ぼうさいだより Vol.1

ビチクンジャー
クンレンジャー
ケイホウジャー
ぼうさいだより 2013 Vol.1 10.25 発行
「釜石の奇跡」小中学生の生存率 99.8%は奇跡じゃない!
愛知県立蒲郡高等学校
地震が来たら津波が来ると考える
生徒防災委員会
タイシンジャー
キュウエンジャー
=防災訓練特集=Vol.1 のテーマはクンレンジャー
11月17日(日)
平成 25 年度市民総ぐるみ防災訓練が行われます。
親子で、友達と、お隣と一緒に参加しましょう。
(想定にとらわれるな)
そしたら逃げる、全力で逃げる、とにかく逃げる (最善を尽くせ)
けっして家族や仲間を心配せず、まずは自分が助かることだけに全力を尽くす (率先避難者たれ)
=避難3原則(群馬大学片田敏孝教授)=
岩手県釜石市では、過去の度重なる津波被害を教訓に、2004年より群馬大学片田敏孝教授の指導
のもと、全小中学校において重点的な防災教育に取り組んできました。日頃の授業の中で培われた防災
に関する知識と自ら考える力、保護者を取り込んで繰り返し行われた避難訓練による実践力。
そして訪れた3.11、釜石市では当日病気等で学校を休んでいた子供たち 5 名が犠牲になってしまい
ましたが、すでに学校から下校していた生徒を含め 2,926 名の命が助かっています。1,000 人を超す犠牲
午前8時30分 地震発生(マグニチュード 9.1、蒲郡の震度6強を想定)
市内全世帯でシェイクアウト訓練実施
午前9時~午前11時
クンレンジャー
者が出た釜石市にあって、実に小中学生の生存率は 99.8%に達しました。学校で子供たちと一緒に訓練
に参加してきた保護者の犠牲も少数でした。
以下は震災を生き抜いた釜石の子供たちの声です。
形原中学校にて総合防災訓練
地震体験車、炊き出し体験、避難所体験、応急手当等
「避難訓練で何回も練習してるから「釜石の奇跡」では
なく、実力を発揮しただけ」
シェイクアウト訓練とは?(3つの安全行動 ①②③)
・様々な人たちが、様々な場所で、大地震発生等の統一した災害
「津波がギリギリで止まったとかを奇跡っていうけど、
今回はちゃんと実力で逃げたのだから「釜石の奇跡」
よりは「釜石の実績」の方が言葉があってる」
高台へ避難する鵜住居小学校と釜石東中学校の生徒たち
シナリオに基づき、同時に訓練を行う。
・それぞれがいる場所の周りの状況を速やかに把握し、身の安全
岩手県釜石市の小中学校では、日頃の
を守る最善の方法を考え、下記の3つの行動①②③を行うこと
防災教育・避難訓練のおかげで、多く
で安全を確保する。
の子供たちの命が守られました。
家族は常にいっしょにいるわけではありません。
だからこそ自分の命は“自分で守る”が原則。
まずはみんなで防災訓練に参加しましょう。
(シェイクアウトはあなたのいる場所でできます)