伸一つうしん - 高松市議会議員中村伸一議会報告

(1)
中村伸一の議会だより「伸一つうしん」
2009(平成21)年5月20日(水)
伸一つうしん
第3号
第3号
2009年5月20日(水)
<発行者>
高松市議会議員 中村伸一
瀬戸内国際芸術祭に向けて
世 界 に 地 域 の 魅 力 を 発 信 する チ ャ ン ス 活 か そ う
開 催期 間
2010年7月19日∼10月31日
2010年7月の海
の日から始まる「瀬戸
内国際芸術祭」(主催・
同実行委員会)は、本
市にとって願ってもな
いイベントです。「在
るものを活かし、無い
ものを創る」。同芸術
祭が示すこうした考え
方に、現在の厳しい経
済状況などによる閉塞
感を打ち破るヒントが
あると感じられます。
ましょう。芸術祭は、
郷土を担う人づくりの
場にもなり、合併後の
高松が心ひとつに、オー
ル高松の祭りとして、
芸術祭の会場地(直 各地域の多彩な魅力を
島、豊島、女木島、男 発揮していくチャンス
木島、小豆島、大島、 となるはずであります。
犬島、高松港周辺)で
は、世界の芸術家がこ
このように考え、私
こでしかできない作品 は3月議会で、瀬戸内
群を展開します。広報・ 国際芸術祭に向けての
宣伝活動を大胆に実行 本市の取り組みについ
し、市民が集まるあら て質疑しました。
ゆる機会にアピールし
(3面に続く)
【2008年12月3日】2009年度の予算要望書を大
西市長(中央)に手渡す公明党議員会の6人(右か
ら春田、大山、野口、山田、竹内、中村)。瀬戸内
国際芸術祭への取り組みを始め、持続可能な財政運
営、総合福祉政策など144項目を要望しました。
(2)
中村伸一の議会だより「伸一つうしん」
2009(平成21)年5月20日(水)
第3号
< 質 問 ク ロ ー ズア ッ プ > (大島の未来 )
大島における、ハンセン病についての誤った認識に基
づく強制隔離の歴史は、私たち高松市民にとって決して
忘れてはならない重い事実です。歴史を鑑として私たち
の戒めとしていかなければなりません。
4 介護保険について
介護サービスの質向上へ、事
2010年に予定されている「瀬戸内国際芸術祭」を契機
に、未来に向かって歩みを続けている大島のことを内外
業者の市民向け実践報告会を開
に発信していけたらと願い、市長の所見をただしました。 催していく考え
認知症の症状と予防などにつ
いての理解を深める広報活動な
大西秀人市長の答弁(要旨)
どを強化する取り組み
初老期における認知症の現状
本市では、ハンセン病患者・回復者や、その家族の方々
が、社会から厳しい偏見や差別を受け、かつての隔離政
と支援、介護についての所見
策により、入所者の方々の人権が著しく侵害されていた
在宅で若年の要介護者へ紙お
ことを真摯に受け止め、ハンセン病が正しく理解され、
むつの支給を行う考え
差別のない、人権が尊重される社会が実現できるよう、
講演会の開催や大島青松園での交流など、啓発活動に積
極的に取り組んでいる。
二度と、同じ悲劇を繰り返さないためにも、大島にお
けるハンセン病の歴史や、隔離政策に起因して生じた、
人権問題を後世に正しく伝えていくことは、非常に重要。
5 郷土の活性化について
屋島の活性化に関わる課題を
市のリードで計画を立て解決し
ていく考え
平成8年4月の、らい予防法の廃止に関する法律の施
行以来、大島青松園に関心を持つ人々や、訪問する人々
が増えるなど、大島の様子は大きく変わりつつある。
こうした中、2010年には、女木島・男木島など、
瀬戸内海の島々を舞台とする瀬戸内国際芸術祭が開催さ
れる予定だが、現在のところ、大島は、会場予定地とは
なっていない【注】。
瀬戸内国際芸術祭は、国立療養所が所在する白砂青松
の美しい大島の情報を発信するに当たり、良い機会。今
後、入所者の意向を踏まえた上で、適切に対応したい。
【注・大島は正式に芸術祭の会場地となりました】
いつも観光客を温かくおもてなし
てくれるサンポくん(左)と親切
な青鬼くん(サンポート高松のイ
ベントにて)
他都市とのキャラクター交流
を活発化させていく考え
オリジナルの歌や演奏などを
08年9月16日 一般質問
3 教育環境の整備について
特産物とし独自の音楽市場をつ
1.斎場の今後について
小学生全員が対象の放課後子 くる考え
斎場の今後について住民の意 ども教室を全校区で進める考え
郷土の写真や映像資料などを
見をていねいに聞いていく考え
高松市就学前プログラムのよ 保存する取り組みを進める考え
うなものを研究し、幼稚園・保
2 大島の未来について
育所と小学校の連携を図る考え
(3)
中村伸一の議会だより「伸一つうしん」
3月12日
質疑
1 瀬戸内国際芸術祭に向けて
2 文化芸術を創造する環境づ
くりについて
アーチストの滞在型創作活動
を支援する仕組みづくり
市民が気軽に演奏や作品を公
開できる環境づくり
音楽のまちづくりを徹底して
進める考え
音楽合宿や公開リハーサルの
誘致を進める考え
3 学校教育環境
の整備
太陽光発電の
導入計画せよ
放課後の子供
の居場所として
学校図書館の活
用を
2009(平成21)年5月20日(水)
第3号
< 質 問 ク ロ ー ズ ア ッ プ > (瀬戸内国際芸術祭)
瀬戸内国際芸術祭に向けての取り組みについて質疑を行いま
した。市民にとって最大の活力になるように、あらゆる街づく
りの取り組みと連動させていくことが価値的だと考えました。
大西市長、黒川康嘉教育長による答弁の要点は次の通りです。
人員の緊急雇用
「瀬戸内国際芸術祭サポート」事業を実施
緊急雇用創出補助事業を活用、芸術祭の開催期間中、女木
島、男木島、および大島の各島に、案内スタッフなどを配置
全市的な関連イベント開催の促進
祭りなどの伝統的な地域の行事を芸術祭に訪れる人々に紹介
開催時期に併せて、市内全域で関連イベントが開催されるよ
うに取り組みを促進
「美しいまちづくり」の意識啓発
「高松クリーンデー」など様々な機会に、観
光客を心を込めてお迎えし、美しいまち高松を
楽しんでいたけるようにアピール。
環境整備の考え方
おもてなしの環境整備が重要
「高松まちなかおもてなし推進協議会」では、
高松ケーブルテレビの
接遇研修や「高松おもてなしガイドマップ」の作成
映像から
などに取り組む
高松市として、観光ボランティアガイドや、地元サポーター
4 防災対策
の育成を通じて市民へ意識啓発
洪水防止に果たす水田・ため
海外からの観光客向けに、新たに設置を予定している瀬戸内
池・農業用水路の役割について
国際芸術祭の総合案内所などで対応
防災を主な目的として、農業
県と連携して外国語表記の観光パンフレットや案内板を整備
水利施設を維持管理していくこ
とについて
避難所運営マニュアル整備
5 健康教育、安全・安心の環
境づくり
ヘッドホンなどの使用につい
て健康教育と交通安全教育の両
面から学校で周知していく考え
緊急通報装置を、電話の種類
にかかわらず使用できるように
中村伸一議会報告
インターネットでもご覧ください。
http://www.n-s.in
島しょ部を含めたサイクリングマップの作成
芸術祭のアートマップ作成の中で自転車ルートの情報提供
学校教育・社会教育との連動
総合的な学習の時間等を活用し、瀬戸内海の風土や遺跡、歴
史にかかわる学習の展開を呼び掛け
島々等での行事への参加や作品鑑賞を学校として行うことを
促す
生涯学習センターや歴史資料館等において、瀬戸内海の歴史
や風土、芸術等に関する講座の開催を検討
古代山城サミットなどで都市間交流
平成22年2月に福岡県大野城市を中心に古代山城サミット
開催の計画あり。将来の本市の開催を目指す。
備讃瀬戸を囲む大廻小廻山城跡(岡山市)、鬼ノ城跡(総社
市)、城山城跡(坂出市)など関係自治体との交流事業を検討
(4)
中村伸一の議会だより「伸一つうしん」
2009(平成21)年5月20日(水)
へ欠けた道路を改善(牟礼町)、
道路の段差解消(高松町)、
住民の要望が実現
破損した歩道の補修(木太町)、
<2007年5月∼12月> 川底の土砂撤去(庵治町)、
道路の金属音防止(牟礼町)、川底のヘドロ除去(庵治町)、
道路脇のふた破損の修復(高松 悪臭のあるヘドロ除去(庵治
町)、カーブミラー設置(木 町)、破損して危険な排水口
の改修(牟礼町)、水のたま
太町)、道路の補修(木太町)、
道路の補修(高松町)、凸凹
の激しい道路の改修(牟礼町)、
台風5号に伴う海岸のごみ撤
去の件(牟礼町)、六万寺駅
付近の安全対策(牟礼町)、
室町新田線元山橋交差点の亀
裂を修復(春日町)、河川の
転落防止対策(新田町)、凸
凹の激しい道路の舗装(春日
町)、カーブミラー設置(高
松町)、新田公園のバスケッ
トボールゴール修繕(新田町)、
破損したガードレールの修復 る道路の補修(庵治町=写真)、
東照宮橋の補修(屋島東町)、
(高松町)、野犬の捕獲(牟
県営住宅内の「徐行」表示改
礼町)、不法投棄のクリーン 善(屋島西町)、病院前の古
作戦(木太町)、傾斜地での い道路舗装(高松町)
茂りすぎた木の伐採(高松町)、
<2009年1月∼4月>
道路の補修(牟礼町)
放置された雑草の撤去(牟礼
<2008年1月∼12月> 町)、凸凹の激しい市道の改
修(庵治町)、消えていた防
なくなっていたカーブミラー 犯灯の復旧(屋島中町)、傷
の場所を変えて復活(高松町)、んだ市道の補修(高松町)、
道路の段差解消(屋島西町)、詰まった 市道の排水 を改善
抜けている安全ポールの回復 (高松町)
(木太町)、川への転落防止
第3号
☆ 高松市議会議員の政務調査費は、
地方自治法に基づき、高松市政務調
査費の交付に関する条例により、月
額10万円が交付されています。残
額は市の一般会計に戻します。
ごあいさつ
皆様の激励に支えられて、
市議会 議員として 3年目を
迎えることができました。
要望 が実現した ものにつ
いて、 個人的な相 談を除く
主な内 容について 、左にご
紹介し ます。おこ たえでき
ないも のも多く心 が痛みま
す。申し訳ございません。
年金 、医療、介 護などす
行政視察
1、水道施設の耐震化を踏まえ
た被害想定の取り組みについて
【豊橋市、西宮市 08年11月 2、震災時対応体制について
12∼13日】
3、職員等初動体制の整備とマ
建設水道常任委員会の委員と ニュアルの実効性確保について
して、愛知県豊橋市、兵庫県西
宮市へ行ってきました。同委員
いかに被害を少なくし、いか
会の所管事務調査のテーマ「水 に速やかに復旧させるのか、水
道事業における震災対策につい 道事業において、実際の大地震
て」に関連する調査です。
を想定したとき、経験豊かな職
員並びに技術者の役割が極めて
<調査内容(2市共通)>
高いことを認識しました。
べての 市民が安心 して暮ら
せる環境整備、就職の問題、
保育所 の入所や子 どもたち
の放課 後の充実な ど、子育
て・教 育、仕事に かかわる
問題、 水渇水対策 や浸水対
策など 、多くの課 題が山積
しています。
皆様 のお知恵を いただき
ながら 、一層、精 進し、一
つひと つの問題解 決に取り
組んでまいります。
中村伸一
(電話841−9536)