日本福祉教育・ボランティア学習学会 学会ニュース

日本福祉教育・ボランティア学習学会 学会ニュース
No.39
Japan Academic Association of Socio-education and Service Learning
発行人:上野谷加代子
発行日:2009年6月30日
編集委員:渡邊昌行 熊谷紀良 岡村英雄
〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町 3 番 27 号 ロリエ市ヶ谷3階
TEL 03-5225-0237 FAX 03-5225-0238
学会 HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaassl/メール:[email protected]
研究紀要が春・秋の年2回発行となり、投稿のチャンスが増えます
機関誌 編集委員長 田村真広(日本社会事業大学)
学会ニュース等ですでにお知らせしてきたことですが、本学会の研
究紀要(旧称・学会年報)が春号と秋号の年2回発行体制になります。
投稿〆切から掲載までの流れは、末尾の「テンポ」と事務局の労作で
あるフローチャートを参照してください。
ここでは、年2回発行体制に移行するにあたって、所信を述べてお
くことにします。
(1)福祉教育・ボランティア学習について、水準の高い研究論文を蓄積したいと考えます。学術学
会の数は増えることはあっても減ることはありません。にもかかわらず、学術学会がそのミッショ
ンの高さを示しつつ、社会的な影響力を保ち続けるには、当然のことですが地道な研究成果を質的
にも量的にも積み上げて、他を凌駕するしかありません。
(2)水準の高い研究論文を生み出す担い手に会員相互が育ちあっていきたいと考えます。
研究紀要
への論文掲載は、自立した研究者への一歩と見なされます。会員の潜在力を活かしつつ、その一歩
を刻むまでのプロセスを丁寧に編み上げたいと考えています。投稿論文にはコメントに限らず、場
合によっては原稿にじかに朱筆を入れて、その論文の持ち味を引き立てるよう濃密かつ効果的な査
読を行い、できる限り掲載にまで運んでいきます。
(3)貴重な財源を運用して会員拡大へつなげるための先行投資と考えています。
論文掲載の機会と
可能性を広げることによって、日本福祉教育・ボランティア学習学会の会員であることの価値を高
めるのです。福祉教育・ボランティア学習研究への隠れたニーズに光を当てるとともに、隣接する
研究分野とのコラボレーションを深めることによって会員拡大へとつなげたいのです。
ある会員から、「年2回発行できるほど投稿が集まるのか?」と問われました。その頃ちょうど
東の方角から吹き込んでいた「風」に当てられて、私はとっさに“Yes, we can!”と答えてしまい
ました。「風」はただ通り過ぎてしまうのか、そこから何かをつかんでチャンスとするのかは、会
員諸氏の参画度にかかっているのではないでしょうか。責任逃れをするつもりはありませんが、せ
っかくのチャレンジをみすみす空振りに終わらせたくはありません。
まずは査読体制を強化しましたが、さらに各部面の改善を進めて、タイトなスケジュールの中で
も濃密かつ効果的な査読・編集が遂行されるよう心を砕いていきたいと思います。会員諸氏の積極
的な投稿をよろしくお願いいたします。
1
《研究紀要発行のテンポ》
①投稿原稿を受領【12月15日または5月31日に投稿締切】
②編集委員会開催【12月または6月】→ 担当査読委員3名を決定・査読依頼
③査読結果を受領【1月または7月】
④査読結果をもとに編集委員会で検討 → 査読結果報告書の送付【1月または7月】
⑤一部修正もしくは修正論文の提出・査読
⑥微修正もしくは再々査読論文の提出
⑦修正論文の提出・査読
⑧研究紀要の発行【5月〈春号〉および11月〈秋号〉
】
投稿から掲載までのフローチャート
判定1;
掲載可
一部修正の上掲載可
修正の上再査読
⑤一部修正論文の提出
【3月または9月】
掲載不可
⑤修正論文の提出【2月または8月】
修正論文の再査読
【3月または9月】
判定2;
掲載可
修正掲載可
再々査読
掲載不可
⑥微修正論文の提出【3月または9月】
⑥修正論文の提出【5月または11月】
修正論文の再々査読
【7月または1月】
判定3;
掲載可
修正掲載可
再々々査読
掲載不可
⑦修正論文の提出
【9月または3月】
⑧採用(春または秋号掲載)
⑧採用(秋または春号掲載)
2
判定4へ
不採用