平成28年度 東京都立大田桜台高等学校 学校経営計画 東京都立大田桜台高等学校長 酒寄 誠 Ⅰ.目指す学校像 東京都立大田桜台高等学校は平成21年に開校した、ビジネスコミュニケーション科設置の文系大 学進学に特化した進学型専門高校である。本校のVision(ビジョン:本校の存在意義)、Mission(ミッ ション:本校の使命・役割)は以下の通りで、これらを追求する学校創りを行う。 Vision グローバル化社会で、主体的に生きぬくことができる人材の、基礎学力と素養を育成す る、明るい開かれた学校 <Mission> We are striving to nurture our students by: Encouraging Thoughtful and Attentiveness 思いやりの心を持つ人格を育む Preparing them for Higher Education 上級教育機関に進むための基礎学力習得 Teaching Communication Skill including in English 英語を含むコミュニケーション能力育成 Cultivating a Global Sense of Awareness 国際人としての感覚を培う Cultivating Cultural Knowledge and Physical Health 文化的教養と健康な身体を育む Having an Open and Outgoing School Culture 明るく開かれた学校風土 Ⅱ.中期的目標(平成27年度~平成29年度) 1) ビジネスコミュニケーション科の特色維持と改善 “ビジネス基礎”“コミュニケーション”“国際(異文化)理解”を教育の3本柱とし、キャリア教育、 文法に固執しない英語教育、プレゼンテーション力を養 う教育等、本校の特徴的な教育の質の 改善 を目指 す。また、将来のビジネスで必要な発信力の礎 として、知識のインプットを基 に個々 の生徒がアウトプットする場を多く設け、自分の考えを自分の言葉で伝えられる生徒の育成に努 める。 1 2) ビジネスコミュニケーション科設置高校の認知度向上 普通科と異なるビジネスコミュニケーション科 の特色がステーク・ホルダーに理解されていない という認識のもと、本校で学びたい生徒を増やすため、中学生とその保護者、中学校、塾に対し 本校の特色を発信する広報活動を積極的に行う。 3) 進学と進学満足度の向上 進学型専門高校として普通科中堅高校並みの4年制大学進学率を目指し、生徒個々の適性 に合った進路発見とチャレンジにより、進学の質、満足度、進学率の向上を目指す。日東駒專レ ベルの大学合格者は2桁を維持する。 4) 体力・知力の向上と健全な心の育成 一生 で一 番エネルギーが溢 れている高校時 代に部活 動・特別 活動に取 り組 ませ、同時に適 切な食育・健康管理指導 を行うことで、一生の財産となる体力・知力の向上と健全な心の育成を 目指 す。文化・スポーツ特別推 薦は卓球で継 続し、卓球部は関東 大会出場、更には全国大会 出場を目標とする。 Ⅲ.今年度の取組目標と方策 1.教育活動の目標と方策 1) 学習指導 方針 ビジ ネス・コミュ ニケーション科 の特 色 ある学 習 指導の実践 目標 1) コミュニケーション 能力育成教育推進 方策 ・ 読書推進活動の実践 ・ 人前で発表することの抵抗 感 を払 拭 するため、 プレゼ ンテ ーション 大 会 、各 種 ス ピーチ・コンテスト等の校内 発 表 機 会 を設 け、外 部 団 体 主催大 会への積極 的参 加も図る ・ Newspaper in Education(NIE)の実践 管理項目 ・ 朝読書実施 ・ 読書力新聞発行 ・ ブッ クトーク ・フェステ ィバル決 勝 大 会 開 催 (1年) ・東 京 都 教 育 委 員 会 主 催 ビブリオ・バトル 参加 ・ プレゼン発 表 会 開 催 (3年) ・東京都生徒商業研究 発表大会参加 ・東 京 都 商 業 教 育 研 究 会 主 催 英 語 スピー チ・コンテスト参加 ・English Business Plan Contest(EBP C)参加 ・ N I E を 取 り入 れ た 授 業の実践 2) 英語教 育推進校 の 活動実施 ・ 多読・多聴の実践 ・ ALT新規採用 ・ 英語補助教員(ALT)入れ ・ アメリカン・キャンプ実 替えによる指導力の改善 施 2 3) ビジネス科 による 特 色 ある授 業 ・活 動 の実践 ・ ア メ リ カン ・ キ ャ ン プ ( 英 語 合宿)の実施 ・ English Business Plan Contest(EBPC)への参加 と参 加 チームの指 導 により 英 語 でのプレゼンテーショ ン教育を実践 ・ 1年次のRecitation Cont est(英語朗読 コンテスト)と 2年 次 の Eng lish P lay (英 語 寸 劇 )の実 施 により 英語を人前で話すことの抵 抗感を払拭 ・ 英 会 話 能 力 の高 い生 徒 の 意 欲 とレベルを向 上 させる ためJETによる国 際 交 流 部の指導実施 ・ 実用英 検資格取得の推進 (2級、準2級) ・「楽 天 IT学 校 」導 入 により 電 子 商 取 引 に関 する知 識 と理解を深める教育を実践 ・「東京都 生徒商業研 究 発 表 大 会 」 「高 校 生 ビジ ネス プラングランプリ」「English Business Plan Contest (EBPC)」等への参加を目 標 に 、 生 徒 自 ら ビ ジ ネス ・ プランを策 定することにより ビジネ・スプランを理解させ る教育を実践 ・ ビ ジ ネス 検 定 資 格 取 得 の 推進 ・ EBPC参 加 チーム指 導回数 ・ Recitation Contest ファイナリストの質 ・ E n g lis h P lay の修 学旅行での発表 ・ JETの国際交流部指 導回数 ・ 英検2級、準 2級合格 者数 ・実 用 英 検 対 策 補 習 回数 ・東 京 都 商 業 教 育 研 究 会 主 催 英 語 スピー チ・ コン テ ス ト 参 加 者 指導回数 ・ 『電子商取引』への楽 天IT学校導入 ・東 京 都 生 徒 商 業 研 究発表大会参加チー ム指導回数 ・ EBPC参 加 チーム指 導回数 ・ 高校生ビジネスプラン グランプリへの応募 ・ ビ ジ ネス検 定 資 格 取 得者数 ・ ビ ジ ネス検 定 対 策 補 習回数 4 ) 学 力 ス タン ダード に 基 づい た指 導 の 実施 ・ 学 力 スタンダードの設 定 と ・ 学 力 ス タ ン ダ ー ド 設 これに基づく指導の実践 定 ・ 年 度 末 の調 査 実 施 と必 要 ・ こ れ に 準 拠 し た 指 導 に応じた追加指導の実施 実施 ・ 調査実施 ・ 追加指導実施 目標 1) 4年 生 大 学 進学 率 維持:55%以上 方策 管理項目 ・ 全教科の教員による論文と ・ 4年生大学進学率 面接指導の実施 ・ 論文・面接指導回数 2) 進路指導 方針 4年生大学 進学 の奨励 3 2) 日 東 駒 専 レベル以 上 合 格 者 数 10 名 以 上 ・ 受験科目の補習実施 ・ 担 任 団 と進 路 指 導 部 の連 携強化 ・ 面談週間の設定 ・ キャリアガイダンスと選択科 目履修指導の徹底 ・ 日 東 駒 專 レベル以 上 大 学 受 験 者 への 指 導 教 員 によ る論文・面接指導の徹底 ・ 日 東 駒 專 レベル大 学 受 験 者に対する管理職による模 擬面接の実施 ・ 学力受験の奨励 ・ 補習実施回数 ・ 担 任 と進 路 指 導 部 の 定期会議回数 ・ 面談週間の設定 ・選 択 履 修 説 明 会 開 催 ・ 日 東駒 専 レベル以上 大学受験者数 ・管 理 職 模 擬 面 接 回 数 ・ 一般受験者数 ・ 日 東駒 専 レベル以上 大学合格者数 3)生活指導 方針 目標 方策 管理項目 生活指導統一 基準の実践 1) 時間厳守の徹底 ・ 入室カードの厳格適用 ・ 8:25登校週間の設定 ・ 遅刻常習者への学年指導 2) 挨拶の励行 ・ HR担 任 、生 徒 指 導 部 、部 活 顧 問 に よ る挨 拶 指 導 の 徹底 ・ 遅刻数 ・ 常習者数 ・ 保護者面談数 ・ 8:25登校週間実施回 数 ・ 来 校 者 と地 域 住 民 に よる評価 4)特別活動・部活動 方針 体 力 ・知 力 と異 文化理解の 向上 目標 1) 部 活 動 の 活 性 化 1 年次部活加入率 80%以上 2) 国際交流活動実施 方策 ・ 新 入生対 象部活 紹介の 実 施 ・ HR 担任と部活顧問による積 極的呼びかけ ・ 途中退部者の減少 ・ 積極的な対外試合の実施に よる競技する楽しさの提供 ・ JETによる国際交流部活動 の指導実践 ・ 海 外 高 校 生 ・ 大 学 生 の日 本訪問時の来校受け入れ ・ 留学生の活用(講演・授業) ・ アメリカン・キャンプの実施 ・ キャリア・アップ修学旅行の 実施 管理項目 ・ 1 年生部活加入率 ・ 全学年部活加入率 ・ 練習試合数 ・ 公式戦数と成果 ・ JETの国 際 交 流 部 指 導回数 ・ 海外高校受入回数 ・留 学 生 に よ る講 演 ・ 授業実施 ・ アメリカン・キャンプ実 施 ・ キャリア・アップ修学 旅行実施 4 5)学校経営 方針 目標 方策 管理項目 学校運営の 改善 1) 学 校 認 知 度 と 学 校 特色理解度向上 ・ 学校説明会の開催 ・ 塾訪問の実施 ・ 中学校訪問の実施 ・ プロモーション・マテリアル (PM)の作成 ・ HPの効果的な運用と適切 な情報更新 ・ スクールカウンセラー(SC)と 教員の連携強化 ・ SCの管理職への定期的報 告の実施 ・ 体罰防止研修の実施 ・ 留学生を招聘し多様な文化 を受け入れ共に力を合わせ て協調する精神を学ぶ ・ 「平安装束を着る会」や「百 人一首大会」で日本の伝統 文化に関する理解を深める ・ 体育、部活動で肉体と精神 の資質を高め、豊かな人格 の形成に努める ・ オリンピアン・パラリンピアン 招請による啓蒙活動の実施 ・ 四半期毎の進捗管理 ・ 月次管理(消耗品・備品) ・ 下期予算見直し ・ 学校説明会数 ・ 塾訪問回数 ・ 中学校訪問回数 ・ PM数 ・ HP更新回数 ・学 校 説 明 会 等 来 場 者数 ・ SCによる生 徒 面 談 回 数 ・ SC週報 ・ 体罰防止研修回数 ・ 体罰件数 ・ 「留学生は先生」の招 聘 ・ 平 安 装 束 を着 る会 の 実施 ・ 百人一首大会開催 ・ 部活加入率 ・ オリンピアン・パラリン ピアンの来校 管理項目 ・ 実施提案書作成 ・ 東京都商業教育研究会 役 員会賛成決議 ・ 予算獲得 ・ 実施要項作成 ・ 会場確保 ・ 審査員決定 ・ 出場チーム数 ・ 大会組織委員 目標値 ・ 東京都商業教育研 究会役員会承認 (5月) ・ 東京都商業教育研 究 会 総 会 での告 知 (5月31日) ・ 実施要項配付(7月) ・ 参 加 チーム確 定 (9月) ・大 会 の実 施 (10~12月) ・ 参加チーム6以上 2) いじめ未 然 防 止 と 体罰根絶 3) オ リ ン ピ ッ ク 教 育 の 推進 3) 効 率 的 ・効 果 的 予 算 編 成 とセンター執 行 率 の向 上 センター執行率50% ・ 予算執行率 ・ センター執行率 ・ 進捗報告会議 ・ 予算見直し実施 2.重点目標と方策 1)学習指導 目標名 English Business Plan Contest 東 京大会のトラ イアル開催 方策 ・ 実施計画の策定 ・ 東京都商業 教育研究 会役員会の承認 ・ 教 育 庁指 導 部の同意 獲得 ・ 参 加 校募 集 の広 報活 動展開 5 2)学校経営 目標名 方策 管理項目 目標値 長期休業期間 における短 期 留 学 ・研 修 制 度 の 導入 ・ 生 徒 の短期 留 学 ・研 修制度のプログラム検 討 と実施時 期(夏 ・ 春)決定 ・ 生 徒 ・保 護 者 説 明 会 の開催(春・冬) ・ 参加者募集 ・ 短 期 留 学 ・研 修 プログラム 内容と実施時期 ・ 本 校 生 徒 、中 学 生 への告 知と説明会の開催 ・ 説明会参加者数 ・ 参加生徒数 ・ 留 学 ・研 修 プログラム 内容決定(4月) ・ 説明会開催(4月) ・説 明 会 参 加 者 数 10 名以上(含保護者) ・ 参加生徒数3名以上 ・ 中 学 生 ・保 護 者 の問 い合わせ10件以上 HP刷 新 と英 語 版HPの追加 ・ HPのデザイン変 更 を 実施 ・ 教 職員がHPの更新 を し易く改善 ・ 英 語 版 HPフレームワ ーク作成と運用開始 ・ HPデザイン ・ HP運用のし易さ ・ 運用開始日 ・ 更新頻度 ・ 英 語 HPデザイン&フレー ムワーク ・ 英語版HPコンテンツ ・ 英語版HP運用開始日 ・新 HP基 本 設 計 決 定 (7月) ・ 新HP運用開始(9月) ・ 英 語 HPデザイン&コ ンテンツ決定(7月) ・ 英 語 版 H P コンテンツ 決定(12月) ・英 語 版 HP運 用 開 始 (1月) 3)特別活動・部活動 目標名 卓球部 1) 東 京 都 高 体 連 主 催 大会ベスト 8(男子団 体) 2) 個 人 関 東 大 会 出 場 (男子個人) 3) 全日本ジュニア本戦 出場(男子個人) 4) 東 京 都 国 公 立 卓 球 大会優勝(男子団体 &男子個人) 方策 下記大会や練習試合へ の参加を通し他県上位 校との実践経験を重ね、 選手の強化を図る。 ・ 東京都。神奈川県高体 連強化練習会参加 ・ 横浜春季合 同練習会 参加 ・ 卓翔杯ジュニア強化大 会参加(春・夏) ・ 横須賀オープン大会参 加 ・ 市川オープン大会参加 ・ 西湘オープン大会参加 ・ 専修大学卓 球部練習 会見学によるモーチベ ーション向上 ・ 中 学 生の部 活動 体 験 による有望選手発掘と 勧誘 管理項目 目標値 ・ 上位強豪校との練習 ・ 左記大会への参加 ・ 東京都内外上位校(男 試合数 女ベスト 8 以上)との練 ・ 関東レベルの大会参 習試合 15 試合 加数 ・ 専修大学卓球部の練 ・ 大 学 チームとの合 同 習見学会実施 練習実施有無 ・ 中学生部活動体験 機会数 6
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