サイドドレイナー

≪水路,調整池≫
浮球を利用した水路用水抜弁
TM-100
特長
1
弁の作動が確実で、止水が完全です。
弁球(比重0.4)は、浮の作用でガイド枠にそって上下動して開閉するので、止水が完全で
排水機能も確実です。
2
施工性が良く、経済的です。
3
耐久性が抜群です。
4
メンテナンスが可能です。
水路等のインバートから排水する場合に比べて施工が容易であり、また排水量が大きく
多数の設置を必要としないので、従来の工法に比べて経済的です。
本体等はすべてステンレス製、浮球はNBRゴム+フェノール樹脂発泡体(独立気泡体)で
あるので、耐用度は永久的です。
弁座付近に泥土が沈殿付着するおそれがなく、耐久性にも優れていますが、さらに内部の
掃除とボールの交換などのメンテナンスが可能です。
30
13
220
※ 水資源開発公団
愛知用水二期建設所
との共同開発製品
●点検と保守
φ
150
80
φ116
6
φ124
4
59
排出口板を外し、ガイド枠
と弁球を取り出すことで、
内部の保守・点検が可能です。
A
13
弁座
B-B' 平面図
59
3
弁座
φ116
φ124
ガイド枠
B
弁球φ100
A'
遮水状態
19
地下水流入口
134
排出口
200
ビス
排出口板
ビス
φ80
φ76
ゴムパッキン
4
66
150
200
◆
サイドドレイナー
59
水路側の水位が、
裏土側より高い場合
弁球が浮上し遮水し
ます。
B'
(用水の損失を防ぐ。)
φ120
220
30
A-A' 断面図
排水状態
水路側
●材質
本 体
弁 球
(独立気泡体)
径:φ100mm
パッキン
ステンレス
裏土側
裏土側の水位が、
水路側より高い場合
周辺地下水は、弁球
を押し下げて、排出
されます。
排水
(外水圧を低下させる。)
NBRゴム+フェノール
樹脂 発泡体
合成ゴム
水路等の側壁
接続管
塩ビ管:φ100 および φ125
水路構造物などの浮上破壊を防止す
するためには、過剰地下水を速やかに
排出し、外水圧を低下させる必要が有
ります。
水頭差と排水量の関係(サイドドレイナー)
6.0
排水量(L/秒)
5.0
4.0
サイドドレイナーは、水路の側壁最
下部に取り付けるため、水路等の底盤
から排水する場合に比べ施工が容易で
あり、また排水量が大きく多数設置す
る必要がないので経済的です。
3.0
2.0
1.0
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
水頭差H(m)
使用例
20~100m
※ 使用方法等についての詳細は、別冊の技術資料,施工図集をご覧ください。
◆ 施工例1
設置方法(例)
漏水防止用ゴム材
主筋
※ 下図は、遮水状態を示しています。
水路側
主筋
水路側壁
裏土側
補助筋
補助筋
①
④
③
500 程度
遮水
②
220 30
200
漏水防止用ゴム材
水路底盤
主筋
接 続 管 : 塩 ビ 管 VP -1 00
および VP -12 5
500 程度
サイドドレイナーの取付けは、
一般に上図のように、鉄筋等で
前後2箇所をはさんで、水平に
設置します。
◆ 施工例2
※ 下図は、排水状態を示しています。
水路側
水路側壁
◆ 集水暗渠(例)
漏水防止用ゴム材
①集水管
(有孔塩ビ管など)
排水
200
②吸出防止材
220 30
裏土側
90 ° 曲 が り 管
(その他:
45°曲がり管等)
②
水路底盤
③吸出防止材
500 程度
④砂礫フィルター
(洗い砂利 5~25mm
および 砂)
接 続 管 : 塩 ビ 管 VP -1 00
および VP -12 5
①
④
500 程度
③
500 程度
本体のステンレスとコンクリー
トの密着性は良好ですが、本体
の一部に漏水防止用のゴム材を
巻いてコンクリートを打設すれ
ば万全です。
500 程度
◆
設置間隔の目安