2012年秋号

赤江 なつ
区議会活動報告
北区議会 第 3 回定例会 本会議で
本会議で質問しました
質問しました!
しました!
第 3 回定例会で一般質問に立つ、赤江なつ議員
(2012 年 9 月 12 日)
早くも年末が近づくのを感じてしまう今日この頃で
す。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
区議としての活動も早や1年半が過ぎました。慣れて
くる中にも失敗もあります(今回の個人質問では、時間
を少々オーバーしてしまいました)。
議会改革検討会では、
「北区議会議員の政治倫理条例」
制定等に至る過程を知らなければ、議論が深められない
と痛感。また予算要望のヒアリングでは、まだまだ福祉
や労働の現場の状況や法令などに疎いことを実感。知る
べきことがたくさんあります。他の区でも町会掲示板を
チェックする職業病も身につけました(笑)。
身近なよりよい区政を目指してがんばってまいりま
すので、今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお
願いいたします。
区民の
区民の防災対策に
防災対策に関する意識
する意識と
意識と震災訓練のあり
震災訓練のあり方
のあり方について
9月2日の日曜日には、北区内で一斉の震災訓練が行われ、私も参加しました。町会、
自治会の方々を中心として主催された訓練は、関わったみなさまのご尽力が感じられるも
のでした。
赤江の
赤江の質問 現在、防災対策のリーフレットが在庫切れということで、来年度に向けて新
しいものを作成する予定だそうです。新しいものができるまでは旧版をどこか閲覧可能な
場所に常備し、オンラインでも閲覧可能にしておくことが、区民の安心と安全のために一
役買うと考えますが、お考えをお聞かせください。
区側の
区側の答弁 改訂版の作成を予定しておりますが、当面現行の内容をホームページに掲載いたします。新たな
リーフレット等は様々なツールを活用して、区民の皆様へ周知してまいりたいと考えております。
借金・多重債務
破産・離婚
相続・遺言など
お困りの方は
《専門の弁護士が直接相談に応じます》
12 / 1(
1(土)13 時~
北区豊島区民センター2F
ご希望の方は事前にご予約をお願いします
(*裏面の連絡先までお知らせください)
1
2012 年 秋
質問 震災訓練の内容が実施主体によって異なっており、内容に開きがあるようにも感じます。また、何回も
参加された方の中には、内容が同じで訓練の重要さが感じられず、参加しなくなることもあるそうです。そ
こで訓練内容をバラエティに富み、有効なものにしていくために、毎年内容を変更したり、参加者の要望を
聞くなどしてはいかがでしょうか。
答弁 訓練の内容は、それぞれの自主防災組織が自ら計画・実施しているものであるため、自主防災組織に対
して、より効果的な訓練の実施方法や、最新の情報の提供など、訓練の一層の充実を支援してまいります。
質問 区内一斉開催の防災訓練だと予定が合わない区民の方もいらっしゃいます。荒川区や足立区などのよう
に、日にちをずらして複数回の訓練を実施してはいかがでしょうか。
答弁 他の町会・自治体の震災訓練に区民が参加することは可能ですが、地域の共助の観点から課題もあると
考えるため、震災訓練の複数回の実施につきまして検討してまいります。
質問 防災センターは北区民の方々にどの程度利用されているかの把握はしていないとのことですが、来館者
カードを使い、区民の利用状況を把握し、今後に役立ててみてはいかがでしょうか。
答弁 利用者情報に関しては、人数のみの把握にとどまっています。利用者の傾向を把握・分析し防災センタ
ーの利用率向上に有効と考えますので、ご提案のように居住地や年代を記入できる来館者カードを準備し、
実施してまいります。
質問 区内の小学生や幼児連れの親子層による防災センターの利用をもっと促進し、低年齢児のいる家族単位
での震災訓練代わりに、積極的に役立てていけるようにする必要があると考えます。対象者呼び込みのため
のポスターやリーフレット、所在地を示したカード等を公共機関
等に配置することはいかがでしょうか。
答弁 幼児や小学生が防災について楽しく学べる施設として防災
センターを利用していただけるよう、リーフレットやご提案のカ
ードの配置につきまして今後工夫してまいります。
質問 電話やインターネットが通じないようないざというときの
ために、日頃から一時集合場所や避難場所を日常的に目につくよ
うに町内に常時掲示しておきことが大切だと考えますが、いかが
でしょうか。
答弁 現在一時集合場所や避難場所、避難所等については防災マッ
プでお知らせしておりますが、災害時にもわかりやすいような掲
示方法について今後、検討してまいります。
北区一口メモ
その 1
堀船の街頭にて議会報告活動中
(2012 年 10 月)
救急医療情報キット・防災用ホイッスル(笛)を無料配布
緊急時に、ひとり暮らしの高齢の方などの医療情報把握のために、北区は救急医療情報キットを配布し
ています。普段は医療情報を記入した用紙を、大きめのプラスチックの筒に入れて、冷蔵庫に保管するも
ので、救援者に見つけてもらいやすくします。防災用ホイッスルは、震災時などに救援者に自分の居場所
を知らせるためのものです。
(高齢の方が、大きな音で鳴らすのは難しいのではないか、という指摘が残念
ながらあります。よろしければご感想をお聞かせください。
)
対象者は
① 75 歳以上の方、② 65 歳以上 74 歳以下でひとり暮らし、③ 障害のある方(手帳所持者)です。
12 月 28 日(金)まで、各高齢者あんしんセンターなどで希望者に配布しています。詳細等お知りにな
りたい方は、赤江 なつ までお問い合わせください。
2
生活保護受給世帯の
生活保護受給世帯の児童生徒に
児童生徒に対する学習支援
する学習支援について
学習支援について
「貧困の連鎖」とは、親世代の経済的困難を子どもの世代が引き継いでしまうことです。
この連鎖を断つということは今の時代の急務ともいえます。
① 高校進学支援プログラム
生活保護受給世帯の児童生徒を対象とした「高校進学支援プログラム」は、貧困の連鎖を断ち切り高校入
学まで継続的に支援していくことと、子どもの社会的自立を促すことを目的としています。現在北区では学
習塾に通う費用として、中学 1・2 年生には年間 10 万円、中学 3 年生には年間 15 万円を支給しています。
質問 平成 23 年度のこのプログラムの利用者は、北区内では、中学 1 年生で対象となりうる 33 名中 6 名が
利用、中学 2 年生では 60 名中 15 名が利用、中学 3 年生では 63 名中 29 名が利用しています。この数字から
は必ずしも多くの人に利用されていないと感じられますが、その理由を教えてください。また、この利用者
数をもっと増やすべきだと考えますが、区のお考えをお聞かせください。
答弁 中学 1・2 年生はクラブ活動の参加、中学校生活の優先、中学 3 年生では、現在の学力で入れる高校を
選択していることが主な理由として挙げられます。また、このプログラムを通して、生活保護受給世帯の中
学生が、将来への夢と多くの選択肢を持って、自立への意識・意欲を高めて希望する高校に進学していただ
きたいと考えております。
② 生活保護受給世帯の小学生に対する学習支援
現在、小学校卒業の時点でマスターしなければならない九九や割り算、漢字の
読み書きができない中学生がいるという現実があります。そこまで何年分もの学
習項目を身につけていない状態では、中学校での教科学習も辛いものとなってし
まうかもしれません。
質問 中学進学を控えた生活保護受給世帯の小学生に向けた、無料の学習機会の
提供も必要だと考えますが、区ではどのように考えていらっしゃいますか。
鹿児島市の中高一貫校
を視察(2012 年 8 月)
答弁 現在「小中一貫カリキュラム」を通して、小学校のみならず、すべての教
員がつまずきやすい内容を理解し、徹底的に定着を図ることで、学習意欲の低下
を生じさせないように取り組んでいます。生活保護受給世帯の小学生に対する学
習支援については、今後の課題とさせていただきます。
③ 貧困の連鎖を防ぐきっかけづくり
失業者やニート等の人々が生活保護から抜け出すためには、仕事に就き社会へ復帰していかなければいけ
ません。失業等を理由とした生活保護受給世帯は、まず親の就職、そして次に子どもが意欲的に就職し、貧
困の連鎖を止めることが大切です。
質問 北区では大人への就職支援としては、ハローワークと連携した事業を進めていますが、同時に子どもに
対しても将来の夢や希望を与え、勉強意欲をかき立てるような、きっかけを作る活動をしていくべきです。
北区内には、ナショナルトレーニングセンターや障害者スポーツセンターがあります。こうした施設を利用
したことのある人たちをお招きして、講演会を実施するのはいかがでしょうか。
答弁 ご提案のナショナルトレーニングセンターなど、魅力的な資源が北区にはありますので、未来に輝く人
づくりのために、連携を図りながら事業を展開してまいります。
経済的に困窮しているけれど、生活保護を受給していない世帯や個人は、行政側からの状況の把握が難し
いと言われています。そうした方々に、きちんと支援の手をのばせるようにしていきたいです。
3
2012 年 秋
北区イメージ
北区イメージ戦略
イメージ戦略ビジョン
戦略ビジョンについて
ビジョンについて
2012 年 7 月に北区イメージ戦略ビジョン(KISS)の第二次行動計画が出されました。これは北区の知名度・
イメージの確立を目指し、人口のバランスを保つために、首都圏のファミリー層・若者層を中心とする人々
をターゲットとした計画で、これまでに北区の情報誌「KISS」が発行されるなどしています。
質問 現在、広報戦略に北区の広報大使(アンバサダー)としてドナルド・キーンさんや弦哲也さんのプロジ
ェクトが進められていますが、ファミリー層や若者層をターゲットとして、
「アンパンマン」の作者やなせた
かしさん、女優の深田恭子さんなど、北区出身者を新たに広報大使に加えてはいかがでしょうか。
答弁 今後、様々な分野でターゲット層に影響力を持つ、新たな広報大使の発掘に積極的に取り組んでまいり
ます。
質問 区民や区外のファミリー層、若年層への情報発信の手段としてチラシやマップの作成に加え、ツイッタ
ーやフェイスブックなどを情報発信のツールとして利用することができると考えられます。例えばツイッタ
ーで、若手職員や大学の学生が協力してアカウントを作り、発信していくことも可能ですが、いかがでしょ
うか。
答弁 ツイッターやフェイスブックといった SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、区の情報
発信力を強化する有効な手段であると認識し、昨年 7 月より北区でもツイッターを
開始したところです。SNS を利用した先進的な自治体事例を調査し、若手職員によ
る発信などと合わせて検討を進めてまいります。
質問 KISS のイベント「北うぉー区」のマスコットキャラクターである「チェブロく
ん」
(右図・KISS のスタッフが考案)をもっと活用し、ターゲット層にアピールして
いくことができるのではないでしょうか。
答弁 「チェブロくん」を使うことで北区のイメージを伝えやすい、発信しやすいと
の声がありました。今後も KISS のイベントやホームページに積極的に活用してまい
ります。
北区一口メモ
その 2
区議会の議員定数削減
チェブロくん
44 名から 40 名に
9 月の議会定例会で、民主あすか区民クラブ、自民党、公明党により議員提出条例案「議員定数条例
の一部改正案」が上程され、可決されました。賛成は民主あすか区民クラブ、自民党、公明党、みんな
の党、反対は共産党と新社会党でした。
その結果として、現在の 44 名から 40 名へと定数が削減されることとなり、次回 2015 年の区議選か
ら反映されます。
定数が変わることにより、議会の質が低下したり、区民のみなさまの意見が議会に届きにくくなるよ
うなことなどがないよう、一層努力してまいります。
区政に
区政に関するご意見
するご意見・
意見・ご要望、
要望、またご相談等
またご相談等、
相談等、いつでも歓迎
いつでも歓迎です
歓迎です。
です。
今後ともどうぞよろしくお
今後ともどうぞよろしくお願
ともどうぞよろしくお願いいたします。
いいたします。
TEL/FAX
03--3911TEL/FAX 03
3911-5573 北区豊島 4-1616-3434-811(林方
811(林方)
林方)
[email protected]
4