(株)赤塚植物園 アカツカ FFC パビリオン グリーンアドバイザー 倉林 雪夫 秋植え球根 その① (電話:059-230-2121) (HP:http://www.jp-akatsuka.co.jp/ ) 失敗しない! 育て方 チューリップは皮をむいて植えよう 日本産のチューリップは皮がしっかりしているので、発根の邪魔に なることがあります。特に鉢植えなどで、軽い土を使い浅く植える 場合は、発根部の皮をむいて植えましょう。 その② アネモネとラナンキュラスは早く植えない アネモネとラナンキュラスは 8 月には店頭に並びますが、早 く植えると球根が腐ってしまいます。十分に地温が下がった 10 月下旬に植えるか、または冷蔵庫で芽出しして植付けま しょう。12 月に植えてもちゃんと咲いてくれます。 その③ カサブランカは一等地に植えちゃダメ カサブランカは人気の高いユリですが、強い日差しは嫌 い半日陰を好みます。日当たりの良い一等地に植えると、 夏の日差しで弱ってしまい良い花が咲きません。日当た りの良くない裏庭がちょうど良い環境です。ユリの仲間 は上根が出るため、植える深さは深いほど良く、最低 20 ㎝は掘って植えましょう。 その④ 水仙とユリは植えっぱなしが良い ユリは下根が夏の間も活動し、球根が乾くのを嫌うため、数年間は植えっぱなしのほ うが調子は良くなります。水仙も系統にもよりますが、夏の間も根が完全になくなる わけではないので、2~3年は植え放しのほうがよさそうです。 その⑤ スノードロップはすぐに植える スノードロップやチオノドクサなどの小球根は乾きすぎると球根 が消耗し花が咲きにくくなります。入手したらすぐに植付けた方が 開花率が良くなります。葉が枯れた後も、あまり堀りあげず、植え 放しのほうが良いでしょう。 その⑥ ムスカリはクリスマスに植える ムスカリは丈夫な球根ですが、10 月に植え付けると、すぐに葉がだらしなく伸びてき ます。葉を短くして可愛らしく咲かせるには、遅く植えるのがポイントです。涼しい 所に保存しておき、12 月の下旬頃に植え付けると葉の生育が遅れ、コンパクトに咲い てくれます。 (株)赤塚植物園 アカツカ FFC パビリオン グリーンアドバイザー 倉林 雪夫 その⑦ (電話:059-230-2121) (HP:http://www.jp-akatsuka.co.jp/ ) チューリップと水仙は葉の向きをそろえると綺麗に見える 球根の形を良く見ると、葉の出る向きがわかる その⑧ 何年も楽しみたければ、原種チューリップがおすすめ 小さな球根だが、深く植えると何年も咲き続ける その⑨ ギガンチュームはすぐに切り花にすると球根が太る そのまま咲かせておくと、球根が太る前に枯れてしまう その⑩ サフランは花後、わき芽をカキとって植えると、球根が太る わき芽を放置すると、小さな球根が無数にできて、大きな球根が育たない その⑪ クロッカスの水栽培、根を綺麗に見たいなら黄色系 紫や白系は根がカールしてしまう(花は正常に咲くが・・・) その⑫ チューリップのコンテナにはビオラを植えよう 芽が出ない間の、 「うっかり乾燥」を防げる その⑬ 葉が黄色くなり始めたら、すぐに堀りあげる 葉がなくなってしまうと、堀上げの時、球根の位置が分からず、傷つける恐れがある その⑭ 球根を太らすなら、ハイポの微粉をお礼肥に カリ成分が多いので、球根が良く太り、大きな球根が収穫できる その⑮ 鉢植えは芽が出るまでは日陰で管理 秋植え球根は低温で根が伸びるので、なるべく涼しい所に置くと、初期生長が良い
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