせ
☆ 歯科健診
6月7日(木)15:00~
☆ 耳鼻科健診
6月13日(水)12:30~
☆ 眼科健診
6月28日(木)15:30~
ので参考までにお知らせします。
る作用のある薬の中に、熱性痙攣を
いで下さいとの注意書きがされて
乳歯期の虫歯は、
永久歯にどんな影響を及ぼすの?
歯磨きは虫歯予防の第一歩!です。
胃腸炎に関連して、以下のような症状も出るとして、注意が必要です
邪のときや、アレルギー症状を抑え
ウイルス性胃腸炎に伴う痙攣は、生後6ヶ月から3歳未満のお
らないようなお薬はお預かりして
子さんに発症します。
いません。もしも、そのような園の
<症状>
判断で内服の可否を決定して内服
痙攣は下痢や嘔吐などの胃腸炎症状発現後5日以内に起きま
させなければならないような処方
す。痙攣の回数は多くは2-3回程度ですが、数回から10回
がされた際には、保育園に行ってい
以上に及ぶことがあります。一旦痙攣が起きると1-3日間に
る旨を伝えていただき、飲む回数や
群発する傾向があります。痙攣の持続時間は長くて3分以内
時間の調整が可能でないかをかか
で、痙攣後の睡眠は短く意識はすぐに回復します。通常は無熱
りつけ医に相談ください。
スペースが確保できず、歯並びが乱れたり永
性痙攣で、熱性痙攣とは異なります。
久歯が生えてこれなくなったりすることがあ
<原因>
ります。
現時点で原因は不明ですが、中枢神経系が
未熟であることに関連していると考えられ
また、乳歯の虫歯が重症で、歯の根の先な
ています。
どに膿がたまるくらいひどくなると、乳歯の
すぐ下でつくられている永久歯の表面のエナ
メル質を溶かしてしまうことがあります。
その他にも、歯の痛みで噛めない物ができた
6月休日当番医のお知らせ
り、顎の発達が不十分になるなどの影響もあ
ります。
虫歯になってしまったら放置せず、きちん
と治療を受けましょう。もちろん虫歯にしな
6月3日(日)
いように予防していくことがなによりです。
6月10日(日)
中村こどもクリニック
上厨川字杉原50-47
648-7711
定期的に検診を受け、毎日の歯みがきでお口
6月17日(日)
杜のこどもクリニック
向中野3丁目10-6
631-1160
の中を清潔に保つようにすることが大切で
6月24日(日)
さいとう小児科クリニック
す。
川久保病院
津志田26-30-1
635-1305
月が丘2丁目2-60
643-7171