平成 25 年度 第1回 大阪府立柏原東高等学校 学校協議会 日時:平成 25 年 6 月 8 日(土)10:00~12:00 場所:柏原東高校 校長室 参加者:島﨑 英夫(教育大学教授) 泉 高弘(元PTA会長) 中間 大作(PTA書記) 中川 円香(同窓会副会長) 梶川 哲郎(本校校長) 横山 香月(本校教頭) 瀬川 陽一(本校教頭) 池内左知子(本校首席) 山畑須美子(本校首席) 照屋 雄大(本校教諭) 草葉 康暢(本校教諭) 司会進行:横山教頭 議事録:照屋・草葉 議事内容 1.挨拶、学校協議会趣旨等の説明 (梶川校長) 日頃から、本校の教育活動についてご理解とご協力をいただきましてありがとうございます。本日は 平成 25 年度第1回目ということで、委員の皆様のご忌憚のない意見をちょうだいしたいと思っており ます。本協議会の趣旨説明としまして、昨年度新たな学校協議会ということで 24 年度第一回のところ で要項をお示ししてご説明さしあげたところです。当協議会は基本的にオープンになっておりますので、 事前に協議会を行うことを広く広報しており、傍聴希望者がいらっしゃれば、学校関係者以外でも傍聴 いただけます。よろしくお願いいたします。 2.(1)学校協議会要項説明 (横山教頭) ①設置及び目的説明 大阪府立学校条例第十二条第 1 項の規定により、保護者等との連携協力、学校の運営への参加 の促進及び保護者等の意向の反映のため、学校運営に関する協議会を置く。 ②職務説明 協議会は、学校経営事項・学校評価事項・教員の授業その他の教育活動に関わる保護者からの 意見の調査審議・その他校長が必要と認める事項について、校長に意見を述べる。 ③組織説明 委員は原則 6 人とし、保護者・地域住民・その他関係者・学識経験者を必ず含む。任期は 2 年 原則 2 回まで再任。委員は守秘義務をになう。 (2)学校協議会委員・事務局員紹介(横山教頭) 会長 島﨑 英夫 教育大学教授 委員 赤松 喜久 教育大学教授 新子 寿一 堅下北中学校校長 中間 大作 PTA書記 教頭(事務局次長) 泉 高弘 22・23 年度PTA会長 中川 円香 同窓会副会長 校長 梶川 哲郎 事務局員 横山 香月 教頭 (事務局長) 瀬川 陽一 池内 左知子 首席 (事務局員) 山畑 須美子 首席(事務局員) (3)教員の授業その他の教育活動に関する意見書について 教員の授業、その他教育活動に関するご意見についてのお知らせということで、この協議会が終わ り次第資料を保護者向けに配布させていただきます。メールでも回答でき、意見書は Web からも ダウンロードできます。昨年24年度末までは意見書、メールは 0 件でした。今年度につきましては、 来週には保護者の方に配布してお知らせする予定です。 3.会長挨拶 (島﨑会長) 友情に満ちた批判ということでやらせていただきたいと思います。私はすべての府立高校を知っていま すし、だいたいの中学校もいったことあるのですが、荒れを克服したり生徒指導面のしんどさを克服して いる学校はたくさんあります。しかし、そこから学力を伸ばしていってる学校は非常に少ない。その少な いところをぜひ柏原東高校にはチャレンジして方策を探っていってほしいと思います。本日は若い先生も 出席されてますし、忌憚のない意見をお聞きしたいと思っております。 4-1.本校の状況について (梶川校長) (1)クラス数および在籍数 1学年は7クラス展開242名、2学年は6クラス展開211名、3学年は6クラス展開204名 が在籍です。 (2)志願者倍率の推移 23年度が連携入試の始まった年ということで連携40名、24年度は連携60名となっている。 入学者定数は、240名。23年度、24年度は若干定員割れを起こしている。 今年度は、新たな入試制度ということで、府内のすべての公立高校に前期入試を設け、その定数は 80名。本校においては、連携入試は60名を内数とし、残る20名が前期普通科枠となる。志願 者は募集20名に対し、83名が志願し倍率は4.15となった。連携は60名に対して68名の 志願者、後期入試は募集160名に対して175名の志願者があった。 (3)地域別入学者の推移 柏原市が地元で安定的に入学している。ここ2年ほど八尾市のパーセンテージが減っていたが、 今年度については43%という数字で最も多い。東大阪が若干の増加。他は大阪市内および南河内 地域です。 (4)~(5)中退者数・留年者数 中退者数、留年者数は資料の通りで、年々減ってきており、パーセンテージで言えば3.6%ほど の中退者数。さまざまな事情があり、それぞれの進路に向けて変更するものもいる。ただ、フォロー アップは各学年しっかりできている。 (6)懲戒件数、懲戒者数 これについても年々減ってきている。22年度16件、23年度16件、24年度15件でこれは 校長訓告と停学の数です。 (7)遅刻者数 23年度総数1000人を切り、969名という数字だったが、24年度についてもさらに140 人以上下回り、822名とう数になっている。 ほとんどの生徒が朝決められた時間に登校し、静かに授業が始まっている。 (8)部活動入部率 40%前後を推移しており、これがひとつの課題である。単純に加入率を上げるのも大きな目標だ が、さまざまな状況等で入りたくても入れない生徒もおり、部活動以外の場面でしっかり育てていく こと、また入部している生徒をしっかり3年間育てていくことが重要。 (9)中学校訪問数 年間で資料に示された数、生徒の情報や広報を含めて訪問している。 (10)不登校者数 連続して30日以上欠席した生徒たちの数で資料のとおり。 (11)進路状況 年によってばらつきがあるが、今春卒業した生徒たちは、就職がそれまでより多く、求人を頂いた 学校斡旋の就職については100%の内定を頂戴している。四大・短大・専修学校についてはお示し の資料の通り。 4-2.現状と課題 (1)遅刻者・留年者および懲戒件数の減少 教職員全員が子どもに関わる体制ができあがっている。一方で支援が必要な生徒は年々増えてきて いる。さらに細やかな指導体制を整えていく必要がある。 (2)生徒会・部活動の頑張り 先日体育祭が終わり、非常にすばらしいものとなった。特に部活動に入部している子どもたちは本 当に真剣に取り組んでおり、今後も彼らが積極的・主体的に取り組める環境をサポートする。 (3)多様な進路実現への取組み 昨年度はこの協議会でもさまざまな意見を頂戴したが、向こう5年・10年を視野に入れた柏原東 はまさに地域に根ざし、地域に愛される学校をめざしていく。子どもたちの多様な進路実現にむけて 今年度からは、新たな取り組みも始めた。 (4)柏原地域連携型中高一貫教育の取組み これまでの連携+α必要。われわれ柏原東が見ている視点と、大阪府教育委員会がみている視点、 柏原市教育委員会や連携中学校が見ている視点、それぞれの視点と時間軸を考慮し進めいていく必要 がある。 (島﨑氏)大阪府全体を見ると一番苦しいのが不登校・中退であり、これは他の都道府県と比べて大阪が ダントツに多いにもかかわらずこの学校は減っている。その理由はどのように分析しているか。 (池内 T)担任が事細かに指導し、続けて学校に来ない場合は家庭訪問などで話しこみ、すごく手厚い 指導をしている積み重ねの結果。本人が気分を害することがあれば、教員が話を聞いて徹底的に 原因を追究するので、いじめなど陰で起こっていることにも担任・学年の教員がすぐに動いて一 斉に処置するので、気分悪く学校に来る生徒は少ない。来やすい場所になっている。 (島﨑氏)学校によっては厳しく指導することで遅刻は減っても、欠席が増えるということがあるが、そ のようなことはないか。 (山畑 T)遅刻・欠席とも減っている。 (島﨑氏)私学では不登校と中退が増えて腐心していると聞くが。 (校長) 従来の私学では入学してこなかった子どもたちがたくさん来ている。 (島﨑氏)そういうノウハウを持っていない。公立高校がしっかりやっているという例をしっかり見せて ください。 (島﨑氏)資料に3年間の数字があるが、初任者から3年間やってきて肌触りとして感じたことは。 (照屋 T)体育祭の応援合戦など、生徒全体が積極的に動いてきている。初年度は、スタンドの後ろで ざわざわしており、積極的に参加していない生徒が多かったように感じたが、今年はみんなが スタンドに立って応援している姿を見た。そういう意味で、生徒が学校に向いて色んな活動を してきている印象をもっている。 (中間氏)私も3年前を見た。そのころは OB の人がスタンドまでいって喋っている姿があった。昨年度 から保護者が入れないようにしたことで、スタンドで生徒たちが集中できた。このような学校の 取り組みがあったからよかった。ただ今年度ひとつ PTA から要望があったのは、応援合戦を生 徒側でなく、保護者側に向くか、もしくは半分半分で向きを変えてほしかった。 5.平成 25 年度学校経営計画説明 (梶川校長) (1)めざす学校像について これまでの歩みの中で培われた「柏原東高校の教育力」と「柏原地域連携型中高一貫教育」を中心 とした「地域連携による教育力」の相互補完・活性化による教育活動を展開することで地域や社会に 貢献根切る人材を育成し、生徒・保護者・地域から愛され、信頼される学校をめざす。 (2)中期的目標について ・確かな学力の育成 ①新学習指導要領を踏まえ、「わかる授業」をめざした授業改善に取り組む。 習熟度別・少人数展開授業。 数学・英語・体育で少人数展開授業をおこなっている。 ②多様な進路実現のためのさらなる学力向上に取り組む 「B-upタイム」Brush up タイム自分磨きの時間。 「特別進学コース」週3回7時間目と土曜日と長期休暇中を利用して特別授業を行う。 ・豊かな人間性を持つ生徒の育成 これまでの指導方針を踏襲しながら、支援が必要な子どもに対して本校の良さである担任・学年す べてが関わっていく。教員のスキルをあげるために、スクールカウンセラーを配備した。この方は 学年の課題等を専門的なところからご意見いただいたり、研修を行ったりする。 ・地域連携の確立と伸張 柏原地域連携型中高一貫教育体制の確立とさらなる進展を図る。「書写・書道」の定着。本校で書 道の授業を受けたいと入学してくる生徒も現れてきている。 (島﨑氏)今年度の学校目標のキャッチフレーズを一言で言うと何ですか。 (山畑 T) 「現状打破」ですかね。 (島﨑氏)現状の何を打破しますか。 (山畑 T)やっと生徒指導の内容が生徒の中に入ってきて、入学生も理解して入ってくる。短時間で今のよ うに落ち着いた状況になる。今までは三年かけて落ち着いた状況になっていた。この状況の中で、 生徒たちがどこを向いて行くのか、あるいは教員はどこを向いてこの学校を持っていくのか。今 は現状を維持している状態。その現状を違う方向へ持っていくということが今年の課題ではない か。 (島﨑氏)胸に響く言葉です。他の教員もそう思われていますか。 (草葉 T)はい、思っています。 (島﨑氏)今年の一年生の「学力」はどうですか。 (草葉 T)昨年度所属していた学年よりも、提出物等含めて学力は高いと思います。 (島﨑氏)先生は、 「学力」をどのように定義されておりますか。 (草葉 T)テストの点数はもちろん、授業に取り組む姿勢や意欲を含めて学力かなと感じております。 (島﨑氏)中期的目標のところに新学習指導要領を踏まえてと書かれてありますが、草葉先生は新しい学習 指導要領を読まれましたか。 (草葉 T)いえ、あまり詳しくは知りません。 (島﨑氏)実は、新学習指導要領では「学力」は定義されていない。だからこそ、この学校が目指す「学力」 とは何かを、皆さんで考えていただきたい。指導要領では「学力」の要素というところで三点挙 げられています。一つは知識とスキル。二つ目は表現力・分析力・論理構成力。いわゆる「力」 です。三つ目が意欲・関心・態度や自己肯定感といった内面に関わるものです。この学校の指導 により、根っこになる意欲・関心・態度は充実してきている。根っこの上に立つ幹と枝を太らせ ていかないといけない。幹と枝はいわゆる力とか理解力とかリテラシーである。それらが伸びて くると知識やスキルも付いていく。ここの学校ではまず根っこをしっかり、そこから幹と枝を太 らせていく。そのためには面白い授業が必要。昨年度の(授業理解度が)42%というのが高い と考えるか、低いと考えるか。山畑先生はどうお考えですか。 (山畑 T)苦手意識を改善できない子がたくさんいるという結果が42%だと思います。もう少し苦手なも のであっても取り組みさえすれば何とかなるということをそれぞれの教科が目標にしていくと、 50%くらいにはなるのではないか。 (島﨑氏)他にも何かありませんか。 (中間氏)家の事情で部活ができないというのはどういうことでしょうか。 (校長) アルバイトで家計を支えなければならない子どももいる。競技によってはお金がかかるものもあ る。また、クラブによってはアルバイトと両立できるものもあるが、そうでないものある。 (泉氏) 高校生はお金を持てばもっと派手になったりする子が多い割には、柏原東はしっかりしているの で、保護者は柏原東に行かせたがる。柏原市では、アルバイトや就職・指導面での評判はいい。 (島﨑氏)そんな中でクラブの加入率をどうあげるのか。やはり部活をするにはお金がかかる。PTA からの 援助はどうか。 (中間氏)「やりたいけど理由があってできない」そのような子を支援したい。学校で何かするときに費用 面で問題があるなら、そこを PTA のお金で支援できるようにしたい。毎年入ってくるお金もあ るので、無理に繰り越す必要はない。普段の高校生の実情を見て支援がしたい。つまり、普段の 生活を見れるような機会がほしい。 (校長)柏原東は、いつ来ていただいても、いつ見ていただいてもいい。我々も PTA と連携をとりなが ら、必要なものを見極めていきたい。 (島﨑氏)例えば総合的な学習の時間と LHR を連携させたようですが、LHR はどうですか。 今年はじめて担任を持ってみて、LHR をどのように感じていますか。 (草葉 T) 普段、教科として週に2回しか自分のクラスを見ることができないが、LHR があることで 生徒と関われる時間も増え、コミュニケーションの場としてもとれる。 (山畑 T)LHR 自体、柏原東では年間を通して予定がある程度決まっているので、計画の面では担任の 負担になることも少なく、生徒と関わることに重点を置いているので、新しい先生でもやりや すい。 6.中高連携について(横山教頭) ◎柏原東高校教員2名による、柏原市の各中学校に訪問授業。 ◎柏原市立6中学1年生、約700名に年間5回指導。 ◎各中学校で書道の専門教員がいないため、必要とされている。 ◎日程の調整が難しい。 ◎この事業については継続。中学校も望んでいる。 ◎今年で3年目なので10項目のアンケートを6校で実施。 ⇒書道の時間は楽しかったか? …「はい」が84% ⇒基礎的な技術が身についたか?…「はい」が85% ⇒わかりやすい授業か? …「はい」が82% ⇒書道展に自分の作品を見に行ったか…「はい」が6% ◎書道展に行っていない子が多いが、これをどうすべきか。もう少しバックアップがほしい。 高校始動で中学校の保護者向けに広報したが、これを中学校始動に変えていってもいいのでは。 これだけ授業が評価されているので、このあたりでも協力して頂けたらありがたい。 (島﨑氏)何か質問はありますか。 (中間氏)リビエールに掲載されていた期間はいつごろですか。 (横山教頭)2月の連休中の3日間です。ロビーを全部借りるので長期間はなかなか難しい。 (泉氏)演奏会など重ならず、これだけを見に行くにはなかなか不便。駅からも遠いし、自転車でも各中学 校から距離もある。 (中間氏)2月は寒いですしね。子どもらがわざわざ見に行くようには…。 優劣をつけていいかわからないが、投票形式にしたらいいのでは。中学生それぞれが投票権を 持ち投票させることで、遊びの要素を持たせ書道展に足を運ばせるのはどうか。 (校長)広報の仕方がなかなか難しい。 (横山教頭)HP などで広報していく。次年度への課題のひとつとして、賞を贈るのはどうか。 「あなたが選ばれたから来てね。 」というように。 (中間氏)それでは対象者のみになってしまうのでは。 (横山教頭)その保護者もついてくるので少し来場者がふくらむ。教育センターや JR 柏原駅の掲示板に掲 示されているので、それに対する賞を寄与するイベントもいいのでは。何かやってみないと現 状を打破できないので、頂いた意見を参考に机上で終わらせずに、検討していきたい。 (中間氏)学校で強制的に連れて行かれても記憶に残らないけど、自分で「おもしろそうだな」と思って 行くと思い出にも残るので面白みを付加することが大切じゃないか。時期的にも春休みなどの ほうがいいのでは。 (横山教頭)学校の成績にもかかわっているので、時期的には調整がむずかしい。 (中間氏)それは大人の事情でしょ。 (横山教頭)学校の事情です。 (中間氏)それが大人の事情ですよね。子どもの事情からすると春休みのほうが見に行きやすい。何なら春 休みの宿題にするのも一つの手。このアンケートの数字を伸ばすことを考えるなら。 (島﨑氏)天王寺の美術館の「高校展」ではこのような方法をとっている。 (泉氏)行事があるときに開催するといいのでは。書道展だけではなかなか行きにくい。 (中川氏)リビエールホールの中の展示というのが行きにくい。公の人目につくような場所でやったらいい のでは。国分駅付近などのほうが若い子たちは行きやすい。 (照屋 T)各中学校でそれぞれの6中学校の作品をすべて置いて、そこで投票させ、その結果発表をリビ エールホールで行うといいのでは。そうしたら中学生も自分の作品があるかもしれないというこ とで行きたくなるのではないか。あと、アンケートの6%の書道展に参加した子たちはなぜ行っ たのか、それを追究していけばこれからの道が見えてくるのではないかと思います。 (島﨑氏)次回以降の検討事項ですね。 7.新しい取り組みについて(山畑首席) (1)B-up タイムについて 全生徒が対象となっている。基礎学力を上げることが目的。月・木の 6 限に 15 分間。1,2年生は外 部業者の教材を使い、国・数・英を学び直す。3年生は進学・就職前なので、別の教材を使っている。1、 2年生は4月当初に基礎力診断テストを行い、国・数・英の基礎力と自分の学習習慣をチェックするもの もついている。結果の資料は、自分が中学までの学習習慣の定着も分かるものとなっている。3年生は一 般常識という就職用の問題集を買い、教員が独自でテストを作成。月曜日の15分間で学習、木曜日の1 5分間でテスト。 現状は予想以上に静かに集中して取り組んでいる。このままいけば、基礎力がしっかり定着するのでは ないかと考えている。ただ今後、生徒が飽きてくるかもしれない。現在、担任だけでなく全教員が入り、 取り組んでいる。 (2)特別進学コース 本校の「現状打破」につながるものである。勉強したいという生徒たちをクラブ活動同様、たくさん勉 強させて進学させてみようということを目的として作った。説明会で話し、基礎力診断テストの結果と懇 談での保護者説明を踏まえて、現在のメンバーでスタートした。一年生の間は国・数・英で行い、長期休 業中は社会や理科、外部模試も行うという形で取り組みを始める。希望者は面談の上、加入を認めている。 8月に特進コースへの選抜を行う。選抜から漏れた生徒については別枠の講習を行い、冬あたりまで実力 を伸ばして、戻れるかどうかをチェックする。特進コースのメンバーたちはレベルを一定にして持ち上げ ていきたいと考えている。 大阪教育大学の学生の方に、長期休業中の講習や平日の講習のサポートもできるような方がいれば是非 お願いしたいと考えている。 (島﨑氏)最後の件に関しては PR しておきます。今日、実際にご覧になられてどうですか。 (山畑 T)今日は9名参加で、1名は欠席。昨日2名がイメージとは違ったということで、参加を考えさせ てくださいと申し出た。レベルが高いためについていくのがしんどいということと、多くの課題 を科せられるとは思っていなかったとのこと。 (泉氏) 別にクラスを作ることはできないのですか。 (山畑 T)それほど人数がいないということと、みんな一緒の所で同じように怒られ、同じように成長して いくという部分が、我慢をする、やらないといけない時にやるという力をつける。ここ二年、看 護(学校)への進学がありました。私は別の学校でも講習をしていたが、ここの子たちへの講習 で、三年間で培われたものが学力に反映していて、伸び率が全然違うことを実感した。だから、 みんなと一緒の所に置いておきたいという気もあります。 (島﨑氏)普段の宿題はどのくらい出ているのですか? (山畑 T)数学は取り残した部分とかやり残した部分を少し出している。 (島﨑氏)宿題をやってきますか? (山畑 T)やってきます。 (島﨑氏)学校に来て写している者もいるのでは? (山畑 T)いるとは思いますが、やらないといけないという気持ちがある。 (島﨑氏)中学校、高校になるにつれて、やらない子は一切やらなくなっていきますからね。 8.授業アンケートについて(瀬川教頭) 対象は授業を行うすべての教諭・講師。実地方法は LHR で一斉に実施。内容は講義形式の授業と実技形 式の授業で分けている。アンケート用紙の作成は本校の校長・教頭で行う。回答は責任を持っていただくた めに、生徒には名前を書いていただく。回答は四択で、回収は一番列の後ろの者が封筒を持って見ずに回収 し、担任がホッチキスで厳封し提出。業者に渡し、データを作り、持ってくるという算段になっている。ア ンケートの活用は、教員の評価育成にも使うが、あくまでも各教員の授業力向上ということで、育成という 面で発展的に使われることを趣旨としている。7月11日と12月に実施予定。教員の授業力という評価の ところにもこれをそのまま反映するわけではないが、結果を踏まえて達成できたかできていないかを見たり、 目標にしたりというところを目的としています。 9.その他(横山教頭) ・事務連絡 次回学校協議会は平成25年10月24日(木)もしくは11月21日(木)を予定しています。
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