東洋測器株式会社

レ ベ ル モ ニ タ
MODEL
DLS−5033A
取 扱 説 明 書
東 洋 測 器株式 会 社
本
社
横浜市港北区新羽町964−24
TEL 045−540−8353
FAX 045−544−8354
MA4-00189-R1(2009/01)
−−
目
次
−−
頁
1 . 概 要 ............................................................................. 3
2 . 外 観 お よ び 各 部 名 称 ................................................................. 3
3 . 操 作 説 明 ........................................................................... 4
3 − 1 ) 動 作 モ ー ド の 分 類 ............................................................. 4
3 − 2 ) 基 本 の 操 作 フ ロ ー ............................................................. 5
3 − 3 ) 計 量 モ ー ド の 操 作 方 法 .......................................................... 6
3 − 4 ) コ ン パ レ ー タ 設 定 モ ー ド の 操 作 方 法 .............................................. 6
3 − 5 ) フ ァ ン ク シ ョ ン 設 定 モ ー ド の 操 作 方 法 ............................................ 7
3 − 6 ) キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ン モ ー ド の 操 作 方 法 ............................................ 9
3 − 7 ) テ ス ト モ ー ド の 操 作 方 法 ....................................................... 11
4 . 機 能 説 明 .......................................................................... 13
4 − 1 ) オ ー ト ゼ ロ 機 能 (AZ).......................................................... 13
4 − 2 ) プ リ セ ッ ト 風 袋 引 き 機 能 ....................................................... 13
4 − 3 ) ゼ ロ ト ラ ッ キ ン グ 機 能 (ZT).................................................... 13
4 − 4 ) 最 小 目 盛 設 定 機 能 ............................................................ 13
4 − 5 ) デ ジ タ ル フ ィ ル タ (DF)お よ び 移 動 平 均 機 能 (AV) ................................... 13
4 − 6 ) ア ナ ロ グ 出 力 ス ケ ー リ ン グ 機 能 ................................................. 14
4 − 7 ) キ ー ロ ッ ク 機 能 .............................................................. 14
4 − 8 ) キ ャ ル ロ ッ ク 機 能 ............................................................ 14
4 − 9 ) コ ン パ レ ー タ 機 能 ............................................................ 14
5 . オ プ シ ョ ン ........................................................................ 16
5 − 1 ) [OP-1]4∼ 20mA, D/A 電 流 出 力 、 [OP-5]0∼ 10V, D/A 電 圧 出 力 ....................... 16
5 − 2 ) [OP-4]カ レ ン ト ル ー プ シ リ ア ル 出 力 ............................................ 16
6 . 校 正 操 作 .......................................................................... 17
6 − 1 ) 校 正 作 業 前 に 必 要 な 設 定 ....................................................... 17
6 − 2 ) 実 荷 重 に よ る 校 正 方 法 ......................................................... 17
6 − 3 ) 等 価 入 力 に よ る 校 正 方 法 ....................................................... 18
7 . 異 常 時 の 対 処 方 法 .................................................................. 19
7 − 1 ) 基 本 的 な 点 検 項 目 ............................................................ 19
7 − 2 ) 校 正 時 の 注 意 点 .............................................................. 19
7 − 3 ) 異 常 な 表 示 を 行 っ て い る 場 合 の 対 処 方 法 ......................................... 19
7 − 4 ) 本 器 の 故 障 で あ る か の 判 断 ..................................................... 19
7 − 5 ) セ ン サ ー ( ロ ー ド セ ル )の 確 認 ................................................. 19
8 . テ ス ト モ ー ド の 操 作 方 法 ............................................................ 20
8 − 1 ) 基 本 操 作 .................................................................... 20
8 − 2 ) 各 テ ス ト の 動 作 仕 様 .......................................................... 20
9 . 機 器 の 据 付 お よ び 接 続 方 法 .......................................................... 22
9 − 1 ) 機 器 の 据 付 環 境 等 ............................................................ 22
9 − 2 ) 端 子 結 線 .................................................................... 22
1 0 . 仕 様 .......................................................................... 23
1 0 − 1 ) ア ナ ロ グ お よ び A/D 変 換 部 ................................................... 23
1 0 − 2 ) 表 示 部 .................................................................... 23
1 0 − 3 ) 零 点 ・ 感 度 調 整 ............................................................ 23
1 0 − 4 ) I / O 部 .................................................................. 23
1 0 − 5 ) 機 能 ...................................................................... 24
1 0 − 6 ) 総 合 .................................................................... 24
1 1 . 型 式 一 覧 ・ 付 属 品 ................................................................ 25
1 1 − 1 ) 型 式 ...................................................................... 25
1 1 − 2 ) 付 属 品 ................................................................... 25
1 2 . 外 形 寸 法 ........................................................................ 25
1 3 . 機 能 一 覧 ....................................................................... 26
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MA4-00189-R1
§1 . 概
要
本器は台秤・クレーンやエレベータ等の積載重量管理および制御に最適な、ひずみゲージ
式トランスデューサ専用のレベルモニタです。
固 定 風 袋 引 き 、 オ ー ト ゼ ロ (A Z )機 能 を 備 え て い ま す 。
5点 の コ ン パ レ ー タ 機 能 を 備 え 、 設 定 値 変 更 は キ ー 操 作 に よ り 容 易 に 行 え ま す 。
ま た オ プ シ ョ ン と し て 、D / A変 換 に よ る 表 示 に 対 応 し た ア ナ ロ グ 出 力 信 号 ま た は カ レ ン ト ル
ープシリアル出力信号を選択できます。
電 源 は D C2 4 Vを 使 用 し ま す 。
※ . 本 取 扱 説 明 書 は プ ロ グ ラ ム バ ー ジ ョ ン 2.00よ り 適 合 し ま す 。
プログラムバージョンはテストモードで確認できます。
(2009/1以 降 出 荷 分 )
§2 . 外観および各部名称
本体外観図
① 計量値表示器
各設定値の表示および設定中は設定値表示になります。
③
①
②
② 計量値極性およびガイド表示器
計 量 値 表 示 中 は 計 量 値 が マ イ ナ ス の 時 の み "− " 表 示 し
ます。
各種設定を行う場合は設定項目を表示します。
④
③ 動 作 表 示 LED
コ ン パ レ ー タ (SP)、 AZの 動 作 状 態 を LEDの 点 灯 / 消 灯 に
より表示します。
④ キースイッチ
 (ITEM),  (NEXT),  (UP),  (ESC),  (ENTER) の キ ー
スイッチにより、各機能の設定を行います。
⑤
⑥
⑤ 7.62mm ピ ッ チ 圧 着 端 子 用 端 子 台
セ ン サ ー 入 力 、コ ン パ レ ー タ 出 力 、オ プ シ ョ ン 出 力 お よ
び電源ライン接続用端子です。
⑥ 本体固定用取り付け穴
M4 ビ ス を 使 用 し て 本 体 を 固 定 し ま す 。
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MA4-00189-R1
§3 . 操作説明
3 − 1 ) 動作モードの分類
動作モードは次の 4 つに分かれています。
○計量モード
計量値を表示。
○コンパレータ設定モード
各 コ ン パ レ ー タ の 定 量 値 、 ヒ ス テ リ シ ス (共 通 )の 設 定 。
○ファンクション設定モード
コンパレータ動作の選択、テストモードへの移行。
○キャリブレーションモード
計量器の校正。
○テストモード
ハードウェアのテスト。
キーは次の 5 個で、この絵がでてくるとそのキーを押すことを表します。
(アイテムキー)
項目の選択をするときに押します。
計量モードから他のモードに移る場合に 3 回押します。
(ネクストキー)
数値を設定するときは設定桁の選択に、複数の機能の中からいずれ
かを選ぶときはその選択に使用します。
計 量 モ ー ド で 1 秒 間 押 し 続 け る と オ ー ト ゼ ロ が か か り ま す 。(表 示 が
0 に な り 、 AZ の LED が 点 灯 し ま す 。 )
(アップキー)
数値の設定時、選択中の桁の数値を変える場合に押します。
計 量 モ ー ド で 1 秒 間 押 し 続 け る と オ ー ト ゼ ロ が 解 除 さ れ ま す 。(オ ー
ト ゼ ロ を か け た 時 の 計 量 値 が 加 算 さ れ 、 AZ の LED が 消 灯 し ま す 。 )
(エスケープキー)
設定を中止する時に押します。
計量モードで 2 秒間押し続けるとキーロック機能のセット/解除が
行えます。
(エンターキー)
設定の完了時に押します。
操作のヒント
設 定 中 、お よ び 機 能 選 択 中 は 表 示 が 点 滅 し ま す 。点 滅 状 態 で  キ ー を 押 す と 設 定 が 変 わ り ま す 。
点滅中にキーを押さない限り設定は変わりません。
テストモードを除く各モードではコンパレータは継続して機能しています。
テストモード以外ならば、キーを数回押せば、設定内容を変えることなく、「計量モード」
に戻れます。
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3 − 2 ) 基本の操作フロー
各モードのつながりは下記のようになっています。
表 示 は     の よ う に 枠 で 囲 ん で 表 し ま す 。 こ れ に 続 く ()の 中 は 読 み 方 で す 。
なお、このフローチャートで表示している設定は出荷時設定です。
電源投入
全 LED 点 灯 (3 秒 間 )
 3 秒以内にエンターキー3 回
テストモード
計量モード
キーロック解除中キーを 2 秒間押す。
キーロック中キーを 2 秒間押す。




キーロック状態になる。
 キーロック解除状態になる。
アイテムキーを 3 回押す
(シーセット)


(ファンク)



(キャル)

コンパレータ設定
ファンクション設定
キャリブレーション

テストモード
各設定モードから計量モードへ戻るにはキーを押します。
テストモードへ移るには、キーを押しながら電源を投入するか、電源投入時 3 秒以内に
キーを 3 回押すと移ります。また、ファンクション設定モードで と表示していると
きにの順にキーを押すと移ります。
テストモードでプログラムのバージョン表示を表示しているときにを 3 回押すか、電源を
切ることでテストモードから抜けます。
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3 − 3 ) 計量モードの操作方法
計量値表示器に計量値が表示されます。
・ AZ お よ び AZ.R 操 作
[AZ]キ ー を 1 秒 間 押 し 続 け る と オ ー ト ゼ ロ が か か り ま す 。
[AZ.R]キ ー を 1 秒 間 押 し 続 け る と オ ー ト ゼ ロ が 解 除 さ れ ま す 。
・キーロック・アンロック操作
[ESC]キ ー を 2 秒 間 押 し 続 け る と キ ー ロ ッ ク が か か り ま す 。
キ ー ロ ッ ク 状 態 で [ESC]キ ー を 2 秒 間 押 し 続 け る と キ ー ロ ッ ク が 解 除 さ れ ま す 。
(キ ー ロ ッ ク 状 態 の 時 に [ESC]以 外 の キ ー 操 作 を 行 う と    を 表 示 し 、 キ ー 操 作 を
無視します。)
3−4)コンパレータ設定モードの操作方法
計 量 モ ー ド (計 量 値 表 示 中 )
↓
(アイテムキーを 3 回押す)
↓
 (シーセット)
↓

↓

⇔
 ガイド表示とコンパレータ 1 の定量値を交互に表示。
├→:桁の選択。ガイド表示が消え選択中の桁が点滅。
├ → 非 点 滅 時  : 1 つ 前 の 項 目 (プ リ セ ッ ト 風 袋 )の 設 定 へ 。
├ → 点 滅 中  : 選 択 中 (点 滅 中 )の 数 値 を 1 だ け 増 や す 。 9 の 次 は 0。
├→非点滅時:最初に戻る。
├ → 点 滅 中  ま た は  : 元 の 設 定 値 表 示 (非 点 滅 )に 戻 る 。
├→点滅中:新しい設定値を記憶。と 2 秒間表示後、次の項目へ進む。
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

⇔
 ガイド表示とコンパレータ 2 の定量値を交互に表示。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

⇔
 ガイド表示とコンパレータ 3 の定量値を交互に表示。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

⇔
 ガイド表示とコンパレータ 4 の定量値を交互に表示。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

⇔
 ガイド表示とコンパレータ 5 の定量値を交互に表示。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
(次ページに続く)
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(前ページからの続き)

⇔
ガイド表示とヒステリシスの設定値を交互に表示。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。ただし、設定桁数は 2 桁。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
 ⇔
ガイド表示とプリセット風袋値を交互に表示。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。)
↓

↓
コンパレータ 1 の設定に戻る。
3−5)ファンクション設定モードの操作方法
計 量 モ ー ド (計 量 値 表 示 中 )
↓
(アイテムキーを 3 回押す)
↓
 (シーセット)
↓

↓
 (ファンク)
↓

↓
 コンパレータ 1 の動作設定を表示。左端のはコンパレータ 1 を表す。
├→:機能の選択。選択された機能が点滅。
├ → 非 点 滅 時  : 1 つ 前 の 項 目 (テ ス ト モ ー ド へ の 移 行 )へ 。
├→点滅中:1 つ前の機能を選択。
├→非点滅時:最初に戻る。
├ → 点 滅 中  ま た は  : 元 の 機 能 表 示 (非 点 滅 )に 戻 る 。
├→点滅中:新しい設定を記憶。と 2 秒間表示後、次の項目へ進む。
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
 コンパレータ 2 の動作設定を表示。左端のはコンパレータ 2 を表す。
├→(内容はコンパレータ 1 動作設定の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
 コンパレータ 3 の動作設定を表示。左端のはコンパレータ 3 を表す。
├→(内容はコンパレータ 1 動作設定の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
 コンパレータ 4 の動作設定を表示。左端のはコンパレータ 4 を表す。
├→(内容はコンパレータ 1 動作設定の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
(次ページに続く)
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(前 ペ ー ジ か ら の 続 き )
↓
↑
 コンパレータ 5 の動作設定を表示。左端のはコンパレータ 5 を表す。
├→(内容はコンパレータ 1 動作設定の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

 出 力 動 作 遅 延 時 間 の 設 定 を 表 示 。 左 端 の  は 遅 延 (Delay)を 表 す 。
├ → ( 内 容 は コ ン パ レ ー タ 1 定 量 値 の 場 合 と 同 様 。 遅 延 時 間 = 設 定 値 ×約 0.06 秒 )
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
     ア ナ ロ グ 出 力 の 対 象 を 表 示 。 左 端 の   は D/A を 表 す 。
├→(内容はコンパレータ 1 動作設定の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

 ア ナ ロ グ 出 力 の 4mA(OP-1)ま た は 0V(OP-5)出 力 時 の 重 量 値 を 表 示 。
│
左 端 の  は ゼ ロ ス ケ ー ル (Zero)を 表 す 。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
     ア ナ ロ グ 出 力 の 20mA(OP-1)ま た は 10V(OP-5)出 力 時 の 重 量 値 を 表 示 。
│
左 端 の  は フ ル ス ケ ー ル (Full)を 表 す 。
├→(内容はコンパレータ 1 定量値の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
     ア ナ ロ グ 出 力 の 出 力 分 解 能 を 表 示 。 左 端 の   は D/A を 表 す 。
├→(内容はコンパレータ 1 動作設定の場合と同様。)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
    テ ス ト モ ー ド 表 示 。 左 端 の     は テ ス ト (Test)を 表 す 。
├→:テストモードへ移行
↓

↓
コンパレータ 1 動作設定の設定に戻る。
※1
※1
※1
※1
・コンパレータ動作設定の内容は次の通り。
:動作せず。
:正味重量の上限動作。
:正味重量の下限動作。
:総重量の上限動作。
:総重量の下限動作。
・アナログ出力対象の内容は次の通り。
:正味重量値を対象。
:総重量値を対象。
・アナログ出力分解能の内容は次の通り。
:表示に連動
:内部最大
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MA4-00189-R1
※ 1 ア ナ ロ グ 出 力 の 項 目 は オ プ シ ョ ン OP-1(4∼ 20mA 出 力 )ま た は OP-5(0∼ 10V 出 力 )が 装 着 さ れ て
いる場合のみ表示します。
3−6)キャリブレーションモードの操作方法
計 量 モ ー ド (計 量 値 表 示 中 )
↓
(アイテムキーを 3 回押す)
↓
 (シーセット)
↓

↓
 (ファンク)
↓

↓

(キャル)
↓

↓
 (ゼロアジャスト) ゼロ点の校正。
├→:校正状態。表示が点滅。
├ → 非 点 滅 時  : 1 つ 前 の 項 目 (ス パ ン の 等 価 入 力 )へ 。
├→非点滅時:最初に戻る。
├ → 点 滅 中  ま た は  : こ の 項 目 の 表 示 (非 点 滅 )に 戻 る 。
├→点滅中:新しい設定を記憶。と 2 秒間表示後、次の項目へ進む。
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

⇔
    (ス パ ン ) ガ イ ド 表 示 と ス パ ン 校 正 値 を 表 示 。
├→:桁の選択。選択中の桁が点滅。
├ → 非 点 滅 時  : 1 つ 前 の 項 目 (ゼ ロ 点 校 正 )へ 。
├ → 点 滅 中  : 選 択 中 (点 滅 中 )の 数 値 を 1 だ け 増 や す 。 9 の 次 は 0。
├→非点滅時:最初に戻る。
├ → 点 滅 中  ま た は  : 元 の 設 定 値 表 示 (非 点 滅 )に 戻 る 。
├→点滅中:新しい設定値を記憶。と 2 秒間表示後、次の項目へ進む。
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

 飛 び 数 設 定 を 表 示 。 左 端 の   は 飛 び 数 (Scale Division)を 表 す 。
├ →  : 飛 び 数 の 選 択 。 選 択 さ れ た 飛 び 数 が 点 滅 。 飛 び 数 は 1,2,5,10
├ → 非 点 滅 時  : 1 つ 前 の 項 目 (ス パ ン 校 正 )へ 。
├→点滅中:1 つ前の飛び数を選択。
├→非点滅時:最初に戻る。
├ → 点 滅 中  ま た は  : 元 の 飛 び 数 表 示 (非 点 滅 )に 戻 る 。
├→点滅中:新しい飛び数を記憶。と 2 秒間表示後、次の項目へ進む。
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
(次ページに続く)
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(前ページからの続き)

(ディーエフ)デジタルフィルタの強さを表示。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 フ ィ ル タ 強 度 は 1∼ 10)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
 (エーシー)移動平均の解除条件を表示。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 解 除 条 件 は OFF: 常 時 ,0.5∼ 10.0 目 量 幅 )
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

(エーブイ)移動平均の回数設定を表示。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 回 数 は 1,2,4,8,16,24,32)
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
 (ゼロシー)ゼロトラッキングの動作条件を表示。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 動 作 条 件 は OFF: な し ,0.5∼ 10.0 目 量 幅 )
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑
  (ゼロティー)ゼロトラッキングの動作時間を表示。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 動 作 時 間 は 0.1,0.5∼ 5.0 秒 )
↓
↑

(非点滅時)
↓
↑

 小 数 点 位 置 を 表 示 。 左 端 の   は 小 数 点 (Decimal Point)を 表 す 。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 位 置 は 0(無 し )、 1(0.0)、 2(0.00)、 3(0.000))
↓
↑
(非点滅時)
↓
↑
     等 価 入 力 校 正 の ゼ ロ 入 力 の 極 性 を 表 示 。 左 端 の     は ゼ ロ 極 性 (0 Polarity)を 表
│
す。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 極 性 は P:プ ラ ス 、 n : マ イ ナ ス )
↓
↑
(非点滅時)
↓
↑
     ⇔      (イ ー ゼ ロ ア ジ ャ ス ト ) ガ イ ド 表 示 と 等 価 入 力 校 正 の ゼ ロ 点 の 入 力 電
│
圧 値 (mV/V)を 表 示 。
├→(内容はスパン校正の場合と同様。)
↓
↑
(非点滅時)
↓
↑
 ⇔
    (イ ー ス パ ン ) ガ イ ド 表 示 と 等 価 入 力 校 正 の ス パ ン 重 量 値 を 表 示 。
├→(内容はスパン校正の場合と同様。)
↓
↑
(非点滅時)
↓
↑
 等価入力校正のスパン入力の極性を表示。左端のはスパン極性
│
(Span Polarity)を 表 す 。
├ → ( 内 容 は 飛 び 数 の 場 合 と 同 様 。 極 性 は P:プ ラ ス 、 n : マ イ ナ ス )
↓
↑
(次ページに続く)
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(前ページからの続き)
(非点滅時)
↓
↑
     ⇔      (イ ー ス パ ン ア ジ ャ ス ト )
│
電 圧 値 (mV/V)を 表 示 。
├→(内容はスパン校正の場合と同様。)
↓
(非点滅時)
↓
ゼロ点校正に戻る。
ガイド表示と等価入力校正のスパンの入力
※注.ゼロ点校正、スパン校正を行うとプリセット風袋設定、オートゼロ設定は 0 になります。
3−7)テストモードの操作方法
     機 種 表 示 。 (2 秒 間 )
↓
  プログラムバージョンの表示。左端のはプログラムを表す。
├→:計量モードへ戻る。
↓

↓

表 示 の テ ス ト 。 左 端 の  は Display を 表 す 。
├→:表示のセグメントを順次点灯。
├→:表示のセグメントを逆順で順次点灯。
├→:表示の全セグメントを消灯。
├→:表示の全セグメントを点灯。
↓

↓

 キ ー ス イ ッ チ の テ ス ト 。 左 端 の  は Key を 表 す 。
├→各キーを押すと対応する数値を表示。
│  =1、  =2、  =3、  =4、  =5
↓
(続けて 2 回押す)
↓

左 端 の   は Set Point を 表 す 。 ( 1 秒 間 )
↓
 コンパレータ出力の動作状態を表示。
├ →  : SP1 の ON/OFF。
├ →  : SP2 の ON/OFF。
├ →  : SP3 の ON/OFF。
├ →  : SP4 の ON/OFF。
├ →  : SP5 の ON/OFF。
│  の 場 合 出 力 OFF。 数 値 が 表 示 さ れ て い る 場 合 そ の 番 号 の SP が ON。
↓
(続けて 3 回押す)
↓

または
 アナログ出力のゼロ点の出力校正値を表示。左端のガイド表示は
│
OP-1 の 場 合 4mA、 OP-5 の 場 合 0V を 表 す 。
※2
(次ページに続く)
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(前ページからの続き)
├→:アナログ出力を増加。長押しで連続増加。
├→:アナログ出力を減少。長押しで連続減少。
├ → 点 滅 中  : 元 の 出 力 値 (非 点 滅 )に 戻 る 。
├→点滅中:新しい出力値を記憶。と 2 秒間表示後、次の項目へ進む。
↓
(非点滅時)
↓

 または 
 アナログ出力のスパン出力校正値を表示。左端のガイド表示は
│
OP-1 の 場 合 20mA、 OP-5 の 場 合 10V を 表 す 。
※2
├→(内容はアナログ出力のゼロ点校正の場合と同様)
↓
(非点滅時)
↓
    ま た は     ア ナ ロ グ 出 力 の 出 力 確 認 。 左 端 の   は D/A Out を 表 す 。
※2
├ →  : ア ナ ロ グ 出 力 を 1 段 分 増 加 。 10 段 階 で 変 化 す る 。
├ →  : ア ナ ロ グ 出 力 を 1 段 分 減 少 。 10 段 階 で 変 化 す る 。
├→:アナログ出力をゼロにする。
├→:アナログ出力を最大にする。
↓

↓

左 端 の   は Strain を 表 す 。 ( 1 秒 間 )
↓
     セ ン サ ー 出 力 (本 器 へ の 入 力 )を mV/V 単 位 で 表 示 す る 。
├ → AZ ( ): 表 示 を ゼ ロ に す る 。
├ → AZ.R ( ): ゼ ロ 表 示 を 解 除 す る 。
↓

↓
 (ゼロアジャスト)ゼロ点の微調整
├ →  : 重 量 値 表 示 。 ゼ ロ 点 を マ イ ナ ス 方 向 へ 移 動 (重 量 値 は 増 加 す る )。 長 押 し で 連 続 変 化 。
├ →  : 重 量 値 表 示 。 ゼ ロ 点 を プ ラ ス 方 向 へ 移 動 (重 量 値 は 減 少 す る )。 長 押 し で 連 続 変 化 。
├ → 点 滅 中  : 元 の 出 力 値 (非 点 滅 )に 戻 る 。
├→点滅中:新しい出力値を記憶。と 2 秒間表示後、次の項目へ進む。
↓
 ( 0.ADJ 表 示 時 )
↓
プログラムのバージョン表示に戻る。
※ 2 ア ナ ロ グ 出 力 の 項 目 は オ プ シ ョ ン OP-1(4∼ 20mA 出 力 )ま た は OP-5(0∼ 10V 出 力 )が 装 着 さ れ て
いる場合のみ表示します。
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§4 . 機能説明
4 − 1 ) オ ー ト ゼ ロ 機 能 (AZ)
「 計 量 モ ー ド 」で 1秒 間  (AZ)キ ー を 押 す こ と に よ り 、現 在 の 計 量 値 を 記 憶 し た 後 で 計 量 値 を ゼ ロ
に し 、そ の 点 か ら の 増 減 量 を 正 味 重 量 値 (NET値 )と し て 表 示 し ま す (GROSS値 か ら 記 憶 し た 値 を 減 算
し て 表 示 )。 ゼ ロ 点 校 正 機 能 と 異 な り 、 指 示 値 の 全 域 で 操 作 可 能 で す 。 解 除 (GROSS値 に 戻 す )す る
こともできます。
本 機 能 動 作 (セ ッ ト )時 、 AZの LEDが 点 灯 し ま す 。
「 計 量 モ ー ド 」 で 1秒 間  (AZ.R)キ ー を 押 す こ と で 本 機 能 を 解 除 (リ セ ッ ト )で き ま す 。
4−2)プリセット風袋引き機能
プリセット風袋値を設定することで、計量値から常に風袋値を減算した値を表示できます。
重さのわかっている容器等の内容物を計量する場合に使用します。
なお、ゼロ点校正、またはスパン校正を行った場合、風袋値は 0 にリセットされます。
4 − 3 ) ゼ ロ ト ラ ッ キ ン グ 機 能 (ZT)
設定された条件以内の状態が継続した場合、ゼロ点ドリフトと判断し、自動的に総重量値をゼロ
にする機能です。
ト ラ ッ キ ン グ 幅 設 定 範 囲 OFFお よ び 0.5∼ 10.0( 0.5間 隔 ) 目 量
ト ラ ッ キ ン グ 時 間 設 定 範 囲 0.1秒 お よ び 0.5∼ 5.0( 0.5間 隔 ) 秒
ゼロトラッキング機能の動作範囲は、ゼロ点校正と同じです。
※ . ZT機 能 、 使 用 上 の 注 意
容量の大きなタンクスケール等での原料投入の際、ゼロ表示付近で表示の変化が緩やかな場
合 (ZTの 設 定 条 件 内 の 変 化 し か 無 い 場 合 )に 本 機 能 を 使 用 す る と 、 表 示 が ゼ ロ の ま ま に な っ て
し ま い ま す 。 こ の 様 な 可 能 性 の あ る シ ス テ ム で は 、 本 機 能 は OFFに し て 下 さ い 。
4 − 4 ) 最小目盛設定機能
最 小 目 盛 (ス ケ ー ル デ ィ ビ ジ ョ ン )設 定 を 変 え る 事 に よ り 、 表 示 の 変 化 幅 ( 飛 び 数 ) を 1,2,5,10飛
びに変えることができます。最小目盛を変えてもスパン量は変化しません。
スパン校正を行ったときに最小目盛で分解能が確保できない場合はエラーになります。スパンの
校正後は最小目盛の設定を確認して下さい。
コンパレータ設定は最小目盛に関係なく設定できますが表示値に対して比較されます。
4 − 5 ) デ ジ タ ル フ ィ ル タ (DF)お よ び 移 動 平 均 機 能 (AV)
センサーに加わる振動等で計量データが変動する場合に、指示を安定化させるための機能です。
デ ー タ の 安 定 は DF設 定 と AV回 数 の 移 動 平 均 値 を 求 め る 事 に よ り 行 い ま す 。
指示の安定化は移動平均よりもデジタルフィルタの方に大きな効果があります。
デ ジ タ ル フ ィ ル タ 設 定 ( DF: 1∼ 10)
移 動 平 均 回 数 設 定 ( AV: 1(OFF),2,4,8,16,24,32回 )
いずれも設定値が大きい程安定化されますが、指示値の応答は遅くなりますので入力信号の状態
に応じて設定値を組み合わせてください。
安定する
表示安定性
○
大
AV=32
設定値
DF=1
○
小
AV=1
遅い
早い
安定しにくい
DF=10
応答性
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また、安定化検出機能により応答を一時的に早くすることが出来ます。
AC設 定 の 目 量 の 範 囲 で 安 定 検 出 を 行 い 、 範 囲 を 超 え て デ ー タ が 変 動 し た 場 合 は 移 動 平 均 を 解 除 し
て応答を早くし、データの変動が範囲内になれば移動平均を行って指示を安定させます。
安 定 検 出 幅 設 定 ( AC: OFF,0.5∼ 10.0(0.5間 隔 )目 量 )
OFFを 選 択 し た 場 合 は 、 AVで 設 定 し た 移 動 平 均 回 数 を 常 に 掛 け た 状 態 と な り ま す 。
4 − 6 ) ア ナ ロ グ 出 力 ス ケ ー リ ン グ 機 能 (ア ナ ロ グ 出 力 オ プ シ ョ ン を 選 択 し た 場 合 に 有 効 )
本 器 の ア ナ ロ グ 出 力 の ZS(ゼ ロ ス ケ ー ル )と FS(フ ル ス ケ ー ル )は 、 表 示 の ゼ ロ 点 、 フ ル ス
ケ ー ル と は 無 関 係 に 、 キ ー イ ン し た 設 定 値 に 対 し て 、 4∼ 20mAま た は 0∼ 10Vを 出 力 可 能 で
す。
ま た 、 出 力 対 象 と す る 計 量 値 を 、 NET値 , GROSS値 よ り 選 択 で き ま す 。
4 − 7 ) キーロック機能
誤操作による設定変更を防ぐため、キー操作を禁止するキーロック機能があります。
① 「 計 量 モ ー ド 」 に 於 い て  キ ー を 2秒 間 押 し 続 け る と キ ー ロ ッ ク 状 態 に な り ま す 。
キ ー ロ ッ ク 中 に  キ ー を 2秒 間 押 し 続 け る と キ ー ロ ッ ク を 解 除 出 来 ま す 。
② キ ー ロ ッ ク 中 に 何 れ か の キ ー を 押 し た 場 合 、    (LOCKの 省 略 )を 約 2秒 間 表 示 し 、 キ ー 操
作を無視します。
但しキーのみ、そのまま押し続ける事でロック解除となります。
4 − 8 ) キャルロック機能
誤 操 作 に よ る ス パ ン 校 正 値 の 変 更 を 防 ぐ た め 、ス パ ン 校 正 を 出 来 な く す る ロ ッ ク 機 能 が あ り ま す 。
①  キ ー を 押 し な が ら 電 源 を 投 入 す る か 、 電 源 投 入 後 、 3秒 以 内 (全 表 示 点 灯 中 )に  キ ー を 3回
押すことでキャルロックの選択モードに入ります。
②またはキーを押す度に以下の表示が切り換わります。
 : キャルロック解除、スパン校正可。
 : キャルロック状態、スパン校正不可。
③希望する状態の表示にしたら、キーを押して登録してください。
キャルロック状態でスパン校正を行おうとすると、と表示されずにと表示してスパ
ン校正値は変わりません。
弊社で校正を行って出荷する場合、キャルロック状態にしてある場合があります。
本器がすでに組み込まれていて電源が切れない場合、いったんテストモードに入り、プログラム
の バ ー ジ ョ ン 表 示 で  キ ー を 3回 押 し て 電 源 投 入 直 後 の 状 態 (全 表 示 点 灯 )に な っ た ら 3秒 以 内 に 
キ ー を 3回 押 せ ば キ ャ ル ロ ッ ク の 選 択 モ ー ド に 入 れ ま す 。
4 − 9 ) コンパレータ機能
「計量モード」で表示されている計量値とコンパレータ定量の設定値を比較して、結果をオープ
ンコレクタ出力で出力する機能です。ヒステリシス幅の設定もできます。
コ ン パ レ ー タ 出 力 ON時 、 各 SPの LEDが 点 灯 し ま す 。
SP LEDが 点 灯 し て い る と き (ON状 態 )に そ の 番 号 の SP端 子 と COM-E端 子 間 の オ ー プ ン コ レ ク タ 出 力
が ONし ま す 。
ま た コ ン パ レ ー タ 出 力 遅 延 動 作 機 能 を 持 ち 、 出 力 ON条 件 の 遅 延 動 作 が 可 能 で す 。 設 定 し た 遅
延 時 間 の 間 継 続 し て 出 力 O N条 件 が 成 立 し た 後 に オ ー プ ン コ レ ク タ 出 力 動 作 を 開 始 し ま す 。
な お 、 遅 延 動 作 中 は SP L E D が 点 滅 し ま す 。
1). 設 定 値
定量値設定
-9999∼ 9999
ヒステリシス幅設定
0∼ 99( SP1∼ 5共 通 設 定 )
出力動作遅延設定
0∼ 9999サ ン プ リ ン グ (SP1∼ 5共 通 設 定 )
( 出 力 動 作 遅 延 時 間 = 出 力 動 作 遅 延 設 定 ×約 0.06秒 )
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2).
動作モード
定 量 値 は 投 入 制 御 と 排 出 制 御 へ の 対 応 の た め 、独 立 し て 上 限 動 作 と 下 限 動 作 の 選 択 が 可 能 で す 。
こ れ ら の 設 定 は 、 下 記 5種 類 の モ ー ド よ り 選 択 し ま す 。
a)
:動作せず。
b)     : NET値 の 上 限 動 作 (SP1∼ 5,初 期 値 )
c)     : NET値 の 下 限 動 作
d)     : GROSS値 の 上 限 動 作
e)     : GROSS値 の 下 限 動 作
3).
各動作モードにおける動作
a). 上 限 動 作
投入制御を行う場合、本モードに設定します。
比較判定
コ ン パ レ ー タ ON条 件
:
コ ン パ レ ー タ OFF条 件
:
定量
ヒス値
(−)
計量値≧定量値 & 動作遅延時間
計量値<定量値−ヒステリシス幅設定値
(+)
計量値
ON
接点出力
OFF
b). 下 限 動 作
排出制御を行う場合、本モードに設定します。
比較判定
コ ン パ レ ー タ ON条 件
コ ン パ レ ー タ OFF条 件
:
:
計量値≦定量値 & 動作遅延時間
計量値>定量値+ヒステリシス幅設定値
定量
ヒス値
(−)
(+)
計量値
ON
接点出力
OFF
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§5 . オプション(工場出荷時オプション)
5 − 1 ) [OP-1]4∼ 20mA, D/A電 流 出 力 、 [OP-5]0∼ 10V, D/A電 圧 出 力
本 オ プ シ ョ ン は 正 味 重 量 (NET)ま た は 総 重 量 (GROSS)に 対 応 し 、 キ ー 操 作 に よ り 設 定 さ れ た D/A.ZS値 ,
FS値 に 対 応 し た ア ナ ロ グ 信 号 (4∼ 20mA電 流 信 号 ま た は 0∼ 10V電 圧 信 号 )を 出 力 す る も の で す 。
排 出 制 御 を 行 う 場 合 、 排 出 量 (− 極 性 表 示 )を D/A出 力 す る こ と も 可 能 で す 。
ま た 、 本 出 力 の ゼ ロ ス ケ ー ル (D/A,ZS), フ ル ス ケ ー ル (D/A,FS)は 表 示 の 校 正 値 と は 独 立 し て 設 定
可能です。
(NET:プリセット風 袋 引 き 、 AZ指 令 に 連 動 し た 表 示 値 。 GROSS:プリセット風 袋 引 き 、 AZ演 算 を 行 わ な い 計 量 値 )
D/A出 力 分 解 能 を    に 設 定 し た 場 合 、表 示 に 対 応 し た 分 解 能 (表 示 の FSが 1/3,000の 時 、1/3,000)
で各デジタル演算機能と連動した出力を行います。
D/A出 力 分 解 能 を    に 設 定 し た 場 合 、 内 部 最 大 (D/A,FSに 対 し 約 1/10,000)分 解 能 で 出 力 し ま
す。
基 本 的 に は ユ ニ ポ ー ラ (片 極 性 )出 力 で す が 、 D/A,FSの 約 5%程 度 ま で は 負 極 性 方 向 に 、 ま た 、 約 5%
程 度 ま で FSを 超 え て 出 力 可 能 で す 。 な お 、 内 部 回 路 と は ア イ ソ レ ー ト さ れ て い ま す 。
1). 調 整 お よ び 設 定
①
ゼロ点および感度調整
本 器 で は D/A出 力 の ゼ ロ 点 (4mAま た は 0V)・ 感 度 (20mAま た は 10V)は 出 荷 時 に 調 整 済 み で す が 、
必 要 に 応 じ [テ ス ト モ ー ド ]で キ ー 操 作 に よ る ゼ ロ 点 ・ 感 度 調 整 が 行 え ま す 。
(テ ス ト モ ー ド の 操 作 方 法 は §8 を 参 照 し て 下 さ い )
②
ファンクションモードで出力内容を選択します。

正 味 重 量 (NET)を 出 力

総 重 量 (GROSS) 〃
③
フ ァ ン ク シ ョ ン モ ー ド で 、 D/A.ZS, D/A.FS値 を 設 定 し ま す 。 ( ア ナ ロ グ 出 力 の ス ケ ー リ ン
グ設定)
: D/A.ZS値 と は 、② で 選 択 し た 出 力 内 容 (NET,GROSS)に お け る 、4mAま た は 0Vを 出 力 す る と
きの計量値を示します。
: D/A.FS値 と は 、② で 選 択 し た 出 力 内 容 (NET,GROSS)に お け る 、20mAま た は 10Vを 出 力 す る
ときの計量値を示します。
④
フ ァ ン ク シ ョ ン モ ー ド で D/A出 力 分 解 能 を 選 択 し ま す 。

表示連動、表示分解能

表示非連動、内部最大分解能
2). 保 守
テ ス ト モ ー ド を 使 用 す る と 、4∼ 20mAま た は 0∼ 10V間 で 1.6mAま た は 1Vス テ ッ プ で 出 力 を 増 減 で き ま す 。
こ の 機 能 を 使 用 す る と 、 簡 単 に 1/10ス テ ッ プ で 直 線 性 の 確 認 が 行 え ま す 。
5 − 2 ) [OP-4]カ レ ン ト ル ー プ シ リ ア ル 出 力
本 オ プ シ ョ ン は 、 弊 社 指 示 計 用 周 辺 機 器 を 接 続 す る た め の 専 用 シ リ ア ル I/Fで す 。
本 出 力 を CV-3010(シ リ ア ル − BCDコ ン バ ー タ )に 接 続 す る こ と で 、本 器 の 計 量 デ ー タ を BCD
パラレル信号で出力する事が可能になります。
その他、外部表示器・プリンタなども接続可能です。
本 I / F は 、 内 部 回 路 と は ア イ ソ レ ー ト さ れ て お り 、接 続 す る 外 部 機 器 と は 0 ∼ 2 0 m A カ レ ン ト
ル ー プ 信 号 で 接 続 さ れ ま す の で 、ノ イ ズ の 影 響 を 受 け に く く 約 1 0 0 m 迄 の 距 離 で 伝 送 可 能 で
す。
な お 、 本 器 側 で の 設 定 は 有 り ま せ ん 。 2芯 ケ ー ブ ル を 使 用 し て 本 器 の C/L出 力 を 外 部 機 器
の C/L入 力 に 接 続 し て 下 さ い 。 無 極 性 の I/Fで す の で 極 性 を 気 に す る 必 要 は 有 り ま せ ん 。
距離が短ければ特にシールドケーブルを使用する必要は有りませんが、ノイズの多いラ
イ ン や ACラ イ ン と は 分 け て 配 線 し て 下 さ い 。
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§6 . 校正操作
校正操作は、基準となる分銅等の既知重量物を使用して行う「実荷重校正」と、あらかじめ本器が
持っている基準値を元にキー入力で行う「等価入力校正」による方法があります。
校正はどちらかの方法で行えばよく、最後に行った校正値で動作します。
出 来 る だ け 実 荷 重 に よ る 校 正 を お 勧 め し ま す が 、設 置 場 所 の 設 備 や 環 境 に 合 わ せ て 行 っ て く だ さ い 。
秤量台と本指示計をセットで購入された場合は、既に校正が行われている場合もあります。
ま た 、 校 正 操 作 を 行 う と プ リ セ ッ ト 風 袋 引 き 、 オ ー ト ゼ ロ の 設 定 が 0に な り ま す 。
6 − 1 ) 校正作業前に必要な設定
キャルロックまたはキーロック状態の場合、ロックを解除してください。
4-8)、 4-7)参 照
6 − 2 ) 実荷重による校正方法
以下、計量モードからの操作を示します。
操作を途中で終了する場合は、キーを何度か押すと設定の変更をせずに計量状態に戻ることが
出来ます。
1). 計量物を取り去り、ゼロ点の校正を行います。
①  キ ー を 3回 押 し ま す 。 ガ イ ド 表 示 に     と 表 示 さ れ ま す 。
②  キ ー を 2押 し ま す 。    と 表 示 さ れ ま す 。
③  キ ー を 1回 押 し ま す 。     と 表 示 さ れ ま す 。
④キーを押します。の表示が点滅します。
⑤キーを押します。ゼロ点の校正が行われます。正常に校正が行われたら  と表示し
た後、スパンの校正に進みます。
ゼロ点校正範囲に入らない場合は  と表示されます。
2 ) . 計 量 器 (台 秤 )に 、 分 銅 等 の 既 知 重 量 物 を 載 せ 、 ス パ ン 量 (感 度 )の 校 正 を 行 い ま す 。
① ガ イ ド 表 示 の     と ※ ※ ※ ※ を 交 互 に 表 示 し ま す 。 (※ は 最 後 に 行 っ た 設 定 値 が 残 っ
ています。)
②キーで桁を選択し、キーで数値を変更し、既知重量値を設定します。
③キーを押すと既知重量物の重量を設定された値として感度を校正します。
中断する場合は、表示が点滅している状態でキーを押すと、点滅が止まりますので、続
けてキーを押すと、校正を行わずに計量モードに戻ります。
3). 計量器から分銅等の既知重量物を降ろします。
4). 最小目盛の設定を確認します。
最 小 目 盛 の 設 定 を 変 え る こ と で 、 表 示 変 化 幅 (飛 び 数 )を 1,2,5,10飛 び に 変 え る こ と が 出 来 ま
す。最小目盛を変えてもスパン量は変化しません。
①ガイド表示に 
 の様に、現在の最小目盛が表示されます。
②最小目盛の設定を変えるにはキーで希望する飛び数を選択し、キーを押します。変更
しない場合はキーを押します。
5). 同 様 な 操 作 で 、 必 要 に 応 じ て 、 デ ジ タ ル フ ィ ル タ 、 ゼ ロ ト ラ ッ キ ン グ 、 小 数 点 位 置 を 設 定
します。
6). 表 示 が 点 滅 し て い な い 状 態 で 、  キ ー を 何 回 か 押 す と 、 計 量 モ ー ド に 戻 り ま す 。
7). 計 量 モ ー ド に 戻 っ た ら 、指 示 値 が ゼ ロ で あ る 事 を 確 認 し ま す 。 そ う で 無 い 場 合 は 1)項 よ り
繰返します。
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6 − 3 ) 等価入力による校正方法
以下、計量モードからの操作を示します。
操作を途中で終了する場合は、キイを何度か押すと設定の変更をせずに計量状態に戻ることが
出来ます。
1). ゼ ロ 点 の 等 価 入 力 の 極 性
①  キ ー を 3回 押 し ま す 。 ガ イ ド 表 示 に     と 表 示 さ れ ま す 。
②  キ ー を 2押 し ま す 。    と 表 示 さ れ ま す 。
③  キ ー を 10回 押 し ま す 。     と 表 示 さ れ 、 前 回 の 校 正 値 を 表 示 し ま す 。
④  ま た は  キ ー で セ ン サ ー の ゼ ロ 入 力 の 極 性 を  (プ ラ ス )ま た は  (マ イ ナ ス )で 設 定 し ま
す。
⑤キーを押します。極性が仮登録され と表示した後、ゼロ点の等価入力校正に進み
ます。
2). ゼ ロ 点 の 等 価 入 力 校 正
①ガイド表示のと前回の校正値を交互に表示します。
②キーを押すと、校正値の左端の桁が点滅します。
③  キ ー で 桁 を 選 択 し 、  キ ー で セ ン サ ー の ゼ ロ 入 力 値 を mV/V単 位 で 設 定 し ま す 。
④  キ ー を 押 し ま す 。ゼ ロ 点 の 校 正 が 行 わ れ 、正 常 に 校 正 が 行 わ れ た ら    と 表 示 し た 後 、
ス パ ン の 表 示 値 設 定 に 進 み ま す 。校 正 が 正 常 に 行 わ れ な か っ た 場 合 、   と 表 示 し ま す 。
3). スパンの表示値設定
①ガイド表示のと前回の校正値を交互に表示します。
②キーを押すと、校正値の左端の桁が点滅します。
③キーで桁を選択し、キーでスパンの表示値を設定します。
マ イ ナ ス の 値 を 入 力 す る 場 合 は  キ ー で 最 上 位 桁 の 左 側 の 桁 を 選 択 し  キ ー で  (マ イ ナ
ス )か ブ ラ ン ク (プ ラ ス )を 設 定 し ま す 。こ の 時 、設 定 値 が ゼ ロ に な る と マ イ ナ ス の 極 性 が リ
セ ッ ト (プ ラ ス に 変 更 )さ れ る の で 注 意 し て く だ さ い 。
④キーを押します。スパンの表示値が仮登録され と表示した後、スパンの等価入力
の極性設定に進みます。
4). ス パ ン の 等 価 入 力 の 極 性
①ガイド表示のと前回の校正値を表示します。
②  ま た は  キ ー で セ ン サ ー の ゼ ロ 入 力 の 極 性 を  (プ ラ ス )ま た は  (マ イ ナ ス )で 設 定 し
ます。
③  キ ー を 押 し ま す 。極 性 が 仮 登 録 さ れ    と 表 示 し た 後 、ス パ ン の 等 価 入 力 校 正 に 進 み
ます。
5). ス パ ン の 等 価 入 力 校 正
①ガイド表示のと前回の校正値を交互に表示します。
②キーを押すと、校正値の左端の桁が点滅します。
③  キ ー で 桁 を 選 択 し 、  キ ー で セ ン サ ー の ス パ ン 入 力 値 を mV/V単 位 で 設 定 し ま す 。
④  キ ー を 押 し ま す 。ス パ ン の 表 示 値 設 定 と ス パ ン の 校 正 が 行 わ れ ま す 。正 常 に 校 正 が 行 わ
れたら と表示した後、校正モードに戻ります。校正が正常に行われなかった場合、
と表示されます。
6) キ ー を 押 し て 計 量 モ ー ド に 戻 り ま す 。
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§7 . 異常時の対処方法
本器が動作不良の場合、下記に示す対処によっても不具合が解消されない場合は、弊社宛てにご
連絡下さい。この時、型名・製品シリアル番号ならびに出来るだけ詳しい故障の症状をお知らせ
下さい。
7 − 1 ) 基本的な点検項目
1 ) . 供 給 電 源 は 正 常 か 、 確 認 し て 下 さ い 。 本 器 は DC24V仕 様 で す 。
2). 端 子 台 の 接 続 が 確 実 に 行 わ れ て い る か 確 認 し て 下 さ い 。
7 − 2 ) 校正時の注意点
1). ゼロ点校正時エラー表示がでる。
・ ゼ ロ 点 校 正 を 行 う に は 、 無 負 荷 時 の セ ン サ ー 出 力 が -2.8∼ +2.8mV/Vの 範 囲 内 で な け れ ば 校
正 は 行 え ま せ ん 。 定 格 出 力 が 3mV/V の セ ン サ ー を 使 用 し て 無 負 荷 時 の セ ン サ ー 出 力 が
±2.8mV/Vを 越 え る 場 合 は 弊 社 宛 お 問 い 合 わ せ く だ さ い 。
2). 表示のばらつきが大きい。
・本 器 の 入 力 感 度 は 0.5μ V/digitで す の で 、1.0mV/V入 力 時 の 最 大 表 示 分 解 能 は 1/9,999で す 。
ま た 、 0.5mV/V入 力 時 で は 1/5,000と な り ま す 。 こ れ ら を 越 え る 分 解 能 と な る 設 定 を 行 う と
最小桁の指示値のばらつきが大きくなってきます。
こ の 場 合 、 入 力 感 度 仕 様 を 超 え な い 様 、 表 示 の 送 り 数 を 2,5,10に 変 更 し て く だ さ い 。
また、デジタルフィルタの設定を大きくする事でもばらつきを緩和させる事が出来ます。
3). スパン校正時、エラー表示を行い、表示がキーインした値にならない。
・本 器 で は 、初 期 風 袋 量 と 計 量 値 の 合 計 が ±3.3mV/Vを 越 え る シ ス テ ム で の 計 測 は 行 え ま せ ん 。
定 格 出 力 が 3mV/Vの セ ン サ ー を 使 用 し て 計 測 を 行 う 場 合 は 弊 社 宛 お 問 い 合 わ せ く だ さ い 。
7 − 3 ) 異常な表示を行っている場合の対処方法
1 ) . 過 負 荷 状 態 で 無 い の に 、 計 量 値 表 示 器 が 点 滅 (オ ー バ ー 表 示 )を 行 っ て い る 場 合 。
センサーケーブルの一部が断線したか、センサーが不良となった場合が考えられます。
テ ス ト モ ー ド で セ ン サ ー か ら の 入 力 電 圧 を mV/Vで 表 示 さ せ 確 認 し て く だ さ い 。 P21参 照
7 − 4 ) 本器の故障であるかの判断
セ ン サ ー 印 加 電 圧 (端 子 台 に て 1番 (+EXC)∼ 2番 (-EXC) 間 )が 5V ± 0.25Vで 安 定 し て い る か 確
認して下さい。安定でない場合はセンサー用電源回路の不良です。
1 ) . 端 子 台 に 於 て セ ン サ ー 出 力 電 圧 を 短 絡 (3番 (+SIG.)∼ 4番 (-SIG.)間 を ジ ャ ン パ )し 、 テ ス ト
モ ー ド で 計 量 器 の 入 力 電 圧 を mV/Vで 表 示 さ せ ま す 。(セ ン サ ー は 接 続 し た 状 態 で 行 っ て 下 さ
い。)
この時指示値がゼロ付近で安定しているか確認して下さい。安定していない場合は本器の
不良です。安定している場合はセンサー側を確認して下さい。
2 ) . デ ジ タ ル I/Oの 確 認
テ ス ト モ ー ド で 、 I/Oの 確 認 を 行 っ て 下 さ い 。
7 − 5 ) セ ン サ ー ( ロ ー ド セ ル )の 確 認
ロ ー ド セ ル の 入 出 力 抵 抗 お よ び 絶 縁 抵 抗 等 を 測 定 す る こ と に よ り 、概 略 の 良 否 判 定 が で き ま
す。
(必 ず 、本 器 の 電 源 を 切 り 、セ ン サ ー の ケ ー ブ ル を 全 て 端 子 よ り 外 し て か ら 行 っ て く だ さ い 。)
1). ロードセルの抵抗値による故障判定法
ロードセルのブリッジ抵抗をテスターで測定し、入出力抵抗に異常がないか確認して下さ
い。
2). ロードセルの絶縁抵抗による故障判定法
ロ ー ド セ ル の シ ー ル ド 線 と 他 の 線 間 を 50V以 内 の 電 圧 で 絶 縁 抵 抗 を 測 定 し ま す 。こ の 時 の 絶
縁 抵 抗 値 が 1000MΩ 以 上 あ れ ば 、 ロ ー ド セ ル は 概 略 良 好 で す 。
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§8 . テ ス ト モ ー ド の 操 作 方 法
本器はテストモードを備えており、動作状態のテストが行えます。
シ ス テ ム に 動 作 不 良 が 発 生 し た 時 に 、 テ ス ト モ ー ド を 使 用 し て I/O関 係 の テ ス ト を 行 な う 事 に よ り 、
本器側の故障で有るか否かの判断に役立ちます。
8 − 1 ) 基本操作
1 ) . 設 定 モ ー ド の 操 作 で 、 テ ス ト モ ー ド に 移 行 出 来 ま す 。 ま た 電 源 ON後 3秒 以 内 に  キ ー を 3回
押す事でも可能です。
テ ス ト モ ー ド の 終 了 は 一 旦 電 源 を OFFに す る か 、プ ロ グ ラ ム バ ー ジ ョ ン の 表 示 に お い て 、
キ ー を 3回 押 す 事 に 依 り ま す 。
 キ ー を 押 す と テ ス ト 項 目 が 1つ 次 に 進 み ま す 。 ゼ ロ 点 の 微 調 整 の 次 は プ ロ グ ラ ム バ ー ジ
ョン表示に戻ります。
8 − 2 ) 各テストの動作仕様
●プログラムバージョン表示
本器のソフトウェアのバージョン番号を表示します。
表 示 例 :    ・・・・・Ver 2.00を 示 し ま す 。
こ の モ ー ド で  キ ー を 3回 押 す と 、 計 量 の モ ー ド に 移 行 で き ま す 。
Program Version : 
●表示テスト
Display : 
①  キ ー を 押 す 度 に 、消 灯 → 全 桁 1セ グ メ ン ト 点 灯 → 各 桁 全 セ グ メ ン ト 点 灯 → 全 点 灯 、を 繰 り
返します。
② キーを押すと逆の順序で点灯します。
③ キーを押すと消灯します。
④ キーを押すと全点灯します。
●キーテスト
押されたキーを番号で表示します。
キー
 ( 続 け て 2回 押 す と 次 の 項 目 に 移 り ま す )
キー

キー

キー

キー

Key : 
●コンパレータ出力動作テスト
Set Point :  
各 キ ー が SP1、SP2、SP3、SP4、SP5に 対 応 し て お り 、そ れ ぞ れ の キ ー を 押 す 度 に ON/OFF動 作 を 行
います。
 の と き は 対 応 す る 出 力 が OFFに な り ま す 。
 、  、  、  、  の と き は 対 応 す る 出 力 が ONに な り ま す 。
 キ ー を 続 け て 3回 押 す と 次 の 項 目 に 移 り ま す 。
● D/A出 力 の ゼ ロ 点 校 正
4mA:  ま た は 0V: 
( オ プ シ ョ ン OP-1、 OP-5が 装 着 さ れ て い る 場 合 の み 有 効 )
キーとキーで出力を増減します。
押し続けると連続して変化します。
右 側 に 表 示 さ れ て い る 数 値 は 調 整 の 目 安 で す 。 調 整 範 囲 は ±999で す 。
キーを押すと微調整したゼロ点校正値を記憶します。
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● D/A出 力 の 感 度 校 正
20mA:   ま た は 10V:  
( オ プ シ ョ ン OP-1、 OP-5が 装 着 さ れ て い る 場 合 の み 有 効 )
キーとキーで出力を増減します。
押し続けると連続して変化します。
右 側 に 表 示 さ れ て い る 数 値 は 調 整 の 目 安 で す 。 調 整 範 囲 は ±999で す 。
キーを押すと微調整した感度校正値を記憶します。
● D/A出 力 の 動 作 テ ス ト
( オ プ シ ョ ン OP-1、 OP-5が 装 着 さ れ て い る 場 合 の み 有 効 )
キーとキーで出力を増減します。
右 側 に 表 示 さ れ て い る 数 値 は 出 力 の 目 安 で す 。 出 力 範 囲 は 10段 階 で す 。
キーを押すと最小になります。
キーを押すと最大になります。
D/A Out:  
● 計 量 器 の 入 力 電 圧 (mV/V)の 表 示
mV/V :  
計 量 器 の 入 力 値 を mV/V単 位 で 表 示 し ま す 。 確 度 は 基 準 感 度 (1.0mV/V)±5% で す 。
A/Dオ ー バ ー の 時 は 点 滅 し ま す 。
AZ ( )キ ー を 押 す と 表 示 を 0に す る こ と が で き ま す 。
AZ.R ( )キ ー を 押 す と 0に し た 表 示 を 解 除 す る こ と が で き ま す 。
●ゼロ点の微調整
0 Adjust:    
計量物を乗せたままゼロ点を微調整できます。
キーまたはキーを押すと現在の計量値を表示します。 この状態でキーまたはキーを
押 す こ と で ゼ ロ 点 の 校 正 値 を 微 調 整 し ま す (押 し 続 け る と 連 続 し て 変 化 し ま す 。 )。
予めゼロ点のずれた量がわかっている分だけ移動させます。
キイを押すと微調整したゼロ点を記憶します。
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§9 . 機器の据付および接続方法
9 − 1 ) 機器の据付環境等
1 ) . 本 器 の 使 用 温 度 範 囲 は -10℃ ∼ 40℃ で す 。直 射 日 光 の 当 ら な い 場 所 へ の 設 置 を 考 慮 し て 下 さ
い。
2). 本器はウォールマウント構造となっています。本体の取り付け穴を使用して取り付けて下
さい。
9 − 2 ) 端子結線
本器への配線は本体サイドの端子台で行います。
No.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
接 続 信 号
EXC+
EXCSIG+
SIGSHL
E
+24V
0V
SP1
SP2
SP3
SP4
SP5
COM-E
OUT+
OUT-
ロ ー ド セ ル 印 加 電 圧 (+ )
ロ ー ド セ ル 印 加 電 圧 (− )
ロ ー ド セ ル 信 号 入 力 (+ )
端 子 台 は 7.62mm ピ ッ チ 圧 着
端子用の端子台です。
幅 6mm 迄 の M3 用 圧 着 端 子 を
使用して結線して下さい。
ロ ー ド セ ル 信 号 入 力 (− )
ロードセルシールド
接地
電 源 ( D C+ 2 4 V)
電 源 ( 0 V)
コ ン パ レ ー タ 出 力 1 ( コ レク タ 出 力 )
コ ン パ レ ー タ 出 力 2 ( コ レク タ 出 力 )
コ ン パ レ ー タ 出 力 3 ( コ レク タ 出 力 )
コ ン パ レ ー タ 出 力 4 ( コ レク タ 出 力 )
コ ン パ レ ー タ 出 力 5 ( コ レク タ 出 力 )
共通エミッタ
オ プ シ ョ ン 出 力 (+ )
オ プ シ ョ ン 出 力 (− )
Å カ レ ン ト ル ー プ 出 力 (OP-4)を
装着した場合は無極性
1). セ ン サ ー
4芯 シ ー ル ド ケ ー ブ ル で 結 線 し て 下 さ い 。
ま た 、 ノ イ ズ の 多 い ラ イ ン や ACラ イ ン と は 別 配 線 と し て く だ さ い 。
2). 接 点 出 力
オープンコレクタ負論理出力です。
出 力 定 格 は DC30V 30mA(抵 抗 負 荷 )で す 。
3). 接 地
接 地 抵 抗 100Ω 以 下 の ア ー ス に 接 続 し て 下 さ い 。
4). 電 源
電 源 は DC24Vで す 。
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§1 0 . 仕
様
1 0 − 1 ) ア ナ ロ グ お よ び A/D変 換 部
1). 入 力 感 度
0 . 5 μ V / di g i t以 上
1 . 0 m V/ V入 力 時 表 示 分 解 能 : 最 大 1 / 9, 99 9
0 . 5 m V/ V入 力 時 表 示 分 解 能 : 最 大 1 / 5, 00 0
2). 非 直 線 性
± 0 .0 3 % F S± 1カ ウ ン ト
3). 温 度 特 性 零 点
± 0 .0 0 5% F S/ ℃ (入 力 感 度 :1 . 0m V / Vに 於 い て )
感 度
± 0 .0 0 5% R ea d i ng /℃
4). 周 波 数 特 性
約 1 H z ( - 3d B )( D F =8 、 A V= 4 に 於 い て )
5). ト ラ ン ス デ ュ ー サ 電 源
D C 5 V± 5% , 60 m A ( 3 5 0Ω 型 ト ラ ン ス デ ュ ー サ 4台 接 続 可 能 )
10−2)表示部
1) . 表 示 種 類
①計量値表示
② 動 作 表 示 LED
2) . 計 量 値 表 示
表示範囲
小数点
オーバー表示
L E D 7 セ グ メ ン ト 4桁 、 赤 色 、 文 字 高 さ 8m m
赤 色 、 6個
± 9 99 9 ( ゼ ロ サ プ レ ス 表 示 )
任 意 桁 に 設 定 可 能 ( 無 し , 0.0, 0.00, 0.000)
全桁点滅
入 力 信 号 が - 3. 3 mV / V以 下 と 3. 3 mV / V以 上 、ま た は 表 示 値 が 9 99 9を
超える場合はオーバー表示を行う。
単 位
kg
サ ン プ リ ン グ 周 期 6 0 m s ec . (約 1 6 .7 回 / 秒 )
3). 動 作 表 示
AZ(オ ー ト ゼ ロ ),
SP1, SP2, SP3, SP4, SP5 (コ ン パ レ ー タ 出 力 1∼ 5動 作 表 示 )
10−3)零点・感度調整
1) . 零 点 調 整
- 2 . 8∼ 2 .8 m V /V の 入 力 信 号 範 囲 に て キ ー 操 作 に よ り 調 整 可 能 。
2) . 感 度 調 整
- 3 . 0∼ 3 .0 m V /V の ス パ ン 量 に て キ ー 操 作 に よ り 調 整 可 能 。
3) . ゼ ロ 点 の 等 価 入 力 校 正
- 2 . 8∼ + 2. 8 m V/ Vを キ ー 入 力 に て 設 定 可 能 。
4). 感 度 の 等 価 入 力 校 正
- 3 . 0∼ + 3. 0 m V/ Vを キ ー 入 力 に て 設 定 可 能 。
5). 感 度 の 重 量 設 定
- 9 9 9 9∼ +9 9 9 9を キ ー 入 力 に て 設 定 可 能 。
6) . 等 価 入 力 に よ る 校 正 精 度
±0.2%FS(ス パ ン 量 1mV/Vか つ 同 一 ケ ー ブ ル 長 の 条 件 に お
いて)
※ .初 期 風 袋 値 (ゼ ロ 点 入 力 値 )と 最 大 計 量 値 (ス パ ン 量 )の 合 計 が ±3.3mV/Vを 超 え な い こ と
10−4)I/O部
1). 操 作 ス イ ッ チ
ペ ン タ ッ チ 式 5 キ ー 、 各 機 能 設 定 用 ( IT E M, N E XT ,U P , E SC , EN T R Y)
2) . 制 御 用 出 力
①出力信号
オ ー プ ン コ レ ク タ 負 論 理 出 力 : 5点
SP1∼ 5共 通 エ ミ ッ タ
フ ォ ト カ プ ラ 絶 縁 、 NP Nト ラ ン ジ ス タ
信 号 出 力 時 エ ミ ッ タ ∼ コ レ ク タ 間 ON
エ ミ ッ タ ∼ コ レ ク タ 間 飽 和 電 圧 1 . 2V 以 下 ( 東 芝 製 TL P 12 7 相 当 )
②定格
D C 3 0 V, 30mA
(抵 抗 負 荷 )
3). シ リ ア ル 出 力 ( オ プ シ ョ ン : O P- 4 )
カ レ ン ト ル ー プ シ リ ア ル 出 力 ( 弊 社 外 部 機 器 接 続 専 用 I / F)
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4) . ア ナ ロ グ 出 力 ( オ プ シ ョ ン : O P- 1 、 O P -5 )
①出力信号
表 示 値 に 連 動 し た D/Aコ ン バ ー ト 、 ア イ ソ レ ー ト 出 力
4∼ 20mA/0∼ FS(負 荷 抵 抗 : 0∼ 510Ω )・ ・ ・ ・ OP-1
0∼ 10V/0∼ FS(負 荷 抵 抗 : 5kΩ 以 上 ) ・ ・ ・ ・ OP-5
オ ー バ ー ・ ア ン ダ ー と も に FSに 対 し 5%出 力 可 能
②分 解 能
分 解 能 に 連 動 (設 定 に て 表 示 非 連 動 約 1/10,000も 可 )
③非直線性
±0.1%FS(表 示 値 に 対 し て )
④温度特性
ゼ ロ 点 ・ 感 度 共 ±0.02%FS/℃
10−5)機能
各 機 能 の 詳 細 は §4 を 参 照 し て 下 さ い
1). オ ー ト ゼ ロ 機 能 (A Z )
2). プ リ セ ッ ト 風 袋 引 き (固 定 風 袋 引 き )機 能 . ( P T )
3). ゼ ロ ト ラ ッ キ ン グ ( Z T )
4). ス ケ ー ル デ ィ ビ ジ ョ ン 機 能 (S . D I V )
5) . デ ジ タ ル フ ィ ル タ 機 能 ( D F ) お よ び 移 動 平 均 機 能 ( A V )
6) . ア ナ ロ グ 出 力 ス ケ ー リ ン グ
7). キ ー ロ ッ ク 機 能
8). キ ャ ル ロ ッ ク 機 能
9). コ ン パ レ ー タ
10 ) . シ リ ア ル 出 力 機 能 ( オ プ シ ョ ン )
10−6)総 合
1). 停 電 対 策 ( メ モ リ内 容 の バ ック ア ッ フ ゚)
2) . 電 源 電 圧
3) . 消 費 電 流
4). 使 用 温 度 ・ 湿 度 範 囲
5) . 取 り 付 け 方 法
6) . 本 体 質 量
各 設 定 デ ー タ は 不 揮 発 性 メ モ リに 書 き 込 み 。
D C 2 0∼ 2 7V
絶 縁 型 DC/DCコ ン バ ー タ に よ り 供 給 電 源 と 内 部 回 路
はアイソレート。
0.5A typ
- 1 0 ∼ 4 0℃ 、 20 ∼ 8 5 % R. H . ( 結 露 無 き こ と )
ウォールマウントタイプ
( 本 体 2 -φ 4 . 5を 利 用 し て 取 り 付 け )
約 1kg
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§1 1 . 型式一覧・付属品
1 1 − 1 ) 型式
オ プ シ ョ ン は 弊 社 工 場 に 於 い て の み 装 着 可 能 で す 。 (工 場 出 荷 時 オ プ シ ョ ン )
DLS−5033A−1
デジタル指示計
オプション
無記入:オプション無し
1
: 電 流 出 力 (4∼ 20mA)
4
:カレントループシリアル出力
5
: 電 圧 出 力 (0∼ 10V片 極 性 )
電源はDC24V仕様です。
接続する電源を間違えると機器が破損する場合があります。使用する電源を充分に確
認して下さい。
11−2)付属品
1). 取 扱 説 明 書
2). 単 位 シ ー ル
§1 2 . 外形寸法
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§1 3 . 機 能 一 覧
動作モード
計量モード
キ ー /表 示

 1秒
 1秒
 2秒
コンパレータ

設定モード







ファンクション 
設定モード











キ ャ リ ブ レ ー シ 
ョン設定モード 













各設定モード

確認状態

(非 表 示 点 滅 )

各設定モード
設定状態
(表 示 点 滅 )

 or



動作内容
備考
設定モードへ移行
オ ー ト ゼ ロ (AZ)
 キ ー を 3回 押 す
1秒 間 押 す
オ ー ト ゼ ロ リ セ ッ ト (AZ.R)
キーロック/アンロックの 切 り 替 え
コ ン パ レ ー タ 1定 量 値
コ ン パ レ ー タ 2定 量 値
コ ン パ レ ー タ 3定 量 値
コ ン パ レ ー タ 4定 量 値
コ ン パ レ ー タ 5定 量 値
ヒステリシス
プリセット風袋値
コ ン パ レ ー タ 1動 作
コ ン パ レ ー タ 2動 作
コ ン パ レ ー タ 3動 作
コ ン パ レ ー タ 4動 作
コ ン パ レ ー タ 5動 作
コンパレータ動作遅延時間
アナログ出力対象
アナログ出力ゼロスケール
アナログ出力フルスケール
アナログ出力分解能
テストモードへ移行
ゼロ点校正
スパン校正
最 小 目 盛 (飛 び 数 )
デジタルフィルタの強さ
移動平均の解除条件
移動平均の回数
ゼロトラッキングの条件
ゼロトラッキングの時間
小数点位置
ゼロ点等価入力の極性
ゼロ点等価入力値
スパン表示値
スパン等価入力の極性
スパン等加入力値
次の項目へ移行
1秒 間 押 す
2秒 間 押 す
数 値 設 定 (4桁 )+ 極 性
数 値設定 (2桁 )
数 値設定 (4桁 )
候補選択
(   ,     ,     ,
,)
数 値 設 定 (4桁 )×0.06秒
候 補 選 択 (   ,    )
数 値 設 定 (4桁 )+ 極 性
候 補 選 択 (   ,    )
 で 点 滅 さ せ , 3回 で 移 行
 で 点 滅 さ せ , で 校 正
数 値 設 定 (4桁 )+ 極 性
候 補 選 択 (1,2,5,10)
候 補 選 択 (1∼ 10)
候 補 選 択 (oFF, 0.5∼ 10.0)
候 補 選 択 (1,2,4,8,16,24,32)
候 補 選 択 (oFF, 0.5∼ 10.0)
候 補 選 択 (0.1, 0.5∼ 5.0)
候 補 選 択 (0,1,2,3)
候 補 選 択 ( ,  )
数 値 設 定 (5桁 )
数 値 入 力 (4桁 )+ 極 性
候 補 選 択 ( ,  )
数 値 設 定 (5桁 )
前の項目へ移行
設定状態へ移行
計量モードへ移行
確認状態へ移行
候補変更または設定桁の選択
候補変更または点滅桁の数
値の変更
変更値登録
   表 示 後 ,次 項 目 へ 移 動
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テストモード





機種表示
プログラムバージョン表示
表示テスト
キーテスト

コンパレータ出力テスト
または
アナログ出力ゼロ調整

  ま た は アナログ出力スパン調整


アナログ出力テスト

ロ ー ド セ ル 入 力 (mV/V)

ゼロ点微調整
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2秒 間 表 示
 キ ー 3回 で 計 量 モ ー ド へ 移 行
キーで順次表示
 が 1∼  が 5
 キ ー 2回 で 次 移 行
 が SP1∼  が SP5
 キ ー 3回 で 次 移 行
キーで増減
で登録
  キ ー で 1段 増 減
キーで表示ゼロ
キーでゼロ解除
キーで重量表示後、
キーで増減、で登録
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