国民健康保険料を安くするには!

社会保険情報
◆ 国民健康保険料を安くするには!
国 民 健 康 保 険 の 保 険 料 は 、 所 得 割 ・ 資 産 割 ・ 均 等 割 ・ 平 等 割 の 4つの 中 か ら 、
各市区町村が法令で規定されている組合わせを決定し、一世帯当たりの年間保
険料を算出します。
この内、所得割額は、前年の青色申告決算書の所得金額(青色申告特別控除後の
額で他の所得がある場合は合計したもの)を基にして、その年の保険料額を決定す
る仕組みになっていることから、保険料を安くするには、決算書上での節税のみ
有効となります。
保険料を安く
するには
決算書で節税
具体的には、青色申告特別控除65万円の適用や専従者給与支払
など決算書で差し引くものは有効となり、確定申告書で差し引く
所得控除(扶養控除など)は有効になりません。
こういう方は、要注意!
税金が0円だから青色申告控除は、10万円で良い
税金が0円だから専従者給与の支払は、必要ない
☆今すぐ見直しが必要です!
例 . 青色申告特別控除を10万円から65万円にすると
茅ヶ崎市在住
寒川町在住
42,845円
53,130円
藤沢市在住
75,240円
年間の保険料が安くなります!
(介護保険料含む)
※上記は、決算書の所得金額160万円以上の場合で、23年度料率で計算したもの。
藤沢市は、基礎控除のみ差し引いた市民税を基に計算(24年度で廃止)したもの。
※65万円特別控除の適用は、正規の簿記による記帳が必要となります。
所得割の計算方法
(決算書の所得金額(注)-33万円)×所得割率=所得割額
(注)青色申告控除後の金額で他に所得がある場合は、合計したものとなります。
平成25年度から所得割額の計算方法が上記に統一されることにより、今まで住民
税を基に計算していた藤沢市は、所得控除(扶養控除等)が保険料に反映されなくな
ることから、非課税世帯・多人数世帯では大幅な保険料負担増が見込まれます。
平成25年度の保険料は、今年の実績に基づき決定されることから、今すぐ対策が
必要となります。