沈丁花 早春に香る 晴れたらいいね 2012/3月号 「お雛様出したさかい、 座敷へ見に来られ」 毎年、桃の節句になると床の間に 飾られる、丸顔のお雛様。 男雛と女雛の二人の「親王飾り」です。 愛らしいぼんぼりに、 色とりどりのひし餅、桃の造花。 扇形のオルゴールから流れてくる、 懐かしいメロディ。 外はまだまだ寒いけれど、 部屋の中にだけ、春が来たような華やかさです。 挿絵:日本絵手紙協会 公認講師 二永由美子氏 (南砺市在住) 小さい頃、繊細なお雛様に手を伸ばすと「触られんな、壊れるやろ」と注意されました。 せっかく自分のお人形なのに、自由に遊べないなんて…。 相変わらずすまし顔のお雛様に、少し近寄りがたさを感じたものでした。 雛人形の定番といえば、衣装や細工の豪華なお人形ですが、 南砺市では井波彫刻の木彫り雛や、五箇山和紙で作られたものなど、 地元ならではのお雛様を見かけることも。 温かな手仕事の作品に、自然と気持ちも和みます。 あれは、姪っ子の初節句。「マンション暮らしで人形を飾るのは大変やろ」と、 母が弟に、富山の“土人形”のお雛様を贈りました。 手のひらサイズの雛人形と、初対面した姪っ子。 じっと観察したあと、小さな手でいきなり女雛をつかみ、 男雛にコツンとぶつけてしまいました。さいわい人形は無事、弟は大笑い。 家族とお雛様に見守られて、元気な女の子に育ちますように…。 ラオスの村々と交流を深め、 物資援助や中学校での運動会開催など、 多彩な活動を行う「南砺ラオス会」。 今回、ラオス訪問に参加し、 現地の人々とのふれあいを楽しみました。 今年の2月上旬、縁あって、「南砺ラオス会」の訪問団に同行しました。 ルアンプラバン市内観光などを経て、 ラオスの首都ビエンチャンへ移動。 ビエンチャンの市内から約30分、 一回目の訪問から交流が続く 中学校にもおじゃましました。 ルアンプラバン 雪の降りしきる東海北陸自動車道からバスで中部空港、 そしてベトナム・ハノイ乗継でラオス北部の古都、 托鉢見学やメコン川クルーズ、 中国 ベトナム ミャンマー 日本式の運動会を開催し、 その際に綱引き用の綱を寄贈したそう。 ★ 世界遺産の街ルアンプラバンへ。 以前に記念事業として、この中学校で ↑800名近くの生徒が通う ビエンチャンの中学校。 今回、学生たちがおもてなしを兼ねて、綱引き試合をしてくれました。 ラオス ★ 日本の冬から一転、現地の空港は タ イ 初夏の夜の熱気に包まれていました。 日差しが照りつける青空の下、 カンボジア � 南 砺 � � � 会 第 8 次 訪 問 団 � ビエンチャン 校庭に綱引きの対戦チームが整列し、 ラオスの各地域との交流・支援活動を行う南砺ラオス会の発足は、 あいさつの合掌を行います。 福光地区の農協さんによる50周年の記念事業がきっかけ。 先生や生徒たちが綱をとり囲んで ↑交流2年目に、 農協女性部の方が 塗り直したという黒板。 「ただ記念講演会をするがもいいけど、せっかくやし、何かしようまいけ」 大きな輪を作り、いよいよ綱引きスタート! と、ラオスとの交流がスタートしました。 綱をしっかりと握りしめ、お腹に力を込めて綱を引く生徒たち。 行き先をラオスにした理由は、アジア諸国のなかでも、 周りからはワーッ、キャーッと大きな歓声が上がります。 特に子どもたちの目がキラキラしていたからだそう。 その迫力や子どもたちのエネルギーに、ただ圧倒されるばかり…。 そして現地へ赴いて分かったのは、 いくら支援団体などに募金や物資を送っても、 帰り際、村の長老さんが、歓送迎や厄払い等に用いられる 辺境の村にはなかなか届かないということ…。 「バシー儀式」をしてくださいました。 「やっぱ自分らの手で持ってかんと、 バナナの葉やマリーゴールドなどの花々、白い糸、お菓子などで ほんまに支援したいとこには行かんがや」と、 飾られた鮮やかな祭壇の前で、祈りを捧げる長老さん。 毎年ラオスの観光をしながら、 ↑勉強熱心な生徒たち。 中には徒歩2時間かけて通う子も。 村々の幼稚園や中学校等を訪れ、交流を深めていらっしゃるとのこと。 それから村の人々が心を込めて、私たちの手首に お守りの白い糸を巻きつけてくださいました。 無事に帰れますようにと、強く結ばれた糸。 今回は古着を詰めた段ボール箱を 文化や言葉が違っても、心はこうしてつながっていくんだなぁと実感した旅でした。 航空の預け荷物として持参し、 ルアンプラバン中心部から 車で1時間ほどの中学校へ届けました。 1/30 OPEN JR 市ヶ谷駅より靖国通りを徒歩3分、 直営店・ささら屋 東京九段店が開店しました。 子どもたちは、異国人の来訪に興味津々な様子。 工場直送の季節商品やご進物なども取り揃えております。 日本からのプレゼントを手渡すと、 手土産やご自宅用に、ぜひお立ち寄りください。 可愛らしい笑顔を見せてくれました。 住所 東京都千代田区九段南4-8-30 電話 03-3261-6312 平日 9:30~19:00/土曜 10:00~18:00〈日・祝日休み〉 南砺においで ん け ぇ 桜 スポット情報 場所:南砺市城端 野口地区 【開花情報・お問い合わせ】 TEL:(0763) 23-2033〈南砺市役所・林政課〉 山田川の堤防にある江戸彼岸桜の大木。 開花時期には、県内外から多くの見物客が来る銘木です。 雪解け水が流れる川面に、ほのかに桜のピンク色が映ります。 場所:南砺市井波 瑞泉寺境内 【開花情報・お問い合わせ】 TEL:(0763) 82-2539 〈南砺市観光協会・井波観光案内所〉 古刹・井波別院瑞泉寺の境内に咲きほこる桜。 山門や太子堂と桜のコントラストが見事です。 5月には、色鮮やかな藤棚も楽しめますよ。 場所:南砺市福光 行政センター周辺 【開花情報・お問い合わせ】 南砺市役所・林政課〈TEL:(0763) 23-2033〉 市街地を流れる、小矢部川の河川敷にある ソメイヨシノの桜並木。 特に夜のライトアップは幻想的で、 南砺市でも人気の桜の名所です。 『人と人、人と自然のきづなを結ぶ』をモットーに 日本国内産米100%(主に富山県産米)で作った、 焼きたてのかきやま(米菓)を工場直送でお届けします。 日の出屋製菓産業(株) ささら屋 〒939-1693 富山県南砺市田中411 TEL 0763-52-5705 FAX 0763-52-6490
© Copyright 2024 Paperzz