自己啓発援助に関する規程

自己啓発援助に関する規程
(目 的)
第1条 この規程は、自己啓発の気風を確立し、資質・能力の向上を促進するために、職務上も自己
啓発の効果の反映が期待できる教育について、その機会や情報を提供し、経費を援助することを目
的とする。
(適 用)
第2条 この規程は、○○株式会社(以下、「会社」という。
)の社員に適用する。
(内 容)
第3条 自己啓発援助は、各事業所ごとに、社内教育担当者が所属長の承認を得て、次の方法で行う。
(1) 自己啓発活動の紹介
社内教育担当者は、会社の自己啓発活動として適当と判断される、社外コース(通信教育)・
社内コース(職場ごとの勉強会、研究会)を積極的に担当事業所へ紹介するなど教育・研修の
機会を提供する。
(2) 研修活動プランの作成
社内教育担当者は、自己啓発活動促進のためのプログラムを作成し、所属部署に周知させる
ものとする。
(3) 自己啓発活動の実質的援助
社内教育担当者は、事業所内の自己啓発グループの要望を受けて、自己啓発活動に用いる機
材の調達、研修・講演のための講師の依頼を行うものとする。
(4) 活動費用の援助
この規程に従って自己啓発活動を行い、そのための費用援助を受けようとする自己啓発グル
ープは、自己啓発担当者に事前に活動計画を申請し、所属長の承認を受けなければならない。
(5) 自己啓発活動のための会社施設の提供
この規程に基づいて自己啓発活動を実施しようとするグループは、会社の業務に支障がない
限り、会社施設(会議室、集会室、研修所)を利用することができる。
この場合、○○部○○課に会社施設を自己啓発活動に利用する旨の書面を提出し、別に定め
る「施設利用規程」に従って利用するものとする。
(補助対象活動)
第4条 この規程に基づいて会社より援助を受ける「自己啓発標準活動」は、次のものとする。ただ
し、会社が特に認める場合には、この標準活動以外の場合でも、会社はこの規程に基づく援助を行
うことができる。
(1) 社外自己啓発活動
社外自己啓発活動は、原則として社内教育担当者の紹介に基づく通信教育によって行うもの
とし、事業年度の半期合計40時間以上の自主グループ活動を行うものとする。
(2) 社内自己啓発活動
社内における自己啓発活動は、原則として9か月以上の期間にわたるものとし、事業年度の
半期合計40時間以上のグループ活動コースとすること。
(補助内容)
第5条 会社が承認した自己啓発活動の補助内容は、次のようなものとする。
(1) 社外自己啓発活動
社外自己啓発活動の補助額は、通信教育受講料の○分の○以内とし、その最高限度額は、○
○○○円とする。
(2) 社内自己啓発活動
社内教育活動の補助金額は、活動のための諸経費のうち講師謝礼・資料代・施設利用料とす
る。ただし、この場合の最高限度額は、○○○○円とする。
(3) 発表会費用
自己啓発活動発表会の開催費用は、全額会社負担とする。ただし、この場合でも発表会の準
備費用の援助額は、1グループ○○○○円を限度とする。
(4) 資格試験
自己啓発活動の活動成果として、資格試験を受験しようとする場合、その受験料は会社負担
とする。ただし、支給は1回の受験に限るものとする。
(補助内容の留意点)
第6条 自己啓発活動に対する会社の補助については、次の点に留意しなければならない。
(1) 社外講師費用は、1回につき○○○○円を限度として、会社負担とする。
(2) 社外講師の交通費・食事代・宿泊費用は、その実費を支給する。
(3) セミナー宿泊は、原則として研修所を利用するものとし、この場合、会社は実費を支給する。
ただし、特に社外宿泊を必要とする場合にも、宿泊実費を支給する。この場合、社外宿泊の
理由、場所を明示し、事前に所属長の許可を受けるものとする。
(4) グループ活動に必要となる資料代は、テキスト代・コピー費用とし、実費を支給する。
(支給手続)
第7条 自己啓発活動援助費用の支給手続は、次の(1)~(4)に掲げることとする。
(1) 自己啓発活動を行い、会社から活動費用の援助を受けようとする場合には、活動申請承認後、
活動開始前に、活動計画を社内教育担当者を経由して所属長に提出するものとする。
(2) 自己啓発活動グループ中で、代表者を定めて、計画遂行の状況及び参加者の出欠状況を記録
する。
(3) 自己啓発活動終了後、又は期末に活動結果(若しくは途中経過)報告書、自己啓発グループ
の経費支出を記録した書面及び支出金額を示す領収書を、社内教育担当者を通じて所属長に提
出する。
(4) 会社は、前各号の規定に従い、支給基準となる補助金額を算出し、支給するものとする。
(自己啓発活動参加者の取扱い)
第8条 自己啓発活動によって、業務活動ができない場合、その間の取扱いは、次のようにする。
(1) 業務としての取扱いとするものは自己啓発活動が、業務上不可欠であって、会社が特定の者
を指名する場合とする。
① 勤務の取扱いは、通常勤務と同様の取扱いとする。
② 自己啓発活動が、通常の勤務時間を超えて行われる場合は、別に定める「時間外労働に関
する労働協定」に従い時間外労働としての取扱いをする。
③ 自己啓発活動が社外で行われる場合、その出張費用等は別に定める「出張旅費規程」に従
う。
(2) 自己啓発活動が、本人の意思に基づくもので、本人からの参加希望又は自己啓発グループか
らの希望、援助の申出が所定の申請書によって提出された場合は、下記の様に取扱う。
① 勤務の取扱いは、有給休暇とする。
② この規程に従いその活動計画を事前に提出し、その承認を得た場合、会社施設の利用・活
動計画の援助を行うものとする。
(成果の発表)
第9条 社内活動、社外活動を問わず、事業年度の半期に1回程度自己啓発活動成果の発表を行う。
ただし、活動の性質上、やむをえず発表を行うことができない活動については、活動の記録を記録
した報告書を、事業所の社内教育担当者に提出後、所属長の承認を受けるものとする。
附 則
(施行期日)
第10条 この規程は、平成○○年○○月○○日より実施する。