国際会議出張報告書 参加した学会 学会名 SLE 2011: 4th International Conference on Software Language Engineering, July 2011, Braga, Portugal 日程 2011 年 7 月 3 日(日曜日)-2011 年 7 月 4 日(月曜日) 場所 Hotel Sentir Falperra Braga: Via Falperra, 4700 Braga, Portugal (ポルトガル) 発表のセッションとタイトル セッション名 Session 3 Language Design 日時 2011 年 7 月 3 日(日曜日) 14:30-15:00 発表・質疑応答時間 発表 20 分・質疑応答 10 分 タイトル Join Token-Based Event Handling: A Comprehensive Framework for Game Programming 著者(発表者は下線) 西森 丈俊、久野 靖 発表概要 ビデオゲームプログラミングでは、オブジェクト指向プログラミングを取り入れたスクリプティング 言語を用いた開発が取り入れられている。しかし、現在用いられている言語には、ビデオゲーム特有 のゲームキャラクタの種類と状態に依存した複雑な相互作用を記述するのに有効な機構が存在しな い。そこで本発表では、キャラクタ間の相互作用を簡潔に記述可能な言語機構 Join Tokens を提案し、 そのテレビゲームソフトウェア記述における有効性の評価について報告した。 質疑内容 Q:同列の優先順位づけをしたいケースではどのようにするべきか。 A:同列の順位の定義はできないが、 「どのルールが採用されても良い」という非決定的なデザインは稀 であると考えられる。 Q:ルールに対応したハンドラの起動はどのようなタイミングで行われるべきか。 A:ゲーム中のアニメーションループ内で、1 ループにつき 1 回という想定。 感想 ドメイン固有言語やその設計等の議論を目的とした学会であることから、ビデオゲーム開発とは異な る視点からの質疑応答となり、大変参考になった。 また、ドメイン特化型プログラミング言語の研究は古くからあるが、その研究発表を目的とした研究 会への参加は初めてだったため、この分野における様々な知見を得ることもできた。 今後の研究も今回の発表の結果を取り入れて進めていきたい。
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