弦楽器Ⅱ (Strings II) 井後 勝彦・後藤 明子・𠮷長 孝穂 今井 直貴・中野 力 1 年 後 期 選択 2単位 実技 1 .授業の目的 弦楽器Ⅰに続き、弦楽器演奏技術の習得を目的とする授業である。週1回の個人レッスンにより、多様な進度の各学生の、 それぞれに最適な音階教本、練習曲集、楽曲を選定し課題として、演奏技術向上を図る。弦楽器Ⅱでは、Ⅰの継続として、さ らに確実な基礎的奏法を習得する。学習対象とする楽曲は、個々の学生の状況に応じて、幅広い分野から選定するが、バロッ ク期から古典派にかけての作品、J.S.バッハ:無伴奏ソロソナタ、鍵盤楽器伴奏つきソナタの中からの選曲を目標とする。 2 .授業計画 回 大 項 目 講 義 内 容 等 1 個人レッスン① 弦楽器Ⅰで取り上げた音階教本、練習曲集の継続により、基礎的奏法の習熟、演奏技術向 上を図る。運弓法に関しては、セヴィシックOp.3を教材として、フィンガーボーイングテ クニックを学習対象とする。 2 個人レッスン② 運指、第5位置を、学ぶ。 3 個人レッスン③ 運指、第1位置、第5位置間の移動を学ぶ。 4 個人レッスン④ 運指、全弦に渉る第1位置、第5位置間の移動を学ぶ。 5 個人レッスン⑤ 運指、第6位置を学ぶ。 6 個人レッスン⑥ 運指、第1位置、第6位置間の移動を学ぶ。 7 個人レッスン⑦ 運指、第7位置を学ぶ。 8 個人レッスン⑧ 期末試験曲の選定をおこない、その楽曲演奏の完成に向けて個人レッスンを進める。選定 楽曲に関連した練習曲集について、説明を加えながら使用し、技術的応用に対する思考力 開発について理解を喚起する。 9 個人レッスン⑨ 運指、第1位置、第7位置間の移動を学ぶ。 10 個人レッスン⑩ 運指、第1位置、第7位置間の全弦上の移動を学ぶ。 11 個人レッスン⑪ 運弓、フィンガーボーイングの必要性を学ぶ。 12 個人レッスン⑫ 運弓、フィンガーボーイング、アップボーを学ぶ。 13 個人レッスン⑬ 運弓、フィンガーボーイング、弓元での使用法を学ぶ。 14 個人レッスン⑭ 運弓、フィンガーボーイング、中弓でのスピッカートを学ぶ。 15 個人レッスン⑮ 運弓、フィンガーボーイング、弓先での使用法を学ぶ。 16 試験 3 .到達目標 与えられた練習曲課題の習熟と、期末試験曲演奏の完成 を目標とする。 6 .参考文献 なし 4 .評価方法 実技試験100% 5 .教科書 なし − 297 −
© Copyright 2024 Paperzz