北海道デザインマネジメントフォーラム 第5期(平成 24.9.21~25.9.24)事業報告書 ◆ 第5期の方針 1.学びの深化プログラムの充実 2.オープン参加型セミナー等の検討・実施 3.会員企業等が抱えるデザイン主導型課題の把握 4.情報発信や交流の促進 5.他団体や道内地域とのネットワーク体制の検討 ◆ 第5期の活動結果 1.会議の開催 1)H24年度定時総会 ○開 催 日:平成24年9月21日(金) ○開催場所:札幌市立大学サテライトキャンパス ○参加人数:総議決件数25に対し20名(委任状提出者を含む)参加で総会成立 ○内 容 次のような内容について討議し、承認を得る。 ・議決方法について ・第4期事業報告、決算報告について ・第4期監査報告について ・規則の一部改正について ・第5期役員の一部改選について ・当フォーラムにおけるデザインマネジメント概念及び、 中長期ビジョンについて ・第5期の活動方針・事業計画(案)と収支予算(案)について 2)役員会 ・学びの深化プログラム「山村塾」関連の取組として、プレ山村塾フィードバック会 や山村塾 2013 の開催準備と結果の総括、オープンセミナーの開催検討、会員企業ア ンケート調査の検討、他団体・他機関との交流のあり方検討、メルマガ(14~18 号) 発行準備、総会や5周年記念講演会の準備など、本会の運営について検討するため 合計11回の役員会を開催。 ・その他、山村塾の検討においては、一部の役員会による検討メンバーを組織し、(株) コボを訪問した塾長との打合せなど、具体的な開催内容案づくりを進めた。 ・第 1 回役員会(H24.10.17) ・第 2 回役員会(H24.11.16) ・第 3 回役員会(H24.12.18) ・第 4 回役員会(H25. 2. 4) ・第 5 回役員会(H25. 3. 8) ・第 6 回役員会(H25. 4.19) ・第 7 回役員会(H25. 5.23) ・第 8 回役員会(H25. 6.20) ・第 9 回役員会(H25. 7.25) ・第 10 回役員会(H25. 8.27) ・第 11 回役員会(H25. 9.19) 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 大通HINT 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 道工試デザインライブラリー 1 2.例会活動 1)発足4周年記念講演会 ・中小から大手企業までヒット商品を手がける (株)エイトブランディングデザイン 代表 西澤明洋 氏をお迎えした。 ・講演の前半では、ブランディングとは何か、ブランディングをデザインする有効な プロセスとは何か、これらについて明快な解説があった。 ・西澤氏が見出した方法論「フォーカスRPCD」は、ブランディングデザインの方 法として数多くの成功事例をもたらしている。 ・講演の後半では、西澤氏が手がけた具体的なプロジェクト事例を紹介しながら、「フ ォーカスRPCD」のエッセンスを分かりやすく解説いただいた。 ・アンケート調査結果からは、「熱意が非常に伝わった」 「前向きな気持ちになった」 「ブランディングの重要性をあらためて知った」などのコメントがあり、好評価をい ただいた。 ○開 催 日:平成24年9月21日(金) ○開催場所:札幌市立大学サテライトキャンパス(アスティ45、12F) ○参加人数:30名 ○内 容 テーマ:『中小企業のためのブランディングデザイン』 ㈱エイトブランディングデザイン代表 西澤明洋 2 氏 2)オープンセミナーの検討 ・オープンセミナー開催のあり方や具体的な開催案について役員会で検討し、次の ような条件を考慮したセミナーを企画することとした。 ①一回完結型であること。 ②講師は、HDMFメンバー、または地域のデザイン業などの方とする ③北海道の食関連産業におけるデザインマネジメントをテーマとする ・オープンセミナーとしていた日程が、総会時期と近かったため、企画したセミナ ー案は、発足5周年講演会として開催することとした。 ◆発足 5 周年記念講演会 『北海道の<食>に今求められる経営視点のデザイン・知財活用とは』 【パート 1】演題:畑と食卓をもっと近づけるデザインマネジメント 講演者:(株)リープス代表取締役 鈴木善人 氏 【パート 2】演題:デザイン・知財活用のキモとなる“知的資産の見える化” 講演者:あさかぜ特許商標事務所 所長 中山俊彦 氏 3.山村塾の発足検討 (1)プレ山村塾の総括、成果のフィードバック会の開催 ・プレ山村塾の第3回目として、第1・2回目の内容を振り返りながら、学びの深 化と定着を図る「フィードバック会」を実 施した。 ・具体的には、第2回目における山村塾長と の問答記録を教材とし、「デザインのわか りにくさ」をテーマに、デザイナーチーム とデザイン依頼企業チームに分かれ、ディ スカッション等を行った。 ○開催日 :平成25年1月18日(金) ○開催場所:R&Bパーク札幌大通サテライト ○参加人数:10名 (2) (株)コボの山村先生訪問 ・名古屋市の(株)コボに山村社長を訪ね、昨年から3回に渡って実施した「プレ 山村塾」の活動報告及び、今後の山村塾本格開催に向けた活動内容案などに関す る意見交換を行った。 ・また、打合せ終了後にはコーヒーフレッシュ用ポーションパックの開発など、さ まざまな商品開発事例におけるデザインマネジメントの詳細などについて話を 伺った。 ○訪問日 :平成25年3月25日(月) ○訪問先 :株式会社コボ(愛知県名古屋市) ○参加者 :高橋(尚)副会長、高原副会長、日高理事 (3)山村塾開催 ・「山村塾2013夏期集中ワークショップ」と題し、(株)コボ山村塾長の講義、 参加者同士のディスカッション、講義内容を深掘りし商品開発の成功プロセスを 導出するグループワーク、成功プロセスに沿った新たな商品等のアイデア考案す 3 るグループワーク、これらを行った。 ・参加者アンケートでは、ほぼ100%近い 参加者から「ためになった」との回答を頂 くなど、非常に高い評価を得た。 ○開催日 :平成25年8月6日(火)・7日(水) ○開催場所:札幌市立大学サテライトキャンパス会議室 ○参加人数:初日33名、二日目26名 (4)エッセンス集づくり ・山村塾を通じて得られたデザインマネジメントに係る基本的な考え方や、取り組 みのポイントを抽出するために、今回は試行的に2013 夏期集中ワークショップ 「山村流デザイン思考による新商品開発」の参加者(HDMF役員)が感じたこ と、気づいたことをまとめた。 ・今後は、これらをHDMFがとりまとめたデザインマネジメントフレームとも重 ね合わせながら、エッセンス集のあり方を探っていく。 4.会員企業等のヒアリング実施 ・法会員企業ヒアリングのあり方、今期のねらい、今期の実施概要について役員会で検 討した結果、会員基礎情報の把握として、アンケート調査を実施し、ヒアリング内容 についてはアンケート調査結果を踏まえ検討することとした。 1)会員アンケート調査 ・アンケート調査の結果は、発送数32会員に対し19件の回収となった。 ・各種会活動に対す認識状況や今後の取組に対する意見を把握することができた。 ・意見の中には、創立以来5年が経過し、ビジネスとしての展開を見込めるような取 組を求める意見があった。 2)会員ヒアリング ・法人会員企業である「(株)白石ゴム製作所」を役員2名で訪問し、千葉社長から、 今後のHDMFの取組などについて忌憚のないご意見を伺った。 4 5.会員向け情報発信事業など 1)メルマガの発行 当フォーラム主催のイベント等の開催案内や結果報告などを伝える会員向け情報発信媒 体として、メールマガジン14~18号を発行した。 2)二つのサイトによる情報交流 ・「公式サイト」では、メルマガ内容等をコンテンツとする情報発信を8回行いました。 ・「公認ファンページ」(facebook)では、参考となるデザイン関連書籍やWEBサイト上 の記事、イベントのお知らせなどを計11回発信するなど、活発に活用されています。 なお、HDMFへの共感指数と読み取れる「いいね!」を示している人は、平成25年 9月20日現在、計58名であり、うち会員が13名、非会員が45名となっている。 公認サイト WEB ページ 公認ファンページ(facebook) 6.他団体との懇談会の開催 ・地域のデザイン関連団体との懇談会開催については、時間確保が難しく今期中に実施でき なかった。ただし、関係機関の担当者との意見交換や、関係団体イベントでのHDMF紹 介の機会を作ることができた。 ・札幌市経済局から、 「デザイン活用型製品開発支援事業(案)」の計画案検討に当たっ て、相談を持ちかけられ、HDMF役員数名と意見交換の機会を設けた。この中で、 HDMFとしての協力のあり方などについても意見交換した。 ・札幌市のデザイン振興事業の一貫として開催された「 『伝わる』ものづくりセミナー」 (6/13)では、パネルディスカッションに登理事、大橋理事が参加し、HDMF活動の 紹介も行った。また、関連事業として実施されたセミナー「ものづくり道場 2013」 では、HDMFワークショップで活用している手法なども導入していただいた。 ・登理事は、北海道デザイン協議会の会員でもあり、協議会の総会の場で、HDMFのPR を行っていただいた。 7.その他 ・事業計画に掲げていたデザインマネジメントセミナー(公開型)の開催については、時 間確保が難しく今期中に実施することはできなかった。来期以降の課題とする。 5
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