日本学術振興会ワシントン研究連絡センター 教育省、犯罪歴のある個人に対する大学進学機会拡大のための努力を大学に要請 (5 月 9 日) 教育省(Department of Education)は 5 月 9 日、犯罪歴のある個人に対する大学進学機 会の拡大を目的とした指導書「既成概念の枠組みから離れる ~犯罪歴のある個人に対 する高等教育機会の拡大~(Beyond the Box: Increasing Access to Higher Education for Justice-Involved Individuals)」を発表し、米国大学に対して、出願過程において逮捕歴の 有無を質問することによる萎縮効果を含め、7,000 万人と推定される犯罪歴のある米国民 による高等教育追求を阻止する可能性のある障壁を排除することを強く要請した。 本報告書は、大学入学審査における犯罪歴に関する質問の代替策を講じることを奨励 し、出願者の全体的評価を支援するための提案事項を提示している。 主要な提案事項は以下の通り。 • 出願検討者に対する萎縮効果を回避するために、合否判定が決定後に犯罪歴に関 して質問。 • 出願過程における犯罪歴に関する質問に対する回答方法を、できるだけ早い段階 で出願候補者に対して明確に情報提供。 • 犯罪歴に関する過剰に広範な質問を回避し、焦点を絞った質問をするよう確認。 • 全ての出願者に対し、犯罪歴及び大学進学準備に関する説明をする機会を提供。 • 犯罪歴データの有効利用に関する研修を入学審査担当者及びカウンセラーに対し て提供。 なお、本指導書は、 <http://www2.ed.gov/documents/beyond-the-box/guidance.pdf>からダウンロード可能。 Department of Education, Education Department Pushes for Alternatives to Criminal History Questions in College Admissions http://www.ed.gov/news/press-releases/education-department-pushes-alternatives-criminal-hi story-questions-college-admissions
© Copyright 2024 Paperzz