ファッション造形基礎 - 新潟県立長岡明徳高等学校

平 成 28 年度 シラバス(家庭)
学 番 35 新潟県立長岡明徳高等学校
教科(科目)
家庭(ファッション造形基礎)
単位数 4
部・特授
使用教科書
「ファッション造形基礎」(実教出版)
副教材等
なし
午前部
1 学習目標
被服の構成、被服材料の種類や特徴など被服製作に関する知識と技術を習得させ、ファッション造形の基礎
的な能力と態度を育てる。
2 指導の重点
① 製 作 に 必 要 な 用 具 を 自 ら 準 備 す る こ と で ,“ も の づ く り ” の 基 本 姿 勢 を 認 識 す る 。
②さまざまな繊維素材や布に触れ,被服材料の種類と特徴について肌で感じる。
③伝統の衣文化について知り,生活文化の継承と創出の糧とする。
④被服製作の基本的技術の習得により,発展的取り組みへの意欲を喚起する。
⑤材料の調達先・製品の生産場所が世界中に広がる中で,生産現場の人々の暮らしと環境
問題について考える。
3 指導計画
期
章
第3章
洋服の製作
前
実習3
学習活動(指導内容)
・洋服とは
・製作のための用具と採寸方法
・布地の性質と扱い方
・型紙の利用と縫製の基礎事項
・手縫いの手法
基礎縫い①
(並縫い、半返し縫い、まつり縫い、
千鳥がけ、玉留 等)
1.衣服素材の種類
・繊維・糸・布・改質、加工
・これからの衣服素材
2.衣服素材の性能と選択 ・衣服材料の性能
・衣服材料の選択
・ミシンの基本操作(名称、糸かけ)
基礎縫い②
・直線縫い・曲線縫い・返し縫い
・ロックミシン・ボタンホール・アイロン・裁縫用具
・ファスナー付け
カフェエプロンの製作
①型紙作成 ②地直し ③裁断
実習4
パンツの製作
実習1
第2章
衣服の素材
期
実習2
第1章
衣服の構成
後
第4章
期 和服の製作
実習5
実習6
実習7
単元名
1.製作の基礎
④印付け
⑤まち針の打ち方
⑥ミシン縫い ⑦仕上げ
時間
評価方法
8
8
9
・授業の取組み
15
・製作物の提出
とレポート
15
・定期考査
15 ・実技テスト
・人と衣服・からだの形
・体型・動作と衣服
9
2.立体構成衣服と平面構 ・2つの構成の類似点と差異
成衣服
・着物の構成
1.製作の基礎
・和服とは
・和服の素材
8
3.着装
・製作のための用具と基本的な技法
・和服の種類と着装
基礎縫い③
・和裁の基礎縫い(耳ぐけ、三つ折りぐけ、 8
本ぐけ、一目落とし、二目落としなど)
じんべいの製作
25
①型紙作成 ②地直し ③裁断 ④印付け
洋服(かっぽう着)の製作
⑤待ち針の打ち方 ⑥ミシン縫い ⑦仕上げ 20
1.人体と衣服
*被服製作の実習内容は授業の進捗状態によって、変更する場合があります。
ファッショ ン 1
4 課題・提出物等
・製作シートの記録と提出
・作品の提出
5 評価規準と評価方法
評価は次の4観点から行います
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
知識・理解
衣生活を取り巻く諸課題に 衣生活を取り巻く諸課題の解 被服製作に関する基礎的・基 被服製作に関する基礎的・
ついて関心を持ち、その改 決を目指して思考を深め、基 本的な技術を身に付け、被服 基本的な知識を身に付け、
善・向上を目指して主体的 礎的・基本的な知識と技術を の用途やデザインに適した材 アパレル産業に か か わ る
に取り組もうとするととも 基に、アパレル産業に 携 わ る 料を合理的に計画し、その技 仕 事 の 社 会 的 な 意 義 や 役
に、実践的な態度を身に付 者 と し て 適 切 に 判 断 し 、 表 術を能率的に製作できる。
。
割を理解している。
けている。
現する創造的な能力を身に
付けている。
以上の観点から
・出席・授業への参加状況
・実習作品への取り組みの意欲,基礎的技術の習得状況
・
「着る」こと「ものづくり」への知識・関心の広がり(ワークシート,VTR記録感想,レポート等)などから、総合的
に評価します。
6 担当者からの一言
手は「突き出た脳」であり,
「ものづくり」は人の感性を培う「人づくり」であるといわれています。長い時をかけて人
は糸を紡ぎ布にし,そこに様々な文様を描き、風土を背景に多様な衣文化を作り出してきました。既製服の時代ではあり
ますが、着ることの原点を探り、布から服へ作り上げていく楽しさを味わってほしいと願っています。
ファッショ ン 2