強プラ管による下水道用シールド二次覆工

施工実例
強プラ管による下水道用シールド二次覆工
■バッテリーカーによる管搬入
■グラウトホール
■管の吊り下ろし
■多機能二次覆工(千葉県ネットワーク幹線 φ1800)
■枝管RCP600との接続部
■多機能二次覆工(大阪府岸和田市シールド内配管 φ600・φ2400)
「下水道技術・技術審査証明」
取得
(財)下水道新技術推進機構では、民間の開発した新技術の下
水道事業への適正かつ迅速な導入を図り、下水道技術水準の
向上を図ることを目的として、国土交通省所管の下水道事業
に関わる様々な技術を対象として「建設技術審査証明事業※」
を実施しています。
「FP-L工法」は、優れた下水道
管渠築造技術として、学識経験
者からなる審査証明委員会に
よる審査証明を受けています。
※建設技術審査証明事業…
これまで建設大臣告示に基づいて、建設
大臣から認定を受けて各公益法人が行
ってきた「民間開発建設技術の技術審
査・証明事業」の実績を踏まえて、建設
技術審査証明協議会が平成13年より新
たに展開する事業です。
■施工全景
環境・ライフラインカンパニー
*印刷のため製品の色調は実物とは異なる場合があります。
*記載事項は予告なく変更する場合があります。
強化プラスチック管事業部 東京都港区虎ノ門2丁目3番17号(虎ノ門2丁目タワー)〒105-8450
エスロン管工機材ホームページ http://i-front.sekisui.co.jp/kanzai/
不許転載
積水化学北海道( 株 ) 011(737)6330
東
北
支
特 販 営 業
北 東 北 営 業
東
京
支
特 販 営 業
横 浜 営 業
静 岡 営 業
関 東 営 業
店
所
所
店
所
所
所
所
022(222)4115
019(624)6000
03(5521)0645
045(311)6661
054(289)6051
048(646)0160
新
長
中
特
近
特
北
京
神
潟
野
部
販
畿
販
陸
滋
戸
営
営
業
業
支
営 業
支
営 業
営 業
営 業
営 業
所
所
店
所
店
所
所
所
所
お客様相談室【東 京】03-5521-0505 【大 阪】06-6365-4133
●お問い合わせは上記各営業所へ
025(244)9261
026(226)6510
052(952)9735
06(6365)4501
076(231)4245
075(662)3418
078(251)6636
中 ・ 四
特 販
岡 山
四 国
九
州
特 販
国 支
営 業
営 業
営 業
支
営 業
店
所
所
所
店
所
082(224)6251
086(222)0651
087(815)3582
1996年 7月 初 版
2006年 3月 改訂6版
092(271)1314
FP-L工法
カタログ
積水化学工業株式会社
強化プラスチック管事業部
ツールコード
No. 06526
2006. 3. 2TH TX
二次覆工に強プラ管を採用。
コスト縮減とクオリティアップを同時に実現。
過密化する都市。郊外へと広がる住宅地。私たちの生活環境の変化につれ、
様々なライフラインが、非開削のシールド工法で地下空間に整備されるよ
うになってきています。
シールド工法によって構築された下水道管渠は、従来、セグメント形成後
にコンクリートによって二次覆工を行っていましたが、工期と建設コストが
かかるうえ、供用後は硫化水素によるコンクリートの劣化が問題になって
いました。 FP-L工法は、軽量で耐久性・水理性・耐震性に優れた「強プラ管」を二次
覆工に採用し、セグメント外径の縮小を実現。工期とコストの縮減が図れ
るとともに、クオリティアップも同時に可能。限られた地下空間を最大限に
活かす技術が、21世紀の下水道ラインを守ります。
現場打ちや養生が不要で、
大幅な工期短縮が図れます。
管口径のサイズダウン・低勾配布設が可能です。
● 強プラ管は軽量なうえ、接合はゴム輪接合方式を採用。
● 強プラ管は粗度係数が小さく、同一流量のコンクリート
スピーディで確実な施工が可能です。
二次覆工に比べ約10%のサイズダウンが図れます。また
● 強プラ管とセグメントの間にはエアーモルタルを注入、
同一仕上がり内径のコンクリート二次覆工に比べ60%
充填。養生を必要とするコンクリート二次覆工に比べ、
の低勾配化が図れます。
工期は約1/2で行えます。
● 必要流量に応じた仕上がり内径で施工が行えます。
●同一流量時の断面比較
●二次覆工の日進量比較
20
50
100
150
9.0
3.5
4.5
6.0
7.5
φ1000 18.0
9.0
13.5
18.0
18.0
9.0
9.0
18.0
18.0
7.5
7.5
15.0
15.0
FP-L
18.0
工法 φ1500
φ2000 18.0
●コンクリート二次覆工
備 考
セグメント
セグメント
下水道用設計積算要領
(シールド工法編)に依る
強プラ管
エアーモルタル
曲線半径R20m:
曲管(長さ2.0m)
曲線半径R46m以上:
直管(長さ2.0m∼4.0m)
コンクリート
サイズダウン
粗度係数=0.010
粗度係数=0.013
●同一仕上り内径の土被り比較(H=2mで1,000m先の土被り)
強プラ管
1000m
1
コンクリート管
H=3.5m
コンクリート二次覆工
●FP - L工法
曲線半径R(m)
H=
2.9m
直線
H=2.0m
種類および
口径
セグメント外径を縮小
セグメント
セグメント
エアーモルタルを注入、
充填するだけのスピード施工
エアーモルタル
コンクリート
コンクリート
二次覆工
FP-L工法
必要内径が10%サイズダウン
耐震管路を構築
強プラ管
(FRPM管)
〈FP-L工法の耐震性〉
● 管体の可とう性と、伸縮・可とう性に優れたゴム
輪接合により、優れた耐震性を発揮。地震により
セグメントの継手がゆるんだ場合でも、管体から
の漏水はあり
ゆるいカーブから急曲線までスピーディに施工。
接続部は、水密性に優れたゴム輪接合方式。
ません。
● 曲線部にはRCP-L曲管を使用。現場に合わせた任意角度
(0°
∼25°
)で、曲線部の施工が行えます。
● 水密性に優れたゴム輪接合方式を採用。不明浸入水や漏
■耐震性評価実験状況
水を防ぎます。
● 適度な可とう性があるため、地盤変動に追従します。
●強プラ管接合部
鳥取西部地震(M7.3)でも管の損傷はありませんでした。
ゴム輪接合
管内の状況(FRPM管φ1200)
鳥取西部地震(2000年10月6日)
M7.3、震度5強(新見市)
地震最大加速度 817gal
2
作業フロー
繰り返し
軌条の布設
強プラ管の運搬用軌条をセ
グメント内に設置します。
配管布設
バッテリーカーにより強プラ
管をセグメント内に運搬。
レバーブロック等で強プラ管
を接合後、管を固定します。
間仕切壁設置
中込材などの流出を防ぐた
めに、強プラ管外面とセグメ
ントの隙間に間仕切壁(セメ
ントレンガとモルタル)を設
置します。
中込材注入
完 了
地上のミキシングプラントで
中込材を配合※します。
圧送管により坑内に送り、
強プラ管外面とセグメントの
隙間に注入します。
1スパン(約80m)ごとに配
管布設∼中込材注入を繰り
返し、強プラ管による二次
覆工が完成します。
※中込注入材標準配合
単位量(kg/m3)
設計配合標準
注1
空気量
(%)
比 重
50±5
0.80
W/(C+F)圧縮強度 セメント
(%) (N/㎜2) (C)
60
1.0
245
注2
注3
混和材
(F)
水
(W)
起泡剤
245
294
4.2
注1.セメントは普通ボルトランドセメントを使用する。
2.混和材はスーパーフロー(JIS フライアッシュ、
クレーサンド)等を使用する。
3.起泡剤はOFA-2と同等品以上のものを使用する。
4.上記配合は混和剤としてスーパーフローを用いた場合であり、混和剤が変わると
配合が変わることがある。
作業環境の安全性を確保します。
強プラ管 RCP-L曲管
エアーモルタルで充填する工法のた
め、コンクリート打設に比べ発熱量が
ゆるいカーブから急曲線まで、
自在に対応できます。
少なく、湿度を低く抑えられます。作
業環境に優れ、作業者の安全性確保に
役立ちます。
曲線部施工にはRCP-L曲管を使用。
また、現場に合わせた任意角度(0°
∼
25°
)の制作も可能です。
■RCP-L曲管による曲線部施工
3
多機能二次覆工が行えます。
汚水幹線と雨水幹線、光ファイバー共同溝と下水道幹線など、設置条件に応じた複数の管渠を組み
合わせて布設が行え、建設コストの縮減、工期短縮が図れます。
汚水・雨水共同幹線
汚泥圧送・雨水共同幹線
雨水
雨水
強プラ管
雨水
コンクリート打設
強プラ管
強プラ管
(汚水)
光ファイバー共同溝+下水道幹線
光ファイバー
雨水
強プラ管
強プラ管
強プラ管(汚水)
ミキシングプラント
水理性、耐久性、耐食性に優れた“強プラ管”
。
(JSWAS K-2)
外面保護層
外面FRP層
強化プラスチック複合管
周方向
軸方向
周方向
(FRPM管)は、レジンモルタ
レジンモルタル層
ル層、FRP層、保護層からなる
内面FRP層
多層構造管です。水理性、耐久
周方向
軸方向
周方向
性、耐食性に優れ、下水道管材
として長期にわたって安定し
内面保護層
た性能を発揮します。
強プラ管断面構造図
強プラ管 RCP-L直管
耐酸性に優れ、下水道管内厳しい環境にも対応。
などによって硫化水素が発
生しますが、強プラ管は耐酸
性に優れ、0.5mol/(pH0相
管路腐食域
下水道管内では、汚水の滞留
H2S
H2S
当)の硫酸に曝された場合で
も50年以上問題が生じない
H2O結露
H2S
コンクリート
硫化水素の生成域
ことが確認されています。
(JIS K 7034/7020により評価)
バッテリーカー
4
コンクリート管の腐食の概念
FP-L工法カタログ 06.3.3 16:00 ページ7
規 格
RCP-L(管厚1.2%)
RCP-L直管
RCP-L直管(グラウトホール付)
■呼び径900∼2400
(単位:㎜)
800
900
1,000
1,100
1,200
1,350
1,500
1,650
1,800
2,000
2,200
2,400
2,600
ゴム輪
T
D1
D2
D0
呼び径
P
L
厚さ
(T)
10
11
12
13.5
14.5
16.5
18
20
22
24
26.5
29
31.5
直管部内径 挿口部外径 受口部内径 受口部外径 受口部長さ
(D1)
(D2)
(D3)
(D0)
(P)
800
833
835
859
120
900
925
927
955
120
1,000
1,027
1,029
1,057
135
1,100
1,130
1,132
1,162
135
1,200
1,232
1,234
1,264
145
1,350
1,386
1,388
1,420
145
1,500
1,539
1,541
1,573
155
1,650
1,693
1,696
1,735
180
1,800
1,847
1,850
1,889
185
2,000
2,051
2,054
2,097
195
2,200
2,256
2,259
2,302
225
2,400
2,461
2,464
2,511
235
2,600
2,666
2,671
2,726
250
有効長
(L)
4,000
参考質量
(㎏/本)
261
308
373
460
539
670
814
991
1,164
1,426
1,708
2,024
2,378
注1.参考質量は有効長4mのときの1本当りの質量。
2.定尺管(有効長4m)以外の長尺管及び短管も製作可能。
3.受口部外径は、参考寸法値。
■呼び径800
D2
T
D1
D0
ゴム輪
P
L
グラウトホール付直管
RCP-L(管厚1.2%)
RCP-L曲管
RCP-L曲管(グラウトホール付)
(単位:㎜)
呼び径
800
900
1,000
1,100
1,200
1,350
L
P
L1
L1
有効長
(L)
(L1)
4,000
125
150
150
175
175
175
直管部内径 受口部外径 受口部長さ 角度θ
(D1)
(D0)
(P)
( °)
800
863
140
900
967
140
1,000
1,071
155
0∼25
1,100
1,176
155
1,200
1,280
165
0∼22.5
1,350
1,437
165
D1
D0
注1.定尺管(有効長4m)以外の長尺管及び短管も製作可能。
2.受口部外径は、参考寸法値。
3.有効長Lは管中心軸上の寸法。
θ
関 連 部 材
グラウトホール用プラスチック製ニップル
FP-L用エア抜き治具
注)中込材注入時に充填性
をあげ、さらに管がバッ
クリングしないように
エアーをスムーズに抜き
ます。
注)中込材注入時にグラウトホールにねじ込んで
ねじ山のつぶれを防止します。
5
FP-L工法カタログ 06.3.3 18:50 ページ8
RCP(管厚2%)
B形
C形
(単位:㎜)
■B形
B 形
呼び径
500
600
700
800
900
1,000
1,100
1,200
1,350
1,500
1,650
1,800
2,000
2,200
2,400
2,600
D1
D0
D3
D2
ゴム輪
t
ストッパーゴム
P
L
Q
■C形
C 形
厚さ 内 径
(T) (D1) 挿口部外径 受口部内径 挿口部外径
(D2) (D3) (D2)
500
542.5
541
10
600
646.5
645
12
−
700
750.6
749
14
800
879
856
16
900
961.5
939
960
18
1,000
1,043
20
1,100
1,147
22
1,200
1,251
24
1,350
1,407
27
1,500
1,563
30
1,650
1,721
33
−
−
1,800
1,877
36
2,000
2,085
40
2,200
2,293
44
2,400
2,502
48
2,600 2,739.5 2,741.0
52
−
受口部外径 受口部長さ 有効長 参考質量
受口部内径
(D0) (P) (L) (㎏/本)
(D3)
165
558
200
229
664
−
305
770
396
879
940.5 998(985)
496
1,095
615
1,095
220
1,201
742
1,201
1,307
881
1,307
4,000
1,466
1,117
1,466
250
1,625
1,364
1,625
1,788
1,685
1,788
300
1,947
1,985
1,947
2,159
2,435
2,159
330
2,371
2,918
2,371
2,587
3,497
2,587
400
4,119
2,798
−
D2
t
D1
D3
D0
注1.詳細の形状及び寸法はJSWAS K-2による。
2.参考質量は有効長4mのときの1本当りの質量。
3.定尺管(有効長4m)以外の長尺管及び短管も製作可能。
は、参考寸法値。
4.B形、C形受口外径(D0)
ゴム輪
P
ストッパーゴム
L
RCP(管厚2%)
FT-R曲管
L3
(単位:㎜)
L3
L1
L1
呼び径
(L1)
(L3)
(D0)
(P)
角度θ
( °)
800
900
1,000
1,100
1,200
1,350
300
310
310
320
330
340
520
530
530
540
550
560
897
1,005
1,116
1,222
1,331
1,492
220
220
220
220
220
220
0∼90
D0
t
P
RCP(管厚1.2%、2%)
同質曲管
(単位:㎜)
FRP補強部
呼び径
θ
D1
受口タイプ
L
ゴム輪
FRP補強部
注1.Lは最小寸法。
2.ゴム輪周辺部の形状は規定しない。
3.他の角度も製作可能。
θ
差口タイプ
D1
※イラストは受口タイプです。
1,350
1,500
1,650
1,800
2,000
2,200
2,400
2,600
曲部位置(L)
直管部内径
θ=25°
θ=10°
(D1)
受口 差口 受口 差口
600 700 550 600
1,350
600 700 550 650
1,500
700 800 600 700
1,650
750 850 650 750
1,800
800 900 650 750
2,000
850 950 700 800
2,200
900 1,050 750 900
2,400
950 1,100 800 900
2,600
ゴム輪
L
6
FP-L工法カタログ 06.3.8 15:37 ページ1
施工実例
■バッテリーカーによる管搬入
■グラウトホール
■管の吊り下ろし
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「下水道技術・技術審査証明」
取得
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水道事業への適正かつ迅速な導入を図り、下水道技術水準の
向上を図ることを目的として、国土交通省所管の下水道事業
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査・証明事業」の実績を踏まえて、建設
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■施工全景
環境・ライフラインカンパニー
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東
北
支
特 販 営 業
北 東 北 営 業
東
京
支
特 販 営 業
横 浜 営 業
静 岡 営 業
関 東 営 業
店
所
所
店
所
所
所
所
022(222)4115
019(624)6000
03(5521)0645
045(311)6661
054(289)6051
048(646)0160
新
長
中
特
近
特
北
京
神
潟
野
部
販
畿
販
陸
滋
戸
営
営
業
業
支
営 業
支
営 業
営 業
営 業
営 業
所
所
店
所
店
所
所
所
所
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075(662)3418
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中 ・ 四
特 販
岡 山
四 国
九
州
特 販
国 支
営 業
営 業
営 業
支
営 業
店
所
所
所
店
所
082(224)6251
086(222)0651
087(815)3582
1996年 7月 初 版
2006年 3月 改訂6版
092(271)1314
FP-L工法
カタログ
積水化学工業株式会社
強化プラスチック管事業部
ツールコード
No. 06551
2006. 3. 2TH TX