MEL9 Tape Replay Machine Electro-Harmonix MEL9をご購入いただきまして誠にありがとうございます。これでどんなギ タープレイヤーもダークでユニークなMellotron®サウンドを手に入れることができます。もう MIDIピックアップなどの使いづらい特別なデバイスは必要ありません。またエレキギター以外に もベースやキーボードなどの電気信号を扱う楽器でもMEL9を使用することができます。 (A1 55Hzまでの音程に限ります。 ) ポリフォニック対応のMEL9は高精度で音をトラックし、単音でもコードでも簡単に使用できま す。MEL9はチョーキング、アーミング、スラーなどの様々なギターテクニックにも追従します。 注意: MEL9にはElectro-Harmonix 9.6DC-200mAアダプターが付属します。MEL9の消 費電力は9VDC/100mAです。間違ったアダプターを使用すると故障の原因となり、保証対 象外となりますのでご注意ください。 はじめに 付属のアダプターを接続し、楽器をINPUTに、アンプをOUTPUTに接続してください。DRYコン トロールを最小(反時計回りいっぱい)に設定し、その他の黒色のコントロールノブは12時に設定 してください。プリセットを選び(最初は“ORCHESTRA”をお勧めします。)、フットスイッチを押 しLEDが点灯することを確認してください。コントロールを調整しあなたの好みの音を作り出して ください。 * MellotronはDavid Kean, M. Resch AB とMarkus Reschの商標です。 CONTROLS DRY VOL (ボリューム)コントロール EFFECT OUTPUTジャックから出力されるドライシグナルのボリュームをコントロールします。 EFFECT VOL (ボリューム)コントロール EFFECT OUTPUTジャックから出力される、選択されているプリセットサウンドのボリュームをコ ントロールします。 ATTACK コントロール ATTACKコントロールを使用し音のボリュームが大きくなっていくスピード、もしくは音の立ち上 がりのスピードを調整します。ATTACKコントロールを下げた状態(反時計回りいっぱいに絞った 状態)で最もアタックが速くボリュームの上がり幅も最小になります。コントロールを上げていくに つれてよりボリュームが大きくなり、音もよりなだらかにフェードインします。 注意: BRASSプリセットを使用時、ATTACKコントロールはフィルタースイープのスピードをコ ントロールし、BRASSサウンドがブライトになるスピードを変化させます。 SUSTAIN コントロール 演奏を止めた後にどれくらいの時間音が持続するかをコントロールします。SUSTAINコントロー ルを下げた状態(反時計回りいっぱいに絞った状態)でフェードアウトは最も短い設定です。コント ロールを上げていくにつれてフェードアウトは長くなります。 注意 トの微妙なニュアンスをコントロールする機能なので変化を聴き取りづらい場合があります。 PRESET コントロール 白いノブを回してプリセットを選択します。 DRY OUTPUT ジャック DRY OUTPUTジャックからは、インプットジャックから入力された信号がバッファー回路を通っ て出力されます。エフェクトのON/OFFに関わらず、DRY OUTPUTからは常にドライシグナルが 出力されます。 EFFECT OUTPUT ジャック DRY ボリュームコントロールとEFFECTボリュームコントロールでミックスされたシグナルが出 力されます。 BYPASS フットスイッチ BYPASSフットスイッチはMEL9のバッファードバイパスとエフェクトモードを切り替えます。エフ ェクトモードが選択されるとLEDが点灯します。 プリセットの解説 1. ORCHESTRA ‒ フル・オーケストラのサウンドプリセットです。ギターの1オクターブ下の音 を含み、盛大なフルサウンドを生み出します。 2. CELLO ‒ 自然なビブラートを再現したチェロのサウンドです。 3. STRINGS ‒ 自然なビブラートを再現した4ピースストリングスのサウンドです。 4. FLUTES ‒ 数々の名演で使われたクラシックソロフルートのサウンドです。 5. CLARINET ‒ このソロクラリネットのサウンドは単音で弾いてもコードでも弾いてもすばらし い音を奏でます。 6. SAXOPHONE ‒ このファンキーなビンテージ・ブリティッシュ・ソロサキソフォンはビートル ズのようなロックの演奏に最適です。歪ませたギターのサウンドとよくマッチします。 7. BRASS ‒ このプリセットはトランペットのようなサウンドで、コードで弾くとブラスバンドのよ うなサウンドを作り出します。BRASSプリセットを使用時、ATTACKコントロールはブラス・シン セサイザーサウンドのフィルタースイープのスピードをコントロールし、SUSTAINコントロール 8. LOW CHOIR ‒低い声の合唱(クワイア)サウンドです。 9. HIGH CHOIR ‒高い声の合唱(クワイア)サウンドです。 仕様 • バッファードバイパス • インプットインピーダンス:1MΩ • アウトプットインピーダンス: 500Ω • 消費電流: 100mA MEL9の使用上のアドバイス 1. MEL9をエフェクトチェーンの初段に置くことをお勧めします。モジュレーションやディレイや リバーブなどのエフェクターはMEL9より後ろに接続してください。MEL9をギターアンプのセン ド/リターンに接続することはお勧めいたしません。 2. ご使用されるギターのピックアップの出力が弱い場合は、クリーンブースターやコンプレッサ ーなどをMEL9の前段に置くことでパフォーマンスを向上させることができます。MEL9が正常に 音をトラックできなくなりますので、ディストーションなどの歪み系エフェクターをMEL9の前段 に使用しないでください。歪み系エフェクターを使用する場合はMEL9の後段にご接続ください。 3. MEL9の反応する音域はプリセットと使用する楽器によって異なります。ギターで使用する場 合は1弦の23フレットまで反応するプリセットと16フレットまでしか反応しないプリセットがあり ます。ベースの場合は3弦の開放(A)の音まで反応します。 4. MEL9はMellotron®のサウンドを再現しますので、プリセットの楽器をMellotron®以上にリ アルに再現する物ではありません。例えばFLUTEプリセットはフルートを実際に録音した Mellotronのフルートサウンドと同じです。 5. ビブラート、トリル、スライドなどのテクニックやATTACK とSUSTAINの設定に注意してくだ さい。Mellotron®のサウンドを忠実に再現したいのであれば、可能な限りギター特有の表現をつ けずに、ピアノのように弾いてください。もし実際のリアルなチェロのサウンドを再現したいのであ れば、実際のチェロの演奏のニュアンスを意識して演奏をしてください。もしくはあなたのクリエ イティブな演奏方法でMEL9を演奏してください。伝統的なサウンドと斬新な演奏を混ぜ合わせ てあなたの感性のままに演奏してください。実際のクラリネットでは1音以上上の音までチョーキ ングすることはできませんが、MEL9には可能です。 愛知県名古屋市天白区焼山1-813 カスタマーサポート E-MAIL : [email protected]
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