高齢者の旅行保険について AIU 保険会社 TS 業務企画部マネージャー 孫 台 旅行中は寝不足や疲労など、体力が消耗しているため、病気にかかりやすくなることはもちろん、 注意力が低下して思わぬケガをしてしまうこともあります。旅行中に思わぬケガや健康トラブルにあ うケースが年々増加傾向にあるようです。海外でトラブルにあったとき、円滑で機動力のあるサービ スを提供するのが海外旅行保険です。 海外旅行保険の治療費用では、治療実費(実際にかかった費用)を支払います。普通傷害保険で は、入院・通院の日額補償(定額)が基本ですが、なぜ海外旅行保険は実費補償なのでしょうか? これは一般的に、海外での治療費が日本と比べて非常に高いことが理由としてあげられます。 海外主要都市で「盲腸の手術を受けるために入院した」場合の総費用は日本での相場と比べて、 かなり医療費が高いことがわかります。日本では救急車は無料ですが海外の多くの都市では有料 サービスとして提供されています。万全な体調管理を心がけるとともに、万が一のときの備えとして、 海外旅行保険は、海外旅行の必須アイテムのひとつといえましょう。 AIU では従来よりご好評いただいている治療・救援費用セットプランに加え、2002 年 11 月より、治 療・救援費用保険金額無制限プラン(インフィニティ)を販売しています。治療費用や救援者費用 を補償する治療・救援費用の支払限度額を無制限とすることで、高騰する海外の医療費にも対応 できます。治療費用を自己負担がどの程度になるかを心配することなく、安心して治療が受けられ ます。 高齢者の場合、何らかの持病を抱えている人も少なくない状況にあります。AIU では、最近2年以 内に海外旅行経験のある成人 1000 人を対象とした「海外旅行保険に関する消費者調査」を実施 いたしました。この中では「持病・既往症」に対して、以下のような消費者の意識が明らかになりまし た。 A) 全体の半分以上(50.8%)の方が何らかの持病や既往症(過去にかかった病気)を有していると 回答し、そのうち 10 人に1人の方が「ご旅行中に、こうした持病の発症や既往症の再発の経験があ る」と回答。 B) また全体の半分近く(47.7%)の方が「旅行中に持病が悪化、または過去にかかった病気が再 発したらどうしようと不安を感じる」と回答。 一方、これら「持病・既往症」への補償に対する消費者の認知の実態は下記のようになっていま す。 「持病・既往症には保険金が支払われない」ことを認知しているのは、全体の 5 人に 1 人(20.8%) 程度。 AIU の海外旅行保険は、既往症・持病が海外旅行中に急に悪化した際の応急治療費用や継続し て 3 日以上入院した場合の救援費用を保険期間(海外旅行期間)31 日までの短期旅行プランで 補償。これまでは保険が適用されなかったケースまである程度カバーすることで、皆様に安心をお 届けしています。
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