パン工房 プティ・シアン

創業者支援事業 窓口相談 事例
「評判が評判をよぶ!」
町のパン屋さん
パン工房 プティ
・シアン
小島 進
所 在 地
仙台市青葉区南吉成4-15-7
TEL/FAX
022-277-3390
営業時間
8:00 ∼ 18:00(火曜、第1・3水曜定休)
道に乗るまでの運転資金も多めに見込む必要がありました。
資金調達が必要
これまでの経験から、必要な資金の額とそれに必要な売上額などは把握
できていたため、
自己資金で不足する分は金融機関に借入を申し込むこと
にしました。
日本政策金融公庫の起業家向け資金の申込をした小島さんは、
これまで
のベーカーとしての経験としっかりとした資金計画が評価され、融資を受け
ることができましたが、公庫の融資だけでは不足のため、
さらなる借入が必
要となりました。そこで、公庫の担当者から低利子で借入ができる仙台市の
平成21年8月青葉区南吉成4丁目にパン屋さんをオープンしました。
お客様
起業家向け融資制度と、当事業団の窓口相談を紹介されました。
の8割がリピーターで、
さらに口コミが新しいお客さんを呼んでくるという
話題のベーカリーのオーナー、小島さんをご紹介します。
窓口相談を利用
公庫からの紹介を受け、当事業団の窓口相談では、小島さんの開業計画
開業準備をする
や経歴をお聞きした上で、必要な自己資金の調達方法についてアドバイス
「いつか独立して
『町のパン屋さん』
を開きたいと思っていました。」
という
を行いました。仙台市の融資制度では必要額が調達できないことから、市よ
小島さん。
全国のホテルでベーカーとしての実績を重ね、前職の市内ホテル
りもやや高利率で借りられる額が多い宮城県の融資制度を紹介し、申込の
勤務時には、小島さんが考案した
「セサミロール」
が評判を呼び、
「日本のトッ
際に重要となる事業計画書の作成方法、開業に伴って予想されることや心
プベーカー 70人」
にも選ばれた腕に自信ありの職人です。その後ホテルを
構えなどについてアドバイスを行いました。
退職し、
自宅を改築してお店を出す
ことにしました。
開 業をする上で一 番 の 課 題と
なったのが資金の不足でした。
ベー
カリーはオーブンや大型冷蔵庫な
どの高額な厨房設備が必要となる
ため、初期投資の金額が大きくなり
窓口相談
窓口相談
ホテルで長年チーフベーカーとして活躍し、
指名買い続出のパン職人が、
創業者支援事業
創業者支援事業
代 表 者
ます。
また、開業時期をあえて売上が落ちる夏季に設定したため、経営が軌
創業者支援事業 窓口相談 事例
起業家セミナーを利用
小島さんはこれまでの経験から経営に
関しては自信があったものの、開業が現
実のものとなろうとしていることから、起
業家としての心構えをするため、窓口相
談で紹介された当事業団主催の起業家
創業者支援事業
セミナーを受講することにしました。
「気
構えができたことで、
オープンに向けて弾みがつきました」
と小島さん。
その後、宮城県の融資が実行され、自宅の改築や設備の施工が済み、
各種設備も整いました。
こうして平成21年8月、青葉区南吉成に
「パン工房
窓口相談
プティ・シアン」
がオープンしました。
リピーターが続々
「オープンしてまず、近所の方々が来てくださいました。皆さんに
『この団
地には、
パン屋さんが無かったから嬉しい。
これからも長くがんばって。
とって
も美味しいから他の人にも宣伝するよ。』
と言っていただきました。
しばらくす
ると
『この間おみやげでいただいて美味しかったから来たよ。』
という方が来
てくださいました。一度来てくれた方は
『美味しいからまた買いに来たよ。』
と
言って、頻繁に足を運んでくださいます。そんな感じで、口コミで少しずつお
客さまが増えてきました。
リピート率もすごく高いです。来店されるお客さま
の8割がリピーターなんですよ。
この間は
『美味しくてついつい食べ過ぎちゃ
うんで、
すっかり太っちゃった。』
と笑いながら話されるお客さまもいました。」
という小島さん。お店には自慢のセサミロールや、27層の手折りデニッシュ、
自家製酵母パンなど、見るだけでわくわくするようなパンが並びます。
食品は季節や天候で、売り上げに大きな差が出ます。今後は近くにお住ま
いの方を中心に、
より多くの方に知ってもらうことで安定した売上をあげ、
長
く
「町のパン屋さん」
として経営を続けていきたいと考えています。
掲載の情報は、
平成22年1月現在のものです。
経営改善事業