に アドビ システムズの Adobe Digital Publishing Suite

※本件は毎日新聞社とアドビ
システムズ株式会社より重複して配信される可能性がございますので、予めご容赦ください。
2012 年 9 月 28 日
毎日新聞社
アドビ システムズ 株式会社
毎日新聞社、「TAP-i by 毎日新聞+スポニチ」に
アドビ システムズの Adobe Digital Publishing Suite を採用
毎日新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:朝比奈 豊、以下毎日新聞)とアド
ビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:クレイグ ティーゲル)
は、毎日新聞が刊行している有料デジタル媒体「TAP-i(タップ・アイ) by 毎日新聞+ス
ポニチ」の制作・配信に、アドビ システムズが提供する電子出版ソリューションである
Adobe® Digital Publishing Suite(以下、ADPS)を採用したこと、またそれに伴い、10 月1日よ
り「TAP-i by 毎日新聞+スポニチ」の有料サービスを開始することを発表しました。
TAP-i は「ニュースを、さわろう。」をコンセプトに、iPad などのタブレット端末やスマー
トフォン向けに特化した、まったく新しいニュースメディアです。2012 年 5 月 25 日の創刊
以来、毎日新聞とスポーツニッポン新聞社の豊富な取材ネットワークとコンテンツを活か
し、さまざまな分野のニュースや情報を日刊で配信しています。5 月 25 日の創刊から 9 月
30 日までのプロモーション期間は iPad/iPhone/Android Tab/Andoroid Phone 向けに無料配信
しており、10 月 1 日より有料サービスを開始します。
毎日新聞は今回、「TAP-i by 毎日新聞+スポニチ」の制作・配信プラットフォームに新しく
ADPS を採用したことで、同社の既存のシステム資産を活かし、よりリッチでインタラクテ
ィブ、かつユーザーにとって使い勝手の良い電子コンテンツの制作および配信を実現しま
した。
ADPS は、ホスティングサービスとビューワー(閲覧ソフト)技術で構成される電子出版向
けのソリューションです。ADPS は、コンテンツオーサリング ソフトウェアである Adobe
InDesign(R) と緊密に統合されているため、制作における使い勝手に優れています。出版社
に代表されるメディア企業は、InDesign でデザイン、制作した記事や広告などのコンテンツ
に、動画や音声などのさまざまなインタラクティブ機能を追加し、これまでにない新しい
閲覧体験を読者に提供することで、競争力の高いデジタルコンテンツを提供できるように
なります。ADPS では紙媒体と並行したシームレスなワークフローで制作進行がおこなえる
ため、多種多様な端末向けの効率的なデジタルコンテンツの提供が可能となります。
さらに、コンテンツ制作およびオーサリングに InDesign を使用し ADPS で配信する場合に
は、各種デバイスに合わせたビューワーを作成する際、一般的に必須とされるアプリ開発
のためのプログラミングが不要となり、また各種デバイスに合わせて各ビューワーを開発
する必要がないので、ADPS の導入企業はコンテンツ制作に注力することができます。加え
て、HTML5 対応により速報性の高いニュースも簡単に手元で閲覧できるため、媒体全体の
高いデザイン性と速報性に優れたコンテンツとして、有料サービス読者の増加や媒体価値
の向上も見込めます。
今回、毎日新聞は ADPS の導入により、魅力的なデジタルコンテンツの効率的な制作・配信
だけでなく、ADPS にアクセス解析ツールの Adobe SiteCatalyst®を組み合わせることにより、
TAP-i 内の記事やその他のコンテンツのほか、読者の広告閲覧状況なども自動的に収集、解
析、効果測定し、媒体内のコンテンツや広告の最適化により収益化の向上を常に検証し、
迅速に改善することも、可能になりました。
また、ADPS の権利付与機能により、毎日新聞社が提供する会員向けサービスの認証や決済
を行うための ID である毎日 ID と連携することができ、毎日 ID でログインして TAP-i のコ
ンテンツを無料で閲覧、ダウンロードすることができます。TAP-i はこの ADPS の権利付与
機能の、国内の新聞・出版社として初の採用例となります。
ADPS の導入に伴い、TAP-i に以下の機能が新たに追加されました。

PDF 形式でコンテンツを作成することによりコンテンツのファイルサイズが約 3 分
の 2 程度小さくなったことで、従来よりもコンテンツのダウンロードにかかる時間
が短縮し、購読者の利便性が向上しました。

「スライダーボタン*」により、読みたいコンテンツを即座に探すことができ、その
ページまですばやく移動できます。

ビューワーのカスタマイズ機能により、バックナンバーが閲覧しやすくなりました。
毎日新聞の新媒体本部の糟谷雅章本部長は、以下のように述べています。「今回アドビ シ
ステムズの ADPS を導入したことで、既存の InDesign をベースにした新聞組版システムを
そのまま活用した形で、魅力的なデジタルコンテンツの制作が可能になりました。このよ
うなシステムを構築するには、莫大な初期費用が必要でしたが、ADPS を選択したことによ
り、従来システムに比較して約 10 分の 1 のコストで実現することができました。世界市場
においても数多くの採用実績がある ADPS を、少ない初期投資で利用できる点に満足してい
ます。今後も媒体の価値を高めていくための新機能が継続的に追加される ADPS の優位性を
活用し、新しい媒体価値を創造できることに期待しています」
アドビ システムズの代表取締役社長 クレイグ ティーゲルは以下のように述べています。
「この度の ADPS 採用により、TAP-i の読者は、主要なタブレットやスマートフォンでこれ
まで以上に満足度の高い閲覧体験ができることになりました。今後も ADPS には定期的に新
機能を追加し、より魅力的な電子コンテンツの制作および配信をサポートしていきます」
*Scrubber Browse Mode:強化版ブラウズモード
Adobe Digital Publishing Suite について
Adobe Digital Publishing Suite(ADPS)は、ターンキー ホスティングサービスとビューワー
テクノロジーとがセットになり、Adobe Creative Suite(R) 6 および Adobe Creative Cloud と緊
密に統合された、制作から配信、課金、最適化までを一貫して可能にする電子出版制作環
境サービスです。制作ツールとして Adobe InDesign CS6 と組み合わせて利用することにより、
従来のメディア出版社、企業、広告代理店に加えてフリーランスのデザイナーや小規模の
デザイン事務所も主要なタブレット端末向けの新しいクラスの創造的なデジタル雑誌、新
聞、広告、および企業出版物を出版、配信、課金、最適化することができます。Digital Publishing
Suite には Enterprise、Professional、および Single Edition が用意されています。
毎日新聞社について
毎日新聞社は 2011 年、スポーツニッポン新聞社との共同持株会社「毎日新聞グループホー
ルディングス」を設立し、今年2月、創刊140年を迎えました。現存する日刊紙では国
内で最も長い伝統を誇っています。その一方で、執筆記者の顔と意見が見える「記者の目」
欄を設けたり、第三者が報道内容をチェックする「開かれた新聞委員会」の設置、署名記
事の導入など、常に他紙に先駆けて新しいメディアのあり方に挑戦してきました。TAP
-iも従来にない新しいメディアであると自負しています。
「毎日ジャーナリズム」は、ジ
ャーナリズム界の最高峰である日本新聞協会賞を計 26 回受賞するなど、高い評価を受けて
いますが、ケニアのノーベル平和賞受賞者、故ワンガリ・マータイさんが唱えた「MOT
TAINAI」キャンペーンや、東日本大震災の遺児を支援する「毎日希望奨学金」とい
った数々の社会貢献の活動でも知られています。
アドビ システムズ社について
アドビ システムズ社は、世界を動かすデジタル体験を提供します。アドビ システムズ 株
式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Web サイトに掲載されています。
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