カリツーCSRレポート 2014 目 次 トップメッセージ ······················································ 1 1.事業概要 ···························································· 2 (1)会社概要 ················································· 2 (2)企業データ ··············································· 3 2.マネジメントシステム ·········································· 3 (1)企業理念・カリツービジョン・方針・スローガン ················ (2)安全・品質・環境マネジメントシステム推進組織 ············· (3)外部認証 ················································· (4)内部監査 ················································· (5)コンプライアンス ········································· (6)安全・品質・環境目的及び目標 ······························· 3 5 5 7 8 9 3.安全・品質・環境目的及び目標に関する取組み ········· 10 (1)労働災害抑止目標 ········································· (2)運輸安全目標、交通事故抑止目標、製品事故等抑止目標 ······· (3)燃費向上目標 ············································· (4)物流改善提案の促進目標 ··································· (5)低公害車の導入目標 ······································· (6)業務改善提案の促進目標 ··································· 10 11 17 19 19 20 4.その他環境に係わる取組み ·································· 21 (1)輸送業務によるエネルギー使用量と CO2 排出量 ················ (2)エネルギー使用量・CO2 排出量削減に向けた取組み ············· (3)その他環境保全活動 ······································· (4)環境会計 ················································· 21 23 24 26 5.ステークホルダーに係わる活動 ···························· 27 (1)お客様との係わり ········································· (2)社会との係わり ··········································· (3)当社社員との係わり ······································· (4)事業継続計画(BCP)等に関する取組み ··················· 27 27 29 31 発行の目的・編集方針 ●本レポートは、カリツー株式会社(以下「当社」)のステークホルダーの皆様に、 当社のCSR(企業の社会的責任)に対する姿勢と取組みについて理解を深めて 頂くとともに、コミュニケーションの推進を図ることを目的としております。 ●編集にあたり、環境省発行の「環境報告ガイドライン(2012 年版)」を参考にしました。 報告対象範囲 ●カリツー株式会社のCSRに係わる活動 報告対象期間 ●2013 年度(2013 年 4 月 1 日~2014 年 3 月 31 日) 実績データは 2014 年 3 月末のものを使用し、異なる場合は明記しています。 ●2013 年度以前から継続している取組みの一部につきましても、CSRの取組みの全体像について ご理解頂くため、記載しております。 カリツーCSR レポート 2014 トップメッセージ すべてのステークホルダーのみなさまに 「安心」と「信頼」を提供し、 社員が「誇り」と「よろこび」を感じられる 企業をめざします。 すべてのステークホルダーのみなさまへ 私たち、カリツー株式会社(旧社名:刈谷通運株式会社)は、1951 年(昭和 26 年)2 月の創業以来、半世紀以上にわたり、地域のみなさまとともに歩み、 おかげさまで 2014 年(平成 26 年)には創業 63 年を迎えることができました。 経営環境が一段と厳しさを増す中、企業が持続的に成長を成し遂げるために は、売上・利益を追求するのみではなく、社会からその価値を認めて頂ける、 その存在を求められるようになる必要があると考えています。 従来より、私たちはCSR(企業の社会的責任)経営を重点課題として捉え、 会社運営方針に盛り込み推進して参りました。このたび 2 回目の発行となる 本レポートにて、2013 年度のCSR活動を中心に総括させて頂きましたので、 みなさまにご報告申し上げます。 今後とも、すべてのステークホルダーのみなさまに 「安心」と「信頼」を 提供し、社員が 「誇り」と「よろこび」を感じられる企業をめざし、CSR 活動に全力を尽くして参ります。 みなさまにおかれましては、今後ともご指導、ご支援を たまわりますよう お願い申し上げます。 2014 年 6 月 カリツー株式会社 取締役社長 加藤 正則 1 カリツーCSR レポート 2014 1.事業概要 (1)会社概要 (※1) ■社名 カリツー株式会社 ■本社 〒446-8540 愛知県安城市三河安城町 1-4-4 所在地 ■創業 TEL:0566-73-5600 FAX:0566-73-5606 1951 年 2 月 28 日 ■資本金 75,000 千円 ■社員数 2,197 名 ■営業種目 ■車両保有 ■貨物自動車運送事業 ■利用運送事業<JR 貨物> ■運送取次事業 ■倉庫業 ■荷造包装業 ■代行納入業 ■加工組付け業 ■自家用自動車管理業 ■不動産管理業 ■作業請負事業 ■カリツー安全教育研修センター ■特定信書便事業 ■貨物軽自動車運送事業 ■旅行業 ■太陽光発電売電事業 1,400 台 台数 ■営業拠点 (※2) <内訳>■大型(5t 車以上) :610 台 ■小型(5t 車未満) :226 台 ■フォークリフト :564 台 【三重県】 三重いなべ営業所 【北海道】 苫小牧営業所 【大阪府】 大阪営業所 【茨城県】 北関東営業所 【広島県】 広島瀬野物流センター 広島志和営業所 広島西条営業所 【福島県三春町】 カリツー東日本㈱郡山本社 【神奈川県】 神奈川営業所 北九州営業所 福岡営業所 九州宮田物流センター 大分中津営業所 【岩手県金ケ崎町】 カリツー東日本㈱岩手営業所 【茨城県古河市】 カリツー東日本㈱北関東営業所 【福岡県】 【大分県】 100%出資子会社 カリツー東日本㈱ 【静岡県】 静岡出張所 2013 年度末更新 【愛知県】 <安城市> カリツー㈱本社 東刈谷営業所 安城南営業所 電子デバイスセンター 東端物流センター 高棚配送センター カリツー引越センター <刈谷市> 刈谷北営業所 刈谷中央物流センター 刈谷物流センター 刈谷西物流センター 小垣江物流センター ロジテム小垣江 <半田市> 衣浦物流センター <豊田市> 岡崎物流センター <みよし市> 豊田西物流センター <知立市> 重原営業所 ロジテム知立 <岡崎市> 岡崎営業所 岡崎東営業所 ロジテム岡崎 <豊橋市> 豊橋営業所 渥美営業所 <田原市> 田原物流センター ※1 上記データは、2014 年 3 月末時点のものです。 ※2 苫小牧営業所及び北関東営業所は 2014 年 4 月 1 日開設。 2 カリツーCSR レポート 2014 (2)企業データ ■売上高の推移 (単独) ■売上高の構成 ■社員数・車両数の推移 ■倉庫面積 263,586 ㎡ 全 社 合 計 2.マネジメントシステム (1)企業理念・カリツービジョン・方針・スローガン ■企業理念 1.我々は社業を通し、良き企業市民としての良識をもって、地域社会に貢献する。 2.我々は常に新しい価値の創造に努め最高の品質、最高のサービスをもって 業界ナンバーワンを目指す。 3.我々は「企業は人なり」の信念のもとに、人間性を尊重し、常に研鑽に励み 自由でかっ達な社風づくりに努める。 ■カリツービジョン 2020(※1) めざす姿 すべてのステークホルダーに「安心」と「信頼」を提供し、 社員が「誇り」と「よろこび」を感じられる企業をめざします。 行動指針 顧客 地域 安心・信頼 パートナー 社員 1.プラスαのサービスと品質でお客さまに満足と感動を提供します。 2.やさしい運転、コンプライアンスを通して地域社会に安心と安全を提供します。 3.現状に満足せず、変革に挑戦し、成長と進化をめざします。 ※1 2009 年に長期ビジョンとして、2020 年度のめざす姿、行動指針、目標を定めたものです。 3 カリツーCSR レポート 2014 ■安全・品質・環境方針 基本方針 1.我々は、安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、全ての業務の 安全性向上に努め、無事故、無災害を達成する。 2.我々は、常に新しい価値の創造に努め最高の品質、最高のサービスをもって 業界ナンバーワンを目指す。 3.我々は、物流を中心とした全ての企業活動において、環境負荷をできるかぎり 低減することで社会に貢献する。 行動指針 1.安全の確保、顧客満足度の向上を図るため、また、地域及び地球の環境保全を推進 するため、輸送事業、倉庫事業及びその他の関連事業において、次に掲げる事項を 全社員が一丸となって取り組む。 (1)労働災害の撲滅 (2)交通事故の撲滅 (3)製品事故等の撲滅 (4)省エネルギー及び省資源の推進 (5)廃棄物の削減及びリサイクルの推進 (6)グリーン調達の推進 2.上記の項目を展開するため、安全・品質・環境目的及び目標を設定し積極的に推進 するとともに、定期的に見直しを行う。 3.事業活動及び環境に関する法令並びに当社が同意するその他の要求事項を順守する。 4.安全・品質・環境に関する内部監査を行い、必要な是正処置・予防処置を講じる。 5.安全の確保、顧客要求事項への適合及び環境問題を常に意識し、汚染の予防及び 安全・品質・環境マネジメントシステムの継続的改善を図る。 6.安全・品質・環境に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行うように努める。 7.安全・品質・環境に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を伝達、 共有する。 8.安全・品質・環境に関する教育及び研修の具体的な計画を作成し、これを的確に 実施する。 9.業務委託先の安全・品質・環境の向上に協力するように努める。 10.この安全・品質・環境方針は、当社で働くすべての人に周知するとともに、 一般に公表する。 ■スローガン □2013 年度 生まれ変わる気持ちで、 意識を変え、行動を変え、 築く新たな企業風土 □2014 年度 全員参加の拡販活動、 全員参加のムリ・ムダ排除、 省人化活動を実践しよう 4 カリツーCSR レポート 2014 (2)安全・品質・環境マネジメントシステム推進組織 トップマネジメント:社長 管理責任者:営業推進本部本部長 安全統括管理者:安全品質管理部部長 監査責任者:総合企画管理部部長 推進事務局 ・運輸安全マネジメント:安全品質管理部 ・道路交通安全マネジメントシステム:安全品質管理部 ・品質・環境マネジメントシステム:総合企画管理部 本 社 部 門 事 業 部 門 (3)外部認証 ■安全性優良事業所として認定(Gマーク) 安全性優良事業所とは、荷主企業がより安全性の高いトラック運送事業者を 選びやすくするために、全国貨物自動車運送適正化事業実施機関(全日本 トラック協会)が厳しい評価をし、認定した事業所です。 当社では、車両を保有している 16 事業所が認定を受けています。 ■ISO 認証登録状況 □ISO9001・ISO14001 当社では、2000 年から品質マネジメントシステムの ISO9001、環境マネジメントシステムの ISO14001 の認証登録を開始し、随時対象拠点を拡大して参りました。 2013 年度末現在、本社及び 27 の事業所にて認証登録を受けています。 □ISO39001(※1) 2014 年 2 月 18 日、岡崎営業所が、道路交通安全マネジ 【ISO39001 認証授与式風景】 メントシステムの ISO39001 の認証を取得しました。 3 月 7 日には、認証機関である一般財団法人日本規格協 会(JSA)による認証授与式が、カリツー本社にて執り 行われました。 今後も、取組みを通じて学んだことを活かし、従業員 一丸となって、交通事故の撲滅とその維持に努めてい きます。 ※1 ISO39001 は、道路交通事故による死亡者と重傷者の撲滅を目的に、業種・規模を問わず、道路交通に関連する、あらゆる組織が 取り組むべき要求事項を定めた道路交通安全マネジメントシステムの国際規格です。 5 カリツーCSR レポート 2014 【登録証】 ISO9001:2008 ISO14001:2004 ISO39001:2012 認証取得日 認証取得日 認証取得日 1 本社 2000年01月04日 2000年12月05日 ‐ 2 神奈川営業所 2008年09月24日 2008年09月30日 ‐ 3 静岡出張所 2008年09月24日 2008年09月30日 ‐ 4 豊橋営業所 2007年10月02日 2007年09月26日 ‐ 5 田原物流センター 2011年10月18日 2011年10月11日 ‐ 6 渥美営業所 2010年09月22日 2010年09月28日 ‐ 7 岡崎営業所 2006年10月06日 2000年12月05日 2014年02月18日 8 東刈谷営業所 2000年01月04日 2006年09月29日 ‐ 9 刈谷北営業所 2008年09月24日 2008年09月30日 ‐ 10 豊田西物流センター 2008年09月24日 2008年09月30日 ‐ 11 三重いなべ営業所 2010年09月22日 2010年09月28日 ‐ 12 安城南営業所 2007年10月02日 2007年09月26日 ‐ 13 岡崎東営業所 2010年09月22日 2010年09月28日 ‐ 14 大阪営業所 2011年10月18日 2011年10月11日 ‐ 15 広島志和営業所 2007年10月02日 2007年09月26日 ‐ 16 広島瀬野物流センター 2008年09月24日 2008年09月30日 ‐ 17 広島西条営業所 2008年09月24日 2008年09月30日 ‐ 18 北九州営業所 2010年09月22日 2010年09月28日 ‐ 19 大分中津営業所 2010年09月22日 2010年09月28日 ‐ 20 九州宮田物流センター 2007年10月02日 2007年09月26日 ‐ 21 福岡営業所 2010年09月22日 2010年09月28日 ‐ 22 岡崎物流センター 2010年09月22日 2010年09月28日 ‐ 23 東端物流センター 2006年10月06日 2000年12月05日 ‐ 24 電子デバイスセンター 2000年01月04日 2006年09月29日 ‐ 25 刈谷中央物流センター 2004年07月23日 2004年12月24日 ‐ 26 重原営業所 2011年10月18日 2011年10月11日 ‐ 27 刈谷物流センター 2011年10月18日 2011年10月11日 ‐ 28 衣浦物流センター 2008年09月24日 2008年09月30日 ‐ ‐ ‐ ‐ № 事業所 (※1) 29 刈谷西物流センター ※1 刈谷西物流センターは、お客様の ISO マネジメントシステムにて運営し、認証登録を受けています。 そのため、当社として ISO 認証登録は予定していません。 6 カリツーCSR レポート 2014 ■ISO 審査 2013 年 9 月、3 日間にわたり定期維持審査を受け、ISO9001・14001 登録継続が承認されました。 また、2013 年 10 月(第1段階)と 2014 年 1 月(第 2 段階)に登録審査を受け、ISO39001 認証 登録が承認されました。検出課題に対しては、是正処置・水平展開を行い、マネジメントシステ ムの維持・改善を実施しています。 指摘件数 検 出 課 題 品質・環境・道路交通安全区分別件数 共通(※1) 合計 品質 環境 道路交通安全 指摘事項 0件 0件 0件 0件 0件 観察事項 0件 0件 0件 0件 0件 改善課題 7件 2件 1件 2件 2件 (4)内部監査 ■内部監査の実施 定期に年 2 回(7 月・12 月)内部監査を実施し、安全・品質・環境の 3 つの観点からマネジメント システムの有効性をチェックしています。発見された問題に対し、是正処置を実施するとともに、 内部監査員が気づいた改善アイディアについても推奨事項として助言がなされ、マネジメントシ ステムのレベルアップにつなげています。 2013 年度内部監査 項 目 内部監査員 被監査部署 指摘数 定期第 1 回( 7 月) 事業所 :各営業部 部長 59 部署 120 件 定期第 2 回(12 月) 間接部門:事務局 44 部署 81 件 臨時第 1 回( 1 月) 事業所 :事務局 3 部署 11 件 ■内部監査員の養成 社内認定した内部監査員の養成を目的として、内部監査員新規養成セミナーを定期的に実施し、 内部監査員の社内資格取得を奨励しています。セミナーでは内部監査手法についての講義後、理 解度を確認する試験を実施し、合格者に内部監査員の資格を付与しています。 内部監査員資格取得率 項 目 資格取得率 次長・課長 93% 係 長 85% 主 任 53% 担 当 10% 職長等 34% ※1 共通=品質・環境マネジメントシステム共通の指摘 7 カリツーCSR レポート 2014 (5)コンプライアンス 法令違反が企業存続の危機につながる時代となっています。当社では、コンプライアンスはCSR 経営の基礎であるとの認識を持ち、コンプライアンスを磐石なものとすべく取組んでいます。 特に、貨物自動車運送事業者として、公道を使用させて頂いているという意識を持ち、関連法令の 順守に努めています。 ■法順守評価 当社は、法順守評価という仕組みを設けています。 法順守評価を通して、コンプライアンスの 状況を把握するとともに、関連法規に関す 評価対象部署・項目数 項 る知識を深め、順法意識を高めるコンプラ イアンス教育の機会としています。 目 評価対象 容 事業所:事業所単位 (28 事業所) 本社 :課単位(15 部署) 2013 年度は、5~7 月にかけて全事業所を 対象に評価しました。そこで発見された 内 評価項目数 293 項目 問題に対しては、是正処置を実施してい ます。 ■コンプライアンスに関する研修 コンプライアンスに関する研修を積極的に実施しています。 2013 年度は「カリツー協力会管理者研修会」において、外部講師を招いて 2 回の講演を行い、 コンプライアンスの重要性について学びました。 【管理者研修会】 実施日 6 月 19 日 講演テーマ 『監査処分基準が改正!今年 10 月本格スタート 営業停止が増える理由と緊急対策』 9 月 25 日 『今、なぜドライバーの健康管理が重要なのか?』 『10 月改正法令のポイント(最終決定版)』 8 カリツーCSR レポート 2014 (6)安全・品質・環境目的及び目標 安全の確保、顧客満足度の向上、地域及び地球の環境保全を推進するため、下記のような 「目的及び目標」を設定し積極的に推進しています。 2013 年度の結果と 2014 年度の目標は以下の通りです。 安全・品質・環境目的及び目標 № 項 目 目 的 2013 年度目標 2013 年度実績 2014 年度目標 労働災害 抑止目標 職場の安全確保が 最も重要であると 認識し、絶えず安 全衛生水準の向上 を図る 重大労働災害:0 件 (死亡災害・後遺症災 害・休業 6 ケ月以上) 重大労働災害以外:3 件以下 重大労働災害:0 件 (死亡災害・後遺症災 害・休業 6 ケ月以上) 重大労働災害以外:13 件 重大労働災害:0 件 (死亡災害・後遺症災 害・休業 6 ケ月以上) 重大労働災害以外:3 件 以下 2 運輸安全 目標 輸送の安全確保が 最も重要であると 認識し、絶えず輸 送の安全性の向上 を図る 重大事故:0 件 (国交省:自動車事故報 告規則に定める事故) 輸送の安全に関する投 資額:117,239 千円以 上 重大事故:0 件 (国交省:自動車事故報 告規則に定める事故) 輸送の安全に関する投 資額:96,434 千円 重大事故:0 件 (国交省:自動車事故報 告規則に定める事故) 輸送の安全に関する投 資額:304,018 千円以上 3 交通事故 抑止目標 交通事故抑止によ り、安全で安心な 輸送をめざす 件数:0 件 金額:0 万円 点数:0 点 件数:14 件 金額:583 万円 点数:110 点 件数:0 件 金額:0 万円 点数:0 点 4 製品事故等 抑止目標 製品事故撲滅によ り、品質及び顧客 満足の向上をめざ す 荷主計上 : 28 件以下 荷主非計上: 39 件以下 軽微 : 2 件以下 荷主計上 : 69 件 荷主非計上: 45 件 軽微 : 2件 荷主計上 : 27 件以下 荷主非計上: 32 件以下 軽微 : 0件 5 燃費向上 目標 常に燃費向上を意 識し、CO2 の排出 を抑制する 12 年度目標達成率に応 じ、5 段階にて目標設 定 12 年度実績に対し、1 ~5%の向上 100%以上:1% 98~100%未満:2% 96~ 98%未満:3% 94~ 96%未満:4% 94%未満:5% 全社・全車格平均燃費 実績:0.5%向上 ※左記基準による 目標は 3.1%向上 13 年度目標達成率に応 じ、5 段階にて目標設定 13 年度実績に対し、1~ 5%の向上 100%以上:1% 98%以上:2% 96%以上:3% 94%以上:4% 94%未満:5% 6 物流改善 提案の 促進目標 物流改善により、 業務の効率及び生 産性向上を図る 件数:2,694 件以上 件数:2,644 件 件数:2,748 件以上 低公害車を導入す ることで、大気汚 染を防止するとと もに、低炭素社会 の実現に貢献する 低公害車の保有割合: 94.7%以上 (前年比 1.9 ポイント アップ) 低公害車の保有割合: 95.7% (前年比 2.9 ポイント アップ) 業務と職場の改善 を通して、コスト 削減、品質・生産 性向上を図る 件数:4,640 件以上 件数:4,617 件 1 7 低公害車の 導入目標 (※1) 8 業務改善 提案の 促進目標 件数:4,647 件以上 ※1 低公害車の導入目標については、保有割合が十分高まったため、2014年度より設定しないこととなりました。 9 カリツーCSR レポート 2014 3.安全・品質・環境目的及び目標に関する取組み (1)労働災害抑止目標 ①目標と結果 ■労働災害抑止目標と結果 № 項 目 目 1 重大労働災害(※1) 2 重大労働災害以外(※2) 標 結 果 目標比 0件 0件 3 件以下 13 件 - (目標達成) 433% (目標未達成) ②目標達成に向けた取組み ■安全衛生委員会 社員が安全に働ける職場環境を整備するために、各事業所に「安全衛生委員会」を設置し定期的に 職場を巡視しています。 職場の安全を確保することは、品質の維持・向上の面でも重要な取組みです。 社員への安全衛生対策の強化に取組み、安全な職場作りに努めます。 № 項 目 1 安全衛生委員会 2 中央安全衛生委員会 開催回数 開催場所 事業所毎に 12 回/年 全事業所 定期 :6 回/年 事務局にて選定 定期外 :労働災害発生の都度 労働災害発生部署 【中央安全衛生委員会】 ■労災事故の分析・水平展開 発生した労働災害については、要因分析、発生原因の特定を行い、再発防止対策、是正処置を実 施しています。また、一連の情報はデータベースとして蓄積するとともに、社内で共有する仕組 みとなっています。 ■熱中症対策 熱中症対策として、以下のような取組みを実施しています。 ●水分・塩分補給、体を冷やすための物品の備付け(塩飴・スポーツドリンク・氷・おしぼり等) ●温度計や湿度計をわかりやすい場所に設置 ●涼しい場所に休憩場所を確保 ●情報展開・ポスター掲示による注意喚起 ※1 死亡災害・後遺症災害・休業 6 ケ月以上 ※2 他責を含み、休業 3 日以内の災害・通勤災害は除く 10 カリツーCSR レポート 2014 (2)運輸安全目標、交通事故抑止目標、製品事故等抑止目標 ①目標と結果 ■運輸安全目標と結果 № 項 目 目 1 重大事故(※1) 2 輸送の安全に関する投資額 標 結 果 0件 0件 117 百万円 96 百万円 目標比 - (目標達成) 82.1% (目標未達成) 前年対比 - 106.7% ■交通事故抑止目標と結果 № 項 目 目 標 結 果 1 自責交通事故(※2) 0件 14 件 2 事故費用(損害金額) 0円 583 万円 3 点数(※3) 0点 110 点 目標比 - (目標未達成) - (目標未達成) - (目標未達成) 前年対比 107.7% 75.4% 101.9% ■製品事故等抑止目標と結果 № 項 目 目 標 結 果 1 製品事故(荷主計上分)(※4) 28 件以下 69 件 2 製品事故(荷主非計上分)(※5) 39 件以下 45 件 3 製品事故(軽微) 2 件以下 2件 目標比 246.4% (目標未達成) 115.4% (目標未達成) 100.0% (目標達成) 前年対比 92.0% 61.6% 33.3% ②目標達成に向けた取組み ■QCサークル活動の推進 2013 年度は、QCサークル活動の活性化を推進しました。活動を通して、常に問題意識を持ち、 その中で対策に至るまでの手順を学びました。 【QCサークル活動】 時 期 取組み内容 7~9 月 リーダー研修 10~3 月 自部署活動、フォロー活動 3 月 29 日 活動報告会 優勝 :大分中津営業所 第二位:刈谷中央物流センター 第三位:安城南営業所 ※1 ※2 ※3 ※4 ※5 国土交通省自動車事故報告規則に定める事故 ①転覆・転落・火災・踏切・死傷 ②危険物の飛散漏洩 ③健康障害 ④車両故障等 過失割合 30%超の交通事故 事故種別・費用による評価点数 荷主がカウントする事故 荷主社内で事故扱いされない事故 11 カリツーCSR レポート 2014 ■電子点呼システムの導入 新たに電子点呼システムを開発し、車両保有部署(17 事業所)に導入しました。 従来は紙の点呼記録簿を使用していましたが、電子点呼システムの導入により、運行管理上の法 順守の徹底と点呼業務の品質向上に繋がりました。 更なる安全と品質向上に向けて電子点呼システムの改善・機能強化を進めていきます。 № 1 機 能 導入効果 点呼確認項目のナビゲート ・点呼確認項目の確認漏れを 100%防止 ・点呼業務の標準化、点呼レベルの底上げ 2 アルコールチェッカーとの自動連携 ・酒気帯び、アルコールチェック未実施での乗務を 100%防止 3 免許証リーダーによる自動チェック ・免許証不携帯、有効期限切れでの乗務を 100%防止 4 ETC カードの受渡しチェック ・ETC カードの誤受け渡しを 100%防止 5 バイオリズム自動警告 ・注意喚起漏れを 100%防止 6 出発予定のアラート機能 ・遅れの事前把握 7 出発状況板 ・出発状況の見える化 ■SD情報(教育用オリジナルDVD)の展開 乗務員、作業員の教育材料として、重要ポイント等を視覚・聴覚を使って理解できるDVD 「SD情報(※1)」を自社で作成し、展開しています。2013 年度は、次のようなテーマで 展開しました。 ・コメンタリー運転(※2) 【DVD の展開】 ・トラックのバック事故 ・フォークリフト作業者の目線 ・夜間走行のポイント ・車線変更のポイント ・左折のポイント ※1 SD:セーフティ・ドライブ(安全運転) ※2 コメンタリー運転:時々刻々と移り変わる道路や交通の状況を、あたかも実況放送しているように話しながら、車を進めてゆく 運転方法です。コメンタリー運転を実行することで、注意力の低下を防ぎ、危険に対する警戒心を高めることができます。 12 カリツーCSR レポート 2014 ■デジタコの活用 すべての事業用車両にデジタルタコグラフ(以下、デジタコという)を搭載しています。(※1) デジタコによって運行中の行動が自動的にメモリーカードに正確に記録されるため、適切な運行 の指導に活用し、事故の未然防止に役立てています。 現在、デジタコの機器について更新を予定しており、そこから得られるデータを活用すべく、研 究を進めています。 ■アルコール検知器によるアルコール検知の実施 2011 年 4 月の貨物自動車運送事業法輸送安全規則の改正に 【アルコール検知器】 よって、乗務員の点呼時におけるアルコール検知器の使用 が義務化されています。 当社では、乗務員のみならず、全社員を対象とすべく、 本社を含む全事業所にアルコール検知器を配備しました。 物流企業の社員として、勤務の内外を問わず飲酒による 事故や検挙者を絶対に発生させないように、全社員が 出退勤時にアルコール検知を実施しています。 ■フォークリフト訓練 【フオークリフト訓練】 各事業所では、定期的にフ ォークリフト訓練を実施し ています。訓練によって、 品質の確保、力量の向上に 努めています。 ■訓練道場 事業所内に、検品やピッキン 【訓練道場】 グの訓練のための道場を整備 し、教育訓練に活用していま す。 一人ひとりの意識向上・作業 レベルを確認し、不足部分を 補い、全体の品質レベルの押 し上げにつなげています。 ■同業他社の事故事例展開 【事故事例の展開の一部】 同業他社の事故事例の展開を行って います。 自社・協力会社とも点呼場等に掲示し、 類似事故を未然防止すべく注意を喚起 しています。 ※1 デジタル式運行記録計。各種運行データ(走行状態や作業内容等)を数値化してメモリーカードに記録する装置。 13 カリツーCSR レポート 2014 ■短期・長期無事故表彰 無事故を達成した個人・チームには、安全運転・安全作業を通じて会社の発展に寄与したことに 対し、表彰を行っています。これにより、事故抑止目標の達成と乗務員・作業員の相互協力によ る安全意識の高揚を図っています。 短期・長期無事故表彰 № 項 目 【無事故表彰】 2013 年度 累 計 1 短期表彰回数 4回 192 回 2 長期表彰回数 2回 94 回 3 褒賞額 57,880 千円 ■運転マナー等に関するご意見等 当社の事業は公道を使用させて頂いて成り立っ 【分析資料の一部】 ていますが、残念ながら運転マナー等に関する ご意見を頂戴することがあります。こうした 一般の皆様からのご意見を、我々の取組み姿勢 のバロメーター(指標)と受け止めています。 頂戴したご意見の内容から対象者を特定し、事実 確認をした後、個別指導を実施しています。 2013 年度に頂いたご意見の件数は、減少傾向に ありますが、未だ撲滅には至っていません。 今後も引き続き、発生ゼロに向けて活動して参ります。 ■正しい運転・明るい輸送運動への参加 交通事故防止、交通公害防止及び輸送秩序の確立により、円滑な輸送の達成を図り、利用者の輸 送ニーズ等の社会的要請に応えることを目的に、2013 年 11 月 16 日~2014 年 1 月 10 日まで全日 本トラック協会と各県のトラック協会共催の「正しい運転・明るい輸送運動」に参加しました。 各事業所において、重点実施事項を定めて運動に取組みました。 ■セーフティ・ラリーへの参加 物流企業の社員として、社会の模範となる安全運転を実践することを目的に、2013 年 7 月 1 日~ 2013 年 12 月 31 日まで「カリツーセーフティ・ラリー」を展開しました。全社員が 5 名 1 チームと して、安全運転の実践、無違反の達成に向けて取組みました。この取組みは、愛知県トラック協 会主催の「トラック・セーフティ・ラリー(※1)」と連動させて実施しました。 【展開ポスター】 参加人数・チーム数 項 目 2012 年度 2013 年度 参加人数 2,635 人 2,640 人 チーム数 527 チーム 528 チーム ※1 一定期間内の無事故・無違反を競い合うことによって、ドライバー、従業員の交通安全意識を高め、チーム、事業所、支部内での事故、 違反数の減少を図るとともに、愛知県内の交通事故死者数減少を目指したものです。 14 カリツーCSR レポート 2014 ■無事故無違反強調期間 年 4 回、事故が発生しやすい時期として、6・9・12・3 月を 【車幕】 選び、安全推進運動を実施しています。全社を挙げて交通事 故と製品事故の撲滅活動を特に強化する期間としています。 2014 年 3 月には「自分の弱点を克服し、事故ゼロの達成!」の スローガンのもと、事故ゼロの達成に向け、重点取組みテー マを設定し活動しました。 【進発式】 【パトロール】 □長距離パトロール 無事故無違反強調期間の取組みとして、高速道路 PA での安全運転啓蒙活動を実施しました。 一般のドライバーの方に対する安全運転啓蒙品(チラシ・ティッシュ)の配布と、自社・協力会 社乗務員に対する安全運転啓蒙指導を行いました。 【長距離パトロール時の風景】 ■ドライバーコンテスト カリツー・カリツー協力会共催ドライバー コンテスト 【競技風景】 年 1 回、ドライバーコンテストを通じ、トラックドライ バーとしての誇りを持って社会的責任を自覚し、順法精 神と安全意識の高揚及び運転の知識と技能の向上を図る ことを目的として、当社およびカリツー協力会の共催に て、ドライバーコンテストを開催しています。 2013 年 5 月 25 日に中部トラック総合研修センターにお いて開催され、当社の全国の事業所および協力会社から の選抜ドライバー79 人が参加し、日ごろの成果を競い 合いました。 15 カリツーCSR レポート 2014 愛知県トラック協会トラックドライバー コンテスト県大会 【優勝についての社内報】 2013 年 9 月 7 日・8 日に中部トラック総合研修センター におきまして、愛知県トラック協会トラックドライバー コンテストが開催されました。 当社からも訓練を重ねた 8 名の選手が出場し、大型部門 で東刈谷営業所の小野選手(写真左端)が優勝しました。 ■フォークリフト大会 カリツー・カリツー協力会共催フォーク リフト大会 【競技風景】 年 1 回、フォークリフト運転競技を通じ、順法精神と 安全意識の高揚及び運転の知識と技能の向上を図り、 安全作業の確立と実効ある労働災害防止を推進する ことを目的として、当社およびカリツー協力会の共催 にて、フォークリフト大会を開催しています。 2013 年 10 月 19 日に中部トラック総合研修センターに おいて開催しました。 【大会風景】 陸災防主催フォークリフト運転競技大会 2013 年 7 月 14 日に開催された陸災防愛知県支部主催の フォークリフト運転競技大会においては、8 名の選手が 出場し、4 位に安城南営業所の渡邊選手が入賞を果たし ています。 16 カリツーCSR レポート 2014 (3)燃費向上目標 ①目標と結果 ■燃費向上目標と結果 全社・全車格平均燃費 項 目 全社・全車格平均燃費 目 標 3.1%向上 結 果 目標比 0.5%向上 目標未達成 ②目標達成に向けた取組み ■燃費ランキング 毎月、各事業所の燃費向上率(前年比)を順位付けし、競い合って燃費向上に取組んでいます。 【燃費ランキング資料の一部】 ■号車別年間燃費対比表 車両ごとの燃費データを掲示し、燃費向上意識を高めています。 また、この燃費データは前年実績との対比も表示しており、号車毎の使用条件を考慮した燃費管 理に役立てています。 【号車別年間燃費対比表】 ■トラック「平均燃費」表示機能の活用 トラックに搭載されているインフォメーション機能を活用し、運行終了時に平均燃費を表示し、 各乗務員が自分の燃費を記録用紙に記入することによって、燃費向上に向けた意識付けを図って います。 【トラック運転席のインフォメーション機能】 平均燃費が 表示される 自分の燃費を記録用紙に記入 17 カリツーCSR レポート 2014 ■タイヤ空気圧の点検・調整 定期的に、タイヤの空気圧点検を実施し、燃費向上のために適切な空気圧に調整しています。 タイヤの空気圧が 15%下がると、燃費が約 5%悪化すると言われています。 【空気圧点検】 ■地球環境保全運転 月度重点取組事項 地球環境保全運転(省エネ運転)に関する基礎的知識の周知を徹底するため、毎月重点取組事項 を決定して、各部署に展開しています。 ■エコドライブ(省エネ運転)の実践 たくさんの燃料を使用する物流企業の社員として、エコドライブ 【エコドライブ教育資料】 (省エネ運転)を励行しています。 具体的なエコドライブの行動を明確にして社員に展開し、実践し ています。特にアイドリングストップについては、8項目の実施 事項を定めています。 エコドライブは、燃料の節約やCO₂の排出抑制につながるだけで なく、穏やかな運転をすることになるため、安全性の向上にも つながります。 エコドライブのすすめ 1.無用なアイドリングをやめる。 (アイドリングストップ) 2.経済速度で走る。 3.点検・整備をきちんとし、タイヤの空気圧を適正にする。 4.無駄な荷物は積まない。 5.無駄な空ぶかしをやめる。 6.急発進、急加速、急ブレーキをやめ、適切な車間距離をとる。 7.マニュアル車は早めにシフトアップする。 8.渋滞などをまねくことから、違法駐車はしない。 9.エアコンの使用は控えめにする。 10.マイカーの利用者は、相乗りに努める。 また、公共交通機関が利用可能な場合には、できる限り公共交通機関を利用する。 アイドリングストップ実施事項 1.暖機運転は、3分以内 2.車庫に帰ったら即エンジンストップ 3.入門手続き時 4.積み降ろし作業中 5.荷待ち・順番待ち時 6.給油・洗車時 7.休憩時、電話使用時 8.その他車両から離れる場合 18 カリツーCSR レポート 2014 (4)物流改善提案の促進目標 ①目標と結果 ■物流改善提案の促進目標と結果 項 目 目 物流改善提案件数 標 結 2,694 件 果 目標比 2,644 件 前年対比 98.1% 786.9% ②目標達成に向けた取組み より効率的な方法での物流を実現することによって環境負荷低減と同時に、業務の生産性向上を 図るため、提案件数目標を設定し「物流改善提案」を促進しています。(※1) 項目 2009 年度 物流改善提案件数 2010 年度 262 件 2011 年度 318 件 2012 年度 382 件 336 件 2013 年度 2,644 件 (5)低公害車の導入目標 ①目標と結果 ■低公害車(※2)の導入目標と結果 項 目 低公害車の保有割合 目 標 結 前年比 1.9 ポイントアップ 果 目標比 前年比 2.9 ポイントアップ 152.6% ②目標達成に向けた取組み ■低公害車の保有率の推移 NOx・PM 法ポスト新長期規制への対応を兼ね、環境負荷低減のために、低公害車の導入を積極的 に進め、保有率の向上に取組んでいます。 項 目 2009 度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 低公害車の台数 756 台 801 台 827 台 877 台 885 台 低公害車以外の台数 307 台 203 台 177 台 68 台 40 台 低公害車の保有率 71.1% 79.8% 82.4% 92.8% 95.7% ※1 物流改善提案の定義を拡大しました。そのため、2012 年度実績件数に比べ、2013 年度目標・実績件数が大幅に増加しています。 ※2 低公害車:大気汚染物質(窒素酸化物や一酸化炭素、二酸化炭素など)の排出が少なく、環境への負荷が少ない自動車。 当社では、愛知県の「県民の生活環境の保全等に関する条例」に定める低公害車の定義を採用しています。 19 カリツーCSR レポート 2014 (6)業務改善提案の促進目標 ①目標と結果 ■業務改善提案の促進目標と結果 項 目 目 業務改善提案件数 標 結 4,640 件 果 目標比 4,617 件 前年対比 99.5% 97.6% ②目標達成に向けた取組み 社員の英知と努力による業務改善提案を奨励し、経営への参画意識の高揚を図っています。 採用された提案に対しては褒賞を実施するとともに、提案評価点を累計した通算点数に応じ、 提案グランプリ賞を授与しています。 項 目 2009 年度 業務改善提案件数 2,697 件 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2,844 件 3,958 件 4,729 件 4,617 件 金 銀 銅 合 ■提案グランプリ賞受賞者数 項 目 ダイヤモンド賞 賞 賞 賞 計 2013 年度受賞者数 4名 4名 14 名 43 名 65 名 受賞者数累計 8名 24 名 58 名 212 名 302 名 20 カリツーCSR レポート 2014 4.その他環境に係わる取組み (1)輸送業務によるエネルギー使用量と CO2 排出量 エネルギー使用量 (INPUT) エネルギー源 前年対比 軽油(kl) 10,692.3 10,370.0 10,360.0 99.9% 12.6 12.4 18.3 147.6% ガソリン(kl) 2011年度 2012年度 2013年度 (kl) (kl) 20 10,000 15 10,692 5,000 10,370 10 10,360 5 0 12.6 12.4 18.3 0 軽油 ガソリン 輸送事業 CO2 排出量 (OUTPUT) (単位 t-CO2) エネルギー源 軽油 前年対比 27,639.1 26,806.1 26,780.2 99.9% 29.3 28.7 41.8 145.6% 27,668.4 26,834.8 26,822.0 100.0% ガソリン 合計 2011年度 (t-CO2) 2012年度 2013年度 30,000 20,000 10,000 27,668 26,835 26,822 0 CO2 排出量合計 21 カリツーCSR レポート 2014 ■環境にやさしいカリツーエコロジスティクス 半世紀以上に渡り、ふるさとである愛知県三河の地でモータリゼーションの進展とともに成長し 続けてきた当社は、全国へと広がるネットワークで環境と物流を両立したエコロジスティクスに 取組んでいます。 環境にやさしい 車両の導入 燃料の効率的な 使用 ハイブリッド車など 燃料の効率的な使用 環境負荷につながる に努め、事業活動で 車両を積極的に採用 生じる環境負荷を低 しています。 減しています。 フェリー輸送 鉄道輸送とカリツー の専用車両による輸 長距離輸送の効率化 送とを組み合わせた と、CO2 削減に貢献 環境にやさしく作業 する環境にやさしい 効率の高い長距離輸 輸送を実現します。 送を実現します。 全国各地に広がる事業所、提携会社のネットワークを活かし 常に効率的な輸送システムを構築 【増設する岡崎物流センター】 【増設する刈谷物流センター】 22 カリツーCSR レポート 2014 (2)エネルギー使用量・CO2 排出量削減に向けた取組み ■太陽光発電 刈谷中央物流センターに設置済みの出力 564kW の太陽光発電パネルは、2013 年 2 月から発電を 開始しています。 2013 年度は、左記 4 拠点において、 拠点 パネル出力 発電開始時期 屋上に太陽光発電パネルを設置し、 岡崎営業所 226kW 2014 年 1 月 発電を開始しました。 岡崎東営業所 103kW 2014 年 1 月 また 2014 年度には岡崎物流センター・ 豊田西物流センター 549kW 2014 年 2 月 刈谷物流センター・田原物流センター 三重いなべ営業所 110kW 2014 年 2 月 の 3 拠点に設置する予定です。 今後も、太陽光発電を積極的に導入し、再生可能エネルギーの拡大に貢献して参ります。 【太陽光発電パネル】 【受変電設備・パワーコンディショナ】 【監視用モニタ】 ■プリウス PHV 【プリウス PHV】 2012 年 8 月にプリウス PHV(プラグイン ハイブリッド車)1 台を社有車として導入 するとともに、本社敷地内に充電設備を 設置しました。 ■i-MiEV(アイ・ミーブ) 2013 年 12 月に電気自動車である i-MiEV 【i-MiEV(アイ・ミーブ)】 (アイ・ミーブ)1 台を社有車として導入 するとともに、岡崎物流センター敷地内 に充電設備を設置しました。 23 カリツーCSR レポート 2014 ■クールビズ・ウォームビズ エネルギーの使用量の削減、地球温暖化防止のため、2013 年度もクールビズ・ウォームビズに 取組みました。 項 目 期 間 設定温度 クールビズ 2013/5/1~2013/10/31 室内冷房温度 28℃ ウォームビズ 2013/11/1~2014/3/31 室内暖房温度 19℃ (3)その他環境保全活動 ■廃棄物に係わる取組み 日々の事業活動において、可能な限り環境に配慮するよう努めています。 廃棄物処理については、再生可能なものはリサイクル化を進めるとともに分別を行い排出量の 削減に取組んでいます。 □再生タイヤ(リトレッドタイヤ) 環境負荷の低減のために、従来から再生タイヤの導入・装着を積極的に進めています。 再生タイヤは新品タイヤの 32%の資源で製造可能といわれています。 また、製造過程、廃棄段階で CO2 削減効果が期待できます。 □「リサイクル部品」の活用 廃車車両等から再利用可能な部品を回収し、「リサイクル部品」として社内で活用しています。 例:燃料タンク・バンパー・ラジオ等 □廃プラスチックの再資源化の推進 従来、廃棄物として処理を委託していた廃プラスチック類(荷受品の固縛のために使用した ラップ等)を、徹底した分別活動により、資源ゴミとしての処理に切り替える活動を推進して います。 □産業廃棄物処理委託先の現地確認 法律・条例の趣旨に則り、産業廃棄物の不適正処理防止のため、日頃のマニフェスト(※1)によ る確認はもちろんのこと、年に1回、処理委託先を訪問し、排出した産業廃棄物が適正に処理 されているか、現地確認を行っています。 2013 年度より、レベルアップを図るため、「産業廃棄物収集運搬業委託先及び産業廃棄物処理 委託先チェックシート」を使用して現地確認をしています。 【処理委託先の現地確認】 ※1 マニフェスト:産業廃棄物管理票。廃棄物の処理が適正に実施されたかどうか確認するために作成する書類。 24 カリツーCSR レポート 2014 ■油脂漏れ緊急対応訓練 【油脂漏れ緊急対応訓練】 車両等からの油脂(燃料・オイル等) 漏れは、環境に対し多大な影響を 与えると認識しています。 そのため、当社では確実な点検によ り未然防止に努めるとともに、万一 発生した場合に、適切かつ迅速に対 応できるよう、あらかじめ手順を決 め、定期的に訓練を実施しています。 ■車両稼働率管理システム デジタルタコグラフによって収集した運行時間のデータを利用して、車両稼働率を管理してい ます。低い稼働率のトラック同士の組合せによる稼働率向上につなげる等、最適なトラック 保有台数で物流サービスを提供することを狙いとしています。 【車両稼働率ランキング・部署別車両稼働率一覧】 ■グリーン購入・調達 「グリーン購入管理指示書」を制定し、物品調達にあたっては、その必要性をよく考えた上で、 価格・機能・品質だけでなく、環境への負荷ができるだけ少ないものを選択して購入するよう 努めています。 □省エネ型照明への転換を推進 事務所や事業所内の光源を、従来型照明からLED蛍光灯などに取り替えるなど、高い効果が 見込める省エネ型照明への転換を積極的に進めています。 ■機密書類処理サービス 企業、金融機関で発生する膨大な機密書類を、機密情報の漏えいの心配なく処理できるサービス を行っています。大型シュレッダー導入・メンテナンスの経費削減につながる他、回収した 段ボールをそのまま溶解処理しますので、万全な機密保持をお約束できます。また、溶解後は 段ボール原紙などにリサイクルできるので、環境負荷も低減します。 25 カリツーCSR レポート 2014 (4)環境会計 2013 年度より環境会計(※1)の取組みを開始しました。環境保全コスト(投資・費用)を管理し、効率 的で効果的な環境配慮の取組みを推進していきます。 ■環境保全コスト (千円) 分類 主な取組みの内容 (1) ①公害防止 低公害車(トラック)、 事業 コスト 浄化槽の維持管理費等 エリア内 ②地球環境 コスト バッテリーリフト、 保全コスト ③資源循環 投資額 946,205 245,769 44,960 59,270 - 29,677 エコタイヤ等 廃棄物処理費用、 コスト 費用額 高性能オイル等 (2)上・下流コスト 排水補償金等 - 252 (3)管理活動コスト ISO 審査、CSR レポート - 42,102 発行等 (4)研究開発コスト 物流改善スタッフ費用等 - 118,687 (5)社会活動コスト 業界団体会費、募金等 - 4,034 (6)環境損傷対応コスト 土壌汚染の修復費用等 - - 991,166 499,795 合計 環境保全コスト:環境負荷の発生の防止、抑制または回避、影響の除去、発生した被害の回復 またはこれらに資する取組みのための投資額及び費用額 投資額 :対象期間における環境保全を目的とした支出額で、その効果が数期にわたって 持続し、その期間に費用化されていくもの(減価償却資産の当期取得額) 費用額 :環境保全を目的とした財・サービスの費消によって発生する費用または損失 ■環境保全効果 (※2) № 環境パフォーマンス指標(単位) 1 産業廃棄物排出量(t) 2 電気使用量(千 kWh) 3 2011 年度 2012 年度 差 641 620 ▲21 12,115 12,542 427 LPG 使用量(t) 492 526 34 4 NOx 排出量(t) 119 99 ▲20 5 PM 排出量(t) 5 4 ▲1 36,150 38,099 1,949 6 3 水使用量(m ) ※1 環境会計:事業活動における環境保全コストとその効果を明確にし、可能な限り定量的に測定・伝達するしくみです。 ※2 2013 年度は集計中です。 26 カリツーCSR レポート 2014 5.ステークホルダーに係わる活動 (1)お客様との係わり 【CSアンケート結果の一部】 ■CSアンケート お客様にはご負担をおかけしますが、「CSアンケ ート」にて年 1 回当社の評価をお願いしています。 当社サービスがどのように受けとめられているか 指数化して満足度を捉えるほか、様々なご意見を 頂戴しております。CSアンケートの結果は、関 係部署で共有するとともに、重点課題に対する活 動計画をCS向上活動報告会にて展開しています。 (2)社会との係わり ■交通安全 □交通安全立番 毎月 10 日、20 日、30 日の「交通事故死ゼロの日」および各種交通安全週間の期間において、 交通安全の立番を行うなど、交通安全活動を推進しています。 □交通安全運動 当社は「地域住民の方々の安全確保に積極的に協力し、交通弱者を守らなければならない」 という思いから、全国各地で展開される交通安全運動に積極的に参加しています。 社員に対し、「一人ひとりが交通ルールを理解した上で交通安全意識と交通マナーを高め、 安全で快適な交通社会の実現を目指すとともに、交通事故による犠牲者をなお一層減らして いくこと」を呼びかけ、交通安全運動に取組みました。 □交通安全教室 車両提供 トラック協会主催の児童向けの交通安全教室において、当社からもトラックを提供しました。 トラックを活用した体験型の交通安全学習に役立てて頂きました。 ●三河安城小学校 2013 年 4 月 16 日 ●日高小学校 2013 年 10 月 28 日 【交通安全教室】 ■環境美化活動 地域の環境保全活動の一環として、定期的に事業所近隣の清掃を行っています。 ■地元中学生の職場体験の受入 地元の中学生などを受入、「職場体験」に協力させて頂いています。 27 カリツーCSR レポート 2014 ■「あいち花フェスタ」臨時駐車場の提供 【あいち花フェスタのパンフレット】 当社は、西尾市で開催される「あいち花フェスタ」に、 臨時駐車場の用地を提供しました。 【駐車場を提供したためパンフレットに社名とロゴが 記載されています】 ■寄付 2013 年 3 月に、東日本大震災の被災地支援のため、刈谷商工 【記念盾】 会議所を通じ、業務や施設の変化で使用しなくなったフォー クリフトをパレット 30 枚と共に寄付させて頂きました。 そのお礼として、刈谷商工会議所、東北六県商工会議所連合 会より 2013 年 5 月 22 日に感謝状と記念の盾を頂きました。 ■社外からの表彰等 2013 年度における、社外からの表彰実績等は下記の通りです。 五十音順 授賞機関名 愛知県高速道路交通安全協議会 表 彰 名 受賞者数 交通安全功労者表彰 1名 優良運転者表彰 1名 愛知県知事 感謝状 1名 愛知県トラック協会 ドライバーコンテスト 11t車部門 1名 愛知県トラック協会 優良運転者表彰 4名 西三支部 刈谷部会 ドライバーコンテスト 10t車部門 3名 ドライバーコンテスト 4t車部門 3名 安城市 駅伝大会入賞 1名 安城知立安全運転管理協議会 交通安全功労者表彰 2名 NSKロジスティックス中部LC フォークリフト競技会 1名 警察関係表彰 県警本部長表彰 1名 交通栄誉章「緑十字銀章」 1名 交通栄誉章「緑十字銅章」 1名 国土交通省 国土交通大臣表彰 1名 全日本トラック協会 優秀運転者顕章表彰 金十字章 6名 優秀運転者顕章表彰 銀十字章 1名 優秀運転者顕章表彰 銅十字章 1名 優良運転者表彰 1名 交通事故防止作品入賞 3名 ㈱デンソーロジテム 感謝状 1名 トヨタ協輸会 優良従業員表彰 1名 陸上貨物運送事業 安全衛生活動優良従業員表彰 3名 労働災害防止協会 フォークリフト大会 1名 中部交通共済協同組合 合計 40 名 28 カリツーCSR レポート 2014 (3)当社社員との係わり ■働きやすい職場作り 社員が仕事と家庭を両立しながら、個々の能力を存分に発揮するために、働きやすい職場作りに 努めています。主な取組みとして、育児・介護・看護に関する就業規程・制度の周知と活用推進を はじめ、所定外労働時間の削減、年次有休休暇取得促進のための取組みを実施しています。 働きやすい職場を実現するため、職場環境や各種制度の整備を行っていきます。 □仕事と生活の両立支援 社員の育児・介護支援のため、下記の制度を導入しています。 区分 育児 制度 概要 育児休業 子が 1 歳 6 ヶ月まで 所定外労働の制限・勤務時間の短縮 3 歳に満たない子を養育する社員 時間外労働・深夜業の制限 子が小学校就学前まで 介護 介護休業 原則として通算 93 日まで 両立支援 各種休暇 介護・子供の看護 ■健康管理の充実 毎年全社員を対象とした定期健康診断を実施しています。診断結果に基づき 2 次検診受診のフォ ローを行い、社員の心と体の健康管理に努めています。 □睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査の実施(※1) 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影響による事故防止対策として、定期的に検査を実施していま す。診断結果に基づき確実なフォローを行い、社員の健康と輸送上の安全に努めています。 ■女性活躍推進チームの活動 2011 年、女性が活躍するための施策や、職場環境の改善等を行うため、女性活躍推進チームが 発足しました。女性活躍推進チームとして CSR(企業の社会的責任)を推進し、地域社会に貢献 する活動を行っています。 □ベルマーク寄贈 女性活躍推進チームの活動の一環として、ベルマークを集め地域の小学校へ寄付をしています。 ●9 月 13 日(金) 安城西部小学校・・・5,000 点 ●9 月 20 日(金) 安城中部小学校・・・5,000 点 【ベルマーク寄贈】 ※1 睡眠時無呼吸症候群(SAS):睡眠中に無呼吸が断続的に繰り返される病気。その結果、日中に眠くなる、集中力や活力に欠ける などの状態が生じます。 29 カリツーCSR レポート 2014 ■高年者の活躍支援 当社では、満 60 歳で定年退職される方に対して再雇用制度を設け、労働環境整備の取組みを進 めています。 ■障がい者雇用 当社では、従来より積極的に障がい者の採用活動を行っており、雇用率の向上に取組んで参りま した。雇用率の推移は下記の通りです。 今後も、ハローワーク主催の面接会に参加する等、障がい者の採用活動を積極的に展開するとと もに、管理者向け講習会を開催する等、職場への周知活動(職場理解度向上)に努めて参ります。 障がい者雇用率 各年度末時点 項 目 2009 年度 障がい者雇用率 2010 年度 1.28% 1.42% 2011 年度 2012 年度 1.73% 1.80% 2013 年度 2.12% ■人材育成 □教育・研修制度 社員の能力向上のため、各種教育・研修を体系的に行っています。 階層別教育 職能別教育 各階層に応じた業務知識や業務遂行能力の 習得を図る 部署別または職能別に必要とされる専門的 知識や業務遂行能力の習得を図る 職場内教育 資格取得・支援 業務を遂行していく中で、必要な知識や技 能の習得を図る 業務上必要な資格の取得を目的とした、 資格取得支援 【教育・研修風景】 30 カリツーCSR レポート 2014 (4)事業継続計画(BCP)等に関する取組み (※1) ■防災マニュアルの見直しとBCPの策定 東海・東南海・南海地震及び南海トラフ巨大地震を想定した防災マニュアルの見直しを進めてい ます。また、事業継続を困難とする地震・台風・水害・感染症等に備え、人命・健康を最優先と したBCP策定に取組んでいます。 ■倉庫の震災対策 倉庫の震災対策として、製品落下防止対策を進めています。 【製品落下防止対策】 落下防止 連結パイプ、側面ネットの設置 スライド式扉の設置 ■安否確認システムと安否確認訓練の実施 ストッパーの取り付け 2008 年からセコム安否確認システムを導入・運用しています。また、実際に災害が発生した際に、 全社員の安否確認が確実に行えるようにするため、繰り返し安否確認訓練を実施しています。 2013 年度は、6 月、10 月、3 月に実施しました。 (出典) セコムトラスト システムズ ※1 事業継続計画(Business continuity planning、BCP):企業が自然災害・大火災・テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合に、 早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法・手段などを取り決めておく計画。 31 カリツーCSR レポート 2014 ■防災訓練等 □全社一斉震災訓練 2013 年 10 月に、全社一斉震災訓練を実施しました。 実施項目 内 容 避難訓練 緊急地震速報装置を作動させて一時待機場所へ避難 災害状況報告訓練 各事業所から災害状況を報告 衛星電話使用訓練 各事業所の衛星電話を使用し報告 防災備蓄品使用訓練 各事業所の防災備蓄品を実際に使用 安否確認訓練 安否確認システムを利用して安否状況を把握 → 対策本部にて状況把握 【震災訓練】 □防災備蓄品の整備 最新情報をもとに、防災備蓄品の見直し、更新を実施しています。 項 目 内 容 食料品・生活用品他 待機人数の増員に伴う追加、帰宅困難者への対応備品の追加 ヘルメット 事務職等、ヘルメット未配付作業職を中心に用意(テナント各社分含 む) 発電機等 小型発電機、AC/DC コンバーターの導入 倉庫 防災備蓄倉庫の整備 緊急事態セット 長距離トラック車載用緊急事態セット 【防災備蓄品】 ■情報システムの対策状況 事業活動の継続のために、情報システムは欠くことのできないものとなっています。 当社では、自家発電機、無停電・定電圧装置、本社サーバーを免震プレート上に設置、日々 データのバックアップ等の対策を実施し、震災等に備えています。 今後も、最新のIT技術の活用を研究し、より一層のBCP対策を進めていく予定です。 32 カリツーCSR レポート 2014 引越サービスのご紹介 本レポートに関するご意見、お問合せは下記で承っております。 カリツー株式会社 総合企画管理部 企画管理課 〒446-8540 愛知県安城市三河安城町一丁目 4 番地 4 TEL(0566)73-5619 FAX(0566)73-5627 URL:http://www.karitsu.co.jp/ 2014 年 6 月発行
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