その他の環境配慮の取り組み

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その他の環境配慮の取り組み
環境活動報告
1
エコショップなどの認定制度
1.愛媛県「優良エコショップ」
愛媛県資源循環優良モデル認定制度は2001年より始まっ
ています。2002年度にコープ神郷、コープ山根、コープ久
米、コープ束本、コープひさえだの5店舗が認定されました。
2005年度に、コープ金子、コープ中萩、コープ宇高、コー
プ今治、コープ土居、コープ余戸、コープ喜田村の7店舗
が認定されました。2009年度はコープ三津が認定され、全
13店となりました。認定期間は2年です。2013年4月1
日付で6店舗の更新を行いました。現在県内で28のショッ
プが認定されていますが、その46.4%がコープえひめの店
舗となっています。
3.新居浜市「にいはまグリーンショップ・オフィス」
2005年度より新しく始まった制度です。新居浜市内の7
つの全ての事業所を登録しています。2011年8月1日付で
2回目の更新を行いました。
▲にいはまグリーンショップ・
オフィス認定書
「にいはまグリーンショップ・オフィス」
事業活動において、ごみの減量化及び再資源化など
環境保全に配慮した活動を積極的に行っている、新居
浜市内に店舗または事務所を有する事業者
▲優良エコショップ認定証
「優良エコショップ」
県内の店舗のうち、
廃棄物の発生抑制、
リ
サイクル製品の需要拡大等に積極的に取
り組んでいる店舗、又は地産地消の推進や
環境に配慮した活動等により、地域におけ
る循環型社会の形成に貢献している店舗。
「優良エコショップ」
マーク
2.今治市「ごみ減量推進協力店(エコ・ショップ)」
認定制度は2002年より始まっています。2002年度にコー
プ今治とコープ喜田村を申請し登録しました。登録有効期
限の3年間毎に更新しています。
「ごみ減量推進協力店」
ごみ減量化・資源及び環境保全に配慮した事業活動
に取り組む小売店舗又は事業所
20
8
くらしづくり活動
環境活動報告
1
1週間エコライフ
電力需給や節電への関心が高まった夏に、1週間家族みんなで目標を決めてエコライフにチャレ
ンジしてもらおうと「1週間エコライフ」を呼びかけ、19家族が参加しました。そのレポートをご
紹介します。
1週間エコライフレポート
取り組む人
実施時期
結果
チャレンジ項目
月
父:近くに行くときは徒歩。ガソリンのムダ使いをやめる。
支所・店舗
お名前
母:洗濯は1度で済ます。洗い桶の水を庭木にまわす。
日~
月
日
取り組み人数
人
完璧にできた・ほぼできた・半分くらいできた・できなかった
取り組んでの感想や今後のエコライフへの抱負など
コース
班
電話番号
提出期限8月10日 運営企画部行
※記入した「1 週間エコライフレポート」は、配達担当者や店舗サービスカウンターへお渡しください。
※提出いただいた個人情報は適切に取り扱います。取り組んでいただいた感想は、広報誌などで匿名にてご紹介させて
長女:極力テレビを見ないようにする。冷凍庫をあのり長時間開けないようにする。
いただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。
確実となではいかなかったけれど、家族で協力してチャレンジできました。(中略)これからもできることから取り組んでいこ
うと思います。
父:1時間早く出社し、1時間早く退出する。
母:車での外出を減らし、単車や自転車、徒歩で頑張る。
三女:お茶を作って、外出時に水筒を持参し、ペットボトル飲料の購入を控える。
1時間早く7時過ぎに出勤することで、混雑にあわず時短につながった。また、朝の1時間でメールのチェックと掃除を行う
ことで、1日の段取がスムーズになり頭の中もすっきりする。ただ、1時間早く帰れたかというと、これは本人の思い通りにい
かないことも多々あった。(後略)
2.環境イベント
開催日
7月23日(月)
7月24日(火)
8月 4 日(土)
イベント
ウミホタル観察会
海岸で青白く発光するウミホタルの観察
水辺の生き物調べ
水中の底棲昆虫の調査
▲水辺の生き物調べ
2
内 容
120名
133名
7名
▲ウミホタル観察会
「2012秋の環境キャンペーン」での「我が家de節電エコ・ダイエット」等の企画
環境に配慮したくらしの見直し提案として、「エコ・チャ
レンジdeプレゼント!」を提案しました。参加者に全員プ
レゼントをお届けしました。
本年度の「秋の環境キャンペーン」は、節電に絞り込み
前年同月使用量と比較し、節減ができていたら応募できる、
「我が家de節電エコ・ダイエット」の参加を呼びかけました。
応募は242家族752名(昨年262家族865名)でした。応募家
族の使用節減量は前年比110.9%の20,541kwhでした。二
酸化炭素量換算で前年比110.9%の7,764.5kgの排出量を
削減することができました。期間中200kwh以上節減でき
たのは54家族でした。
家庭での地球温暖化防止の取り組みを募集した「節電de
21
参加人数
アイディアコンテスト」には、前年
実績比134.1%の165家族より取り
組みの紹介がありました。
「クイズdeエコ」には、437名(昨
年は382名)の参加がありました。2
問どちらも正解は224名、正解率は
51.3%でした。
新たに加わった「マイバック持参
deエコ」は、コープの店舗にマイバッ
ク持参で10回お買い物をして応募す
▲キャンペーン応募用紙
る取り組みです。221名が参加しま
した。
《節電deアイディアコンテストに紹介された取り組み事例》
◦テレビ番組は各人の見たい番組を新聞に色付けして、ながらにし
ない。
・冷蔵庫の詰め込みすぎに注意
(設定温度を低から中へ季節に応じて)
・テレビやパソコンなど身近なコンセントを節電タップに交換しま
す。家電製品はコンセントにつないでいるだけで電気を消費して
います。
「待機電力」は年間消費電力量の約7%にもなります。家
電商品を使用後毎回コンセントを抜くのは大変です。そこで節電
タップを使用することで、簡単にスイッチを入れたり切ったりで
きます。
スイッチ毎にランプが付いているので、電気の入切が一目
でわかり便利です。
・掃除機使用は週1回。
モップやほうきを使用する。
・子どもに
「もったいない」
を教える。
電気を消し忘れていると子ども
が「消し忘れているよ」と率先して消してくれるようになった。
(ち
なみに子どもは3才です)
・出す食材を決めてから冷蔵庫を開ける。
・トイレのウォッシュレットを弱にする。
温度も弱にする。
または不
使用の時は電源を切る。
・夏はすだれを利用し、エアコンを29℃。
冬は加湿器を利用しながら
エアコンをつける。
湿度を上げるとエアコン温度が低くても、部屋
がすぐによく暖まる。
・夏は1階で、
秋冬は2階で寝るようにしています。
・洗濯は風呂水を使って夜中にしています。洗濯をその日のうちに
すると風呂水も暖かいので汚れも落ちやすいです。
・使わなくてもすむ廊下の電気や外灯のスイッチにテープを貼り、
家族が間違って押さないようにする。
または電球を外してしまう。
・南向きや西向きの部屋のカーテンを日中は大きく開けて日光を取
り入れ、
日没後はカーテンを閉める。
・冬はファンヒーターの熱風をこたつに送り込むパイプを引いて、
こたつとの併用を避けています。厚手の洋服や乾きにくい脇の部
分などはパイプの上に置いて乾かします。
3
・パン生地の発酵は電子レンジを使わなくてもできます。日光やこ
たつ、
ファンヒーターいずれかの熱でOK。
・夏はこどもが冷蔵庫の開け閉めが多いので、お茶は保冷ピッ
チャーを食卓に置いて、保冷バックにはゼリーやプリン他を入れ、
開け閉めを少なくしました。
・ポットはやめてお茶・コーヒーは鍋で沸かし、ごはん他は圧力鍋
で作り保温はしません。
おかずも圧力鍋で時間短縮しました。
ごは
んは1分間、
煮物も1分間なのでとても節電です。
・小まめに温度調節、タイマーを設定したり小まめに強弱を切り換
えたりすれば節電になる。
電気カーペットは強で運転し続けない。
設定を半面にしたり、
弱にする。
・暖房器具は部屋全体を暖めるものと体を暖めるものの両方を組み
合わせて使うと省エネとなる。
・玄関門にハロゲンセンサーライト
(人の気配で点灯)
。
応接室はセン
サーライトで明るさ調節。
・雨戸を格子に手直しして、夏は光と風を一日中取り込み、エアコン
なしの生活。
・冬はカイロや湯たんぽで足や首回りを冷やさない工夫をしたり、
体の中から温かくなる工夫をする。しょうが湯、ココア、暖かい牛
乳等、
また根菜類を多くとる。
それでも寒ければ暖房をつける。
・暑い夜は布団に竹マットを敷いて寝る。
かなり涼しいです。
・夜家の中で移動する時は携帯式のLEDライトを使い、部屋の照
明をつけない。
・太陽の光をうまく家の中に取り込むことが大切です。扉を外して
家を広く使うと室内が明るくなります。
涼しくなってくると、すだ
れと網戸も外します。
すると光が入りかなり明るくなり、昼間や曇
りの日でも電気をつけずにすみます。
・冷蔵庫で使用する容器は中身が見える透明の物にし、開閉にかか
る時間を短くする。
「コープえひめ未来の森」森林整備活動
愛媛県が行っている「企業の森林づくり」に参加し、愛
媛県・今治市・コープえひめの三者で「森林づくり協定」
を締結しています。今治市より今治市玉川町鈍川に約41ha
を活動フィールドとして提供いただいています。森林の愛
称を「コープえひめ未来の森」とし、保全活動に取り組ん
でいます。
11月17日(土)に第4回目
の活動を行いました。愛媛
県と今治市の職員、コープ
えひめ組合員、役職員約80
名が参加しました。雨天企
画として、「森のはたらき元
気な森づくり」森林教室と
▲森林教室
間伐材を使った木工教室を実施しました。
11月に愛媛県知事より「愛媛県企業の森づくりCO2吸収
証書」をいただました。昨年度に整備された森林1.31haが
吸収するCO2吸収量14.4CO2トン/年を愛媛県が独自の方
法で評価・認定したものです。排出
権取引等他の制度とは関わりがあり
ません。
▲保水実験
▲間伐材を使った工作
22
9
リサイクルと店舗での買物袋持参の取り組み
環境活動報告
1
紙パック(牛乳パックなど)
3
本年度の回収量は74,930kgでした。回収量は前年実績比で
は91.7%でした。回収率は62.2%で前年の回収率64.3%から
2.1%減少しました。換算枚数では、2,270,606枚を回収したこ
とになります。
共同購入・宅配事業部では、
「2012秋の環境キャンペーン」で
「グリーンキーパー(ティッシュ)
」プレゼントを実施しました。
10月2回から11月1回の注文書にリサイクルで提出したコープ
で利用した紙パックの合計枚数を記入していただき、4~19枚
トレイ回収量は20,564kgでした。回収率は54.5%、回収量で
は前年比106.9%でした。回収率は前年の56.5%から2.0%減少
しました。換 トレイ
算枚数では、 回収重量
回収率
回収量
(t)
回収率
(%)
(t)
(%)
2,056,400
22
70
枚を回収し
たことにな
21
60
ります。
で1パック、20枚以上で2パックをプレゼントする企画を設けま
20
した。2,512人の参加(前年比99.3%)があり、3,804個(前
年比107.7%)のグリーンキーパーをプレゼントしました。こ
の取り組み
で44,535枚
の紙パック
がリサイク
トレイ
19
紙パック
回収重量
(t)
10 0
回収量
(t)
回収率
(%)
回収率
(%)
80
4
50
2010年度
2011年度
年度
2012年度
40
たまごパック
ルされてい
ま す。 ト イ
90
70
80
60
レロール約
7,422ロ ー
ル分となり
ます。
70
2010年度
2011年度
年度
2012年度
50
たまごパック回収量は14,430kgでした。回収率は49.2%、回
収量では前年比103.4%でした。
回収率は前年の回収率42.1%か
ら7.1%増加 たまごパック
しました。換
回収重量
回収率
回収量
(t)
回収率
(%)
(%)
算枚数では、 (t)
60
18
2,048,020
枚を回収し
50
16
たことにな
ります。
40
14
2
カタログ
12
回収量は3,230,425kgでした。回収量では前年比で105.4%
2010年度
2011年度
年度
2012年度
30
に増加しました。回収率は90.6%と前年の回収率80.5%から
10.1%増加しました。換算枚数では、5,477,677部を回収し
たことになります。
リサイクルにカタログ回収専用カゴ車を運用しています。
カタログ
回収重量
(t)
3, 500
回収率
(%)
回収率
(%)
100
3, 000
90
2, 500
80
2, 000
23
回収量
(t)
2010年度
2011年度
年度
2012年度
70
5
ペットボトル
回 収 は 9 店 舗 で 取 り 組 ん で い ま す。回 収 重 量 実 績 は
25,449kg、 ペットボトル
前 年 比 で 回収量
回収量
(t)
(t)
113.9%に増
26
加しました。
換算枚数で
24
は、
424,150
本を 回 収し
たことに な
22
ります。
20
2010年度
2011年度
年度
2012年度
6
前年比では、再利用カード利用枚数は95.1%でした。
アルミ缶とスチール缶
2012年度はレジ袋を使わなくてすんだことで、1年間に
回収重量実績はアルミ缶は20,356kg(前年比103.5%)、
スチール缶は5,420kg(前年比105.9%)でした。換算数では、
アルミ缶1,017,800本、スチール缶135,500本を回収した
ことになります。
200リットルのドラム缶約186.8本分(前年比85.6%)の原
油を節約することができました。
レジ袋が生産から廃棄されるまでのCO2排出量はレジ袋
1kg当り3,852gです。レジ袋を使用しなかったことによ
り、コープえひめの店舗で69,654kg(前年比85.4%)の
CO2排出量を削減しました。
7
これは50年杉(直径26cm・樹高22m)の年間平均CO2
リサイクル活動の収益金
吸収量で換算すると、4,975本分となります。
牛乳パック回収等のリサイクル収益金は、①みどりの木
1本運動へ寄付②地域の環境活動に役立てる③コープえひ
めの環境活動に役立てるという3つの用途で活用していま
す。2012年度も(財)愛媛の「森林基金」に10万円を寄付し
ました。「企業の森林づくり活動協定」によりコープえひめ
未来の森の森林整備等をすすめています。この活動へ70万
円協賛しています。
買物袋持参率
持参率
(%)
60
50
買物袋持参率
47. 2
46. 6
45. 8
2010年度
2011年度
2012年度
40
30
20
10
も
年度
り
㈶ 愛媛の森林基金「緑の募金」の使途
「緑の募金」は、水源地域での植林や下草刈りなどの
森林育成、都市及び山村住民の連帯のもとに実施される
買物袋使用量削減
想定削減数
(枚数)
5, 000, 000
想定削減枚数
想定削減率
想定削減率
(%)
60
森林整備の実施並びにこれに係
わる普及啓発活動、居住地域で
4, 000, 000
50
3, 000, 000
40
の緑化造成、青少年の緑化活動、
緑化に関する普及啓発活動、広
報活動、募金活動の推進に活用
されます。
2, 000, 000
2010年度
2011年度
年度
2012年度
30
賛助会員証
8
店舗でのスーパーバック使用量削減
各店の使用数量から推計すると、本年度は3,268,211枚
(前年比85.6%)のスーパーバック使用を削減したことにな
ります。削減率は40.1%でした。前年実績との比較では枚
数で549,931枚、削減率では4.5%どちらも後退していま
す。2012年度の買物袋平均持参率は45.8%でした。前年
比では0.8%低下しました。
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