第9回新小牧市立図書館建設審議会 議事録

第9回新小牧市立図書館建設審議会 議事録
日
時
平成 28 年8月9日(火)午前 10 時から午後0時 10 分まで
場
所
小牧市役所東庁舎5階 大会議室
出 席 者
【委員】(名簿順)
伊藤 健次
名古屋経済大学名誉教授
内野 安彦
常磐大学非常勤講師
浦部 幹資
愛知淑徳大学非常勤講師
瀬口 哲夫
名古屋市立大学名誉教授
横山 幸司
滋賀大学社会連携研究センター教授
稲垣 喜久治 (社福)小牧市社会福祉協議会 会長
成瀬
秦野
哲夫
利基
小牧商工会議所 会頭
(特非)こまき市民活動ネットワーク
林
堀井
森澤
唐松
猪口
奥村
郷治
原
和子
佳季
洋美
健夫
里加
理恵
裕子
正行
小牧市女性の会 会長
(一社)小牧青年会議所 理事長
小牧市社会教育委員
小牧市立図書館協議会 会長
一般公募者
一般公募者
一般公募者
一般公募者
松田 敏弘
一般公募者
柳
理恵
一般公募者
水野 恵子
図書館ボランティア
鈴木 恵美子 障がい者ボランティア
渡辺 育代
小牧の図書館を考える会 共同代表
【小牧市出席者】
安藤 和憲 教育長(諮問者)
山下 史守朗 市長
(教育委員会事務局)
教 育 部 長 大野 成尚
教育部次長(社会教育担当)
図 書 館 長 山田 久
図 書 係 長
図 書 係 主 査
新図書館建設推進室長
推 進 係 長
推 進 係 主 事
(都市建設部)
紀藤
鵜飼
酒井
服部
速之
達市
哲亮
達也
1
代表理事
鍛治屋 勉
西島 春恵
室 長 補 佐 矢本 博士
推 進 係 主 査 上原 みよ子
都市政策課政策推進係長
川島 充裕
都市政策課政策推進係専門員
白木
栄理
欠 席 者
0名
傍 聴 者
33 名
配付資料
【参考資料1】味岡・東部・北里市民センター(平面図・現況図)
【参考資料2】ラピオビル フロアガイド・平面図
【参考資料3-1】新図書館の建設位置に係る経緯
【参考資料3-2】文教建設委員会会議録(抜粋)
【当日配付】名鉄小牧線 各駅の利用状況(平成 27 年度)
【参考資料集】
1.
新小牧市立図書館建設基本構想(平成 20 年3月策定)
1-1.図書館に関するアンケート調査報告書(平成 18 年 10 月実施)
2.
新小牧市立図書館建設基本計画書(平成 21 年3月策定)
2-1.新図書館建設に関するアンケート調査報告書(平成 20 年8月実施)
2-2.福祉団体へのヒアリング議事録
2-3.図書館業務支援ボランティアからの自由意見
2-4.新小牧市立図書館建設基本計画(案)意見交換会
2-5.新小牧市立図書館建設基本計画(案)パブリックコメント結果
3.
新小牧市立図書館建設基本設計(案)
3-1.新小牧市立図書館建設基本設計(案)パブリックコメント結果
4.図書館の設置及び運営上の望ましい基準
5.最近の図書館 2010-2015
6.用語解説
内容
大野部長)本日はお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。ただいまより、
第9回新小牧市立図書館建設審議会を開催させていただきたいと思います。
はじめに資料の確認をさせていただきます。本日の資料につきましては、事前に送
付させていただきました次第、参考資料1-1~3、参考資料2、参考資料3-1~
2でございます。
それでは、次第の1、会長よりご挨拶をお願いいたします。
1.開会(あいさつ)
内野会長)改めまして、おはようございます。オリンピックが始まりまして、いつ起き
ていればいいのか、いつ寝ていればいいのかわからない、少し辛い日々が続いており
ますが、今朝もすばらしいニュースが飛び込んできました。
去る6日は、ラピオの5階のあさひホールにおきまして、「図書館から始まる新し
い“学び”と“出会い”」をテーマに、市民の皆様方の前でお話をさせていただく機
会をいただきました。小牧市で初めてお話をさせていただいたのが2月9日でしたの
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で、ちょうど半年ぶりになります。当日、会場には 200 人を超える方が来場されたよ
うで、たくさんの方に聞いていただき、大変ありがたく思っております。
今回は、私だけではなく、長らく日本図書館協会の常務理事、並びに同協会の研修
委員会の委員長をお務めになられ、埼玉県ふじみ野市の図書館長も務められた秋本敏
さんとダブルキャストでお話をさせていただきました。その後、山田館長と3人でデ
ィスカッションをする2部構成でお話をさせていただきました。
本日、お集まりいただいております傍聴の皆さんや、審議会の委員にも足をお運び
いただきまして、ありがとうございました。
この講演で伝えたかったのは、図書館がすべきことは決まっておりまして、もう一
つ、図書館でこの小牧では何ができるのかということを、色々とお話しさせていただ
きました。もちろん、地域の図書館を育てるのはあくまで市民の皆様方であります。
個々の好みで図書館を論ずるというよりは、10 年後、20 年後、30 年後に良い図書館
をつくってくれたと市民の方々が書架を見て感謝されるような、そんな図書館であっ
てもよろしいのではないかと思っております。
本日も、真摯な審議をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
大野部長)ありがとうございました。本日の傍聴者は 33 名でございます。それでは、
以後の司会進行は会長にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
2.議事
(1) 新図書館の建設計画について(基本計画書第7章)
内野会長)それでは、ここから私が議事を進行させていただきます。
本日の審議終了の時刻は正午を予定しております。審議の状況によって終了時刻を
超えそうな場合には、途中で閉めさせていただきまして、次回以降へ継続審議とさせ
ていただくことをあらかじめご了承頂戴したいと思います。
本日の進行ですが、前回に引き続きまして、新図書館の建設位置の継続審議を行っ
てまいります。
毎回同じことを申し上げて大変恐縮ではありますけれども、なるべく多くの方にご
発言をいただきたいと思います。ご意見は1回につきまして2点までとし、連続での
ご発言は極力お控えいただきたいと思っております。ご意見のある方は挙手をしてい
ただき、私がお名前をお呼びいたしますので、その後にご発言をいただきたいと思い
ます。
それでは、審議に入っていきたいと思いますが、まず、前回の審議会では、建設位
置についての比較資料と都市政策の観点から出された資料をもとに、全員ではござい
ませんでしたが、多くの委員からご意見を頂戴いたしました。前回のご意見を踏まえ
まして、いくつか資料をご用意させていただきましたので、まずはその資料につきま
して事務局より説明を頂戴したいと思います。
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鵜飼新図書館建設推進室長)それでは、今回ご用意させていただいた参考資料について
ご説明させていただきます。
前回、渡辺委員より、各市民センターの分館に関する意見がありましたので、参考
資料1として各市民センターの平面図及び現況図を作成させていただきました。
次に、前回、渡辺委員よりございました、ラピオの権利区分のご質問につきまして
は、参考資料2を作成させていただきました。
次に、前回、猪口委員よりお話をいただきました、ラピオの経緯に関するご質問に
つきましては、参考資料3-1と参考資料3-2として用意させていただきました。
これらの参考資料につきましては、事前に送付させていただいておりますことか
ら、内容に関する説明を省略させていただきます。
また、前回、横山委員より、公共施設の合理化計画に関する資料提供の要請をいた
だきましたが、担当部署に確認しましたところ、現在「公共ファシリティマネジメン
ト基本方針(公共施設等総合管理計画)」及び「公共施設適正配置計画」を今年度中
を目処に策定を進めているところであり、現時点におきまして提供できる資料はない
とのことでした。以上で、説明を終わります。
内野会長)ありがとうございました。事務局から参考資料の説明がありましたが、前回
の渡辺委員からいただいた意見につきましては、参考資料をご覧いただいたとおり、
各市民センターの図書室の増床又は増築することに関してですが、昨日、私も早めに
小牧に入り、改めて3つの分館を見て歩いてきました。小牧の人口から考えても、他
市と比較をして小さいわけでは決してございませんし、それなりに複合施設としての
機能をもっていると感じました。また、本館と分館はもともと機能分担があり、分館
に本館と同じ機能を持たせるわけではございませんので、この審議会で分館の増床や
増築を検討していくことは非常に難しいと考えているところです。この件につきまし
ては、後ほど委員の方々のご意見を伺ってまいりたいと考えております。
その前に、今まで議論してきたところですが、もう一度、私から少し基本的な話を
させていただきたいと思っております。私としましては、この審議会では、会の当初
に皆様で同意された基本計画書に沿って、図書館の「本館」の建替・新設について審
議を行いまして、その建設方針を答申していく場だと考えております。もちろん、第
4章の基本方針の7として「市全域サービスの充実を支援する図書館」を追加し、そ
の中で各館を結ぶネットワークの強化及び配本システムの充実を図っていくと、サー
ビスポイントの拡充の検討について触れていますので、その前提で今後の審議を進め
ていきたいと考えております。
この点に関しまして、委員の方から意見をうかがっていきながら、考えていきます
が、改めて分館の増床、改築を議論することはいかがかと思っています。
渡辺委員)私も、この審議会は本館建設のみで考えるものなのか、それとも、小牧全体
の図書館行政として考えた上での本館建設に当たるのかというところをはっきりし
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たほうがいいと思います。
今、内野会長が分館3館を見て、ほぼ十分な施設ではないかとおっしゃいましたが、
実際に使っている市民の声として、分館の充実を望む声がすごく多いです。それなら
ば、市民の要求にもう少し耳を傾けて図書館づくりに生かしていくべきではないかな
と思います。
そうすると、色々な形ができると思いますが、分館を壊して建て直したり、少し広
げたりするなどでなくても、できることはすごくあると思います。そういうことをや
ることによって、本館機能がもう少し小さくてもいいのではないかという発想もでき
ると思います。本館さえつくればいいという問題でもないと思いますので、市民の声
に応えながら考えていく必要もあると思っていますが、いかがでしょうか。
内野会長)決して市民の声に耳を傾けないとは私は申し上げていません。この審議会の
目的が新図書館の建設を中心に据えた市全域の図書館サービスを考えていくという
場であると私は思っていますということを申し上げました。
ですから、並行して分館の増床や増築を考えていくのではなく、分館のサービスを
どうしていくかということは並行して考えてきているわけですから、あくまで本館を
どうしていくか、そして、分館サービスをどうしていくか、全域サービスをどうして
いくかという議論がもっともなのではないかと申し上げた次第です。
この点について、唐松委員、何かご意見があればお願いいたします。
唐松委員)私は内野会長の言うとおりだと思います。小牧の図書館は、今、3館とえほ
ん図書館があり、小牧独自でつくったものであります。私は、全国的なことは全然知
りませんが、少なくとも尾張部では一番優れた図書館システムを持っていると思って
います。ですから、味岡なら学習室がないとか、色々不便なことはありますが、図書
館システムとしては一番優れていると思っています。
例えば、見学に行った一宮にも大きな分館が2つあります。それは、なぜあるかと
言いますと、合併したがゆえにあるのです。今、行政の集約化など、色々言われてお
りますが、それは合併の弊害を何とかしようというだけの話です。
しかし、少なくとも小牧は、何度も言うように、図書館システムとしては充実して
います。だからといって、味岡の分館は放っておけばいいという意味ではなく、内野
会長が言うように、ここでは、そういうことも考えつつ中央館的機能の図書館をどう
するかということを考えていかないと根底から違ってくると思います。
内野会長)この件について、ご意見のある方はございますか。
郷治委員)私は池之内に住んでいますので、東部市民センターや味岡市民センターを使
っていますが、もう少し充実してほしいという声は本当にありまして、私もそう思っ
ています。
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もちろん中央館をどうするかという審議会だと思いますが、市全域の図書館サービ
スということであるならば、外もきちんと据えて考えていかないと、今、言われたよ
うな合併を小牧の場合はしていませんが、篠岡、味岡、小牧、北里が昔に合併して、
よりよい図書館をつくられたことはとてもいいことだと思います。
しかし、今そのような市民の皆さんから声が出ているということは、そのあとの皆
さんが育ってきた中で、もう少し充実してほしいという声はたくさんありまして、私
も聞いておりますので、その辺をどう考えていけばいいのか皆さんと考えられたらい
いと思っております。
内野会長)それについては、おそらく他の委員も、分館のことも念頭に入れて、これま
で議論をしてきていると思います。要するに、本館が充実すれば、どういうふうにサ
ービスができるのかということであって、最初から、例えば、3つの分館については、
図書館サービスをしていく上で、今回の議論にはないというわけではありません。あ
くまで改めて個々の分館を増床するのか、大きくしなければならないのかという議論
は、今ここで同時に並行してやっていくのはどうかということを何度も申し上げてお
ります。
また、例えば、愛知県内ですと、豊橋は2館、岡崎も2館です。私が以前いた塩尻
では、本館が1館、分館が8館ありましたが、これは地形上の問題が関係するもので
あり、1館当たりの蔵書数では全く話にならない公民館図書室のようなものです。
そういう意味では、今、唐松委員がお話しになられたように、私も小牧はかなり整
備されていると思いましたと、先ほどの発言に含ませていただきました。
横山委員)渡辺委員や郷治委員が言われた充実というのは、サービスの面ですか。それ
ともハードの増床などのことですか。
渡辺委員)ソフト面が大きいと思いますが、スペースとしましては、先ほどからも出て
います学習室がないために閲覧スペースがとられてしまうということもあります。
横山委員)レイアウトなどについてはこれからも考えていく必要があると思いますが、
私から改めて1点だけ申し上げたいのは、先ほど資料提供は現時点ではないというこ
とでしたが、公共施設の合理化についてであります。
今、全国的に、地方自治体では、国からの要請もあり公共施設の合理化計画という
のを求められています。これは一言で言うと、多くの自治体でこれから公共施設はな
るべく増やさない、増床していかないということです。それは何かといいますと、人
口減少社会、財政難の時代におきまして、固定資産を増やさず、後世に負担を残さな
いという方向性です。
そういう中で、小牧市はまだ少し余裕があるので、せっぱ詰まった感じはないのだ
と思いますが、小牧市でも確実に今後人口減少社会を迎えていきますので、この前お
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話がありましたように、できる限りコンパクト・プラス・ネットワークという形で乗
り切っていかなければいけないことが前提にあるということを皆さんにご認識いた
だきたいと思います。
ですから、これから新しく分館を増やしていくというよりも、できる限り中央図書
館を中心にしてネットワーク型で充実させていく、そういう面でのサービスの充実は
今後も大いに検討していく必要があると思いますが、中央図書館を建てて、分館もさ
らにリニューアルして増床していくというようなことは、これからの時代、なかなか
難しいのではないでしょうか。
渡辺委員)分館をリニューアルしてほしいということではなく、今あるのを、経費をか
けずに使っていくことを考えていく必要があるという意味では、今の横山委員のおっ
しゃった、今後、次世代にツケを残さない財政の使い方というのはすごく大事なこと
だと思います。
そういう意味で、最初の新図書館建設計画は白紙に戻りましたが、約 50 億円かか
る計画を市民が少しかかり過ぎではないかということで問題になったわけです。今、
検討しているものも、予算をかけて良い図書館をつくりたいという希望はあります
が、今あるものを何とかもう少し低予算で充実させたいという思いは、横山委員も言
われましたように、次の世代につながるものであり、コスト削減はすごく大事なこと
だと思います。
今、小牧は財政が豊かと言われましたが、今後、公共施設の建設が予定されていま
すので、そんなに豊かではないと思います。市長も大きな事業については、市民の意
見を聞きながらやっていきたいということを言われています。また、小牧市の公共施
設白書を見ますと、今後、老朽化した施設をどのように建て替えしていかなければい
けないかという問題が書かれています。
そういう中で、私たち審議委員として話をしますが、図書館建設の費用面はかなり
大きい面があります。そういう中で、今後もう少し予算をコンパクトにできるものな
らしていきたい、今あるものを使えるなら使っていきたいという基本に立つ必要があ
ると思います。
そして、「駅前が一番中心街だから駅前に」という意見が先回多かったですが、一
般的に考えると、駅前というのは賑わっていますが、小牧の場合は、少し特殊で小牧
駅の利用者数が他の駅よりも少ないです。ですから、駅だから賑わっているというこ
とではなくて、小牧線の駅でどこの利用が多いか、駅の利用者数を出していただいた
ほうがいいと思います。駅が本当にみんなの利用があって、駅を中心につくったほう
が便利なのかどうかということです。
また、小牧の各館にどのような手段で行くのか、車、歩き、自転車で行くのかにつ
いてもう少し出していただかないと、資料としては少し不足だと思いますし、今後、
近辺の小牧口、小牧、味岡駅の利用者数をもう少し調べたほうがいいと思います。
そのような資料の提供をお願いできないでしょうか。
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内野会長)今の渡辺委員のご意見について、他の委員から何かご発言等ございますか。
成瀬委員)失礼ですが、渡辺委員は何をおっしゃりたいのですか。もう粛々と決めてい
かないと。今は、渡辺委員が提案した分館をどうするのですかという話をされている
わけです。ですから、まず、それについてケリをつけましょう。分館に対して、皆さ
んがどのような考えを持っているかという話の途中に機能の利用価値まで入れてし
まうと、何が話題になって話しているかわからなくなってしまいます。
今、当面話題になったのは、とにかく分館をどうするかというお話になっていたわ
けですが、私は本来、図書館運営を考えた場合に、本館があり、それから分館がある
という形で、それでいて分館の機能とはどういったものなのかということです。ただ、
分館が物足らないとか、もっと充実させたいなどの意見は出るでしょう。しかし、分
館の機能からすると、どこかその辺の物足りなさは残しながら存続するものであると
いう感じもしないではないし、本館という機能があって、それを少し補助する手段と
して分館があるという考え方もあります。そういったところも含めて、どう見ても物
足りなさや充実の不足分は必ず声としては残ってきます。
今回のこの審議会では、本来、本館をどうするかがスタートであり、諮問を受けて
いる内容に絞ってやっていくべきだと思っています。ただ、1つだけ言えることは、
運営方法について、ノウハウが全部ではないですか、レファレンスの問題なども含め
てソフトの部分で色んなアイデアが出てきたので、分館でも採用できるものは分館で
も展開していくやり方は必要だと思っていまして、そういう意味での分館の充実は適
用でき、やっていく領域だと思います。
内野会長)他にご意見のある方、いらっしゃいますか。
浦部委員)分館の充実は非常に重要です。それから、本館が良くなれば自動的に分館が
良くなるとまでは言えないと思います。ただ、現在の分館が施設的に劣っているとも
言えないと思います。
分館の施設の問題をここで議論するのは、あまり適当ではないと思います。本来な
ら、もっとたくさん分館をつくったほうがいいですが、それはまた別の問題になって
くると思います。重要なことは、今、成瀬委員もおっしゃったように、運営の問題、
サービスの問題だと思います。先日の秋本先生のお話にもありましたように、75%は
人、20%は資料、5%が施設ということで、5%の施設の問題ではなく、75%の人の
問題が分館を決めていくと思います。
そうすると、実は、今の分館の容量は決して小さくなく、収蔵能力が 10 万冊もあ
る分館は非常に大きな分館です。おそらく分館といえば3万冊レベルを普通は想像し
ますが、小牧の分館はどれも3万冊以上あります。全体の面積は少し狭いところもあ
るかと思いますが、実際に現地を見せてもらっても立派な分館だと思います。ただ、
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そこに人がきちんといるのか、そこにきちんと資料が厳選されているのかだと思いま
す。大きなところはどんどん本を買ってきて、どんどん並べれば何とかなりますが、
数が少ないだけに、資料の質、特に新鮮さが非常に重要になってくると思います。
渡辺委員のお話は、分館を大きくして本館のバックアップ機能というか、収蔵能力
を少なくできるのではないかというお話でしたが、それはないと思います。それより
も必要なのは、分館の資料を必要な最小限にとどめつつ、本館がバックアップ機能を
きちんと持つことです。ただ、やたら収蔵量を増やすことが今の図書館の生き方では
ないとも思います。ある人は、日本の図書館は本を持ち過ぎていて、もっと本を捨て
なければいけないと言います。特に、小牧の分館は本を持ち過ぎだと思います。もっ
と整理して、本の新鮮さを高めて、利用者が本当に必要だと思う本を提供できるよう
にする。そのためには何が必要となるかと言うと、人であり、本のための資料費だと
思います。新鮮なものをどんどん入れていくためには、資料費はたくさん要ります。
そこが重要だと思います。キャパシティーの問題は、ほとんど問題になりません。そ
れよりも、整理して、ゆったり閲覧できる場所をつくるほうがより有効だと思ってい
ます。
内野会長)今、浦部委員がおっしゃいましたけれども、収蔵能力が 10 万冊もある図書
館は小さな市の本館並みです。下手したら本館以上かもしれません。
ですから、他の委員にも共通して理解をしていただきたいのは、小牧の分館は決し
て小さな分館ではありません。他の市町村に比べれば規模的には大きいです。規模と
いうのは、もちろん色んな表現はありますが、資料数でいうところの分館の機能とし
ては、決して小さくはありません。図書館サービスは、全体でどうのではなくて、個々
の要求にどれだけ的確、迅速に応えるかであって、大きな施設だから個々の対応に迅
速に、的確に対応できるとは限りません。これが浦部委員のおっしゃった人の問題だ
と思います。
ですから、どんな小さいところであっても、例えば、本館がバックアップしていく、
もしくは、職員のスキルが高ければ、個々への対応は可能だと思います。図書館サー
ビスとは、ただ規模の論理だけで大きくすればいいというものではないと理解をして
おります。
ただし、誰だって近いほうがよく、誰だって小さいより大きいほうがいいです。た
だ、横山委員もおっしゃったように、今後のことも考えていくと、非常に厳しい時代
が来る、むしろ、すでに来ている自治体もたくさんあります。夏にエアコンがつけら
れないとか、雨漏りが直せないとか、時には閉館していく、閉鎖していく公共施設が
全国にあふれています。
そのようなことを考えていくと、あくまでこの審議会の議論として、例えば、分館
をサービスの問題ではなくて、施設面で云々というのは、何度も言いますが、私とし
ては並行して議論するのは難しいと思っております。
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渡辺委員)専門家のご意見は重々わかりました。そうしましたら、基本計画の中に分館
のレファレンス機能と資料を充実させるという項目を入れていただきたいと思いま
す。
内野会長)渡辺委員には大変申し訳ありませんが、その議論はこれまでやってきました
し、そのような直接的な表現をとらなくても、十分にそれは含んだ意見として、委員
の皆さんが発言しております。今のご発言は、まるで今までの議論になかったとおっ
しゃるような指摘に聞こえますが、それは間違っていると思います。
渡辺委員)分館ということで項目が入ってはいないと思いますが、私が言いたいのは、
小牧全体の図書館機能を考えないと、本館だけのことを考えても、市民要求としては
いかがなものかということです。今ここでは本館機能を優先させて、それを、新図書
館建設だからここで審議するというのはすごく重要だと思いますし、理解できます。
ですが、今のお話の中で、本館機能を充実させながら分館をケアしていくというお話
は分かりますが、このまま本館だけで終わってしまうのはどうか、分館についても1
項目入れたほうがよりはっきりすると思いますが、いかがでしょうか。
内野会長)小牧市の新図書館建設基本計画をベースに議論をしているわけですから、そ
の計画の中に分館は表現的に入っています。おっしゃったような本館のことだけ考え
る審議会とは誰も思っていません。分館サービスも含めた図書館の全域サービスを基
本に置いて議論をしているわけですし、これまでも議論をしてきたわけです。今の渡
辺委員のご発言だと、大変失礼な言い方ですが、他の委員のご発言まで否定をされて
いるように聞こえなくもありません。
水野委員)渡辺委員のお言葉を聞いていて、もっと皆さん、図書館に足を運んでくださ
いと私は言いたいです。そうすると、分館と本館のつながりがいかに良いかがよくわ
かってきます。確かに、本館に比べると分館は資料が少ないかもしれません。ですが、
端末で見てみれば全部がつながっています。資料がなければ、レファレンスしていた
だいて、そこで相談していただければ、窓口の人はすごく親切に全部教えてくれます。
ですから、ネットワークはすごくできていますし、分館にないものは本がある館から
借り寄せて回してくれています。
もっともっと図書館に足を運んでいただければ、図書館のあり方というのがすごく
よく見えてくると思います。
内野会長)この件に関して、他の委員からもご発言をいただきたいと思います。
森澤委員)小牧市の図書館は、本館と分館と言っておりますが、図書館には変わりはな
く、私も含めて委員の皆さんはそう捉えていると思っています。ですから、渡辺委員
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のように本館と分館を別なもののように考えられているような状況で、そこが少ない
からこうしてほしい、あそこはこうではないからああしてほしいというのではなく、
そういう話し合いで、皆さん、ここには来ていません。この審議会は、あくまでも新
小牧市立図書館建設審議会で、新図書館というのは今の本館をどうしようかという、
建て直そう、どこの場所にしようかということですが、小牧市の図書館は、本館も分
館もなく、先ほど内野会長がおっしゃっていましたが、えほん図書館も含めて、ある
もの全てが私は小牧市の図書館と捉えていました。
ですから、渡辺委員がおっしゃることは、はっきり言って不愉快でしたし、何でそ
ういう考え方をするのかと思いますし、水野委員のおっしゃるとおりだと思います。
私は、東部市民センターの図書室が一番近いですから、時々利用しますが、東部市
民センターは複合施設ですので、閲覧コーナーはありますが、学習場所は部屋として
はありません。そういう部分で、中高生は図書館の中で少し勉強しづらいのではない
かと思いますし、新図書館建設をしていただけるのであれば、私は図書館スペースの
中に誰でも勉強できる学習室をつくってほしいと思っています。
大城児童館のワークショップがあったときに、近くの東部市民センターには中高生
にとっての学習部屋がないから造りたいとお願いしたら、行政がそれは良いというこ
とで、設計の中に入りました。そのように、ないところは他のところで補うところま
で出てきているのが現状です。
ですから、分館、本館に捕らわれずに、小牧の図書館は、今あるものを全部で図書
館という捉え方に変えていただけると、もっとより良く進めていくことができると思
います。
内野会長)他にご意見のある方は、いらっしゃいますか。
堀井委員)ずっと思っていましたが、渡辺委員がよくこういう声がたくさんあるとおっ
しゃいますが、それを言ってしまうことがすごくもったいないと思います。そういう
お話でいえば、生意気かもしれませんが、私の後ろにも図書館について色々なご意見
をお持ちの方もみえます。それを一人一人の委員が、数値もなく、何も明示されてい
ない状態で、こういう声が圧倒的だとか、こういう声がたくさんあるという話をして
しまうと、渡辺委員がおっしゃりたいことも全て逆に伝わっていかないと思いますの
で、結果として、そういう表現方法が混乱を招いてしまうと思います。
分館に関しては、先ほどからおっしゃるように、中央図書館と分館という形がある
のであれば、今議論している新図書館を中心に小牧の図書館として、どのようにサー
ビスを広げていくかということでいいと思っています。また、その核になるのは、先
ほど浦部委員がおっしゃったように、人であり、レファレンスなどの部分の充実で十
分です。例えば、中央図書館に足を運べない方に対するケアなどはできていくと思い
ますし、そうあるべきものをここで議論してつくっていく必要があると思いますの
で、あまり一つ一つの現状の問題点に感情的に真正面から当たってしまうと、本来考
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えていることも多分全部伝わらなくなってしまうと思います。
秦野委員)これまで何回も議論してきた中で、中央館としてどうあるべきか、分館との
ネットワークの関係についても、実は資料を何回も訂正する中で議論をしてきたこと
が、振り返るとわかります。
その中で、どうしても分館の施設面を考え出すと、どこに議論を持っていけばよい
かが欠けてしまう気がします。確かに、分館なら分館なりの使いやすさの良さを追求
することは、大切だと思いますが、今は今まで話し合ってきた中の中央館としての機
能をどれだけの予算の中でどこにつくるのか、その中で分館との連携もどういうよう
な体制とするのか、また、先ほど言われました 75%は人ということで、そういった
ところの充実をどのように図っていくのかということをあわせて考える必要がある
と思います。
その中で、分館の話を先に出してしまうと議論の収拾がつかなくなってしまうと思
いますので、まずは中央館としてのあり方について今まで議論してきたわけですか
ら、やはりそれが果たせるような図書館の位置、規模のあり方を考えたほうがいいと
思いました。
内野会長)他にご意見のある方は、いらっしゃいますか。
郷治委員)私も分館に関して色々言ってきましたが、今まで、審議委員の中で話は出て
いましたが、なかなか取り上げられなかったというのが私の思いでした。ここにきて、
ある程度分館に関する資料が出てきて、東部市民センターに行くと、本はもちろんた
くさんありますし、検索していただければ全館にある本がどこでも借りられるので、
その辺はすごく良いと思います。ただ、増築や増床を考えているわけではないのです
が、もう少し使いやすくしてほしいという声がたくさんありましたので、私は、今日
はこういう議論ができて本当によかったと改めて思いました。
内野会長)これは私だけではなくて、今日出席していただいている全ての皆さんが、し
っかりと分館サービスのことも念頭に入れて、これまでご発言されています。また、
図書館サービスの機能の特性も踏まえて議論していると思います。
そうでないと、例えば、渡辺委員のご指摘のように、小さな図書館は図書館ではな
いという議論に入っていってしまいますが、図書館サービスはそういう議論ではあり
ません。施設が小さい=充実はしないという議論に持っていってしまうと、収拾がつ
かなくなってしまいます。
あくまで小牧の図書館の現状、それから歴史的なことも踏まえて、他市に比べて決
して遜色ない、むしろ優れたサービスをしてきていますという唐松委員からのご意見
もありましたし、渡辺委員がおっしゃったように、将来の経費のことも考えたご発言
をたくさんの他の委員がしております。経費はもう少し控えてできないだろうかと。
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ですから、見直しの議論があったわけでして、全員の思いはそこにあると私は思いま
す。
先ほど、大変失礼な表現をしましたが、他の委員の皆さんが、そういう意味を含め
ておっしゃっていますので、そういう議論がされていないとか、分館が全く議論の埒
外になっているとか、そういう意識は皆さん思っていませんし、私も進行上、全く思
っておりません。その点についてはご理解いただきたいと思います。
渡辺委員)そういうふうにとっていただいたとしたら、本当に申し訳なかったと思いま
す。
私個人の意見ではなく、私も図書館を考える会の代表をやっています。そういう中
で、この間もシール投票の結果をご報告させていただきましたが、図書館についての
意見を聞く会を何ヶ所かでやりました。そのときに出た意見の中で、審議会の中では
そういう意見を言わなければいけないと思いまして、そういう声がありますというこ
とを知っていただきたいと思ったものですから、発言させていただきました。
審議会の方たちがそういった立場で小牧全体を考えて、審議に臨んでいるというこ
とはよくわかりましたので、私の言葉が足らなかったことは申し訳なかったと思いま
すが、そういう市民の方々の、何ヶ所かでやった声があるということを報告しなけれ
ばいけないと思いましたのでご発言させていただきました。
内野会長)それは前回も資料をご提示もいただきましたし、ご説明も頂戴をして、この
場で皆さんにそれはご報告させていただいております。
それでは、よろしいですか、渡辺委員。本館と分館と、両方ずっと議論していくの
ではなく、少なくともサービスという意味は別ですが、例えば増床や施設面に関わる
ことも踏まえることは一旦置いておいて、あくまでここは本館のサービスをどうして
いくか、それから、分館にどういうふうに後方支援していくか、地区の市民の方々に
できるかぎり本館に等しいようなサービスを提供していくか、そういう方法論も考え
ていくということでご理解いただけますか。
渡辺委員)はい。
内野会長)それでは、ここで一旦休憩としたいと思います。
~休憩~
内野会長)それでは、再開いたします。前々回、前回と、委員の皆さんから、建設場所
につきましてご意見をいただきました。また、今日、新たな参考資料も事務局からい
ただきました。改めて、ご意見を頂戴したいと思います。前回ご発言を頂戴していな
かった委員から、ご指名をさせていただきますので、よろしくお願いします。
柳委員、いかがですか。
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柳委員)前々回から、私は変わらずA街区が良いと考えています。色々な委員のご意見
を聞きましたが、私の考えとしては、A街区が一番良いと思っています。
内野会長)鈴木委員、いかがですか。
鈴木委員)先回、A街区と申し上げましたが、私としては、やはりA街区だと思います。
どうしてかと言いますと、バスが集中しているところは小牧駅です。そして、土曜日
にラピオを改めて眺めてまいりました。すごく天井が低く、場所的にも、もう少し天
井が高いほうがいいですし、広場もそれなりにつくった建物がいいと強く思いまし
た。
内野会長)松田委員、いかがですか。
松田委員)前回、多くの皆さんがA街区というご意見だったように思います。
ただ、残された貴重な小牧駅前というスペースに図書館をつくってしまうことにつ
いては、図書館だけで本当に駅前の活性化につながるのかどうか。以前の計画では、
スターバックスが入るという話もありましたが、本当にそれだけで駅前の活性化につ
ながるのかが私としては非常に疑問で、あのときはノーという意見を出させていただ
きました。
しかし、ノーには、色んな意味のノーがあり、ただ1つの意味のノーではないとい
うことを、当然委員の皆様は確認していらっしゃると思いますが、私は、そういう意
味で、A街区には決して反対ではないですが、最終的には、駅前の活性化にどうつな
がるかということが新しく建てる建物、もしくはソフトも含めて考え、検討していか
なければいけない地区であると考えております。
その意味では、A街区は最後の貴重な小牧の活性化できる、また、しなければいけ
ない場所と考えておりますので、非常に多くの意見を含みながら、検討していかなけ
ればいけないと捉えています。
内野会長)今日、事前に配付されました新しい資料をご覧になって、前回発言をした内
容であっても、また改めてこういうふうに思いましたとか、何でも結構ですので、ご
意見がある方はいらっしゃいますか。
猪口委員)ラピオは商業ビルであるかどうかという件について、参考資料を出していた
だきました。地権者所有の床は賃料が発生するので、公共施設を導入するのは望まし
くないですが、市の所有の床にはコンセプトに合わせてということも考えられるとい
う説明だと解釈いたしました。
私どもは、単体としての理想型ではなく、小牧にとって総合的に望ましい図書館と
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いう意味で申し上げますが、それを考えるための判断材料として、きちんと情報は出
していただきたいと思います。本日、出していただいた情報で抜けていることがあり、
ホームページで発表されていますので、私はこの文教建設委員会の会議録を確認して
まいりましたが、この参考資料の後のやりとりの中で、市長は、権利者所有の床は低
層階に集約することが望ましく、その話し合いをしているとおっしゃっておりまし
た。この説明を聞かないままですと、賃料が発生するなら、フロアいっぱいに図書館
を入れることは不可能だと思う方はたくさんいると思います。
そういった情報はきちんと提供していただきたいということと、また、キーテナン
トの平和堂ですが、契約が来年の平成 29 年でちょうど 10 年になりまして、いつまで
の契約かということは発表されておりませんが、きりのいい 10 年ということで、ひ
ょっとしてここら辺で契約更新ではないかと思います。近隣にスーパーがたくさんで
きた現在、本当に更新していただけるかどうか、素人のレベルですが、どうだろうと
いう話は皆さんしていらっしゃいます。このままいくと、駅前に巨大な廃墟ができて
しまうのではないか、そういう懸念がどうしても拭えなくて、情報として皆さんの頭
の中に1つとどめておいていただきたいと思います。
また、天井が低いという話が何度も出ますが、一宮の図書館などを実際に見て数字
がはっきりわかりませんが、そんなに高くないですが、それが重大な欠陥になるとい
うほどの問題ではない気はしました。実際に、えほん図書館に対して、天井が低くて
圧迫感があるという話をする方は誰もいらっしゃいませんし、大きく予算を削ること
ができることや、駅前で交通の便は良いことなどから、天井の低さを差し引いて、そ
んなにデメリットであるかということに私は疑問に思います。
内野会長)前段にあったご意見について、事務局から説明等がありましたら、お願いし
ます。
鵜飼新図書館建設推進室長)先回、猪口委員よりお話がございましたのは、ラピオが第
一義的に商業ビルであるかといったことで市長のお考えを確認したいというご意見
だったと思います。その部分につきまして、この議事録を参考資料としてご用意させ
ていただいたものであり、決してラピオの権利形態についての7月6日の文教建設委
員会のやりとりをあえて出さなかったわけではないということはご理解をいただき
たいと考えています。
また、権利者の方々がお持ちになっている床、市が持っている床の権利の交換に関
しましては、市の一方的な思いでできるものではございません。権利者の方々の合意
が必要なものでございますので、そちらについては、そういったことも含めてただい
ま進めているということを申し上げたものでございますので、ご理解をいただきたい
と思います。
内野会長)猪口委員、今の説明でよろしいですか。
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猪口委員)もちろん相手の方があることですので、ただ、それを言っておかないと、自
動的に図書館を入れる案は不可能かなと解釈する方がいらっしゃるといけないと思
いますので、確認のために発言させていただきました。
内野会長)他にご意見のある方はいらっしゃいますか。
渡辺委員)今、猪口委員が言われていました、平和堂が平成 29 年末ぐらいの契約では
ないかということですが、本当に平成 29 年末の契約なのか、それ以後の契約が更新
可能なのかということについてお聞かせください。
内野会長)事務局から、答弁をお願いします。
鵜飼新図書館建設推進室長)ラピオに入店しております平和堂については、いわゆるテ
ナントの出店契約として、無期限の契約行為ではございません。終期設定を設けたと
いう意味で、10 年間の契約で平成 29 年 11 月と終期を設定しています。ただ、こち
らで契約を更新するか否かにつきましては、ラピオビルを運営管理いたします小牧都
市開発株式会社と平和堂との間で交渉が今後行われるということになっております。
内野会長)渡辺委員、よろしいですか。
渡辺委員)その交渉というか、平和堂が契約更新するかどうかというのはいつぐらいに
わかるものなのでしょうか。
内野会長)事務局から、答弁をお願いします。
鵜飼新図書館建設推進室長)こちらにつきましては、契約の満了を迎える以前に、平和
堂と小牧都市開発株式会社との間で、双方の思いで交渉を進めていきますので、一概
にいつ決まるかということは申し上げることはできませんので、ご理解をいただきた
いと思います。
内野会長)それでは、林委員、いかがでしょうか。
林委員)前々回にも申し上げましたが、私はA街区という気持ちは変わっていません。
そのときにも申し上げましたが、私たちは1週間に何回もまなび創造館を利用して
いますので、あさひホールなどで行事があったときなど、駐車場で困ることが多いで
す。A街区に建設が可能ならば、平和堂と連携してまちの活性化とか市民の憩いの場
ができたらいいという考えは今も変わっていません。
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内野会長)他にご意見はありますか。
郷治委員)私は、前回、未定と意見を述べさせていただきました。市民の声をたくさん
聞いてくださいということを言いましたが、先回の6日ですかね、あのときもやはり
市民の声を聞いて考えてくださいねということを重々言われたので、そうだったのか
と改めて思いましたが、私は、だから、ラピオがどうなのかと考えたときに、先ほど
猪口委員も言われたように、あそこは市の建物ですよね。それが空洞化したら、どう
なってしまうのだろうとか、図書館が駅前に建ちました、ラピオが空いています、そ
れでまちの活性化が生まれるのだろうかという思いはあります。
そして、今、青空駐車場で 130 台の駐車場があり、私もよく使わせてもらいますが、
建物が実際に建つと 130 台分の駐車場がなくなるということですよね。そうしたら、
今、林委員が言われたように、ラピオで行事があった場合、130 台もなくなって、な
おかつラピオが消えてと、もっと大変な状況になるのではないかと思います。その辺
はどうなのでしょうか。駐車場だけの問題ではないと思いますが、それでも、本当に
大きな問題で、先回の資料にもありましたけど、一応地下に 46 台つくるとか、近隣
の駐車場を考えるとかというお話もありましたけど、あそこの 130 台がなくなった
ら、逆に不便になってしまうという思いは少しありますが、その辺はいかがでしょう
か。
松田委員)今のお話の中で、ラピオから平和堂が撤退をしたらというような仮定の話で
物事を進めていきますと非常に話がややこしくなります。ですから、あくまでも、こ
の話はまだ決定したわけでもありませんし、当然継続するかもわかりませんし、そん
な不確定な話の内容をもとにして討議をしても全く無駄だと思いますので、その話に
ついては一旦切っていただきまして、次の展開に進めていただきたいと思います。
内野会長)私も同意見です。
稲垣委員)先日、ラピオへ行ったときに感じたことですが、私はA街区の 3,803 ㎡をで
きるだけ広い敷地にしたいと思います。新図書館の建設位置に係る経緯の中で、平成
20 年9月から平成 21 年3月までに新図書館の建設予定地をA街区とするという話が
参考資料に記載されております。そのときに、3階建ての商業施設がA街区内の西側
に並んでいますが、その商業施設を移設あるいは撤去していただく話が当時出たかと
いうことを確認したいと思います。
もう一点、前回も話がありましたけど、敷地面積をもっと北に、歩道いっぱいまで
広げれば、どのぐらいの面積が広がるかということを検討していただきたいと思いま
す。
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内野会長)事務局から、答弁をお願いします。
鵜飼新図書館建設推進室長)稲垣委員からお話をいただきました、過去に新図書館の位
置をA街区としたときの議論の中で、隣の土地の買収等の意見があったかどうかとい
うお尋ねですが、そのことは詳しく議事録を紐解きませんと、事務局としてもこの場
ではっきりとしたお答えができませんので、ご理解をいただきたいと思います。
また、現在、小牧駅西駐車場の北側に歩行者専用道路がございます。こちらにつき
ましては、都市計画法上の都市計画道路であり、道路法上のいわゆる一般市道です。
そういったことから、ここに図書館を、道路であるところに建物は建てられませんの
で、必要な手続きを踏んで、道路の位置づけから外すことができれば建設は可能です。
しかし、今、現場をご覧いただきますと、当時、修景整備を暫定的に行うということ
で、カラー舗装程度で整備がされた現状ですが、新図書館の建設が小牧駅西駐車場部
分にされたとすれば、あわせて歩行者専用道路部分の整備も行う必要があるとは考え
ているところです。
内野会長)稲垣委員、これでよろしいでしょうか。
稲垣委員)はい。
内野会長)他にご意見のある方、いらっしゃいますでしょうか。
前々回から3回にわたって建設位置の問題については、それぞれ皆さんからご意見
を頂戴してまいりました。A街区がいいのではないかというご意見もあれば、まだ決
めかねていますという意見もありますし、色々と意見があって当然かとは思いますけ
が、これからの議論を進めていく中で、全く場所が想定されないままずっと今後も議
論をしていくというのはいかがなものかと思っております。
場所が提供できるというか、場所が提供するサービスもありますので、私としまし
ては、多くの方という表現が合っているかどうかはあれですが、A街区がよろしいの
ではないかという意見が多く占めていると思っております。当面、審議会を進めるに
当たりまして、建設位置はA街区ということとして、今後の審議を進めていくことに
したいと思うのですけれども、委員の皆さんから、意見を頂戴したいと思います。
渡辺委員)A街区がいいという意見を聞いていますと、まちの中心で、バス路線もある
し、駅だからというご意見が多かったのですが、小牧駅は、先ほども言いましたが、
利用者数はどれぐらいなのか、私もまだ判断材料として考えるにあたって、そういっ
た資料を出していただかないと、本当に駅が中心に小牧の場合はなっているのか、そ
こにつくるのが本当にいいのか判断できません。
また、先ほど郷治委員も言いましたが、小牧駅西駐車場が 130 台、A街区にありま
すが満杯になっていて、付近のお店の方から路上駐車が多いから困っているというお
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話も伺います。そこへ図書館が建つと、図書館に来る人の駐車場が、ラピオや色んな
周辺の駐車場にとここには書かれておりますが、今まで停めていた 130 台分の人はど
こへ分散していくのかということになります。
そういう問題があり、駐車場の問題はすごく大きい問題だと思います。それも含め
て資料提供をお願いしたいと思います。
内野会長)小牧の駅の乗降客数の問題でいいますと、これはラピオもA街区も同じこと
ですよね。
渡辺委員)それが小牧においては、皆さん、ラピオまでは徒歩や車、自転車で行きます。
ラピオから駅西は、なかなか人が行かないところがあって、小牧の駅を降りられると
わかりますが、食堂が全然ありません。食べ物屋はラピオから西です。それは私も気
づきませんでしたが、県外から来られた人から、「駅を降りて、こんなに食べ物屋が
ないところもない。お昼を食べるのに困ってしまった。」と言われました。
それはなぜかと考えたら、大体小牧駅を利用する人がどうなのだろう、どのような
手段で駅へ行くのだろう、駅を中継してどこかへ行く人というのはどのぐらいいるの
だろう、そうでないと、駅が活用しているということにならないものですから、中心
ということにはならないです。
ですから、やはりどれだけの人が利用しているのかというのを出していただきたい
と思います。そういうのも含めて判断材料として決めていきたいと思います。
内野会長)駅の乗降客数につきまして、事務局から何かありますでしょうか。
鵜飼新図書館建設推進室長)小牧駅の利用者数につきましては、本日の審議会の冒頭に
渡辺委員からお話がございましたので、事務局としまして資料を整えましたので、今
からお配りをさせていただきます。
~資料「名鉄小牧線 各駅の利用状況(平成 27 年度)」配付~
柳委員)私の素人的な判断ですが、小牧駅は、特に大学があるわけでもなく、小牧高校
は近いと思いますが、利用者数はもしかして今そこまでは伸びていないかもしれない
ですが、例えば、こういう図書館ができたりすると、その図書館へ行こうという利用
者がこれから増えてくるのではないかという考えを持っています。
林委員)先ほどから駐車場の話が出ていますが、小牧ホテルと今のA街区の間に、地下
の市営駐車場として結構台数が入る駐車場があります。ですから、図書館の人が必ず
しもその場所とラピオに停めるのではなく、駅地下もそんなに遠くなく、道路1本挟
んでいるだけですので、そちらの利用も可能かと思います。この辺、駅西駐車場がな
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くなるとか、そういうのはあまり関係ないと思います。
内野会長)今、事務局から名鉄小牧線各駅の利用状況の資料をお配りいただきましたが、
事務局から説明はございますか。
鵜飼新図書館建設推進室長)今、お手元にお配りしました資料は、名鉄小牧線の各駅の
乗降客数の数字でございます。したがいまして、犬山駅から平安通駅まで、各駅入っ
たものでございます。
平成 27 年度の乗降客数ですが、合計数字は合計欄のところに、右側には1日平均
とした数字を記載させていただいています。小牧駅につきましては、1日平均1万
318 人の方が利用されているということです。これは、乗降客数であり、何か用事が
あって目的地に行かれて帰ってくる方というような考え方をいたしますと、これを2
で割ったものがいわゆる利用者数の数字ですので、乗降客数と利用者数については、
そういった解釈をしていただきたいと思います。
また、本日、資料の提供はできませんが、路線バス、名鉄バス、ピーチバス、こま
き巡回バス、こういったバスの利用者数の数字は、特定の日の数字になると思います
が、事務局として、提供できる数字を用意することは可能です。
また、駐車場に関しましては、先ほどお話がございましたとおり、小牧駅西駐車場
は、現在、収容可能台数が 130 台となっております。こちらの収容可能台数と小牧駅
側の小牧駅地下駐車場という地下式駐車場で地下1階、地下2階の駐車場があります
が、こちらは収容可能台数 201 台でございます。
また、ラピオの地下駐車場も地下1階、地下2階ございますが、こちらは収容可能
台数 475 台でございます。
この3駐車場の利用状況調査はかねてから行っており、利用のピーク時の台数の調
査データを持っております。仮に、小牧駅西駐車場が失われた場合、小牧駅地下駐車
場、あるいはラピオ地下駐車場に利用を振り替えていただければ、地域としての駐車
場の不足は生じないという結果は、今のところ、得ている状況でございます。
内野会長)渡辺委員からご提案があった小牧駅の乗降客数を示した表が今配られました
が、渡辺委員、これで求めていた数値ということでよろしいでしょうか。
渡辺委員)わかりました。私の思いと少し違っていました。
内野会長)私がこれを見た感じでは、小牧駅が少ないとは思えないのですが。
渡辺委員)そうですね、意外でした。すみません。
内野会長)ということは、先ほどの発言にあった、非常に少ない乗降客数が云々という
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ような懸念は、この表を見る限りでは大丈夫ということでしょうか。
渡辺委員)そうですね。駅の利用者は通勤含めてだと思いますが、駅を利用している方
は他よりも結構多いのですね。それはわかりました。
内野会長)いかがでしょうか。同じことの繰り返しになりますが、今後、一定の場所を
踏まえた上での審議を進めていく中で、A街区というところをとりあえず想定した議
論をしていくことに関して、もちろん、皆さんの色んなご意見があることは承知して
いますので、全員一致ではなく、ただ進めていく上において、そういう流れでよろし
いでしょうかということを皆さんに問わせていただきたいのですが、よろしいです
か。
~異議なし~
内野会長)それでは、この審議会として、建設位置についてはもちろん全員一致ではご
ざいませんので、その辺はしっかりと記録に残していく形にしていきたいと思ってお
ります。
それでは、第7章の新図書館の建設計画、第1節から第2節の2に入っていきたい
と思います。とりあえず、この審議会としては、建設位置の方向性がある程度出たと
いうことを踏まえまして、お手元の基本計画書の 27 ページの第7章の各節について、
これから審議を行ってまいりたいと考えております。
ここで、第7章の審議の進め方につきまして、少し私から提案をさせていただきた
いと思います。
まず、基本計画の 27、28 ページの「第1節 建築計画の方針」、それから 29、30
ページの「第2節 機能の配置計画に関する考え方」の「1 基本方針と新図書館に
求められる事項」、
「2 地域館機能と中央館機能の分化」については、設計を進める
上で非常に基本的な部分であると考えております。よって、しっかりと議論をしてい
きたいと思っております。
ただし、それ以降のページ、各機能の面積と配置計画につきましては、かなり細か
な内容であります。したがいまして、次回の審議会までに、皆さんから事務局にご意
見を頂戴して、最新の情報も踏まえて、訂正が必要なところは訂正をしていただいた
上で考えていきたいと思っておりますが、どうでしょうか。
なお、31 ページからの「3 各機能の面積と配置計画」については、かなり細か
いところもあり、また、私は長く図書館におりますから、色々細かいことはもちろん
全てわかりますが、山田館長から委員の皆様方に、これはこういう意味ですというよ
うな点で説明があれば、頂戴したいと思います。
山田図書館長)それでは、31 ページの「3 各機能の面積と配置計画」ですが、既に
お読みになっておられる委員もいらっしゃると思いますが、ここに書いている内容
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は、会長がおっしゃったように、大変細かいことでございます。これは、35 ページ
の項目とも密接に関係しているところでございます。ここに示されている面積は、ひ
とまず設計の関係で変わってくるものですから、(1)情報検索端末スペース、(2)
地域館機能、
(3)中央館機能、
(4)バックヤード機能について大まかにご理解をい
ただきたいと思います。
簡潔に気がつく限りでいくつかお話ししますと、31 ページの(1)の情報検索端
末スペースは、この基本計画策定時には、このようなイメージであったということで、
検索の端末が 15 台、地域情報提供端末が1台と台数まで書かれていますが、当時は
端末機が館内の随所に配置される、あるいは1カ所にそうしたコーナーが設けられて
いて、そこで情報提供するというイメージでしたが、最新の施設としては、そうした
固定したスペースはなくなってきていて、iPad など新しい機器もあり、こうしたス
ペースが必ずしも面積として必要ではなくなってきていると感じています。
次に、(2)の地域館機能は、現在の本館機能といいますか、今の本館の2階部分
の児童コーナー、一般コーナーについては、十分な空間を持っていて、誰もが移動し
やすく快適なスペースを提供すると、一般的な図書館のサービスをするところと、地
域の図書館としての機能を果たすところというもので、その後、アから順に細かい項
目が挙がっております。例えば、視聴覚コーナーといった表現をしておりますが、視
聴をする席、当時は専用の席を設けるということもありましたが、最近は、情報検索
端末スペースと同じように、小型の端末を貸し出しし、館内で見る方法もありますし、
新しい機器・設備はどんどん発達しておりますので、そうした最新の情報も踏まえて
こうしたコーナーは、考える余地はあると思っております。
それに比べて、児童室、新聞・雑誌コーナー、ティーンズコーナーといったコーナ
ー、32 ページの障がい者サービスコーナーについては、重要度が大きいもの、小さ
いものがあるとは思いますが、特に障がい者サービスコーナーは、施設全体のバリア
フリーやユニバーサルデザインという考え方があり、障害者差別解消法もありますの
で、こうしたことも施設やサービス全般に適用していかなくてはいけない考え方だと
思っております。
次に、
(3)の中央館機能が新小牧市立図書館の基本計画の中では最も重要な部分
であると考えておりまして、アの専門図書開架・閲覧2について、この閲覧2という
のが、文字どおり、中央館機能の心臓部分であり、ここに「『第二開架(公開書庫)』
を導入し」と具体的に書いておりますが、単純に言いますと、今回新しい図書館とし
て機能を上乗せする、充実させるところと考えております。
その下の地域・行政資料コーナーやビジネス支援コーナー・情報コーナー、多言語
図書コーナー、以下、これらも皆、中央館機能の重要な要素として密接に関係してく
ると考えています。
(4)のバックヤード機能は、耳慣れない言葉かと思いますが、わかりやすく言え
ば、閉架書庫と倉庫、事務室などを総称してバックヤードというものでございます。
こちらのアの閉架書庫スペースも、中央館機能の大事なところです。当時はこのよう
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に考えておりましたもので、こうしたことも重要な中央館機能となると思います。
施設配本・学校支援・配本スペースは、現在も行っているサービスであり、引き続
き維持していくということです。
その他、耳慣れない用語があるかもわかりませんが、またご質問、ご意見として、
次回までにいただければと思っております。
内野会長)時間の関係で、先に山田館長からご説明をいただきました。27 ページに戻
り、第1節、建築計画の方針について審議してまいりたいと思います。ご意見はござ
いますか。
横山委員)第1節の建築計画について、少し提案させていただきたいと思います。
今書かれてあります6つの方針については、今も普遍性は変わっていませんので、
このまま十分通用すると考えています。
あえてつけ加えるとするなら、先般も塩尻市の図書館の方からご発表いただきまし
たように、建築の可変性であると思っています。つまり、先ほど申し上げました公共
施設の合理化につながっていきますが、今後 10 年、20 年、30 年使うような図書館を
つくったときには、中のレイアウトや建物自体の用途の変更が可能な造りにできる限
りしておくことが非常に大事だと思います。
塩尻の図書館につきましては、会長が一番ご存知ですが、大変うまくその辺をつく
られていたと思います。その部屋にしか使えないとか、その建物の用途しか使えない
というのは、これからの将来を見越したときに、使い勝手の悪いものになっていくと
思いますので、あえてつけ加えるとすれば、可変性、多様性といった機能、視点を盛
り込んでいただけたらと思います。
内野会長)他にご意見のある方はございませんか。
唐松委員)1点だけ事務局に伺いますが、先回、何人の方々から複合を前提にしてのご
発言があったと思います。市としては、現状、図書館単独を考えているのか、何かの
施設を付加した複合施設として考えているのか、その辺はどうですか。
内野会長)事務局から、答弁をお願いします。
鵜飼新図書館建設推進室長)市としましては、今回建設する新図書館に図書館以外の機
能を複合化するかどうかについては、現時点で固定された考え方というものは持って
いるものではございません。ただ、それぞれの機能が相乗効果を発揮する、波及効果
が発揮されるというような視点があるとすれば、今後の検討課題であると考えている
ところです。
23
内野会長)唐松委員、よろしいでしょうか。
唐松委員)今、第7章の1節から2節のところで、山田館長からご説明いただきました
が、この際、1つ検討したほうがいいと思っていることがあります。
私は図書館をA街区につくるべきだと思っています。あれを 20 年も 30 年も駐車場
に置いておくというのは、市の発展として絶対いけないと思います。
そして、A街区につくるにしても、これは基本計画策定時もそうでしたが、既にえ
ほん図書館がありました。ただ、後でラピオへ入れるとか、A街区につくるとか色々
な経過があり、懇願はしていましたが、現時点でもう一度A街区に新しい図書館をつ
くりましょうといったときには、前々回も申し上げましたが、ラピオの現在の市の施
設と図書館を別々に考えないで一体として考えていただきたい。駐車場もそうです
が、場合によっては、今市道になっているはずですから、上をつなぐなどして、一体
で考えるという前提でA街区だと思っています。
そういう意味でいいますと、極端な言い方ですが、31 ページの児童室は極端です
が要りません。そんなことは絶対できませんが、お母さんもお子さん連れで来ると思
いますから、絵本をゼロということはできませんが、そういうつもりで新しい図書館
を考えたほうがいいと思っています。他の集会室なども同じように検討すべきだと思
います。
もう一点、あそこにある歩道橋は再開発したときの変な意味での遺産だと思ってい
ます。ですから、A街区に図書館をつくるにあたって、敷地面積を広げるのではなく
て、あれを撤去して緑道にすればいいと思います。今、図書館のために、あのスペー
スを使うことは多分できないと思います。当時、これを考えたときには、マンション
や東春信用金庫がなかったからよかったですが、今は敷地とすぐ境のところにマンシ
ョンがあります。ほとんど、歩道橋を通っている人は見かけたことがないと言っては
極端ですが、今でも、一番西の人は覗こうと思えば覗けるようなところにあります。
ですから、歩道橋はお金がかかると思いますが、新図書館をA街区につくったとき
にはぜひ撤去してほしいと思っています。
瀬口委員)先ほど、事務局が言ったことや稲垣委員も前回から言っている北側の遊歩道
の移設を含めて検討することについて、先ほどの事務局の話から、廃道にできると私
は受け止めました。遊歩道まで敷地に入れられれば、図書館も、もう少し豊かに考え
られます。今の複合のあり方について、図書館の基本方針の中に場合によっては複合
機能をプラスすることが考えられます。私は岡崎市の図書館をいつも利用しますが、
コンビニエンスストアがあるのは非常に便利です。ですから、新図書館にもコンビニ
エンスストアぐらいは入れて欲しいです。複合機能であれば、本屋もあってもよい気
もします。
図書館機能としてしっかりやって、もっと市民が使いやすい空間をそこにつくり上
げることができるならば、子育ての人ももっと来る、高齢者も来る、そういうふうに
24
して考えて、隣のラピオと一緒に、ビルとビルを陸橋でつなぐことになると思います
が、相手方の建物の中に入るものを、今空きがあるところも含めて検討していけば、
もう少ししっかりしたものができると思います。
ですから、この計画は、図書館の中央館の計画ですが、最後の配置のところですが、
こうして欲しいという意味をつけ加えておけばよい。設計が始まったときに、書架が
何ミリなどと書くより、設計者にとって非常に自由度が高くなると思います。本棚が
こんなもので、図書館の長さがこれだけなどで、設計者の手足を縛るのではなく、設
計者に設計能力を発揮してもらったらよい。もっと良いものをつくると考えて、図書
館だけではなく、市民にとって良いものにしてもらうといいと思います。
水野委員)先ほど、児童室は要らないのではないかという意見が出ていましたが、ここ
に書かれている児童室というのは、子どもたちに読み聞かせをする部屋と私は受けと
めましたが、読み聞かせをするボランティアの1人として、この部屋は重要なものだ
と思います。
最近、図書館を見学に行って、今の傾向としては、読み聞かせの部屋はガラス張り
が流行っているのですか。私たちの意見としては、ガラス張りの読み聞かせ室は、読
み聞かせをする方も子どもにとっても集中できず、非常にやりにくいという考えがあ
ります。もちろんガラス窓みたいなものはあってもいいと思いますが、全面をガラス
にしてしまうのは考え直してほしいという意見でまとまっておりますが、どうかその
部屋をなくすということはやめてほしいという要望があります。
内野会長)おそらく、なくすというご意見ではないと思いますが、唐松委員、いかがで
しょうか。
唐松委員)すみません、少し言い方が悪かったと思いますが、先ほど言いましたように、
ラピオと一体化として考えるというのが私の意見なものですから、ラピオにえほん図
書館がありますので、小学生から中学生の前半ぐらいまでの児童図書を読む子たちは
当然いるわけです。ですから、その人たちの部屋をなくせと言っているわけではあり
ません。私の言い方が悪くて申し訳なかったです。
内野会長)今、水野委員から、ガラス張りについてのご意見がありましたが、これは施
設によって、それぞれ皆さん違うので、必ずしもガラス張りが1つの流行になってい
るとは私は思いません。これは多種多様でございます。
伊藤委員)今、ガラス張りの話がありましたが、ガラス張りにしておくのは、私も賛成
ではございません。我々の世界では構造化といいますが、刺激をコントロールする環
境の中で活動が保証されるというスタイルのほうが結果的には良い結果をもたらす
と思います。これはまた全く別な話ですが、少し気づきましたので言わせていただき
25
ました。
私が意見として述べておきたいのは、第 7 章の、横山委員のご意見との関連も出て
くると思いますが、建物の可変性や可動性の問題、それから、第2節の資料や情報と
の出会いを創出、(4)利用者と職員との信頼関係の構築のところと多分関連するの
だろうと思いますが、この審議会の初期段階で、レファレンスサービスの機能の充実、
そのための司書の研修の充実というような問題がありました。そういったところに一
定の配慮をした記述が第2節の3番、4番のあたりに出てくると良いという感想を持
ちました。
先ほど、散々分館とのネットワークの問題や様々なサービスの質の向上というお話
がありましたが、そういったものを担保していくという意味では、司書の資質向上が
避けて通れない問題だと思います。そのため、建築計画の方針の中で、そういったも
のが述べられたり、配置計画の中で配慮されたりしてもいいと思います。
具体的にいうと、例えば、バックヤードのところで、事務室や倉庫、閉架式の書庫
などは記載されていますが、職員の研修室はありません。そういったものもバックヤ
ードの中には必要だと思いますので、検討していただけるとありがたいと思います。
成瀬委員)先ほど瀬口委員からもお話がありましたが、複合化に対するこの図書館の建
設の趣旨は、こちらに載っているところですが、どこまでの複合化かということを少
し具体的に書かなければいけないと思います。
今のA街区につくられるスペース等を考えると、ある程度盛り込める機能は限られ
てきます。そこで、ラピオとの連携、橋渡しをしていこうという構想が出てきます。
ラピオの方へは散らばっている行政サービスの集合化や、新たに、例えば、子育て支
援センター、ビジネス支援センター、それから複合機能としてのセンター機能をそこ
に持ってくることが考えられます。
ただ、先ほどから話題になっているように、A街区がいわゆる賑わいづくりという
ことで表現されますが、私は賑わいづくりというのは、図書館はあんまりふさわしく
ないと少し思っています。賑わいというと、昔の高度成長期のように人が集まるみた
いな意味ですが、これから地方都市に求められる賑わいはそうではなく、人が集うと
ころ、市民が集うところ、そういう意味合いでの場であると思います。そういう機能
をぜひこの図書館のA街区につくるものには持たせたいと思います。
具体的には、あそこは駅前でありながら、食事するところも、喫茶店さえもないと
いう場所ですから、当然、それぐらいのところは持たせておきたいと思います。コン
ビニエンスストアまではどうかと思いますが、いわゆるレストラン、喫茶店といった
ようなものは持たせておきたいと思います。
それから、市民の人が交われるコミュニケーションゾーンも新図書館の建物の中に
はほしいと思います。そういったもので、あの中に交わる空間ができ上がることが非
常に重要で、当然図書館の機能を持っていく、そんなイメージを持ちます。
もう一点、4番目にICTという表現がありますが、少し私が持っているイメージ
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とは違っています。ICT自体は非常に良いですが、前も少し述べましたけど、これ
からの社会は多かれ少なかれ、情報をどうやって入手する、あるいは分析するかとい
うことが重要なテーマになってくると思います。それは普通のビジネスもそうです
し、ビッグデータであるとか、そういう様々な情報を一緒に出てくるんですね。それ
をなくして、これからの構想を考えると、そんなことはできないのではないかと思い
ます。
図書館についても、前も少し述べましたが、読まれているのか、読まれていないか
さえもわからずに、本を収集したりしていることがどうなのかと思います。以前も人
口比例で 60 万冊という話がありましたが、考えてみるとよくわかりません。もしか
すると、60 万冊揃えても、本当に読まれているのか、読まれていないのかというこ
とを分析できる仕組みができた場合、もしかすると、半分ぐらい全く読まれずにただ
単に開架されただけで終わっているかもしれません。要するに、そういうことがわか
らないというのが今の図書館です。
これからつくる図書館は、そういった情報が瞬時にわかるシステムを導入するべき
だと思います。資料として保存しておくという話は別ですが、もしかすると、ただ単
に置いてあるだけで読まれていない書物が山ほどあるのではないかと、そうすると、
今のスペースでも、もっと有効的なスペースが生まれるかもしれないというところも
含めるので、このICTという考え方の中に、図書の利用頻度について手間をかけう
に分析できるシステムを初めから導入することを取り入れてほしいと思います。
内野会長)図書の利用頻度については、今はコンピューターで弾き出すことはできます
ので、それについてはもう既にできるということはお話をしておきます。
他に、ご意見はありますか。
原委員)新館については、3点考えていただきたいのがあります。
1点目は、今のA街区は、ご存知のように、西側と南、それから、南東角、民間の
建物があります。あれが将来ずっとあるかどうか、市が買収などの選択肢は色々ある
と思います。
2点目は、将来的に施設全体、複合施設という話が出ていますから、この機能も入
れようとか、この機能をもう少し拡大しようということに備えて、増改築できるよう
な設計仕様を取り入れてもらいたいです。現在の図書館は、増改築はまず無理だと思
います。その辺は、当然設計者が増改築を念頭に置いた設計と、何も制約をつけない
設計では、でき上がりが違うと思います。
3点目は、外観についてです。これは、文字どおり駅前のランドマークになります
から、それがために造形美を狙ったり、見栄えを狙ったりして、奇抜なデザインにす
ることはやめてもらいたいです。現図書館は、建築上は色々評価されているようです
が、現実に中へ入って快適ですか。奥に、窓がいっぱいあるように思いますが、中は
それに反して意外と暗いです。そういう造形美を狙った建築はA街区にはふさわしく
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ないと思いますので、設計の中にぜひ入れてもらいたいです。
浦部委員)重要な論点が皆さんから出てきたので、1つだけ、気になったことがありま
す。前から言っている地域館機能と中央館機能の分化という問題について、これ以降
も分けられていますが、これからの図書館というのは、どこでも市民の身近な課題を
レファレンスできる、あるいは読書相談に応じられるような体制が必要で、あまり地
域館と中央館をきっちり分けるような設計をせず、もう少し可変的な形で動けるよう
なスタイルにしたほうがいいと思います。
内野会長)かなり貴重なご意見が色々と出てまいりましたところで、お約束の時間が参
りました。
毎回拙い進行で申し訳ないとは思っておりますが、まだまだ意見が出てきそうであ
りますので、次回への継続審議といたしますが、第7章全体につきまして、次回の審
議会までに、皆さんからご意見をいただきたいと思っております。
委員の皆様方には事務局より一定の記入用紙がご用意されているとのことであり
ますので、ご提出をお願いします。
3.その他
内野会長)次第の3、その他について、事務局から何かありますか。
鵜飼新図書館建設推進室長)次回の審議会は、8月 31 日(水)午後1時 30 分から本庁
舎6階の 601 会議室にて開催させていただきます。これより開催通知を委員の皆様の
お手元にお配りさせていただきます。次回の審議会も委員の方にはご出席を賜ります
よう、よろしくお願いします。
4.閉会
内野会長)それでは、これをもちまして第9回新小牧市立図書館建設審議会を閉会いた
します。
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