「補聴援助システム」

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Q・007
「補聴補助システム(FM、
補聴器のマイクが
音を拾う範囲 →
ロジャー)について」
↓騒音下では先生の声が聞きとれない
↓FM、ロジャーのイメージ
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補聴援助システムとは
話し手の声を電波などで、送信機から補
聴器や人工内耳に取り付けた受信機へ送
り、言葉の聞きとりを改善するシステムで
す。
【補聴援助システムの効果】
マイクで拾った声を直接耳に届けま
す。特に雑音が多い場所で、先生の話
が聞きやすくなります。
補聴器だけの場合は、雑音と先生の声が
○
補助について
金額はFMシステムとほぼ同程度です。
前橋市、高崎市、太田市、安中市、甘楽町
などで、特例補装具として認められていま
混ざって聞きにくくなります。
す。今後、県内の各市町村でも認められる
ことが予想されます。
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有効な場面
補聴器や人工内耳が周囲の騒音を拾って
しまう騒がしい場所や、反響の多い場所、
話し手との距離が離れている場所で効果が
あります。
試聴について
聾学校に、アヅマ補聴器センターからお
借りしている試聴機があります。通級や教
育相談を利用している方へも貸し出せま
す。ご希望の時期や期間についてはご相談
ください。
○ 使い方
(1)送信機の持ち方
・マイクは胸のあたりに固定します。
・マイクは服などでこすれないようにしま
す。
・コードは巻いたまま使わないようにしま
す。コードから電波を送っています。
○
新しい補聴援助システム
今までは FM 補聴援助システムが多く
活用されていましたが、最近は FM 電波
を使わない「ロジャー」という補聴援助
システムが登場しました。使い方は FM
とほぼ同じです。
※ FMとの違い
・音声がクリア
・騒音下での聞きとりがFMよりも良い
・チャンネル設定の必要がない
・混信がない
(2)授業をするときの流れ
・ 授業が始まるときに、スイッチを入れる
ことを本人に伝えます。
・ 本人に先生の声が聞こえているか確認し
ます。
・ 授業が終わるときに、スイッチを切るこ
とを本人に伝えます。
(3)聞こえているか確認する方法
・ 本人と少し離れて話しかけ、声が聞こえ
ているか確認します。
・ マイクを指で擦って、本人に音が聞こえ
ているか確認します。
(4)話し方
・ 先生の顔や口が子どもに見えるように、
前を向いて話します。
・ 少しゆっくり話します。
(5)注意事項
・ 電波が届く距離はおよそ10~30mで
す。
・ 送信機のコードは断線することがあるの
で、丁寧に扱います。
・ 送信機の充電池は毎日充電する必要があ
ります。
・受信機を着けている子ども以外へ助言や
指導などをする場合は、送信機を消音(ミ
ュート)にすると便利です。