(3月)号 - 広島県立五日市高等学校

弥生号
図書室だより
図書室だより
★ 教室掲示を,お願いします。
広島県立五日市高等学校図書室
平成28
平成28年
28年3月14日発行
14日発行VOL, 14
おススメの本
おススメの本 外国語科
★学期末,図
書室で
書室 で 借 りた本
りた 本
を返しておこう!
しておこう!
川野裕子先生
『金子みすゞ
金子みすゞ童謡集
みすゞ童謡集』
童謡集』金子みすゞ
金子みすゞ著
みすゞ著 角川春樹事務所
大正から
大正から昭和初期
から昭和初期にかけての
昭和初期にかけての詩人
にかけての詩人・
詩人・金子 みすゞの詩集
みすゞの詩集。
詩集。見えないものでもあるとい
うこと,
うこと,命や心の大切さなど
大切さなど,
さなど,現代の
現代の私たちに大切
たちに大切なことをやさしい
大切なことをやさしい言葉
なことをやさしい言葉で
言葉で伝えています。
えています。
新
着
『吹部ノート
吹部ノート』
ノート』
図
書
オザワ部長著
オザワ部長著
案
★ 図書活用状況/2月1~2月29日 3年…58冊 2年…843冊 1年…87冊
内
KKベストセラーズ
KKベストセラーズ
「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる全日本吹奏楽コンクールに出場して金賞を目
『あの人
あの人が、同窓会に
同窓会に来ない理由
ない理由』
理由』
はらだみずき著
はらだみずき著
幻冬舎
標とするために,日々の厳しい練習も厭(いと)わない吹奏楽部員達が綴っ
たノートにはどんな想いがこめられているのか? 強豪校と呼ばれるいくつか
の高校を中心に,6月から11月に開催される全国大会までを丹念に取材して
いる。競争・友情・努力・涙・葛藤・プライド…。青春というよりも,はる
かに人生が凝縮されたような「吹部」の3年間のドキュメンタリーが,この
一冊にある。チームワークの中で楽器ができるということは,人生を二倍に
も三倍にも楽しくしてくれるようだ!
今だから話せること,笑い合える
ことがきっとある…と主人公の宏樹
は,同窓会の幹事になる。が,出
席者は一向に集まらない。思い出
したくない過去,知られたくない現
状…20年の空白が埋まる時,もう
一つの真実が明らかになる!
『私は存在が
存在が空気』
空気』
『死んでしまう系
んでしまう系のぼくらに』
のぼくらに』
最果(さいはて)タヒ著 リトルモア
『おとめの
』
『おとめの流儀
おとめの流儀。
流儀。
小嶋陽太郎著
ポプラ社
ポプラ社
五高生諸君は,「詩」と聞いて
何を?あるいは誰を?,思い浮かべ
るだろうか?恐らく「谷川俊太郎」
という人が殆どかもしれない。…
「恋がぼくを殺しにきました。うつ
くしい風が、ほほを撫でる」…こ
のような詩もある。ぜひ一読あれ!
中学生になったばかりの,さと
子が入部したのは,全国でも珍し
い「なぎなた部」。いたって凛々
しいが,少し変わり者の2年生の
朝子さんしか部員はおらず,さと
こは部員集めに奔走するのだが,
果たして…?
中田永一著
中田永一著
祥伝社
超能力を持つことで起きる,不思議な体験を描いた短編集だ。ひきこもり
の少年は瞬間移動の超能力を持ち,存在感の乏しい少女は完全に存在感を
消すことができるようになる…。そんな不思議な力により,一歩踏み出す物
語が展開していく…。しかし,それは彼らが抱く対人関係においての,いく
つかのコンプレックスを超能力により消し去ることではなく,そういう部分も
含めたところでの,自分の存在をしっかりと受け止めていく強い構成となって
いる。どこかおかしくて,ちょっぴり切ない,超能力者?達の物語だ。
『神々と
神々と戦士たち
戦士たちⅠ
たちⅠ・青銅の
青銅の短剣』M
短剣』M・ペイヴァー
』M・ペイヴァー著
・ペイヴァー著
あすなろ書房
あすなろ書房
紀元前1500年青銅器時代のギリシア―ある日,突然現れ襲ってきた敵は,
銅の鎧に身を包んだ怪物のような男だった! その男は,顔に灰を塗りたくり,
長いマントを纏(まと)った黒ずくめの戦士たちを従えていた。…主人公とな
る12歳の少年ヒュラスは,人々から“よそ者”と言われて山奥で妹と二人,
ヤギ飼いとして暮らしていたが,戦士達から命からがら逃げのびた…。途中
で出会った男から秘密の「青銅の短剣」を託される…。なぜ,自分は追わ
れなければならないのか?…そしてヒュラスは大巫女の娘ピラと出会い,森
羅万象に宿る神々に導かれるように,壮大な旅が始まっていく…。ヨーロッパ
人作家ならではの視点で当時のエーゲ海周辺の人々の様子が,細やかに描
かれ,彼らの暮らしぶりや信仰が,生き生きと伝わってくる点も読みどころで
ある。過酷な運命をものともせず,何者にも屈することなく闘いつづけるヒュ
ラス,そして大巫女の娘でありながら,自由を求めて闘う少女ピラの姿が胸
を打つ傑作である。このような全5巻に及ぶ壮大なファンタジーは,近代以
降の日本文学において,その質・量ともに比肩するものとして,わずかに上
橋菜穂子の『鹿の王』・『獣の奏者』がある。要するに,きちんと長編の書
けるファンタジー系作家が日本には極めて少ないのである…。
『植物たち
植物たち』
たち』
朝倉かすみ
かすみ著
朝倉
かすみ著
徳間書店
寄生して成長するコウモリラン,
いつの間にやら大繁殖するホテイア
オイ…植物には,それぞれ特徴が
ある。そんな植物と人間の抜き差
しならない関係を時にユーモラスに 『江ノ島西浦写真館』
島西浦写真館』
比喩的に描く,植物誌?である。
三上延著
『大林宣彦の
大林宣彦の体験的仕事論』
体験的仕事論』
大林宣彦著
PHP
尾道市出身の映画監督・大林宣
彦がその半生と仕事論を語り尽く
す。トラブルや失敗を,プラスに変
える逆転の発想法など実践的ヒント
満載の好著だ。
光文社
ひっそりとした入り江に佇む「江
ノ島西浦写真館」。百年間営業を
続けたその写真館は館主の死によ
り幕を閉じた。孫の繭(まゆ)は
遺品整理のため,写真館を訪れ
ると,注文したまま誰も受け取り
に来ない「未渡し写真」があった
…。
孫の桂木繭は、祖母の遺品整理のため写真館を訪れる。そこには注文したまま誰も受け取りに来ない、とごか歪な「未渡し
写真」の詰まった缶があった