震災後、初の大規模展を開催 - リード エグジビション ジャパン 株式会社

リードが震災後、ついに大規模展を開催 (No.63, 11/04/14)
【写真速報】
人々を驚かせ、安心させた光景
日本中、世界中が 固唾をのんで注目!
震災後、初の大規模展を開催
日本中、世界中が注目する展示会が、いよいよ昨日開幕した。リード エグジビション ジャパン(株)
は、4月13日(水)~15日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて、液晶やプラズマディスプレイなどの
製造分野で世界最大の「第21回 ファインテック ジャパン」、高機能フィルム分野で世界最大の「第2回
フィルムテック ジャパン」、光/レーザー技術で国内最大の「第1回 フォトニクス」をスタートさせた。
去る3月11日(金)。会期まで1ヶ月を残す中、出展社も来場者も前回実績を大幅に上回る事が決定し
ており、誰もが大成功を疑わなかった。ところがその日の午後、東日本を襲った大地震と津波は、その
確信を大きく揺るがした。しかしリードは、震災後わずか1営業日を経て、予定している全ての展示会
を開催する方針を決めた。その第一号が本展だったのだ。
実は大地震から本日に至るまで、日本で予定されていた展示会のほとんどが、震災後の様々な影響に
よって中止や延期になってしまっていた。その中で、予定通り開催するこの3つの展示会に対しては、
本展の業界の方々だけでなく、展示会業界、政治・行政、他の産業界、マスコミも固唾をのんで注目し
ていた。というのは、出展規模が東京ドーム3個分、出展社が800社、来場者が6万人、海外来場者が5,000
名という、極めて大規模かつ国際的な展示会だったからである。また、本展が成功するかどうかが、今
後の日本の展示会に大きな影響を与えると思われていたからである。
異様な緊迫感の中で出展した企業の多くは、
「来場者の数は、さすがに3分の1ぐらいまで激減するの
ではないか」と心配していたようだった。リード社員もかつてないほど集客活動を徹底しながらも、
「来
場者が激減するのではないか」という不安を完全にはぬぐいさることはできなかった。
「この1ヶ月間、本当に苦しかったが、努力が報われた。励ましてくださった方に心から感謝」 と安堵し喜びをかみしめ
る、左から鈴木海外営業部長、田中事務局長、石積社長、岡部統括本部長、筆者(広報部長 田中)
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「驚いた、信じられない!」 の声があちこちから
そして迎えた会期初日の4月13日朝10時。果たして何が起きたのか?下の写真を見ていただければ。
何も言わなくてもよくお分かりいただけるだろう。
出展企業のほとんどが「まさか、という光景だ。人数が激減すると思い、パンフレットを十分に用意
してこなかった。リードの展示会はいつも大盛況だが、今回だけは例外だと思っていた」と喜びを隠さ
ずに笑顔で言った。さらにもっと驚いたのは来場者だった。「自分のように来場する人は少ないと思っ
ていたが、同じように来場した人がこんなにたくさんいて、正直驚いた。それにしても、この展示会に
来場することは、ビジネス上不可欠になっていることを改めて感じた」と口々に言っていた。
半ば自信、半ば不安を持って10時を迎えたリード社員は、
「この1ヶ月間、不安の日々を過ごしなが
らベストを尽くしてきた。この人数の多さに自分でも驚いたが、本当にうれしい。励ましてくれた人々
に感謝したい」と安心と興奮の気持ちで口走った。
フォトニクスの受付。開場後わずか 30 分後の様子。 去年より来場者が圧倒的に増えたと多くの人が言っていた
ファインテック ジャパンの受付。開場後すぐの様子。ビジネスのために来場が不可欠であることを、あらためて証明
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今回 2 回目のフィルムテック ジャパンの受付。出展社は 162 社から 220 社へと大幅に増えた。わずか 2 回目にして、圧倒的な
規模で、日本最大の展示会として確立した
例年通り来場者で混雑する、ファインテック ジャパン会場内の様子。「とても信じられない光景だ」 と、多くの方が口にしていた
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1,500 名の聴講者で埋め尽くされたファインテックジャパンの基調講演。入りきらずサテライト会場で聴講した方も多数
フォトニクスの基調講演。この業界で、これほど多くの部長、役員、社長だけが聴講した講演はめったに無かった
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新製品・新技術に真剣に耳を傾ける来場者 ( 東レ ブース )
各ブースで、例年通りの真剣な商談が行われた。海外からの来場者も非常に多かったことが、出展社を驚かせた
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石積社長が感謝のあいさつ
共感を呼んだ 「開催の理由」
展示会終了後の午後 6 時半、恒例の「エグゼクティブのためのレセプションパーティー」が始まった。
その冒頭、21 年前にこの展示会をゼロから立ち上げた石積は、挨拶の中で、「まずは冒頭に、この度の
東日本大震災で被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます」と述べた後、続けて、開催する事を
決断した心境を次のように説明した。
「実は今回、私たちは震災が起きたあと、わずか1日後に本展を通常通り開催することを決定いたし
ました。その理由は、展示会を開催することによって、皆様の業界の発展と日本経済の復活に大きな貢
献ができると思ったからです。さらに、経済が発展することによって、東北の被災地の復興にお役に立
てると確信したからです。」
このとき、会場から何人もの方から盛大な拍手が寄せられ、一瞬、スピーチを止めなければならない
ほどになった。そして会場全体から、「その通りだ!ありがとう」という声と、首を縦に振ってうなづ
く姿がたくさん見られた。それを見た石積とリード社員のほとんどは、「困難を乗り越えて開催にこぎ
つけて本当によかった。我々の努力は報われた」と感激し、思わず息を詰まらせた。
石積はさらに続けた。「今日、会場をまわっていて、多くの出展社から『このようなときにビジネス
の場を提供してくれてありがとう』と言われました。私どもは今後も、本展の中身をますます充実させ
ることによって、本業界の発展に貢献したいと強く決意しております。どうか今後とも皆様の絶大なる
ご支援をいただけますよう、お願い申し上げます」と述べた。
最後に石積は、このパーティに出席した 100 名を越す海外からの人たちに向かって、「皆様がこのよ
うな時に日本に来る事は、かなり勇気が必要だったのではないかと深い
敬意を表します。本展において、皆様のビジネスが実り多いものになる
よう、心からお祈りします」と重ねて謝辞を述べた。
業界 VIP が多数参加したパーティーで、石積が歓迎と感謝の言葉を述べた
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以上が会期初日のハイライトだ。正直言って、出展社の誰もが、来場者の誰もが、そしてリードの社
員でさえも、今回の会期を 100%の自信で迎えたわけではなかった。しかし、結果は誰もの心配を吹き
飛ばし、極めて充実した展示会が開催された。リードはこの後、7 月末までさらに何十本も展示会を開
催するが、その全てにわたって今回と同様、全力で中身の濃い展示会を開催することを決意している。
引き続き、ご支援・ご協力をいただきたい。
本展の 無料招待券を 差し上げます
リード社長の石積は、主催者、展示会場、支援企業によって構成される日本最大の協会である「日本
展示会協会」の会長でもある。彼は、常日頃より、日本の展示会産業の発展を願い、そのために様々な
活動を行っている。そんな観点から、「もし本展の見学に興味をお持ちの方々がいらっしゃれば、喜ん
で招待させていただきます。本展を見学することによって、少しでも元気づけられ、参考になるならば
幸いです」と述べている。
ご希望の方は東京ビッグサイト東 2 ホールの主催者事務局に直接お越しいただき、お名刺をご用意の
うえ、「ニュースリリースを見た」とお申し出ください。特別に入場者証を発行させていただきます。
お問い合わせ: リード エグジビション ジャパン(株) 広報部長 田中 嘉一
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TEL: 03-3349-8501