平 成 1 7 年 南 ア ル プ ス 市 議 会 第3回定例会(9月)会議録 平成17年 9月16日 開会 平成17年10月 6日 閉会 山梨県南アルプス市議会 1 南アルプス市告示第89号 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)を次のとおり招集する。 平 成 1 7 年 9 月 9 日 南アルプス市長 1.期 日 平 成 1 7 年 9 月 1 6 日(金) 1.場 所 南アルプス市役所議場 2 石 川 豊 ○ 応 招 ・ 不 応 招 議 員 応招議員(28名) 1番 櫻 本 広 樹 2番 金 丸 一 元 3番 野 田 修 作 4番 石 川 壽 5番 内 藤 政 勝 6番 清 水 7番 志 村 裕 子 8番 向 山 敏 宏 9番 住 吉 國 雄 10番 秋 山 武 彦 11番 森 岡 千代野 12番 亀ケ川 正 広 13番 名 取 常 雄 14番 齋 藤 秀 男 15番 深 澤 永 雄 16番 西 海 勝 男 17番 浅 野 伸 二 18番 久保田 松 幸 19番 飯 野 冨士雄 20番 小笠原 孝 21番 若 尾 敏 男 22番 齊 藤 哲 夫 23番 小 池 正 夫 24番 内 池 虎 雄 25番 深 澤 米 男 26番 相 原 27番 清 水 勝 則 28番 穴 水 俊 一 不応招議員(なし) 3 豊 実 平 成 1 7 年 南 ア ル プ ス 市 議 会 第 3 回 定 例 会(9月) 9 月 1 6 日 4 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)(1日目) 平成17年9月16日 午 後 於 1 時 3 0 分 議 会 議 場 1.議事日程 諸 報 告 日程第 1 会議録署名議員の指名について 日程第 2 会期の決定について 日程第 3 議案第77号 南アルプス市情報公開条例及び南アルプス市個人情報保護条例 の一部改正について 日程第 4 議案第78号 南アルプス市放課後児童クラブ条例の一部改正について 日程第 5 議案第79号 南アルプス市火災予防条例の一部改正について 日程第 6 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号) 日程第 7 議案第81号 平成17年度南アルプス市国民健康保険特別会計補正予算 (第2号) 日程第 8 議案第82号 平成17年度南アルプス市介護保険特別会計補正予算 (第2号) 日程第 9 議案第83号 平成17年度南アルプス市下水道事業特別会計補正予算 (第2号) 日程第10 議案第84号 平成17年度南アルプス市温泉給湯事業特別会計補正予算 (第1号) 日程第11 議案第85号 平成17年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計補正予算 (第1号) 日程第12 議案第86号 市道路線の認定について 日程第13 議案第87号 三郡衛生組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合規 約の変更について 日程第14 議案第88号 中巨摩地区広域事務組合を組織する地方公共団体の数の増減及 び同組合規約の変更について 日程第15 議案第89号 市川三郷町及び甲州市の設置等に伴う山梨県市町村総合事務組 合規約の変更について 日程第16 議案第90号 中央市の設置並びに中道町及び上九一色村の区域の一部を甲府 市に編入すること並びに上九一色村の区域の一部を富士河口 湖町に編入することに伴う山梨県市町村総合事務組合規約の 変更について 日程第17 議案第91号 甲府市、中道町及び上九一色村の区域の一部の合併に伴う山梨 県市町村総合事務組合の財産処分について 日程第18 議案第92号 小淵沢町を北杜市に編入することに伴う山梨県市町村総合事務 組合規約の変更について 5 日程第19 議案第93号 市川三郷町及び甲州市の設置に伴う山梨県市町村議会議員公務 災害補償等組合規約の変更について 日程第20 議案第94号 工事請負契約の変更について 日程第21 承認第 2号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号)の専決 処分の報告及び承認を求めることについて 日程第22 認定第 1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につい て 日程第23 認定第 2号 平成16年度南アルプス市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 の認定について 日程第24 認定第 3号 平成16年度南アルプス市老人保健特別会計歳入歳出決算の認 定について 日程第25 認定第 4号 平成16年度南アルプス市介護保険特別会計歳入歳出決算の認 定について 日程第26 認定第 5号 平成16年度南アルプス市下水道事業特別会計歳入歳出決算の 認定について 日程第27 認定第 6号 平成16年度南アルプス市芦安農業集落排水事業特別会計歳入 歳出決算の認定について 日程第28 認定第 7号 平成16年度南アルプス市農業体験実習館事業特別会計歳入歳 出決算の認定について 日程第29 認定第 8号 平成16年度南アルプス市総合交流ターミナル事業特別会計歳 入歳出決算の認定について 日程第30 認定第 9号 平成16年度南アルプス市南アルプス温泉ロッジ事業特別会計 歳入歳出決算の認定について 日程第31 認定第10号 平成16年度南アルプス市温泉給湯事業特別会計歳入歳出決算 の認定について 日程第32 認定第11号 平成16年度南アルプス市山梨県北岳山荘管理事業特別会計歳 入歳出決算の認定について 日程第33 認定第12号 平成16年度南アルプス市白根簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第34 認定第13号 平成16年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第35 認定第14号 平成16年度南アルプス市櫛形簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第36 認定第15号 平成16年度南アルプス市甲西簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第37 認定第16号 平成16年度南アルプス市芦安恩賜県有財産保護財産区管理会 特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第38 認定第17号 平成16年度南アルプス市中尾山外一字恩賜県有財産保護財産 区管理会特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第39 認定第18号 平成16年度南アルプス市高尾山外一字恩賜県有財産保護財産 区管理会特別会計歳入歳出決算の認定について 6 日程第40 認定第19号 平成16年度南アルプス市城山外一字恩賜県有財産保護財産区 管理会事別会計歳入歳出決算の認定について 日程第41 認定第20号 平成16年度南アルプス市雨鳴山恩賜県有財産保護財産区管理 会特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第42 認定第21号 平成16年度南アルプス市水道事業会計歳入歳出決算の認定に ついて 日程第43 認定第22号 平成16年度南アルプス市自動車運送事業会計歳入歳出決算の 認定について 7 2.出席議員は、次のとおりである。 (28名) 1番 櫻 本 広 樹 2番 金 丸 一 元 3番 野 田 修 作 4番 石 川 壽 5番 内 藤 政 勝 6番 清 水 7番 志 村 裕 子 8番 向 山 敏 宏 9番 住 吉 國 雄 10番 秋 山 武 彦 11番 森 岡 千代野 12番 亀ケ川 正 広 13番 名 取 常 雄 14番 齋 藤 秀 男 15番 深 澤 永 雄 16番 西 海 勝 男 17番 浅 野 伸 二 18番 久保田 松 幸 19番 飯 野 冨士雄 20番 小笠原 孝 21番 若 尾 敏 男 22番 齊 藤 哲 夫 23番 小 池 正 夫 24番 内 池 虎 雄 25番 深 澤 米 男 26番 相 原 豊 27番 清 水 勝 則 14番 齋 藤 秀 男 16番 西 海 勝 男 実 28番 穴 水 俊 一 3.欠 席 議 員( な し ) 4.会議録署名議員 8番 向 山 敏 宏 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(19名) 市 役 小 池 通 義 部 長 野 中 茂 男 部 長 住 吉 一 徳 長 石 川 豊 助 役 塩 澤 佳 文 総 務 長 保 坂 俊 朗 市 民 保健福祉部長 内 藤 希 香 農林商工部長 武 内 建 長 荻 野 忠 彦 企 長 中 込 龍 人 長 野 中 國 幹 政策秘書課長 穂 坂 二 朗 長 中 澤 都喜夫 財 長 名 取 教 育 委 員 長 伊 藤 尚 武 教 長 野 沢 達 也 教 大 芝 政 則 代表監査委員 米 山 公 雄 収 企 入 画 設 消 総 部 部 防 務 育 課 次 長 農業委員会長 名 取 保 6.職務のため議場に出席した者の職氏名(4名) 議会事務局長 名 執 俊 一 書 記 大 芝 書 記 石 原 康 雄 書 記 小 池 久 肇 8 業 局 政 課 育 栄 武 開会 午後 1時30分 ○議長(相原豊君) ただ今から、平成17年度南アルプス市議会第3回定例会を開会いたします。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 本日、議員各位におかれましては、公私ともご多忙のところ、ご参集いただき、ここに9月定例 会が開会できますことに対し、まずもって御礼申し上げます。 厳しい暑さの夏もようやく終わりを告げ、朝夕の爽やかな涼風の中に、秋の訪れを感じさせる季 節となりました。秋は湿度が夏の半分ぐらいになるといわれており、昔から過ごしやすい気候とな るため、 「天高く馬肥ゆる秋」ともいわれています。 さて、少子高齢化による人口減少時代を目前に控え、経済状況が以前のような伸びが期待できな い中、限られた収入で市民サービスを行っていくには、これまでのようなやり方を見直す必要に迫 られています。最近の新聞報道によりますと、県内のある自治体では、行財政を取り巻く環境が極 めて厳しいため、 その対症療法として給与を削減するとした報道がなされていました。 このように、 かつては聖域とまでいわれていた人件費の削減に踏み込む自治体が全国的に増えてきております。 厳しい財政状況を乗り切るためにも、今後なお一層の行財政改革に取り組む必要があります。 こうした中、議会といたしましても、率先して行財政改革に取り組んでおり、昨年の議員定数の 削減に続き、 今年は市民アンケートをもとに議会だよりの編集の改革に取り組みました。 その結果、 6月定例会から従来のA4判からタブロイド判へと、紙面の大きさを大幅に変更いたしました。市 民の皆さまからは、文字が大きくて非常に読みやすいといった声が多数、寄せられているところで あり、大変、好評をいただいております。また、経費の面から比較すると4割、約300万円の削 減につながり、行政改革に大きく貢献したところであります。 さて、郵政民営化関連法案が参議院で否決されたことに端を発し、解散となった衆議院議員選挙 が9月11日に投開票されました。今回の選挙は、自民・公明両党が郵政民営化の是非を最大の争 点としたことに対し、民主党などは郵政民営化だけではなく、年金制度改革・少子化対策など、各 党が独自の課題を争点に掲げ、国民に政権選択を問う選挙となりました。また、郵政民営化に反対 した選挙区には、落下傘候補・刺客といわれる候補者を擁立するなど、話題性のある選挙でもあり ました。 こうした国民の関心の高さを示すように、投票率も全国で67.51%、山梨県でも71.31% と、前回よりそれぞれ7.65ポイント、9.21ポイント高くなりました。選挙の結果は、郵政 民営化を改革の本丸として選挙戦に臨んだ、自民党・公明党両党が3分の2の議席を確保する、地 滑り的な圧勝を遂げ、いよいよ小泉改革がさらに加速することになると思われます。 一方、山梨3区におきましては、保坂武氏が三つ巴の混戦を制し、また一歩及ばなかった後藤斎 氏、小野次郎氏は比例代表南関東ブロックで見事、復活当選されました。今後、3氏におかれまし ては、本市をはじめ山梨3区の地域発展のために、大いに活躍することを期待してやみません。 さて、今定例会に提出のあった議案は、市長提出による議案第77号から認定第22号までの 41案件であります。どうか、議員各位におかれましては、十分なご審議をいただき、適切なるご 議決をされますようお願い申し上げ、開会のごあいさつといたします。 これより本日の会議を開きます。 報告事項を申し上げます。 本定例会に提出する議案につき、市長から通知がありました。 提出議案は、お手元に配布した議事日程記載のとおりでありますので、朗読を省略いたします。 9 次に、今定例会において受理した請願は、請願第17−4号であります。お手元に配布してあり ます請願文書表のとおり、文教常任委員会に付託いたします。 次に、平成16年度南アルプス市継続費精算報告書一般会計の報告がありましたので、お手元に 配布しておきましたから、ご了承願います。 次に、監査委員から平成17年5月分および6月分、ならびに7月分の例月出納検査結果につい て報告がありましたので、お手元に配布しておりましたから、ご了承願います。 次に、6月定例会において可決されました地方六団体改革案の早期実現に関する意見書ほか2件 は、議長において内閣総理大臣ほか関係行政庁に送付しておきましたので、ご了承願います。 次に、8月6日に被爆60周年、広島市原爆死没者慰霊式、ならびに平和記念式が広島市におい て開催され、西海副議長および若尾総務委員長が参列いたしました。 次に、産業土木常任委員会におきまして、7月12日、13日に市内山小屋の視察研修を行いま した。 次に、総務常任委員会におきまして、8月18日に富士河口湖町の青色回転灯付パトロールカー および富士吉田市の防災対策についての視察研修を行いました。 次に、文教常任委員会におきまして、9月7日に市内の文化財遺跡の視察研修を行いました。 次に、新人議員を対象に8月10日に決算書についての自主研修会が開催されました。 次に、地方自治法第121条の規定により、市長ならびに関係行政委員の長に出席を求めたとこ ろ、お手元に配布の名簿のとおり、説明員の出席ならびに委任の通知がありました。 なお、報道関係者等から撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 以上で報告事項を終わります。 これより、本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元に配布したとおりであります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第1 会議録署名議員の指名についてを議題といたします。 会議録署名議員には、会議規則第76条の規定により、 8番 向 山 敏 宏 君 14番 齋 藤 秀 男 君 16番 西 海 勝 男 君 を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今定例会の会期は、本日から10月6日までの21日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は21日間とすることに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 10 ○議長(相原豊君) 日程第3 議案第77号 南アルプス市情報公開条例及び南アルプス市個人情報保護条例の一部改正 についてから、日程第43 認定第22号 平成16年度南アルプス市自動車運送事業会計歳入歳 出決算の認定についてまでの41案件を一括議題といたします。 市長から市政一般に対する説明および提出議案に対する説明を求めます。 石川市長。 ○市長(石川豊君) 本日ここに、 平成17年9月定例市議会の開会にあたり、 提出をいたしました案件につきまして、 その概要をご説明申し上げ、併せて私の所信の一端を申し述べ、議員各位ならびに市民の皆さまの ご理解とご協力をお願い申し上げます。 9月に入り、朝夕はめっきり涼しく、南アルプス山並みの爽やかな風を感じる季節となってまい りました。本市の農業の要であります、果樹栽培や野菜栽培につきましては、今年は冬季の気温が 例年になく低く経過したこともあり、全般的に出荷の開始期が遅れました。併せてサクランボ・桃 やスモモ、そしてブドウにおいても、果実の肥大期の水不足、糖度の減少が心配されておりました が、梅雨入り後の雨量や三月期の土地改良の給水散布が効を奏し、これまでのところ収穫量につい ては、おおむね良好に推移しているものと思われます。 また、キュウリやトマトに代表される野菜につきましては、収穫量および収穫高とも前年を上回 る状況とのことであります。しかしながら、収穫量の多さがそのまま農家収入の安定に結び付くも のでもなく、ことに出荷量の増加に比べて消費量が減少しました桃については、厳しい市場展開に なったようであります。 こうした現状を見るにつけ、本市の主要産業であります農業経営の難しさを、改めて痛感すると ともに、安定した経営が確保されるよう、南アルプスブランドづくりを目指して、質の高い果樹や 野菜栽培に向け、さまざまな観点から検討を重ね、努力してまいりたいと考えております。 一方、財務省が5日発表した本年4月から6月までの法人企業統計によると、全産業の設備投資 額は前年同期に比べ7.3%増と、9期連続で前年実績を上回ったとのことであり、裏付けるよう に内閣府が12日発表した4月から6月期の国民総生産も3.3%成長に上方修正をされました。 県内においても、今月2日、日本銀行甲府支店が発表した金融経済概観によると、山梨県内の景気 は全体として回復に向けた動きを維持する中で、 生産は強含みに、 また横ばいの動きとなっている。 とのことであり、公共投資は減少しているものの、民間設備投資は増加を続けているそうでありま す。 ここにきて政府の行政改革の効果が表れてきたのか、雇用ならびに所得面においても、有効求人 倍率が緩やかに改善するとともに、個人消費についてもクールビズ効果等もあって、多少上向きの 動きが見られ、7月の大規模小売店売上高は販売努力の効果に加え、デジタル家電を中心に引き続 き順調な売れ行きとなっているとの基調判断を発表しております。 さて、 先ほど議長のごあいさつにもありましたが、 郵政民営化の是非と政権選択をかけた第44回 衆議院議員選挙が、自由民主党が絶対安定多数を大きく上回り、公明党の31議席を加えた与党は 327議席を確保し、衆議院の3分の2を超す空前の大勝となりました。これにより、郵政民営化 関連法案の成立のみならず、他の法案審議にあたっても小泉内閣は安定した国会運営が可能となっ てまいります。 一方、山梨県内においては、自由民主党の比例代表への重複候補者すべてが当選の栄に浴し、新 たに7名の衆議院議員が誕生いたしました。特に、我が山梨3区におきましては、保坂武氏が小選 11 挙区で三戦を果たし、後藤斎氏と小野次郎氏がそれぞれ比例代表で当選し、小選挙区の特性、候補 者すべてが当選という、これまでに例を見ない結果となりました。3名の皆さまに、それぞれお祝 いを申し上げるとともに、今回の与党の圧勝により、地方から遠く離れた政府にならないように、 新議員には地方と国とのパイプ役としての、さらなるご活躍をご期待いたしたいと思います。 私は、このたびの選挙を通じて、多くの国民が自ら改革の必要性を痛感し、選挙に参加されたの ではないかと感じております。国・地方を通じて770兆円を超える借財、年々広がりつつある少 子高齢化社会、列国に例を見ない生産人口の減少の過疎化などを考えるとき、小泉総理の訴える「改 革なくして成長なし」の主張に、共感を呼び起こす心情に包まれたのではないかと思います。そし て、その裏には消費税率の引き上げ、サラリーマン減税などへの危惧も加わって、投票率の上昇を はじめ、選挙結果につながったのではないかと思料されます。 こうした情勢を思うにつけ、私たちもこれからの政権運営を注視しながら、地域の問題は地域で 解決していくという地方分権の基本姿勢に立って、行政改革を念頭に掲げながら、自己責任のもと 新市のまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、先月20日から21日まで、第6回雷鳥会議山梨大会が本市で開催されました。この大会 は、国の特別天然記念物で、国・県が絶滅危惧種に指定している雷鳥の保護を考える趣旨のもと、 2000年に発足し、生息域がある地域で県内外の研究者や山岳関係者、市民らが参加して毎年、 開催されているものであります。高円宮妃殿下も19日夜、市内に入られ、21日には妃殿下によ る特別講演、研究者らによるシンポジウムが行われたところです。雷鳥は標高2,400メートル 以上の高地に生息するそうで、地球温暖化による気温の上昇により、生息区域が大幅に減少しつつ あるとのことであります。雷鳥会議の会長であり、信州大学の中村教授の報告によると、特に北岳 周辺においては、1981年に信州大学が調査した結果、33カ所あった縄張りが、昨年は4カ所 に減っていたそうであります。これまでも、さまざまな場面で地球温暖化は論じられてまいってお りますが、干ばつや洪水などに併せ、雷鳥が生息環境にしている、ハイマツの枯死など改めて生態 系に及ぼす影響が懸念されるところであります。 本市においても、南アルプス国立公園の自然環境の保全対策の一環として、平成16年から市営 駐車場を整備し、完全マイカー規制を実施しております。さらに本年度においては、県営林道南ア ルプス線に加え、早川町側からのルートであります、県道南アルプス公園線につきましても、県に おいて南アルプス山岳交通適正化協議会を設立していただき、両ルートのマイカー規制が実施され たところであります。 この規制が実施されたことにより、 自然環境維持に最も必要といわれている、 この地域のCO2は大幅に改善されるとともに、物資の持ち込みが制限されたことにより、ゴミの 散乱も減少されました。この2年間、現場の声を聞きながら、考察を試みた結果、目には見えない 山岳自然環境の改善や、山岳観光に対する効果が立証されつつあるわけであります。 このように、 一時的な利用者の減少を恐れず、 取り組んでまいりました南アルプス林道のマイカー 規制は、自然環境保全や交通安全の確保等、利用者の温かい声に支えられながら、各方面から高い 評価を受けております。今後もマイカー規制を継続すると同時に、南アルプス国立公園の保護と適 正利用のバランスを考慮しながら、山岳観光の振興策を早急に構築する必要性を痛感するものであ ります。 ここで、指定管理者制度の導入につきまして、現在の状況をご説明申し上げます。 3月議会において、ご議決いただきました指定管理者の指定の手続きに関する条例、および同時 に策定いたしました指定管理者の導入に関する基本的な方針などに基づき、平成18年4月からの 制度導入に向けて、市議会や各地域審議会にもご説明し、ご意見・ご理解をいただく中で、慎重に 12 検討を進めてまいりました。そうした経過の中で、まず一般公募いたしました18件、34施設に つきましては、7月1日から募集要項の公表を行ってまいったところであります。さらに7月6日 から6日間、各施設での現地説明会も開催いたしましたが、この説明会には延べ72の団体、およ びグループから135名の参加があり、この制度をビジネスチャンスととらえる民間企業等の期待 の大きさが感じられたところであります。8月1日からは5日間にわたり、応募申請書の受付を行 い、募集した18件のうち15件について、34の団体およびグループからの応募があり、応募申 請のなかった3施設においても、今後、改めて再募集する方向で検討を進めております。 審査については、助役をはじめ市議会代表、市役所各部長のほか民間企業の経営状況に詳しく、 会計事務に精通した公認会計士、中小企業診断士の方々にも、専門的な視点からご参加をいただい ている指定管理者選定審査会によって行っているところであります。今のところ、応募のあった 34の団体、およびグループからの申請について、書類審査である1次審査を経て、9月上旬の3日 間、全団体を対象に2次審査を行っております。2次審査では、提出された申請書に基づき、各応 募団体から運営方針・収支計画・組織体制など、事業計画の内容や事業の継続性、応募団体の適格 度などについて、ヒアリング審査を行いましたが、各応募団体ともそれぞれの施設運営に関するノ ウハウや、実績をもとにした提案・計画が数多く出されたところであります。 現在は審査結果について、最終的なまとめの段階となっております。今月中には審査会から答申 の予定となっておりますが、答申をいただきましたなら、議会をはじめ各地域審議会にご報告を申 し上げ、そのご理解を得た上で、各施設の指定管理者の候補者を決定していく予定であります。候 補者決定後のスケジュールについては、候補者への通知・審査内容の公表の後、施設ごとに管理業 務の範囲や基準、市からの委託費に関する事項、市と指定管理者の負担区分や責任分担、個人情報 の保護や防災に関する事項など、協定内容の細目について、候補者との協議を行ってまいります。 一方、自治会や峡西都市振興公社など、委託先を特定して指定管理者を指定する特定指定施設に ついても、委託業務の内容や負担区分について、各委託先と協議中であります。特に、各自治会に お願いする集会施設等については、各地域の活動拠点となっている施設でありますので、地域の皆 さまのご要望をお聞きする中で、利用者のサービス向上につながる基準の設定に向けて協議を行っ ております。公募施設および特定指定施設とも、協定内容について合意が得られましたなら、候補 者と仮協定を結ぶことといたしております。その後、12月定例市議会に指定管理者の指定、およ びこれに伴う各施設の設置管理条例の一部改正案を上程し、ご審議をお願いする予定であります。 いずれにいたしましても、来年4月からの制度導入に向けて、公の施設における良質なサービス の提供が効果的・効率的で、かつ安定的に行われるよう、管理運営コストだけでなく、サービス提 供の提案、事業計画を確実に実施できる経営基盤などを総合的に判断し、指定管理者の選定を行っ てまいる所存であります。 次に、防災対策についてであります。 アメリカ南部を襲ったハリケーンは米史上最悪と言われ、死者は数百人に達し、家屋の倒壊・堤 防の決壊のみならず、製油所の閉鎖に伴う石油価格の高騰など、さまざまな方面に影響を及ぼし、 自然災害の恐ろしさを、改めて見せ付けられた思いであります。 国内においても8月には台風11号、9月には台風14号の記録的な豪雨により、九州・中国地 方には思いもよらぬ甚大な被害をもたらしております。幸い本市においては、さしたる被害もなく 安堵しているところですが、近年、多発する地震など自然環境の変化に伴い、災害も施設や地域を 区切らずに、大規模化してきております。 こうした中、本市でも防災計画をもとに作成した、自主防災組織活動マニュアルにより、防災意 13 識の徹底や食糧・飲料水の備蓄などの平常時の防災活動、避難方法や避難経路の確認、救出・救護 活動など、各自主防災組織の連携と活性化を図っており、去る8月28日に防災訓練も実施いたし たところであります。さらに本日は、あやめホールにおいて、山梨県の自然災害を考える会を実施 し、各自治会の役員をはじめ市内132の自主防災会を中心に、防災に対する意識の高揚を高めた いと計画しております。 さて、 ともすれば地域社会において、 かつて培われた住民の連帯意識が価値観の多様化等に伴い、 失われつつある今日、多くの課題解決のためには、私はなんといっても地域コミュニティーの充実 強化の必要性を痛感いたしております。したがって、ここで市民活動の推進について、触れさせて いただきたいと思います。 私たちが生まれ育った地域で、共に生き共に生活し、安心して暮らせる社会を築いていくには、 地域の人々の自主的な活動、相互協力が不可欠であります。また、住み良い地域づくりには、地域 の問題は地域の人々の意思によって、市民自らが自発的に解決しようとすることも求められており ます。そのためには、自治会やボランティアをはじめ種々の団体グループなど、市民と企業・行政 が一体となり、協働によるまちづくりを進めていくことが大切であります。今後、こうした時代の 流れに沿って、地域活動や市民活動に目を向け、積極的に行動する人々も多くなると思われます。 したがって、市民が自主的に活動している団体等を支援・育成していくことは、行政の責務だと 考えておりますし、 さらに地域に住む住民間の絆を、 より深める地域コミュニティーの活性化を図っ ていくことも重要であると考えています。このような市民活動の支援に関し、多様化するニーズに 対応するため、本年4月、組織機構を見直す中で市民部を新設し、市民生活課内に市民活動支援の ため専門の担当を配置し、支援機能の充実に努めているわけであります。 一方、市民活動を行う各団体・グループ等は、さまざまな施設や会場、個人宅などを活動の場と して利用しておりますが、既存の施設等については、利用のルールや施設の設備内容が必ずしも活 動のニーズに即していないことなどから、活動の拠点・交流の場となるような施設がほしいと聞い ております。市民活動を行う団体にとって、団体運営のための経常的な拠点や情報収集のための、 こういう場を持つことは、活動の持続性・発展を考える上で重要であり、団体間のネットワーク化 促進や多大な情報を得ることによる、新たな事業展開の可能性を得るなどの効果が期待されており ます。 このように、市民活動を支援する施策の一層の充実を図るため、このたび櫛形地区にあるボラン ティアセンターの事業内容、名称等を変更し、市民活動を支援する拠点とする方向で検討中であり ます。現在、各地域の市民団体・ボランティア団体などのご意見を伺いながら、運営方法や機能な どについて検討いたしておりますが、でき得れば来年3月議会には設置条例の改正案を上程し、来 年度から地域に根ざした市民活動を支援する拠点として、今以上の利用促進を図ってまいる所存で ありますので、何とぞ議員各位にもご理解、ご協力をお願い申し上げる次第であります。 引き続きまして、提出案件についてご説明申し上げます。 今定例会に提出しました案件は、条例案3件、予算案6件、市道路線の認定案件1件、一部事務 組合の規約変更についての協議案件7件、契約締結案件1件、専決処分の承認案件1件、決算認定 案件22件の合わせて41件であります。 まず、議案第77号 情報公開条例及び個人情報保護条例の一部改正についてであります。指定 管理者制度の導入に伴い、公の施設の利用について生ずる情報の公開、および個人情報の保護につ いて、指定管理者の役割を位置付ける等、同条例を改正する必要が生じましたので、提案するもの であります。 14 次に、議案第78号 放課後児童クラブ条例の一部改正につきましては、若草放課後児童クラブ の場所を、若草健康センターに移すため、同条例を改正する必要が生じたものであります。 次に、議案第79号 火災予防条例の一部改正についてであります。消防法及び石油コンビナー ト等、災害防止法の一部を改正する法律等が抜本的に改正公布され、政令・省令等で住宅用防災機 器の設置等の基準が示されたこと等に伴い、本条例を改正するものであります。 続きまして、補正予算案についてご説明申し上げます。 本定例会に提案いたしました補正予算案は、議案第80号 南アルプス市一般会計補正予算(第 4号)をはじめ国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、下水道事業特別会計、温泉給湯事業特 別会計ならびに芦安簡易水道事業特別会計、以上6会計の補正予算案であります。 まず、一般会計補正予算案(第4号)について、ご説明申し上げます。 情報と連携の都市づくりについてであります。 まず、行財政改革の推進でありますが、山寺地区へ建設する仮称、青少年児童センターへの光ケー ブル敷設工事、LAN工事に514万5千円、若草支所・若草生涯学習センターの駐車場不足解消 のため、若草総合会館解体撤去および駐車場整備調査事業に250万円、地域ネットワークの充実 では、 自治会のコミュニティー活動の促進を図るため、 地域集会施設建設と補助事業に186万4千 円を追加計上いたしております。 次に、安全な環境づくりについてでありますが、耐震性貯水槽整備事業として、国庫補助事業の 追加承認に伴い、60トン耐震性貯水槽設置工事1カ所分800万円、防災防犯活動用の装備品充 実に128万9千円、また山梨県木造住宅耐震診断マニュアルに基づく、木造住宅耐震改修事業追 加分として8戸分、480万円を計上いたしております。 次に、にぎわいと活力あふれる都市づくりについてであります。 まず、農林水産業の振興につきましては、地産地消の促進を図るための食の安全・安心事業に 100万1千円、遊休農地を解消し、有効活用を図るための農地所有者アンケート調査事業に 106万2千円、白根・芦安地区中山間地域の農業振興を図るため、新山村振興事業として703万 円、若草南小北側水路壁改修等の市単独土地改良事業経費831万3千円、団体営土地改良事業と しては、知光地区農道排水路改修工事増に伴い1,111万4千円、地方病溝渠改修計画作成委託 費420万円、林道2路線維持管理事業経費294万4千円を計上いたしております。 次に、地域資源を生かした観光振興でありますが、滝沢川公園アヤメ花壇整備費99万6千円、 登山者や市内観光者向けの観光マップ看板、ポスター、リーフレットの作成経費等204万7千円 を計上いたしております。 次に、うるおいと利便性のある都市づくりについてであります。 まず、道路網の整備でありますが、道路新設改良事業では古屋敷沓沢線・若草40号線の事業費 確定に伴い1,500万円、道路維持事業では市道西野10号線ほか5路線に2,650万円、治 水対策の河川等の整備では、 市単独河川水路改良事業3カ所分831万円を計上いたしております。 次に、都市空間の整備については、櫛形総合公園・白根中央公園補修事業に合わせて381万6千 円、うるおいとやすらぎの住環境づくりのための花壇・生垣推進事業に75万円を計上いたしてお ります。また、市街地住環境の整備についてでありますが、公営住宅ストック計画に基づき、老朽 化した市営住宅の解体撤去工事9棟分302万円を計上いたしております。 次に、快適で心のかよい合う都市づくりについてであります。 まず、社会福祉の充実についてでありますが、ボランティア養成事業について、国の制度改正に 伴い、名称および内容が変更となった地域福祉ネットワーク事業に309万3千円、デイサービス・ 15 ショートステイ等、支援費制度の利用増に伴う心身障害児居宅支援事業経費1,170万円、地域 と連携し、子どもを危険から守るための児童環境づくり、基盤整備事業経費168万1千円、地域 の子どもと高齢者の心の交流推進事業費140万円、健康センター維持管理経費2カ所分209万 3千円を計上いたしております。 また、快適生活環境の整備では、ゴミ処理事業の負担額変更に伴う、中巨摩広域事務組合負担金 995万1千円を計上いたしております。 次に、個性と文化をはぐくむ都市づくりについてであります。 まず、生涯学習ネットワークの整備充実についてでありますが、旧豊村満州開拓団誌編集委員会 が発行した、 「四道河にねむる拓友に捧ぐ」を原作に舞台化された演劇「黄昏岬」上演実行委員会補 助金60万円、学校教育の充実では甲西中学校北側県道への歩道設置工事費199万5千円、白根 飯野小学校校庭溢水対策として水路かさ上げ工事等に315万円、中学校文化部・体育部の関東全 国大会出場補助金353万4千円を計上いたしております。 文化づくりの推進では、桃源文化振興協会委託料322万8千円を計上いたしております。 スポーツ・レクリエーションの振興では、自主活動団体の県外大会出場支援経費160万円、B &G海洋センター改修事業経費302万6千円を計上いたしております。 以上の歳出予算の財源といたしまして、国庫支出金・県支出金・繰越金等を見込んでおります。 なお、 前年度繰越金を活用いたしまして、 繰入金のうち財政調整基金繰入金を10億円繰り戻し、 また道路事業の一部が補助事業に採択されたことに伴い、市債を8,350万円減額し、補正額を 1億9,232万4千円とし、歳入歳出予算の総額を269億1,341万1千円といたしており ます。 次に、特別会計補正予算案について、ご説明申し上げます。 まず、国民健康保険特別会計補正予算(第2号)であります。 歳出予算につきましては、一般被保険者・退職被保険者の療養給付費等に2億1,691万3千 円、諸支出金2,134万7千円、介護納付金につきましては3,185万5千円を減額計上いた しております。これらの財源といたしまして、国民健康保険税・療養給付費等交付金・前年度繰越 金を見込み、財政調整基金繰入金を繰り戻し、補正額を2億1,497万4千円とし、歳入歳出予 算の総額を59億5,346万5千円といたしております。 次に、介護保険特別会計補正予算(第2号)についてであります。 歳出については、要介護認定モデル事業実施に伴う介護認定審査会費70万4千円を計上し、こ の財源につきましては、国庫補助金・一般会計繰入金を見込み、補正額を70万4千円とし、歳入 歳出予算の総額を30億4,181万3千円といたしております。 次に、下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。 歳出予算は公共下水道事業費に5,641万9千円、公債費181万6千円、釜無川流域下水道 事業負担金については、825万3千円を減額計上いたしております。歳入予算につきましては、 国庫補助金・前年度繰越金を見込み、 補正額を4, 970万4千円とし、 歳入歳出予算の総額を28億 6,414万円といたしております。 次に、温泉給湯事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。 歳出予算には、芦安温泉施設揚泉ポンプ修繕費として119万7千円を計上し、この財源につき ましては、財政調整基金繰入金を見込み、補正額を119万7千円とし、歳入歳出予算の総額を 420万円といたしております。 次に、芦安簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。 16 歳出予算には、芦安高区配水池アクセス道路整備工事費500万円を計上し、この財源につきま しては、前年度繰越金を見込み、補正額を500万円とし、歳入歳出予算の総額を1億7,356万 6千円といたしております。 次に、議案第86号 市道路線の認定についてであります。開発行為により設置された道路の寄 附受納および市道改良事業を実施するため、市道6路線の認定を行うため、この案を提出するもの であります。 次に、議案第87号 三郡衛生組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合の規約の変更 について、および議案第88号 中巨摩地区広域事務組合を組織する地方公共団体の数の増減及び 同組合の規約の変更についてであります。両組合に加入している三珠町と市川大門町が六郷町と 10月1日に合併し、市川三郷町となることに伴い、組織する地方公共団体の数と規約を変更する ことの協議について、議会の議決を経るため提案するものであります。 続いて、議案第89号 市川三郷町及び甲州市の設置に伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変 更について、および議案第90号 中央市の設置並びに中道町及び上九一色村の区域の一部を甲府 市に編入すること並びに上九一色村区域の一部を富士河口湖町に編入することに伴う山梨県総合事 務組合規約の変更についてであります。市川三郷町および甲州市の設置と、甲府市および富士河口 湖町の編入により、 当組合規約を変更しなければならず、 その協議について議会の議決を経るため、 提案するものであります。 次に、議案第91号 甲府市・中道町及び上九一色村の区域の一部の合併に伴う山梨県市町村総 合事務組合の財産処分についてであります。退職手当の支給事務にかかわる同組合財政調整基金の うち、 中道町および上九一色村が退職手当の共同処理を開始してからの負担金の総額から、 当該2町 村に支給した退職手当支給額の総額および当該2町村の関係事務に要した費用を減じて得た額を、 甲府市に帰属させることに伴う協議について、議会の議決を経るために提案するものであります。 次に、議案第92号 小淵沢町を北杜市に編入することに伴う山梨県市町村総合事務組合規約の 変更についであります。同様に、合併に伴う規約の変更にかかわる協議について、議会での議決を 経るため、提案するものであります。 次に、議案第93号 市川三郷町及び甲州市の設置に伴う山梨県市町村議会議員公務災害補償等 組合規約の変更についてであります。同じく合併に伴う、同組合規約の変更にかかわる協議につい て、議会の議決を経るため提案するものであります。 次に、議案第94号 工事請負契約の変更についてであります。白根御池小屋建設工事請負契約 について、工事変更契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約および財産の取得、または処 分の範囲を定める条例に基づき提案するものであります。主だった変更点といたしましては、電気 設備工事ならびに建築工事として、落雷時、太陽光パネル被害防止のための独立ポール建設、およ び外部水飲み場雪囲いの設置であり、機械設備として厨房プラン機器の変更等であります。これに 伴い、当初契約金額3億4,261万5千円から759万1,500円増の3億5,020万6, 500円と変更するものであります。 続きまして、承認第2号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の 報告及び承認についてであります。衆議院の解散に伴いまして、去る9月11日実施されました、 衆議院議員総選挙および最高裁判所裁判官国民審査の執行に伴う経費でありまして、緊急に予算措 置を行わなければならず、議会を開会するいとまがありませんでしたので、専決処分いたしたもの であります。補正予算の内容につきましては、歳出予算には衆議院議員選挙費に3,592万4千 円を計上し、この財源につきましては県委託金を見込み、補正後の歳入歳出予算の総額を267億 17 2,108万7千円といたしております。 続きまして、認定第1号から認定第22号 平成16年度南アルプス市一般会計各特別会計およ び企業会計の決算認定についてであります。 まず一般会計でありますが、 歳入総額は292億3, 745万円、 歳出総額は277億1, 702万 4千円で、前年度に比べ歳入では4.6%の減、歳出では4.1%の減となっております。したが いまして、歳入歳出差引額は15億2,042万5千円の黒字となっております。また、財政運営 の状況を判断する重要な指標であります、実質収支でございますが7,256万6千円が翌年度へ 繰り越すべき財源となっておりますので、この額を差し引いた14億4,785万9千円が実質収 支額となっております。 この決算を予算現額と対比いたしますと、歳入では2億2,437万4千円の増、歳出では12億 9,605万1千円の減となっており、歳入の増減率は0.8%の増、歳出の増減率は4.5%の 減となっております。その他、国民健康保険特別会計をはじめ、19の特別会計、企業会計の決算 認定2案件となります。 地方自治法第233条の2および第241条第5項の規定により、監査委員の意見書を付し、提 案いたすものであります。 なお、概要については収入役より説明をいたします。 以上、提出議案の内容について、ご説明申し上げた次第であります。 何とぞ、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げ、ごあいさつといたしま す。 平成17年9月16日 南アルプス市長 石川 豊 ○議長(相原豊君) 以上で市長の説明が終わりました。 ここで暫時休憩といたします。 15分間、休憩を取りまして再開は午後2時40分といたします。 休憩 午後 2時25分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再開 午後 2時41分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に日程第22 認定第1号から日程第41 認定第20号までの一般会計および特別会計の 20案件の決算の認定について、補足説明を求めます。 収入役、塩澤佳文君。 ○収入役(塩澤佳文君) それでは、平成16年度の南アルプス市の決算概要について、総括的な補足説明をさせていただ きます。 まず、地方自治法の規定によりまして、議会に提出しなければならない法定資料についてであり ます。提出してございます、南アルプス市歳入歳出決算書、まずこの冊子が決算書であります。そ して、その中に第2に歳入歳出決算の事項別明細書がこの中に含まれております。併せて第3に、 各会計の実質収支に関する調書、これも決算書の中に入ってございます。そして、財産に関する調 書、 これは決算書の末尾のほうになりますけれども、 ページの459ページから財産に関する調書、 18 そして第5に一応、最終ページになりますけれども、基金の一覧表を添付してございます。そして、 第6に監査委員から提出されました、一般会計ならびに特別会計決算および基金運用状況審査意見 書、この冊子がございます。そして第7に、当該決算に関わります主要施策の成果の冊子5部が冊 子になってございます。 以上が法定資料でございます。なお、私の概要説明につきましては、別にプリントしてございま す、歳入歳出決算の概要がございます。こちらのほうを見ていただいて、補足説明に代えさせてい ただきたいと思います。 まず先に、市長のほうから提案理由にもございました、財務省が5日に発表いたしました、今年 の4月から6月の法人企業統計によりますと、全企業の設備投資額は前年同期に比べて7.3%増 の10兆4千億円となり、9期連続で昨年の実績を上回りました。8月に政府日銀が景気の踊り場 を脱却し、景気が上向く可能性を示しましたけれども、これを裏付けるものとなりました。 同時に発表されました、2004年の全産業の経常利益は44兆7千億円で89年のバブル時期 を抜き去り、過去最高となっております。このことは、平成16年度市税収におきましても表れて おりまして、市民税のうち法人税につきましては、6億6,975万円と前年対比32.5%とい うふうに、大幅な増となっております。しかし、市民税にありましては、市民税のうち個人分にあ りましては、マイナス8.4%となり、個人所得が低迷していることが伺えます。 一方、国の経済財政と構造改革に関する基本方針2004では、2006年までの三位一体の改 革におきまして、地方への税源移譲は3兆円とし、所得から個人住民税への移譲を進めることが決 定されております。その後、税源移譲につながる国庫補助負担金の廃止、縮減を具体化することに なっております。義務教育費国庫負担金の引き下げによりまして、8,500億円の減額のほか、 老人ホームの運営費、生活保護や児童手当ての補助率の引き下げ等も検討されております。 16年度決算を見ましても、その影響は表れておりまして、保育所運営費の国・県負担金、児童 手当事務費、在宅福祉事業補助金等3億6,673万円の減、臨時財源対策債6億1,920万円 の減。一方、税源移譲分につきましては、所得譲与税等1億3,788万円にとどまりまして、差 引8億1,574万円が減額となっております。 大変、厳しい財政状況の中でありますが、平成16年度は改革の年といたしまして、諸計画が策 定されました。南アルプス市の将来像と目標を設定する、第1次南アルプス市総合計画であります 「アルプスプラン2005」の策定、行政改革大綱、防災計画、健康かがやきプランとして健康増 進計画、共に支え合う地域づくりとして地域福祉計画、一般廃棄物処理計画、男女共同参画社会実 現を目指すハーモニープラン、住宅ストック総合活用計画、IT化を進める情報計画、水道事業基 本計画等が策定しております。これらの計画は、総合計画であります「南アルプスプラン2005」 の将来像であります、人と自然が響き合う新文化都市、実現を目指すものとなっております。 それでは、歳入歳出の概要に入らせていただきます。 まず概要の1ページをお願いいたしたいと思います。 歳入歳出決算総額の一般会計・特別会計の20会計、そして企業会計2会計につきまして、一覧 表となってございます。16年度の決算額比較について、説明をさせていただきます。 なお、1千円未満の端数につきましては、省略させていただきたいと思います。 まず一般会計、16年度決算額、歳入292億3,745万円、歳出総額277億1,702万 4千円であります。歳入が4.6%の減、歳出が4.1%の減となってございます。平成15年度 におきましては、それぞれ6町村の持ち寄り予算となってございます。したがいまして、それぞれ の継続事業、懸案事業等がございました関係で、歳入歳出とも膨らんでございます。平成16年度 19 が、ほぼ南アルプス市の平年度ベースの基本的な数字になってくるのかなというふうに思っており ます。 次に、国民健康保険税であります。57億8,501万7千円、歳出53億6,972万2千円 であります。これにつきましては、歳入で0.1%の増、歳出で1.1%の増となってございます。 こちらにつきましては国民健康保険税、保険給付費については伸びを示してございますけれども、 老人保健への繰り出しが減額となっておりまして、差し引き、ほぼ前年対比、同じような歳出総額 になってございます。 次に、老人保健特別会計であります。歳入が60億3,230万1千円、歳出59億1,363万 6千円となってございます。前年対比、歳入で5.6%、歳出で0.1%の減となっております。 介護保険であります。33億1,239万4千円、歳出総額32億3,780万円、歳入で6% の減、歳出で0.3%の増となっております。 次に下水道事業であります。歳入29億4,837万4千円、歳出総額が28億4,180万3千 円、歳入で15.3%の増、歳出で12.1%の増となっております。 芦安農業集落排水事業3,167万7千円の歳入、歳出が3,139万9千円となっております。 前年対比、歳入が6.4%、歳出が5.6%の減となっております。 農業体験実習館事業であります。6,109万円、歳出が5,936万9千円となっております。 前年対比、歳入が2.5%の減、歳出が3%の減となってございます。 総合交流ターミナル事業であります。3,779万2千円、歳出が3,742万8千円でありま す。歳入歳出とも3.2%の増、歳出が3.5%の増となっております。 南アルプス温泉ロッジ事業であります。歳入が5,957万8千円、歳出が5,957万3千円 であります。歳入で24%の減、歳出も同じく24%の減となってございます。 温泉給湯事業であります。歳入は441万6千円、287万8千円、歳入が11.2%の減、歳 出が18.3%の減となってございます。 山梨県北岳山荘管理事業であります。歳入が6,498万2千円、歳出が5,091万2千円で あります。歳入で19.8%、歳出で3.8%の増となってございます。 次に、白根簡易水道事業であります。歳入が2億7,534万9千円、歳出が2億6,667万 1千円、歳入が682.8%、歳出が1,125.7%と大幅に伸びておりますけれども、これは 駒場上水場の建設、それから配水事業等が平成16年度に実施されたためであります。 次に、芦安簡易水道事業であります。歳入が2億2,503万4千円、歳出が2億1,583万 6千円、歳入が19.1%、歳出で16.6%の増であります。 櫛形簡易水道事業であります。1億8,848万2千円、歳出が1億6,554万1千円、歳入 で14.9%の減、歳出も13.4%の減であります。 次に甲西簡易水道事業であります。3億6,454万2千円、歳出が3億722万2千円、歳入 で10.8%の減、歳出で13.7%の減であります。 次に、芦安恩賜県有財産保護財産区管理費特別会計であります。歳入が263万8千円、歳出が 83万4千円であります。歳入で32.4%の増、歳出で20%の減となっております。 同じく、中尾山一字恩賜県有財産区管理費特別会計であります。歳入が38万2千円、歳出は 38万円であります。歳入が36.6%の減、歳出も36.9%の減であります。 次に高尾山の保護財産区であります。741万9千円、歳出が384万2千円、歳入が4.2% の減、歳出が33.3%の減となっています。 城山外一字の財産区の関係であります。62万6千円の歳入、歳出が62万5千円、歳入が3. 20 9%の増、歳出も同様であります。 雨鳴山恩賜県有財産の関係であります。52万4千円、歳出が17万4千円、歳入で15.1% の増、歳出で13.8%の減となっております。 次に2ページをお願いいたしたいと思います。 16年度の会計別繰越額であります。先ほどは、前年対比を中心にした表でありますけれども、 こちらのほうは予算現額に対する収入・支出、そして差引額等であります。主要な部分だけ申し上 げたいと思います。 一般会計につきましては、歳入歳出の差引額で15億2,042万5千円であります。翌年度繰 越額が7,255万6千円でありますが、これにつきましては白根御池小屋の関係、継続費の定時 繰越分が1,313万円、それから繰越明許費が5,943万6千円であります。農水関係の土地 改良、土木の道路新設改良、それから消防の耐震貯水槽、そして災害復旧、農林災害復旧費等の事 業が繰り越されてございます。 次に、下水道事業の会計であります。やはり翌年度繰越額がございます。1,757万1千円で あります。これにつきましては、市単独事業の部分と、それから国庫補助対象であります、雨水排 水整備の関係、合わせて1,757万1千円であります。継続費につきましては2つであります。 一番上の一般会計につきましては純繰越額、これが実質収支額であるわけですが、14万4, 785万9千円が実質収支であります。それぞれ繰越額、イコール実質収支額となっております。 よろしくお願いしたいと思います。 次に、平成16年度の一般会計の款別歳入状況、これにつきましては3ページでありますが、こ れにつきましても、主要な部分だけご説明を申し上げたいと思います。 市税につきましては、前年対比Cの欄でありますけれども、1億7万3千円の増、1.37%の 増となってございます。先ほども申し上げましたけれども、市民税のうち法人税が32.8%と伸 びていますが、個人住民税が8.4%ということで、市民税の平均が1.2%の減となっておりま す。固定資産税が2.5%の増、軽自動車税が3.1%の増、たばこ消費税が7.6%の増となっ てございます。 次に地方譲与税ですが、1億4,031万3千円、44.2%の増となっておりますが、これも 下にございますように、税源移譲によりまして所得譲与税が新設となっておりまして、1億1, 735万7千円、この分が増となってございます。 次に2行下の配当割交付金、これも税源移譲に伴うものでありますが、903万2千円が増額と なっております。その下の株式等譲与取得割交付金、これも1,149万4千円ですが、これも税 源移譲で全額増となってございます。 次に、その下の地方交付税であります。1億966万9千円が減となってございます。これは特 別交付税分が1億4,197万3千円の減となっております。差し引きまして、地方交付税につき ましては、マイナス1.37%でございます。 次に下へいっていただきまして、国庫支出金であります。国庫支出金につきましては、2億2, 929万5千円の増となっております。これにつきましては、義務教育施設の負担金、主に甲西中 学校の建築、あるいは巨摩中の屋体の建築等の国庫負担金等が増分となってございます。 その下の県支出金であります。7億8,392万4千円と大幅に減額になってございますけれど も、これにつきましては、保育所運営費負担金の減、そしてこれが交付税算入になってございます。 そして、緊急雇用創出特別基金事業等が減額の主なものでございます。 次に、繰入金が前年対比7億5,438万2千円の減となっております。これは財政調整基金等 21 の減額によるものであります。 次に、繰越金につきましては全額増、そして諸収入であります。10億7,215万5千円、こ れにつきましては、合併当初、平成16年度の当初におきましては、6町村の繰越分を諸収入とし て、ここへ受け入れておりますので、大きな数字になっておったわけですけれども、今年度は諸収 入は別になっておりますので、大幅な減額となってございます。 次に市債であります。9億6,867万9千円の減となってございます。市債の主につきまして は農林債、土木債、そして減税補てん債が11億9,490万円、臨時財政対策債が14億5千万 円、そして合併特例債が15億2,180万円等が起債の主要なものでございます。 次のページ、4ページをお願いいたしたいと思います。 これにつきましても、主要な部分、前年対比でお願いしたいというふうに思います。議会費につ きましては9,800万1千円、これは議員定数の減等であります。総務費につきましても、7, 278万1千円の減でありますけれども、賃金、人件費、あるいは物件費等の減となっております。 民生費につきましては、11億3,993万3千円と大幅減となっておりますが、これにつきまし ては、民生費で平成15年度につきましては、櫛形北保育所・若草の大ケヤキ児童館等の建設事業 があったために大きくなっておりますが、今年度としては、比較対象11億円ほど減となってござ います。 次に、主に減っておりますのは消防費でございます。1億5,947万円の減となっております。 これにつきましては、消防本部の経費等でございますけれども、高規格車の購入が平成15年度は ございました。そして、消防団のポンプ車の更新等が3台ございまして、その分、今年度、平成16年 度は少なくなってございます。 次に、諸支出金のところが4億5,589万4千円と減額となってございますが、これにつきま しては、特例債で地域振興基金を平成15年度、15億円積み立ててございます。この関係もあり まして、今年度は減額となってございます。 次に5ページのグラフになってございますが、ただ今、説明申し上げました、歳入歳出の款別の 表でございます。説明につきましては、省略させていただきたいと思います。 なお、一番下の2の性質別歳出決算額であります。これにつきましても、数字のほうは省略させ ていただきますけれども、この中で主要な数字について、申し上げたいと思います。 歳入の中で、本市の平成16年度の財政力指数であります。これにつきましては0.65となっ てございます。そして一番下の表でございますけれども、この中で経常収支比率でありますけれど も、経常収支は人件費、あるいは扶助費、公債費等、急激に減額することのできない、継続的な経 費につきまして、積み上げたものでありますけれども、その経常収支比率は平成16年度決算につ きましては84.0%となってございます。前年が84.7%ということで、0.7ポイント少な くなっているという状況であります。 次に6ページをお願いいたしたいと思います。 ここでは市債の状況であります。真ん中の表の数字であります。平成16年度の決算ですけれど も、平成16年度の年度末の市債残高が338億3,600万円、そして16年度中に発行した分 につきましては32億5,400万円、当該年度の元金の償還額が32億8千万円となってござい ます。市民1人当たり46万7千円となっているところであります。この中で主要な数字を申し上 げます。公債費比率が15.7%、前年が15.0%でありますから、0.7ポイントほど今年度、 高くなっております。次に、起債制限比率であります。これにつきましては10.6%、前年が10. 2%ということで、やはり0.4ポイントほど増となってございます。 22 次に7ページでございます。これにつきましては、決算の末尾にございますけれども、南アルプ ス市の基金の一覧表であります。主要な部分、上のほうだけちょっと説明させていただきますけれ ども、財政調整基金につきましては、繰り出し部分、取り崩し部分と、それから逆に運用益等、積 み立ててございますので、 差引増減額が410万4千円を積み立てまして、 決算年度末残高が24億 2,432万円となっております。減債基金につきましては、将来の起債残高の増加に対応するた めに、減債基金として積み立てております。今年度6億7,752万4千円を積み立てておりまし て、9億8,926万8千円となってございます。 土地開発基金につきましては、現金につきまして3,315万3千円が土地購入をいたしており まして、 土地保有分ということで3, 330万3千円が土地保有分として取得いたしてございます。 公共施設整備事業基金として、これは将来のいろいろな公共施設の建築に備えるために積み立てて ございますが、4億40万9千円を積み立てまして、8億9,249万円となってございます。 以下、表のとおりでございます。 以上、本当に概略で申し訳ございません。 以上、私のほうからの決算に対する補足説明とさせていただきます。 よろしくご審議の上、ご認定いただきますように、お願い申し上げます。 ○議長(相原豊君) 以上で、収入役の説明が終わりました。 次に、日程第42 認定第21号および日程第43 認定第22号の公営企業会計2案件の決算 の認定についての補足説明を求めます。 企業局長、中込龍人君。 ○企業局長(中込龍人君) 続きまして、日程第42号 認定第21号 平成16年度南アルプス市水道事業会計歳入歳出決 算の認定について、それから日程第43 認定第22号 平成16年度南アルプス市自動車運送事 業会計歳入歳出決算の認定について、概要をご説明いたします。 企業局会計決算書の12ページをお開き願いたいと思います。 総括事項はまず省略させていただきます。 まず給水状況からご説明申し上げます。 まず始めに、野呂川水道事業ですが、平成17年3月31日現在の給水状況を申し上げます。給 水戸数1万4,891戸、対前年度比プラス165戸でございます。給水人口4万1,194人、 対前年度比プラス356人、それから水道利用水量プラス7.7%、それから有収水量につきまし ても、対前年度比プラス13%となっております。 次に、若草水道事業でございますけれども、給水戸数3,308戸、対前年度比プラス66戸、 それから給水人口につきましては、1万1,143人、対前年度比プラス221人でございます。 それから水道利用水量マイナス0.08%、それから有収水量につきましても、対前年度比マイナ ス1.02%となってございます。 次に、 経営状況でございますけれども、 野呂川水道事業の給水収益は7億1, 505万6, 735円 で、前年度より8.16%の増益となりました。資本的収入は2,368万249円となり、資本 的支出は3億7,258万8,381円であります。 次に、若草水道事業ですが、給水収益1億2,783万297円で、前年度より1.17%の減 となりました。 委託工事収益・営業収益なども減収となり、 資本的収入では2億61万3, 462円、 資本的支出は2億6,086万6,119円で、収入に対する不足額は野呂川水道、ならびに若草 23 水道事業ともに過年度分の損益勘定内部留保金、それから当年度分の消費税および地方消費税、そ れから資本的収支調整額で補てんをいたしました。 次に、建設改良でございますけれども、野呂川水道事業分につきましては、道路改良工事に伴う 送配水管の新設工事、管の延長で2,366.9メートル、それから公共下水道事業および道路改 良に伴う配水管の布設換え工事6, 804. 7メートル、 そのうちの老朽管の改修工事を1, 382. 4メートル、実施をいたしました。 次に、若草水道事業でございますけれども、道路改良に伴う送配水管の新設工事505.8メー トル、それから公共下水道事業に伴う配水管の布設換え工事36メートルとなっております。 続きまして、同じく48ページをお開き願いたいと思います。 自動車運送事業でございます。概要を説明いたします。 平成16年度は夜叉神峠から広河原、南アルプス林道でございますけれども、この間が安全対策 工事のため一般車両は通行規制となり、バス・タクシーの利用客のみとなりました。また、早川町 の奈良田から広河原間、 南アルプス公園線でございますけれども、 この間も時間規制となりました。 7月1日よりバス6台で広河原、それから北沢峠間の10.2キロを運賃、大人550円、それか ら手荷物200円の料金で1日4往復の運行を行いました。 併せて、 県アルプス林道課より規制ゲー トの監視業務委託を受けまして、広河原それから夜叉神峠の2カ所で業務を実施いたしました。運 送人員は大人・子ども合わせまして2万5,023人で、前年度比154.5%となっております。 それから手回り品2万564個、延べの運行台数にいたしますと、1,774台となっております。 次に、 経営状況でございますけれども、 前年は夜叉神峠から入ります入口からは全面通行止めで、 奈良田から入る南アルプス公園のみの客足でございましたけれども、 前に述べましたように、 16年 度は時間規制はあるものの、 夜叉神峠入口からも入れるようになりまして、 前年度と比較しても8, 826人の増となっております。輸送収益も前年度比626万9,942円の増収となりました。 しかし、通行の規制と度重なります台風の影響がございまして、収支は減少となり、その補てん を市から688万9,523円の補助を受けました。 以上で説明を終わらせていただきます。 平成16年度南アルプス市水道事業会計の歳入歳出決算の認定、それから16年度南アルプス市 自動車運送事業会計歳入歳出決算の認定につきまして、説明を終わらせていただきます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(相原豊君) 以上で企業局長の補足説明が終わりました。 次に、監査委員より認定第1号から認定第22号までの22案件の決算審査結果について、意見 書の報告を求めます。 代表監査委員、米山公雄君。 ○代表監査委員(米山公雄君) それでは、平成16年度決算および基金運用状況審査結果をご報告いたします。 平成16年度決算につき、地方自治法第233条第2項および同法第241条第5項および地方 公営企業法第30条第2項の規定により、決算書および証書類を審査した結果を平成16年度南ア ルプス市一般会計・特別会計決算および基金運用状況審査意見書、平成16年度公営企業会計決算 審査意見書により、ご報告いたします。 平成16年度決算については、旧町村の持ち寄り予算であった15年度から、歳入歳出ともに通 常ベースになった決算であります。市長から審査に付された一般会計、19の特別会計、それに2企 24 業会計については、決算書・その他関係書類が法例に準拠して処理されているが、各担当課長およ び担当リーダーにより説明を求めるとともに、決算計数確認および予算執行状況の事務処理の適否 等について、監査委員事務局職員立会いのもと審査を実施いたしました。 平成16年度における一般会計は、歳入総額292億3,745万円、歳出総額277億1, 702万5千円であり、繰り越す財源として明許繰越分5,943万6千円と継続繰越分1, 313万円がありました。これを差し引いた実質収支額は14億4,785万9千円の黒字であり ます。 歳入については、国の三位一体改革に伴う交付税・補助金等の削減により、年々依存財源が減少 し、自主財源の確保が求められているという、厳しい財政状況と思われますが、市税収入について は74億2,018万1千円の、前年度に比較すると約1億円の増収となっており、また現年度分 の市税徴収率は97.5%であり、極めて健全に運営されているものと認められます。 しかし、市税をはじめ保育料・住宅使用料・学校給食費等の未納額は6億7,058万円と増加 しております。また不納欠損額も4,489万5千円となっており、組織機構の見直しの中で収納 課の設置がされているところでありますが、より一層の徴収強化を図る中で、管理運営をしていた だきたいと思います。 歳出については、各計画策定や工事の関係する業者委託等が目立ったところですが、義務教育施 設整備・保育所大規模修繕・学童保育施設整備・道水路工事等に予算執行がされていました。また 本年も高齢者福祉時代を反映して、民生費が支出全体の20.5%を占めており、また国保・老保・ 介護の特別会計に9億円を超える額が繰り出されておりました。福祉・土木・農業関係、教育など 積極的に事業を行ったにもかかわらず、黒字を維持することができたということは、本市が収支の 均衡に留意し、プライマリーバランスを最重点に明確なビジョンを示している点は高く評価し、特 筆すべきことだと思います。 半面、合併特例債の活用も有効にされているところですが、事業債等の償還に係る公債費の伸び も今後の課題であります。経営状況も決して良くなるとはいえませんので、指定管理者制度の導入 と創意工夫により、経費の節減を図り、なお一層、財政の健全化に職員一丸となって努力し、今後 の厳しい時代に向かって、積極的に取り組んでいただきたいと思います。 特別会計につきましては、国保・老保・介護の3会計で一般会計歳出総額、約277億円の半分 以上の約145億円が支出されております。高齢化が一層進む中、各担当者が相互連携し、国の医 療制度の改正をにらみながら、被保険者の健康指導等、高齢者が元気にいられるよう、予防対策に 積極的な展開を望むものであります。 下水道整備については、厳しい財政状況下のもと、計画的・効率的な整備の継続と市民に対する 下水道事業の啓蒙・加入促進・加入負担金・下水道使用料の徴収強化に、さらなる努力をお願いい たします。白根・芦安・櫛形・甲西簡易水道事業については、安全で衛生的な水の確保、安全供給 のため、有利なる補助事業を取り入れ、計画的な整備を行い、一本化と合わせて、上水道への移行 が一刻も早く図れるよう、努力をお願いいたします。 また、5つの恩賜県有財産保護財産区管理会特別会計については、生産される立木等の売払収入 は、ごくわずかでございますが、山の保護育成・災害防止・治山治水にかかわる管理ですので、衰 退することのないよう、努力をお願いいたします。また、管理会の一本化については、県と管理会 との協議もされているところでありますが、さらなる研究・検討をお願いします。企業会計・水道 事業会計については、下水道事業や道路改良事業との関連工事が増加し、財政への影響が心配され ますが、安定した水の供給を行うため、管理体制の強化・水資源の確保を図り、本年度策定の長期 25 計画に基づいて、管理運営・整備促進を図っていただきたいと思います。 自動車運送事業会計については、一昨年の土砂崩落による災害個所も復旧され、登山観光客の増 加が予想されましたが、記録的な台風の上陸もあり、いまいちの客足は伸びなかったところでござ いますが、その観光拠点として受け入れ体制を強化しつつ、山岳観光発展が図られると思います。 基金については、的確な管理が行われているが、今後も引き続き金融情勢等の情報収集を行い、 公金の安全性を確保するとともに、より一層、効率的な運用を図られたいと思います。 全体を通して、審査対象会計の決算および付属書類等は関係法例に準拠して作成され、計数は正 確であり、各決算の内容・予算執行状況についても適正妥当であると認められました。その内容結 果については、お手元の意見書に記載のとおりであります。また、予防接種料金の支払い遅延等の 随時監査については、再発防止を視点として実施をし、それぞれ改善を求めたところであります。 最後に本市の財政状況をみると、引き続き交付税・補助金等の大幅な削減による財源の確保が厳 しい状況であり、今後もその厳しさが予想されますが、万全な財源の確保のために努めてほしいと 思います。事業の執行にあたっては、今後も経費削減を求める中、限られた財源の有効配分を行い つつ、行政の責任を果たすため、特に教育・医療・市民福祉などのさらなる向上と、地域の振興と 活性化に向けて、慎重にして着実な計画・推進が図られることを望むものであります。 以上ここに、ご報告いたします。 平成17年9月16日 南アルプス市監査委員 米山公雄 〃 横山好孝 〃 内池虎雄 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 以上で監査委員の報告が終わりました。 この際、申し上げます。 ただ今、議題となっております41案件のうち、日程第3 議案第77号から日程第11 議案 第85号、および日程第22 認定第1号から日程第43 認定第22号までの31案件について は、所管の常任委員会に付託することになっておりますので、これらの案件につきましては、大綱 的な質疑にとどめたいと思います。 それでは、ただ今より大綱質疑の発言を許します。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 12番、亀ケ川正広君。 ○12番議員(亀ケ川正広君) 議案第78号 南アルプス市放課後児童クラブ条例の一部改正についての大綱質疑を行いたいと 思います。 この条例改正は、わかくさ児童クラブの位置を若草健康センターに移転するというものでありま す。現在、わかくさ児童クラブは、若草中央公民館のホールで実施されています。この施設は老朽 化しており、取り壊す施設であるので、わかくさ児童クラブの位置を暫定的に若草健康センターに 移すことはよいですが、若草小学校から健康センターは800メートルの距離があります。子ども の足では遠いので、取り壊す若草中央公民館の跡地に学童保育の専用室を建設してもらいたいので すが、市長の考えを伺います。 26 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) ご質問にお答えをいたします。 ご承知のように今回の補正予算には、若草総合会館の解体撤去と駐車場の整備についての予算を 250万円、計上いたしております。したがいまして、その跡へどうだと、こういうお話でござい ますが、当初、この計画を始めるにあたりましては、若草の総合会館そのものが老朽化していると。 何とかしろというようなご要望がございまして、そんなことから健康センターのほうへ移すと、こ ういうことにいたしたわけであります。その跡へ新しく造れということでございますが、造るにあ たりましては、主に学童保育の対象者というのは、旧三恵小学校の関係者でございまして、十日市 場、さらには加賀美の方たちでございますから、もし造るということになりますと、前の若草時代 には今の瓦会館の近くへ、あそこにある旧校舎を潰して、その跡へ造りたいというような要望もあ るようでございます。 そんなことも合わせて考えながら、検討はいたしたいと思いますが、ただ、今、財政の厳しいと ころですから、従前の施設を有効に活用するということも必要でございますので、暫定的にはそん な形を取らせていただきますが、改築する場合には、そんなふうなことでやらざるを得ないのでは ないかなと思っています。 そして今の生涯学習センター、さらには体育館、これらの駐車場が非常に少ないということで、 若草時代にもこの総合会館の跡は駐車場として使用するということが、論議をされて決まっている というようなお話を聞いておりますから、そんなことも加味しながら、将来、検討させていただき たいと思います。 以上です。 ○議長(相原豊君) 亀ケ川正広君。 ○12番議員(亀ケ川正広君) ありがとうございました。 瓦会館の跡地への学童クラブ専用室の建設を検討していただけるというご答弁でしたので、その 方向でぜひよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(相原豊君) ほかに質疑ありませんか。 ( な し ) 以上で質疑を終結いたします。 ただ今、議題になっております、日程第3 議案第77号から日程第11 議案第85号、およ び日程第22 認定第1号から日程第43 認定第22号までの31案件につきましては、お手元 に配布いたしてあります、議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 ここで暫時休憩といたします。 10分間、休憩を取りまして、再開は午後3時45分といたします。 休憩 午後 3時36分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 27 再開 午後 3時49分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第12 議案第86号 市道路線の認定についての補足説明を求めます。 建設部長、荻野忠彦君。 ○建設部長(荻野忠彦君) ただ今、議案となりました市道認定についての補足説明をさせていただきます。 議案書は81ページです。 なお、お手元のほうに図面、資料があると思いますので、参考にしながらお聞き願いたいと思い ます。 議案第86号 市道路線の認定について 道路法第8条第2項の規定により、市道路線を次のとおり認定する。 平成17年9月6日提出 開発行為により、設置された道路の寄附受納および市道改良事業を実施するため、関係する路線 を認定したいので、この案を提出するものであります。 それでは、路線ごとに説明をさせていただきたいと思います。 路線名、起点、終点、延長、それから幅員の順でそれぞれ説明をいたします。 認定路線 整 理 番 路 線 起 点・終 号 1 名 桃園95号線 延 点 桃園字東原1467番4地先・桃園字東原1466番4地先 長 145メートル 最小幅員・最大幅員 4メートル・4メートル 摘 櫛形地区 要 これにつきましては、新規改良の道路でございまして、本年度着手をし、来年度から改良を始め るものでございます。 次の2番から6番までにつきましては、開発行為による関係のものでございます。 整 理 番 路 線 起 点・終 号 2 名 若草937号線 延 点 藤田字双柳2475番1地先・藤田字双柳2475番5地先 長 54.5メートル 最小幅員・最大幅員 5メートル・7.7メートル 摘 若草地区 整 要 理 番 路 線 起 点・終 号 3 名 若草938号線 延 点 加賀美字大津麦2811番地1地先・加賀美字大津麦2818番地5地先 長 70メートル 最小幅員・最大幅員 5メートル・11.8メートル 摘 若草地区 整 路 要 理 番 線 号 4 名 西野101号線 28 起 点・終 延 点 西野字西原2012番6地先・西野字西原2012番5地先 長 25メートル 最小幅員・最大幅員 6メートル・10メートル 摘 白根地区 整 要 理 番 路 線 起 点・終 号 5 名 東南湖37号線 延 点 東南湖字前河原1365番12地先・東南湖字前河原1365番7地先 長 72メートル 最小幅員・最大幅員 5メートル・8.6メートル 摘 甲西地区 整 要 理 番 号 6 路 線 名 東南湖38号線 旧 起 点 東南湖字村東1372番1地先・東南湖字前河原1365番7地先 延 長 98メートル 最小幅員・最大幅員 3.9メートル・6.8メートル 摘 甲西地区 要 以上、説明を申し上げましたけれども、よろしくご審議の上、ご認定をお願いしたいと思います。 以上で説明を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で補則説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今、議題となっております、議案第86号は会議規則第35条第2項の規定により、委員会 への付託を省略したいと思います。 これに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第86号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第12 議案第86号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり可決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。 29 次に、日程第13 議案第87号 三郡衛生組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合 の規約の変更について、および日程第14 議案第88号 中巨摩地区広域事務組合を組織する地 方公共団体の数の増減及び同組合の規約変更について、2案件の補足説明を求めます。 市民部長、住吉一徳君。 ○市民部長(住吉一徳君) それでは、議案第87号、88号の補足説明をさせていただきます。 82ページをお願いしたいと思います。 議案第87号 三郡衛生組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合の規約の変更につい て 市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項の規定により、平成17年9月30日をもっ て市川大門町および三珠町が脱退し、同年10月1日から市川三郷町が加入するものとし、併せて 三郡衛生組合規約を次のとおり変更する。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 三郡衛生組合規約の一部を改正する規約 三郡衛生組合規約の一部を次のように改正する、 ということで今回の改正につきましては、 第2条、 第3条および第5条の改正ということでございます。 内容につきましては、右のページの比較対照表のほうでご説明を申し上げます。 附則 この規約は山梨県知事の許可のあった日から施行する。 提案理由 三珠町、市川大門町および六郷町を廃止し、その区域をもって市川三郷町が設置されることに伴 い、三郡衛生組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合規約を変更する協議について、地 方自治法第290条の規定により議会の議決を経る必要があるので、 この案を提出するものである。 次のページの比較対照表をお願いしたいと思います。 まず第2条ですけれども、これは構成市町の改正ということでございます。 「、三珠町」を削り「市 川大門町」を「市川三郷町」に改めるということでございます。 続きまして第3条ですけれども、第3条は共同処理する事務の改正であります。第1号はし尿処 理場関係ですが、現行の条文に「、市川三郷町(旧六郷町) 」を加える改正ということでございます。 第2号は火葬場関係でございまして、 「市川三郷町(旧六郷町)に係るものを除く。 」を加えるも のでございます。 第5条は組合議員の関係でありまして、 三珠町3人を削り、 「市川大門町3人」 を 「市川三郷町6人」 に改正するものでございます。 したがいまして、議会の議員の定数26名には変更がございません。 続きまして84ページをお願いしたいと思います。 議案第88号 中巨摩地区広域事務組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合の規約の 変更について 市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項の規定により、平成17年9月30日をもっ て三珠町および市川大門町が脱退し、同年10月1日から市川三郷町が加入するものとし、併せて 中巨摩地区広域事務組合規約を次のとおり変更する。 平成17年9月16日提出 30 南アルプス市長 石川 豊 中巨摩地区広域事務組合規約の一部を改正する規約 中巨摩地区広域事務組合規約の一部を次のように改正する。 この改正につきましても、先ほどの三郡と同様でございまして、第2条、第3条および第5条を 改正するということでございます。 内容につきましては、また新旧対照表のほうでご説明を申し上げます。 附則 この規約は山梨県知事の許可のあった日から施行する。 提案理由 三珠町、 市川大門町および六郷町を廃し、 その区域をもって市川三郷町が設置されることに伴い、 中巨摩地区広域事務組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合規約を変更する協議につい て、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を経る必要があるので、この案を提出するも のである。 それでは、新旧対照表をお願いいたします。 やはり第2条は構成市町の改正でございます。 「、三珠町、市川大門町」を削り「、鰍沢町」の次 に「市川三郷町」を加えるものであります。 第3条は共同処理する事務のただし書きの改正でありまして、 「、市川三郷町にあっては、旧三珠 町及び旧市川大門町に係るものに限る。 」を加え、改めるということでございます。 また第5号のし尿処理場では「、三珠町、市川大門町」を削り「、鰍沢町」の次に「市川三郷町」 を加え改正するということでございます。 第5条は組合議員の関係でございます。 「三珠町2人、市川大門町2人」を削り「鰍沢町2人」の 次に「市川三郷町4人」を加える改正でございます。 したがいまして、先ほどの三郡と同じで定数の23名には変更がないということでございます。 以上で補足説明を終わらせていただきます。 ○議長(相原豊君) 以上で補則説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今、議題となっております、議案第87号および議案第88号は会議規則第35条第2項の 規定により、委員会への付託を省略したいと思います。 これに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第87号および議案第88号は委員会付託を省略することに決しました。 これより、日程第13 議案第87号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 31 これより日程第13 議案第87号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。 これより、日程第14 議案第88号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 次に日程第14 議案第88号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第88号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第15 議案第89号 市川三郷町及び甲州市の設置等に伴う山梨県市町村総合事務 組合規約の変更についてから、日程第19 議案第93号 市川三郷町及び甲州市の設置に伴う山 梨県市町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更についての5案件について、補足説明を求めま す。 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) それでは、議案書の87ページをお開きいただきたいと思います。 それでは、議案89号から議案93号までについて、補足説明を申し上げます。 議案第89号 市川三郷町及び甲州市の設置等に伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変更につ いて 市川三郷町の設置に伴い市町村の合併の特例に関する法律第9条の3第1項の規定を適用し、山 梨県市町村総合事務組合が市川三郷町の区域における事務を従前の例により行うものとすること。 甲州市の設置に伴う山梨県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数を増減すること等につ いて、 同法第9条の2第1項の規定により、 山梨県市町村総合事務組合規約を次のとおり変更する。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 山梨県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約 山梨県市町村総合事務組合規約の一部を次のように改正する。 第3条第3号2中、第34条を第45条に改める。 別表第2中、 「勝沼町、大和村」を「甲州市」に、 「三珠町、市川大門町、六郷町」を「市川三郷 町」に改める。 附則 この規約は山梨県知事の許可のあった日から施行する。 提案理由 市川三郷町の設置に伴い、山梨県市町村総合事務組合が市川三郷町の区域における事務を従前の 32 例により行うものとすること、および甲州市の設置に伴う山梨県市町村総合事務組合を組織する地 方公共団体の数を増減すること等による、山梨県市町村総合事務組合規約の変更にかかる協議につ いて、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を経る必要があるので、この案を提出する ものである。 山梨県市町村総合事務組合を構成する町村の合併に伴う改正でございます。 次のページに現行と改正案がございます。 まず、 改正案の一番左側に3条1項に掲げる事務ということがございます。 これにつきましては、 電子化事務ということです。それから、その下の3条2号から6号に掲げる事務、これは3−2の ほうが退職手当、あるいは3−6が公務災害、それからさらに下の3−3、3−5、8、これにつ いては消防団公務災害、あるいは消防団の退職報奨、あるいは交通共済、それから3−4、消防団 員の賞じゅつ金の支払い事務、それからまくっていただきまして、3条の7号に掲げる分について は、公立学校の学校医、それから歯科医・薬剤師等の公務災害、こういう事務でございます。 それで右側に合併前の町村名がございます。左側が合併後の市町村名となってございます。 この90ページのほうに、ちょっとミスプリントがございましたので、訂正をちょっとお願いし たいと思います。 90ページの第3条の7号に掲げる事務、ここに山梨市、それから南アルプス市、北杜市とあり ますが、その下に甲州市というのが、北杜市の下にあります。この甲州市のところへアンダーライ ンをしていただきたいと思います。これが勝沼町、大和村が合併して甲州市になるということです から、ここへアンダーラインをお願いしたいと思います。 次に、91ページの議案第90号について、説明を申し上げます。 議案第90号 中央市の設置並びに中道町及び上九一色村の区域の一部を甲府市に編入すること 並びに上九一色村の区域の一部を富士河口湖町に編入することに伴う山梨県市 町村総合事務組合規約の変更について 中央市の設置に伴い市町村の合併の特例に関する法律第9条の3第1項の規定を適用し、山梨県 市町村総合事務組合が中央市の区域における事務を従前の例により行うものとすること。ならびに 中道町および上九一色村の区域の一部を甲府市に編入すること、ならびに上九一色村の区域の一部 を富士河口湖町に編入することに伴う山梨県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数を減 少することについて、地方自治法第286条第1項の規定により、山梨県市町村総合事務組合規約 を次のとおり変更する。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 山梨県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約 山梨県市町村総合事務組合規約の一部を次のように改正する。 別表第2中、 「中道町」を「中央市」に改め、 「、豊富村、上九一色村」 、 「、玉穂町」および「、 田富町」を削る。 附則 この規約は山梨県知事の許可のあった日から施行する。 提案理由 中央市の設置に伴い、山梨県市町村総合事務組合が中央市の区域における事務を従前の例により 行うものとすること、ならびに中道町および上九一色村の区域の一部を甲府市に編入すること、な らびに上九一色村の区域の一部を富士河口湖町に編入すること等に伴う、山梨県市町村総合事務組 33 合を組織する地方公共団体の数を減少することによる、山梨県市町村総合事務組合規約の変更にか かる協議について、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を経る必要があるので、この 案を提出するものである。 同じく合併、あるいは分村合併に伴う規約の改正でございます。 新旧対照表につきましては、先ほど説明いたしました内容と、全く同じでございます。 次に95ページの議案第91号について、説明を申し上げます。 議案第91号 甲府市、中道町及び上九一色村の区域の一部の合併に伴う山梨県市町村総合事務 組合の財産処分について 地方自治法第289条の規定により、山梨県市町村総合事務組合から中道町および上九一色村の 区域の一部が脱退することに伴う組合の財産処分について、次のとおり関係地方公共団体の協議の 上、定めるものとする。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 財産処分に関する協議書 中道町および上九一色村を廃し、中道町および上九一色村の区域の一部を甲府市に編入する廃置 分合が施行されることに伴い、地方自治法第289条の規定により、山梨県市町村総合事務組合か ら中道町および上九一色村の区域の一部が脱退することによる組合の財産処分について、次のとお り定めるものとする。 甲府市に帰属せしめる財産 退職手当の支給事務にかかる財政調整基金のうち、中道町および上九一色村が退職手当の共同処 理を開始した日から廃止する日までの間における負担金の総額から、当該2町村に支給した退職手 当支給額の総額および当該2町村の当該期間中における事務に要した費用を減じて得た額。 ただし、上九一色村分については、当該額に廃置分合の日における上九一色村の職員であったす べての者の在職年数の合計のうちに甲府市の職員となったすべての者の退職年数の合計の占める割 合を乗じて得た額とする。 提案理由 中道町および上九一色村を廃し、中道町および上九一色村の区域の一部を甲府市に編入する廃置 分合が施行されることに伴う、山梨県市町村総合事務組合の財産処分について、地方自治法第 290条の規定により、議会の議決を経る必要があるので、この案を提出するものである。 これにつきましても、合併に伴うものでございまして、退職手当の支給事務につきましては、甲 府市については加入をしてございません。したがいまして、中道町、上九一色村の職員が甲府市に 移った場合は、退職と脱退となるため、その分の財産処分を行うものでございます。 次に96ページへ移ります。 議案第92号 小淵沢町を北杜市に編入することに伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変更に ついて 小淵沢町を北杜市に編入することに伴い、市町村の合併の特例に関する法律第9条の3第1項の 規定を適用し、山梨県市町村総合事務組合が小淵沢町の区域における事務を従前の例により行うも のとすることについて、地方自治法第286条第1項の規定により、山梨県市町村総合事務組合規 約を次のとおり変更する。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 34 山梨県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約 山梨県市町村総合事務組合規約の一部を次のように改正する。 別表第2中、小淵沢町を削る。 附則 この規約は山梨県知事の許可のあった日から施行する。 提案理由 小淵沢町を北杜市に編入することに伴い、山梨県市町村総合事務組合が小淵沢町の区域における 事務を従前の例により行うものとする同組合規約の変更にかかる協議については、地方自治法第 290条の規定により、議会の議決を経る必要があるので、この案を提出するものである。 内容については、やはり合併に伴うものでございます。 次に99ページの、議案第93について、説明を申し上げます。 議案第93号 市川三郷町及び甲州市の設置に伴う山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合規 約の変更について 市川三郷町の設置に伴い、市町村の合併の特例に関する法律第9条の3第1項の規定を適用し、 山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合が市川三郷町の区域における事務を従前の例により行う ものとすること、および甲州市の設置に伴う山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合を組織する 地方公共団体の数を増減することについて、市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項の 規定により、山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合規約を次のとおり変更する。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合規約の一部を改正する規約 山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合規約の一部を次のように改正する。 別表1中、 「勝沼町、大和村」を「甲州市」に、 「三珠町、市川大門町、六郷町」を「市川三郷町」 に改める。 附則 この規約は山梨県知事の許可のあった日から施行する。 提案理由 市川三郷町からの設置に伴い、山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合が市川三郷町の区域に おける事務を従前の例により行うものとすること、および甲州市の設置に伴う同組合を組織する地 方公共団体の数が増減することによる同組合規約の変更にかかる協議について、地方自治法第 290条の規定により、議会の議決を経る必要があるので、この案を提出するものである。 これにつきましても、合併に伴う改正でございます。 以上で補足説明を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で補足説明が終わりました。 次に質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今、議題となっております、議案第89号から議案第93号までの5案件は、会議規則第 35 35条第2項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第89号から議案第93号の5案件は委員会付託を省略することに決しました。 これより、日程第15 議案第89号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第15 議案第89号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第16 議案第90号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第16 議案第90号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第17 議案第91号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第17 議案第91号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第18 議案第92号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第18 議案第92号を採決いたします。 お諮りいたします。 36 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第19 議案第93号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第19 議案第93号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第20 議案第94号 工事請負契約の変更についての補足説明を求めます。 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) それでは、議案第94号の補足説明を申し上げます。 議案書の101ページをご覧いただきたいと思います。 議案第94号 工事請負契約の変更について 地方自治法第96条第1項第5号の規定による次のとおり議会の議決を求める。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 1 工 2 施 事 工 個 名 白根御池小屋建設工事 所 南アルプス市芦安芦倉地内 3 変更契約の方法 随意契約 4 変更契約の金額 759万1,500円 5 変更前の請負金額の総額 3億4,261万5千円 6 変更後の請負金額の総額 3億5,020万6,500円 7 変更契約の相手方 住 所 山梨県韮崎市円野町上円井3139 名 称 株式会社 内藤ハウス 代表者職氏名 8 工 期 代表取締役社長 内藤篤 平成17年10月31日まで 提案理由 白根御池小屋建設工事請負契約の内容を変更し、変更契約を締結したいので、議会の議決に付す べき契約および財産の取得または処分の範囲を定める条例第2条の規定により、この案を提出する ものである。 白根御池小屋建設工事につきましては、昨年6月、請負契約締結をご議決をいただき、工事を進 めてきたところでございます。お手元に配布してございます、議案第94号の資料があると思いま すが、それに今回の変更工事の内容について記してありますが、建築工事としては外部、それから 水呑場、それから雪囲、あるいは宿泊者用のトイレ工事、合わせまして363万688円、電気設 37 備工事として太陽光パネルの避雷針設備に198万2,310円、機械設備工事として厨房プラン 機器変更、保冷庫追加など、合わせて198万円、合計いたしますと、改めて760万円を追加い たすものでございます。 変更契約を締結したいので、ご審議のほどをお願い申し上げます。 以上で補足説明を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で補則説明が終わりました。 次に質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今、議題となっております議案第94号は、会議規則第35条第2項の規定により、委員会 への付託を省略いたしたいと思います。 これに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第94号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより日程第20 議案第94号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。 次に日程第21 承認第2号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号)の専決処 分の報告及び承認を求めることについての補足説明を求めます。 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) それでは、議案書の102ページをご覧いただきたいと思います。 承認第2号について、補足説明を申し上げます。 承認第2号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告及び承認 を求めることについて 緊急執行を要し、地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決したので、同条 第3項の規定により、これを報告し、承認を求める。 平成17年9月16日提出 南アルプス市長 石川 豊 38 専決処分理由 平成17年8月8日に衆議院が解散し、衆議院議員総選挙が8月30日公示、9月11日投票の 日程で閣議決定された。 これに伴い、 総選挙および最高裁判所裁判官国民審査の執行経費について、 南アルプス市一般会計予算を補正する必要が生じたが、この予算の補正は緊急を要し、議会を招集 するいとまがなかったので、平成17年8月12日、専決処分したものである。 右側の103ページ、 専決第2号 専決処分書 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号)について、地方自治法第179条第1項 の規定により、次のとおり専決処分する。 平成17年8月12日 南アルプス市長 石川 豊 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号)について、別冊のとおり定める。 手元のほうに薄い、この平成17年度補正予算および同説明書・一般会計(第3号)がいってい ると思います。これをご覧いただきたいと思います。 まず朗読いたします。 1ページ、承認第2号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号) 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。 (歳入歳出予算の補正) 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,592万4千円を追加し、歳入歳出予算の 総額を歳入歳出それぞれ267億2,108万7千円とする。 2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金 額は、 「第1表 歳入歳出予算補正」による。 平成17年8月12日専決 10ページの事項別明細書の2の歳入から説明をさせていただきます。 2歳入、15款県支出金、3項県委託金、1目総務費県委託金に3,592万4千円を補正する ものであります。したがいまして、県委託金の補正後の額を1億4,798万1千円といたすもの であります。全額、衆議院議員選挙の費用、選挙の委託金であります。 次に12ページをご覧いただきたいと思います。 3歳出、2款総務費、4項選挙費、3目衆議院議員選挙費に3,592万円を補正いたします。 4項の選挙費の補正後の額を3, 838万4千円といたします。 右側のほうの細節でございますが、 1節の報酬から18節の備品購入費まで衆議院議員選挙に要する諸費用の計上であります。主には 投票立会人、それから投票事務従事者の手当、投票所の準備費、入場券、郵送料、ポスター掲示板 の設置および撤去等の委託料等々でございます。 以上で補足説明を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で補足説明が終わりました。 次に質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 39 ただ今、議題となっております承認第2号は、会議規則第35条第2項の規定により、委員会へ の付託を省略したいと思います。 これに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、承認第2号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより日程第21 承認第2号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり承認することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、承認第2号は原案のとおり承認されました。 以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。 お諮りいたします。 委員会審査のため、9月20日から9月22日および9月26日から9月27日の5日間は、本 会議を休会にしたいと思います。 これに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、9月20日から9月22日および9月26日から9月27日の5日間は、本会議を休会 することに決定いたしました。 休会明け本会議は9月28日、午後1時から会議を開き、常任委員会に付託いたしました条例お よび補正予算の各案件の審査の結果と経過について、各委員長から報告後、質疑・討論および採決 を行います。 本日は、これにて散会いたします。 大変、ご苦労さまでした。 散会 午後 4時33分 40 平 成 1 7 年 南 ア ル プ ス 市 議 会 第 3 回 定 例 会(9月) 9 月 2 8 日 41 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)(13日目) 平成17年9月28日 午 後 1 時 0 0 分 於 議 会 議 場 1.議事日程 諸 報 告 日程第 1 議案第77号 南アルプス市情報公開条例及び南アルプス市個人情報保護条例 の一部改正について 日程第 2 議案第68号 南アルプス市火災予防条例の一部改正について 日程第 3 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、 総務常任委員会所管分 以上 総務委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第 4 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、 文教常任委員会所管分 日程第 5 請願第17−4号 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地域の 高校を守る事を要求する意見書採択を求める請願書 以上 文教委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第 6 議案第78号 南アルプス市放課後児童クラブ条例の一部改正について 日程第 7 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、 厚生常任委員会所管分 日程第 8 議案第81号 平成17年度南アルプス市国民健康保険特別会計補正予算 (第2号) 日程第 9 議案第82号 平成17年度南アルプス市介護保険特別会計補正予算 (第2号) 以上 厚生委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第10 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、 産業土木常任委員会所管分 日程第11 議案第83号 平成17年度南アルプス市下水道事業特別会計補正予算 (第2号) 日程第12 議案第84号 平成17年度南アルプス市温泉給湯事業特別会計補正予算 (第1号) 日程第13 議案第85号 平成17年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計補正予算 (第1号) 以上 産業土木委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第14 議案第95号 立木の取得について 日程第15 議案第96号 立木の取得について 42 日程第16 議案第97号 財産の取得について 日程第17 諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第18 諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第19 諮問第 4号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第20 諮問第 5号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第21 諮問第 6号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第22 南ア議第7号 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し地域の高 校を存続することを要求する意見書の提出について 43 2.出席議員は、次のとおりである。 (28名) 1番 櫻 本 広 樹 2番 金 丸 一 元 3番 野 田 修 作 4番 石 川 壽 5番 内 藤 政 勝 6番 清 水 7番 志 村 裕 子 8番 向 山 敏 宏 9番 住 吉 國 雄 10番 秋 山 武 彦 11番 森 岡 千代野 12番 亀ケ川 正 広 13番 名 取 常 雄 14番 齋 藤 秀 男 15番 深 澤 永 雄 16番 西 海 勝 男 17番 浅 野 伸 二 18番 久保田 松 幸 19番 飯 野 冨士雄 20番 小笠原 孝 21番 若 尾 敏 男 22番 齊 藤 哲 夫 23番 小 池 正 夫 24番 内 池 虎 雄 25番 深 澤 米 男 26番 相 原 豊 27番 清 水 勝 則 14番 齋 藤 秀 男 16番 西 海 勝 男 実 28番 穴 水 俊 一 3.欠 席 議 員( な し ) 4.会議録署名議員 8番 向 山 敏 宏 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(19名) 市 役 小 池 通 義 部 長 野 中 茂 男 部 長 住 吉 一 徳 長 石 川 豊 助 役 塩 澤 佳 文 総 務 長 保 坂 俊 朗 市 民 保健福祉部長 内 藤 希 香 農林商工部長 武 内 建 長 荻 野 忠 彦 企 長 中 込 龍 人 長 野 中 國 幹 政策秘書課長 穂 坂 二 朗 長 中 澤 都喜夫 財 長 名 取 教 育 委 員 長 伊 藤 尚 武 教 長 野 沢 達 也 教 大 芝 政 則 代表監査委員 米 山 公 雄 収 企 入 画 設 消 総 部 部 防 務 育 課 次 長 農業委員会長 名 取 保 6.職務のため議場に出席した者の職氏名(4名) 議会事務局長 名 執 俊 一 書 記 大 芝 書 記 石 原 康 雄 書 記 小 池 久 肇 44 業 局 政 課 育 栄 武 開会 午後 1時00分 ○議長(相原豊君) これより本日の会議を開きます。 報告事項を申し上げます。 各常任委員長から付託案件の報告書が提出されました。 お手元に配布してありますので、ご了承願います。 次に、深澤永雄君ほか6名から南ア議第7号 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統合に反対 し、地域の高校を存続することを要求する意見書の提出についてが提出されました。 この案件につきましては、日程第22でありますので、ご了承願います。 次に、石川市長から追加議案の提出がありました。提出議案は議事日程記載の日程第14から日 程第21でありますので、ご了承願います。 なお、報道関係者から撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 以上で報告を終わります。 これより日程に入ります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第1 議案第77号 南アルプス市情報公開条例及び南アルプス市個人情報保護条例の一部改正 についてから日程第3 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算 (第4号) 中、 当委員会所管分までの3案を一括議題といたします。 これから3案は、審査を総務常任委員会に付託しておりますので、委員長から審査の結果と経過 について報告を求めます。 総務常任委員長、若尾敏男君。 ○総務常任委員長(若尾敏男君) 平成17年9月28日 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会総務常任委員会委員長 若尾敏男 総務常任委員会委員長報告書 去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されました議案第77号 南アルプス市情報 公開条例及び南アルプス市個人情報保護条例の一部改正について、議案第79号 南アルプス市火 災予防条例の一部改正について、議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第 4号)中所管分、以上3案件について、9月20日に委員会を開き、慎重に審査した経過と結果に ついて、ご報告いたします。 まず、議案第77号の質疑の主なものを申し上げます。 1 指定管理者制度により、民間業者を指定するにあたり情報管理の教育と指導は。との質疑に 対し、協定書の中に特記事項を設ける。との答弁がありました。 以上、質疑の後、討論はなく全員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。 次に、議案第79号の質疑の主なものを申し上げます。 1 市営住宅への住宅用火災警報器の設置は市で対応すべきでは。との質疑に対し、県下の消防 本部の状況を見ながら、今後、検討したい。との答弁がありました。 1 全国的な市町村での改正であるが、山梨県でも改正するのか。との質疑に対し、火災予防は 市町村の行政領域であるため、都道府県には条例の設置はされていない。との答弁がありまし 45 た。 1 住宅用火災警報器の1個当たりの単価が7千円ぐらいと高いが。との質疑に対し、今後、全 国的に普及してくれば、単価は下がると予想される。との答弁がありました。 以上、質疑の後、討論はなく全員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。 次に、議案第80号の質疑の主なものを申し上げます。 1 国・県支出金が昨年に比べ1億9千万円、7,200万円とそれぞれ少なくなっているが、 その原因は。との質疑に対し、三位一体改革等による影響である。との答弁がありました。 1 古い貯水槽を撤去した場合、順次、消火栓に切り替えていく考えなのか。また、撤去費用は 市の負担か。との質疑に対し、地域の要望を考慮する中で防火体制、水路の状況を見ながら対 応をする。撤去費用は市で負担する。との答弁がありました。 1 行政運営のための職員の意識改革・研修の対象人数は。との質疑に対し、副主査クラス以上 の職員が対象である。との答弁がありました。 1 若草総合会館の解体撤去および駐車場整備調査事業は、 当初予算に計上すべきだったのでは。 との質疑に対し、本年度当初から会館の集会室を放課後児童クラブで利用していたが、9月に 若草健康センターに移ったため。との答弁がありました。 以上、質疑の後、討論はなく全員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、総務常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 この際、申し上げます。 これより、討論および採決を行いますが、議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補 正予算(第4号)は、各常任委員会に所管分を付託しておりますので、4常任委員長の報告後に、 討論および採決を行います。 それでは、日程第1 議案第77号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより日程第1 議案第77号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告とおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第77号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第2 議案第79号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 46 討論を終結いたします。 これより日程第2 議案第79号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第79号は委員長の報告のとおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第4 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会所管 分および日程第5 請願第17−4号 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地 域の高校を守ることを要求する意見書採択を求める請願書、2案を一括議題といたします。 本案は審査を文教常任委員会に付託しておりますので、委員長から審査の経過と結果について、 報告を求めます。 文教常任委員長、深澤永雄君。 ○文教常任委員長(深澤永雄君) 平成17年9月28日 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会文教常任委員会委員長 深澤永雄 文教常任委員会委員長報告 去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されました、議案第80号 平成17年度南 アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、所管分について、請願第17−4号の2件について、 9月20日および21日に委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について報告いたします。 まず、議案第80号において質疑がありましたので、主な質疑を申し上げます。 1 外国青年招致事業について、英語指導教師8名中、2名が契約更新を行わず帰国したとのこ とだが、帰国した理由は。また、家賃について退去した時点で支払い義務がなくなると思うが、 どうか。との質疑に対し、個人的な理由による帰国である。また、家賃については通年で契約 しているため、中途解約はできない。今後、契約内容については検討していきたい。との答弁 がありました。 1 白根飯野小学校水路かさ上げ工事について、グラウンド西側の水路だと思われるが、南側の 水路の改修計画はとの質疑に対し、グラウンドの西側の水路とともに改修する予定である。と の答弁がありました。 1 教育振興費において、各種大会参加補助金が計上されているが、その補助基準は。また、補 欠の選手にも補助が可能か。との質疑に対し、補助基準については主催が小学校・中学校体育 連盟の大会および南アルプス市教育委員会が認定した大会とし、補助対象人数はエントリー人 数のほか2名である。との答弁がありました。 1 甲西中学校校舎新築工事は計画どおり進んでいるか。との質疑に対し、順調に進んでおり、 運動場等付帯施設の整備についても予定どおり進んでいる。なお、来年1月に竣工式を予定し ている。との答弁がありました。 1 図書館運営充実事業において、甲西図書館利用案内印刷経費が計上されているが、さまざま 47 な施設において利用者の利便を図る考えは。また、甲西図書館の利用状況は。との質疑に対し、 利用案内については、他の施設にも置くようにしたい。利用状況については、移転により広く なったため利用者が多く、1日平均120冊の貸し出しがあり、学習室も備えてあるため、小 中学生の利用が多い。との答弁がありました。 以上、質疑のあと討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。 最後に、請願第17−4号については、全員異議なく採択するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、文教常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑ありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 次に、日程第5 請願第17−4号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第5 請願第17−4号を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。 本請願は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、本請願は委員長の報告のとおり採択されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第6 議案第78号 南アルプス市放課後児童クラブ条例の一部改正についてから、日程第 9 議案第82号 平成17年度南アルプス市介護保険特別会計補正予算(第2号)までの4案を 一括議題といたします。 これら4案は、審査を厚生常任委員会に付託しておりますので、委員長から審査の経過と結果に ついて報告を求めます。 厚生常任委員長、浅野伸二君。 ○厚生常任委員長(浅野伸二君) 平成17年9月28日 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会厚生常任委員会委員長 浅野伸二 厚生常任委員会委員長報告書 去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されました議案第78号、議案第80号から 議案第82号までの4案件について、9月22日に委員会を開き、慎重に審査した経過と結果につ いて、ご報告いたします。 まず、議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、所管分の審査 48 過程において、質疑がありましたので主な質疑を申し上げます。 1 中巨摩地区広域事務組合負担金について、ゴミ処理事業分の負担額の変更によりとあるが、 どのような変更か。との質疑に対し、平成17年度当初の処理料算定において、旧構成市町内 の甲斐市のみ1年間の処理料で、あとの市町においては8カ月分の処理料しか算定されなかっ たため、負担額の変更が生じた。との答弁がありました。この答弁を巡り、各委員から構成市 町の負担金の算定を8カ月と12カ月の2段階で行うことは理解できない。組合事務局の単純 な算定ミスではないかといった議論も出されたところでありますが、二度とこのようなことが 起こらないよう、組合事務局に強く求めることといたしました。 1 子どもと高齢者帰り道ふれあい事業について、白根地区および八田地区の小学校が対象と なっているが、今後、各地区に事業を展開する考えは。との質疑に対し、事業は単年度ではな く、5年間継続されるので、県に継続の申請をし、全地域に広げていきたい。との答弁があり ました。 1 子どもと高齢者こころの交流事業について、4カ所の保育所が選定されているが、その選定 基準は。また、この事業は継続されるのか。との質疑に対し、この事業は2年間継続され、地 域の子どもと高齢者の交流を推進することを目的としているため、密接な交流ができる小規模 の保育所を選定した。との答弁がありました。 1 児童扶養手当給付事業について、母子家庭等の生活の安定と自立を助けるための手当が計上 されているが、市において離婚率は増えているか。との質疑に対し、1カ月平均5.25組が 離婚しているとの答弁がありました。 以上、質疑のあと討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。 次に、議案第81号 平成17年度南アルプス市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、 討論を経て採決の結果、多数をもって原案のとおり可決するものと決しました。 次に、 議案第78号 南アルプス市放課後児童クラブ条例の一部改正について、 議案第82号 平 成17年度南アルプス市介護保険特別会計補正予算(第2号)については、質疑・討論はなく、全 員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、厚生常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 これより、日程第6 議案第78号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第6 議案第78号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) 49 ご異議なしと認めます。 よって、議案第78号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第8 議案第81号の討論に入ります。 討論はありませんか。 12番、亀ケ川正広君。 ○12番議員(亀ケ川正広君) 議案第81号 平成17年度南アルプス市国民健康保険特別会計補正予算への反対討論を行いま す。 この補正予算は6月議会で、国民健康保険税条例の改定で国保税の値上げを行ったことに伴う歳 入の増額を含む補正予算であります。6月の条例改定で述べたように、この改定により1世帯、年 額1,300円、1人当たり600円の値上げとなります。昨年度、1世帯5,700円の値上げ をしたのに、今年も値上げをする。平成15年度から16年度にかけての国保税の推移は、15年 度から16年度への剰余金の増減と、国保財政調整基金への積立金の合計は1,117万3千円の 黒字であります。黒字であるのに値上げをすることは、到底、認められないと、討論で述べたとお りであります。 合併時の介護保険料の値上げ、年金の掛け金の値上げ、支給額の削減など、相次ぐ削減。また高 齢者祝金の削減など、相次ぐ負担増に市民生活は大変であり、値上げすべきではないと考え、本補 正予算に反対をするものです。 ○議長(相原豊君) ほかにありませんか。 森岡千代野さん。 ○11番議員(森岡千代野君) 私は、平成17年度9月国保補正予算の賛成討論をいたします。 議案第81号 平成17年度国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案につきまして、賛成す べき立場から討論をしたいと思います。 6月の定例議会におきましても、同じ立場で討論を行いましたが、国民健康保険を取り巻く状況 は一段と厳しく、本補正予算案は国保財政の健全性と維持をするために、9月に介護分の税率を改 正する中で、歳入においては7月1日付で本算定を行い、年税額を確定し、歳出においては医療費 の伸びに伴い、本年度の年間医療費を推計し、それぞれ予算との差額を補正したものでした。 6月定例議会で亀ケ川議員のほうからの繰越金うんぬんの、今もお話がありましたが、ある中で 税を引き上げる必要はないというご指摘もありましたが、 平成12年度末には7億4, 672万6千 円あった基金が毎年の取り崩しの中で、平成15年度には3億9,450万6千円という減少をし ている中で、災害や突発的な医療費等を想定するときに、今後さらに財政調整基金の積み立ては必 要な状況にあります。 これらのことを踏まえ、今後とも国保財政の効率性と安全性を守りつつ、高齢者の加入の多い国 保医療が被保険者に安心・安全にして受けられるよう、制度のますますの弾力的な、かつ適正な運 用を要望して、本案に対して賛成をしたいと思います。 以上です。 ○議長(相原豊君) 以上で討論を終結いたします。 これより、日程第8 議案第81号を採決いたします。 50 この採決は起立によって行います。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。 ( 起 立 多 数 ) 起立多数であります。 よって、議案第81号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第9 議案第82号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第9 議案第82号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第82号は委員長の報告のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第10 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会所 管分から日程第13 議案第85号 平成17年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計補正予 算(第1号)までの4案を一括議題といたします。 これら4案は審査を産業土木常任委員会に付託しておりますので、委員長から審査の経過と結果 について報告を求めます。 産業土木常任委員長、深澤米男君。 ○産業土木常任委員長(深澤米男君) 平成17年9月28日 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会産業土木常任委員会委員長 深澤米男 産業土木常任委員会委員長報告書 去る9月16日、本会議において当委員会に付託されました、議案第80号 平成17年度南ア ルプス市一般会計補正予算(第4号)中所管分、議案第83号 平成17年度南アルプス市下水道 事業特別会計補正予算(第2号) 、議案第84号 平成17年度南アルプス市温泉給湯事業特別会計 補正予算(第1号) 、議案第85号 平成17年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計補正予算 (第1号) 、以上、補正予算4案件について、9月22日に委員会を開き、慎重に審査した経過と結 果について報告いたします。 まず、議案第80号の質疑の主なものを申し上げます。 1 新山村振興事業のマーケティング調査の内容は、また白根から芦安にかけた中山間地域に、 来たことも見たことも聞いたこともない都会の人たちを対象に調査を行って、地域のプランに つながるか。との質疑に対し、今回の調査は都会の人たちが山間地など田舎に何を求め、また 何を期待しているか調査するものである。専門的な知識を持つ方の助言をいただきながら、効 51 果的な調査が行えるよう、内容についても十分検討し、今後の手がかりを知る材料としたい。 との答弁がありました。 1 白根から芦安にかけた中山間地域で農業振興を考えている団体とは、どういった団体がいつ ごろからあり、どのような会議を持っているのか。またこの地域の農業の状況は。との質疑に 対し、平成2年ころより「白根ふるさとピア構想」などの中で、観光農園や薬草園を行ってみ たいと考えている方々や地域の代表の方々が、今後の中山間地域の活用について、推進協議会 を開催し、検討していきたい。平成15年度には里山活性化事業を、また平成16年度から新 山村振興事業を取り入れることになり、 今後はそれらの内容を検討していくことになる。 また、 この地域では主にスモモやサクランボ等が栽培されている。との答弁がありました。 以上、質疑のあと討論はなく、全員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。 次に、議案第83号、議案第84号、議案第85号は質疑、討論はなく、全員異議なく原案のと おり可決するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、産業土木常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 これより、日程第11 議案第83号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第11 議案第83号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第83号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、日程第12 議案第84号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第12 議案第84号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第84号は委員長の報告のとおり可決されました。 52 次に、日程第13 議案第85号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第13 議案第85号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第85号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に日程第3、日程第4、日程第7、日程第10 議案第80号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第3、日程第4、日程第7、日程第10 議案第80号を採決いたします。 本案に対する各委員長の報告は可決であります。 お諮りいたします。 本案は各委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第80号は各委員長の報告のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第14 議案第95号 立木の取得についてから、日程第21 諮問第6号 人権擁護委員候補 者の推薦についてまでの8案を一括議題といたします。 市長から提出議案の説明を求めます。 石川市長。 ○市長(石川豊君) 本定例会に追加して提案する案件につきまして、ご説明申し上げます。 まず、議案第95号と議案第96号は、櫛形山県民の森の周辺整備事業に必要な立木の取得契約 について、議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分の範囲を定める条例第3条の規 定に基づいて、提案するものであります。 城山外一字恩賜県有財産保護財産区管理会からヒノキやスギ等、1万6,317本を3,803万 2,050円で取得し、中尾山外一字恩賜県有財産保護財産区管理会からヒノキ、アカマツ等、5, 788本を2,151万6,600円で取得する契約につきまして、それぞれ提案するものであり ます。 次に、議案第97号については、平成17年度の教育系のパソコン整備事業にかかわる機器購入 契約について、前議案と同様にお諮りするもので、9月22日に実施しました、指名競争入札の結 果、パソコン487台等を山梨リコー株式会社と6,058万5千円で購入契約を締結することに ついて提案するものであります。 53 続いて、諮問第2号から諮問第6号までの5件につきましては、人権擁護委員候補者の推薦につ いて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 南アルプス市の法定定数は、同法第4条の規定では10人でありますが、合併後の特例といたし まして、現在12人の定数であり、今般そのうち5人の任期満了者がいるため、諮問第2号で西野 の岡上錦氏を、諮問第3号で浅原の五味邦子さんを、諮問第4号で落合の深澤武美さんを、再任候 補として推薦したいため、議会の意見を求めるものであります。 また、諮問第5号で野牛島の惠星富子さん、諮問第6号で清水の志村直氏をそれぞれ新任候補者 として推薦したいため、議会の意見を求めるものであります。 以上で説明を終わります。 なお、詳細につきましては、担当部長に説明いたさせます。 何とぞ、よろしくご審議の上、ご議決いただきますよう、お願い申し上げます。 平成17年9月28日 南アルプス市長 石川 豊 ○議長(相原豊君) 以上で説明が終わりました。 次に、日程第14 議案第95号 立木の取得について、および日程第15 議案第96号 立 木の取得について、2案件の補足説明を求めます。 農林商工部長、武内栄君。 ○農林商工部長(武内栄君) それでは、補足説明を申し上げます。 追加議案の1ページをお願いいたします。 議案第95号 立木の取得について 櫛形山県民の森周辺整備事業のため、次のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条 第1項第8号の規定により、議会の議決を求める。 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 1 立木の所在地 南アルプス市中野字城山3121番地ほか 2 立木の規模 別紙のとおり 3 取 得 金 額 3,803万2,050円 (うち消費税181万1,050円) 4 取 得 先 城山外一字恩賜県有財産保護財産区管理会 会長 小松幸茂 5 契約の方法 随意契約 6 引渡し期限 平成17年10月3日 提案理由 櫛形山県民の森周辺整備事業のため、立木を取得したいので、議会の議決に付すべき契約および 財産の取得または処分の範囲を定める条例第3条の規定により、この案を提出するものである。 続いて5ページをお願いいたします。 議案第96号 立木の取得について 櫛形山県民の森周辺整備事業のため、次のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条 第1項第8号の規定により、議会の議決を求める。 54 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 1 立木の所在地 南アルプス市上市之瀬字中尾山1760番地ほか 2 立木の規模 別紙のとおり 3 取 得 金 額 2,151万6,600円 (うち消費税102万4,600円) 4 取 得 先 中尾山外一字恩賜県有財産保護財産区管理会 会長 小松幸茂 5 契約の方法 随意契約 6 引渡し期限 平成17年10月3日 提案理由 櫛形山県民の森周辺整備事業のため、立木を取得したいので、議会の議決に付すべき契約および 財産の取得または処分の範囲を定める条例第3条の規定により、この案を提出するものである。 以上であります。 ○議長(相原豊君) 以上で補足説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今、議題となっております議案第95号および議案第96号は、会議規則第35条第2項の 規定により、委員会への付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第95号および議案第96号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより、日程第14 議案第95号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、議案第95号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。 次に日程第15 議案第96号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 55 これより、議案第96号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第16 議案第97号 財産の取得についての補足説明を求めます。 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) それでは、議案第97号について補足説明を申し上げます。 9ページをお開きください。 まず議案を朗読します。 議案第97号 財産の取得について 地方自治法第96条第1項第8号の規定により、次のとおり議会の議決を求める。 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 1 取 得 物 件 教育系パソコン整備事業平成17年度機器購入 2 納 入 場 所 南アルプス市内 3 取 得 金 額 6,058万5千円 (うち消費税288万5千円) 4 契約の相手方 住 所 山梨県中巨摩郡田富町山の神流通団地東1番地 名 称 山梨リコー株式会社 代表者職氏名 取締役社長 5 契約の方法 指名競争 6 納 入 期 限 平成18年1月31日 玉浦廣明 提案理由 教育系パソコン整備事業に伴い、平成17年度分の機器を取得したいので、議会の議決に付すべ き契約および財産の取得または処分の範囲を定める条例第3条の規定により、この案を提出するも のである。 この教育系パソコン整備事業につきましては、去る9月22日に実施した15社による指名競争 入札の中で、山梨リコー株式会社が当該金額をもちまして落札をしたもので、2千万円を超える物 品取得でございますので、ご審議のほどをお願いするものであります。 なお、教育系パソコンの整備事業について、教育委員会より資料提出がされておりますので、併 せて説明をさせていただきます。 12ページをご覧いただきたいと思います。 教育系パソコン整備事業につきましては、文部科学省の整備指針に加え、学校格差の是正かつ教 職員1人1台パソコンを早期に実現できるよう、小中学校の一切の教育系パソコンを整備するもの であります。また、老朽化した現在のパソコンのリース終期に合わせ、年次計画に従い整備を図っ ていく計画となっております。 中ほどにございますように、整備スケジュールでございますが、平成17年度は八田・芦安・落 合・大明の4小学校と、八田・若草・芦安の3中学校、合わせて7校に487台のパソコン、それ 56 からプリンター、校内LAN機器関連ソフトを取得した内容でございます。 なお18年度は、その下にございますように、白根源・白根飯野・白根東・白根百田・若草南の 5小学校と櫛形中学校の6校を整備します。同じく19年度は若草・小笠原・櫛形北・櫛形西・豊 の5小学校と甲西中学校の6校を整備します。また、21年度の南湖小、それから白根巨摩中・白 根御勅使中の整備でありますが、 この3校につきましては、 昨年に更新をしたばかりでございます。 したがいまして、まだ新しい機種でございますので、21年の計画となっております。 以上であります。 ○議長(相原豊君) 以上で補足説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 亀ケ川正広君。 ○12番議員(亀ケ川正広君) この、議案第97号 財産取得について質問を行います。 指名競争入札で山梨リコーが落札をしたということですけれども、そして仮契約を行ったという ことですけれども、この入札の調書をお示しいただけないでしょうか。 どこを指名して、いくらでどこが入札を行って、山梨リコーが落札したかという。それがなけれ ば、いいも悪いも経済性がどのくらいなのかということも分からないし、そういう資料をお示しい ただきたいのですが。 ○議長(相原豊君) ちょっとお尋ねしますけれども、資料請求ですか、質問ですか。 ○12番議員(亀ケ川正広君) 口頭で言われても、なかなか覚えきれませんから、紙で入札の結果の提供をしてくださいという ことから言えば、資料提供をお願いということです。 ○議長(相原豊君) はい、資料請求ですね。 ただ今、亀ケ川正広議員から資料請求がございましたけれども、これに賛成の諸君の起立を求め ます。 ( 起 立 少 数 ) 起立少数。 資料請求は必要ないということに決定いたします。 それでは、今、議員の皆さんからは資料請求をするということに対しては少数だったんですけれ ども、では野中総務部長より答弁を求めます。 野中総務部長。 ○総務部長(野中茂男君) 資料の提出ということでございますが、今現在もっている状況について、報告させていただきま す。 今回の入札結果につきましては、先ほど契約のほうで申し上げました金額となっております。今 回の指名については15社を指名いたしました。15社の指名の中で1社が当日、辞退をいたしま して、残りの1社も当日、出席しなかったということですから、したがいまして13社が入札を行っ たところでございます。 57 その中で山梨リコー株式会社が消費税込みの6,058万5千円ということで、落札をしたわけ でございますけれども、一番高い入札をしたところは9,200万円ということですから、その最 低価格の1.6倍の数字が入札となっております。入札の幅につきましては、それぞれ大きく金額 には差がございます。そういう状況でございます。 また、この入札の結果の状況については、資料として提出いたします。 ○議長(相原豊君) 亀ケ川正広君。 ○12番議員(亀ケ川正広君) 2回目の質問ということで、15社を指名して13社で競争してということですけれども、予定 価格はいくらだったのでしょうか。 予定価格に対する、 この山梨リコーの落札率はいくらになるか。 そして、これは今、当日、提案されたものだからちょっとやりにくいのですが、この手のものは、 やはり判断をする上で入札の調書といいますか、報告書といいますか、を示すということはやっぱ り自主的に今後、行っていただきたいなということを強くお願いしておきます。 お願いということですね。 ○議長(相原豊君) 野中総務部長。 ○総務部長(野中茂男君) ただ今、予定価格のことについて質問されたわけですが、予定価格につきましては6,500万 円という予定価格ですから、落札金額の率で申し上げますと88.76%ということで、落札をし ております。これは、あくまでも消費税抜きの金額でございます。 以上です。 ○12番議員(亀ケ川正広君) 今後、出すようにしてくれますか。 ○議長(相原豊君) 野中総務部長。 ○総務部長(野中茂男君) それと、この予定価格と、それから先ほど最初の段階で説明をいたしました9,200万円のこ とですが、この物品等につきましては、事後公表ということですから、事前に予定価格を示してお りません。 したがって、入札の結果については、そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(相原豊君) よろしいですね。 ただ今は、資料を必要かどうかということで、お諮りをしたのですが、必要だとお答えになった 方が少なかったわけなんですけれども、執行部のほうから自主的に後ほど資料を配布いたします。 そういうことで、ご了解をお願いいたします。 ほかに質疑はありませんでしょうか。 櫻本広樹君。 ○1番議員(櫻本広樹君) 1番、櫻本です。 まず、この入札の中で機種の選定はされていたのですか。メーカーバラバラで金額で合わせて入 58 札をかけたのかという点が1点。それと、今までリースが主だったのが、なぜここで買い取りとい う方式になったのか、それが2点目。3番目としては整備計画の概要の中で、学校格差の是正とう たわれているのですが、最終的に平成21年にまだ3校残っているということで、こういったやり 方をしていくと、いずれパソコンの性能の格差は埋まらないのではないかと思うのですが、その点 いかがでしょうか。 また今回、予備パソコンということで6台、そして下の中学のほうでパソコンが予備ということ で5台、計11台ここに計上されているわけなんですが、その予備機の根拠というものは、どんな ものなのか。また、その予備が必要なのかどうかについても、お答えをください。 ○議長(相原豊君) 教育次長、大芝政則君。 ○教育次長(大芝政則君) ただ今の質問にお答えします。 平成15年度に合併いたしまして、南アルプス市の情報系のパソコンについては、整備されてい るのですが、教育系ネットワークシステムについては整備されていなかったということで、今回、 整備計画を昨年度つくりましたところ、非常に22校の学校間で格差があるということで、統一し た学校間の是正を図る必要があるということで、整備計画により今回、購入するわけですが、予備 パソコン6台と中学校の予備パソコン5台については、主に先生用のパソコンに充てるということ で、予備として計上いたしました。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 櫻本広樹君。 ○1番議員(櫻本広樹君) 1番、櫻本です。 私は4点ほど今、質問をしていますので、その4点について、お答え願えますか。 まず、今回の入札について、要するにメーカーバラバラで入札をしたのか。それとも、このリコー さんですから、リコーさんの商品で15社入札させたのかという点が1点。そして、2点目は今ま でリース方式だったのが、 なぜここにきて買い取りになったかという点が2点目。 そして3点目は、 学校の格差というものが、やはりまた5年経過してしまうと思うんですね。やはり、どこかで全体 を変えていかないと、リースの残を待っていたのでは、性能の格差は埋まらないという点。そして 最後、予備機については、今ご説明があったのですが、もしそういうふうに根拠が決まっているの であれば、予備なんていう書き方を指し示さないほうがいいのではないですか。先生用とか、そう いった形で書いておけば、いいのではないですか。 以上です。 ○議長(相原豊君) 暫時休憩いたします。 休憩に入っておりますけれども、再開は午後2時15分といたします。 休憩 午後 2時00分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再開 午後 2時15分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 59 大芝教育次長。 ○教育次長(大芝政則君) では、質問にお答えいたします。 機種選定におきましては、設計をATLという会社に委託しまして、機能選定はその機能に計算 能力とかスピードとか、内部容量を満たしている同等の機種であればいいということで指定してい ました。続きまして、リースと買い取りですけれども、整備計画によりますと、21年度までにリー スだと大体2億7,500万円ぐらいかかる。それから買い取りだと2億4,100万円ほど、3千 何百万円ほど買い取りのほうが財政負担がないということで、買い取ることにいたしました。それ から学校間の格差ですけれども、おのおの各町村、リース期間が違うため、リース期間の終了とと もに21年度までに整備していくということで、専門家にいわせると、このぐらいの年数ではそん なにパソコン自体の格差もないだろうということで、今回、決めました。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) ほかに質疑はあませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今、議題となっております議案第97号は、会議規則第35条第2項の規定により、委員会 への付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第97号は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより、日程第16 議案第97号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、議案第97号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。 次に日程第17 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦についてから、日程第21 諮問第 6号 人権擁護委員候補者の推薦について、5案件の補足説明を求めます。 市民部長、住吉一徳君。 ○市民部長(住吉一徳君) それでは、諮問第2号から第6号までの5案件について、補足説明をいたします。 お手元に配布してあります人権擁護委員名簿のうち、先ほど市長説明にありましたように、今回 5名の任期満了者がいるということで、今回、提案するものでございます。 再任候補者が3名、新任候補者が2名でございます。 60 それでは、朗読して説明に代えさせていただきます。 13ページをお願いしたいと思います。 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について 次の者を人権擁護委員の候補者として推薦したいので、議会の意見を求める。 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 住 所 南アルプス市西野54番地 氏 名 岡上錦 生年月日 昭和15年2月28日生 提案理由 人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を聞く必要があるので、この案を提出す るものである。 岡上さんにつきましては、3期目になるということでございます。 なお、略歴書が右のページにありますので、また後ほどご参考にしていただきたいと思います。 次に15ページをお願いします。 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦について 次の者を人権擁護委員の候補者として推薦したいので、議会の意見を求める。 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 住 所 南アルプス市浅原188番地1 氏 名 五味邦子 生年月日 昭和15年1月2日生 提案理由につきましては、先ほどの諮問第2号と同じですので、省略させていただきますが、五 味さんにつきましては2期目になるということでございます。 次に17ページをお願いいたします。 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦について 次の者を人権擁護委員の候補者として推薦したいので、議会の意見を求める。 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 住 所 南アルプス市落合1076番地 氏 名 深澤武美 生年月日 昭和14年9月23日生 提案理由も同じでございますので、省略させていただきますけれども、深澤さんにつきましては 2期目になるということでございます。 次に19ページをお願いします。 諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦について 次の者を人権擁護委員の候補者として推薦したいので、議会の意見を求める。 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 住 所 南アルプス市野牛島2451番地19 氏 名 惠星富子 61 生年月日 昭和18年5月9日生 やはり、提案理由については同じでございます。 惠星さんは新任ということでございます。 次の21ページをお願いします。 諮問第6号 人権擁護委員候補者の推薦について 次の者を人権擁護委員の候補者として推薦したいので、議会の意見を求める。 平成17年9月28日提出 南アルプス市長 石川 豊 住 所 南アルプス市清水316番地 氏 名 志村直 生年月日 昭和18年11月24日生 提案理由についても同じでございます。 志村さんも新任ということでございます。 以上で補足説明を終わらせていただきます。 ○議長(相原豊君) 以上で報告説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただ今、議題となっております、諮問第2号から諮問第6号は、会議規則第35条第2項の規定 により、委員会への付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、諮問第2号から諮問第6号までは、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより、日程第17 諮問第2号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、諮問第2号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり適任と認めることに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、諮問第2号は原案のとおり適任と認めることに決しました。 次に、日程第18 諮問第3号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 62 これより、諮問第3号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり適任と認めることに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、諮問第3号は原案のとおり適任と認めることに決しました。 次に、日程第19 諮問第4号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、諮問第4号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり適任と認めることに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、諮問第4号は原案のとおり適任と認めることに決しました。 次に、日程第20 諮問第5号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、諮問第5号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり適任と認めることに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、諮問第5号は原案のとおり適任と認めることに決しました。 次に、日程第21 諮問第6号の討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、諮問第6号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり適任と認めることに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、諮問第6号は原案のとおり適任と認めることに決しました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第22 南ア議第7号 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地域の高校を存 続することを要求する意見書の提出についてを議題といたします。 提出者の深澤永雄君から提出議案の説明を求めます。 63 15番、深澤永雄君。 ○15番議員(深澤永雄君) 15番、深澤永雄です。 平成17年9月28日 南ア議第7号 南アルプス市議会議長 相原 豊殿 提出者 南アルプス市議会議員 深 澤 永 雄 賛成者 南アルプス市議会議員 向 山 敏 宏 〃 〃 小池正夫 〃 〃 小笠原 孝 〃 〃 秋山武彦 〃 〃 志村裕子 〃 〃 石川 壽 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地域の高校を存続することを要求する意 見書の提出について 上記の議案を別紙のとおり会議規則第13条第2項の規定により提出します。 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地域の高校を存続することを要求する意 見書(案) 山梨県教育委員会は1997年より「高校整備新構想」に基づいて、 「高校改革」を進めてきまし た。県内を5ブロックに分け、各ブロックに総合高校を設置する計画を進め、これまでに7つの高 校を統廃合して、3つの総合学科高校を設置しました。 また、小学区・総合選抜制の普通高校を全県下一区の全日制単位制に改編することも進めてきま した。山梨県教育委員会は引き続き、峡西南・峡東の2地区への総合学科高校設置を目指し、峡西 南については、増穂商業高校と市川高校、峡南高校の3校を対象に改編案を示しています。増穂商 業高校は唯一の県立商業高校であり、実務を学びながら人間教育も進展させ、地域との交流を深め ています。市川高校は小学区の普通高校として、峡南高校は工業高校として、増穂商業高校ともど も3校は、いずれも小規模高校の特性を生かし、地元地域に深く根ざして、地域を支える有為な人 材を輩出してきました。 山梨県教育委員会の示す案が実施されれば、峡西南地域からは商業・工業を学べる専門学科がな くなり、 地域の力でつくり上げてきた、 西八代地域の普通高校もなくなってしまうことになります。 とりわけ市内からも多くの生徒が通い、 同窓生も多い増穂商業高校がなくなることは、 私たちにとっ て重大です。なぜなら、同じ峡西南の隣町からも高校がなくなることで、遠距離通学が増えるとと もに、地域の産業を支える力となってきた専門高校がなくなることで、私たちの地域の産業にも大 きな影響を与えるのではないかと懸念されるからです。 適正規模を理由に統廃合を進めることは、峡西南地域の未来の発展を無視したものです。地域の 高校教育を守り発展させる観点から、統廃合の必要は全くないと考えます。私たちは、地域に根ざ した伝統ある3校の存続を心から望みます。地域の中で地域の大人たちに見守られて、地域の子ど もたちが育っていく、その子どもたちが大人になって愛する地域を育てていく。だから学校は地域 の宝、地域のともし火なのです。 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地域の3校の存続を要求します。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。 64 平成17年9月28日 山梨県教育委員会委員長 内藤いづみ 殿 南アルプス市議会議長 相原 豊 以上であります。 ○議長(相原豊君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、南ア議第7号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、南ア議第7号は原案のとおり可決されました。 ただ今、可決されました南ア議第7号の意見書について、その条項・字句・その他の整理を要す るものは、その整理を議長に委任されたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、条項・字句・その他の整理は議長に委任することに決しました。 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。 お諮りいたします。 議事の都合により、9月29日、30日の2日間は本会議を休会したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、9月29日、30日の2日間は本会議を休会することに決定いたしました。 休会明け本会議は10月3日、午前10時から会議を開き、市政一般に対する質問を行います。 本日は、これにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。 散会 午後 2時35分 65 平 成 1 7 年 南 ア ル プ ス 市 議 会 第 3 回 定 例 会(9月) 1 0 月 3 日 66 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)(18日目) 平成17年10月3日 午 前 1 0 時 0 0 分 於 議 会 1.議事日程 1.諸報告 日程第 1 市政一般に対する質問 (代表質問) 1番 亀ケ川正広君(日本共産党南アルプス市議団) 〃 2番 清 水 勝 則 君(民声会) 〃 3番 向 山 敏 宏 君(南政クラブ) 〃 4番 秋 山 武 彦 君(アルプス21) 〃 5番 志 村 裕 子 君(公明党クラブ) 6番 穴 水 俊 一 君(日本共産党南アルプス市議団) 〃 7番 櫻 本 広 樹 君(南政クラブ) 〃 8番 金 丸 一 元 君(南政クラブ) 質問順位 (一般質問) 質問順位 67 議 場 2.出席議員は、次のとおりである。 (28名) 1番 櫻 本 広 樹 2番 金 丸 一 元 3番 野 田 修 作 4番 石 川 壽 5番 内 藤 政 勝 6番 清 水 7番 志 村 裕 子 8番 向 山 敏 宏 9番 住 吉 國 雄 10番 秋 山 武 彦 11番 森 岡 千代野 12番 亀ケ川 正 広 13番 名 取 常 雄 14番 齋 藤 秀 男 15番 深 澤 永 雄 16番 西 海 勝 男 17番 浅 野 伸 二 18番 久保田 松 幸 19番 飯 野 冨士雄 20番 小笠原 孝 21番 若 尾 敏 男 22番 齊 藤 哲 夫 23番 小 池 正 夫 24番 内 池 虎 雄 25番 深 澤 米 男 26番 相 原 豊 27番 清 水 勝 則 14番 齋 藤 秀 男 16番 西 海 勝 男 実 28番 穴 水 俊 一 3.欠 席 議 員( な し ) 4.会議録署名議員 8番 向 山 敏 宏 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(19名) 市 役 小 池 通 義 部 長 野 中 茂 男 部 長 住 吉 一 徳 長 石 川 豊 助 役 塩 澤 佳 文 総 務 長 保 坂 俊 朗 市 民 保健福祉部長 内 藤 希 香 農林商工部長 武 内 建 長 荻 野 忠 彦 企 長 中 込 龍 人 長 野 中 國 幹 政策秘書課長 穂 坂 二 朗 長 中 澤 都喜夫 財 長 名 取 教 育 委 員 長 伊 藤 尚 武 教 長 野 沢 達 也 教 大 芝 政 則 代表監査委員 米 山 公 雄 収 企 入 画 設 消 総 部 部 防 務 育 課 次 長 農業委員会長 名 取 保 6.職務のため議場に出席した者の職氏名(4名) 議会事務局長 名 執 俊 一 書 記 大 芝 書 記 石 原 康 雄 書 記 小 池 久 肇 68 業 局 政 課 育 栄 武 開会 午前10時00分 ○議長(相原豊君) おはようございます。 ただ今から、本日の会議を開きます。 これより、本日の日程に入ります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第1 市政一般に対する質問を議題といたします。 この際、申し上げます。 質問者は、申し合わせ事項を遵守され、質問の要旨を簡潔明瞭に述べられ、また執行部の答弁も 適切簡明にされ、議事進行にご協力いただくようお願いいたします。 通告者は15名であります。 各会派の発言順序は、今定例会は日本共産党南アルプス市議団からであります。 お手元に配布してあります、質問通告表の順序により進めてまいりますので、ご了承願います。 これより代表質問を行います。 最初に、日本共産党南アルプス市議団の代表質問を行います。 質問順位1番、亀ケ川正広君の発言を許します。 12番、亀ケ川正広君。 ○12番議員(亀ケ川正広君) おはようございます。 日本共産党南アルプス市議団を代表して、3点質問をいたします。 第1は、新庁舎建設計画の見直しと支所の存続についてです。 まず始めに、新庁舎建設計画についてです。100億円という新庁舎を建設し、建設後は支所を 廃止するという市長の考えの見直しを求めます。昨年6月議会で同様の質問を行った際の市長の答 弁は、新庁舎建設の方向性は平成15年2月の合併協議会新市名称小委員会と、同じく2月27日 の第16回合併協議会全体会で承認されているというものでありました。これらの会議は、合併住 民説明会や住民意向調査のあとで行われたものであり、住民には新庁舎建設の説明はされていませ ん。住民に配布された新市将来構想の概要版には、行政サービス体制の充実と表題しか記されてお りません。 昨年、日本共産党が実施した市政アンケートでは、回答された76%の方が現在の本所や旧町村 役場など、既存施設を活用するべきと回答され、新庁舎は必要なので建設はやむを得ないとの回答 を大きく上回りました。この市民の意向を踏まえ、新庁舎建設推進事業を白紙に戻されたい。 また、あくまで建設を推進するというのなら、住民投票か全住民対象の住民意向調査を実施する ことを求めます。市長の考えを伺います。 2つ目、支所の廃止計画について伺います。合併協定では支所機能の充実、すべての支所で行え るワンストップサービスを実施すると決めています。新庁舎建設後は支所を廃止するというのは合 併協定違反であり、地域の拠点である支所、旧役場は残ると信じていた市民への背信行為でありま す。支所の廃止計画の見直しを求めます。 大きな2つ目、老年齢者控除・定率減税の廃止に伴う対応について伺います。 2006年からの老年齢者控除、定率減税の廃止・縮小により、65歳以上の年金生活者への増 税は2005年度に比べて、いくらになるかを示してください。また、これにより非課税世帯が課 69 税世帯になる方は何人いるか。また、課税世帯になることにより、受けられなくなる高齢者福祉助 成制度の説明をしてください。 2.今回の増税により、国保税・介護保険料の値上げにも連動し、市民負担が雪だるま式に膨ら みます。市長として市民の暮らしと福祉を守る立場から、政府に増税計画見直しを求める意見 を上げないかを伺います。また、負担増の影響を受ける市民の暮らしと福祉、地域経済を守る 独自の負担軽減策や福祉の充実を求めるものであります。 3.老齢者控除・定率減税の廃止により、市民税の増収があります。これを財源として課税世帯 になることにより受けられなくなる、高齢者福祉助成制度が従来どおり受けられるように措置 をする。また、介護保険利用料の減額免除制度の実施などに使うべきではないでしょうか。市 長の考えを伺います。 大きな3つ目、乳幼児医療費助成の対象拡大について伺います。 南アルプス市では乳幼児医療費助成の対象が通院5歳未満、入院が未就学までであります。甲府 市と大月市は通院・入院ともに小学6年生まで拡大をしております。また、山梨市は通院・入院と もに未就学まで実施をしております。国民健康保険で市内医療機関にかかった場合は窓口無料です が、国保での市外医療機関や社会保険はいったん、医療機関に一部負担金、医療費を支払い、後に 申請をして払戻しを受ける償還払い方式であり不便です。 1.南アルプス市の乳幼児医療費助成の対象を通院・入院ともに小学6年生まで拡大するよう求 めます。 2.国民健康保険での市外医療機関や社会保険でも窓口無料にすることを求めます。 市長の考えを伺います。 以上3点に絞り、日本共産党市議団を代表しての質問といたします。 よろしくお願いします。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) それでは、亀ケ川議員さんのご質問にお答えをいたします。 私からは新庁舎建設計画の見直しと、支所の存続についてのご質問にお答えいたしまして、老齢 者控除定率減税の問題と乳幼児の医療費の問題につきましては、それぞれ担当部長から答弁いたさ せます。 市役所の本庁舎の建設につきましては、先ほど議員さんからもお話がございましたように、合併 に際しての協議事項であることから、これまでも申してまいりましたとおり、拙速な判断は下せな い、重要な問題であると考えております。 したがって、詳細な現況調査や問題点等の検討を進めた上で、客観的で論理的な結論を出してい くべきではないかと考えております。先の平成17年6月定例市議会においてもお答えをしており ますが、検討結果により、新たに庁舎を建設することとなると、財源として有利な合併特例債が活 用でききる期間内に建設を行う方法が、現段階としては最も適しているという姿勢で臨んでおりま す。また、総合計画にもそのような形で、10カ年計画の後半部に建設を盛り込んでおります。 現在の進捗状況でありますが、市庁舎のあり方に関する庁内検討委員会での検討と合わせ、客観 的なデータ収集のため、現状の把握と分析、課題や問題点の抽出、類似団体等の事例研究、規模や 機能の調査など専門的な見地が必要な部分につきまして、特に基礎調査を業務委託をいたしたとこ ろであります。委託期間は来年の2月末となっておりますので、この結果を受けましたならば、建 70 設審議会を設けまして、庁舎建設についての方針を定めてまいる所存であります。 なお、100億円の新庁舎建設費と、質問の冒頭で事業費について述べられておりますが、総事 業費については、必要とされる規模や機能等が明確になった上、シミュレーションをしていかなけ れば算出できない事柄であります。現在は不確定でありまして、建設事業について100億円の一 人歩きは、全く迷惑に感じております。ただ、現状のままでは効率的な行政運営は困難であること は、市民の皆さん方も承知しておられることと思われます。これから、この問題に際しましては、 財政状況が非常に厳しい状況下ですので、先ほども申し上げましたとおり、合併協定書にあります 市民参加による建設審議会でさまざまな角度から検討を重ねた上で、方針を導き出したいと考えて おります。 次に、支所の廃止の見直しについてでありますが、市では目下、行政改革を推進し、公の施設の 指定管理者制度への移行も含め、公共施設の適正配置に取り組んでおります。これは経費をいかに 削減し、無駄を省きながら、必要なところへは投資をして、住民サービスの維持と向上を目指して いくためであります。 昨年度、実施いたしました、まちづくり懇談会におきましても、私は芦安地区を除く5支所は、 甲西バイパスの開通により車で約10分以内の往来が可能であり、また今後、職員数を減らして人 件費削減に努めざるを得ない状況ですので、将来、芦安支所以外の支所は廃止しなければならない とお答えをいたしてまいりました。ただ、一方的に廃止するのではなく、住民の意向や交通弱者の 利便性を図り、さらに市庁舎建設問題とも関連してまいりますので、方針を定めた上で支所の廃止 を検討したいと、お答えをいたしております。 今年度の組織改革において、地域住民や地域審議会などのご意見を伺った上で、櫛形支所を廃止 いたしました。理由としては、櫛形地区は本庁と同じ建物内にあるので、本庁へ業務を移管しても、 窓口サービスの低下とはならないと考えたからであります。4月当初は職員もなれないこともあっ たようでありますが、半年経過した現在は市民からの苦情や不安等も聞かれず、うまく機能してお りまして、組織をスリム化して良かったというのが実感であります。 なお、支所を廃止することは、合併協定違反ではないかとのご指摘でありますが、地方自治体は 大きな変革期を迎えており、財政環境も一段と厳しくなっております。改革すべきことは素早く改 革し、 「入を計って出を制する」という財政運営の基本原則に基づきながら、望ましい方向に向かっ ていくのが、行政の役割だと思います。この問題につきましては、先ほど申し上げましたとおり、 新庁舎建設問題とも関連いたしておりますので、事前に行政の説明責任を果たし、さらに住民や地 域審議会の意向も十分配慮した中で実施してまいる考えであります。 いずれにいたしましても、地方自治の主人公は住民でありますので、住民の意向をでき得る限り 尊重した中で、説明責任を果たしながら、支所のあり方を検討してまいります。 以上です。 ○議長(相原豊君) 保健福祉部長、内藤希香君。 ○保健福祉部長(内藤希香君) それでは、亀ケ川議員さんの2点目の老齢者控除・定率減税の廃止への対応についてにお答えい たします。 ご質問の老齢者控除の廃止につきましては、平成16年度に改正されており、住民税では平成 18年度の課税分から適用になります。また、定率減税の引き下げにつきましては、平成17年度 の改正により、 平成18年度分の住民税から今までの減税分の2分の1に減額することが決定され、 71 また19年度にはすべてをなくすことが検討されているところであります。この老齢者控除の見直 しにつきましては、人的非課税制度として年齢で規定されていた控除ですが、社会保障制度を背景 として年齢にかかわらず、 能力に応じて公平に負担を分かち合う必要性が生じてきていることから、 廃止することとなりました。 また、定率減税制度につきましては、平成11年度税制改正で当時の著しく停滞した、経済活動 の回復に資する観点から、個人所得税の抜本的見直しまでの間、緊急的な特別措置として導入され たものですが、 現在の経済状況は構造改革の進展によって、 民間経済体質強化が実現されつつあり、 当時と比べて好転してきているものとして、段階的に廃止することとなっております。 ご質問の2つ目の改正により見込まれる、65歳以上の税額は対前年でどのくらいの税額になる かというご質問でございますが、老齢者控除が廃止されることによる税額は、単純に今年度申告書 で置き換えますと2,410万円が見込まれているところでございます。また、定率減税縮小によ る影響額は、市民税全体で1億1,650万円が見込まれるわけですが、そのうち65歳以上の方 に限定した場合には、579万5千円が見込まれているところでございます。 次に、非課税世帯が課税世帯になる方は何人かということですが、世帯構成や扶養家族の構成か ら、現在では正確なところが確認しきれませんが、想定してみますと現在市内に65歳以上の方が 1万3,819人いらっしゃいます。そのうち、納税申告が1,575人で減税措置により課税が なくなっている方が208人になっております。 よって、 この208人に影響することとなります。 国の試算数値の1人当たりの影響額4千円から4万1,700円を見ても、この208人のほとん どが課税者に転ずることと思われます。 次に、課税世帯に移行することによる、高齢者福祉助成制度の対象外についてですが、現在、高 齢者を対象といたします福祉サービスにつきましては、さまざまな制度がございます。基本的には 課税世帯になることにより、受けられなくなる高齢者福祉のサービスはございませんが、サービス の内容、利用料金において、現状の助成が受けられないものもございます。その1つに、介護保険 に認定されていない高齢者を対象とした、軽度生活援助サービスがございます。その利用料につき ましては、所得税の課税世帯は1時間当たり200円、非課税世帯、同じく1時間当たり100円 と定められております。このサービスにつきましては、もともと高齢者の1人世帯、および高齢者 のみの世帯を対象としておりますので、ほとんど非課税世帯であります。 参考までに、本年8月の利用状況を見ますと、27人中24人の方が所得税の非課税世帯であり ます。その24人の所得状況を見ますと、税制改正により課税世帯に移行される可能性のある世帯 は、5世帯ほどと思われます。 2つ目といたしまして、オムツ代助成支給事業がございます。この制度は在宅の寝たきり高齢者 にオムツ代を支給し、経済的負担の軽減と在宅生活の継続、向上を目的とした事業ですが、市民税 の課税世帯につきましては年間2万円、非課税世帯につきましては7万5千円、支給されておりま す。16年度の実績を見ますと、130人中23人が非課税世帯になっております。税制改正によ り、課税世帯に移行する可能性がある方は、2世帯ほどと思われます。 介護保険をはじめといたします高齢者を対象としたさまざまな制度がございますが、サービスを 利用される方には、応分の負担をしていただくことが基本となっております。今回の税制改正によ り、市の高齢者福祉サービスを利用されている一部の方には、少なからずご負担がかかるわけです が、今後さらに高齢者も増加が見込まれることから、また市財政も厳しい中で、新たな助成措置は 難しい状況にありますので、ご理解をいただきたいと思います。 次に、増税に対する市独自の負担軽減策と福祉の向上についてでございますが、現在、国の財政 72 は極めて厳しい状況にあり、そのような状況の中で税制改正ということが生まれてきたわけでござ いますが、危機的な財政状況にあるのは、地方財政も例外ではありません。特に、財政基盤の弱い 地方自治体は、火の車になりつつあります。さらに長引く不況、急速に進む少子高齢化、地方分権 等に対応する行政運営が求められております。地方を取り巻く財政状況は今後も厳しい状況が続く と思われる中で、増税に伴う市独自の負担軽減策は、現実問題として非常に難しい問題ですが、地 方財政の健全化を進める中で、事業を執行してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い いたします。 次に、介護保険料・利用料の減免制度の実施についてですが、平成12年度に発足いたしました 介護保険事業も、平成17年度が最終年度となります。平成16年度決算における給付状況を申し 上げますと、介護給付費総額は31億2,500万円で、月額平均2億6,041万円となってお ります。第2期介護保険事業計画の平成16年度の計画数値と比べますと、年額で3億3,200万 円、月額で平均2,766万円をオーバーする結果となりました。このような状況の中で本市にお いては、それぞれのルール分の負担割合では賄いきれず、山梨県介護保険財政安定化基金から5, 696万円、借り入れた経過もございます。また、第2期計画の最終年度となります本年度の給付 状況も計画値のオーバーが予想されます。 さて、ご質問の介護保険料・利用料の減免制度の実施についてですが、介護保険料の減免につき ましては、改めて申し上げますが、本市におきましては、第2期介護保険事業計画で3年間の事業 計画を推進し、これに基づいた標準段階保険料は2,900円と決定されております。また、この 金額は県平均の2,836円とほぼ同額であり、また全国平均の3,293円よりだいぶ低い金額 設定となっております。また、17年度保険料賦課状況を見ますと、標準段階保険料以下の第1、 第2階層のものが32%、4,453人となっております。保険料は年額957万9,490円と なります。保険料の段階につきましては、それぞれ国で定めた標準的な設定でありますが、第1段 階と第5段階では3倍の保険料の差がありますし、併せて今回の介護保険法の改正で第2段階はさ らに細分化し、低所得者に配慮した制度改正が行われますので、本市といたしましては、今後も今 回の介護保険法の改正で示されました国の標準的な設定で保険料を考えておりますので、ご理解を いただきたいと思います。 次に、介護保険料の減免制度についてですが、現在4種類の低所得者に対する利用料の減免制度 がございます。その第1は介護保険法施行時、すでに特養に入所していた者の利用負担の減免であ り、所得の状況に応じて利用者負担が法以前の負担額を上回らないようにする軽減であり、平成 17年度の対象者は59名となっております。第2は、障害者でホームヘルプ利用者が65歳にな り、介護保険サービスの対象となった場合の支援措置であります。所得税非課税世帯については、 利用者負担10%を3%とする7%軽減であり、 平成17年度の対象者は10名となっております。 第3は社会福祉法人等による利用者負担の減免であり、訪問介護・デイサービス・特養入所者で市 民税非課税世帯が対象となり利用者負担の2分の1を軽減しますが、17年度の対象は102名と なっております。なお、今回の法改正で軽減率が2分の1から4分の1になり、対象者の要件も国 が新たな基準を設けております。 第4は食費の標準負担額の軽減であります。 標準負担額の780円 から500円、300円とそれぞれ軽減され、17年度の対象者は186名となっております。現 在、以上の軽減対象者は357名で、要介護者2,104名のうち17%が減額対象となっており ます。今回の税制改正で所得金額が増加し、非課税の対象外となり、併せて軽減の対象とならない 人が20名くらい想定されるわけですが、介護保険制度創設以来さまざまな制度改正が行われる中 で、利用料の軽減の対象から漏れる方が相当いる中で、それぞれ被保険者の皆さまには、その都度、 73 ご理解をいただいてきておりますので、今回の法の改正に伴う救済措置につきましては、特に想定 はしておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。 次に、第3のご質問の乳幼児医療費助成の対象拡大について、お答えいたします。 南アルプス市は、市内医療機関で国民健康保険加入者のみ窓口無料化を行い、平成16年度より 月に700円の保護者負担を撤廃し、通院につきましては5歳未満児まで、入院につきましては未 就学児童までを対象に、乳児医療費の助成を行っています。山梨県乳幼児医療助成金対象年齢は、 通院が5歳未満児、入院が未就学児童で補助率は医療費の2分の1です。対象年齢の基準を南アル プス市が拡大することにより、拡大分は南アルプス市の単独事業となり、推定では未就学までの通 院を拡大した場合は約3千万円、小学校6年生まで拡大した場合は約6,200万円の負担増とな ります。南アルプス市は700円の保護者負担を徴収していないため、平成16年度実績で保護者 負担金額1,400万円と、徴収していないことによるペナルティーとして、乳幼児医療の補助金 が調整率の95%を掛けて算定されており、調整額は200万円で合計1,600万円を南アルプ ス市が負担をしています。その上、対象年齢を拡大することは、財政的に厳しく困難であります。 完全窓口無料化につきましては、南アルプス市は市内医療機関で国民健康保険加入者のみ窓口無 料化しています。県内では、南アルプス市を含めた8市町村が国民健康保険のみ窓口無料化を実施 しています。 全国的には完全窓口無料化の県もありますが、 いずれも県ぐるみで実施しているため、 実施上、問題はありません。南アルプス市単独で完全窓口無料化を実施した場合、医療機関から直 接請求があるため、法定給付である高額療養費額・各保険組合が定めている賦課給付額の調整が困 難であります。今年度、山梨県に対して、乳幼児医療費を県単独老人医療費と同じように扱ってく れるよう要望をしてまいりました。 以上のことから、乳幼児医療費の助成拡大に関しましては、すでに700円の保護者負担を廃止 していること、完全窓口無料化につきましては、南アルプス市単独実施が困難なため、山梨県に要 望していくということで、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(相原豊君) 以上で亀ケ川正広君の代表質問を終結いたします。 次に民声会の代表質問を行います。 質問順位2番、清水勝則君の発言を許します。 27番、清水勝則君。 ○27番議員(清水勝則君) 私は民声会を代表して、次の2つを質問いたします。 1つ目は、アスベスト石綿についてであります。 2つ目は市道若草1−1号線についてであります。 それでは質問に入らせていただきます。 今、アスベストについては全国的に大きな問題となっております。アスベストにかかわった多く の人たちの尊い命を失われたことに対しても、国の対応にも憤りを感じます。今になっても後遺症 で、 多くの人々が苦しんでいるともお聞きしております。 アスベストの特徴は肺ガンで10年以上、 中皮腫で30なし40年間も体内に潜伏して、発見したときには手遅れのようだとも聞いておりま す。他の病のように、早期発見が難しいようですが、定期的な健康診断を重ねて肺ガンなどをつか み、初期治療が大切だと専門家は指摘しています。そしてアスベストを一刻も早く、全面使用禁止 することが最大の解決策だと思います。現にアスベストにかかわった場所では、その答えが顕著に 表れています。 74 県も甲府市と合同で民間の建物調査をし、工場・ホテルで98棟に使用の疑いがあるとの調査報 告を出しました。調査結果からも、危険と隣り合わせの生活を余儀なくされていることを強く感じ ます。我々の年代では、百歩譲るとしても子どもや若い人たちにとっては他人事ではないと思われ ます。本市においても例外ではなく、市民あげての問題として取り上げ、その対策を周知してもら うことが、市民の安心・安全につながる最優先の策だと思われます。 そこで質問をいたします。 その大きく1つ目、アスベスト問題の本市の取り組みについて伺います。 ①本市内にアスベスト石綿を使用している公共の建物、民間の建物等の数はどのくらいですか。 その数と対応について伺います。 ②特に水道に使用している石綿については、合併前の平成12年度中に取り替えるようにと厚生 省より通知があり、当時の町村で対応したと思われますが、その経緯と未処理があるとしたらどの くらいかと、今後の対応を伺います。 ③9月1日の山日に石和中学校で石綿露出、甲府市でも使用調査の結果、公共の施設で確認、9月 定例議会提出の補正予算に飛散防止対策費を計上し、対応に乗り出しました。ほかにも数多い事例 が新聞に掲載されています。本市でも、すぐその対応を願いたいが考えを伺います。石綿は濡れる と飛散しにくいと聞いているが、このことについても伺います。 ④アスベスト対策に充てる予算については、最優先して組み立てる必要があると思うが、その考 え、その時期についても伺います。特に、アスベスト対策については、遅いということがなく、む しろ対応の姿勢にあると思われます。 明確なご答弁を願い、アスベスト問題を終わります。 大きい2番目、市道若草1−1号線について伺います。 ①3月議会で、このことの答弁で800万円の調査費を計上すると聞いたが、その後の進捗状況 を伺います。 ②この道路が下今井前市道若草344号線ボトルネック解消道路までの見通しが付くのは、いつ ごろになるか伺います。今まで何度か申し上げてきました、鏡中條・下今井の子どもにとっては、 悲願の通学路だからです。今から20数年前、小学校統廃合のときの約束で通学路の整備がありま したが、いまだにその約束は履行されておらず、小学3年生から小学6年生までは、遠い子は3. 8キロメートルの危険な道を通っているのが現状です。学校の位置は変わりませんので、安全な至 近の道路をつくることが、長い間の懸案だったいろいろの問題の解決策と思われますが、考えを伺 います。 ③市道若草344号線から北への白根に通じる地域内を通る道路については、地域の考えを入れ てよいと聞いていますが、市道若草344号線までの見通しがないと、北への考えも進みませんの で、今後の見通しと計画を伺います。 以上、大きく2つの質問をし、明確な答弁をお願いして私の代表質問を終わります。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 清水議員さんからは2つのご質問をいただいたわけでございますけれども、私のほうからは市道 若草線の問題につきましてのご答弁をいたしまして、アスベスト問題につきましては、担当部長の ほうから答弁いたさせます。 市道若草1級1号線につきましては、これまで国庫補助による地方道路整備臨時交付金事業とい 75 たしまして、新山梨環状道路以南の区間について、事業を進めてまいりましたが、本年7月、平成 16年度からの繰越明許費の工事を施工いたしまして、 これをもって事業を完了いたしております。 新山梨環状道路から北への新設道路の計画につきましては、本年3月定例議会におきまして、ご質 問をいただいておりますが、この路線は市の道路整備に関するプログラムにも位置付けがされてい る幹線道路でありますので、本年度当初予算に国庫補助事業として、採択を受けるための調査費 800万円を計上しております。 なお、この予算の執行につきましては、現在、調査業務委託の入札手続きを行っているところで もございますが、間もなく発注の運びとなります。特にあの地域は、農作物との関連もございまし て、現在になったところでございますので、ご理解をいただきたいというように思っております。 この道路計画につきまして、甲西地区から若草・櫛形・白根を結びまして、八田地区に通ずる南北 の幹線道路計画の中の一路線でもあります。 したがいまして、国・県に対し国庫補助事業として採択を受けるべく、要望・協議を重ねてまい りました。このたび、県が策定をいたしました地域再生計画の中に、国庫補助による整備路線とし て位置付けがされたところでありますので、今後、早期実施に向けまして地域との協議を進めてま いりたいと考えております。 なお、道路構造については、幹線規格として計画されることになりますが、特に歩行者に対する 安全・安心な歩道規格を取り入れることにより、当地区の長年の懸案でありました通学児童等歩行 者に対する交通安全対策や地域の利便性向上にも寄与できるものと考えております。また、先ほど 申し上げましたとおり、この路線は甲西地区から白根地区を結び、八田地区に至る南北の幹線道路 計画の中の一路線であります。現在、この全体計画の中で甲西地区におきましては西南湖若草線、 白根地区につきましては西野71号線と、それぞれ交付金事業による道路整備が進められておりま す。このたび、完了をいたしました若草1級1号線と新山梨環状道路から北への計画路線を含め、 それぞれ効率的かつ有機的な連結を図ることといたしております。 このため、今回の調査業務につきましては、新山梨環状道路から若草344号線までと、さらに それから北の区域についても、調査範囲に含めているところであります。今後、路線計画につきま しては、関係地域とも十分協議を踏まえながら、進めていきたいと考えておりますので、よろしく ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(相原豊君) 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) 清水勝則議員さんのアスベスト問題における、本市の取り組みについてのご質問にお答えをいた します。 まず1点目の、市内アスベストを使用している建物等の数と、その対応はとの質問でございます が、アスベストは耐熱性・耐磨耗性・絶縁性等の諸特性に優れているため、建築資材・電気製品・ 自動車部品等3千種を超える利用形態があるといわれております。特に、建築物内では壁・天井・ 床等、各種の建築材料として、また耐火材・吸音材・断熱材等として用いられておりますが、それ らの中の多くのものは、セメント材・プラスチック材等の原料の一部として固定されておりますの で、飛散の恐れはないと考えられております。飛散の恐れがあり、危険とされるものは露出した部 分での、吹き付けのアスベストとされておりますが、アスベストの吹き付けは昭和50年、労働安 全衛生法に基づき規制されたため、主として昭和30年代初頭から昭和50年代初頭までに建てら 76 れた建物を中心に使用されていると考えられております。アスベストは、その繊維が空気中に浮遊 した状態にあると危険であるとされていることから、露出して吹き付けアスベストが使用されてい る場合でも、板状に固めたスレートボードや天井裏、壁の内部にある吹き付けアスベストからは、 通常の状態では室内に繊維が飛散する恐れは低いとされております。アスベストが社会問題化した 6月末以降、本市におきましても、市有施設にかかる露出した吹き付けアスベストの使用、処理状 況について、早急に調査をいたしております。 調査については、まず使用の恐れが高い昭和55年以前に建設された89施設を対象に実施しま した。設計図書と現場の目視で確認し、使用の疑いがある場合は専門機関にサンプルを採取して調 査を依頼しました。サンプル調査したものは19施設ありましたが、すべての施設でアスベストは 使用されておりませんでした。 なお、消防本部車庫の天井でアスベストの使用が設計上、確認されましたが、すでに平成13年 度に飛散防止対策として囲い込みの処理が、すでに実施してあるため、飛散する恐れはないもので あります。また、8月24日には総務省より平成8年度以前に建設された公共施設について、直ち に調査するよう文書で依頼がありましたが、本市におきましては、現有するすべての施設について 調査をすることといたしたところでございます。昭和55年度以降に建設された、すべての公共施 設173施設について調査を完了し、アスベスト使用の有無が確認できない9施設については、分 析のためサンプル調査を現在、依頼しているところであります。 なお、市内の一般住宅等のアスベスト使用状況については、把握することが困難なため、健康相 談とアスベストにかかる市民の不安を解消するため、 7月19日、 建築住宅課に相談窓口を設置し、 その対応を実施しております。また、アスベストに関する情報を関係する総務・教育・保健福祉・ 建設等が共有することを目的に庁内連絡会議を設置し、市民の健康等の相談に対処しているところ であります。 次に3点目の、アスベストの使用が確認された場合は、早急に対策を講じられたいが、その考え と、またアスベストは濡れると飛散しにくいと聞いていることについて、お答えをします。 先ほど申し上げましたとおり、 アスベストが社会問題化した6月末以降、 本市におきましても9施 設にかかる露出した吹き付けアスベストの使用、処理状況について早急に調査をしました。市営住 宅・保育所ではアスベストの使用がされていないことが確認されておりますが、アスベスト使用の 有無が確認できない施設については、サンプル分析を依頼しておるところであり、分析結果により もしアスベストの使用が確認された場合は、早急に適切な対策を講じてまいりたいと考えておりま す。 また、アスベストは濡れると飛散しにくいということについてですが、議員さんの言われるとお り、湿潤化すると粉じんの飛散を防止することができるといわれております。アスベストを使用し た建物解体時や増改築時においては、7月から原則、湿潤化が義務付けられております 次に、4点目のアスベスト対策に関する予算については、最優先で組み入れる必要があると思う が、その考えと時期について、お答えをいたします。 議員さんの言われるとおり人命にかかわるこのような問題については、早め早めの対応が必要で あることは言うまでもありません。これまでの対応における設計業者による確認、サンプル分析に 関する費用につきましては、すでに予備費130万2千円を充用しておるところであります。今月 中旬にはサンプル分析が終了する見通しですので、今後、分析結果が判明したところでアスベスト 含有が確認されたときは、最優先で対応できるよう、予備費等を充当して早急に必要な対策を講じ てまいりたいと考えております。 77 ○議長(相原豊君) 企業局長、中込龍人君。 ○企業局長(中込龍人君) それでは、アスベスト問題における本市の取り組みについての、2点目のご質問についてお答え を申し上げます。 水道管に使用されておりますアスベストの取り替えの経緯、および今後の対応はということです が、本市のアスベストに含まれている石綿管は、平成16年度末で約57キロメートル布設されて おります。これは市内の布設管全体の約10%でございます。 厚生省より通達の石綿管更新を平成12年度中とのことですが、補助事業としての4分の1の補 助金助成が当初は平成12年度までとの通達でありました。しかし、全国の各事業体においても石 綿管更新には多額の費用が必要となるため、予算措置ができずに更新が進まず、その後5年間延長 され、平成17年度となりました。さらにまた5年間、延長される見通しであります。 石綿管に含まれますアスベストは地中埋設であり、現在、問題視されておりますように、空中の 飛散はいたしません。石綿管は強度的に耐震性に問題がありまして、その対策として石綿管更新事 業の重要性を認識しているわけでございます。 石綿管57キロメートルの更新事業費、 約17億円、 そのうち4分の3の企業局の負担で、約13億円の費用計上が必要となります。平成17年3月議 会でもご説明申し上げましたが、企業局単独事業で石綿管の更新をいたしましても、公共下水道の 布設時に再度の布設替えで二重の投資を余儀なくされ、また同じ狭い道路も何度も掘削し、その都 度、断水・仮設等で市民の皆さまにご迷惑もおかけします。企業局では、このような事態が起こら ないよう、下水道未設置区域では公共下水道事業との競合により工事費の削減を図り、また単独の 更新事業では国の補助金を活用し、投資効率の良い石綿管更新事業を推進していく予定でございま す。 ○議長(相原豊君) 清水勝則君。 ○27番議員(清水勝則君) 27番、清水です。 最初、逆のようですけれども、市長から答弁いただいた1−1号線について、お伺いします。 今、答弁を聞いておりまして、どのころというふうなことが、全然見えてこないのですが、おお よそといいますか、かなり決定的なものになりますけれども、ある程度これだけ調査をされてこら れた経緯の中で、ある程度どのころというようなものは、あったのかなかったのか、このへんをぜ ひお伺いしたいと思います。これが1点。 それから、この中で再三申し上げておりますけれども、ボトルネックから上へ、あそこから北に ついては、うちの場合は水害等を防ぎながら県道甲府・櫛形線へつないでいくと、こういう地域内 構想というのが実はあるのですが、これについてももう1回お願いしたいと思います。 それからアスベストの問題でございますけれども、先ほど部長の答弁を聞いていて、これ大丈夫 かなと思うのですが、白根のところで調査ができないというようなことを今、私の耳の聞き違いで あるか、そのへんを再確認をさせてもらいますが、白根の調査ができない、これはどういうことな のか。間違いであればいいのですが、まずこれをお願いします。 それから通して聞いておりまして、部長のお答えでいきますと、心配するようなものは、今の現 況ではないんだと、こういう理解でよろしいかどうかということです。このことが本当に市民の安 全・安心につながることだと思いますので、やはりこれは明確に答えていただいて、やっていただ 78 きたい。こんなようにも思います。まず、この2つについてお伺いします。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 事業の今後の取り組みですが、800万円の調査費を計上しておりまして、路線の調査を行いま す。調査を行って、そして行うことによって事業費というものを確定しますから、それに基づいて 国のほうへ補助金の申請をすると、こういうことになるわけです。 したがいまして、本年度下期に調査を行って、でき得れば来年度あたりに国庫補助の申請をした いとは考えておりますが、調査の進捗状況を見ますと、あるいは19年度あたりの申請になるかも しれません。今のところは定かではございませんが、できる限り早い機会に懸案事項でございます から、着工できるように取り組んでいきたいと、このように思っています。 次のボトルネックの問題でございますが、白根の71号線からまいりまして、そしてこの環状線 の道路につながるためには、やはり県道甲府・櫛形線を横切って行かなければならないという問題 があるわけです。それと同時に住宅の密集地というわけにはまいりませんから、先日も図面の上で 検討をいたしましたけれども、ある程度、あの部分については直線でいくということが可能である かどうかということは、なかなか困難ではないかという点もあるようであります。ただ、これから 調査に入るについて、地元の意見も十分踏まえる中で、どういう方向付けをするか、その部分につ いては併せて検討もしていきたいなというように思っています。 その次に、アスベストの問題ですが、ほとんど、先ほど部長から答弁いたしましたように、露出 しているようなものは、今のところはないというような報告を受けております。ただ、天井裏にそ ういうようなものがあるというような場合は、今、調査をいたしておりますから、出てきた場合に は、それに対する措置は当然しなければならないというように思っております。 したがいまして、現段階では公共施設については、直接、飛散するような状態に置かれているも のはないというように思っておりますが、ただ先ほど申し上げましたように、今、分析調査を業者 に委託している部分もございますから、それらの結果を見ないと、なんとも言えませんが、現段階 ではそんな状況であると。ただ2、3、天井裏にあるというものがありまして、それらにつきまし ては取ってしまうか、それとも裏へもう一度、保護をするような施設をするか、それらについても 検討をしていきたいと思いますが、当面は今のところ、直接影響するというようなものはないとい うような報告を受けております。 ただ、甲西の農業改善センター、あの舞台裏が若干そんなふうな状況であるというような報告を 受けまして、今それを調査いたしております。それ以外につきましては、ほとんど問題があるとい う点はないと伺っております。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 清水勝則君。 ○27番議員(清水勝則君) やはり逆になりますけれども、今、市長の言われます道路につきましては、これからいろいろな 検討を加えながら、地域ともよく相談していくと申しましたけれども、これについてもどのころ、 何をどうしていくかと、そういう具体的なものは現状はまだないと、こういうことですね。 それとあと1点は、この路線の決定をしていただきませんと、なかなか今、いろいろな世相、環 境の変化もございますので、そのへんを含めて、できるだけやっぱり地元のそういう身になってい 79 ただいて、 それぞれたくさんの仕事だと思いますけれども、 そのへんをぜひ一つお願いをしたいと、 このように思います。あとでご答弁をください。 それから最後になりますけれども、アスベストの問題でございますが、実は先ほど企業局長のほ うから58キロメートル残分があると、こう聞いておりますし、なかなか調査をしていきますと、 1年間に約300メートルで1億円ぐらいかかるんだと、こういうことですね。そうしますと、ざっ これを計算しても20年は向こうへいくということですね、 そういうことですね。 ですから先ほど、 私が申しましたように、本当に若い人はあれですが、我々の場合は百歩どころではなく、全部譲っ ても、とても今20年生きろといっても、これは無理ですよね。ですから、ここにこの姿勢がある ところですね。先ほど部長から130万円ですか、予備費を。ですから、その予備費というものが、 どのくらいあるのか。どのくらい、このアスベストに使っていけるのか、そういうことですね。 それと、あと1点は先ほどちょっと触れましたが、水道のこの問題、水道管にしましても、やは り耐震的な部分といいますと、いつくるか分からない風水害、あるいは地震等については、それな りの万全の状況をしておかなければいけないわけです。そんなことを含めて、とても今言う、今の 現況の予算では足りないとしたならば、これはできない相談かもしれませんが、一般的な財源から 投入することは不可能であるとは思いますけれども、そのへんやはり市民が納得のいく予算措置を 講ずることが必要だと思うのですが、そのへんについても含めてお願いいたします。 以上です。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 若草1号線の答弁をさせていただきますが、先ほど申し上げましたように、この道路につきまし ては、県が策定をいたしました、地域再生計画というものをつくりまして、その中を地域別にグルー プ別に分けて計画書を国へ出しています。それが認められれば、それが将来、補助対象になるとい うことで、今、国土交通省の補助金というのは、各町村ごとに1本1本の路線に対して補助金を付 けるというような方法は取っていません。県がある程度、全体計画をやるというようなことで、そ の中に位置付けをされて、初めて補助対象になると、こういうことでございますから、そうした再 生計画の中に入っているということでございますから、遠からずして補助対象になることは確実で あります。 ただ、いつその補助対象になるかと言われましても、競合があって、いくつか出てきた中で限ら れた予算の中でやるということになりますと、 優先順位はどうするかという問題が出てまいります。 だから、そんなことで今ここでどうだと言われましても、ちょっと返事はできませんが、でき得る 限り早くに補助金をもらえるようにしていきたいなと思っています。 路線の問題につきましては、十分、地元の意見も聞きながら、せっかくこれは南から北までの旧 6カ町村の連絡道路ですから、 認可が来て完成できるようにいたしたいというように思っています。 以上です。 ○議長(相原豊君) 企業局長、中込龍人君。 ○企業局長(中込龍人君) 清水議員さんのほうからは、 石綿管の更新事業をもっと進めるようにというご質問だと思います。 先ほども申し上げましたとおり、57キロメートルの更新する距離の石綿管が残っております。約 メーター3万円の経費がかかるといたしまして、5万7千メートルですから、約17億1千万円が 80 全費用としてはかかるということです。 これは国庫補助率が今4分の1ということですから、非常にそのへんが厳しいところでございま すけれども、なるべく単独事業費を充てずに、国庫補助をいただいて事業を進めていくという方針 でございますけれども、しかし今、石綿管につきましては、先ほど議員さんも言われたとおり、非 常にもろいという問題がございまして、やはりそれともう1つは、こういう地震災害について、や はりちょっと不安があるということだと思います。ですので、石綿管については弱いところについ ては、ある程度その路線について、そこを最優先にこの事業を充ててやってきております。大体、 1年間に1,500メートルぐらいのところについては、一番危険と思われるところについて選定 をして、事業を進めていっております。ですので、なるべく国のほうの補助も、こういった災害等 の予想がされるところでございますので、補助率でも上がってくると、非常にいいわけですけれど も、なるべくこれらについて、一番危険と思われるところについて、最優先に施工を進めてまいり たいと思っています。あと、それぞれ事故等が起これば、至急それらに対応して事業を実施してま いりたいと思っております。 ○議長(相原豊君) 以上で清水勝則君の代表質問を終結いたします。 ここで暫時休憩といたします。 10分間、休憩を取りまして再開は午前11時15分といたします。 休憩 午前11時03分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再開 午前11時15分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に南政クラブの代表質問を行います。 質問順位3番、向山敏宏君の発言を許します。 8番、向山敏宏君。 ○8番議員(向山敏宏君) 南政クラブを代表して、通告いたしましたとおり、自然環境について質問をいたします。 南政クラブでは、昨年12月議会において、浅野議員が住みたくなるまちづくりを実践して、人 口増加を推進する考えがあるかを質問いたしました。本年3月議会において、深澤永雄議員が住み たくなるまちづくりを条件として、上下水道・治水対策など水についてお伺いいたしました。私も、 住みたくなるまちづくりをテーマとして、自然環境について質問をいたします。 人々がどのような場所に住みたいかと問われたとき、自然環境に恵まれたところという答えが、 必ず上位を占めると思います。特に都会では、アスファルトジャングルとでもいうのでしょうか、 コンクリートとアスファルトに固められたところでは、自然環境の良い地方にあこがれるのは、当 然であろうと考えます。 南アルプス市は日本第2の高さを誇る北岳をはじめ、 櫛形山等、 美しい山々、 それに南には富士山、北には八ケ岳を眺めることができる位置にあり、総面積の73%を森林で占 める自然豊かな田園としてあるだけに、市の発展のために自然は大きな財産であり、これを守り育 てていくのが、ぜひ必要であると考えます。 そこで6項目について質問いたします。 まず最初に、森林が果たす役割について、お伺いいたします。 本年3月定例会において、南政クラブの野田議員からの雨鳴山山林公園の有効活用についての質 81 問に対し、市長は櫛形山県民の森をメインに、雨鳴山公園と桜池一帯、北は南甘利山山麓ふれあい の森等の一帯的な整備推進によって、観光振興を進めていきたい。それに健康の癒しの森計画を推 進し、森林セラピーの実施も検討していると、森林を果たす役割が大きいことを強調する答弁をさ れております。 また同議会の一般質問で、やはり南政クラブの石川議員から、地球温暖化について質問がありま した。現在の総務部長で当時、野中保健福祉部長は本年2月16日に京都議定書が発効され、我が 国では1990年レベルに比べ、温室効果ガスの排出量を6%削減しなければならない。そこで本 市では、太陽光エネルギーの利用や低公害車の導入等を実施し、新エネルギービジョンの策定も計 画していると答弁されています。温暖化防止は、人類が生存していく上で大変重要なことでありま すので、温室効果ガスの抑制はもちろん必要でありますが、同時に森林が果たす役割を知る必要が あると思います。本市の193平方キロメートルに及ぶ森林が温室効果ガスの削減に、どのくらい の役割を果たしているかをお伺いします。 次に、里山整備についてであります。 3月議会で野田議員がこの件について質問をしていますが、市長は観光振興の一環として、里山 地域の整備をしていくと答えられております。戦後、植林計画を振り返りますと、経済性のみ重視 し、ヒノキ・スギを中心に針葉樹に偏った森づくりを進めてきました。その結果、野生動物のすみ かを奪い、花粉アレルギー症の多発など引き起こしてきたと考えられております。 そこで、今後は里山には落葉樹の植林を積極的に進めていくべきだと考えます。観光面では、春 には新緑が山を飾り、秋には紅葉で埋め尽くし、西部の高台から東を見れば、甲府盆地が素晴らし い展望と、西を向けば美しい里山が見られることは必ずや観光振興につながると思います。経済面 でも現在、建築材の価格が低迷しているので、コナラなどキノコの原木に使えるもののほうが回転 も速く、経済性が高いのではないかと聞きます。また、山にエサのある環境をつくることによって、 このあと質問にもあります、サルの被害やイノシシ、シカなどの被害が減少される可能性が出てく るのではないでしょうか。 以上のように考えておりますが、里山の整備についてどのような計画をしておられるか、具体的 にご答弁をお願いします。 第3点目に、針葉樹と落葉樹の紅葉の違いについてであります。 世界自然遺産に指定された、青森県と秋田県にまたがる白神山地のブナの原生林が注目されてい ますが、落葉樹は根の張り方からしても、災害に強く保水力があるので、涵養林としても優れてい ると言われておりますが、いかがでしょうか。お伺いします。 第4点目として、野生動植物についてですが、今議会の市長説明にもありましたように、8月 20日と21日に第6回雷鳥会議山梨大会が、本市の芦安地区を会場に開催され、高山に住む雷鳥 が地球温暖化によって高地に追いやられ、またほかの野生動物の被害などで南アルプス、特に北岳 周辺の雷鳥が激減しているとのことで、自然環境の変化とともに動植物の生態系にも変化が出てき ていると思います。 先日、虫のクモが少なくなっているという話を聞きました。そう言われると、そうかなと思いま すし、ツバメの数が少ない、サワガニとかタニシ、それにカブトムシやクワガタムシなどが少なく なっていると思います。反対にサルやシカの数が増え、その被害対策に頭を痛めております。また、 貴重な植物でありますアツモリソウなどが、盗掘され減少していると聞きます。キタダケソウなど の高山植物は順調に生育しているのでしょうか。松くい虫の被害はますます地域を拡大しておりま す。そのほか、いろいろな動植物に変化が起きていると考えられますが、その現状・原因・対策に 82 ついて、お伺いいたします。 5点目として、環境教育についてであります。 人類が生存していく上で、自然環境を守り育てていくことの必要性は、誰もが認めるところであ りましょう。しかし、環境破壊は人間によって行われた部分も大きいことも事実であります。環境 問題は一人ひとりが関心を持ち、 実践していくことが必要であります。 特に幼児期は自然と親しみ、 自然の美しさに感動し、自然を大切にする心を育てる。また、大人にあっては子孫に負の遺産を残 さないように努力するという、学校教育・社会教育・家庭教育がなされていると思いますが、現在、 行われている教育内容と今後、必要と思われる事柄がありましたら、ご答弁ください。 最後に、山林および傾斜地の防災対策についてであります。 10年前、阪神淡路大震災のあと、特に近年は新潟・九州・関東等、各地で地震が多発しており ます。また、異常気象による局地的な集中豪雨や台風などで被害が多発しております。先の台風 14号でも、九州地方では予想を超える雨量を記録し、土砂崩れ・土石流・河川の氾濫などで、大 きな被害が発生しております。南アルプス市でも、対岸の火事だとばかり言っていられず、広大な 山林地帯を有しているだけに、場所によっては事前に調査研究し、それに基づいた防災対策を実施 する必要があると考えますが、現状と今後の対策について、お伺いいたします。 以上で、南アルプス市の自然環境について、私の代表質問といたします。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 向山議員さんからの自然環境問題についてのご質問にお答えをいたします。 ご指摘がございましたように、ここのところ我が国におきましては、台風による大きな災害が発 生いたしております。里山の崩壊・河川の氾濫などにより、思いもよらぬ大被害を各地で被ってお ります。こうした現象は世界各地でも起きておりまして、特にアメリカ合衆国ではハリケーンによ り多くの人命を失うと同時に、その復旧には3兆円を要するといわれております。また、北極の氷 が今世紀中には溶けてなくなるというような報道もされております。 こうした異常気象は、俗に言う地球温暖化現象によって、もたらされたものであるといわれてお ります。こうした現象は、私たち人間が生活をしております地球上において、自分たちの利便を求 めていくために、知らず知らずの間に地球の自然環境をむさぼり、破壊をしてきた報いではないか と感じざるを得ません。 向山議員さんのご質問は、そうした大きな課題をよく考えろと、ご示唆をいただいたものと深く 受け止めております。 我が南アルプス市は天恵の大自然に恵まれておりますが、 世情を見るにつけ、 環境汚染により失われたものも多く見かけます。人間生活にとって、自然の恵みは大きなものがあ ります。総合計画基本構想のキャッチフレーズでもあります、 「人と自然が響き合う新文化都市」の 実現のために、市行政といたしましても、自然環境を守ることが私たちの生活にとっていかに大事 であるかを市民の皆さんと語り合い、市民ともども自然環境保全のために汗を流すよう、今後、積 極的に諸施策の展開を図ってまいる考えであります。特に、市民の皆さまの日常生活の中で、地球 温暖化防止のために、どのように配慮したらよいかという点については、機会あるごとに伝達をし ていかなければならないと思います。どうか、議員の皆さま方にも、なにぶんにもご協力を賜りま すよう、心からお願いを申し上げます。 ご質問の各項目につきましては、それぞれ担当部長からご答弁いたします。 よろしくお願いいたします。 83 ○議長(相原豊君) 農林商工部長、武内栄君。 ○農林商工部長(武内栄君) それでは、向山議員さんのご質問について、順を追って説明をさせていただきます。 1番目の本市の森林193平方キロメートル、温室効果ガスがどのくらい削減できるのかとのご 質問でございますが、最近、地球温暖化防止に向けて二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排 出削減が重要な課題となっており、その二酸化炭素を吸収することができる森林の機能が注目され ています。 例えば、自家用車1台が排出する二酸化炭素の量と、スギ160本が吸収する量が同じだといわ れております。こうした中、県では山梨県森林吸収源対策推進プランを策定し、山梨県の2010年 時点での二酸化炭素吸収量の目標を86万4千トンとしました。現在、公表されています現況は、 目標数値の76%に相当する65万6千トンのCO2が吸収されています。本市の森林に対する二 酸化炭素吸収量は分かりませんが、総面積264平方キロメートルのうち、193平方キロメート ルが森林であります。この豊かな森林を健全な状態に維持するため、本市では森林所有者・森林組 合に対して、森林整備地域活動支援交付金の交付や利用間伐促進事業などの取り組みを推進してお ります。こうした取り組みを通じ、森林の整備に努めてまいります。 2番目に、里山を充実して観光や野生動物保護等につなげる考えはの質問にお答えいたします。 現在、進めております里山整備計画ですが、まず始めに櫛形山県民の森周辺整備事業計画は、子 どもたちの継続的な体験学習を通じた森林体験学習推進、市民と都市住民の森林林業体験を通じた 交流推進を図る場として、櫛形山県民の森周辺の積極的な利活用を促進していくため、櫛形山周辺 の緑豊かな自然環境を保全するとともに、 事業計画地の1つに 「やすらぎ清流水生昆虫ゾーン」 、 2つ に「ヒノキの巨木学習ゾーン」 、3つに「命をはぐくむ水源の森歴史ゾーン」の区域に分け、林内に 遊歩道・野鳥観察施設・林間活動空間・間伐等であります。駐車場案内板などを整備し、市民が利 用しやすい森林を推進します。また、当該事業を補完するため、今後はこの事業のほかに広葉樹の 植栽、ワラビなどの山菜の自家栽培、カブトムシなどの昆虫が成育できるような環境づくりを検討 してまいりたいと考えております。 次に、健康と癒しの森推進モデル事業計画は、森林に対する市民の期待が多様化・高度化する中 で、健康づくりの場として森林空間の利用が高まってきております。このため身近な里山林等を活 用した健康づくりのため、体制整備を検討し、森と人との共生林における多様な利用活動の推進を 考えております。このたび、松くい虫による被害や林業経営者の高齢化に伴う手入れ不足により、 荒廃した白根源2区、飯丘、源の里山地域の再生について、森林セラピーへの利用、薬用植物の栽 培など、林地を活用した健康づくりについて、医療機関・研究機関・森林組合・料理研究科・観光 協会・地域等の関係者で組織する研究会を設置し、その可能性を検討することとしています。 3番目の針葉樹と落葉樹では、山林環境や水の涵養等で違いがあるのかの質問にお答えいたしま す。 白神山地は面積、約13万ヘクタールのうちの1万7千ヘクタールが、平成5年に世界遺産に登 録されたもので、区域には世界最大級のブナ林がほぼ原生のままの姿で残されております。ブナの ような落葉樹は原生的な自然環境を構成し、動植物の育成・生息に適した環境をつくります。また、 多種多様な植物の共存は地下に複雑に根を張る働きを促進するため、 落葉で堆積した腐葉土を支え、 保水力を高め、洪水や渇水、また土砂流出などを防止するといわれております。しかし、落葉樹は 針葉樹に比べ生育速度が非常に遅く、耐久性が低いことなどから、木材としての生産性が低いとい 84 われております。 その一方で、針葉樹は落葉樹に比べ生育が早く、木材としての利用度が高く、豊かな森林資源と なっております。また、針葉樹が放つ芳香成分は殺菌効果があり、森林浴での効果が高いといわれ ております。特に、地球温暖化防止のための対策として、森林機能の見直しが求められております が、広葉樹に比べ針葉樹のほうが炭素吸収量が大きいという結果が出ております。 戦後の大規模な造林事業により、スギ・ヒノキの針葉樹の植林事業が推進され、森林面積におい て針葉樹を中心とした人工林が大きな割合を占めておりますが、樹林内における適切な間伐、伐採 により、低木や下草植生の発生を促進させることにより、表土流出の防止、涵養機能を高めること ができます。現在、森林組合などが中心となり、健全な森林整備を促進するため、定期的な間伐を 行っており、またかつての針葉樹林を復層林施業で針葉樹と落葉樹の混合林に改めるなど、森林機 能の向上に努めております。森林は長い年月をかけ、豊かな土壌をはぐくみ、その土壌を通して降っ た雨水を地下に浸透させ、水を蓄える働きや木が根を張ることによる崩落や土砂流出の防止など、 水源確保・災害防止に大きな役割を担っております。森林の適切な管理・整備は大変必要なことで あります。今後に向かっても、関係機関等にも指導をいただきながら、研究してまいりたいと思い ます。 次に4番目の野生動植物の生態はの質問にお答えいたします。 先般、開催された雷鳥会議山梨大会では、北岳周辺における雷鳥の生息数の激減が報告されまし た。現在、山梨県では南アルプス高山帯生態系撹乱要因調査を実施しているところでございます。 これらの調査報告が待たれるところでございますが、本調査におきましては、本市でも協力してい るところであり、調査結果も注視し、雷鳥保護に向けた対策および登山者への啓発などに努めてま いりたいと考えております。 また、キタダケソウにつきましては、山梨県が近年の登山ブームによる登山者の踏み付けや、山 野草ブームからの盗掘を防ぐため、1985年、山梨県高山植物保護条例を制定し、また環境省で は種の保存法により、キタダケソウの生息地38.5ヘクタールを生息地保護区に指定し、毎年6月 1日から11月10日までの間、登山者の立入りを禁止しております。また、県自然監視員・希少 高山植物監視員・山小屋関係者・山岳レンジャーなどによる定期的な巡視活動により、その保護に 努めております。さらに今年度、環境省で啓発パンフレットを作成し、市内の関係施設等へ配布し、 その保護への理解を深く求めております。 アツモリソウについても同様に、種の保存法指定種、県高山植物保護条例該当種であり、櫛形山 を含めた生息地における定期的なパトロールを実施しているところであります。 松くい虫の防除につきましては、今年度も松くい虫被害対策事業を年に4回実施しており、該当 木につきましては、伐採処理を実施しております。今後も被害拡大について、防除に努めてまいり ます。 今般、山梨県では絶滅の恐れのある野生生物を取りまとめた、山梨県レッドデータブックが刊行 されました。かつては身近な存在であったメダカやトノサマガエルまでもが、環境の変化により近 い将来、 絶滅してしまう恐れがあるとされ、 日本の生態系は衰弱しつつあるともいわれております。 一方、市内の一部では集落内の水路にザリガニやサワガニがいる、また豊年エビを見たといった声 もあります。これは減農薬や下水道の普及などの影響もあると思います。高山地帯に生息する野生 生物については、目撃情報の収集等により生息分布状況などの把握に努めてまいります。農作物の 鳥獣被害につきましては、 年々広い範囲に広がっており、 関係者とも協議しながら最良の方法を探っ てまいります。 85 次に5番目の自然環境について、どのような教育がなされているかの質問にお答えいたします。 自然環境の保護・保全を図るためには将来の社会の担い手である子どもたちに、 人間の生活にとっ て自然がいかに大切なものであるかを教えていくことが、極めて貴重な取り組みであります。その ため、これまでも小学校においては、森を守るための間伐の意味や効果について学ぶ体験学習や、 学校林の下草刈りなどの保全作業を通じて、森林が持つ環境効果や土砂災害防止機能の学習などに 取り組んでおります。 またボランティアセンターにおいては、自然とは何だろうをテーマに学び、どんぐり学校を夏休 みに開校しており、多くの児童が参加しております。さらに青年会議所が取り組んでいる小学生の 植林育成を対象にクヌギを中心とした植林活動や、みどりの少年少女隊が行う緑化研修や白鳥のエ サ集め、野鳥の巣箱の設置などの森林活動を支援しております。今後におきましても、こうした子 どもたちの活動を一層充実するため、櫛形山県民の森整備事業を実施し、将来にわたっての貴重な 資源であります自然環境が、幅広い市民参加のもとで保全されるよう努めてまいります。 6番目の山林防災対策でありますが、最近の台風などの大雨被害のニュースには必ずといってい いほど、がけ崩れ等による住宅や人身への被害が報道されております。本市においては、幸いその ような事態には至っておりませんが、西を向いて山を見ると、山肌が露出しているところが目につ きます。市内にも急傾斜地崩壊危険地域の指定がされ対策工事がされたところなどもあり、台風の 際には降り始め、または通過後などに林道等をパトロールしております。また通常業務の中で、現 場への行き帰りなども気を付けるようにしております。基本的には、県の峡中林務環境部と協力体 制を取りながら実施しております。林務環境部には、本市の芦安地区を管轄する南アルプス林道課 および、それ以外を管轄する治山林道課があります。この両課と協力し、またご指導をいただきな がら、各地域から支所を通じて申請があがってきた個所等を、毎年6月に山地災害パトロールを実 施して、治山防止に努めております。また、治山防災につながる林道維持事業、林道整備事業も随 時行っております。 さらに、夜叉神峠から奥の野呂川地区治山事業は、国直轄で野呂川治山事業所で実施していただ いております。広い地域であり、特に山は分かりずらい面もありますので、地域の方々にもそれと なく気を付けていただき、何か気付かれたときには、すぐ市役所までご連絡をいただきたいと思っ ております。 以上であります。 ○議長(相原豊君) 向山敏宏君。 ○8番議員(向山敏宏君) ご答弁を通じて、自然環境を守り育てることの大切さ、市長はじめ行政当局が考えて実行してお られると、大変、心強く思っているところでございます。その上で、何点かについて再質問をいた したいと思います。 まず第1の温室効果ガスの削減について、いろいろな取り組みをしていることには、大変喜ばし いことですが、その中でスギ160本が自家用車1台分のCO2を吸収するとのことですが、市の 193平方キロメートル森林で、どのくらいの働きをしているか、おおよその計算はできると思い ます。南アルプス市の森林だと、このくらいの空気清浄効果がありますよと、市内外に知らしめる ことが森林に対する評価が上がることになり、また自然環境により一層の理解と関心が高まるので はないかと考えますが、いかがでしょうか。 次に、里山の件ですが、お答えの県民の森周辺の整備、また健康と癒しの森計画は大変良い事業 86 であると思います。それに加えて、市の西部の松くい虫被害のあとへ、秋は赤く紅葉する樹木を、 また春には赤く芽を吹くものがあると思いますので、春も秋も大きな話題になるような里山づくり をすることが、南アルプス市の観光につながると考えますが、いかがでしょうか。 3点目の針葉樹と落葉樹の比較については、一長一短があることがよく分かりました。針葉樹林 について、間伐などによって森林の機能を高めることができることですが、最近は民有林など間伐 ができず、雪折れなどで山肌が露出している個所も見られます。針葉樹が健全に育つために、混用 林の面積を拡大していく必要があると思いますが、この点についてもいかがでしょうか。 次に、野生動物についてですが、雷鳥保護については十分、手を尽くしていただきたいと思いま す。キタダケソウやアツモリソウなど、貴重な高山植物については、保護条例のもと監視員さんや 山の関係者が守ってくれるとのことですが、盗掘などに対する罰則があるのでしょうか。あるとす れば、具体的に教えていただきたいと思います。それに、県が発行しているという絶滅の恐れのあ る野生生物のレッドデータブックは、どこでこれを見ることができるのでしょうか。お伺いいたし ます。 5番目の、自然環境教育については、いろいろな取り組みをしておられることに対して、高く評 価をしたいと思います。その中で、小学校が間伐や下草刈りなどの体験学習を行っているとのこと ですが、そのような方法、どのような方法で何校が取り組んでいるか、お伺いしたいと思います。 最後に、山林の防災対策ですが、努力して取り組んでおられるということで、心強く思っている わけですが、これは人命にもかかわる場合があるわけで、重要なことであります。そこで、ご答弁 の中で地域の人々にも気付いたことがあったら、市役所に通報するようにとのことですが、異変と いってもどのような状況をいうのか、ちょっと皆さん方に分かっていないと思いますが、このこと についてもマニュアルづくりは必要がないのか。また山地での雨量を知る方法は整っているので しょうか。その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(相原豊君) 農林商工部長、武内栄君。 ○農林商工部長(武内栄君) それでは、最初の193平方キロメートルの森林での働きということでございますが、実はこの 二酸化炭素の量を換算するにつきまして、本を読めば読むだけ難しくなりまして、針葉樹と広葉樹 との差、あるいは人口造林と天然林との差、またその他のものと、いろいろなことがございまして、 簡単に市の部分を、市職員のレベルで換算するというのは、非常に大変なことであろうかというふ うに思いますが、先ほども答弁の中で申し上げましたように、スギ160本が自家用車、約1台分 のCO2をということでございますが、調べたところスギ160本は、おおむね0.2ヘクタール だそうでございます。ですから、このへんのもので推測をするしかないのかなというふうなことで ございますが、この場合のCO2につきましては、1台を2,300キロメートルという換算でし てあるようでございます。 次に、里山の件でございますが、この伊奈ケ湖周辺につきましては、前も青年会議所ですか、先 ほどの答弁にもありましたように、このときもクヌギ等を植樹しております。また、緑資源公団に よる樹種転換の中でも混植を今していただいているところでございます。ただ、松くい虫の伐採を したところの跡地等もというふうにことでございますが、これらはある程度、面的なものが出てき た場合においては考えられておりますが、今のところは飛び飛びの1本というふうなことで、これ からまたその先に至っては森林組合等とも相談をしながら、でき得ればそういうことも考えていき たいというふうにも思っております。 87 次の3点目でございますが、2点目と3点目をほぼ混植というふうな形の中で、色付くものとい うふうな解釈の中で同じ答えにさせていただきたいと思います。 4点目ですが、罰則規定はあるかということでございます。これにつきましては、山梨県高山植 物の保護に関する条例というものがありまして、 この中の16条に3カ月以下の懲役、 または30万 円以下の罰金に処すと。 内容にあっては、 何人も規定に反して採取された特定高山植物を譲り渡し、 またもしくは譲り受け、または引き渡し、もしくはその引き渡しを受けてはならない。盗掘の部分 も、もっと前にあるわけですが、こういうことで罰則は規定されております。 それから、レッドデータブックにつきましては、こういう本でございますが、この本は今、市の ほうに1冊、あとは図書館しかないそうです。ですから、必要なものがありましたら、来ていただ いて見ていただくか、図書館のほうで見ていただくしかできない状況のようであります。 5番目の自然環境教育についてということでございますが、芦安の小中学校が行っております。 若草小学校においても前年度に行っております。また、そのほかの学校におきましては、先ほどの 答弁の中にもございましたけれども、みどりの少年少女隊等の活動の中で、植樹祭の参加というふ うなところにも参加していただいております。この間伐とか、そういうところまでをやっていると ころは、芦安と若草だけでございます。 それから、防災対策についてということで、この気付いた異変ということでございますが、この がけ崩れ等につきましては、過去からだいぶ長いこと研究がされているようでございますが、いま だに崩壊の発生位置を確実に予知することは、不可能に近いとされていると聞いております。異常 現象としては、斜面の膨らみや亀裂、また湧水の濁り、それから斜面の小石等の落下、これらは崩 壊の発生前に起こり得る可能性があると、こういうふうなことに気を付けてほしいというふうなこ とは、盛んに言われております。また、あと異常な音、こういうふうなところが地震予知の防災に つきましても、そういうふうなところでも、いろいろなところで今言ったようなことがパンフレッ ト等で示されているところでございます。 雨量計につきましては、市の雨量計が北岳山荘と芦安支所、支所につきましては、そのほかの支 所にもありますが、山側については芦安支所、それから県の関係で伊奈ケ湖、小笠原橋、それから 夜叉神峠にございます。なお、もう1つ増穂町になろうかと思います、確か八町山あたりにも雨量 計があったような記憶があります。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 向山敏宏君。 ○8番議員(向山敏宏君) ありがとうございました。 総面積の73%占める森林を持っている市でございます。ぜひとも環境整備と観光の振興に努め ていただきたいと、こんなことをお願いして、私の質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 以上で向山敏弘君の代表質問を終結いたします。 ここで昼食のため、暫時休憩といたします。 再開は午後1時30分といたします。 休憩 午前11時59分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 88 再開 午後 1時28分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次にアルプス21の代表質問を行います。 質問順位4番、秋山武彦君の発言を許します。 10番、秋山武彦君。 ○10番議員(秋山武彦君) 私はアルプス21を代表し、先に通告いたしました、大きく4点について質問させていただきま す。 石川市長におかれましては、日夜、市政発展のためにご尽力いただき、深く敬意と感謝の意を表 すものであります。 まず最初に、今後の福祉・保健施策についてであります。 少子高齢化の進展による人口減少社会の到来、過日の新聞によると、今年1月から6月に生まれ た人の数は亡くなった人を下回り、約3万人減少し、当初予測の2007年より早まりそうとの記 事があり、また核家族化や女性の社会進出等による社会構造により、年金・医療・介護等、さまざ まな分野で課題が生じてきております。南アルプス市の住民ニーズも質的変化とともに、ますます 増大し、福祉や保健部門においても、地方自治体の役割は刻々と変化せざるを得ない状況にありま す。そこで以下、5点についてお伺いいたします。 まず1点目は、国が策定した「健やか親子21」 、これは母子保健事業であります。また2002年 の健康増進法制定により、 市町村の保健健康づくり施策も、 これにより変化していると考えますが、 どのように変わってきたのか。 2点目は2006年4月から執行される介護保険制度改革において、予防重視型システムへの転 換がうたわれており、地域包括支援センターを中心にして、介護認定の軽度者を対象とする、新た な予防給付制度が創設されます。また、介護予防事業で要支援者と介護1の高齢者を対象とした、 効果的な介護予防事業を介護保険制度に位置付けるものであり、こうした地域支援事業の重点化が 促進されることになりますが、どのように対処されるのか。 3点目は、先の衆議院解散により廃案になりましたが、選挙も終わり、いずれ復活してくるもの と思う、障害者自立支援法であります。これが制定されますと、障害者・身体・知的・精神の自立 支援と地域生活支援事業が増大することになると思いますが、考えをお聞かせください。 4点目は、次世代支援育成対策推進法に基づく新々エンゼルプラン、これは従来の保育関係中心 から、企業や教育への取り組みも含め、総合的なものにし、国全体で推進するというものでありま して、 この策定による子育て支援や深刻な児童虐待への適切な対応が求められていることについて、 どのように進めていかれるのか、考えをお聞かせください。 5点目は、このほど策定されました南アルプス市健康増進計画、健康かがやきプランと南アルプ ス市地域福祉計画、共に生き支え合う地域づくりについてでありますが、この2つの計画は社会情 勢の変化や法の改正整備を踏まえ、また住民の意見も数多く取り入れた斬新な計画となっておりま す。子どもから高齢者まで、障害のある人もない人も、南アルプス市民誰もが健康で生き生きと暮 らし、 そして共に支え合って生きていける社会を構築していくことが、 理念として提唱されており、 大変素晴らしいことだと思います。しかしながら、この2つの計画を推進していく、それぞれの課 についてでありますが、現在、介護福祉課は本庁舎地下1階、保健福祉部のうち福祉課と子育て支 援課は庁舎1階、健康増進課は櫛形健康センターに置かれております。今後の事業量の増大と、よ 89 り連携の取れた効率的な運営、また住民サービスを考えますと、行政の健康部門と福祉部門、さら には地域福祉の担い手である社会福祉協議会等も一体化し、保健・健康づくりはもちろんのこと、 高齢者の介護予防や障害者・児童等の自立支援、また父母の子育て支援等を行う総合的な拠点づく りが急務であり、絶対、必要なものだと思いますが、市当局の考えをお聞かせください。 2つ目の集中改革プランについてであります。 総務省は、今年3月の次官通達において、地方改革の新たな指針を示すとともに、都道府県に対 して集中改革プランの今年度中の策定を求めております。この集中改革プランは、事務事業の再編・ 整備・民間委託等の推進・定員管理の適正化・手当てをはじめとする給与の適正化・第3セクター の見直し、経費削減等の財政効果について、平成17年度を起点として、おおむね21年までの具 体的な取り組みを求めております。本市においては、すでに行政改革大綱が制定され、県下でいち 早い速やかな対応に敬意を表すものであります。そこで、まず現在の取り組み状況について、お伺 いをいたします。 次に、市長説明要旨の中から、18年4月1日から施行される指定管理者制度についてお伺いい たします。 現在、審査結果についての最終的なまとめの段階とのことでありますが、私も含め市民の皆さん にも、理解しがたい点も多々あろうかと思いますので、具体的にお聞きいたします。 1.公募施設と委託先を特定して指定管理を指定する、特定指定施設のすみ分けの基準は。 2.審査基準と審査項目において、審査にあたって特に配慮した点は何か。 3.公共施設再配置計画策定業務も進められていると思うが、それとの整合性は。 4.予定をされた施設が指定管理者の運営になった場合は、どのくらいの効率性・サービス向上 が図られるでしょうか。加えて、本市への財政面でのプラスは。 5.指定管理者の事務執行に対して、監督・指導・監査等はどのようにされていくのか。また、 住民監査請求の対象となるのですか。 6.現状のプロパーの職員、臨時職員の処遇はどうなるのか。 7.市は指定管理者に個人情報の適切な管理を行わせるため、どのような予防処置を取ることが できますか。 8.指定管理者となり、施設内で事故などにより利用者に損害を与えたとき、損害賠償は誰が負 うのか。 9.指定管理者の経営努力によって生じた、公の施設の管理についての利益が生じた場合は、指 定管理者の利益となるのか。それとも市に返還させるのか。 次に、人事評価制度について、お聞きいたします。 行革大綱の中に職員の能力開発と効果的な行政運営がうたわれており、意識改革と能力開発では 人事考課制度などについて検討を行い、職員の資質・やる気・適性などが人事制度に反映できる仕 組みを構築するとあります。また、時代に適応し地域の活性化に資する人材の育成では、これから の高齢化・情報化・国際化等の時代に、広い視野を持って対応できる人材育成をし、多様化する行 政の円滑な推進を図るとありまして、 市民の期待はこれまで以上に高いものがあろうかと思います。 今、自治体での人事評価制度についての取り組みが、徐々に広まりつつあります。 多治見市では2004年から、部下による上司の勤務評定制度を導入し、能力・態度の2項目を 5段階での評価で行っております。東香川市では上司が部下の仕事を評価する一方で、職員も管理 職の能力評価を行っております。甲府市では2004年から、課長職への就任に資格試験を導入し ております。長野県では、部課長職員265人を対象に業績管理制度を導入し、評価結果をこの 90 12月支給分のボーナスから、勤務手当に反映するとのことであります。山梨県でも、この9月か ら総括課長補佐クラス以上の職員を対象に新評価制度へ移行、2005年度には一般職員にまで範 囲を広げるとのことであります。合併後、間もない本市にとって、いろいろ問題点もあろうかと思 いますが、人事評価は評価者の感情や価値観で決めるものではなく、責任感・積極性・判断力・企 画力など、いくつもの評価要素に分けて、組織の決められた基準に基づいて評価することになるわ けですから、まずはそれをすること自体、勉強であり、意識改革につながっていくのだと思います が、市当局の考えをお聞かせください。 3つ目の農業改良普及センター櫛形支所についてであります。18年4月1日から地域振興局の 廃止に伴う県の出先機関の組織が変わるようであります。現在、県内は峡中・峡南・峡東・梨北・ 富士北麓の5つの地域に区分されておりますが、来年からは梨北と峡中を統合し、基本的に4つの 地域に分けられるようです。そこで、農協にしても農家にしても、日ごろ大変お世話になっている 櫛形支所は、峡中農業改良普及センターの支所として、地域農業の進展に大きく寄与してまいりま した。私たちの若い時代、4Hクラブ、また農業青少年クラブの活動の拠点として過ごしてきた、 さまざまな思い出もあります。しかし、組織再編のもとに廃止の方向で進んでいるようです。 この農業改善普及センターは、南アルプス市内では百田・小笠原の2カ所、県下では26カ所に 昭和23年に設置されました。その後、百田農業改良普及所は白根農業改良普及所と変わり、小笠 原普及所も櫛形農業改良普及所となりまして、桑園から果樹への転換、また野菜、花卉・畜産等の 振興に大きな足跡を残してまいりました。昭和38年になりますと、県下16カ所に統合され、白 根・櫛形両普及所は峡西農業改良普及所として再編され、5年後の43年からは峡中農業改良普及 所櫛形支所として今日に至っております。経営管理・生産技術・担い手の育成・高付加価値生産・ 環境保全農業の推進・情報管理等、いろいろな面で支援をいただいておりまして、地域にとりまし ては大変頼もしい存在であります。 そうした中での櫛形支所の廃止は、今の斜陽化する農業がますます衰退の方向に進むと思えてな りません。農家・農業指導の拠点を失うことになりますが、市として何らかの形で支援する考えが あるのかどうか、お聞きしたいと思います。 最後に農業課題である放任されている遊休農地についてであります。 農業を取り巻く状況が年々厳しさを増す中で、農業者の高齢化や担い手不足により、遊休農地が 増えつづけ、 いまや300町歩を超えております。 市では遊休農地耕作放棄地の発生防止策として、 地域提案型遊休農地活用事業に積極的に取り組んでおりますし、また遊休農地の誘導化促進のため に賃借・売買にかかわる両当事者に、補助金を交付する制度をいち早くつくり、前向きにやってお られますが、それでも価格低迷のため、再生産できない状況下の中で耕作放棄地が増え続けている というのが実情だと思います。 そうした中にありましても、今回の9月補正では遊休農地の活用事業を取り入れまして、実態調 査を行いデータを提供して、利用促進を図るということでありまして、市当局の努力はよく理解を しております。最近、あちらこちらから放任された遊休農地についての苦情を耳にします。桃やサ クランボの木が放任されますと、ハモグリガやショウジョウバエの大発生、また生ゴミ等の不法投 棄によりカラス・ムクドリ・野ネズミ等の被害は、近年になくひどいものです。また、宅地周辺で はアメリカシロヒトリやヘビの発生、また冬になると火災発生の危険もあり、何とか条例等で管理 を義務付けてほしいというものです。 合併前から各町村においても懸案事項であったと思いますが、 具体的な施策を打ち出せないまま、 今日に至っております。この9月に農業経営基盤強化促進法が改正されまして、市町村長による措 91 置命令など、遊休農地所有者に草刈りなどを命ずることも可能になり、この27条では農業委員会 で行う指導に権限と責任が、より強く打ち出されております。まずは指導、助言、次に勧告命令、 さらには公表して代執行というような一連の流れをつくる中で、管理条例の制定に向け取り組みを 進めていただきたいと思いますが、市当局の考えをお聞きしたいと思います。 以上、大きく4点を私の質問といたします。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 秋山議員さんのご質問にお答えします。 非常に項目がたくさんでございますけれども、一つご理解をいただきたいなと思っております。 まず、少子高齢化社会における今後の福祉・保健施策についてであります。 1点目の健やか親子21、また2002年の健康増進法制定により、市町村の保健健康づくりは どのように変わってきたのかであります。議員さんもご存じのように、健やか親子21は21世紀 の母子保健の主要な取り組みを提示するビジョンでありまして、なおかつ関係者、関係団体一体と なって推進する保健運動であります。安心して子どもを生み、ゆとりを持って健やかに育てるため の家庭や地域の環境づくりという少子化対策としての意義と、少子高齢化社会における健康な生活 の実現を目指す健康日本21の一翼を担うものとして、2001年から2010年に取り組むこと となりました。 これを受けまして、本市では健やか親子21の主要課題、および健康日本21の基本的な考え、 健康増進法の基本方針に基づきまして、第1次南アルプス市健康増進計画・健康かがやきプランを 平成16年度に策定をいたしました。計画期間は平成17年度から平成21年度までの5カ年計画 でありまして、市民全体の健康を増進するために6地区に住民構成による健康を考える会を、また その上部組織といたしまして、健康づくり推進協議会を立ち上げ、計画の策定・計画の実施・計画 の評価のすべてに市民が参加し、市民が参加しやすい行動計画を盛り込んだ内容といたしておりま す。 また、本計画では市民の皆さんが、自分の年齢に合った健康増進への取り組みが分かるように、 一人ひとりができること、南アルプス市ができることを明確にいたしまして、その目標値も明記い たしました。今後、この計画を生かして、効率的に事業展開をするとともに、計画の進み具合や事 業の評価を行うための体制、評価委員会も設けまして、実効性のある市民のための健康づくり事業 を推進してまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。 2点目の介護保険制度の改革により、地域支援事業の重点化が促進されるが、どのように対処す るかというご質問でございます。ご承知のとおり介護保険法が創設以来5年を経過いたしまして、 本年度、大幅な制度改正が行われました。今回の法改正の主な内容といたしましては、1番が予防 重視型システムへの転換といたしまして、 新たに新予防給付と地域支援事業が創設されました。 2番 目、施設給付の見直しとして居住費、食費が自己負担となりました。 3番目、新たなサービス体系の確立として、地域密着型サービスの創設と地域包括支援センター の創設、居住系サービスの充実が行われます。 4番目といたしまして、サービスの質の確保と向上。 5番目、 負担のあり方・制度運営の見直し等々で非常に多岐に渡り大幅な改正となっております。 ご質問の地域支援事業についてですが、地域支援事業は予防重視型システムへの転換として、新 92 たに生まれた制度ですが、介護保険の要支援、ならびに要介護状態に陥る恐れのある高齢者を対象 といたしまして、介護予防サービスを提供したり、高齢者が地域で生活が継続できるよう、介護保 険を中心にさまざまなサービスを利用できるようにするために、介護保険制度に新たに位置付けら れたものであります。 事業の具体的な展開といたしましては、現在、機関型在宅介護支援センターで実施をいたしてお ります、地域高齢者に対する総合的支援事業、地域ケアの調整事業、介護予防事業等をさらに充実 いたしまして、 18年度4月開設予定の地域包括支援センターを拠点として、 それぞれの専門スタッ フ、社会福祉とか主任ケアマネージャー、さらに保健師等が中心となりまして、事業に取り組んで まいりたいと考えております。実際の事業の展開につきましては、介護保険会計の事業として、市 の介護予防拠点施設や健康センター、地域の集会所、高齢者にとりまして、より身近な施設を利用 する中で事業を展開してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 特に今回の改正は、介護保険事業そのものが当初、予想した以上に財政負担が多いというような ことが考えられまして、なるべく介護保険にかかる前に、高齢者自身が自分で自分の体を鍛えてい ただいて、介護予防事業を積極的に取り組みましてやっていただいて、保険対象者を減らせると、 そして財政負担も少なくすると、これが狙いであります。ご理解をいただきたいと思います。 3点目の、障害者自立支援法案についてのご質問であります。 この法案は、新たな仕組みをつくるものとして、先の通常国会に提案され、審議が行われており ました。ご指摘もございましたとおり、衆議院の解散に伴いまして、いったん廃案となっておりま すが、今特別国会において再度、法案が提出され、会期内の成立を目指して審議が進められるもの と承知をいたしております。 これまでの障害者施策は、身体・知的・精神といった障害種別ごとに、それぞれ異なる法律に基 づきまして支援の充実を図ってまいっておりますが、この新法案は障害者の自立支援の観点から、 福祉サービスや行為負担医療等について、共通の制度のもとで市町村が中心となって一元的に提供 する仕組みを、新たにつくることとしております。新制度における各種サービスは、自立支援給付 と地域生活支援事業の2つの体系に再編されております。 自立支援給付は、ホームヘルプサービスや施設入所支援等の介護給付、自立訓練や就労支援のた めの訓練と給付、 行為負担医療等からなり、 公平な利用のための手続きや基準が示されております。 また地域生活支援事業は、市町村が障害者の自立のために実施する相談支援・移動支援・手話通訳 者等の派遣・日常生活用具の給付等に関する事業であります。 現在の障害福祉関係事業は平成15年 4月の支援費施行以来、全国的に利用が大幅に伸びております。本市におきましても、ホームヘル プサービス等の居宅介護事業の利用時間が、1年間で40%の伸びを示すなど、増加傾向にありま して、新制度に移行した場合においても、この状況は続いていくことは考えられます。今後、法案 が成立した場合は、本市における必要なサービス料や提供体制の確保について、十分な検討を行い まして、制度の円滑な施行に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。 4点目は、次世代育成支援対策推進法に基づきまして新々エンゼルプラン、この策定による子育 て支援や深刻な児童虐待への対応が求められているが、いかに進めていくかというご質問でござい ます。 少子化対策については、国では平成15年度に次世代育成支援対策推進法、少子化社会対策基本 法の施行、また平成16年度に次世代育成支援対策行動計画策定指針、少子化社会対策大綱、子ど も子育て応援プラン、いわゆる新々エンゼルプランの策定など、次々と国レベルの動きがあったと ころであります。 93 本市におきましては、次世代育成支援対策推進法に基づきまして、次世代育成支援地域行動計画 を策定いたしました。この計画は、少子化対策のこれまでの動向を踏まえまして、本市が実施して きた子どもに関する施策、事業を総点検いたしまして、少子化対策に具体的に取り組み、次世代を 担うすべての子どもが、健やかに生まれ育つことができる南アルプス市となるような計画となって おります。 計画期間は平成17年度から平成21年度までの5カ年間でありますが、 計画の具体化、 確実な遂行のため、 保健福祉部に新設の子育て支援課を中心として、 積極的に取り組んでおります。 本市の少子化対策関係事業では、学童期の子どもの居場所として児童館運営事業や放課後児童健全 育成事業、いわゆる学童保育への期待が大きく、今後も順次、整備充実を図っていきたいと考えて おります。 次に、延長保育事業は、市内16カ所の保育所と5カ所の市立保育所すべてで、午前7時30分 から午後7時まで実施し、子育て中心の保護者が安心して仕事ができるよう、充実を図っておりま す。これも新市発足以来、取り上げた事業でございます。また、乳幼児の育児不安を解消するため の子育て支援センターも、平成16年度までに豊保育所・十日市場保育園・さくらんぼ保育園の3カ 所に整備をいたしましたが、本年度には新たに白根保育所、マコト愛児園の2カ所にも整備をいた しまして、現在5カ所となっております。 児童虐待防止につきましては、平成17年4月、児童福祉法の一部が改正されまして、児童相談 に応じることが市町村の業務として明確に規定されたところであります。 この法改正を受けまして、 本市では4月の組織機構の見直しの際、従来からの家庭相談員に加えまして、相談業務を担当する 保健師を1名配置したところでもあります。また、8月には児童虐待防止および早期発見・早期対 応のための各関係機関相互における連携を図るため、児童虐待防止ネットワーク会議を設置いたし ました。今後、各関係機関との情報交換や連携を密にいたしまして、計画の実践に努力していきた いと考えております。 次に5点目の健康増進計画・地域福祉計画の円滑な進捗を図るために、保健部門と福祉部門、さ らには社会福祉協議会等、一体化した総合的な拠点を整備する考えは、というご質問でした。本市 には合併前の旧町村でそれぞれ保健施設がありまして、それらの施設では保健事業を主として、福 祉や介護関係の事業も実施いたしてまいりました。しかしながら、合併後の平成16年度に新市の 健康増進計画、地域福祉計画をすでに策定済みの高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画との整合 性を図る中で新たに策定したところであります。今後、これらの事業を市内全域を対象として実施 していくためにあたり、既存の施設では規模や機能面において問題がありますので、施設の整備を 図るため総合計画に位置付けまして、第1次実施計画で検討していきたいと考えております。ただ 今、関係職員による庁内検討をいたしておりますが、行政機能や施設機能、他の施設計画との兼ね 合わせ等も併せて検討するという課題がありますので、今後は民間の有識者を含めまして建設検討 委員会を設け、市民の皆さまに多様な保健福祉サービスの提供ができる施設の方向性を検討してい ただき、 でき得れば来年度予算に計上できるよう、 建設計画の取りまとめをお願いいたしたいと思っ ております。どうか、ご理解をよろしくお願いいたします。 次に、集中改革プランについてのご質問がございました。 市におきましては、平成16年12月に平成17年から5カ年間を目途といたしまして、中長期 的な視点に立ち、行政改革の指針となる行政改革大綱を策定し、本年3月にその実現に向けた具体 的な取り組み事項を掲げた行政改革実施計画を作成し、住民の皆さんにも公表したところでありま す。本年を初年度といたしまして、今後ともこれらに示しました方針に基づきまして、行政改革に 積極的に取り組むことといたしております。 94 一方、国の地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針、いわゆる新地方行革指針 におきまして、公表を求められております集中改革プランは、地方公共団体の行政改革を促進する という観点から、事務事業の再編・整理・民間委託等の推進・定員管理の適正化・職員手当の総点 検をはじめとする給与の適正化・第3セクターの見直し・経費節減等の財政効果等について、平成 17年度を起点として、おおむね平成21年度までの行政改革に関する具体的な取り組みを明示し たもので、可能な限り目標の数値や具体的かつ住民に分かりやすい指標を用いることとし、特に定 員管理の適正化計画につきましては、退職者数および採用者数の見込みを明示し、平成22年4月 1日における明確な数値目標を掲げることとしている点が、特徴となっております。 市といたしましては、 集中改革プランの内容は、 すでに行政改革実施計画に示してございまして、 これらの内容を基本といたしまして、民間委託等の推進・行政ニーズへの迅速かつ的確な対応を可 能とする組織・定員管理および給与の適正化・人材育成の推進・公正の確保と透明性の向上・電子 自治体の推進・自主自立性の高い財政運営の確保など、より具体的な取り組みについて検討をいた しておりまして、現在9月までの取り組み状況、今後の計画について調査をしているところであり ます。検討状況につきましては、計画を確実に実行するため、私を本部長とする行政改革推進本部 を設置いたしまして、協議をしてまいります。また、学識経験者や市民などで構成をいたします、 行政改革推進委員会へも図り、国が求める5年後の数値目標の設定を行いまして、本年度中に集中 改革プランを公表する考えであります。なお、企業局においても同様、事務事業の再編・整理・民 間委託等の推進・定員管理の適正化・手当の総点検をはじめとする給与の適正化などについて、公 表をいたすことといたしております。 次に、指定管理者制度のご質問がございました。 この問題につきましては、当初の私の所信表明の中で経緯と現在の取り組み状況について、ご説 明を申し上げたところでございます。秋山議員さんには、この制度のあり方について、微に入り細 にわたるご検討をいただき、そのご熱意に対しまして、改めて敬意を表する次第であります。いず れにいたしましても、新しい課題でありますし、住民の皆さんをはじめ多くの方々を対象とした利 用施設でありますから、指定管理者の選定にあたりましては、審査会の答申を尊重する中で、施設 運営の万全を期することができるよう、管理者を選定すべく目下、努力をいたしておるところであ ります。一応、具体案を練りまして、6日の議会の最終日にはおおむね候補者等につきまして、議 会の皆さんにもご相談できることと思います。何とぞ、よろしくご支援をお願い申し上げます。 そこで、ご質問がいくつかございますが、まず最初のご質問の公募施設と委託先を特定して指定 する特定施設のすみ分けについてであります。指定管理者制度の目的は、住民サービスの向上と行 政コストの縮減であり、制度の活用によって地域の振興および活性化ならびに行政改革の推進を図 ることを目的としておりまして、平成15年9月に地方自治法の一部改正により導入されました。 本市では、平成17年3月定例議会において、公の施設の指定管理者の指定の手続きに関する条例 をご議決いただいておりまして、併せて指定管理者制度導入に伴う基本的な指針が策定をされてお ります。 公募施設と特定指定施設の区分につきましては、この基本的な指針で定めておりますが、民間の 持つノウハウの活用が図れる温泉施設、宿泊施設や特産品販売施設等については公募をし、地域住 民が利用することを目的に設置された集落センターや集会施設、また山小屋等、利用者の安全確保 に十分な知識が必要な施設については特定施設とする区分をいたしております。 ご質問の2点目以降は、内容が実務的な部分が多いことですので、目下、直接担当いたしており ます企画部長から答弁をいたします。 95 次に、農業改良普及センター櫛形支所についてのご質問がございました。 議員さんのご質問のとおり、農業改良普及センター櫛形分室はこの地域の農業発展に大きく寄与 をしているところであります。しかし、国の構造改革、また予算の削減が行われる中で、山梨県で も例外ではなく、すでに新聞等によりご承知のとおり、県の機構改革が行われ、平成18年4月1日 から峡中地域振興局と峡北地域振興局の統合が行われる予定となっております。それに伴い、峡中 農業改良普及センター櫛形分室の本課への吸収・廃止が決定されることとなっております。今後の 新規就農者、また担い手農家の指導等、本市農業発展のためにも櫛形分室の存続は必要と考え、す でに存続を数回、県に要望してまいりましたが、誠に厳しい状況であります。しかし、廃止となっ た場合は、こま野農業協同組合等と協力し、農家・農業指導を行うことはもちろんでありますが、 農業試験場等が積極的に地方に出て指導していただけるよう、県にも要請していきたいと考えてお ります。今、地方分権時代であります。地方の問題は地方でという考えが主流でございますから、 農業技術指導・営農指導等につきましては、市独自で専門家を委嘱して農家指導にあたれるよう、 農協とも協議しながら検討いたす考えであります。 あとご質問のございました、遊休農地の問題・人事評価制度の問題につきましては、それぞれ担 当部門から答弁させます。 以上で答弁を終わります。 ○議長(相原豊君) 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) 秋山武彦議員さんのご質問にお答えをいたします。 職員の意識改革・意識の高揚を図る上で人事評価制度を試行する考えはについてでございますが、 人事評価制度は従来の年功序列的な考え方を改め、職員の能力や実績等を適正に評価し、人事上の 処遇に反映させることで、職員の能力や資質の向上等の人材育成を図り、行政としての組織をより 活性化させていくことを目的とする制度であります。この制度が実のある成果を上げるためには、 従来の親方日の丸的といわれるような考え方を改め、職員一人ひとりの職務に対する意識改革が必 要不可欠であります。ご承知のように、国においては行政ニーズに即応した人材を確保し、効率的 かつ機能的な行政サービスの提供を図るため、この人事評価制度を含めた公務員制度改革の推進を 図っておるところでありますが、地方公共団体におきましても、秋山議員のご指摘のとおり、すで にいくつかの自治体において、この制度を導入している状況であります。 また、山梨県内におきましても、県・甲府市および小淵沢町で新しい人事評価制度の試行、また は導入を進めております。このような状況を踏まえ、本市におきましても昨年度に策定をいたしま した、行政改革大綱に基づく行政改革実施計画の中で、職員の能力開発と効率的な行政運営を図る ため、人事評価制度導入の検討が課題として掲げられておるところであります。 人事評価制度の目立つものとしては、 まず1として職員一人ひとりの能力の向上を図ることです。 職員一人ひとり能力、実績等を適正に評価し、その評価結果を活用することにより、人材育成と適 材適所の人事配置を行うこと。2として、職員の仕事への意欲の向上を図ることです。努力と成果 を上げた職員が、より良い処遇を受けることにより、職務に対する誇りとやりがいを持ち、職員の 仕事への意欲の向上を図ること。3として、組織の活性化を図ることです。職員の能力、そして意 欲の向上を図ることにより、組織を活性化させることとされております。 しかし、この制度を導入するに際して、最も大きな課題は人事評価の公平性・透明性、そして納 得性の確保であると同時に、できるだけ簡素でわかりやすい評価方法であることであります。した 96 がいまして、現在この制度について資料収集、研修会参加および先進自治体の視察などを行い、本 市にとってどのような制度が効果的なのか十分研究し、導入に向けた検討を行っているところであ ります。今後におきましては、本年度中に制度の概要案を作成し、平成18年度に庁内プロジェク トによる検討委員会を設置し、併せて職員に対する研修会等を行い、平成19年度から試行に入る 計画で現在、検討を進めておるところでございます。 ○議長(相原豊君) 企画部長、保坂俊朗君。 ○企画部長(保坂俊朗君) それでは、秋山議員さんの指定管理者制度の2点目以降について、お答えをいたします。 2点目のご質問の審査基準と審査項目において、 審査にあたって特に配慮した点についてですが、 指定管理者の候補者選考にあたっては、6月13日に議会代表・公認会計士・中小企業診断士など の外部委員を含む10名で選定審査会が構成され、市長より指定管理者の選定に伴う意見を求める との諮問を受けまして、先般、答申がされたところでございます。 選定審査会では、経済性や効率性だけにとらわれず、市民サービスの向上・行政責任の確保など、 多角的な観点を審査方法の基本的な考え方として、審査が行われました。審査にあたりましては、 客観的な評価を原則として、5段階評価とし、公表されています基本的な指針、ガイドラインに沿っ て1次、2次と分け審査を行いました。なお、公平性を期するため審査会の運営要綱には、申請者 との関与禁止などの委員の責務も定めてございます。また、審査内容の公表についても、山梨県の 公表方法を参考に1次審査の結果は2次審査直前にホームページにより公表し、2次審査に影響を 及ぼさないように、慎重に取扱いをいたしました。 3点目の公共施設再配置計画策定業務との整合性についてでございますが、公共施設再配置計画 策定業務については、基礎調査が終わり、分析・評価を行っているところですが、指定管理者制度 が導入されることによりまして、これまで直営や峡西都市振興公社等による管理を行ってきた施設 について、その管理のあり方を見直す機会となることから、公共施設再配置計画との整合性は図れ るものと考えてございます。 4点目の、予定された施設が指定管理者の運営になった場合は、どのくらいの効率性およびサー ビス向上が図られるのか。 また本市への財政面でのプラスについてでありますが、 公募施設18件、 34の施設説明会には72の団体が参加をいたしました。山渓園・ヘルスピア白根・沓沢の3施設 を除く15件、31施設に延べ34団体から応募申請がありました。応募された提案の主なサービ ス内容につきましては、会館時間の延長・巡回バスの運行・ホームページの開設・市民向けの各種 教室の開催などの、新たなサービスが提案されております。このように、利用者の満足度を上げ、 より多くの利用者を確保しようとする民間経営者の発想があり、利用者に対するサービスの向上が 期待できるものと考えております。 財政面では、 公募施設の市の負担する経費が16年度から17年 度に、約17%増加していたものが、17年度予算ベースで比較しますと、施設ごとばらつきはご ざいますが、全体で約20%代の節減が現時点では見込まれております。しかし、これはあくまで も提案内容によるものであります。今後の協議により、若干の変動が考えられます。 5点目の指定管理者の事務執行に対し、監督・指導・監査等はどのようにされていくのか。また、 住民監査請求の対象になるのかについてでありますが、指定管理者制度はあくまでも住民に行政 サービスを提供するための手法であり、公の施設の管理にこの制度を導入したからといって、施設 の公共性がなくなるものではございません。そのため、指定管理者制度のもとにおいては、公の施 設の適正な管理を確保するため、地方自治法において、指定管理者に管理を行わせるにあたっての 97 必要な手続きや、市の権限が定めてあります。この定めに基づいて、市の条例において管理や業務 の範囲を具体的に定めてまいります。また、監査委員による監査、個別外部監査人による監査の導 入も併せて検討してまいりたいと考えております。指定管理者に対し、違法または不当に公金を支 出した場合などが、当然、住民監査請求の対象となります。 6点目の、現状のプロパー職員、臨時職員の処遇についてでありますが、公募施設の職員等の処 遇については、指定した管理者が経営計画の中で決定していくことが原則ではありますが、今回の 公募に伴う申請書には、市内からの優先的雇用や現状のプロパー職員の積極的活用等が提案されて いますが、効果的な施設管理を踏まえた上で、雇用の拡大を要望していく考えでございます。 7点目の指定管理者に個人情報の適切な管理を行わせるため、市が取ることのできる予防措置と して考えられるものについてですが、予防措置としては1つ目、設置管理条例等において、指定管 理者が行う管理の基準の1つとして、個人情報にかかる適切な取扱いを規定するということと、そ れから2つ目、市で制定する個人情報保護条例において、指定管理者に対し個人情報の取扱いに関 する条例上の義務を課すこと。3つ目、指定管理者と市との間で結ぶ協定の中で、個人情報の適切 な取扱いの遵守義務を明記すること。4つ目、指定管理者から毎年度提出される事業報告書や実地 調査、業務状況報告等に基づき、個人情報の管理について、必要な指示を行うこと。の4点が予防 措置として考えられます。 8点目の指定管理者となり、施設内で事故等により利用者に損害を与えたとき、損害賠償責任は 誰が負うのかについてでありますが、施設内で通常有すべき安全性、例えば建物が崩落したが欠け ていたことが原因で事故等が起こった場合は、市が賠償責任を負うこととなりますが、施設の管理 上の行為により第3者に損害を与えた場合は、指定管理者が民法上の賠償責任を負うこととなりま す。 次に9点目の、指定管理者の経営努力によって利益が生じた場合は、指定管理者の利益となるの か。それとも市に返還させるかについでありますが、指定管理者が経営努力を行って、コスト引き 下げを図った結果、指定管理者にある程度の利益が生じたとしても、このような自己努力による利 益は、原則として指定管理者の経営努力への報奨となり、指定管理者制度の趣旨にも合致するもの と考えております。また、利益が指定管理者の管理業務と経理の状況から客観的に見て、あまりに 過大であると認められるような場合につきましては、支出金・納付金を含め、協定書の変更と適切 な対応を図る考えでおります。 以上で答弁を終わらせていただきます。 ○議長(相原豊君) 農業委員会長、名取保君。 ○農業委員会長(名取保君) 放任されている遊休農地について、農業経営基盤強化促進法が改正され、市町村長の権限が強化 された管理条例を制定する考えはについて、秋山議員さんの質問にお答えをいたします。 農業経営基盤強化促進法が改正され、本年9月1日に施行されました。 この改正の主な内容は、 1.担い手に対する農地の利用集積の促進。 2.特定法人貸付事業の創設、いわゆるリース特区の全国展開。 3.体系的な遊休農地対策の整備であります。 これらの改正内容については、市が策定した南アルプス市農業経営基盤強化の促進に関する基本 的な構想に位置付ける必要があるため、市ではこの法改正に伴って、現在この基本的な構想の改正 98 作業が進められているところであります。 このたびの改正内容の1つである遊休農地対策整備では、 遊休農地の管理に関して農地所有者等に対して草刈りの措置命令制度が創設されました。遊休農地 および遊休農地となる恐れがある農地のうち、今後、遊休農地の解消や認定農業者等担い手への利 用集積など、農業上の利用の増進を図る必要がある農地を要活用農地として基本的な構想に位置付 け、この要活用農地が農業上の利用がされるよう、農業委員会は指導することになり、この指導後 も相当期間耕作されないときは、市町村は特定遊休農地と定め、この遊休農地については、遊休農 地所有者などに対し、草刈りや薬剤散布・土石などの堆積物の除去など、必要な措置を講ずること、 命令することができるようになりました。 この命令に従わない場合は、 市町村が草刈りなどを行い、 それに要した経費は行政代執行法の規定が準用され、農地所有者に負担させることができるように なりました。このように、実効性を確保する内容の改正でありますので、現在のところでは条例を 制定して対応する必要がないと考えていますが、この法律が改正されて間もないため、今後の状況 を見ながら、条例制定の必要があれば、市と連携をして検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(相原豊君) 秋山武彦君。 ○10番議員(秋山武彦君) どうも、ありがとうございました。 まず、保健と福祉部門の一体化した拠点整備の件でありますけれども、市長のほうから前向きな 答弁をいただきまして、本当にありがたく思っております。 8月25日の山日に甲府市の新総合計画における福祉部会の市民ワークショップでも、高齢者福 祉と障害者福祉を分けない、福祉の総合化の方向を打ち出しております。そして、福祉相談や生活 支援、災害時の要援護者の支援を一体的に行う拠点整備を求めております。本市におきましても、 時代の変化に対応できる、真に7万2千人の市民の健康づくりと福祉の拠点として、またさらに本 市の少子高齢化対策にふさわしい拠点として、センターの建設をお願いしたいと思います。 指定管理者制度につきまして、1点だけ再質問をさせていただきます。 現在、指定管理者の指定にあたっては、自治法上の兼業禁止の規定は適用されずに、長や議員本 人、または親族の経営する会社が指定管理者になることも可能でありますが、先ほどの部長の答弁 にもありましたように、公平さや透明性を考えますと、条例によってこれを規制することが大事で はないかと思います。 そこで本市においては、長や議員本人、または親族が経営する会社は指定管理者になることがで きない条例を定めるつもりがあるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 指定管理者について、いわゆる地方公共団体の長や議員本人、または親族が経営する会社はでき ないように条例で規制したらどうかと、こういうようなご質問でございました。 指定管理者による施設の管理につきましては、当然、議会の議決を経た上で、市に代わって行っ てもらうものでありまして、市が指定管理者サービスを買い上げるものではございませんで、いわ ゆる請負にはなっておりません。 したがいまして、自治法上の兼業禁止規定には適用されませんで、同法上は長や議員本人が指定 管理者となることも差し支えないというようになっております。しかしながら、公の施設の設置目 99 的を、 効果的に達成する観点に立ちまして、 公正になさなければならないことは当然でございます。 市条例の制定を含め、研究していく必要があると考えます。いずれにいたしましても、スタート間 もない制度でございますから、慎重に検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(相原豊君) 秋山武彦君。 ○10番議員(秋山武彦君) この指定管理者制度につきましては、多くの利益を期待される半面、運用いかんによってはデメ リットも生じえる、もろ刃の剣にもなろうかと思います。契約にあたりましては、公共性が十分配 慮され、本来の設置目的が損なわれないように、慎重な審査をお願いして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 以上で秋山武彦君の代表質問を終結いたします。 ここで暫時休憩といたします。 休憩を15分間取りまして、再開は午後2時45分といたします。 休憩 午後 2時30分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再開 午後 2時45分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に公明党クラブの代表質問を行います。 質問順位5番、志村裕子さんの発言を許します。 7番、志村裕子さん。 ○7番議員(志村裕子君) 私は、公明党クラブの代表質問を5点にわたり行います。 第1点目に、公共工事の品質確保の推進について、お伺いをいたします。 今年4月1日に施行された公共工事の品質確保の促進に関する法律で、公共工事の発注者は公共 工事の品質を確保するために、発注関係事務を適切に実施することが義務付けられました。また、 品質を確保し、発注事務の内容を具体化するために、基本方針がこの8月26日に閣議決定された ところであります。この法律は、公共工事の品質確保が良質な社会資本の整備を通じて、豊かな国 民生活の実現および、その安全の確保、環境の保全ならびに自立的で個性豊かな地域社会の形成等 に寄与することを目的に施行されました。基本方針によると、発注者は公共工事を発注する場合、 企業の技術力を原則審査することを明記されております。従来、価格のみで決めてきた公共工事入 札から、価格と品質が総合的に優れた内容での契約へ転換を目指しております。 平成17年度南アルプス市の公共工事発注見通しによると、当初予算成立時点で工事および業務 委託、合わせて228件が発注計画されております。これは市のホームページでも公表されている ところでもあります。ここで、公共工事発注にあたり、品質確保促進に向けて発注者の対応をお聞 かせください。 第2点目に、高齢者虐待防止ネットワークの構築・推進について、お伺いをいたします。 高齢社会が医療・介護・年金などの深刻な財政問題を浮かび上がらせ、長寿高齢化はそれまでと は反対に、暗いイメージを持って語られるようになってきました。昨今、家庭や施設内における高 100 齢者への虐待が社会問題化し始めております。虐待の背景には限界を超える介護へのストレスや、 複雑な家庭内の人間関係なども含まれており、介護家族を含めた精神的なケアが不可欠であるとの 指摘もあります。こうした中、高齢者への虐待防止と早期保護への、具体的な仕組みづくりが急務 となっております。そのための、情報把握の仕組み、把握された情報の一元化、家族への支援を含 めた地域における総合的なマネージメント体制、あるいは関係機関のネットワーク化が求められて おります。 厚生労働省は地域における高齢者虐待防止のためのネットワークの形成・運用を行うための事業 予算として、平成17年度実施個所数300カ所、3億2,600万円分の予算を計上しておりま す。補助率は国50%、県25%、市町村25%の割合となっております。各県の先進事例があり ますが、神奈川県横須賀市では、平成15年5月に高齢者虐待防止に向けたマニュアルを作成し、 全国に情報発信しております。高齢者の虐待問題に真剣に立ち向かい、その対策を講じることは、 老いを社会全体が支え喜び合い、人生の最後のステージを輝かせることであって、それは憲法でも 保障された人間らしい、健康で文化的な生活を実現することであると思います。市におかれまして も、可能な限りネットワーク構築への取り組みをお願いいたします。 ここでお伺いいたします。 1.市における高齢者虐待防止の取り組みについて 2.関係機関の連携体制の構築について 3.高齢者虐待防止に向けた機運の醸成と市民の意識の高揚への取り組みについて お聞かせください。 第3点目に、地方病溝渠改修計画ならびに、その後の事業の進捗状況についてであります。 2年前の平成15年9月議会で、私が一般質問し要望いたしました。旧年代の地方病溝渠改修整 備計画の進捗状況について、お伺いいたします。このことについて質問・要望して以来、地域の皆 さまから「用排水路が機能を果たさなくなっている。この改築をぜひやってほしい」という強い要 望の声が、たくさん出てきております。市長さんからは要旨として、次のような建設的で前向きな お答えをいただき、感謝しているところであります。答弁の中で、新市の総合計画の中に位置付け まして、国の補助事業、農水省、さらに合併援助に対する財源等も充当が可能かどうか検討しなが ら、平成16年度には改修計画を立てて取り組んでまいりたい。 また、平成16年3月議会においても、少なくとも事務局のほうで70億円以上かかるのではな いかと言っています。これも、やっと衆議院議員に委員会で質問していただき、起債対象にしても いいという話になりましたから、今年はこの地方病の溝渠の改築の計画書を作成することにいたし ております、と答弁していただきました。この9月議会の市長説明要旨の中でも、地方病溝渠改修 計画作成委託費420万円の計上も説明されております。 ここでお伺いいたします。 1.地方病溝渠改修計画ならびに事業進捗状況について 2.実施計画区域について 農振法に基づく農業振興地域内の土地、いわゆる農振農用地・青地とそれ以外の区域、農振白地 が範囲でしょうか。お伺いいたします。 第4点目に、南アルプス市児童虐待防止ネットワーク設置の取り組み状況についてであります。 このことにつきまして、私は平成16年12月議会で一般質問し、ネットワーク設置の要望を強 くいたしました。その後、諸団体等から問い合わせがありましたので、その後の取り組み状況につ いて、お伺いをいたします。 101 さて、毎日の新聞の記事を見るのが恐ろしいぐらい、虐待を受けた幼児のかわいそうな事件が報 道されております。昨年10月1日より、国民の通告義務の範囲を拡大した、改正児童虐待防止法 が施行されたことで、地域や関係機関による未然防止策の強化が急務となっております。虐待の未 然防止に向けて、県では市町村や関係機関による新たなネットワーク体制をつくり、各市町村でも 個別に行政や教育・医療関係者らでつくる連絡会議の設置を促しております。国でも以前から呼び 掛けております。各地でも救える体制の構築を急ぎ、虐待を防げなかったケースを1日も早く根絶 しなくてはなりません。 このことについて教育委員長さんからは、 次のような前向きなお答えをいただいております。 4月 からは児童虐待に関する一部法令が改正されるため、市の担当部署・小笠原保健所・母子健康推進 会議の虐待ネットワーク部会、 また警察署等を結ぶネットワークの構築が急務だと考えております。 検討していきたいと思いますと答弁されました。 ここでお伺いいたしますが、児童虐待防止ネットワーク設置のその後の取り組み状況について、 お伺いをいたします。 最後になりますが、第5点目に南アルプス市における国内少年交流事業を全市対象に実施するこ とを要望いたします。平成15年度第2回定例議会において一般質問されました、南アルプス市に おける国際交流姉妹都市事業および国内少年交流事業を全市対象にとの質問に対し、旧3町村、八 田・白根・櫛形で行われていた国際交流姉妹都市事業は、すでに全市対象となりました。しかし、 国内姉妹都市との少年交流事業は合併前旧町村地区と姉妹都市とのつながりが強く、また姉妹相手 都市が合併を控えていて、その方向性が決定していないことなどの理由により、現在なお地域限定 で行われております。私は、少年交流事業は素晴らしい事業ととらえております。相互の交流によ り、お互いの理解と友情を深め、他地域との違いを学び、より広い視野を持って心豊かな少年を育 てる、この機会を市内の1人でも多くの子どもに体験させてあげたいと、強く願っております。諸 問題が多々あると思いますが、もう地域限定の枠を払い、全市対象の少年交流事業として実施され てはいかがでしょうか。ご所見をお伺いいたします。 以上5点、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 志村議員さんのご質問にお答えをいたします。 5点ほどのご質問をいただきましたが、私のほうからは地方病の問題と国内交流の問題、2点に ついて答弁をさせていただきまして、あと3点につきましては、それぞれ担当部長から答弁をさせ ていただきます。 まず地方病溝渠改修についてのご質問であります。 先ほども議員さんからお話がございましたように、この問題については、すでに議員さんから同 様のご質問をいただいたところでございますが、 これまでもご答弁いたしましたとおり、 平成16年 度において管内の地方病溝渠、あるいは一般用排水路も含め、それぞれ区別した中での実態調査を 実施いたしております。路線数と延長、水路規格と老朽化程度においても分類し、その実態に把握 に重点をおいた調査でございました。 ちなみに地方病溝渠では、管内に42万メートル以上の実績がございます。現在では、他の事業 とともに改修されたり、大規模開発により改廃された路線もございます。なお、調査結果の数量は、 地方病溝渠として要改修の必要のあるものは38万メートルでございます。一般公共水路では 102 150万メートルにも及びます。今後の推進計画といたしましては、市の事業として大事業となり ますので、総合計画にしっかり位置付け、例え実施期間が長期となりましても、しっかり年次計画 を立てて取り組んでまいりたいと思います。 平成17年度につきましては、市単独土地改良事業経費の工事費に、地方病溝渠改修工事分とし て約2千万円の予算を計上してあります。施工個所は最南端であります南湖地区より、老朽化の特 に激しい水路を選択し、実施する予定であります。また、平成18年度新規事業に向けまして、本 年国庫補助事業として地方病溝渠の測量設計費の補助内定もいただいており、今般9月定例会でも 予算の補正をお願いしているところでもあります。この事業は元気な地域づくりと申しまして、国 費50%の農業基盤整備事業でございます。かつて県単独事業、団体営事業等が農政の主流事業で ございましたが、今年度より打ち切り廃止となってしまったため、それに代わる事業として受入れ をいたしております。5ヘクタールないし10ヘクタールを1区域として採択申請する事業でござ いますが、管内の末端下流より一定範囲を受益面積と定め事業導入の説明資料とするため、調査を 実施いたします。 次に、実施計画区域は農振法に基づく農業振興地域内の土地が範囲かというご質問でございます が、総合事業計画としては当面10カ年計画の中で、5ないし10億円規模の事業を実施したいと 考えております。高率の補助事業をできるだけ導入し、でき得る限り県事業の採択に向けて努力を いたし、県営事業と並行して団体営事業を導入していきたいと思っております。補助財源裏負担に つきましても、合併特例債の充当も考慮に入れ、厳しい財政状況ではございますが、重要な施策で ございますので、極力、早期に完成するよう推進してまいります。 また、実施計画の範囲でございますが、農振地域内を基本といたしておりますが、1級河川やそ れに類する河川以外の施工はこの事業ではできません。しかし、農業用水路はもちろん、生活用水 でも施工は可能であります。また、農業振興地域以外のいわゆる白地農地であっても工事施工は可 能であります。 また、 それ以外の区域であっても下水道流域範囲内において実施できる事業導入や、 そのほかの各省庁の、できる限り有利な事業の導入を目指して検討をいたします。ともあれこの事 業は、かつて厚生省の補助金によりまして整備したものでございますから、そうした裏付けのある ものを主体として、今後とも改修をしていくように考えております。 次に、国内交流事業を全市対象に実施できないかと、こういうご質問でございます。 国内姉妹都市との少年交流事業につきましては、合併前からの旧3町村、八田・若草・櫛形との 歴史的な地域間の深いつながりがあり、中でも東京都小笠原村と旧櫛形町の友好姉妹都市につきま しては、小笠原長清公の子孫である小笠原貞頼氏が、1593年に小笠原諸島を発見したと言い伝 えられて、深いつながりを持っていることから、小笠原諸島がアメリカから返還されました、返還 20周年の記念をいたしまして、昭和63年6月に当時の櫛形町と小笠原村は友好都市を結び、平 成2年度に櫛形中学校の生徒の皆さんが訪問したのが交流の始まりで、現在はお互いに隔年ごとに 実施をし、相互理解と親善を目的に青少年の交流を始めとした友好事業を継続してきております。 合併を機に南アルプス市と新たに国内姉妹都市として、平成16年10月に東京都小笠原村、北海 道津別町、北村、石川県穴水町との友好締結を行い、この素晴らしい姉妹都市との青少年交流事業 を継続していくことが、これからの子どもたちが他の地域の文化や人と接し、広い視野と心豊かな 青少年を育てる事業になると位置付けております。 お伺いしますと、この中でも小笠原村が非常に評判が良くて、校長会においても、ぜひ小笠原村 を全市でやれるようにというような要望が出ているようでもございます。今後、市内の1人でも多 くの子どもたちに、この姉妹都市との相互の交流による人の出会いの機会を与えていくことは、南 103 アルプス市の人づくりの大きな財産になると思いますので、来年度以降から青少年交流事業の取り 組みにつきましては、 相手とも十分協議を踏まえないと、 受け入れ側の気持ちもあることですから、 ここで大丈夫というところまでは踏み切れませんが、十分、話し合いをして実現できるように考え ていきたいと思っています。 ただ、小中学校22校ある中で、小笠原村での引き受けはせいぜい20人ということでございま すので、先般、小笠原村の教育長とも話し合いをいたしましたけれども、それ以上、人員を増やす ことは、 ちょっと困難ですというような答えもいただいておりますから、 今後につきましては十分、 内容を検討しながら、この問題については取り組んでいきたいと思っています。 以上です。 ○議長(相原豊君) 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) 志村議員さんの公共工事品質確保促進に向けて発注者の対応は、の質問にお答えいたします。 南アルプス市の合併に先立ち、合併協議を進める中で事務担当者による専門部会で、工事発注の 統一を図ることが重要であることから、契約関係および工事検査体制の確立を行い、公共工事の資 質の向上と公正で透明な入札制度を確立して、合併初年度から執行してまいりました。 公共工事の品質確保の促進に関する法律が、本年4月1日に施行され、この法律の基本理念に公 共工事の品質は公共工事が現在および将来における、国民生活および経済活動の基盤となる社会資 本を整備するものとして、社会経済上、重要な意義を有することにかんがみ、国および地方公共団 体、および公共工事の発注者、および受注者がそれぞれの役割を果たすことにより、現在および将 来の国民のために確保されなければならないとあります。 さて、発注者であります本市での対応についてでありますが、合併初年度から工事の品質の確保 がされるよう、入札時には指名業者から工事の見積書の提出を求めております。契約につきまして は工事仕様書を作成し、品質が確保できるよう努めておるところであります。また、建築工事や委 託業務において、大規模な工事や特殊の委託業務については、指名参加願いの内容を審査し、工事 の経験・施工状況・技術力等により業者選定を行っております。工事の進め方については、施工計 画書および工程表、現場代理人・主任技術者等の届け出および工事中には工事協議書による部分協 議、および変更協議等すべて文書をもって行っております。工事が完成すれば、市役所に対し完成 届けを提出し、仕事を担当する課が契約図書に基づいて適正に施工されたかチェックを行い、完成 を確認すると工事検査官に検査の依頼を行います。 検査につきましては、300万円以下は担当課長が、300万円以上は工事検査官による検査を 行い、出来栄え・機能性・品質等を考慮し、定められた基準により検査し、検査時の指導を通じて 工事の適正な施工の確保と工事に関する技術水準の向上、さらに工事の成績評定を行い、請負者の 適正な選定および指導育成を図っております。 公共工事の品質は、業者間においては若干の品質の差がありますが、平成17年度に入り、工事 評価制度による業者間の努力により、工事の品質向上がなされてきております。今後も公共事業の 品質確保については、体制の充実を図り対応してまいりたいと考えております。 ○議長(相原豊君) 保健福祉部長、内藤希香君。 ○保健福祉部長(内藤希香君) 志村議員さんの2点目の高齢者虐待防止ネットワーク構築・推進についてお答えをいたします。 104 高齢者虐待防止の取り組みについてですが、現在、我が国は世界有数のスピードで高齢化が進ん でおり、介護を必要とする高齢者の数も飛躍的に伸びてきております。このような状況の中、高齢 者を放置したり、家庭や施設内で高齢者に暴力を振るったりするなどの、虐待の問題が深刻化して きております。 しかしながら、高齢者への虐待の問題は表面化しづらく、なかなか社会問題として扱われてきま せんでした。また、児童虐待と比べ法整備も遅れているのが現状であります。現在、本市における 高齢者の介護相談は、主に在宅介護支援センターで受け付けておりますが、介護サービスを利用し ている場合は、ケアマネジャーを介しての相談となります。その中で、虐待かもしれないと思われ る相談もございますが、このような場合は介護者・親戚・ケアマネジャー・行政との関係者でケア 会議を開いたり、連絡を取り合ったりして解決にあたっております。特に、認知症のある場合は、 虐待を受ける可能性が多いといわれております。 また、高齢者の年金を無断で使う、経済的虐待も出てきております。ただ、相談を受けても、な かなか介入できないこともあります。例えば、別居している子どもからの訴えがあり、当事者に確 認しても否定するとか、家の中に入れないとか、行政介入を根拠付ける法律がないのが現状であり ます。 このような状況の中で国におきましては、高齢者虐待防止および高齢者を養護する者の支援に関 する法律案の要綱をまとめたところでございます。その中身といたしましては、虐待を受けたと思 われる高齢者を発見した人は、市町村に速やかに通報しなければならないと規定してあります。こ のうち、生命や身体に重大な危険が生じている場合は通報を義務付けております。通報や申告を受 けた市町村は速やかに事実を確認した後、関係者と対応を協議する。立ち入り調査の実施にあたっ ては警察に援助を求めることができる。市町村長は保護の観点から、虐待を受けた高齢者を養護老 人ホーム等に措置入所させ、虐待した介護者との面接を制限できる等であります。 ご質問の1の市における高齢者虐待防止の取り組みについて、2の関係機関との連携体制の構築 についてでありますが、平成18年度に介護保険法の改正に伴いまして創設してまいります地域包 括支援センターの業務の中に、虐待防止事業への取り組みが義務付けられておるところでございま す。これを受けて18年度より本格的な相談体制や市役所・保健所・社会福祉協議会・医療機関・ 介護保険事業所・警察・民生委員・地区自治会等の関係機関とのネットワークづくりを展開してま いる予定でございます。今年度は現在、第3期の高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画を策定中 でございますので、その計画の中に、以上の事業を盛り込んでまいりたいと考えております。 ご質問3の市民への意識高揚の取り組みについてでございますが、今年度よりさまざまな機会を とらえまして、随時、市民への啓蒙活動を行ってまいりたいと考えております。 次に質問の4点目の、南アルプス市児童虐待防止ネットワーク設置の取り組み状況についてでご ざいますが、従来、児童福祉法における、あらゆる児童家庭相談について児童相談所が対応するこ ととされてきましたが、平成17年4月、児童福祉法の一部が改正され、児童相談に応じることが 市町村の業務として明確に規定されたところであります。この法改正を受け、平成16年までの相 談業務以上に相談・助言・訪問・実情の把握が必要となるため、本市では4月の組織機構の見直し の際、子育て支援課の新設に伴い、従来からの家庭相談員に加え、相談業務を担当する保健師を1名 配置したところであります。 また本年6月、児童虐待防止ならびに早期発見および早期対応のための、各関係機関相互におけ る連携を図るため、児童虐待防止ネットワーク会議設置要綱を制定いたしました。7月には、児童 虐待防止ネットワーク会議を設置する前段階として、保育士・教育委員会職員・保健師・福祉関係 105 職員を対象に、心理相談の専門家を講師に招き、児童虐待防止ネットワークに関する勉強会を実施 いたしました。8月には、第1回児童虐待防止ネットワーク会議を開催いたしました。この会議は、 医療機関・県関係・警察関係・教育関係・児童福祉関係・人権擁護関係・保健福祉部関係などの代 表者20名で構成をしております。また9月には、児童虐待防止ネットワーク会議の実務者会議を 開催いたしました。 この会議は、 各関係機関の実際に活動されておる実務者から構成されるもので、 定例的な情報交換、個別ケースの課題の検討・支援を行っている事例の総合的な把握をする役割を 持っております。さらに、個別ケースの検討会議がございますが、これは直接のケース担当中心に 構成されるもので、通告や相談を受けた個別の事例について、現状の確認、今後の連携、支援方針 等を検討し、日常業務の中で随時行っております。 次に、相談の現状でありますが、子育て支援課では学校や病院からの通告、民生委員や児童本人 からの相談など、 8月現在で37件のケースに対応をしております。 これらの相談につきましては、 県の児童相談所や各関係機関と連携を取りながら、継続的に対応をしているところでございます。 年々増加する傾向にある児童虐待を未然に防止するには、虐待に対する正しい理解と地域ネット ワークが重要であります。各関係機関・団体の協力をいただきながら、虐待の早期発見・防止に向 けて取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 志村裕子さん。 ○7番議員(志村裕子君) 1点だけ再質問させていただきたいと思います。 児童虐待防止関連で、9月17日の山日に休日夜間の児童相談の窓口、これは半数は対応せずと の見出しで出ておりました。これについて、南アルプス市の夜間休日における相談窓口の現在の対 応をお聞かせくださいませ。 ○議長(相原豊君) 保健福祉部長、内藤希香君。 ○保健福祉部長(内藤希香君) 現在、南アルプス市におきましては、家庭児童相談室ということで、フリーダイヤルで受け付け ておりまして、相談時間につきましては、毎週月曜日から金曜日、8時半から5時15分まで受け 付けをしております。相談の担当につきましては、障害児者福祉相談員ならびに家庭児童相談員、 それから保健師があたっておるところでございます。 ご質問の、いわゆる休日等に対しての相談はいかようにかということでありますが、これにつき ましては、 市町村の子育て総合相談連携強化事業というものがございまして、 仮称でございますが、 安心子育てテレフォンというが、この10月に設置されることとなっております。これになります と、24時間体制でテレフォン相談に応ずることができるということで、市に専用の電話へ相談し たものが、転送されるということで対応が可能になります。これにつきましては、県の総合窓口と いうことでございまして、虐待も含めてお母さん、それから赤ちゃん、それから乳幼児、それから 緊急医療等についての相談を受け付けることとなっております。本市におきましても、電話工事等 を行いまして、この窓口に転送できるよう、現在、進めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 志村裕子さん。 106 ○7番議員(志村裕子君) どうも、ありがとうございました。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(相原豊君) 以上で志村裕子さんの代表質問を終結いたします。 これより一般質問を行います。 質問順位6番、穴水俊一君の発言を許します。 28番、穴水俊一君。 ○28番議員(穴水俊一君) 日本共産党南アルプス市議団の一般質問を行います。 私の持ち時間は22分です。 3項目について、お伺いをいたします。 まず、家庭から出る剪定の枝の処理についての質問をいたします。 一般家庭では、毎年、敷地内の植木・果樹・生け垣などの剪定処理を行っていますが。地球温暖 化や環境汚染防止などのため、以前のように家庭や空き地、畑等で野焼きなどができず、少量なら 可燃ゴミとしても出せますが、太い幹や大量処分などに頭を痛め、時として不法と知りながら、土 手や耕作放棄地の草むらなどに捨てる人がいます。モラルの問題ともいえますが、どのように処分 したらよいのか分からず、困っているのが現実の姿ではないでしょうか。そうした住民要望の高ま る中で、お隣の甲斐市では竜王町時代からチッパーシュレッダーという剪定枝粉砕機を導入し、現 在、市内2カ所に設置し、チップ化して市民に無料で配布しています。庭などの雑草抑止材や玄関 周りの舗装材として利用され、発酵させれば野菜や花の肥料として活用できるそうであります。持 ち込まれる枝木は、毎月、軽トラック75台分、30トンぐらいあるそうであります。 また、昭和町では今年の4月から剪定枝のタウンビーバーという粉砕処理車を購入し、12地区 を月1度ずつ巡回して処理を行っています。それぞれ枝の太さは7センチから10センチ程度で、 長さは2メートル以内であれば処理できるそうであります。 南アルプス市では、 実施経費の3分の2を補助する生け垣補助事業で、 家の新築の際などにブロッ ク塀ではなく、 生け垣や花壇の設置を奨励していますが、 思うように進んでいないようであります。 生け垣は維持に手がかかること、枝等の処理が面倒なことなどがあるからではないでしょうか。緑 豊かな自然環境づくりと災害時の安全や不法投棄防止のためにも、ぜひとも一般家庭の剪定枝の処 理対策を急ぐ必要があると思います。当局の実施についての考えを伺うものであります。 次に、入札の改善について伺います。 3月に発表されました、市行政改革大綱とその実施計画では、事務事業の見直しの中で効率的な 推進のため入札契約手続きの透明性・競争性の、より一層の向上を図るため、新たな入札・契約方 式の検討および導入を進めるとし、 そのトップに条件付一般競争入札を掲げましたが、 実施は19年 度としています。大型公共事業等に経済性を持たせるためにも、新年度からの実施を求めるもので ありますが、見解を伺うものであります。 最後に、市内循環バス実現に向けての推進状況はどうか、お伺いをいたします。 市内循環バス研究会が設置され、庁内にも委員会が設置されました。6月に第1回研究会が開か れ、12月ごろまでに方向性を出すとのことであります。前回、亀ケ川議員への答弁では、循環コー スや運行時間等の検討も含め、 どのくらい利用者がいるのか、 利用状況等の把握のための試行運転、 費用対効果の分析、民間バス・タクシー関係者との関係などの検討が必要とのことでありました。 107 100円で市内の公共施設や商店街などを循環するバスの実施を求めたいということと併せまして、 現時点での検討内容と今後についての検討課題、 進捗状況等について説明を求めるものであります。 以上であります。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 穴水議員さんから3点のご質問をいただきました。 私のほうからは、市内循環バスの問題につきましてお答えいたしまして、あとの2点につきまし ては、担当部長から答弁いたさせます。 ご質問の市内循環バスの実現への進捗状況でございますけれども、6月に地域の特性を考慮する 中で、市民が望む市内循環バスの運行におきまして、議会の代表・市民の代表・各種交通機関の代 表・関係行政機関・各種団体の代表・タクシー経験者の23名の構成で調査・審議ができる市内循 環バス研究会を設置いたしました。また、研究会で検討、審議に必要な資料の具体的な調査・分析 等の作成に取り組むため、関係担当職員で構成する庁内検討会も同時に設置する中で、それぞれの 組織が連携を図りながら、市民の意向および事情等を十分に把握するよう努めながら検討を行って いるところであります。 次に、ワンコイン料金で公共施設や商店街などの市内循環バス運行についてでありますが、市内 の公共温泉施設等につきましては、指定管理者制度の導入という形の中で、新たな施設管理者が独 自での温泉利用者への総合バスの運転を提案いたしてまいっております。したがいまして、こうし たものが運転されることになりますと、バスの循環コースや運行時間等の検討も含め、果たしてど れだけの利用者がおるのか、利用状況等の把握のための試行運転、運行経費などの費用対効果の分 析、さらに既存バス路線との規制や営業タクシーとの競合もでき得る限り回避していく中で、基本 的には民業の圧迫とならないために、民間バス業者および市内タクシー協会関係者との調整連携が 必要不可欠でありますので、市内循環バス研究会などで慎重に検討いたしまして、問題点の解決と 併せ12月ごろまでには方向性を示していきたいと考えておるところでもございます。 以上です。 ○議長(相原豊君) 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) 穴水議員さんの質問にお答えをいたします。 目下、進めております市行政改革大綱実施計画では、条件付一般競争入札を平成19年度から実 施するとしているが、新年度から実施する考えはについてでございますが、近年の景気の動向が緩 やかに回復の傾向にあるものの、雇用情勢は依然として厳しい状況が続いており、特に建設業の民 間工事におきましては、個人住宅の需要が高く好調を保っているものの、公共工事におきましては 需要が少なく厳しい状況が続いており、依然として公共事業の縮小や消費の低迷、特に原油価格の 高騰など、先行き不透明で厳しい状況に変わりはないのが現状であります。 そのような中、市におきましては昨年度、不況のあおりを受け、ご承知のとおり土木部門におき ましては2社が倒産、2社が自主廃業をしており、いまだに景気の好転の兆しが見えてこない現状 を考え、市といたしましても、地元業者の育成ならびに経済性・地域性を考慮する中で、指名競争 入札を取り入れ、実施しているところであります。ご承知のとおり、公共事業の入札には、一般競 争入札と指名競争入札がありまして、現在、本市で取り入れております指名競争入札は、一般競争 108 入札と随意契約の長所を取り入れた方式であり、一般競争入札と比較して不信用・不誠実のものを 排除することができるとともに、資力・信用等について適切と思われる特定多数のものを指名でき る利点があり、なんといっても地元業者の育成ができることが、最大の有利点であると考えており ます。 また、公平化・透明性の向上を図るべく、旧町村時代より他市町村よりもいち早く、予定価格の 事前公表を導入し、透明性、公平、入札契約における公正性の確保に努めておるところであります。 いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたとおり、市内業者の相次ぐ倒産、自主廃業を見ま すに、施工能力・経営事項・過去の実績・評価点等が一定レベルに達していれば、自由に誰でも入 札に参加できる条件付一般競争入札を実施することで、大手ゼネコンの優位性が増し、地元業者に 圧力をかけるような、すべて競争という論理が果たしてよいのか。この点につきまして、十分時間 をかけて検討すべきではないかと考えておるところであります。 いずれにいたしましても、議員ご質問の条件付一般入札の新年度導入につきましては、現在、市 内・市町村の現状を調査、資料の収集分析を進めている段階でありまして、当面、新年度における 導入につきましては、現時点では考えておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(相原豊君) 市民部長、住吉一徳君。 ○市民部長(住吉一徳君) それでは、穴水議員さんの家庭から出る剪定枝の処理についてのご質問にお答えいたします。 現在、市においてはゴミの収集には環境関係役員のご協力と、市民のご理解により積極的に分別 収集を行っているところであります。その中で、市民より剪定枝の処理はどうしたらよいかという 問い合わせの電話等は年間5、6件あります。現状、本市から出る庭木の剪定枝の処理は、短く切 り可燃物収集日に各地区のゴミステーションおよび集積所に搬入していただき、中巨摩広域事務組 合清掃センターで処理を行っております。 近隣市町の状況でございますが、議員さんのご指摘のとおり、甲斐市においては小型粉砕機を購 入し、剪定枝の処理を行っておりけます。各自が持ち込んだ太い生木については、まき割り機にか けた後、粉砕機で処理を行い、それぞれ持ち帰っていただいています。また、余ったものについて は、 穴を掘って一時ストックしておる状況でございます。 昭和町においては粉砕処理車を購入して、 各地域を巡回し、家庭から出る剪定枝の処理を行っており、処理後は公園等の植栽の草押さえに利 用しております。 本市といたしましても、 緑豊かな住環境づくりを推進する中で、 家庭から出る剪定枝については、 処理に困難な場合もあり、何らかの措置を講ずるべきだと検討しております。市内から排出されま す剪定枝の量は、公共施設ならびに家庭からのものを合わせますと、約200トンぐらいになるの ではないかと見込んでおります。市といたしましても、どんな処理方法がよいか、近隣市町の状況 等も見学してまいりましたが、小型粉砕機による方法については、設置場所や何台必要か、そのほ か騒音等の問題も生じてきます。粉砕処理車については、地域を巡回し処理できるという利点はあ りますけれども、車が高価で人件費等の経費がかかるなど、解決しなければならない問題点等も多 く、 さらに処理後の堆肥化等によるリサイクル量については、 生木の状態で畑等に直接入れますと、 土の中の養分を逆に吸収してしまうといわれております。また、長期間ストックする場合において は、ストックヤードを建設し、市としても中間処理施設の許可が必要となっております。 そのようなことから、市としましては民間業者委託を考え、市内にある木材処理業者5社に8月 下旬に集まっていただき、家庭から出る剪定枝の処理について会議を開いたところ、業者より協力 109 が得られましたので、収集回数および集積場所等の検討を行いながら、平成18年度の実施に向け て進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 穴水俊一君。 ○28番議員(穴水俊一君) ありがとうございました。 2点、改めて伺います。 今の剪定の枝の処理については、来年度4月から実施するということでご答弁いただきました。 確実に実施するかどうかについて、もう一度確認をしたいと思います。 それと併せて、生け垣補助事業というものをずっと、これは八田村と甲西町でやっていたものを 引き継いだわけですが、 この結果を見ますと、 15年度の補助事業で8件、 16年度が16件、 17年 度の今年の9月28日までが15件ということですから、少ないながら倍々ぐらいに増えているこ とは事実であります。ただ、これがもっと普及していくためには、やはり枝の管理とか始末が非常 に面倒だということがあるわけです。大体、高さ2メートル、それから奥行きを1メートルぐらい に管理していかなければいけないという規制があるわけでして、そういうことも含めて、ぜひこれ は新年度から業者委託という形でやっていただくわけですが、一体、頻回にできるのか、例えば毎 月なのか、そこらへんの方向性がきちっと、いつごろ出されるのか、その点について、一度伺いた いと思います。 ○議長(相原豊君) 市民部長、住吉一徳君。 ○市民部長(住吉一徳君) 先ほど、ご説明申し上げましたように、18年度に向けて収集回数および集積場所等の検討をし ていくということでございます。ですから、剪定枝というものを年間通して行われるわけではなか ろうかと思います。春先とか秋ごろにかけてだと思いますので、ですからそういう面も総合的に検 討をしていきながら、18年度に向けて準備していきたいというような考え方でございます。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 穴水俊一君。 ○28番議員(穴水俊一君) 来年の4月からの、より市民の実情に合った実施をお願いいたします。 次に、先ほどの一般競争入札の導入の件について説明をいただきました。地元業者の育成である とか、あるいは価格の事前公表であるとか、非常に今の現時点では一番メリットが高い内容の方式 を取っているというお話でありましたが、1つだけこれは、今年の7月3日の読売新聞に出たこと なんですが、これは公共事業で当の県が分析した結果、一般競争入札などで価格が下がっても品質 には影響しないという結果が出たということが出ています。 確かに価格の問題とか、 中小零細業者の問題とかありますが、 例えば愛知県では4年度の640件 の工事のうちで、落札率が95%以上のグループは、平均が74.54点という、要するに評価だっ たのが、75%未満で落札されたグループのほうが、平均76.39点と成績が良かったと。静岡 でも同じような状況だったと。あるいは神奈川の横須賀、三重県の松坂、兵庫県明石などでも同様 の結果が得られたと。会計法や地方自治法は税金を使う場合は原則として一般競争入札を行うよう 110 に定めている。 その中で、国交省は現在7億3千万円以上の大型工事でなければ競争入札はしていないと。その 理由は競争が激化して落札価格が下がり品質低下を招くと。入札や契約、検査での事務量が増える ということが理由だそうであります。いずれにしましても、今、検討中ということで19年度には 導入と、条件付一般競争入札を導入されるということですので、その方向に向けて、今の指名競争 入札のほうがいろいろな意味でいいんだというふうな答弁でありましたが、もう一度そのへんの、 今の問題も含めて答弁をお願いしたい。 ○議長(相原豊君) 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) 条件付一般競争入札の県内の、まず状況でございますが、制度としては確かこの制度を、各市で みんな持っております。また入札も持っておりますが、ただその中に入札参加資格というものがご ざいまして、その場合にはその市の中に住所を有する場合とか、それともう1つは金額の設定、例 えば金額が今おっしゃられたように、何億円以上、こういうこととか、それからもう1つは、その 建設工事の共同企業体のある場合については、その市町村で要綱をそれぞれ持っております。した がって、その要綱の定めるところとあるということでございますから、言い換えればそれは指名競 争入札と全く同じ状況になろうかと思います。 そこで、平成19年度からこの条件付一般競争入札についても、いろいろな検討を重ねて、導入 に向けて努力をしていきたいと思っております。そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(相原豊君) 以上で穴水俊一君の質問を終結いたします。 日本共産党南アルプス市議団の割り当て時間は、すべて消化しました。 よって、以上で質問を終結いたします。 ここで暫時休憩といたします。 再開は午後4時といたします。 休憩 午後 3時45分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再開 午後 4時00分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に質問順位7番、櫻本広樹君の発言を許します。 1番、櫻本広樹君。 ○1番議員(櫻本広樹君) 南政クラブ、櫻本広樹でございます。 今議会では、教育問題について質問をさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 まず1点目といたしまして、戦後60年から学ぶ平和の尊さ、また命の大切さについての教育に ついて、お伺いをいたします。 日本は今年、戦後60年という大きな節目の年を迎えました。これまでを振り返ってみますと、 私たちは平和の恩恵を十分享受してきました。平和なくして経済の発展はなく、生活水準の向上も 111 ありえませんでした。その平和の影には戦争での多くの方々の犠牲があり、我々は戦争というもの を、絶対に忘れてはならず、また後世に伝える責任があると思います。しかし、戦後60年が経っ た現在、国民の4人に3人は戦後生まれだといいます。実際に戦争を体験した方々は少なくなって きており、戦争の悲惨さ、平和の大切さを身を持って伝える人の存在が遠くなってきております。 それを子どもたちに伝えることは、平和について、また命の尊さ、大切さを学ぶ上で、とても重要 であると思います。 広島市においては、これまでも被爆体験を若い世代への継承等に市を挙げて取り組んでいて、児 童生徒が在学中に被爆体験者の話を聞く活動が行われていると聞いています。本県でも甲府空襲や 大月空襲など、戦争を体験された方は多くおられると思いますが、子どもたちが個人的に話を伺お うといったことになると、非常に難しいものです。そこで、市では戦後60年について、どのよう に認識しておられるのでしょうか。また、児童生徒に平和の尊さや平和を守っていくことの大切さ をどのように伝えているのでしょうか。また、命の尊さということでは、山梨県教委では本年度、 命の大切さを学ぶ体験活動推進事業を本格的にスタートさせるなど、命の大切さを学ぶことに、さ らに力を入れているようです。 しかし、推進校として指定されたのは、県内4つの小中高のみであり、南アルプス市でも独自に 取り組みを展開するのが望ましいと思います。市内の小中学校では、現在、命の大切さについて学 ぶために、どのような取り組みや授業がなされているのでしょうか。道徳の授業などで命の大切さ を学ぶ機会があるのでしょうか。お答えをください。 次に2点目の質問をさせていただきます。 テレビゲーム・インターネット等の子どもへの影響について、お伺いをいたします。 最近は、子どもたちの命についての考え方、その重みも変わってきているように感じられます。 その背景には、テレビゲームやインターネットなどの影響も指摘されています。テレビゲームでは 死を扱ったものも多く、人間もゲームのように死んでしまっても、また復活できるもののようにと らえている子どもたちもいるようで、命の尊さを感じることのないまま成長し、簡単に人の命を奪 い、また自らの命を絶ってしまうといったケースも少なくありません。 昨年、長崎県佐世保市の市立大久保小学校でおきました、6年の女子が同級生にカッターナイフ で首を切られ、死亡した事件も記憶に新しいところでございます。また、ここ数年はインターネッ ト自殺といわれるインターネット上で知り合った自殺願望のある人たちが、実際に会って共に自殺 するという事件も増えています。インターネットには、特殊な趣味などについての情報がたくさん あり、自殺についてもそのやり方などを解説した、自殺系サイトが数多く存在しています。インター ネットは、いまや大人にとってだけではなく、子どもにとってもなくてはならないものとなってい ますが、子どもが学校や家庭でインターネットを便利に活用する一方で、子どもにとって有害なコ ンテンツが多く存在し、それらを簡単に見ることができることも事実であり、子どもに対する影響 が懸念されております。小中学校においては、テレビゲームやインターネットの使い方について、 どのような指導をされているのでしょうか。また、最近は子どもたちにとって、携帯電話もなくて はならないものになっているようですが、携帯電話は費用がかかるものの、実際に支払いをしてい るのは保護者であり、子どもたちにとって、お金の尊さというものが分かりにくくなっている時代 だと思います。お金の尊さについても含め、携帯電話については何かご指導をされているのでしょ うか。 次に、3点目といたしまして、放課後の居場所づくりについて、お伺いをいたします。 これは、私が掲げております政策の1つでもありまして、私が考えます放課後の居場所づくり、 112 またそこでの過ごし方などを提案したいと思います。現在、少子化の進展、核家族化の進行、共働 き世帯や母子家庭の増加など、子育てを巡る社会環境は大きく変化しております。また、先の質問 の中でも申し上げましたが、情報通信技術の発達の裏で児童生徒が有害な情報を簡単に入手するこ とが可能になり、それを悪用するモラルの低下した大人の存在で被害に遭う子どもや、依然として 世の中にはびこる麻薬など、数え上げればきりがないほど、子どもたちを取り巻く環境が由々しき 状況だといえます。そのような状況の中で、学童保育を含め、子どもたちの放課後の居場所づくり、 またその時間の使い方というものは、とても重要になってきていると思います。 これまで学童保育は家庭の事情により預かってもらうという姿勢が強く、その内容については積 極的には議論されてこなかったのではないかと思います。毎日過ごす放課後という時間を有効に活 用するためには、放課後の居場所づくり、またその内容を見直す必要があるのではないかと考えま す。学童保育には年齢制限や対象基準などがありますが、それらに関係なく、子どもたちが自由に 参加できる居場所を設け、学年に関係なく交流できる場としていくことが望ましいと思います。こ れは、単なる箱物を求めているものではなく、空き教室や地域の施設などを有効に活用していくこ とを提案します。 また、そこでは遊びだけではなく、宿題を含め授業の補習的な勉強もでき、日常の生活を通して しっかりとした生活習慣や社会性を身に付けたり、地域文化についても学べる場にしていくことが 望ましいと思います。このような取り組みは、学校現場に負担をかけるものではなく、保護者や地 域の方々を巻き込んで行い、例えば教育指導者を目指している方に指導者になってもらったり、高 齢者に地域の文化を伝えてもらったりと、地域コミュニティーとしての役割も持たせながら、地域 全体で活動していくことが大切だと思います。そうすることで、無理することなく長期的な活動が 可能になり、学童保育において問題となっている年齢制限や、待機児童の増加にも対応できるよう になると思います。 また、子どもたちの能力を引き伸ばすこともでき、さらには南アルプス市の教育の独自性を高め ていくことにもつながっていくと思います。そこで市では、学童とは別に子どもたちの放課後の居 場所づくりの必要性について、どのようにお考えでしょうか。また、学童保育も含め放課後という 時間の過ごし方について、授業の補習的な学習ができる時間にするなどの見直しが必要と思います が、いかがでしょうか。また、地域の力を生かした放課後の居場所づくりについて、どのようにお 考えでしょうか。 次に4点目といたしまして、性感染症やHIV感染、妊娠中絶などの危険性から身を守るための 性教育について、お伺いをいたします。 近ごろ、中央教育審議会の専門部会が打ち出した、性教育の教育方針が波紋を広げております。 中教審は高校生以下の子どもの性行為を容認すべきものではない、という立場で指導するという方 針を打ち出し、文部科学省も性教育は性行為を容認しないことを基本スタンスにしたいという方針 を示しており、これにより学校現場がこれまで以上に性教育に慎重になることが考えられます。 しかし、20歳未満の性感染症や妊娠中絶は増加しており、厚生労働省によると20歳未満の人 工妊娠中絶は、全国で年4万件を超えているそうです。これには性体験の低年齢化という問題が大 きく影響しています。今年2月に、全国高等学校PTA連合会が性感染症の予防対策のための高校 生、 約1万人に実施した全国調査の結果では、 高校3年生の性経験率は男子が30%、 女子が39%、 2年生は男子が20%、女子が29%、1年生は12%と15%でした。性体験の低年齢化が進む 中で、正確な知識を得るための性教育は十分になされていず、自らの身を守るための知識や性感染 症の危険性などに対する認識もないまま、性体験をしてしまうケースが多く、10代の性感染症や 113 妊娠中絶の数は増え続けている現状であります。 また、エイズウイルス・HIV感染も深刻な状況でございます。今年1月26日に発表されたエ イズ動向委員会による年間報告によりますと、昨年2004年の1年間に新たに報告されたHIV 感染者、エイズ患者は合計で1,114件で初めて千件台に突入しました。報告制度が始まった 1984年以降、年間1千人を超えたのは初めてです。また、2005年4月3日現在、エイズ患 者数は3,336人、HIV感染者は6,734人と報告されており、患者・感染者を合わせた数 は実に1万人を超えました。山梨県においても、今年6月時点で1990年以降、報告があった患 者・感染者数は合計107人に上っております。先進国で感染者・患者が増え続けているのは、日 本だけという異常事態となっており、これは日本でのHIV感染のコントロールが、必ずしもうま くいっていないことの表れであるといわれます。専門家の方々も、若者の性感染症への警戒心が低 く、無防備な無責任な性交渉が多すぎることを指摘しております。 また、HIVは性感染症の大流行の波に乗って広がるとの警告もあり、性感染症の患者数が増加 傾向にある今、HIV感染の土壌は確実に、その広がりを見せていると考えられます。HIVは世 界的な問題であり、国連合同エイズ計画の報告によれば、2004年末での世界のHIV感染者数 は3,940万人に達しています。現在、世界には約63億人の人々が住んでいますが、そのうち 毎日1万3千人以上がHIVに感染し、8千人以上が亡くなっている状況です。また、母子感染と いう問題も大きく、毎年60万人もの子どもが母親から感染し、これまでに15歳未満の400万 人以上が亡くなっています。さらに、HIVで親を亡くしたエイズ孤児も1,040万人以上もお り、2010年度までにこの数は2倍になると予想されております。HIVは多くの人の命を奪う だけではなく、世界で最もエイズが猛威を振るっているアフリカなどでは、働き手の確保、さらに 経済成長にまで影響し、国そのものを脅かす問題までなっております。 これだけHIVが広がってしまうその背景には、やはり貧困ともに知識の不足という問題があり ます。性感染症やHIV感染、妊娠中絶などの危険から子どもたちを守るには、やはり確かな知識 を得ることが必要だと思います。これまで一部の学校の性教育について、国会で行き過ぎだと批判 されたり、寝た子を起こすといわれましたが、正確な知識を持ち、リスクを知ることで行動はかえっ て慎重になり、ちまたにあふれている、偏った情報に振り回されることもなくなると思います。ま た、新しい知識を得ることは、HIVに対する偏見や差別的意識を払しょくすることにもつながっ ていくと思います。確かに性に関する知識、正しい情報をどう伝えるは難しい問題であり、なれて いないため話題にしにくい家庭も多いと思います。それだけに、やはり学校や地域社会の役割は重 要だと考えます。 県内では、県立看護大・短期大学部のピアカウンセリングサークルの学生が学校などに出向き、 中高生を対象に体の仕組みや安易な性行為が、 どんなことにつながるかなどの講座を開いています。 年齢が低いためか抵抗感も薄らぎ、生徒たちには好評だそうです。そこで、お伺いしたいと思いま す。市内の小中学校では、性教育についてどのように考え、現在のところどんな取り組みをされて いるのでしょうか。小学校、中学校それぞれで性について学ぶ授業は年間、何時間程度あり、また どのような授業内容でしょうか。市教育委員会として、性教育について各小中学校に統一した指導 などはなされているのでしょうか。また今後、市としてどのような性教育を行っていこうとお考え でしょうか。担当教諭を集めての勉強会や小中学校が連携しながら、段階的に取り組んでいく性教 育の指導、またピアカウンセリングサークルのような、出前講座的なものを積極的に取り入れてい くことも効果的だと思いますが、いかがでしょうか。お答えをください。 次に5点目といたしまして、県立高校の全県一学区について、お伺いをいたします。 114 2001年の地方教育行政組織運営法の改正により、全国で高校入試の学区の拡大が進んでいま す。今年3月の時点で、すでに高校入試で全県一学区導入、もしくは実施方針を固めていたのは、 東京や神奈川など11都県ありました。山梨県でも、この7月に2007年春から全県一学区入試 を導入することが決まり、再来年の春、実に40年ぶりの大改革が行われることになりました。高 校改革は1996年の高校整備新構想策定ワイズに全国で矢継ぎ早に進んできました。県内でも 97年に県内初の総合学科校となる甲府城西高校が開校し、甲府西校が単位制に改変されたことを 皮切りに、全県からの入学が可能な新しいタイプの高校の設置が進みました。従来の職業高校のほ か普通科高校にも理数科など、全県一学区の普通科系専門教育学科も増設され、この結果96年度 当時は39.1%だった公立高校の全募集定員に占める全県一学区の割合は、2002年の入試以 降は過半数となり、今春の入試では53.4%になりました。 生徒たちにとって、学校選択の幅が広がるのは望ましいことであり、学校選択の自由を希望する 生徒や父兄の声は高まっていました。しかし、学校選択の幅が広がる喜びとともに、入試制度もこ れまでとは変わることから、実際の入試に不安を感じている生徒も多いと思います。また、先生方 にとっても、 特定校への志望集中や競争の激化、 さらに生徒個人が全県下での学力を確認できるデー タがない中での進路指導など、手探りの指導は不安の多いものだと思います。 中学校では例年2年生の3学期から始める入試の準備を、2年生の夏休み前に始めるなど、全県 一学区に向け準備を進めているところも多いようです。こうした取り組みは、大改革に向けて意識 を高めてもらうとともに、生徒の不安を和らげるためにも重要なことだと思います。そこで、市内 の中学校では現在、全県一学区について、どのようにとらえているのでしょうか。生徒の不安を少 なくし、より良い態勢で新制度の入試に臨めるよう、どのような対策や準備を進めているのでしょ うか。お答えをください。 最後に6点目といたしまして、全県一学区導入を見据えた地元高校と地域との連携について、質 問をいたします。 南アルプス市には現在、巨摩高校と白根高校の2つの高校があります。地元を中心に多くの生徒 が通っていますが、 高校と地域が交流するという機会は決して多いとはいえない状況だと思います。 2007年、春には普通高校の全県一学区が導入され、もちろん巨摩高校も白根高校も県内各地か ら生徒が集まってくる学校となりますが、その一方でやはり他地域、特に甲府市内の高校への生徒 の流出も考えられ、特定校への志願者集中による高校の序列化など、県立高校とはいえども競争の 時代が来ると思われますその中で、各高校には独自性を打ち出し、魅力ある学校づくりが求められ ています。 さらに今後は、少子化の問題もあり、新たな改革が行われることも十分考えられるだけに巨摩高 校、白根高校の2校それぞれがオリジナル性の高い魅力を打ち出していくことが必要です。各校の 特異性・独自性を生み出すには、まず高校そのものの取り組みが必要ですが、校長先生をはじめ先 生方には任期というものがあり、学校単独では長期的な取り組みが難しい面もあるかと思います。 また、学校の独自性づくりには、やはり地域性を生かした取り組みも不可欠であり、その地域、ま た行政がいかに高校と連携し、地域を挙げて魅力あふれる学校づくりを進めていけるかが課題だと 思います。地域の高校が、それぞれ魅力にあふれる学校になれば、多くの生徒が志望する学校にな ることはもちろん、地域全体の活性化にもつながっていくと思います。 そこで、まず現在、南アルプス市内の中学校出身者で市外の高校に通っている生徒は、どれくら いの人数がいるのでしょうか。地元高校と地域とは現在、どのような交流が図られているのでしょ うか。また、普通高校の全県一学区導入を見据え、地元高校とのどのような連携を図っていくお考 115 えでしょうか。 以上、6点につきまして、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(相原豊君) 答弁をいただく前に、本日の会議時間は予定しました議事日程終了まで、あらかじめこれを延長 いたします。 教育委員長、伊藤尚武君。 ○教育委員長(伊藤尚武君) 私からは、まず1項目目の平和や命の大切さを学ぶ教育についてと、5項目目の全県一学区入試 について、櫻本議員のご質問にお答えいたします。 まず、1項目目の平和や命の尊さを学ぶ教育についてでございますが、今年は戦後60年にあた り、太平洋戦争の悲惨な体験を持つ人も徐々に少なくなっており、平和の尊さを身を持って語るこ とのできる人が少なくなってきておりますが、議員のおっしゃるとおり、平和の大切さを教えてい くことは、大変大事なことだと考えております。 南アルプス市におきましては、戦争をなくし平和な世界を築くことを希求し、行動することを誓 い、核兵器廃絶平和都市宣言を平成15年9月にするとともに、広島平和式典にも代表が出席して おるところでございます。また、被爆60年体験朗読会が市の事業として、この8月に行われ、中 学生や市朗読ボランティアの方々による朗読や被爆体験を聞き、大勢の人が平和への思いを強くし たところでございます。また、豊村満州開拓団誌編集委員会が発行した「四道河にねむる拓友に捧 ぐ」という本をもとにして、水木亮氏が脚本を書き、劇団コメディーオブイエスタデイ上演による 黄昏岬がこの秋に公演されます。これも平和を学ぶ機会となると思います。 市内小中学校の平和への取り組みは、教職員も戦争の直接的な体験者は現在おりませんが、児童 生徒に平和の尊さや平和を守っていくことの大切さを次の世代に教えていくことは、大変重要なこ とだと考えております。また、市の教職員も平和教育の大切さを認識しておりまして、教育研究会 では平和教育への実践がなされ、研究が続けられております。 学校におきましては、さまざまな教科・領域の中で平和の尊さ、平和を守っていくことの大切さ が教えられております。小学校4年生の国語の教材の中に、 「一つの花」という文学者、今西祐行氏 による作品の学習があります。太平洋戦争の激しくなる中、幼い子どもを残して戦争に行く父の物 語ですが、この学習の中で子どもたちは戦時中の暮らしの様子を聞いたり調べたりして、戦争の悲 惨さを学んでいきます。社会科では小学校6年生と中学校2年生で歴史、中学3年生公民の中で憲 法を扱い、その中で戦争の悲惨さと平和の尊さを学びます。 また、教科の中だけではなく、学校行事や学園祭の中で平和をテーマに取り組んだり、戦争体験 者を招き、お話を聞いたりして平和の大切さを学んでいく学校もあります。具体的な例を申し上げ ますと、市内の中学校で学園祭で平和をテーマにし、その中でみんなで取り組み描いた絵が、今年 採用の美術の教科書に載ったという実践例もあります。また、修学旅行で広島まで足を伸ばし、原 爆について考えている学校もあります。市教育委員会といたしましては、このような広範で多様な 地域に根ざした平和教育が大事であると考えております。 次に、命の大切さを学ぶ教育について、お答えいたします。 議員が述べられましたように、県教育委員会では今年から命の大切さを学ぶ体験活動推進事業を スタートさせたところです。県内では小学校2校、中学校1校、高等学校1校が指定されました。 命の大切さを学ばせる有効な体験活動例として、 乳幼児育児体験学習や障害を持つ方との交流教育、 飼育や栽培体験学習、自分の成長の足跡を振り返る活動等、さまざまな体験活動例が掲げられてお 116 ります。市内小中学校におきましても、さまざまな命の大切さをはぐくむ体験活動を教育課程内に 位置付け行っております。市健康増進課との連携の中で、乳幼児ふれあい育児体験学習が2つの中 学校で行われ、生徒たちから自分もこのようにして育てられたのだと思うと、父母の大変さが分か り、また命の大切さが実感として分かったという感想が寄せられております。 また、養護学校と交流している学校もありますが、障害を持つ人とともに生きることを学ぶこと も広くは命の教育ともいえます。小学校では飼育学習・栽培学習も広く行われておりますが、これ らは命を科学的にとらえる理科教育の発展拡充として大切な体験です。これらの学習を通して、子 どもたちは命をはぐくみ育てることの難しさと、苦労と喜びを体験的に知ることになります。命を 大切にするということは、道徳教育の基盤になることでもありますし、道徳の授業の中でも繰り返 し教えられます。 さて、議員は市として独自に命の大切さについて、学ぶ取り組みを推進することの重要性を指摘 されておりますが、おっしゃられるとおり、経済優先で大切な命がともすると軽んぜられる風潮も あるとき、このことは大変大事なことであると認識しております。そのため、市教育委員会では教 育のあらゆる場面を通じて命の大切さを教えるよう、各学校を指導しております。また、市内全校 を道徳の研究指定校として指定し、心の教育を通して命を大切にする子どもの育成に努力している ところでございます。 次に、5項目目の全県一学区入試についてでございます。 まず1つ目は2007年、春から県立普通高校で全県一学区入試が導入されるが、市内の中学校 では現在どのようにとらえているのか。2つ目として、生徒の不安をなくし、より良い態勢で新制 度入試に臨める対策や準備はの質問にお答えいたします。 まず1点目の県立普通高校で全県一学区入試か導入される件についてでありますが、6月27日 の第10次入学者選抜制度審議会の答申書を受け、県教育委員会は生徒の主体的な学校選択を促す ため、平成19年度入学者選抜から普通学区は全県を一学区とし、総合選抜を廃止することにしま した。 さらに9月21日の県定例教育委員会では、 高校入試に関する庁内検討委員会の報告を受け、 自己推薦導入を含めた新入試制度の概要を決定しました。 新しい制度は居住する地域にかかわらず、 すべての生徒にとって学校選択幅が平等かつ最大限に増えるよう改善されるものですが、大幅な制 度改正であり、生徒や保護者、学校現場に与える不安も少なくはありません。市内の中学校から、 再来年からの入試で不安に思っていることを調査したところ4点ありまして、1つの高校に多数の 希望者が集中した場合の対応はどうすればよいか。2点目、甲府市内の高校に受験者が集中し、巨 摩高校・白根高校等の甲府周辺校との高校間格差が生じないか。3つ目、不合格者が多く出ること が予想され、その生徒たちのケアをどうするか。4つ目、自己推薦制の導入により、中学校の進路 指導が混乱しないか等が出されました。このような学校現場の不安は同様に生徒、保護者も持って いるものと思います。 次に、これらの不安をなくし、より良い態勢で新制度の入試に臨めるよう、対策や準備を進めて いるかについてですが、県教育委員会は新入試制度概要に関する中学校側への説明会を11月中旬 に開き、各中学校を通じて対象となる2年生、1年生の生徒や保護者、さらに小学生にも周知を図 るとのことです。市教育委員会といたしましては、入学者選抜制度改善の3つの視点である、受験 機会の複数化・複数の評価尺度による選抜・特色ある学校づくりの推進を軸として、県教委説明会 後の反応を分析しながら、 各学校が生徒・保護者の不安をなくすような進路指導の一層の充実を図っ ていけるよう、支援していきたいと考えております。 私からは、冒頭申し上げましたとおり、1項目目の平和や命の大切さを学ぶ教育についてと、5項 117 目目の全県一学区入試について、答弁をいたしました。この質問以外の4項目の答弁につきまして は、教育長がいたします。 ○議長(相原豊君) 教育長、野沢達也君。 ○教育長(野沢達也君) 私からは、櫻本議員さんの残りの4点について、お答えいたします。 まず、インターネットやテレビゲームへの指導のあり方について、出会い系サイトをはじめとし たインターネット社会における子どもたちの事件は年を追うごとに増加しています。このような危 機的な状況を受け、平成15年9月、インターネット異性紹介事業を利用して、児童を誘引する行 為の規制等に関する法律が施行され、事業者に対する規制とともに、違反した場合、児童も処罰の 対象となるよう規定されることとなりました。さらに、インターネット社会に生きる子どもたちへ の影響について、疑似体験と実体験の混同・人間関係の希薄化・インターネット書き込みを巡るト ラブル等、便利さの影に潜む落とし穴も指摘され続けています。 特に、テレビやコンピュータなど、疑似体験の中で育っている子どもたちは、カブトムシが死ん だら「電池を入れて」と叫んだり、格闘ゲームを見ては真似をして、相手にいきなり大ケガを負わ せるといった事例が、今では珍しくなくなっています。そのような子どもたちは、生活体験の中の 失敗を次に生かすことができず、すぐにリセットボタンを押せば、もとに戻るような感覚で生きて います。 文部科学省は昨年10月、 児童生徒の問題行動対策重点プログラムの最終まとめを出しましたが、 その中では学校と家庭・地域・関係機関等が一層緊密に連携することを強く訴え、以下の3本の柱 に沿った施策を策定しています。 まず1つは、命を大切にする教育の充実。2つ目は、学校で安心して学習できる環境づくりの一 層の推進。 3つ目は、 情報社会の中でモラルやマナーについての指導のあり方の確立の3点ですが、 特に情報モラルやマナーについての指導では、まずは学校でのコンピュータの動作環境として、各 校で現在、フィルタリングソフトを使用し、有害情報から子どもたちを守るシステムを導入してい ますが、年内に整備される教育系ネットワークシステムの中では、市のセンターサーバー内で十分 なレベルのフィルターがかかることとなっております。また、情報モラル教育についても、各校に おいてコンピュータ教室を使用する際、特に年度始めに県総合教育センター作成のインターネット 社会の落とし穴、あるいは県警作成のパンフレット等を利用する中で、子どもたちに指導を行って おります。これらの指導資料の中では、チャットや出会い系サイト等を利用する子どもたちの実態 を、 具体的な事例として取り上げ、 犯罪につながる危険性や個人情報の扱いの重要性などについて、 その対策や指導例を挙げて紹介しています。同時に各校で工夫し作成した、ネットワーク利用ガイ ドライン等を配布し、インターネット使用に際しての家庭での指導等、保護者に対しても啓発を図 る取り組みを続けております。 次に2つ目として、お金の使い方も含めた携帯電話の指導について、子どもたちへの普及が年々 進んでいる携帯電話ですが、学校での扱いにつきましては、原則として市内すべての小中学校で持 ち込みを禁じる措置を取っております。さて、家庭での携帯電話使用にあたっては、基本的に家庭 の責任においてルールづくりなどがなされておりますが、学校からも保護者に対しての助言・指導 を行っております。特に、中学校においては、先に述べました出会い系サイトなどによる事件につ ながる危険性についての啓発とともに、悪質サイトへのアクセスによる突然の高額請求につながる 危険性や、過度な利用を防止するための指導についても、家庭訪問や学年部会、さらには長期休業 118 前の通知などにより、行っているところです。 また、金銭教育そのものについても、健全な金銭感覚を養い、物やお金を大切にし、資源の無駄 遣いを避ける態度を身に付けさせ、それを通じて自立して生きることができ、より良い社会の継承 者を育てる教育として、議員のご指摘のとおり、重要な教育であるととらえております。具体的に は、小学校生活科において生活と消費という授業で、生活に必要な買い物や物を大切に使うことを 教えています。なお、小中学校を通じて、道徳の指導内容の中で小学校低学年の物や金銭を大切に することから、中学校の節度を守り節制に心掛け、調和のある生活をすることなど、成長段階に応 じて指導しております。 次に、放課後の居場所づくりについて、お答えいたします。 教育委員会では、平成16年度から18年度までの3年間、文部科学省の委託事業で地域教育力 再生プランの中の地域子ども教室推進事業を実施しております。この事業は、子どもの居場所づく りコーディネーターを配置し、毎週水曜日の放課後や土・日など、主に甲西地区の大師の公会堂を 利用して実施しております。異年齢の子どもたちが一緒にゲームをしたり、工作をして楽しんでお ります。子どもたちの自由な発想をもとに、自分たちで遊び学んでいますので、子どもの自主性や 協調性をはぐくみ、安全に過ごせる場所として望ましく、子どもの居場所づくりとしては良い事業 だと考えております。 先ほど、議員さんがおっしゃられましたように、この地域ではマナー、靴の脱ぎ方、あいさつ、 そういったことまで指導をされております。コーディネーターをはじめ地域の人たちの協力を得な がら実施しておりますが、あくまでも子どもの自主性を養うためのもので、宿題などはやる子はい ますが、補習的学習の時間等は現在、考えておりません。 また、 学童保育との連携も大切で、 内容によっては学童保育の子どもも含めて活動しております。 事業を実施するにあたっては、地域の人たちの協力がなければできません。今実施している大師地 区は、地域の中で以前からそうした体制ができていましたので容易に組織できました。教育委員会 でも、今後この地区をモデル地区として、他地区でも実施できるように進めていきたいと考えてお ります。 次に、HIV感染症から身を守る性教育について、お答えいたします。 まず最初の市内小中学校での性に関する教育について、どのように考え、取り組み状況、年間の 授業時数はどうかについて、お答えいたします。 近年の生活様式の変化・少子高齢化・核家族化・情報化などの急激な社会変化や子どもの生育環 境、生活行動、疾病構造等の変化は、児童生徒の望ましい人間形成に、さまざまな影響を与えてお ります。このようなときに児童生徒が人間として、どう生きるかを目標とする性に関する教育を組 織的に教えることは、大変重要であると考えております。市内の小中学校では、各校の教育課程に 応じて各教科や道徳、特別活動や生活科、総合的な学習の中で計画的に性に関する教育が実施され ております。 小学校では、発達段階に応じて命の誕生から体と心の発達までを、20から30時間かけて学習 しています。中学校では、主に保健体育の中で心身の機能の発達と心の健康、健康な生活と疾病の 予防について、10時間程度、学習しています。特に、エイズと性感染症については、文部科学省 監修の中学生用エイズ教育教材「エイズを正しく理解しよう」を3年時に使用しております。性に 関する出前講座を積極的に取り入れていく件についてですが、市内のいくつかの中学校では外部講 師を招いて、エイズと性感染症についての講演を計画しております。櫻本議員さんご指摘の県立看 護大・短期大学部のピアカウンセリングサークルの出前講座については、多くの学校が導入に前向 119 きな姿勢を示しております。保健所等にも出前講座がありますので、併せて紹介する中で市教育委 員会として、積極的な導入を呼び掛けていきたいと考えております。 また、中巨摩性教育研究会では小学校1年から中学3年までの教科、道徳、特別活動、生活科、 総合的な学習の時間における性に関する教育の内容を編成し、授業に取り組んでおります。この研 究がさらに進展し、各小中学校でも実践的に活用できるよう、市教育委員会でも支援していきたい と考えております。 次に、地元高校と地域の連携について、お答えいたします。 質問が細かく2つありますが、2番目の市外へ通っている高校生について、まずお答えしたいと 思います。始めに、市内の中学生で市外の高校に通う生徒数についてお答えいたします。今年3月 の市内中学校卒業生817名のうち、市内の巨摩高校・白根高校へ378名が進学し、農林高校・ 増穂商業高校・甲府城西高校等の職業高校・総合学科高校へ211名、単位制である甲府西高校や 理数科・英語科等の専門教育学科および市外の普通科学区外等に82名、 県内の私立高校へ117名、 そのほか29名となっております。現在、行われている地元高校と地域との交流・連携についてで すが、それぞれの高校の様子についてお話いたします。 巨摩高校は定期的に巨摩校だよりを発行し、小笠原学区の中学生全員に配布、また各地区回覧板 により、学校の様子を伝えております。平成15年度からは、地域の文化向上に役立てることを目 的に、巨摩高校公開文化講座を開催しております。源氏物語を読む、地図を読みこなす基本の技、 自分探しにどうかかわるか等、年に6回ほどの講座に地域の人々が積極的に参加しています。また 平成16年1月には、豊かな体験活動推進事業の指定を受け、茶道部の生徒が高校生ジュニアリー ダーとなって、重要文化財安藤家住宅の茶室で小中学生を対象に、茶道を体験する教室を開きまし た。このほかにも、生徒会役員による交通安全運動中の街頭指導への参加、家庭科の授業の一環と して行われる、老人ホームでの介護体験実習や保育所での保育体験実習、地域の環境を守り貢献す るために、10年以上続けている滝沢川清掃作業、音楽部・吹奏楽部等の文化局の特徴ある活動を 地域に公開するために、平成14年度から始められた巨摩フェスタなどがあります。 白根高校も同様に学校だよりの発行をはじめとする、 地域社会への発信・連携を行っていますが、 特筆すべきこととして、インターンシップの実施とインターアクトクラブの活動があります。イン ターンシップとは就業体験のことであり、生徒自らが地域産業を体験することにより、自らの進路 を明確にし、学習意欲を高め、学問研究および職業研究に対する意欲や地域の一員としての自覚を 喚起し、自ら社会性を高めていくことを狙いとしております。昨今はフリーターやニートの問題が 大きく取り上げられ、キャリア教育の重要性が叫ばれておりますが、白根高校では県内の普通高校 としては、初めて全国的にもあまりない、このプロジェクトを昨年度からスタートさせました。本 年度も2年生全員が夏休みの5日間を使い、 南アルプス市等にある138もの民間企業、 公的機関、 各種団体の協力を得て実施いたしました。市や市教育委員会にも何人もの生徒が来ましたが、一例 として考古学に興味を持つ生徒2名は、文化財課の職員とともに真夏の暑い中、発掘作業に汗を流 しました。このような就業体験により、生徒は達成感を味わう中で職業観を持つことができ、企業 からもこの取り組みに対し、厚い支持が得られたとのことでございます。 インターアクトクラブはロータリーが提唱する奉仕クラブで、楽しく意義ある奉仕プロジェクト に参加する機会を青少年に与えるもので、 南アルプスロータリークラブからの依頼を受け、 この4月 に立ち上げられたばかりの活動です。ラオスへ体育着を送る活動や、わかば養護学校との交流、病 院・図書ボランティアや老人ホーム慰問、甲陽学園との野球交流等、地域社会と交流を持ちながら、 ボランティア活動を通じて社会性・国際性を身に付けるための活動が計画されております。 120 全県一学区を見据え、地域や行政が高校と連携し、魅力ある高校づくりを進める件についてです が、先ほど申し上げましたように、高校側からいくつもの発信・アクションが起こされております。 これらのことをより多くの人々が知り、理解し協力しながら地域の学校は地域が育てる姿勢を示し ていくことが、まずは必要ではないでしょうか。関連して、高校生が学校外の活動を積極的に行え ることを支えるために、市としても連絡調整役等の協力をしていくことが大切です。魅力ある学校 づくりは、地域に根ざした特色ある学校づくりにより高校が活性化し、生徒に良い効果が還元され ることで実るものです。 全県一学区での普通高校に、とりわけ求められることとして、この特色ある学校づくりがありま す。このことについて巨摩高校では、ホームページ上に総選廃止後の本校のビジョンとして、4つ の内容を示しています。その1つに、地域との連携をこれまで以上に深め、地域の活性化に役立つ 教育実践を行う、防災地震対策やまちづくりでの連携を検討しているとあります。ボランティア活 動を土台として、地震時の活動に役立てる具体的内容として、車が動けなくなった場合のバイク行 動隊、電話・携帯電話が使えなくなった場合の無線連絡隊、学校等の公共施設が臨時避難所になる 場合の介護・救護隊等を構想されているとのことです。市教育委員会といたしましても、市当局と ともに連携・支援を検討したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 櫻本広樹君。 ○1番議員(櫻本広樹君) まず、地元高校と地域の連携についてということで、今、教育長さんのほうから説明があったよ うでございます。こういったものを具体的に進展をさせて、その学校の独自性、あるいは特異性と いうものに結び付いていくような、そんな連携を取っていただければと思います。 それで、ちょっと1点お伺いをしたいのですが、総合計画の中で健全育成支援体制の強化という ことで、市内小中学校の児童生徒と年齢が近い大学生・大学院生のヤングアドバイザーの委嘱登録 をするということで、ヤングアドバイザーの設置というようなことについて、進捗状況等を説明し ていただきたいと思います。 いかがでしょうか。 ○議長(相原豊君) 教育長、野沢達也君。 ○教育長(野沢達也君) 子どもたちの健全育成のためには、やはり年代的に近寄った方たちの指導というのは、大変有効 であるというようなことで、 そんなヤングアドバイザーを設置していければということです。 まだ、 具体的には取り組みはしておりません。 ○議長(相原豊君) 櫻本広樹君。 ○1番議員(櫻本広樹君) このことについても、行政改革実施プログラムの中で早い段階で具体的に、政策を表していただ ければと思います。 最後に石川市長さんのほうからご答弁を願いたいのですが、やはり石川市長も長い山梨県庁時代 の中枢を担った経験、そして櫛形町、そして南アルプス市という、こういった行政経験の中で、今 議会の中でも、峡西南・峡南の高校の存続というような請願も今議会で採決をしたところでありま 121 す。この問題につきましても、やはり巨摩高校・白根高校についても、やはり今現在から行政とし て考えておかなければならないという、そんなことも近い将来といいますか、もうすぐ来る少子化 ではないかと考えます。 そして、先ほどの数字の中で中学生の800数十人の中で、ほぼ40数パーセントの人しか、こ の2校に残らないという現状の中で、市長としてこの2校の存続について、今現在の感想といいま すか、今後の取り組みの一端をのぞかせていただければと思います。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 地元の高校を育成していくということは大事なことでございまして、かつて櫛形町長時代から地 元の高校、いわゆる巨摩高校、それに白根高校、増穂商業高校と、これらにつきましては、峡西6カ 町村と南巨摩の増穂町と鰍沢町を含めた8つの町村で応分の負担をして、その学校の後援会に対す る経費負担もやってまいりました。そして、子どもたちがいわゆる課外等の授業をするために、そ うした経費を使っていただくというようなことも、やってまいっております。 また、今度の総合選抜が廃止になって、県下一斉の単一化ということになりますと、一番大きな 課題は巨摩高校と白根高校、この扱いをどうするかという問題があるのですが、この問題につきま しては、巨摩高校の校長とも話し合いをしたところ、結局、巨摩高校は甲府西高校と同じように単 科制を導入していくと。そして白根高校は普通高校として残るということによって、学校の特色を 持たせるから、それによって子どもたちの選別のできるのではないかと。このまま両方とも普通の ままでいくと、いわゆる生徒の希望が偏在する可能性があると、こういうようなことを言っており ました。どういうことになるかは分かりませんけれども、そんなことを高校側も考えておりますか ら、当然そうした問題についても、検討されていくのではないかなというように思っています。 ただ、心配されることは、先ほども答弁がありましたように、子どもさんたちにとっては、果た して自分はどの学校へ入れるだろうかというような問題、また試験を受けて、もし合格しない場合 は、あとどうなるだろうかというようなこともあるようですが、恐らく試験が終わったあとで、2次 試験、3次試験というような形をやっていかざるを得ないのではないかというようなことを、県の 教育委員会が言っておりました。そんなことですから、自己推薦制というものが、どの程度、採用 されていくかというような課題もあるわけでございますが、ともかく新しい制度に踏み切るという ことですから、19年度に向けた中学校における進学指導も、これも非常に厳しいことになるなと いう感じはいたしておりますが、十分それらについては、県教委の考え方等も受け入れながら、学 校自体である程度、能力に応じた学校選別というようなことが、果たしてどの程度、行われるのか なということも心配の1つでありますが、十分、地元の教育委員会とも相談をしていただいて、進 路指導等については、教育委員会自身も各学校についての方針というものの、マニュアルというも のをつくっていただければというように考えているところです。 以上です。 ○議長(相原豊君) 以上で櫻本広樹君の質問を終結いたします。 次に質問順位8番、金丸一元君の発言を許します。 2番、金丸一元君。 ○2番議員(金丸一元君) 先に通告させていただきました事項につきまして、質問をさせていただきます。 122 去る8月8日、小泉首相によりよもやの衆議院の解散が断行されました。1カ月余りの慌しい選 挙戦の末、行われた第44回衆議院総選挙は、自由民主党の地すべり的大勝利という結果に終わり ました。郵政民営化に賛成か反対かと、郵政民営化問題を極端に単純化し、唯一の争点に仕立て上 げて、殺されてもいいと、小気味よくたんかを切る小泉流パフォーマンスの前に、民主党・自由民 主党内の民営化反対派は、あえなく惨敗を喫しました。国民の多くが郵政民営化を是としたのであ ります。 今、民間は血のにじむような厳しいリストラに見舞われ、構造改革の痛みに必死に耐えておりま す。 「こんなときに一体、官は何をやっているんだ」という国民の思いが、その背景にあったのでは ないでしょうか。 道路公団をはじめとする特殊法人には、郵貯簡保から財政投融資として莫大な資金が流れ込んで います。その結果、特殊法人は肥大化し、そこでは無責任な赤字垂れ流しの、目を覆いたくなるよ うな放漫経営がまかり通っているそうであります。 元大蔵省財務官の榊原英資氏によれば、郵貯簡保の資産の不良債権化率は40%近いと指摘をし ております。さまざまな無駄遣いと、でたらめな運営が横行する中で、族議員と称される議員が利 権をあさり、役人の天下りが臆面もなくはびこり、しかもその給与は民間を遥かにしのぐといわれ ます。 まさに、 このやりたい放題の実態に国民の多くがノーを突きつけたものであると思われます。 それゆえ郵貯簡保は、果たして公務員でなければできない仕事なのか。民営化すれば、26万人 いる郵政国家公務員が民間人になるのだと絶叫する小泉首相に有権者の多くが、そのとおりと応じ たのは、むべなるかなといわざるを得ません。年金問題も医療などの社会保障問題も増税問題も、 選挙の争点になりえなかったゆえんでもあります。 ある新聞の社説は今回の選挙の結果を踏まえ、こう書いております。郵政改革への反対派を切り 捨てたことで、小泉改革が目指すこの国の形は、おぼろげながら焦点を結んできた。成長の成果を 地方や低所得者に万遍なく配ることで、一律の平等を達成しようとするシステムとは一線を画し、 ある程度の格差は認め、競争を重視することで成長力を取り戻す路線だというのであります。それ は、 かつてアメリカのレーガン大統領がレーガノミックス、 イギリスのサッチャー首相がサッチャー リズムと呼ばれる手法で国の建て直しに成功した、 いわゆる新自由主義といわれる路線であります。 国家による規制介入を緩和・撤廃し、市場原理に基づいて競争を促し、効率の良い小さな政府を目 指すものであります。 しかし一方で、この手法は強い副作用も伴います。市場原理による弱肉強食の競争社会は、必然 的に勝者と敗者を生み、富める者と貧しい者、勝ち組と負け組を明確にし、格差社会を生み出しま す。現在、世界で最も市場原理が貫かれ、豊かさと民主主義、小さな政府を実現しているかに見え るアメリカですが、人口の15.6%にあたる4,500万人の人々が医療保険でカバーされてお らず、 世帯年収2万2千ドル、 日本円で約250万円以下の、 いわゆる貧困層といわれる人々が12. 5%、3,600万人もいるそうであります。 ハリケーン、 カトリーナによるルイジアナ州ニューオリンズを中心に大災害に見舞われたことは、 記憶に新しいところであります。災害の大きさもさることながら、驚くべきことは災害のドサクサ にまぎれて略奪が横行し、しかも州知事が略奪者の射殺を許可するという、およそ日本では考えら れないような事態が起こりました。ハリケーンを避けるために、避難しようにもその手段すら持ち 得ないような、その貧困層の日ごろのうっぷんがモラルハザードを惹起したものと思われます。格 差社会の脆弱さを露呈したものといえます。 小さな政府を志向する新自由主義は、そうした強い副作用が内在していることを銘記せねばなり 123 ません。戦後、日本は戦前から続く、官僚主義の中央集権体制によって、瞬く間に世界に冠たる経 済大国を築き上げ、豊かな社会を実現しました。しかし、いまやこのシステムそのものが有効に機 能しないどころか、逆に制度疲労を起こし、巨大な官僚組織のもとで無駄の多い、効率の悪いもの になってしまいました。その結果、1千兆円にもなる膨大な借金を抱え、長期にわたる低迷・停滞 に苦しんでいます。 小泉構造改革とは、副作用はあるにしても新自由主義路線によりこの閉塞状況を打破し、再び活 力のある社会を取り戻そうとするものであります。 構造改革なくして成長なしのスローガンのもと、 4年間にわたって進められてきた小泉改革は、必ずしも大きな成果を上げたとはいえませんが、今 回の選挙での改革を止めるなという訴えは、多くの国民に支持されたのであります。衆議院で与党 が3分の2を占めるという大勝利により、安定基盤を手中にした小泉政権は今後ここぞとばかりに 構造改革のスピードを上げてくるものと思われます。 去る9月26日の国会での所信表明演説で、小泉首相は引き続き構造改革を断行し、 「政府の規模 を大胆に縮減してまいります」と述べ、三位一体の改革は来年度までに確実に実現し、2010年 代初頭には政策的な支出を新たな借金に頼らずに、その年の税収で賄えるよう、すなわちプライマ リーバランスが黒字化するよう、財政構造改革に全力で取り組みますと述べています。これは取り も直さず、一段と厳しい歳出の削減と増税の断行を意味するものであります。したがいまして、今 後、地方交付税・国庫支出金等はなお一層、縮減され、本市における財政運営もますます厳しいも のにならざるを得ないと思います。 平成16年度の本市の一般会計決算は歳入で4.6%の減、歳出で4.1%の減だそうでありま す。大変、厳しいものであると思います。そこで、こうした状況を背景にした、また持ち寄りでな い始めての自主編成の予算をもとにした、 今期決算全般についての市長の所見をお伺いいたします。 次に、今期の決算書を見てみますと、公債費の決算額が54億576万円で歳出総額に占める構 成比率が19.5%と高くなっております。本年度の決算および基金運用状況審査報告の中でも、 合併特例債の活用も有効になされているところであるが、事業債等の償還にかかわる公債費の伸び も今後の課題であると指摘されております。今期の決算において公債費が大きくなった理由につい て、お伺いをいたします。 また、今回の議会の冒頭におきまして、塩澤収入役より本年度の歳入歳出決算の概要の説明があ り、いくつかの財政指標が示されました。経常収支比率は84%ということで、平成15年度と比 較して0.7ポイント改善されております。今期の厳しい決算の中で、大変喜ばしいことだと思い ます。公債費比率は15.7%で7ポイント悪化しております。起債制限比率も10.6%で4. 6ポイント悪化しております。そこで改めまして、今期決算における経常収支比率・公債費負担比 率・起債制限比率についての市長の所見をお伺いいたします。 続きまして、本市の行政改革大綱の重点項目でもあります、定員管理及び給与の適正化について お伺いいたします。本市におきましても、今後、少子高齢化はいや応なく進みます。それに伴い、 社会保障費などの扶助費はますます増大していくものと思われます。さらに、健康福祉センター・ 防災センター・新市庁舎と合併特例債の利用を見込んだ諸計画が目白押しであります。したがいま して、今後も公債費は増え続けるものと思いますが、これらの義務的経費の増大は直ちに財政硬直 化につながります。もう1つの義務的経費に人件費がありますが、中でもその多くの部分を占める のが、職員給与であります。小泉首相は今回の所信表明演説の中で、都会と地方それぞれで民間の 給与実態に合わせるなど、給与体系を見直すとともに、国家公務員も定員の純減目標を設定し、総 人件費の削減を実行すると述べました。これを受けて、経済財政諮問会議が国家公務員の定員の純 124 減目標を5年間で5%以上とするほか、人件費総額のGDPに対する比率を今後の10年間で半減 させることを提言しております。 一方、民主党での今回の選挙では、マニフェストで国家公務員人件費の2割を削減すると、具体 的な数字を挙げました。したがいまして、公務員給与の削減は共産党・社民党を除く与野党の合意 事項であるといえるのであります。これは先ほど秋山議員も触れまして、市長からも一部答弁があ りましたけれども、総務省が平成17年度を起点として、おおむね平成21年度までの具体的な取 り組みを明示した集中改革プランの中でも、定員管理の適正化・手当の総点検をはじめとする給与 の適正化が取り上げられております。また、なお報道によりますと、民間企業に勤めるサラリーマ ンやOLが昨年1年間に受け取った平均給与は438万8千円と前年を5万1千円、率にして1. 1%下回り、7年連続でダウンしたとのことであります。 本市におきましては、今年2月の臨時議会において、職員定数を812人から55人削減し、 757人にすることが決議されました。市長も以前より、合併後10年間で100人ぐらい削減す るのが望ましいとされております。先ほど来、述べさせていただきました状況下でありますので、 市政運営もよりスピード感を持った取り組みが求められるのではないかと思います。したがいまし て、改めて本市の定員の管理及び給与の適正化への取り組みについて、市長の見解をお伺いいたし ます。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 金丸議員さんからのご質問にお答えをいたします。 議員さんがおっしゃるとおり、今、国・地方を通じまして大きな赤字を背負い込んでおって、こ れを将来どうしていくかということが、大きな課題でもあるわけであります。ただ、ちょっと心配 になることは、今の行政を見まして競争のみで物事を処理するということで、いいのかどうなのか ということが考えられていかなければならないのではないかと思っています。しかも、雇用の問題 においてもニートやアルバイト、若者が全部、充てられていると。そして企業においては正規職員 を採用しなくて、いるときには派遣会社から人を雇って、そして自分たちがいらないときには、そ れをあっさり切るというようなことが続いていくということになりますと、若者が職場に定着する 機会がだんだん少なくなっていくのではないかという感じがいたします。 聞くところによりますと、日本の国はこれほどまで経済的に進展をし、町同士の争いもなく来た というのは、ある程度、施策の中に社会主義経済的な考え方が盛り込まれておったから、それで成 功したんだというような考え方もあるわけであります。 そういうことを考えますと、改革は改革、無駄を省く、それは当然のことでありますけれども、 同じ社会に住む中で、今、日本国民が少なくとも大半が中流世帯であるというような認識をしてお るものは、そういう考え方が崩れていくということになると、またそこに社会不安が出てくるので はないかなという感じがいたしております。今後、郵政改革をして、それが成功することによって すべて解決ができるんだといわれておりますけれども、やはりこの同じ国に住む中で、あまり格差 が甚だしく出てくることになると、またアメリカのような現状、特にアメリカの場合にはいくつも の人種というものが出てきまして、人種差別の中でそういうような施策が救済されているという面 もあろうかと思いますが、日本の場合には単一民族でかつては昭和の時代に農村地帯と都会地域と の間で収益の差があって、それが戦後、農地解放というようなもので薄められてきたという経過も 125 ありますから、そういうことを考えながら、やっていかなければいけないのではないかと。すべて が競争ということは、私は少なくとも考えるべきところは考えなければいけないのではないかなと いう感じがいたしておるところでもございます。 それはともあれ、ご質問にお答えをいたすわけでございますが、16年度の決算について市長の 所見をというようなお話でございます。16年度の決算全般については、平成15年度は旧6カ町 村の持ち寄り予算でございました。したがいまして、住民サービスの面では、ある意味では不均衡 があったことも否めない事実でございます。したがいまして、平成16年度につきましては、この 市全体として初めて予算を組んだという新しい取り組みをやってまいりました。 しかし、 この16年 度に入りましては、 国の三位一体改革の実施というものが行われまして、 収入面においてある程度、 制約を受けたというようなことで、大変厳しい予算査定になったわけでございまして、種々の補助 金の問題でございますとか、そうした問題を大幅に改善をしながら、予算規模も縮小をし、組み立 ててきたという経過がございます。 このようなことを考えますと、16年度の決算がこれからの南アルプス市としての通常ベースの 財政規模であるというようなことが考えられるわけであります。さて、一般会計における決算の内 容でございますけれども、合併2年目で今後の都市づくりの方向を示す改革の年として私は位置付 けました。そして新市建設計画を基本といたしまして、第1次南アルプス市総合計画「アルプスプ ラン2005」の策定をはじめ、地域福祉計画、健康増進計画の策定や行政改革の大綱など、これ からの本市の道しるべとなるべき、各種計画案を策定いたしてまいりました。また、ハードの面で は、若草南小学校建築、甲西南湖地区への放課後児童クラブの建設、白根保育所大規模改修、甲西 中学校の建設、白根巨摩中学校体育館の建設などの、福祉・教育施設への整備、これは特に地震対 策を主体としてやったわけでございますが、そうした施設の整備や道路網都市基盤の整備、観光振 興策といたしましては、白根御池小屋の整備にも手を付けてまいりまして、各地区の懸案事業に優 先的に取り組んできたところでもございます。 しかしながら、議会当初に報告されました、監査委員の決算審査の意見によりますと、一般会計 については健全な財政運営と弾力的な財政構造の堅持を基調に、市税収入などの歳入確保に努める とともに、一般経常経費の抑制を図り、限られた財源の有効活用を図る中で行政運営が行われたと いうように評価をしていただいております。 無駄を省くところは無駄を省き、 やるべきところには、 投資をするべきときは投資をするという考え方を持って、 財政運営をやってきたところであります。 今後に向けましては、景気は国内民間需要に支えられ、緩やかに回復しているとの報道もされてい ますけれども、一方、国の財政は非常に厳しい状況であり、財政構造改革を強力に推進してくるの ではないかと思っております。 このような中で本市といたしましては、今後、健全財政を堅持し総合計画に掲げる市民福祉向上 のための施策展開に、今後とも積極的に取り組んでいかなければならないと考えております。 次に、平成16年度決算においての、歳出総額に対する公債費の構成比率が非常に高くなってい るが、その理由、また経常収支比率、公債費負担比率、起債制限比率についてのご質問がございま した。 まず、公債費の構成比についてでありますけれども、平成16年度決算における公債費の総額は 54億576万円であります。決算総額に占める割合は19.5%となっております。平成15年 度と比較いたしますと、8億1,442万4千円の増となっており、伸び率は17.7%でありま す。何でこのように伸びたかということでございますが、その要因は平成7年度、8年度に借り入 れた減税補てん債の借り換え分11億270万円、 またNTT債の償還分2億9, 315万5千円、 126 そういうような特殊条件があったわけでございますから、大幅に起債の借入額が増えたと。これは 投資、建物を建つとか、そういうものへ使ったものであるので、従来の借金の借り換えと、または 国が財政援助で認めておったNTT債の償還をしたということであります。ただ、このNTT債の 償還にあたりましては、償還財源は全額、国庫補助金でやっておりますから、財政には影響ないと、 こういうことでございます。そのように一つご理解をいただきたいと思います。 次に、経常収支比率についてでありますけれども、財政構造の弾力性を判断するための指数とし て用いられておりまして、80%を超えると、その地方公共団体は弾力性を失いつつあるといわれ ております。これは、もうだいぶ前から町村は75%、市は80%という指標は示されておるわけ でございますけれども、最近になりまして社会保障という問題で、いろいろな経費が増えてきてお ります。例えば、介護保険の問題にいたしましても増えてきておりますし、市の場合には生活保護 に、そのものを今度は自分で実施しなければならないということでございますし、その生活保護家 庭も全国的に大幅に増えてきていると、こういう状況でもあるわけでありまして、そういうような 社会保障的な経費が義務的経費に占める割合が多くなってきたということでございますから、その 半面、国の公共事業を縮小したということでございますから、投資的経費は縮小した形になってき ています。ですから、かつてバブルの時代に示した指標を今の指標にあてはめることは、私は無理 ではないかと思っております。 したがいまして、この経常収支比率の80%という数字は今の状態ですと、とてもこれは実施で きる数字ではございません。15年度の全国平均は87.4%という数字になっております。先ほ ども議員からもご指摘がございましたように、本市では15年度は84.7%、16年度は84% ということで、16年度には0.7ポイント改善をしたと、こういうことになっておりますけれど も、こうした厳しい中ではありますけれども、職員の数も減らしたし、また議会の議員さんたちも ある程度、95名から28名に減ったというようなこともございまして、そういうようなことであ る程度、人件費の面で改善できたというようなことではないかなと思っております。 したがいまして、今後、極力80%を目指して、この経常収支比率は確保したいと思いますが、 投資的経費も国の補助金が少なくなるということになると、果たして80%を目指しても、とても これは無理ではないかなというような感じがいたしております。 次に、公債費の負担比率でございますけれども、公債費に充当された一般財源の額が一般財源総 額に対する割合を、これはいっているものでありまして、その率が高いほど財政運営の硬直化の高 さを示しております。平成16年度は18.6%となっておりまして、前年度比3.6ポイント上 昇いたしております。上昇した要因は、16年度には繰り上げ償還を4億6千万円行っています。 財政健全化のために本来ならば将来に返してもいいものを、この際、繰り上げ償還をして起債の額 を少なくしようということで、4億6千万円を繰り上げ償還に乗せたということでございまして、 そんなことで歳入一般財源のうち、臨時財政対策債が6億2千万円減額になったということでもご ざいます。なお、繰り上げ償還は今申し上げましたように、起債の総額の軽減を図り、後年度の財 政運営の健全化に資するための前向きの償還でありますから、起債額が増えたからといって、そう したものに充てた償還費が増えたことは、決してマイナスの要素ではございません。ご理解をいた だきたいと思います。 次に、起債制限比率についてでありますが、公債費のうち交付税措置があるものを差し引いた、 正味の公債費の負担状況を示すものでございまして、地方債への許可方針に規定された、地方債の 許可制限にかかる重要な指標でもございます。 過去3年間の平均したものを用いられておりまして、 この額が20%以上になると、起債が制限されるということになっております。本市は平成16年 127 度10.6%となっております。ですから、今この起債が非常に多いということは、例えば芦安村 はあれだけの規模で、学校はみんな3階建ての鉄筋コンクリートの建物であると。今回は屋内プー ルもつくったと。しかも健康センターもあると。さらに学童研修施設ですか、留学施設もあると。 また、新しく交流施設もつくったというようなことを考えまして、これが何でつくったということ になると、これはみんな学校債でやっているんですね。いわゆる僻地債を充当してやっておると。 だけども、その僻地債については、償還費の8割を交付税で見てくれると、こういうことになって いるんです。だから、起債が多い割に起債制限比率が低いというのは、そうした有利な起債を今ま で本市の各町村がやってきたと。だから制限比率というものが低いんだと、こういうように理解を していただきたいと思います。 だから私は、財政状況がいいとか悪いとか、起債の借金が多いとか少ないとかということは、こ の公債比率で比較をしてもらうことが最も適正であって、ただ予算の上に償還費が多いではないか ということだけで議論されることについては、甚だ不本意なんです。だから今までも、新聞社たち にも、こういうふうにいろいろ発表しますけれども、あくまでも借金が多い少ない、それが大変と いうことは、これは起債の制限比率をもとに論議してもらえれば、例えば借入金が多くても、返す 金のある程度は交付税で面倒を見てもらえる金になっているということで、心配はないということ であります。 したがいまして、今やってきてから、いわゆる学校の建築、例えば南湖小学校の建築、甲西中学 校の建築ですね、白根の体育館の建築、そういうようなことをいろいろやってきました。この財源 の裏付けというのは、みんな合併特例債を充当しているんです。白根御池小屋、これも4億円かか る。だけども、あれも再三、国へ陳情して合併特例債を充当してもらいました。ですから、合併特 例債を充当するということは、7割補助の事業をすると同じことなんです。そういうようなことを 考えながら、今までやってきておりますから、極力、箱もの等についても、いろいろ議論もござい ますが、合併特例債が使える間にある程度やっていくと、将来の財政負担にはつながらないという ように、一つご理解をいただきたいと思っています。 ただ、心配になるのは国が今後、1千兆円近い借金をした場合に、今までやってきた合併特例債 を、果たしてずっと約束どおり7割元利償還金を見てくれるかどうかという問題についてがありま す。国のほうで、制度改正だから今後は7割ではないよ、5割にしたよとか、3割にしたよとかと、 こういうことを言われてしまうと心配なんですが、少なくとも現段階では、そういうような形の中 で借金をしているということでもございます。 そんなことで、 この起債制限比率が10. 6%、 20% になると制限になるということですから、10%台ということになりますと、これは健全財政では ないかというように思っております。 したがいまして、こうした指標につきましても、十分検討しながら、まず私が言っているのは、 入を計って出を制すると。自分のところに、いくら金が入ってくるかと、その金がいくら有効に使 えるかということを考えながら、 施設の建設なりなんなりやっていくと。 何でも要望があったから、 すべてを建てていくというようなことは、今後とも十分気を付けていきたいなと思っています。例 えば明日の質問がありますけれども、八田のいわゆる免許センター跡地を市で購入しろとか、また 県のほうから今、小笠原保健所が廃止になるけれども、その建物を買ってくれとか、いわゆる農業 改良の櫛形分室も廃止になると、それも南アルプス市で買ってくれるかと、こういう話がいくつか 来ています。そういうものを買うこともいいのだけれども、その裏付けとして合併特例債なり、な んなりが利用できなければ、それも買うことはできない。むしろ借金をして買うよりかも、県の場 合には貸してくれる場合には、貸付料というものが2分の1に軽減されますから、そうなると買う 128 ための利子を払う額よりかも、その貸付金のほうが安いんです。だから、時と場合によってはそう しておりまして、今、櫛形の生涯学習センターの駐車場、あれは警察署の跡地でございますが、あ れは今、県から借用しています。あれを借金して買って、そしてそれに対して利子を払う、その利 子よりかも借りたほうが安いんです。そういうことも考えながら、やっていくというようなことで 考えておりますので、 これからも十分、 財政運営については意を用いてまいりたいと思っています。 また、定員の管理の問題につきましては、総務部長から答弁いたさせます。 以上です。 ○議長(相原豊君) 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) 金丸一元議員さんのご質問にお答えをいたします。 職員の定数管理及び給与への適正化への取り組みについてでございますが、現在、本市の職員定 数は本年2月の臨時議会において、合併時の812人から757人に条例改正を行ったところでご ざいます。合併時の職員採用はなく、この2年間におきましても、職員の退職による必要最小限の 補充のみとしているため、平成17年4月現在の職員数は定数より13人少ない744人となって おります。本市では合併時より旧町村ごとに支所を置くとともに、旧町村から引き継いだ各種公共 施設を維持しながら、合併による住民サービスの低下を招かないよう努めてまいりました。 しかしながら、昨今の厳しい財政状況、また合併による公務能率の向上等を考えますと、さらに 職員数の削減に向けた努力を行っていかなければなりません。具体的には、市の行政改革大綱の基 本方針に沿い、効率性を基本とした適正な定員管理に積極的に取り組み、最少の職員数で最大の効 果を上げることを目標に事務事業の見直し、組織機構の見直し、指定管理者制度の導入、欠員補充 などによる減員を図りながら、職員数の抑制に努めていく必要があります。 現在の本市の職員数は、類似団体の単純比較におきましては100名程度の超過となっておりま す。また本年度、国の地方行政改革指針においては、自治体に地方公務員の給与の適正化や、今後 5年間で地方公務員総数を4.6%以上削減することを求めた、いわゆる集中改革プランの策定が 義務付けられたところでございます。 このような状況を踏まえ、 本市の定数管理といたしましては、 平成25年度までに合併時の職員定数812人を10年間で15.6%、127人の削減をし、定 数685人を目標としております。 すでに、 この2年間で67人削減してきたところでございます。 したがいまして、今後ともこの15.6%、127人の削減を目標値として、目下、集中改革プ ランと併せて、定員適正化計画の策定に取り組んでおるところでございます。 次に、給与の適正化についてでございますが、合併以降現在までの本市職員の給与体系は、一般 職および消防職が9級制、単純労務職が5級制で運用しております。これに基づきまして、それぞ れの標準職務に対応した運用基準を定め、職員の昇給・昇格の適正かつ厳正なる運用および合併前 における旧町村の給与格差の是正を進めておるところであります。本市職員の給与水準につきまし ては、国家公務員の給与を100として比較するラスパイレス指数においては、平成16年度で本 市は96.3%であり、全国市の平均値98.2%を1.9ポイント下回っておる状況でございま す。 また、市の行政改革大綱に基づく実施計画や行政改革の一環として、現在、策定中の集中改革プ ランにおきましても、 各種諸手当の見直しなどを掲げ、 経費の節減に努めているところであります。 今後におきましては、平成17年度の人事院勧告および山梨県人事委員会の勧告を踏まえ、より一 層の給与の適正化に向けて必要な改善を図ってまいる所存であります。 129 ○議長(相原豊君) 金丸一元君。 ○2番議員(金丸一元君) 誠に丁寧なご答弁を本当にありがとうございました。 ただ、時間も押しておりますけれども、1点だけお聞かせください。 議会の冒頭で塩澤収入役のほうから、 歳入歳出決算の概要というものを渡されたんですけれども、 その中で一般会計の決算額と、それから5ページにあります、16年度普通会計決算額というもの が、額に隔たりがあるんです。これにつきまして、財政課でちょっと伺った経緯もあるのですが、 ただ、この南アルプス市の実態を反映するものとして、数字的にはどちらのほうが本来といいます か、説得力があるといいますか、実態を表すものであるのか、そのへんについてお聞かせください。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 一般会計、普通会計というのは、特別会計がたくさんございまして、本来ならば特別会計を設け なくて、一般会計の中でできる仕事がたくさんあるわけです。ただ、経理を明確にするために、あ あいうふうに分けてあります。ただその半面、企業会計がありますね。企業会計というものは、独 立採算で別途やるべきものである。その差額で、その特別会計の金も入った中で、いわゆる普通会 計というものが出ています。だから、ある程度、企業的なものについては、簡易水道とかそういう ものについては、当然、企業会計に入ります。下水道とか、そういうようなものは。だけど一般の 温泉の経営だとか、いろいろなのがありますけれども、そういうようなものについては、介護保険 にしても何にしても普通会計という形で入っています。その差額ですから、だからあくまでも企業 性のものは別に除かれて、あとのものは一般会計が多いということは、そういうものを取り除いた ものが、この本市の実際の財政運営のものであると、こういうようにご理解をいただきたいと思い ます。 以上です。 ○議長(相原豊君) 金丸一元君。 ○2番議員(金丸一元君) もう1つ、よろしいでしょうか。 今、市長からご答弁をいただいたのですが、それは実態が本来ですと普通会計のほうが膨らむは ずですよね。それが決算カードによると減ってしまっているから、そのへんが、理由は、説明は聞 いたんですけれども、 ただ要するに市の実態としまして、 どちらのほうが実態を反映しているのか。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 減税補填債とかそういうようなものは、本来ならばこれは補助金みたいなものでして、それはこ の普通会計の中に入れていないと。それで差があるのですが、考え方は私が申し上げたとおりで、 数字のいろいろな入りくりはありましても、この減税補填債というようなものは、約11億円あり ますね。ここにも入っていませんから、それで少ないと思います。 ○議長(相原豊君) 以上で金丸一元君の質問を終結いたします。 130 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 本日はこれにて散会といたします。 どうも、ご苦労さまでございました。 散会 午後 5時42分 131 平 成 1 7 年 南 ア ル プ ス 市 議 会 第 3 回 定 例 会(9月) 1 0 月 4 日 132 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)(19日目) 平成17年10月4日 午 前 1 0 時 0 0 分 於 議 1.議事日程 1.諸報告 日程第 1 市政一般に対する質問 (一般質問) 質問順位 9番 浅 野 伸 二 君(南政クラブ) 〃 10番 野 田 修 作 君(南政クラブ) 〃 11番 石川 〃 12番 齋 藤 秀 男 君(南政クラブ) 〃 13番 清水 〃 14番 飯野冨士雄君(公明党クラブ) 〃 15番 小笠原 孝君(南アルプス北岳会) 133 壽 君(南政クラブ) 実 君(アルプス21) 会 議 場 2.出席議員は、次のとおりである。 (27名) 1番 櫻 本 広 樹 2番 金 丸 一 元 3番 野 田 修 作 4番 石 川 壽 5番 内 藤 政 勝 6番 清 水 7番 志 村 裕 子 8番 向 山 敏 宏 9番 住 吉 國 雄 10番 秋 山 武 彦 11番 森 岡 千代野 13番 名 取 常 雄 14番 齋 藤 秀 男 15番 深 澤 永 雄 16番 西 海 勝 男 17番 浅 野 伸 二 18番 久保田 松 幸 19番 飯 野 冨士雄 20番 小笠原 孝 21番 若 尾 敏 男 22番 齊 藤 哲 夫 23番 小 池 正 夫 24番 内 池 虎 雄 25番 深 澤 米 男 26番 相 原 27番 清 水 勝 則 28番 穴 水 俊 一 14番 齋 藤 秀 男 16番 西 海 勝 男 豊 実 3.欠 席 議 員(1名) 12番 亀ケ川 正 広 4.会議録署名議員 8番 向 山 敏 宏 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(19名) 市 役 小 池 通 義 部 長 野 中 茂 男 部 長 住 吉 一 徳 長 石 川 豊 助 役 塩 澤 佳 文 総 務 長 保 坂 俊 朗 市 民 保健福祉部長 内 藤 希 香 農林商工部長 武 内 建 長 荻 野 忠 彦 企 長 中 込 龍 人 長 野 中 國 幹 政策秘書課長 穂 坂 二 朗 長 中 澤 都喜夫 財 長 名 取 教 育 委 員 長 伊 藤 尚 武 教 長 野 沢 達 也 教 大 芝 政 則 代表監査委員 米 山 公 雄 収 企 入 画 設 消 総 部 部 防 務 育 課 次 長 農業委員会長 名 取 保(早退) 6.職務のため議場に出席した者の職氏名(4名) 議会事務局長 名 執 俊 一 書 記 大 芝 書 記 石 原 康 雄 書 記 小 池 久 肇 134 業 局 政 課 育 栄 武 開会 午前10時00分 ○議長(相原豊君) おはようございます。 ただ今から、本日の会議を開きます。 報告事項を申し上げます。 12番 亀ケ川正広君は一身上の都合により、本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。 また、農業委員会長 名取保君は公務のため、本日の会議を早退する旨の届け出がありました。 なお、報道関係者から撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 以上で報告を終わります。 これより、本日の日程に入ります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第1 市政一般に対する質問を議題といたします。 先に配布いたしました、質問通告表の質問順位9番より、議事を進めてまいります。 質問順位9番、浅野伸二君の発言を許します。 17番、浅野伸二君。 ○17番議員(浅野伸二君) 議長のお許しをいただきましたので、私からの市政一般質問をさせていただきます。 今日は10月4日、いよいよ秋本番の季節となりました。世間一般に衣替えの時期となり、つい この間までクールビズが実施され、地球温暖化防止に役立つことへの第一歩でありました。その効 果があったか否かは数字で表すことは難しいと思いますが、一人ひとりの心掛けにより、地域を守 り、大きくは地球を守ることにつながることだと思います。 季節の変わり目の何かとお忙しい中、今日は傍聴席に何人かお見えになっておられます。特に今 回は、手話通訳の方がお見えになり、耳に障害を持つ人たちへの手話通訳をしていただけることで あります。当市議会では初めてのことであり、全県下でも笛吹市に次いで2番目とのことでありま す。体に障害を持つ皆さんが、こうして社会参加をすることが福祉施策を推進する南アルプス市に とっても、その成果の表れであると思います。市民が安心して暮らせる、心のかよい合うまちづく りにもつながることだと思います。傍聴席においでになられる皆さま方、今日は本当にご苦労さま でございます。私も障害者の一人として、障害者福祉はもちろん、市民の皆さまが心豊かに安心し て暮らせるまちづくり推進のために、一生懸命頑張りますので、ご支援・ご指導よろしくお願いい たします。 また、行政当局に対し、感謝申し上げることがあります。それは平成17年7月に第2期目の障 害者施策推進業議会の委員の委嘱に対してであります。委嘱された20名の委員さんは、それぞれ の分野で障害福祉に携わっておられる専門の人たちですが、そのうちの半数の10人が体に障害を 持っている人たちです。 いろいろな施策の中で、 その障害の当事者でなければ分からない部分が往々 にしてありますので、市の施策推進協議会の意義は大変、大きいものだと思います。本当にありが とうございました。私も委員の一人として、任期いっぱい頑張りますので、よろしくお願いいたし ます。 前置きが少し長くなりましたが、それでは私が先に通告いたしました、障害者自立支援法案につ いて、お伺いいたします。 障害者施策を抜本的に見直す障害者自立支援法が、平成17年4月26日に衆議院で審議スター 135 トして、7月15日に可決されました。8月2日に参議院に移り審議されましたが、皆さまがよく ご存じのように、8月8日の郵政民営化法案反対のあおりを受け、衆議院解散のため廃案となりま した。しかし、9月11日の総選挙において、自民党結党以来50年の歩みの中で、歴史に残る大 勝利を収め、21日に開会された特別国会で審議される見通しになり、本年度予算に計上されてい るので、早期成立に全力を挙げて努力したいと尾辻厚生労働相が表明いたしました。 今まで長きにわたりトップダウン方式でサービスを受けてきた措置制度から、今度は障害者が自 ら選び、自ら決定する支援費制度が2003年から始まり、国が2分の1、県が4分の1を補助金 で出し、残りを市町村が負担する制度となりました。国の当初予算は2003年度516億円、 2004年度602億円、2005年度には770億円を計上しましたが、それでも各年度とも大 きく不足する状況を見ますと、与えられたサービスから自ら選択できるサービスを、いかに皆さん が望んでいたかが伺えます。 しかし、このまま進むと財源不足はもとより、新規利用者を制限したり、サービスの後退が懸念 され、また支援費制度においてのサービス内容が県や市町村によって格差があり、これらを是正す るためにも、この法案は必要とされております。障害者自立支援法案の特徴は、障害者に共通の自 立支援のための各種福祉サービスについて、一元的に規定することであります。 主な変更点を申し上げますと、まず1つにサービス体系の再編、2つ目にサービス利用手続きの 見直し、3つ目に使用者負担算定方式の見直し、4つ目に自立支援医療の新設、5つ目にサービス 提供にかかわる障害者福祉計画の策定、6つ目に国・県の費用負担の見直しであります。 この6つの項目のうち、3つ目の利用者負担の見直しは、直接、障害を持つ人たちの経済的問題 でもあります。応益・応能負担を取り入れ、サービスの提供を受けた費用の1割を負担することで あります。とりわけ障害者、特に重度の障害を持つ人、個人は収入がほとんどありません。そのた め山身連、山梨県身体障害者連合福祉会や日身連では、今、このことについての議論がなされ、算 定方式の見直しを国に求めています。 また、5つ目のサービスの提供にかかわる障害者福祉計画が各市町村で義務付けられ、南アルプ ス市においても、地域福祉計画が策定されたばかりであり、その見直しも迫られると思います。そ の策定方法の内容は今後どういった方法を取るのか、お考えをお伺いいたします。 また、今日は冒頭申し上げましたが、議場に手話通訳の人がおり、耳に障害を持つ人も来場して おりますので、関連して1つだけお伺いいたします。 以前、私が、確か昨年3月の議会の折だったと思いますが、質問したことですが、庁内に手話通 訳者をおいていただきたいとの質問に、現在、本庁に3人ほど手話通訳ができる方がおり、支所に も順次、配置していくとの答弁をいただきました。しかし、聴覚障害者の皆さんに聞きますと、簡 単な事務手続きぐらいなら手話奉仕員でもよいと思いますが、少し込み入った法律や病気・心配事 等の相談では無理があり、細かい部分での意思の疎通ができず、かえってストレスがたまってしま い、途中で帰りたくなってしまうとのことでした。 支所においては、手話通訳奉仕員でもよいのですが、せめて本庁には手話通訳者を常駐してもら えないでしょうか。手話通訳には、国が認定する手話通訳士、県が認定する手話通訳者、またボラ ンティア養成講座を受講した手話通訳奉仕員に分かれるそうです。障害者自立支援法案の中には、 病院や医療機関での手話通訳にも料金負担を考えているとのことであります。聴覚障害者への通訳 の方法としては、手話・口話、いわゆる口の動きで伝える口話、要約筆記、これは話す言葉をほと んどすべて字にして通訳する。またパソコン要約筆記、話す言葉をすべてパソコンで打って、それ を画面にして表す等があります。 136 南アルプス市に隣接しておる、お隣の静岡県ですね。少し隣接しています。静岡県では市町村に 手話通訳者派遣事業を推進し、約半数にのぼる28市町村が実施しているそうです。また、認識不 足として私もその1人ではありますが、市町村の担当者にも手話通訳はボランティア的にやるもの と思い込み、手話通訳奉仕員で十分通用するだろうと思い込んでいる人が多いそうです。私も確か に、その1人であります。 地方分権三位一体改革の考えから、新規に手話通訳者を採用しなくても職員の中で養成していく 方法もあると思いますので、南アルプス市に住んでいる約250人ぐらいの人ですけれども、聴覚 障害者の皆さま方も、それを期待しております。 余談ではありますが、東南アジアを旅行している男女3人がカバンを間違えられ、麻薬の運び屋 に仕立てられ、逮捕・監禁されたという悲惨な事件の報道を耳にしたことがあります。しっかりし た通訳がいれば防げたかもしれない事件でありました。いろいろなトラブルの絶えない昨今の社会 情勢を考えますと、また病院や商取引の相談ごとにも、すぐに対応できるようなシステムづくりを していくことが、安心して暮らすことができると考えます。県下市町村に先駆けて、手話通訳者の 派遣事業と併せて本庁内に手話通訳者の常駐はいかがでしょうか。 以上、大きく分けて2点についてのご答弁を、よろしくお願いいたします。 終わりになりましたが、発言の機会をいただいたことに対して感謝申し上げます。 ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 浅野議員さんの障害者自立支援法案についてのご質問に、お答えをいたします。 議員さんからもご指摘がございましたように、障害者自立支援法案はこれまで身体・知的・精神 といった障害種別ごとに、それぞれ異なる法律に基づいて提供されていた福祉サービスや、行為負 担医療等につきまして、共通の制度下のもとで一元的に提供する仕組みを創設するものでありまし て、今特別国会において審議されることとなっております。 法案の内容につきましては、議員さんからご説明がございましたが、一通り触れさせていただき たいと思っています。 この法案は、障害者の地域生活と就労を進め自立を支援する観点から、ホームヘルプサービスや 施設入所を支援する介護給付、自立訓練や就労支援のための訓練等の給付、公費負担医療の給付な どの内容を示すとともに、公平な利用のための手続きといたしまして、市町村に障害程度区分の審 査会を置くと。また、利用者の負担額を現在の所得に応じた額から、原則1割負担に変更すること などを定めております。 また、障害者の地域生活を支援するために、市町村が行う事業といたしまして、相談支援や移動 支援事業、手話通訳者等の派遣、日常生活用具の給付などが掲げられております。さらに、この法 案は市町村が障害福祉サービスや相談支援、地域生活支援事業の提供体制について、市町村障害福 祉計画を策定することといたしております。これは、障害者自立支援法に基づく、福祉サービスの 各年度における必要量の見込みと、その確保のための方策等について、国の示す指針に基づき具体 的に策定するものであります。 さて本市では、議員からもご指摘がございましたように、障害者基本法に基づきまして、障害者 のための施策に関する基本計画として、南アルプス市地域福祉計画を今年3月に策定をいたしまし た。この計画は今年度を初年度する5カ年間の計画であり、本市の状況にかんがみ、独自に26項 137 目の数値目標を設けまして、障害者福祉の推進に取り組んでおります。この地域福祉計画の各項目 のうち、障害者自立支援法に基づく市町村障害福祉計画と共通する個所について、整合性を図って いくとともに、障害福祉の制度が大きく変わる節目となることから、計画の全体についても必要な 見直しを今後、行ってまいりたいと考えております。 今後、障害者自立支援法案が成立した場合、国会での審議を踏まえ、厚生労働省から詳細な内容 が提示されることと思いますが、本市における必要なサービス料や提供体制の確保について十分な 検討を行い、制度の円滑な施行に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。 また2点目の手話通訳者の設置についてのご質問であります。 障害者の地域生活を支援し、社会参加を促進する上で障害による情報格差の解消は大きな課題で あります。特に聴覚障害がある方のコミュニケーションを円滑にする手段として、手話等による支 援の必要性が高まっております。本市におきましては、山梨県聴覚障害者協会にご協力をいただく 中で、昨年度から32人の職員を対象に手話研修を開始し、窓口対応等の充実を図っているところ であります。 また別途、障害者の社会参加を促進する情報支援事業といたしまして、一般のボランティアの方 を対象とした手話奉仕員養成事業も本年度から行っております。この事業は、手話を用いて聴覚障 害がある方の日常生活上の初歩的なコミュニケーションの支援を行い、障害者と健常者の交流活動 を促進するためのものでございまして、現在38人の方が養成研修を実行されております。2年間 の養成期間終了後には、手話奉仕員として障害者の社会参加の促進にご協力いただくこととなって おります。 また、今特別国会において審議が予定されている、障害者自立支援法案においても、障害者の地 域生活を支援するために、 市町村が行う事業として手話通訳者等の派遣事業が掲げられております。 この事業は、聴覚障害がある方が観光所や病院・学校・各種研修などにおいて、手話通訳を必要と する場合に、専門的な資格を持った手話通訳者を派遣するものであります。現在は、県が事業を実 施しておりますが、この法案において市町村が主体的に取り組むことが求められております。聴覚 障害がある方の地域生活の支援を一層、推進するためにも障害者自立支援法に基づく手話通訳者等 の派遣事業について、今後とも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(相原豊君) 浅野伸二君。 ○17番議員(浅野伸二君) ご理解のあるご答弁、ありがとうございました。 また、本庁の職員32人が手話通訳奉仕員としての受講をしているという形で、本当にありがと うございます。ぜひ、その32人の中から、また希望者があったら、その上を目指していただいて、 手話の通訳者をぜひ配置願いたいと思います。私なりにほぼ納得のいくご答弁をいただきましたの で、再質問はいたしませんが、これから一言、福祉施策について、とても大事なことでありますの で、お聞きいただきたいと思います。 あくまで要望事項にとどめておきますが、機会があったら、またこの場で質問させていただきた いと思います。 1つ、市から委嘱された障害者相談員が今年6月に亡くなったんですけれども、現在、欠員となっ ております。来年3月が任期となっており、約半年ではありますが、その地域での相談員さんとし ての役職や、障害者への相談業務が滞っております。県からの委嘱ですと、申請やら身元調査等で 138 時間もかかり無理だとは思いますが、市長の委嘱だけで済みますので、でき得れば早期の任命をお 願いしたいと思います。 2つ目は、毎年9月1日、防災の日の前後の日曜日に本市で実施している防災訓練の中に取り入 れてはいただいておるのですが、高齢者と障害者を中心とした防災訓練を取り入れていただいて、 また障害者の障害の種類にもよりますけれども、避難所の確保ですね、それを併せてご検討いただ きたいと思います。 最後に、ステップアップ事業、これは昨年6月に私が質問させていただいて、また市長のほうか らも大変、前向きなご答弁をいただいておりましたけれども、このステップアップというのは車椅 子生活者の会でありまして、その人たちが買い物に行ったり、用事に行ったりするときに、 「合図 3回・返事は1つ」ということを合言葉にした事業の一環であり、現在、車椅子生活者の皆さんが 買い物や用事に行ったときには、乗り降りが本当に大変なために、車のクラクションを3回鳴らし ますので、聞こえましたら外へ出ていただいて、用事をさせていただきたいという、極めて簡単な ことであります。 商工会もライオンズクラブの役員さんも賛同していただきましたので、あとは行政からの後押し をいただければ、実行できると思いますので、よろしくお願いいたします。 障害を持つ人も持たない人も、すべて平等な社会になるためには、障害者自ら進んで社会に参加 し、健常者もお互いの理解をもとに、ノーマライゼーションの理念に則り完全参加、社会参加と平 等のもと、すべての市民が安心して暮らせる心のかよい合う町、南アルプス市になることを心から 祈念いたしまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 以上で浅野伸二君の質問を終結いたします。 次に質問順位10番、野田修作君の発言を許します。 3番、野田修作君。 ○3番議員(野田修作君) おはようございます。 南政クラブの野田修作でございます。 私は今回、通告いたしました都市と農村、共生・交流について3点、質問をさせていただきます。 まず始めに、遊休農地の解消について質問をいたします。 現在、南アルプス市には300ヘクタールを超える遊休農地があります。今後も農業従事者の高 齢化や新規就農者の減少、また相続等による不在地主の増加に伴い、遊休農地の拡大が見込まれま す。これら遊休農地の増加は、雑草の繁茂や病害虫の発生、廃棄物不法投棄の場所ともなり、農村 の景観を悪化させるものでもあります。農業委員会においても、これら遊休農地の再調査を行って おりますが、前回調査時に比べ、特に中山間地域に増加の傾向が見られるようであります。 昨年12月に南アルプス市農地有効利用活性化特区が、いわゆる農地特区が国より認定され、新 規就農者や都市部の住民、定年退職者の農地取得が期待されましたが、この特区を利用しての権利 の移動した面積は平成16年度は5件、3,530平方メートル、約35アールです。本年度は8月 の時点で7件、5,543平方メートル、これも55アールということで、合計面積で9,703平 方メートル、 97アールということで1ヘクタールにも及びません。 農地特区の導入効果としては、 期待はずれの数字でもありました。9月22日付の山梨日日新聞に本市の遊休農地解消策が掲載さ れましたが、今後ますます増加するものと思われる遊休農地を解消するために、本市の施策を改め 139 てお伺いいたします。 次に、滞在型市民農園開設について質問いたします。 現在、都市部・農村部を問わず、農作業を体験したいという非農家の住民は多く、また少々、遠 隔地であっても週末を農村で過ごし、 農作物を作りたいという都市生活者は少なくありません。 今、 国においても、都市と農村の共生滞留プロジェクトチームを発足させ、都会と田舎の出会いの場の 設定や市民農園の整備、農林漁業体験の推進を掲げた方策をまとめ、間もなく定年を迎える都市部 の団塊の世代を対象に、都市と農村の両方で暮らす一時期居住や田舎への定住について、定年前の 準備段階から支援する方向を打ち出し、都市住民が農と触れ合う機会の提供や支援の充実を訴えて おります。 私たち南政クラブでは、8月に滞在型市民農園施設、クラインガルテンの先進地であります、兵 庫県八千代町において視察研修を実施しました。都市生活者のライフスタイルが自然志向・ふるさ と志向へと変化する中で、滞在施設付市民農園を整備することにより、都市住民との交流を通して 農山村の活性化を推進するという目的で開設されたフロイデン八千代は、平成5年度に25区画、 全体面積1.2ヘクタール、平成7年度は35区画、1.9ヘクタール、その後、平成13年度分 として20区画、平成15年度30区画の合計110区画の滞在型施設が開設され、地区ごとにク ラブハウスや交流施設がつくられております。滞在型市民農園は、常に満杯状態ということで、今 も200組以上の人が入所を希望しており、人気を博しております。 また9月初旬、長野県松本市四賀地区と、8月1日オープンした甲斐市敷島梅の里クラインガル テンを視察しました。四賀地区には坊主山クラインガルテン53区画と、緑ケ丘クラインガルテン 78区画があり、甲斐市敷島梅の里クラインガルテンは現在30区画が貸し出されており、最終的 には50区画の滞在型施設とクラブハウスが建設されるということです。松本市四賀地区の場合、 利用者の60%が首都圏の都市部の住民で、平均滞在日数は年間150日ということであります。 また、入所するにあたり次のような条件が課せられております。区画内における野菜作りは有機無 農薬栽培で行うこと。冬期期間を除き、クラインガルテンを1カ月に3泊ないし6日以上利用する こと。区画内の草取りなど必要な手入れをし、美しい庭造りを積極的に行うこと。クラインガルテ ンでの必要な日用品・資材等は地元で調達することなどが義務付けられており、これに反すると次 回の更新は難しいとのことです。 また、田舎の親戚制度といったことも取り入れて、地域住民との交流を図っており、農園開設の 当初の目的である遊休農地を活用し、都市生活者が野菜や花を作り農村生活を楽しみ、地元農家や 地域住民と触れ合うということが達成され、長期滞在することによって経済的効果もあるという説 明を、担当職員より受けました。 一方、敷島梅の里クラインガルテンの場合、平均、敷地面積は300平方メートル、約100坪。 そのうち140平方メートルが畑として使われ、建築面積50平方メートル、約15坪と大きく、 建物内に農機具置き場もあります。バス・トイレ・流し台も完備されていて入会金が30万円、1年 契約で年間会費は40万円と高額ではありますが、それでも入所希望者が殺到したとのことです。 なお、事業資金としては国庫補助50%、県費5%、残り45%のうちの95%は合併特例債を充 てたとのことです。広大な農地を抱える本市におきましても、都市住民が望んでいる農と触れ合う 場の提供と遊休農地の解消、また南アルプス市のイメージアップにもつながる、大規模な滞在型市 民農園、クラインガルテンの開設を希望するものであります。 市長の考えをお伺いいたします。 次に、首都圏の都市部との交流について質問いたします。 140 現在、本市においては海外5市と国内では石川県穴水町、東京都小笠原村、北海道津別町、北村 と姉妹都市を締結しておりますが、首都圏の自治体との姉妹都市協定は結ばれていません。今後、 分権社会への移行が進むことにより、各自治体の間で魅力ある地域づくりに向けた知恵やアイデア の競い合いが激化していくものと思われます。地域が活力を失ったままでは、地域間競争に遅れを 取ってしまいます。 南アルプス市の産業は商工業においては大変厳しいものがありますが、果物狩り等の農観光はま だまだ大変大きな可能性があるものと思われます。南アルプス市の発展を考えると、都市部との交 流をもっと活発にし、南アルプス市をもっとよく知ってもらい、芦安・伊奈ケ湖にある宿泊施設や 温泉施設等を都市部の人に、もっと利用してもらうことも必要ではないでしょうか。多くの人に、 この南アルプス市を訪れてもらうことにより、地域の活性化が図れるものと思われます。また、都 市部の自治体と防災協定を結び、地震などの災害時には互いに助け合うといったことも、今後、必 要があるのではないでしょうか。 最後の質問になりますが、首都圏の自治体との姉妹都市の締結、また防災協定を結び交流を図る 考えはないか、お伺いをして質問を終わります。 どうも、ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 野田議員さんのご質問にお答えをいたします。 まず第1点目の、遊休農地解消のための施策でございます。 遊休農地解消の施策といたしましては、我が市では遊休農地等流動化促進事業奨励補助金という ような補助金を交付をいたしておりまして、この交付を受けて解消された遊休農地は、制度創設が 出ました15年から現在までの間に4.2ヘクタールございます。また、農地の流動化を促進する ため、農地の権利取得要件の下限面積を10アール以上に緩和する農地有効利用活性化特区という ことで、国から特区の指定をいただきました。これの関係で認定以降、現在までには9件の利用が ございまして、17筆、80アールの遊休農地が解消されております。この制度が利用できるよう になって7カ月を経過したところでありますが、問い合わせは何件かございましたが、権利取得者 が希望する要件に合致した農地が見つからないということもございまして、目立った実績とはなっ ていません。 また、 これらの制度につきましては、 新聞折込みチラシや市のホームページを使い制度を説明し、 活発な利用促進を図っております。さらに、県の補助事業といたしまして、荒廃した農地を整備し て農地と再利用できる地域提案型遊休農地活用推進事業というものがございますけれども、これを 導入いたしまして、この事業により平成16年度は3.1ヘクタールの遊休農地が解消され、本年 度も約2ヘクタールの解消が計画されております。現在、場所の選定につきましては、JAこま野 と検討をいたしておるところでもございます。以上の事業より本年度末までには、おおむね10ヘ クタール以上の遊休農地が解消される見込みであります。 本来、農地は農地として適切に肥培管理され利用されなければなりません。そのためには、遊休 農地が農地として再び耕作され、また貸し借りや売り買いなどの流動化を積極的に促進する必要が ございます。先ほどお話がございましたように、本定例会にも補正予算といたしまして、国の交付 金事業を導入し、市内の農地を有する方を対象といたしまして、遊休農地の有無と貸し借りや売り 買いの希望調査いたしまして、それをもとに農地の見合いというようなこともやりながら、より一 141 層の流動化を促進していきたいと思っております。 次に2点目の、遊休農地を利用として大規模滞在型の市民農園、クラインガルテンというのだそ うですが、これを開設する考えはというご質問でございます。 議員さんたちには、兵庫県の八千代町、また長野県の四賀村というところまで視察をしていただ いてまいりました。市のほうでも現在、山梨県で実施をいたしております、敷島の梅の里クライン ガルテン等につきまして調査をいたしておりますけれども、 この事業を実施するにあたりましては、 少なくとも1カ所、3町歩ぐらいの用地が確保できるような面積がないと、優良農地を潰してまで そういうことをやるかということになりまして、遊休農地というのは点在しておりまして、小さい ものが。それを1カ所へ集めるということは、大変なことではないかなと思っています。ただ、中 山間地でありますと、現在の広域農道から上のほうですね、そこらにつきましては、現在、農地と して経営しておっても、できればというような方たちがおるのではないかという感じはいたします から、2町歩から3町歩ぐらいの、そういう適地を見つけてやらないとできないかなと思っていま す。 ただ、その適地といたしましても、やはり交通の便のいいところと。敷島の場合もすぐ近くを広 域農道が走っているということでございますから、そういうような交通にいいということと、もう 1つはある程度、景観も良くなければいけないではないかということもございますし、日照の問題 やさらに水道等を引かなければならないということですから、そういう設備も近くにないとという ようなことを考えますと、適所の選定が大変ではないかなという感じはいたしております。 ただ、ご指摘のように、この事業につきましては新農業構造改善事業、また山村振興事業という ようなことで、国庫補助2分の1、県費が4分の1というような補助事業がございますから、ある 程度そういうようなご希望のある地域を獲得できれば、検討してみたいというように思っておりま す。今のところ、JAこま野とも相談しながら、そうした適地を選択をして、その中へ水道を引く のにどの程度お金がかかるかとか、またし尿の処理の問題もございまして、これは合併処理槽とい うようなことでやっているようでございますけれども、おおむね100坪ぐらいの範囲で1軒の泊 まる施設をつくるのに、約800万円かかるということでございますから、相当の経費もかかるの ではないかなというように思っております。 ただ、ご指摘がございましたように、国の補助事業もあり、合併特例債が適用になるということ であれば、財政的にはある程度、可能かなというように思っています。ですから、これから適地を 選択して、どこへそれを設けるかというようなことも考えながら、検討をして取り組んでまいりた いというように思っております。 次に、都市との交流の問題がご質問にございました。首都圏の都市と交流したらどうかというよ うなお話がございますが、今、国内で姉妹提携をしているのは、石川県の穴水町、東京都の小笠原 村、北海道の北村、津別町というように非常に離れたところでもございます。かつて私も櫛形の町 長時代に、東京都内の区と姉妹提携をしようということで検討し、駆けずり回ったことがあります が、それぞれのところがもう大体この姉妹町村というものを持っておりまして、しかもそこへは、 その区なりなんなりが保養施設をつくって、そこへ寝泊りできるようにするということでございま して、おおむね国鉄が走っている沿線でないと駄目だと、こういうようなことがありまして、断念 したことがあります。 しかし中部横断自動車道、さらには中央道ですね、道路も整備されてまいりましたから、これら の点につきましても、改めて検討する必要があるかなというように思っておりますが、それにつき ましては、受け入れられるだけの体制整備ということがございまして、今、国際交流なり地域間交 142 流をやっておりますが、せいぜい受け入れるのに30名前後の人たちを受け入れると、こういうこ とですが、この東京近郊の土地あたりとする場合には200人、300人というような、たくさん の人をいっぺんに受け入れなければならないというような問題がございますので、それらの受け入 れ施設をどうしていくかというようなこともございますので、この点につきましては、十分検討さ せていただきたいなというように思っております。 また、防災協定の問題でございますが、現在、防災協定につきましては、中部西関東市町村地域 連携軸協議会というものがございまして、これは中部横断自動車道の沿線の静岡から山梨・長野の 関係の町村が26カ町村入っておりますが、ここは防災協定を締結をいたしております。 また、櫛形時代にアヤメサミットといいまして、アヤメの花を町の花、例えば市の花にしている 町村とサミットをやっておりました。これが約34町村が加盟しておりまして、北は北海道から南 は九州までというように広範囲にわたっておりますが、こちらのほうには佐原であるとか、都城で あるとか、大きな市も入っておりますが、そことも現在、防災協定を結んでおります。ともあれ、 地震が発生した場合には、そうした協定を結んでおって、そうしたところの支援を得るということ も大切なことでございますから、むしろ近い首都圏あたりと、そういう問題についても併せて検討 する必要があるのではないかと思っております。十分、今後、検討させていただきたいなと思って おります。 以上です。 ○議長(相原豊君) 野田修作君。 ○3番議員(野田修作君) ご答弁、本当にありがとうございました。 滞在型市民農園というのは、本当に山つきに住む者にとりまして、工場誘致も宅地造成もできな い土地がありますので、今のところは、まだ農地のほうも多少、耕作はしておりますが、今後10年 後にはほとんどの農家で耕作を放棄しなくてはならない状態にあります。私も山つきに住む者とい たしまして、そういう農地を、農業委員も兼ねておりますので、見て回っておりますけれども、1ヘ クタール、2ヘクタールの面積は確保できる場所もありますので、ぜひ前向きにご検討をしていた だきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) こういう施設をつくると、地元の皆さんの協力がなければできません。そんなことですから、敷 島の場合にも農事組合がつくって、 そういう人たちが入会金の30万円、 毎年の維持管理費を40万 円、この金を使って、来る人たちも1年間ずっとそこに住むという形ではなくて、むしろ土日に来 て農業の真似事をやって、そしてレクリエーションを兼ねたような生活をしていると。そして、ま た東京に帰り、 さらにまた土日に来るというようなことのようでございますから、 その管理をきちっ とやる組織というものをつくっておかないと、運営がうまくないというような話でもございます。 ですから、まず地元のほうで一つやってみようではないかと。農地もこのくらい確保できるよと いうようなことで、計画をしっかりつくっていただければ、また市のほうも当然、この振興農業改 善事業の導入でございますとか、農山村の振興事業という国の事業を取り入れて、そうした状況の 一考を盛り込んだ計画を立てて、事業を進めていきたいとも思います。また地元の皆さんにもお話 143 いただいて、機運を醸成していただければと思います。 以上です。 ○議長(相原豊君) 野田修作君。 ○3番議員(野田修作君) どうも、ありがとうございました。 滞在型市民農園のほうは、前向きに検討していただけるということで理解いたしました。本当に ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 以上で野田修作君の質問を終結いたします。 次に質問順位11番、石川壽君の発言を許します。 4番、石川壽君。 ○4番議員(石川壽君) それでは4番、石川壽ですが、一般質問させていただきます。 8月に入りまして間もなく3人の議員さんと北岳に登ってきました。白根御池小屋の進捗状況も 見ながら、私も約30年ぶりに北岳に登山をさせていただいて、まず感じたことは登っている方々 が、非常に高齢になっているなというふうなことを感じました。昔は若い人たちがたくさん登って いたんですが、最近は高齢者が非常に多いなと、そんなふうなことを感じました。 それから、お花畑等も捜索しながら、昔と変わらぬその風景が非常に懐かしく感じられたわけで す。以前に比べてゴミが非常に少なくなっている。確か前は、やっぱり若い人たちが登ったころは 駄目だったんでしょうか。高齢者が登るようになってからでしょうかね、ゴミが非常に少なくなっ ているなと、そんなふうなことを感じて、改めて南アルプス市のいいところの一端を感じてきまし た。 それでは、通告のとおり一般質問をさせていただきます。 南アルプス市が猿山・ゴミ山にならないことを願い、2つについて質問をさせていただきます。 最初に猿害対策ですが、私が議員になってから、すでに住吉・野田・内藤各議員が猿害対策の一 般質問をしてきました。また、何回もで答弁も大変でしょうが、地域住民の切ない声を代弁してい ただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 行政も有害鳥獣対策協議会を立ち上げ、講演会の開催もしました。過去に上宮地の田頭で、最近 では落合地区で鳴り物での追い払い作戦を展開し、効果が上がったと聞いております。伊藤宮城教 育大学環境教育実践研究センター教授、井上奈良県高原農業振興センター所長、井上先生に、本市 で講演をいただいた先生ですが、ともに放任果樹や収穫後の作物のエサ場にならないようにするこ とと、原則は山に追い返すことやネットで囲ったりするなど、自衛手段も必要である。人間は怖い ものだ、作物を食べるために命を危険にさらすのでは、割に合わないと思わせることであると提言 している。 9月の地域での話し合いで1つ、猿の個体数が多すぎるので、猟友会に捕獲の奨励金をたくさん 出して捕獲をする。この場合、問題が生ずるわけですが、すでに市のほうから出労費等が出ており ますので、二重交付になるということが懸念されるわけですけれども、出労費は出労費、捕獲費は 捕獲費として区別して出せば、いいではないかなと感じておるところであります。2つ目、猿の群 に電波発信機を付けて、それで追えるようにする。3つ目、深沢川の両側の樹木を伐採し、猿が下 りにくくすることと、追い出したときに猟友会の人が捕獲しやすいようにする。4つ目、電気柵の 144 延長をする。5つ目、電気柵の周辺の下刈りの幅を広くする等の意見が出されました。 都留市では「野生動物による農作物の被害を防ぐには」の冊子を作成し、サウンドパンチャーや 捕獲の檻の貸し出しもしております。また、前回の内藤議員さんの一般質問にありましたが、大町 では犬猿の仲をフル活用と題し、 モンキードッグ事業を開始した。 ニホンザル生息日本一の同市が、 数々の試行錯誤を重ねた末にたどり着いた最終手段、市民の生計を守るため、犬のおまわりさんが 立ち上がった。被害額2千万円以上、年間100匹を捕獲しても増え続ける被害対策のため、63万 8千円の予算を計上し、長野県愛犬警察犬訓練所で3カ月間訓練。 1つ、猿を見たら追い払う。1つ、人に危害を加えない。1つ、追い払ったあとは自分で帰って くる。といった、能力を身に付けさせている。8月に調査に行った、神奈川県厚木市の七沢地区で、 七沢ふるさと食文化推進委員会が東京農業大学の先生と厚木市の協力を得ながら、猿やシカ、イノ シシに強い作物作りに取り組んでいました。アシタバ・セリ・ウド・コンニャク・ムカゴ等の中で 園菜は、ほうれん草よりも栄養価があり、肥料もいらず病気に強く、葉を取っても取っても芽が出 てくるので収穫量も多く、3アールで20万円の収入があるそうです。販路は地産地消の面から、 スーパーの販売でなく、学校給食やホーム等を考え中とのことでした。猿等に強いかどうかの結果 は、2年後になるようです。これが餌付けにならないことを願いたいと思います。 なお、厚木市では離れ猿が子どもに害を与えて問題になりました。本市でも屋根を猿が飛び歩い ている現状下であり、同様なことが起きる危険性があることや、今後、冬場に向けエサ場をゴミス テーションに求めないか、危惧するところでもあります。 一方、本県でも鳥獣害対策の強化として、1つ、鳥獣害防止システム実証事業費683万2千円 を盛っておりますし、その中で地域ぐるみ鳥獣害防止技術実証事業費として450万円、盛ってあ ります。2つ目、鳥獣害防除事業費。内容は野生鳥獣害による果実・野菜・水稲害の作物の被害防 除を図るということで3千万円。3つ目、中山間地の地域総合整備事業費40億2,545万円を 計上している。本市でも県の補助金をいただいているところであります。 市においても、今年から果樹共済の農家負担金の補助を掛け金の3分の1まで引き上げ、農家の 災害復旧、経営安定に貢献しています。減収総合方式への掛け金は高いが、市としても減収総合方 式への加入を進めることにより、猿害等を含む災害に遭っても、市では必ずしも後付け対策を取る 必要がないように思われます。そこで次の4点について、お伺いします。 今年の猿害の状況について。2つ目、猿害地域への県・市の補助金を含めた行政の指導と、各地 域での取り組み状況について。3つ目、有害鳥獣駆除対策協議会の進捗状況について。4つ目、果 樹共済農家負担金の補助金利用と、被害への支払い状況についてをお伺いさせていただきます。 次に大きく2つ目について、質問させていただきます。 きれいなまちづくりについて、地震災害に安心・安全、防犯に安心・安全なまちづくりについて は、これまで議会でも何回か論議され、良い方向に進んできております。これで環境がよく、経済 的にも安定した市ができれば、南アルプス市に住んでみようという気運が高まることと思います。 名所・旧跡等の案内板や看板は、町の住民や観光客にとって目に入れてもやさしさを感じますが、 「ゴミ捨てるな」等の立て札や看板は、美化を損なっています。 ある小学校では、総合的な学習の時間で環境問題を取り上げ、その成果として「ゴミ捨てるな」 の看板を作成し設置した。しかし、その隣に粗大ゴミが捨ててある現状は誠に寂しい限りです。私 の地域でも市の看板と地域で立てた看板の5メートルの間にゴミが捨ててあり、 今年3度片付けた。 5月のクリーン作戦でも2カ所で軽トラック5台分を片付けた。車が通る林や畑・道端に、また人 里離れた山林や荒地、畑、河川等への不法投棄が非常に多い。不法投棄は犯罪である。 「警告、ゴミ 145 を投棄した場合はゴミの内容から投棄した者を調査し、投棄したゴミを処理させます」 、 「ゴミ捨て 禁止」 「ゴミを捨てた人は法律で5年以下の懲役または1千万円以下の罰金に処されます」 等の看板、 立て札など、全く無視した状態であります。こんな状態を見るに付け、本市として他にない条例を つくり、厳しく取り締まる必要があると思われます。 先日、ライチョウ会議の折、芦安に行きました。橋の上から清流を眺めて爽やかさを感じたとこ ろであります。しかし、よく見ると河原に観光客等が捨てたと思われる缶・ペットボトルが目に付 き、寂しい思いになりました。河川も下流になるほど汚れがひどくなります。ゴミを流せば下流は どうなるか等を市民一人ひとりが考えるべきであります。八田と若草の一部の水は直接、釜無川に 流れますが、それ以外の市内の水はすべて甲西地区に集まります。旧町村の壁がなくなり、南アル プス市になったのです。上流・中流・下流、どこにあるゴミもすべて南アルプス市のゴミなのです。 市民や観光客がゴミを捨てない、流さない、そのような気持ちを持つような市民運動を行政・地域 が一体となり、展開することが必要だと考えます。市の将来構想である「人と自然が響き合う新文 化都市」を目標に、一般廃棄物処理基本計画が出され、今後、より具体的な方針が示される計画が あるようです。捨てればゴミ、使えば資源です。そこで次の4つについて、お伺いいたします。 市内の不法投棄の量を含めた現状について。2つ目、不法投棄の防止策と市独自の罰則規定の条 例化と氏名の公表について。3つ目、河川のゴミ等による汚染防止対策について。4つ目、不法投 棄の監視体制の強化についてをお伺いいたします。 以上で終わります。 ○議長(相原豊君) ここで暫時休憩といたします。 10分間、休憩を取りまして再開は午前11時15分といたします。 休憩 午前11時04分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再開 午前11時16分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市民部長、住吉一徳君。 ○市民部長(住吉一徳君) それでは、石川議員さんのきれいなまちづくりについてということで、4点ご質問をいただいて おりますので、順次お答えをしていきたいと思います。 まず1点目ですけれども、市内の不法投棄の量を含めた現状についてであります。市では、不法 投棄の未然防止や早期処理に対応するため、県から1名の不法投棄監視員と平成16年度より、市 独自で設置した不法投棄監視員2名を委嘱し、市内における不法投棄の監視と処理対策等を実施し ております。 昨年度における監視員と市職員による不法投棄の収集実績の量についてでありますが、 可燃ゴミ約6トン、不燃ゴミ約5トン、家電4品目のうちテレビ88台、冷蔵庫23台、エアコン 3台、洗濯機20台の合計143台、その他パソコン4台を収集しました。 また、有料粗大ゴミである古タイヤ292本、バッテリー63個、バイク6台、浴槽5基を収集 し、処理いたしました。また市内における主な不法投棄個所につきましては、山間部では48カ所、 河川沿いでは29カ所、農用地などでは13カ所で確認されました。主に不法投棄の個所は、山間 部では湯沢地区雨鳴山森林公園への林道沿い、県民の森・伊奈ケ湖への県道沿い、伊奈ケ湖、上宮 地から高尾への林道、中野地区の果樹園内など、また曲輪田新田地区のループ峡より大平薬草園へ 146 の道路脇や、須沢地区御庵沢小武川林道など、さらに河川沿いでは御勅使川南工業団地付近や双田 橋から信玄橋の堤防沿い、 信玄橋から下高砂地区の堤防沿い、 市内中央部の滝沢川沿いであります。 さらに農用地などでは、西南湖地区のやまなみの湯北側の遊休農地や十日市場地区での遊休農地へ の不法投棄が多く確認されており、農業委員会とも連携を取りながら、対策を取っている状況であ ります。 本年度8月現在までの不法投棄収集状況につきましては、前年と比較しますと可燃ゴミは同じ数 量の約2トンを収集し、不燃物については昨年2トンであったわけですけれども、本年は約1トン という状況でございます。家電4品目につきましては26台で、昨年に比較しまして55台の減と いうことであります。有料粗大ゴミ分は75台で前年より206台の減となっております。また、 放置車両につきましては、南アルプス警察署の協力のもとに車両16台のうち8台は処理を行い、 残り8台については処理中でございます。さらに不法投棄防止のため、警察・地元住民の方々との 連携を図りながら、取り組んでまいりたいと思います。 2点目の、不法投棄防止策として、市独自の罰則規定の条例化と氏名を公表する考えについて、 お答えします。 市においては、不法投棄を行った者には、国の定める法律に基づく廃棄物の処理及び清掃に関す る法律による罰則に従うこととしております。また、その罰則につきましては、5年以下の懲役、 もしくは1千万円以下の罰金であります。本市においては、不法投棄された廃棄物の中身から、住 所や名前などの証拠品が発見された場合、不法投棄者を呼び出し、廃棄物の確認と撤去命令、なら びに厳重なる注意を行い、始末書等での対応を行っております。不法投棄されたゴミの中に証拠品 等がない場合、廃棄物の処理については市の職員と監視員により、その撤去処分を行ってきたとこ ろであります。 市では、 不法投棄に対しての独自の罰則の定めはありませんが、 市民一人ひとりが監視員となり、 情報提供していただき、特に悪質なものに対しては、関係者との協議により、報道機関を通じ新聞 紙上への公表を行ってまいりたいと考えております。また、条例等の制定におきましては、今後、 環境基本計画の策定にあたり、条例の制定を行う中で対応していきたいと考えております。 3点目の河川のゴミ等による汚染防止対策について、お答えします。 本市においては、県の1級河川が35本、また準用河川が16本あり、合併以前から各町村では 河川へのゴミの不法投棄について、県や地元住民の皆さまにご尽力をいただいて、不法投棄の撤去 を行ってまいりました。本市といたしましても、不法投棄監視員2名を設置し、不法投棄の監視お よび処理を行うとともに、環境美化委員の方々のご協力をいただきながら、不法投棄の撲滅に努め ているところであります。 また、各地域においてはクリーン作戦等を実施していただき、河川の美化と汚濁防止に努めてい ただいております。平成16年度の各地区での河川清掃の実施状況は、56区で年1回から4回し ていただき、延べ1万4,052人の市民の方々にご協力を得たところであります。さらに、小笠 原地区の皆さんには、定期的に滝沢川桜橋から旭橋の間の清掃活動を行っていただいております。 6月9日には、巨摩高校の生徒により河川清掃が実施され、約2トン車1台分のゴミ処理を行って きたところであります。県においては、県の管理する1級河川の堤防敷、ならびに河川内に繁茂す る雑草等の草刈りを行っていただきました、また、御勅使川堤防敷の不法投棄物については、国土 交通省にお願いし、撤去したところであります。今後も増え続けると思われる河川敷等への不法投 棄に対し、関係各機関等に積極的に要望すると同時に、連携を取りながら不法投棄撲滅のため、監 視の目を光らせるとともに、市民の皆さまにもご協力をお願いしたいと考えております。 147 4点目の不法投棄監視体制の強化策はというご質問についてであります。 不法投棄の監視体制につきましては、現在のところ県の不法投棄監視員1名と市独自で委嘱しま した2名の不法投棄監視員を設置し、定期的に市内の巡回パトロールを行っております。本市にお いては、16年度に不法投棄監視員による週2回の監視パトロールや、ゴミの撤去作業などを実施 してまいりましたが、今年度から不法投棄対策をさらに強化するため、週3日の監視パトロールを 実施し、不法投棄防止に取り組んでいるところであります。また、各地域の環境美化委員の方々に は、ゴミの収集活動への協力をいただくとともに、日常生活の中での不法投棄の監視や、その通報 など監視体制の協力をいただいております。 また、地元の警察の協力をいただく中で、不法投棄防止の看板などを設置し、啓発を行っている ところであります。さらに増えると予想される不法投棄を未然に防ぐには、地域一丸となって監視 体制の強化が必要であると考えます。また、10月上旬には県、警察ならびに市職員による夜間パ トロールを実施する予定であります。今後とも、住み良い住環境をつくるためにも、行政も積極的 に取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員の皆さん方にもご支援とご協力をお願いいた します。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 農林商工部長、武内栄君。 ○農林商工部長(武内栄君) 石川議員さんの猿害対策について、4点のご質問がございました。1つは、今年の猿害の状況は。 分かりやすくサル害と呼ばせていただきます。猿害地域へ県・市の補助金を含めた行政の指導と各 地域での取り組み状況は。有害鳥獣駆除対策協議会の進捗状況は。果樹共済農家負担金掛け金の補 助金利用と被害への支払い状況はについて、順次、答弁申し上げます。 今年の猿害の状況については、年度の途中でありますので、4月から8月までの被害について、 中間報告といたします。この被害報告は、農協を通じて被害報告があったものでございます。被害 作物は桃・スモモ・トウモロコシ・ジャガイモ・リンゴ・サクランボ、落花生の7品目でありまし て、被害面積は9.8アールの被害報告であります。そのほか自家用野菜等については、報告をい ただいておりませんので分かりません。 次に、猿害地域への県・市の補助金を含めた行政の指導と各地域での取り組み状況についてであ りますが、猿による農作物被害につきましては、全国的な問題となっています。県では特別保護鳥 獣管理計画による個体数管理を実施するため、発信機による群れの行動範囲、群れ数の把握、新技 術の導入等の事業を実施することになっております。市でも、すでにサウンドパンチャーの貸し出 しを行っているところです。本年は鳥獣害防止システム実証事業の補助等を活用し、6月の猿害対 策講演会、講師には井上雅央先生をお呼びいたしまして実施いたしました。講演会の要旨と簡易猿 害防止柵についてのチラシを、猿害被害地域に配布し、啓発を行ったところです。 また、簡易猿害防止柵「猿落君」をモデル的に設置する計画となっております。また、6月に実 施した猿害対策講演会のビデオテープの貸し出しも行っているところです。猿による被害防止の効 果的な対策がないのが現状であり、市民・地域・行政が連携し実施することが大切であり、猿害対 策講演会で講師が話されたように、猿に対してエサ場の認識を持たせないよう、特に地域での追い 払いが重要であると思います。地域での取り組み状況については、個々での追い払いは爆音機や花 火等で行っていますが、地域全体や集団での追い払いについては、弱いように思われます。厚木市 では、離れ猿が子どもに危害を与えたことも、質問の中で指摘されているところですが、市内でも 148 時折、屋根を猿が歩いていたとの通報も寄せられているような状況にもなってきております。 猿害対策は被害農家だけではなく、地域ぐるみの活動が必要といわれております。甲西地区では 春に一斉に行っていますが、年間を通じて1匹でも見たら他の地域でも追い払いを行うことが必要 と考えます。 次に、有害鳥獣駆除対策協議会の進捗状況についてですが、本年6月に設置しました南アルプス 市有害鳥獣駆除対策協議会も3カ月が過ぎようとしています。この間、講演会の実施、農作物被害 地域に啓発用チラシの配布を行い、10月には26日からですが、奈良県に簡易猿落防止柵の視察 研修を実施することになっています。また、視察研修のモデル的に、簡易猿害防止柵の設置と効果 を実証し、普及に努めたいと考えています。 次に、果樹共済農家負担掛け金の補助金利用と、被害の支払い状況についてですが、果樹共済加 入状況は平成17年度1,336戸、面積は2万2,339アールで、うち減収総合方式加入は1, 063戸、面積1万4,763アールとなっています。支払い状況については、平成16年度は桃 の被害について1件支払いがあります。平成17年度は年度途中であり、峡中南部農業共済組合に よりますと、集計の取りまとめが終了するのは12月ごろになる見込みとのことであります。 以上であります。 ○議長(相原豊君) 石川壽君。 ○4番議員(石川壽君) 4番、石川です。 まずは、ゴミの処理の問題から、先ほどお聞きしますと、捨ててある場所が非常に範囲が広いと いうことで、監視体制がとても及ばないのかなと、そんなふうなことを危惧するところですが、量 は昨年よりは減ってきているということですけれども、まだまだ私が歩いた部分というのは、減っ ているようには思わないのですが、全体からすれば減っているのかもしれませんが、とにかく先ほ どから聞いていますと、あらゆる平地のほうまで、いろいろなところで捨てられているということ が、非常に多くなっているなということで、山側のほうも、今朝ちょうどジョギングをしながら見 てきましたら、 「あれっ、こんなところにこの前はなかったのにな」という状況です。 ぜひ、 監視体制を強めていただくと同時に、 市民一人ひとりがそういう意識を持つということと、 それから罰則規定がやっぱり厳しいという、5年以下、懲役1千万円以下の罰金というと、相当厳 しいのではないかなと思うのですが、 それでもまだその周辺に捨ててあるという状況下です。 ぜひ、 厳しい監視の目と同時に、罰則の規定を設けていただきたいということと、やっぱり市民一人ひと りが意識をしなければいけないんだろうなと、そんなふうなことを感じております。先ほども言い ましたように、上流も中流も下流もすべてが1つの南アルプス市になったわけですから、隣の町へ 流れていく、村へ流れていけば、関係ないという時代は終わったわけですから、そういう意識もぜ ひ啓発運動の中へ入れていただいて、やっていただきたいなと、そう思います。そのへんについて、 もう一度ご答弁をお願いしたいと思います。 また、猿の問題についてですが、厚木市へ行って実際に子どもたちが被害に遭ったという状況下 を聞いたときに、これは大変だなということを感じました。やっぱり弱い者、先日の講演会のとき にも、女性を見ても怖がらないなんていう話が出たし、弱い人をばかにしてしまうようなというよ うな猿知恵が働いているというような話を聞きまして、やっぱり厚木市の場合は、子どもに被害を 与えたということで、非常に危機感を感じているようですが、南アルプス市でもそういうことの状 況を前々から、防止することを考えると同時に、これから冬場に向かってゴミステーションがエサ 149 場にならないかというふうなことを、非常に危惧するところでもあります。上宮地地区でも話をし たときに、個体数が多すぎるのではないかと。やっぱり処理しろということで、補助金をたくさん 出せと。この前も野田議員のほうからですが、増穂の事例も出されたわけですが、1頭1万円とい うような話が出たわけですけれども、その個体数の調整ということも必要だと思います。そのへん も含めて、もう一度、猿害対策のほうとゴミのほうのご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(相原豊君) 市民部長、住吉一徳君。 ○市民部長(住吉一徳君) この不法投棄問題をはじめゴミの関係については、当然、行政だけでとても対処するということ は、不可能な状況でございます。市民の皆さまをはじめ事業者、そしてさらに行政ということで、 三者が一体となって、この問題に取り組んでいかなければと思っております。幸い、本市におきま しても、地区ごとにクリーン作戦とかボランティアの皆さんにおいて、環境美化活動をやっていた だいているというような状況もございます。そのようなことで、自分の住んでいるところは自分た ちできれいにするというようなことで、一応、市民一人ひとりが身の回りといいますか、自分たち のところはというような考え方が当然、必要ではないかと思っております。ですから、そんなよう な考え方を市民活動の中で啓発を、今後とも当然やっていきたいと思っておりますので、また議員 の皆さん方にも、ご指導・ご協力をお願い申したいと思います。 あと1点、罰則規定の問題ですけれども、環境基本計画を市でもつくらなければならないという ことになっております。ですから、その折に条例等の中で検討をしていきたいと思いますので、そ んなことでご理解を、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(相原豊君) 農林商工部長、武内栄君。 ○農林商工部長(武内栄君) 弱い者に被害が及ぶというのは、観光地なんかに行っても、確かにそのとおりでありまして、荷 物を取られたりするのは、子どもや女性のほうが多いということが、すでにいろいろ言われており ます。そういうことにならないようにということでありますが、まず個体の調整、数の管理という ことにつきましては、今回、県のほうでも発信機等を付けながら、群れの状況あるいは個体数の把 握というふうなことも、調査を出してくれるというふうなこともいっておりますし、そういうふう なものを見ないと、また処理する方法等についても、いろいろの問題があると思いますので、その 前に広い範囲、先ほども出ましたが、屋根の上を飛び歩いているというのは、もうこの住宅街に近 いところまで猿が離れて来ているということでありますから、できるだけ大勢の人に、広い範囲の 人からも協力をいただきながら、特に農家だけの問題ではないということを、できるだけ認識して もらうような、またチラシ等のことも考えますので、ぜひ大勢の人に理解をしていただいて、協力 し合いながら猿が入ってこないような、ご質問にあったような形での対応をできるようにしていき たいと思います。 ○議長(相原豊君) 石川壽君。 ○4番議員(石川壽君) 今、答弁いただきましたように、本当に農家だけの問題ではなくなってくるというときが来てか らでは遅いということになりますので、またいろいろな個体数の問題も含めて、対策を地域ともど 150 も、また行政のほうでやっていただければと思います。 それから環境のゴミ問題も、やっぱり一人ひとりが意識するということを、ぜひ啓発運動を大い に進めていただくということ。やっぱり組でやったり、それから町内会でやったり、区でいろいろ なクリーン作戦をやったりいろいろすると。やっぱり、そこへ出てくるような、出てこない人がい るんですよね。出てくるということが基本であるということを、やっぱり組や町内会や区、そうい うふうなところでやっていかなければ、一人ひとりに広がっていかないんだろうなと、そう思いま すし、またパンフレット等、回覧で回してもそれを見ない、取らないと。私、今、組長なんですけ れども。 ○議長(相原豊君) 再質問は簡潔にお願いします。 ○4番議員(石川壽君) 回覧を取らなくて返ってきてしまうという、そんな状況もありますので、ぜひそんなことで、ま た市民の啓発運動を進めていただければ、ありがたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 以上で石川壽君の質問を終結いたします。 次に質問順位12番、齋藤秀男君の発言を許します。 14番、齋藤秀男君。 ○14番議員(齋藤秀男君) 南政クラブの齋藤秀男でございます。 通告しておきました、 公営住宅ストック総合活用計画について、 一般質問をさせていただきます。 本市の市営住宅は、昨年11月1日において32団地、783戸を有しており、合併前において は、それぞれの旧6町村においては、独自に維持管理を行い、建て替えや改修等の事業を地域の実 情に合った住宅施策として取り組みをしてきたところであります。 こうした公営住宅が合併により、 維持管理等が新市発足と同時に引き継がれたものであり、旧町村の6地区に建設されている市営住 宅の建物管理の状況を調査してみますと、昭和30年から40年代に建築された木造住宅が全体で 173戸、簡易耐火造りの住宅が307戸と、実に61%が昭和30年から40年代に造られた老 朽化したものであります。地区別のうち八田地区の場合でありますが、下高砂の松ノ木住宅が連棟 を含め30戸、上高砂の田尻住宅に13戸、榎原の天王住宅に5戸、六科の柳西団地に12戸で4地 域に連棟を含めて60戸の市営住宅があります。 そのうち昭和33年に建築されたものが13戸、35年が5戸、45年から47年連棟を含めて 30戸であり、昭和30年から40年代に建築の住宅が48戸と八田地域全体の80%の割合を占 めています。これらの木造住宅の多くは、すでに耐用年数が経過しており、昭和39年以前や40年 代に建築した、約半数が39平方メートル未満の規模で最低居住水準未満となっております。 また、耐震状況を見ますと、昭和56年の新耐震基準以降に建築された住宅は26棟であり、ほ とんどの住宅が耐震上、問題があります。このような状況下で本年度、第1次南アルプス市総合計 画が策定され、快適な生活環境の整備を実現するために、公営住宅の整備促進が示され、市内各地 にある木造住宅については、需要を見極めつつ既存施設の建て替えや改修に重点を置く、ストック 重視の整備を進めることが、施策の1つとして位置付けられております。こうした総合計画との整 合性を図りつつ策定された、公営住宅ストック総合活用計画が今後の運営上で有効に活用され、十 分に機能していくために、次の4点についてお伺いします。 151 まず、第1点目でありますが、南アルプス市内の市営住宅のストックの現状はどうなっているの か、お聞きします。 次に2点目として、既存木造住宅で活用計画や維持管理計画の中で建て替え、全面的改善、戸別 改善、維持保全、用途廃止等の活用仕様が示されていますが、今後、具体的にどのような事業内容 で取り組んでいかれるのか、お聞かせください。 次に3点目でありますが、ストック総合活用計画の実現に向けての重要施策である、耐用年数を 経過した老朽化の著しい住宅や耐震基準に問題のある住宅、また最低居住水準未満世帯の解消や高 齢者、身障者への配慮した住宅等の早急な対応が必要とされているが、こうした点はどのように考 えているのか、お尋ねいたします。 終わりに4点目として民間、特に指定管理者制度も含めた形で協力して、ストック形成の事業推 進を図ることが重要と考えるが、この点についてどうかお聞きします。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(相原豊君) 建設部長、荻野忠彦君。 ○建設部長(荻野忠彦君) ただ今、質問をいただきました齋藤議員の4点について、お答えをしたいと思います。 まず始めに公営住宅ストック総合計画について、説明をさせていただきます。 この計画の構成は、目的といたしまして、すでに耐用年数、木造は30年、それから準耐火構造 45年、耐火構造70年を経過し、早期に改善や建て替えが必要となっている住宅を対象にしてお りますけれども、その住宅が多く、そのほかについても順次、更新時期を迎えることとなっており ます。 木造はすべての建物が耐用年数をすでに経過しております。 これらを検討するにあたっては、 地球環境への負担軽減の観点や厳しい財政事情を考慮する中で、既存ストックの有効活用を十分に 検討することが求められております。 このような状況を踏まえて、市営住宅の物的状況や入居者の状況を把握し、各団地の活用方策を 定めることを目的として、市営住宅のストック総合計画が策定されております。本計画は、南アル プス市総合計画などの調整を図り、公営住宅ストック総合改善事業の整備計画として位置付けられ ています。 対象は全団地で、 計画の期間は平成17年度から平成26年までの10年間としており、 おおむね5年に1度の見直しを行っていくことになります。 次に、公営住宅ストック総合活用計画のうち、1点目の市営住宅のストックの状況について、お 答えをいたします。現時点では32団地778戸を管理しております。地区別の内訳でございます が、 八田地区4団地60戸、 白根地区2団地49戸、 芦安地区9団地67戸、 若草地区6団地93戸、 櫛形地区4団地229戸、甲西地区7団地280戸であります。なお、ストック計画では10年後 の目標管理戸数を730戸としておりますが、今後、実施されますそれぞれの住宅の耐震診断の結 果によって、目標数は用途廃止、または全面的改善により減少することも予想されます。 2点目の事業内容と取り組みについてですが、木造1戸建て住宅は耐用年数を経過しております ので、空き家になり次第、危険防止のため用途廃止を行いたいと思います。一部については、将来 の建て替え準備のため、取り壊しております。また、耐震診断を簡易耐火2階建て住宅の白根倉庫 町団地、加賀美団地、荊沢団地、神ノ木団地を予定しており、改修等を検討しております。それ以 外の団地については、当面、維持保全の予定であります。 3点目の老朽化の著しい住宅、耐震に問題のある住宅についてですが、木造は先ほど議員さんか ら申されたとおり、昭和33年から昭和46年に建てられておりますので、これらについて空き家 152 になり次第、取り壊し、または耐震については診断も実施し、戸別または全面的改善を検討してお ります。最低居住水準未満世帯については、日常的に必要に応じて部分修理を行っておりますが、 将来的に高齢者、身障者の住宅とともに戸別改善、全面的改善、建て替え計画と併せて検討する予 定です。しかし、最低居住水準未満世帯については、建て替えの際は家賃の上昇や住み慣れたとこ ろの移転など、いくつかの問題が予想されます。簡易耐火平屋共同住宅についても用途廃止、戸別 改善、全面的改善の今後の検討課題であります。現時点では維持保全を主として考えております。 最後に4点目の民間との事業の推進についてでございますが、民間の家賃住宅が現在、多く建て られておりますので、これを積極的に活用するよう図るとともに、将来的には指定管理者制度の導 入を検討して、民活を図っていきたいというように考えております。 以上です。 ○議長(相原豊君) 齋藤秀男君。 ○14番議員(齋藤秀男君) 詳細なご答弁ありがとうございました。 事業内容の取り組みについて、1点のみ再質問いたします。 先ほど答弁の中で、耐用年数が経過した老朽化の著しい木造住宅は、空き家になり次第、取り壊 す予定であるということですけれども、取り壊した後、そこに建て替えがないような場合、跡地利 用について、何か具体的な活用方法がありましたら、お伺いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 建設部長、荻野忠彦君。 ○建設部長(荻野忠彦君) お答えをいたします。 合併してから、実は解体を21棟行っております。それで前回ちょっとお話があったわけですけ れども、白根地区で駐車場がないというようなことで、市でも少し考えてほしいという、実は要請 がございました。そんな部分で、これからストックをしていく上に、確保しなければならない土地 だろうとは思うんですけれども、基本的にその取り壊したところの管理を含め、そういった例えば 駐車場等を検討していく必要があろうかというように考えております。 ○議長(相原豊君) 齋藤秀男君。 ○14番議員(齋藤秀男君) 大変ありがとうございました。 以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 以上で齋藤秀男君の質問を終結いたします。 ここで昼食のため暫時休憩といたします。 再開は午後1時30分といたします。 休憩 午前11時56分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 153 再開 午後 1時31分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより、南政クラブの割り当て時間に60分ほど余裕がありますので、南政クラブによる関連 質問を行います。 関連質問はありませんか。 櫻本広樹君。 ○1番議員(櫻本広樹君) 関連質問をさせていただきます。 2点、まず金丸議員のほうから出ました、2番の職員の定数管理の点でございます。 この中で今後10年間における職員の退職というようなことで、それに伴って1人頭、莫大な退 職金という問題が出てきております。民間企業でいきますと、退職金引当というような形で年次年 次、積み立てていくような部分があるのですが、一部の地域によっては、そういったものがやはり 財政の圧迫というような問題にも結び付いてきております。この中で、南アルプス市として今後 10年間、その職員の退職と併せながら、退職金の積み立てというか、支払いについて滞りなく支 出ができるのかどうかという点を1点、お聞きします。 2点目、齋藤秀男議員の公営住宅ストック総合計画についてでございます。 この(4)民間と共同してストック形式の事業推進を図ることが重要と考えるかと。先ほど建設 部長さんのほうから、民間のほうに指定管理者も含めながら、シフトしていきたいというようなご 答弁がありました。その中で、合併する前の市あるいは町の中で、その時代時代の背景の中で、そ の当時は非常に民間に頼ることができなく、行政が中心とした公営住宅の建設というような形が時 代背景となり、やむを得なかったことではあったかと思います。しかし今、この南アルプス市、あ るいはこの周辺市町村においても、民活、民間の力の中で非常に賃貸の住宅、いろいろな各種のス タイルのものが出ていると。そういった中で、これからまた市のほうが建て替えていくというよう なものは、これは時代に即していないということの中で、1点この公営住宅を政策的にも民間にこ のものはシフトを変えていくと。その中で市として、例えば少子対策として子どもさんが3人以上 いるような、子どもが多数いるところに対しては、民間の住宅に対して助成措置を取っていくとい うような考え方。 また(3)で触れておいでになるような、高齢者や身体障害者の方々への配慮としては、これは 国の施策の中で高齢者優良賃貸住宅というような施策もあります。こういったものを県・市が一体 となって、民間の方々に告知しながら、こういったものに民間企業、民間から挙げていっていただ いて、こういった部分についても、民間の力を借りながら、この地域でもこういった高齢者・障害 者の方々に対する専用住宅にも、配慮をしていくという考え方があるかと思いますが、市長さんの ご答弁、ご見解をいただければと思います。 以上2点について、関連質問をさせていただきます。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 職員の退職問題につきましては、市町村総合事務組合というものがございまして、そこで山梨県 下の町村は、そこへ金を積み立てておいて、そこから支払ってもらうという形を取っております。 そして、その中に退職手当のいわゆる部門があるわけですが、たまたま私が総合事務組合の現在、 154 組合長をやっております。そんなことで先般、職員からの概要を聞きましたところが、平成20年 ごろまでは支払いについては、十分、支払うだけの能力があると。そのころになって、やっぱり今、 掛ける場合、掛け金というものがございますが、その掛け金の率が若干、今のままでいくと赤字に なる可能性があると。 したがって、その職員当たりの掛け金の率を若干、引き上げていって、そして将来、収支が間に 合うようにやっていくと。だから、これは1市町村でどうこうということではなくて、共済組合も そうですけれども、山梨県下の今度は29になりますが、ただ退職手当組合に入っていないところ もあります。例えば今度、塩山が甲州市になりますが、甲州市は退職手当組合には入らないと、こ ういうことでございますが、山梨市は今度は入りました。そういうようなことで、入ったところだ けで組合で協議をして、掛け金率を引き上げてやっていくと。 今のところは20年ごろまでは払えるということですから、団塊の世代の分については、十分、 払うだけの能力を持っていると、こういう状況でございます。ですから、県全体として市町村総合 事務組合の中で今後、対応していくと、こういうことになろうかと思います。 その次に、公営住宅の問題ですけれども、公営住宅というのは、やはり家賃そのものが安いとい うところに魅力があるわけですよね。それと同時に今、木造住宅等につきましても、低所得者の方 たちが入っています。大体、家賃が1万円前後と、こういうことですから。ですから、先ほど木造 についても耐用年数が過ぎておると。すべて改築をというような話がございましたが、その改築と いう話を持ち込んでも、改築をする場合に結局3階建て、もしくは4階建てぐらいのものに改築を すると。しかも耐震ということになりますと、鉄筋でやるということになりますと、今の家賃より かも、少なくとも3万5千円ぐらいの家賃をもらわなければ入居ができないと、こういうことにな るわけです。そのために、そういう計画を立てても、なかなか家賃がそんなに上がるのでは、現在 のままで改築してもらわなくてもいいと、こういうような意見がございまして、ほとんど改築でき なかったのではないかなというように思います。 先ほど、建設部長からお話しましたように、退去して空いたときには潰すというような話があり ましたけれども、結局ある一定の個所を潰すのをまとめるようにして、それで順に順にやっていっ て改築をしていくというようなことを、やらざるを得ないのではないかなと思いますから、耐用年 数が過ぎておるからといって、ここで一方的に全面改築というわけには踏み切れないのではないか と思います。 県の場合なんかも、伊勢のやはり公営住宅がございまして、そういうような計画を立てたことが ございますけれども、やはりできなくて、まだ改築ができないというような状態のところがありま して、入居者との話し合いがつかないと、簡単に潰して改築というわけにはいかないと思います。 民間の活力ということになりますけれども、いわゆる先に部長が言ったのは管理の問題、例えば入 居者の選定だとか、さらには補修程度のものについては、指定管理者を設けて、県の住宅供給公社 でも引き受けてもいいと、こういっていますから、そういうところでやってもらうのですが、改築 という問題について、PFIということになって、民間の資本を導入することになりますと、家賃 が増えていくということになります。それと同時に、この改築についても当然、国庫補助事業とい うことで補助金がもらえますから、補助金をもらうものについては、民間の支援をうんぬんという 問題については、若干、問題があろうかと思っています。 そんなことがありますから、ともあれ民間資金を活用して公営住宅を増やすというよりかも、個 人で住宅をやっている人たちからは、なるべく公営住宅を建てないようにして、民間のものを使う ように仕向けてほしいと、こういうことを言っていますから、先ほどの部長の答弁にも730戸と 155 いうようなことで約20数戸、現在よりかも減らすという計画が出ていますが、それはそういう形 で極力、数を減らしていくというような方向でいくと同時に、また希望者のためには一定のところ へ耐震耐火の建物を建築して、ある程度の負担をしてもらうと、こういう方向付けをしなければい けないのではないかなと思っています。 ですから結局、全面改修というよりかも補修をして、逐次それを使ってもらうということで、今、 例えば屋根のペンキを塗るとか、 そういうようなことについては、 精力的にやっていますけれども、 そんなふうな形でとりあえずやっていって、将来的な方向付けをしなければいけないのではないか なと思っています。 以上です。 ○議長(相原豊君) ほかにございませんか。 西海勝男君。 ○16番議員(西海勝男君) 16番、西海です。 2点、関連質問をさせていただきます。 まず1点目は、向山議員の質問に関してでございますけれども、観光や野生動物の保護、あるい は自然環境について、どのような教育がなされているかというふうな面について、具体策といたし まして、先の補正予算の中で。 ○議長(相原豊君) ちょっと発言中ですが、代表質問に対する関連質問はできませんので。 ○16番議員(西海勝男君) はい、ではそれは取り下げます。 野田議員の質問に対して1点、関連をさせていただきます。 遊休農地を利用しての大規模な滞在型の市民農園の件ですけれども、市長から非常に積極的に前 向きなご返事をいただいたわけなんですけれども、これからどういうふうにしていけばいいのかと いうときに、市長が今お答えになった地域の人々か協力してくれなければ進まないと、これは当然 だと思います。そういう面で、例えば山側の多くの遊休農地、あるいはやまなみの湯の周りにある たくさんの柿の畑等もあります。 そういうところで、 そこの住民が協力したいということであれば、 どのくらいの面積、あるいはどのくらいの戸数が滞在型のそういう市民農園をつくるのについて、 市とすれば具体的にどのくらいの面積があれば、市がそのことに乗り出してくれるのか。そのへん についてお聞きしておけば、住民に対してこのくらいの面積どうですかと。みんなでまとまって、 ここを開発しようではないかというふうな話も進むと思うのですが、そんな面で面積、あるいは戸 数等が建てられるような条件がそろえば、市としてもこの問題に取り組んでいこうというふうなお 気持ちでいるのか。そのへんについては、市長どんなようなお考えでおりますか。 お聞きしたいと思います。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 先ほども申し上げましたけれども、ある一定の区域を設けましても、この人たちがここへ来て農 業をやって、それで生活をするという人たちではないわけです。ただ、そこへ来て、ある建物で寝 泊りをして、そして農地のほうは大体300平方メートルというようにいっていますから、せいぜ 156 い100坪足らずの農地ということですから、そこで野菜を作ったり花を作ったりと、そして自然 を楽しむと。そして土日に来てやって、また自分の住宅のほうへ帰ると。ここへ住民登録を移して、 ここで生活するという性格のものではございません、これは。あくまでも余暇利用のための施設で あると、こういうことであるわけです。 ですから、契約も5カ年間の契約で5カ年経ったら契約は切れると。その5年経ったときに、ま た改めて契約する場合には、入会金を30万円出してもらって、毎年40万円ずつの金を納めても らうと。 その金は何に使うかと申しますと、 先も申しましたように地元の人たちが農事組合をつくっ て、その人たちが留守の間、草が生えた場合には草を取ったり管理をして、またはその作物を作る 営農指導をするというのが、このクラインガルテンの運用のようです。 ですから、先ほどもちょっと申し上げましたから、2町5反から3町歩というものの一定区域が あって、そしてそこでつくるということであれば、可能であるというように思っています。大体3町 歩あると50戸ぐらいのものがつくれるのではないかというように思いますが、ただ補助金をもら うということになると、農業構造改善と山村振興というような話がございましたが、山村振興の補 助金を使う場合には、やはりその山村振興の対象となるような山付きでなければという感じがしま す。そして、やっぱり選ぶ側にも選択肢がありますから、ある程度、お高いところで、そして盆地 の状況も眺められたり、夜も非常に景色がいいというようなところへつくると、希望者が多いけれ ども、平坦地の場合に果たして希望者が温泉の近くで、あの辺は釜無川の土手が高くあって、周り が囲まれているようなところですから、ああいうところで果たしてこういうものの利用価値がある かどうかという点について、これは検討の余地があるのではないかと思っています。 我々が考えたのは、先ほど野田さんから話がありましたように、いわゆる広域農道から上の側、 あの辺ですと眺めもいいし、また遊休農地も比較的多いと。そういうところが適地ではないかなと いう感じは持っています。それと同時に、水道もある程度、敷設が可能であるところというような ことを考えていかないと、どこででもというわけにはまいらないと思いますから、これについては 地元の皆さんのご意向を聞いて、そして現に優良農地で使っているものを潰して、そういうことを するということについては、これはまたいろいろ議論のあるところで、国のほうの補助金をもらう ときに、なんでそんなものを潰してするんだという議論も出てくると思いますから、でき得れば荒 廃農地であって、しかもある程度、景観もいいしというようなところがあればというような形で検 討していきたいなと思っています。 これは、国の補助金をもらうということですから、国とも十分、協議をする中で土地の選定はせ ざるを得ないと。まず第1は、地元の皆さんが1カ所へ3町歩ぐらいの土地を提供していただける という方向付けができれば、できるのではないかなという感じはいたします。 以上です。 ○議長(相原豊君) ほかにございませんか。 齊藤哲夫君。 ○22番議員(齊藤哲夫君) 22番、齊藤です。 私は、野田議員の遊休農地についての関連質問をさせていただきます。 現在、 300町歩ほどの遊休農地があると聞いておりますが、 先ほどの市長さんの答弁では80ヘ クタールですか、300ヘクタールのうち80ヘクタールぐらいは遊休農地が解消できるというよ うな答弁でございましたが、私の周囲なんかを見ても10年、10年とはいわず5年以内でも、も 157 う恐らくあの家の農地は、あとのやり手がないのではないかというような家が幾軒もあります。そ ういったことを考えると、本当にこの遊休農地の解消ということは難しい問題でありまして、後継 者でもない限りは、なかなか一朝一夕で解決できる問題ではないと思います。 そういった中で、櫛形町の時代にそういった農地に転用するのではなくて、空いているそういっ た遊休農地へ花を作ってもらえれば、補助金を出したというような例がございまして、確かうちの 近くの遊休農地でも、その家で毎年、花を作ってくれるんですが、実に目を楽しませてくれるし、 景観もいい、CO2の削減にもなる。またそういった花いっぱい運動にもつながるのではないかと 思いますので、今からまた急にそういった遊休農地を、また農地として利用するのではなくて、と りあえずの間は、そうやった花でもまいてもらって、活かしてもらうというような、そういった市 で助成金を出して、そういう指導ができないものか。その点をお尋ねしたいと思います。 もう1点、遊休農地とともに今、白地で活用されない土地がたくさんあると聞いていますが、そ ういった土地も同じように、やはり雑草が生えていて景観を損ねております。そういった白地で活 用されないような土地も減らしていくというような、今、指導を行っているかどうか。そのへんも 併せてお尋ねしたいと思います。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 遊休農地の解消につきましては、なかなかこの地域は若い人たちにも働く場所があると。農業を やっていかなくても、会社へ勤められると。そして工場がたくさんあると、こういうことでござい ますから、なかなか農業従事者とか、林業従事者ということを新たに求めるということは、大変な ことなんです。そんなこともあって、その解消ができないということですから。最近は株式会社で もできるというように、今度は農地法の改正になりましたから、そうした場合に建設会社等でおっ て、公共事業もだんだん減ってくると、仕事がないと。それでは、この際その人たちが持っている 資材を使って農地を耕して、そこで品物を作って販売するというようなことを、もう埼玉県であり ますとか、神奈川県でありますとか、そういうところでは現にやっているところがあるようです。 だから、そういうような方向ができればということを思いますが、零細の建設業者であれば、あ えてやらなくても勤めに出せばいいではないかと、こういうことになりますから、なかなか難しい のですが、あとは農地法人を市でつくって、若干、金を出してその人たちに耕してもらうと。今おっ しゃられるように、花でも植えるかというようなことも考えられるわけでございますけれども、た だこの地域では花を植えるということについては、果樹栽培地帯でございますから、果樹のちょう ど花が咲いて受粉をするとき、交配するとき、それに影響が出るような時期に花を作られると困る という話もあるわけですね。そのハチやなんかが、みんなそっちの花のほうに行ってしまって、果 物のほうの交配に力を出せなくなると。だから、菜の花なんかは本当はいいのですが、農家の方た ちは、そういうことをやってもらっては困ると。菜の花なんか植えてもらっては困るというような 話があるわけでございまして、だから時期のずれた今になって咲くようなコスモスだとか、そうい うようなものであれば、農業経営には影響はないというようなことがございます。 したがいまして、現にボランティアの人たちが耕してやって、コスモスの種をまいて花を咲かせ ているという事例もございます。しかも2反歩、3反歩のところへ花を植える家もありますから、 そういうことも、また荒廃農地については考える必要があるのではないかなと感じはいたします。 ただ、山付き地帯の荒廃農地については、どうしてもやらないのであれば山に返すという必要もあ ろうかと思いますが、ともかくいろいろのことを手立てを講じながら、農地の保全ということにつ 158 いては、今後とも配慮していきたいなというように思っています。 以上です。 ○議長(相原豊君) 齊藤哲夫君。 ○22番議員(齊藤哲夫君) 先ほどの、もう1点の白地になって活用されない土地の活用法といいますか、今から減らしてい く努力をしているかどうかと。 ○議長(相原豊君) 農林商工部長、武内栄君。 ○農林商工部長(武内栄君) 農用地以外の土地の荒廃ということで、よろしいのでしょうか。 白地に転用されているということですね。 白地のままで農地にもなってなくて、荒廃になっているということになりますと、周りが農地等 であれば農用地としての指導もやりやすいのですが、これが集落内とかになってくると、農業サイ ドのほうでは指導もしづらくなるということもありまして、現在、昨日の質問の中にもありました ように、今度の法改正の中でも、農用地の荒廃、そのままになっているところは、草の状況やら堆 積物の除去等を命令するようなこともできるような形になってまいりますが、集落内農地等につい ては、そういうふうなところまでのものが、果たしてできるかどうかというふうなことは、まだ具 体的なものが分かっておりませんので、たぶん可能性としては、そういう指導はできるようになる と思いますけれども、農用地としての利用以外に何かをというふうなことになりましても、この白 地について市のほうで、どういうふうな利活用の指導というふうなところまでは、現在のところは 持ち合わせしておりません。 これから先、草の管理とかガラクタなんかが置いてあるというふうなものの、周りの人が邪魔に なるようなものの場合には、今度の法律改正の中で指導ができるようになってくるというようなと ころでございます。 ○議長(相原豊君) 齊藤哲夫君。 ○22番議員(齊藤哲夫君) あまり具体的な質問をすると関連から外れるような気がしますので、また改めて聞きたいと思い ます。 ○議長(相原豊君) ほかにございますか。 ( な し ) 以上で関連質問を終結いたします。 次に質問順位13番、清水実君の発言を許します。 なお、清水実君より資料配布の申し出がありましたので、これを許可いたしました。 お手元に配布してありますので、ご了承願います。 6番、清水実君。 ○6番議員(清水実君) 今、気合いを入れて返事をさせていただきました。 自分に活を入れて質問をさせていただくためのものでありますから、よろしくお願いしたいと思 159 います。 アルプス21、6番、清水です。 私は今後の防災対策事業について3点。南アルプス観光と管理について2点を取り上げ、質問さ せていただきます。 まず防災対策の1点目として、本年度より地域防災計画に基づき、災害時に必要な備蓄食糧・資 機材を現在2カ所にある防災倉庫から、各支所に備蓄食糧・資機材の分散備蓄を推進するとのこと ですが、現在どこに何がどのように備蓄してあるか。また、今後どこまで必要と考え、備蓄する計 画なのか。 それから、市内132の自主防災会にも備蓄食糧は保管の維持が大変、難しいと思いますので、 支所や防災倉庫でもいいと思いますが、備蓄資機材、特にバールやジャッキ、また台風や風水害な どによる災害には土のうやスコップ、こういった資機材は市民の身近、自主防災会に備えておく必 要があると思うが、市のお考えを聞きたいと思います。 次に、災害時における障害者・高齢者、いわゆる要援護者の方々が避難する場合の要援護者対策 についてであります。先ほど、浅野議員さんのほうからも要望といったお話がありましたが、体の ご不自由の方や高齢者は、1人で避難することは困難であり、健常者たちと違い避難するには支援 者が必要となります。 市として助け合いネットワーク設立や支援者を対象とした研修会などの計画、 さらには地域福祉避難所の指定など、きめ細かい計画が必要と思われるが、どのような対策を立て ているのか、お聞きしたいと思います。 防災の3点目として、消防本部の建て替えについてであります。現在の消防本部は、合併前の6町 村が昭和48年に峡西消防組合として立ち上げ、昭和49年度から消防本部として各種災害・火災・ 救急業務と今日まで、それらに対する重要な役割を果たしております。しかしながら、すでに30年 以上の建物。消防吏員も当時の26人から消防施設の充実を図る中、現在80人になっており、昭 和52年に増築して対処してきましたが、耐震構造ではなく、今日の地震災害や各種災害時に市民 の生命・身体・財産を保護する防災拠点として、その職責がまっとうできるか疑問視するところで あります。 そこでお聞きしたいのですが、市民の不安を解消するためにも、今の消防本部を建て替えと整備 する検討はしているのか、お聞きしたいと思います。 これから、南アルプス観光について、質問させていただきます。 まず第1点は、教習所跡地の件です。何回か、前の議員においても質問されている件ですが、こ の跡地は県道甲斐芦安線の通過点であり、昔からの甲府から八田、白根、芦安を結んでいる重要路 線であります。信玄橋を渡りきれば本市であり、すぐ先の場所であります。また最近では、甲斐市 の竜王駅ですが、甲斐市が駅舎と周辺の整備計画を発表し、今年度中には着工し2007年度には 供用開始、ちなみに総事業費は110億円を見込んでいるそうです。この駅は完成後には本市にも 大きなメリットが期待できる場所であると考えます。 こういった観点から見ても、 甲府からのバス、 JR竜王駅からのアクセスも考えれば、まさに北の玄関として南アルプス市芦安の温泉地、山岳観 光、果樹観光、そして総合的な市内の案内施設等、さまざまな利用価値があると思われますので、 ぜひ市で購入し、観光立市としての拠点にしたいと思いますけれども、市長の見解をお尋ねしたい ところであります。 観光問題の関連といたしまして、議長のお許しを得て皆さまにお配りしましたA3判の資料、こ れをご覧ください。 左3分の2ぐらいに、南アルプス市全体図と周辺市町村があります。そして、その右上に引き出 160 し線で広河原周辺を拡大したものです。その下に県道南アルプス公園線の本市と早川町の行政区域 の境い目である、荒川橋を早川町側から撮った写真を入れております。この荒川橋を渡れば南アル プス市です。写真を見る看板がひっそりと立ててあるだけです。ここにもう少し行政区域を明確に すると同時に、南アルプス観光用の看板を立てたらどうかということです。この荒川橋を渡れば、 約8キロメートルで南アルプス、北岳をはじめとする白根三山の登山口、また本市の事業で行って おります、広河原・北沢峠間10.2キロメートルの自動車運送事業の発着場所、広河原にもつく からです。そういったことから、ぜひこの場所に観光用案内板の設置を期待するものですが、市の ご見解をお聞きしたいと思います。 以上、5点を私の質問とさせていただきます。 ご答弁をよろしくお願い申し上げ、私の質問に代えさせていただきます。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 清水議員さんのご質問にお答えいたします。 5点、ご質問をいただいておりますけれども、私からは消防本部の庁舎の問題と免許センター跡 地の問題につきまして答弁させていただき、あとの3点につきましては、それぞれ担当部長から答 弁いたします。 まず、消防本部は築後32年余り経ち老朽化が進み、耐震構造ではないと。建て替えを検討して いるかというご質問でございます。消防本部の建物につきましては、現在2階建て部分と3階建て 部分とに分かれておりまして、2階建て部分、いわゆる東側の部分でありますが、この建物は昭和 49年4月に建設され、また3階建ての部分、これが西側の部分でございますが、この建物が52年 10月に建設されたものであります。 ご指摘がございましたように、いずれも建築をすでに30年余りが経過いたしておりまして、そ の後、昭和56年に建築基準法施行令の一部改正に伴い、昭和56年以前に建設された建築物につ いては、耐震診断に基づき改正基準に適合しない建物として、耐震補強の指導がなされたところで あります。この法改正を受けまして、本消防本部にかかわる建物につきましても、耐震診断を平成 11年度に実施いたしました。その結果、本部庁舎西側3階建ての建物につきましては、地震の衝 撃に対して倒壊、または崩壊する危険性があるとの診断結果が出されております。また、東側の建 物につきましては、倒壊または崩壊の危険性が低いとの診断結果でございました。 以上のことから、早急な対応が必要であり、消防庁舎の改築にかかわる検討会を当時、計画した ところでありますが、ちょうど合併計画が浮上し、合併検討課題が優先いたしまして、建設の検討 会は中断をしたところであります。しかしながら、近年の地震の発生の状況を判断いたしますと、 早急に計画立案が必要不可欠であるということは、承知をいたしております。そこで本年度、消防 本部におきましても、消防力の適正配置調査を財団法人消防科学総合センターに調査を依頼いたし まして、間もなくその結果が報告されることになっております。この調査は、消防本部の今後の消 防力の整備の方向と近年、幹線道路網の変化に伴いまして、現状の消防署等の配置状況が適正な配 置であるかどうかということを、まず調査をいたしております。この調査を受けまして、第1次南 アルプス総合計画の実施計画に基づき、検討会を立ち上げ進めていく予定であります。 したがいまして、平成17年度におきましては、基本計画を策定し、実施計画に向けて総合調整 を図りながら進めてまいりたいと思います。なお、建設につきましては、平成19年度に着手した いというように考えております。 161 また一方、市民の安全を守る消防と防災の拠点施設といたしまして、防災センターと消防庁舎を 併設する考えがありますが、災害に備えて市民を対象に各種講習会、訓練、体験活動施設として、 また生活必需品の保管施設となる備蓄倉庫等を備え、災害時には被災者の生活を守ることができる 総合的施設を計画し、進めてまいりたいと考えております。 先進地、焼津の消防庁舎等も視察をいたしましたけれども、このような施設が完備いたしておら れます。ただ、本庁舎の建築等も関連しまして、本庁舎をいつ建てるのかと。また、場所はどうす るのかという問題がありますから、そういうことも総合的に関連しながら、場所の選定等も行って いかなければならないのではないかなというように思っております。そんなことから、19年度に は消防庁舎の建設については、着手するよう準備を進めていきたいというように思っております。 次に、山梨県運転免許センターの跡地利用についてのご質問でございます。ご質問の現施設移転 後の県有地、約2万5千平方メートルの跡地の利用でありますが、一昨年の八田地区まちづくり懇 談会や、2度の本市議会の一般質問におきまして、本市が用地を取得して地域の活性化となる有効 活用を図るよう、検討をするという要望をいただいた経緯もございます。 市といたしましても、県からも話がございまして、この関係機関との協議を重ねておりますが、 この間、県警の施設設置なども検討された経過もあり、また現在、進捗中の県道甲斐・芦安線の道 路拡幅事業との調整も図っている状況でもあります。市としての土地利用計画につきましては、観 光面では当該地は南アルプス観光の北の玄関口でありますが、ご承知のとおり昨今の交通事情は中 部横断自動車道や甲西道路、新山梨環状道路、アルプス通りの供用開始によりまして、県内から本 市を訪れる方々の流入ルートも変わりつつあることが予想されることから、当該地と南アルプス観 光の連携については、本年度、策定をいたします観光計画の中で、今後の交通事情や社会情勢を十 分に把握いたしまして、調査研究をする必要があると考えております。 ただ、この道路の拡幅というのが、幅員7メートルぐらい拡幅しなければならないということで ございまして、北側のほうは工場等もあって、北側へは拡幅できないということになりますと、こ の県有地のほうへ拡幅するということになりますと、あとはどういう形で土地が残るかと。しかも 南側は土手があると、こういうことでございますから、その利用の方法も改めて考えていかなけれ ばならないのではないかなと思っています。県のほうでは、もし市のほうで買ってくれるのであれ ば、既存の建物は全部潰して、そしてさら地として売りたいと。ただ、現在ある建物の中で使える ものがあったら、使ってもらっても結構だと、こういう話がございます。 いずれにいたしましても、 この問題については状況等を見ながら、 今後とも検討をしてまいって、 売っていただける面積が確定した段階で、 どのような利用にするかということも併せて考えまして、 整備を進めていきたいなというように思っています。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 総務部長、野中茂男君。 ○総務部長(野中茂男君) 清水実議員さんの災害時に必要な防災資機材等の自主防災会への配備についての質問に、お答え をいたします。 災害時における南アルプス市の防災資機材等は、これまで櫛形・芦安の備蓄倉庫2カ所に置いて 備蓄をしておりますが、これとは別に新たに今年度、各支所への分散備蓄を行ったところでありま す。内容につきましては、毛布が2千枚、カナテコが232本、ジャッキが58台、ブルーシート が720枚、簡易式組み立てトイレが22式、非常用トイレが27台、給水タンクが15個、多人 162 数用救急箱が26セット、備蓄食糧1,920食などです。このうち、カナテコとジャッキにつき ましては、発生直後の救出救護活動に向けて整備をしておく必要があるため、多くの地区への分散 を考え、地域に最も密着した消防団の詰所への配備をいたしたところです。数量的にも今回の整備 で十分とはいえませんので、自主防災会への備蓄を含めた計画的な整備を今後も行ってまいりたい と思っております。 また、ご質問がございました、水防の際の土のう等につきましては、やはり支所を中心に配備を してまいりたいと考えております。また、備蓄食糧については、現状、市内給食センターの流通備 蓄を含め、3万2千食の備蓄がありますが、発生から2、3日は住民の皆さんに食糧配布の対応が 困難な状況も予想されますので、各家庭で3日間程度の非常用食糧、飲料水を確保していただくよ う講演会、それから研修会、防災パンフレット等を通して住民の周知をしてまいりたいと考えてお ります。 ○議長(相原豊君) 保健福祉部長、内藤希香君。 ○保健福祉部長(内藤希香君) 清水議員さんの災害から緊急避難する障害者や高齢者の一時避難となる地区福祉避難所の確保と、 その対策についてにお答えをいたします。 昨年10月の新潟中越地震や今年3月の福岡西方沖地震の際には、災害時には援護が必要な高齢 者や障害者の方々が数多く被災され、過酷な避難生活の中で亡くなられたり、体調を崩されたりす るなど、防災対策に取り組む上で重要な課題が浮き彫りとなったところでございます。特に、高齢 者や障害者等、健常者と同じ避難所で長期にわたり生活することは大きな負担となることから、介 護や相談等の生活支援を受け、安心して避難生活ができる体制を整備した福祉避難所の設置、運営 が必要であります。 このため、各地区の学校や公民館等の指定避難所の中で、福祉避難所として活用できる部屋等を 地区福祉避難所として位置付け、災害発生時には速やかに対応できるよう、取り組んでまいりたい と考えております。8月28日の防災訓練では、要援護者支援のモデル地区として鏡中條地区にお いて高齢者や障害者、 ケガ人等を想定した避難訓練と地区福祉避難所の設置訓練が実施されました。 この訓練では、自主防災会が中心となり、社会福祉協議会等の協力を得る中で体育館において、間 仕切りやシート、毛布等を利用した福祉避難所の設置や要援護者の健康チェック、ボランティア本 部の立ち上げなど、災害時における実践に即した運営面での取り組みが行われました。地域におけ る災害対策の要は、住民や関係団体の連携であり、避難誘導や避難所の運営等について、自主防災 会等の関係者が協議を行い、より多くの住民参加による訓練を重ねることが重要であると考えてお ります。 今後、 こうした地域ぐるみの取り組みが市内全域に広がっていくように働き掛けていくとともに、 福祉避難所の設置に必要な暖房器具、携帯用トイレ、畳、間仕切り等の資材の備蓄を進め、介護や 相談等の必要な生活支援を提供できる体制を構築してまいりたいと考えております。また、避難生 活が長期にわたる場合を想定し、他の公共施設等における2次避難所の設置運営の検討や社会福祉 施設への緊急入所についての事前協定の締結など、準備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 農林商工部長、武内栄君。 163 ○農林商工部長(武内栄君) 清水実議員の南アルプス観光についての中で、南アルプス公園線の早川町と南アルプス市境に観 光用看板の設置をということについて、お答えを申し上げます。 県道南アルプス公園線は本市芦安地区広河原から身延町下山までの延長、約57キロメートルで 昭和41年に沿線地域住民の生活を支えるとともに、南アルプスの観光発展を期して開設されまし た。しかし、モータリゼーションが結果的に環境問題をはじめとする、さまざまな社会的問題を発 生させた現在、ご指摘の早川町奈良田のゲートから本市広河原間の18キロメートルの区間は、南 アルプスの自然環境の保全を図るため、マイカー規制を実施しております。本区間は、南アルプス 山岳交通適正化協議会において、7月1日から10月31日の期間中をマイカーなどの一般車両の 通行を規制し、この期間以外を冬期閉鎖といたしました。 ご案内のとおり、マイカー規制につきましては、政府が昭和49年に定めました国立公園におけ る自動車利用適正化要綱に基づき、道路や駐車場の過密利用によって、自然環境が破壊される恐れ が生じ、適正で円滑な利用が損なわれている地域に対し、自動車利用適正化として車両の通行を規 制する区間と時期を設けることにより、実施するものであります。 ご質問の、この区間への観光用看板の設置ですが、看板に掲示された情報の受け手は7月から 10月の4カ月間、規制除外車両である乗合バス、および乗合タクシーを利用する登山などの山岳 観光を中心とした来訪者に限定されます。日本を代表する優れた自然の風景地である区域内に、規 模の大きい観光看板を設置することの是非につきましては、傑出した景観への環境保全確保を最優 先に熟考すると、望ましいことではないと思われます。 本市としては、隣接する早川町との市町境に南アルプス市の知名度を高める効果を含めた、必要 最低限の境界案内標識の整備を、道路管理者である山梨県をはじめ早川町などの地元関係機関と協 議してまいります。また、一方で観光の振興を進めるにあたり、このエリアの国立公園としての存 在意味やマイカー規制導入の経緯を念頭に置き、規制除外車両を運行する地元乗合バス、および乗 合タクシー事業者にもご尽力をいただき、車中案内サービスの充実などの協力を得ていくことが、 ひいては官民一体となった来訪者へのおもてなしを効率的に達成できる方策であると考えます。 よって、このことにつきましても、早川町をはじめとする各関係団体との協議を進めてまいりま す。 以上です。 ○議長(相原豊君) 清水実君。 ○6番議員(清水実君) それぞれ、ご答弁いただきまして、本当にありがとうございました。 まず最初に、いつ襲ってくるか分からない災害に備えて、備蓄等も今、一生懸命、予算を取って いただきまして、配布していただいていることに対しては、大変ありがたく思っております。ただ、 私たちも被災地へ行って、 いろいろな研修をしますけれども、 やはり一番最後に返ってくる言葉は、 どの地域にも必ず大地震はやって来ますよということでございます。そういった中において、救援 作業にあたるときには、身近に今言った資機材、バールやらジャッキがあれば大変、助かりますよ と、こういったことも聞いておりますので、ぜひ身近な自主防災会にも行きわたるようなことをお 願いしたいなと、そんなふうに考えております。 それから2番目の障害者や高齢者の地域避難所確保でございますが、健常者でさえ、いざ有事と なればパニック状態ということになります。そういったときに、特にこの方々は心細い思いをする 164 わけでございます。こういった人たちのためにも、ぜひ市の皆さんも汗をかいていただき、支援者 や自主防災会に、さらにきめ細かい教育なり講演会の開催等々も今後、考えていただきたいと、そ んなふうに考えます。 それから、あとは消防本部のほう、今、市長の答弁でいずれ考えるということですが、できるだ け早い時点にお願いしたいなと考えております。 また、跡地については、先ほどの内容でも申し上げましたけれども、特に御勅使筋ですね、向こ うの産業が今一つ活性化が遅れているような気がいたします。そんな意味からしましても、ぜひあ そこを観光立市としての総合案内所になるようなものに、活用できるようなことを今後、考えてい ただきたい。そんなことをお願い申し上げ、私の一般質問として終わります。 ありがとうございました。 ○議長(相原豊君) 以上で清水実君の質問を終結いたします。 これより、アルプス21の割り当て時間に15分ほど余裕がありますので、アルプス21による 関連質問を行います。 関連質問はありませんか。 久保田松幸君。 ○18番議員(久保田松幸君) 清水実君の1の今後、 防災対策事業についての1の備蓄倉庫、 あるいは資機材の件ですけれども、 白根町時代は商工会を通しまして、小売店等と、そして農協購買等、あるいは建設協力会等と協力 協定を結んで協力していただくという、ハンコを交わしたという経路があります。当然、今言いま したように、食糧も1,920食分ですか、とても足りない。ただ3万2食分は今から通知して、 各家庭で3食分ぐらい持ってもらうと、そういうことではなくて、やはり地震が来てみれば一番よ く分かるのですが、想定でやっているものですから、そういう食糧の確保等も倉庫を持たなくて、 小売業あるいは農協の購買等、大型スーパー店にたくさんありますから、そういうものを、そうし たときには優先して出していただくと。そういうことのためにも、その協定が必要ではないかなと 思います。 その考えと、そしてもう1つ、緊急避難場所ですか、これはもう今年、神戸に研修に行きまして、 小学校の校長さんが学校避難場所へ先生が一番先に行きまして、 その避難場所へついて、 その朝方、 寒いときでございましたから、そのとき先生は全部、鍵を開けましたからワーッと避難してきたん ですけれども、よその学校はもうガラスは割る、寒いものですから校庭で机等を燃して焚き火にし てあたっていたという経過があるそうです。そういう私たちも今諏訪、白根が県立白根高校ですけ れども、鍵は、区長さんにもそれは、鍵でも一つもらっておいたほうがいいんじゃないのと言った けれども、いまだかつて避難した場合に鍵がないんですよね。当然、町の施設にも組単位の集落の ものはあると思いますけれども、そういう市で管理しているところは、鍵等は当然、市役所とかに ありますので、そういうものを一番近い地域の区長さんなりに渡しておくべきではないかなと、そ ういうことも考えていただきたいと。 その2点をちょっと市長に聞きたいなと。 そしてもう1点は、これはちょっとお願いなんですけれども、南アルプス公園線についてなんで すが、これは私も知らなかったのですが、この地図を開いてちょっと聞いたんですが、広河原から 早川町へ抜ける8キロメートル、これは市の行政管轄内であると。そういうことで当然、災害ある いは山の遭難、交通事故等は市の管轄の南アルプス署、あるいは峡西消防、当然、地元の消防団、 165 そういう人たちが応援に行って、いろいろなことの役割をしているということで、ただこれは業者 からのお願いなんですが、県道でございます。工事が出ても、その南アルプス市内の業者には全然、 参加がないということで、ぜひ南アルプスの税金を落しているものですから、ぜひそういうものも 市長のほうから県のほうへ要請していただきたいなと、そう思います。 以上です。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 今、備蓄の問題ですけれども、確かに食糧の問題につきましては、お米を売っているお宅とか、 あとはスーパーとか食料品を売っているところ、そういうところとは市のほうで災害の場合には提 供してもらえるようにというような申し入れをして、協定を結ぶことは当然だと思いますから、今 までもそういう話をしてきておりますから、新しく進出したスーパー等につきましても、そういう 申し入れを十分したいというように思っております。 また、学校等が避難場所になったときに、鍵が開かないと避難できないではないかと、こういう お話ですが、避難場所というのは各防災会ごとに指定をしてございまして、その指定の施設につい ては、当然、自主防災会の方たちが開け閉めができるような状態になっています。ただ、小中学校 の体育館というようなものを避難場所に指定してあるようなところにつきましては、これは教育委 員会の所管でございますが、教育委員会のほうであらかじめそういうようなことを協定しながら、 鍵等の点についてはどうするか、また検討してもらいたいなというようにも思っております。 また、南アルプス公園線の問題ですが、前にもそんな話を聞きまして、たまたまあそこのところ については、身延の土木事務所のほうの所管でやっているそうです。ですから、早川入りからのも のについては、すべて南巨摩のほうの業者が指名されておると。こっちは入っていないというよう なことでございます。そんなことで、これは土木のほうの各事務所の所管の問題だと思うんです。 1つの路線をするのに、分けてしっかりできるかどうか、このへんの問題は今度の振興局の統合も ありますから、それ等も絡み合わせる中で再検討をしてもらえるように、県のほうにもまた十分、 申し入れをしたいと思っています。 以上です。 ○議長(相原豊君) 久保田松幸君。 ○18番議員(久保田松幸君) ぜひ、そのようにお願いして終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で関連質問を終結いたします。 ここで暫時休憩といたします。 再開は午後2時50分といたします。 休憩 午後 2時35分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再開 午後 2時50分 ○議長(相原豊君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に質問順位14番、飯野冨士雄君の発言を許します。 166 19番、飯野冨士雄君。 ○19番議員(飯野冨士雄君) 公明党クラブの飯野です。 大きく分けて3点ばかり質問いたします。 先の第44回衆議員選は、自民党が単独で15年ぶりに過半数の議席を獲得して、公明党と合わ せた与党は全議席の3分の2にあたる320議席を超えて圧勝いたしました。 さて、それでは市長の説明要旨の中から、市政一般について質問をいたします。 始めに、人口減少元年について、住民基本台帳に基づくと人口調査結果が7月27日、総務省か ら発表され、驚いた人が多いはずですが、日本の男性人口が減少したということです。男性の人口 は6,207万6,658人で、前年同期に比べて1万680人減り、1968年の調査開始以来、 初めて減少をいたしました。 男性の人口減少で明らかになったように、 すでに人口減少社会が始まっ たことを示しております。国立社会保障人口問題研究所によると、30年以上前からいずれ日本の 人口が減少することは予測されていました。同研究所では2004年が男性人口のピークで、 2005年から減少し始め、女性の人口ピークは2009年で2010年から減少が始まると推計 されております。人口減少元年に直面した現在、手遅れにならないように行政としても何らかの施 策を考えていかなくてはならないと思いますが、いかがでしょうか。 人口を支えるのは出生率ですが、2004年度の出生者数は110万4,062人で、過去最低 だったそうであります。その原因に挙げられるのは、結婚しない男女の増加や1夫婦当たりの子ど もの数の減少などや、子育て環境の整備や税制改革などで出生率を上げられないのか。本市におい ては、どのような対策が取られているのか、お伺いいたします。 また、明日を担う子どもたちの健やかな成長のため、子育てを社会の中心軸に据えるチャイルド ファースト社会、子ども優先社会の構築は、どのようなことをお考えなのか。お伺いいたします。 次に、学校ビオトープ、生物生息空間について質問いたします。 校内の敷地内に植物や小動物が成育できる環境を人工的に整え、環境教育の格好の実験室となる 学校ビオトープが、全国の小中学校で広がっております。自然と触れ合うことで、生き物を大事に する心、観察力などを養うことに役立っております。始めは虫に触れることが嫌いな子どもも、ヤ ゴにエサを食べさせるうちに成長していくのを見て、徐々に抵抗感をなくしていきます。自分が発 見したヤゴを家に持ち帰り、孵化してトンボになる様子を親子で観察することで、生き物と触れ合 う中で子どもは命の不思議さを体験します。 また、野鳥が巣をつくり卵を産んでヒナが孵り育つまでを観察し、親子の絆を学びます。植物の 水辺に育つものや、水が多すぎると育たない草花もあります。環境教育は、やはり実体験が重要と のことです。今、学校ビオトープが全国的に広がっているということは、裏を返せば子どもたちが 野外で遊ばなくなったということになります。 そこでお聞きいたしますが、1つ目として、南アルプス市の小中学校にビオトープを設置するお 考えはありますか。2つ目として、生き物を大事にする心、観察力などを養う教育はどのようなこ とを行っていますか。また、教科書の写真や活字だけではなく、実際に体験し、体で覚える環境教 育は、どのようなことを行っていますか。4つ目として、情操を豊かに健やかに育成するための教 育はどうしていますか。 次に、協働によるまちづくりについて、質問をいたします。 私は、これから来るであろう人口減少社会は、好むと好まざるにかかわらず、小さな政府、小さ な自治体の方向に進まなくてはならないと思います。年金の国会審議でも、厚生労働省側が示した 167 合計特殊出生率1.29%という数字が国民に衝撃を与えたばかりであります。ただし、日本人に はそもそも人口減少への危機意識が薄いということも無視できません。狭い国土に過密な人口、高 度経済成長前の貧しさ、ひもじさの記憶と強く結び付いているし、今でも大都会のサラリーマンの 通勤地獄は、実感として人口の減少を感じさせないからであります。 しかし1997年、年間100億人だった、私鉄大手16社の年間移送人員は年々減少し始め、 2004年には90億円を割ろうとしております。すでに少子高齢化は、生産年齢人口15歳から 64歳までの男女を直撃していたのであります。サラリーマンの印象とは裏腹に、電車で通勤する 人々の減少は一足早く訪れていたのであります。財政赤字や人口減少、2005年度の国家の歳出 は82.2兆円、税収は44兆円しかありませんでした。残りの38.2兆円は借金をしているわ けであります。 そういうことを踏まえてみますと、市民の意識改革、自助・共助・公助の心が求められている時 代かもしれません。私も、仲間と道路の缶やゴミ拾いを行っています。約25人から30人くらい のメンバーですが、桃源クラブという名称です。このクラブを立ち上げるのに、約1年くらいかか りました。人の意識改革の難しさを痛感いたしました。大きなテーマですが、以下のことをお聞き します。 1つ目として、生まれ育った地域で共に生き共に生活し、安心して暮らせる社会を築いていくた めの、市としての施策はどのようなことを行っているのか。また、今後どのようなことを行うのか、 具体的にお示し願います。2つ目として、市民が自主的に活動している団体等を支援・育成してい くことは行政の責務と考えているとのことですが、 どのようなことをお考えなのか。 3つ目として、 地域に住む住民間の絆を、より深める地域コミュニティーの活性化はどのようなことをお考えなの か。 以上のことをお伺いし、私の質問といたします。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 飯野議員さんのご質問にお答えをいたします。 まずは、人口減少元年ということについてのご質問でございます。 人口減少社会に対する施策、また2点目には結婚しない男女の増加、3点目には夫婦当たりの出 生率の低下に、というようなことをご指摘いただきました。南アルプス市の特殊出生率は、平成 10年から平成14年の5カ年間平均で1.58%であります。全国の1.29%、および山梨県 の1.39%は上回っておりますけれども、少なくとも現人口を維持するためには、2.07%と いうような指標がありますから、現状は人口減少の傾向にあります。今後は、そうした意味でも出 生率を上げることが急務であります。 また、少子化の原因といたしましては、ご指摘のように結婚しない男女の増加、夫婦当たりの出 生率の低下が挙げられます。こうした問題に対します総合的な少子化対策を推進するため、平成 15年7月に次世代育成支援対策推進法が制定されまして、南アルプス市も平成16年度に次世代 育成支援地域行動計画を策定し、平成17年度から同法に基づき取り組んでおります。 まず本市では、こうした計画が出る前から社会福祉協議会を中心に結婚相談所を開設いたしまし て、未婚の男女に対して相談に対応いたしております。すでに500組を超える縁組を相談所では 達成したというようなことがいわれております。今後とも、こうした相談所の活動をさらに活発化 いたしまして、結婚しない男女が1人でも少なくなるように、努力をいたしてまいりたいと思って 168 おります。 また、夫婦当たりの出生率の低下の問題ですが、今ほとんどのご家庭が夫婦共稼ぎという状態で ございます。したがいまして、働くお母さん方にとりましては、子どもを生むということが非常に 負担になるということもいわれておりまして、そうしたものに対する支援も、この計画の中に盛り 込んであるわけであります。特に、就学前の児童の福祉サービスの支援といたしまして、保育所の 整備が重要でございます。市内には16の公立保育所、5つの私立保育所がございまして、朝7時 30分、夜7時まで延長保育事業を行っております。この事業も新市が発足してから、全保育所に ついて行うようにいたしたところであります。また、保護者の急病や入院などの緊急時に保育園に 入所していない子どもを預かる一時保育事業を豊保育所・白根保育所・さくらんぼ保育園・マコト 保育園・十日市場保育園で行っております。 次に、学童期の子どもの居場所づくりといたしまして、これも新市発足以来17の学童保育施設 で平日は午後2時から7時まで、また長期の夏休み・冬休み等につきましては、午前8時から午後 7時まで学童保育事業を行っております。さらに、学童保育は1年から3年生までの間でございま すので、それを超えた子どもたちに対しては、児童館を設けてございまして、八田児童館・なかよ し児童館・大ケヤキ児童館を運営しており、今年度は櫛形児童センターの建設をしており、そうし たものに対する対応をし、働くお母さん方に安心して子どもを生めるような形を取っていきたいと 思っています。 さらに、子育て中の親が集い、子育てに関する情報交換をし、子育てに関する悩みを解消するこ とができる地域子育て支援センターの運営を豊保育所・白根保育所・さくらんぼ保育園・マコト保 育園・十日市場保育園の5カ所で行っております。今後も、さらに充実を図ってまいります。保育 園では、児童の保育と並んで家族への相談対応やアドバイスを行い、相談体制の充実も図っており ます。児童館では、児童や母親等への相談、カウンセリングを行っております。さらに今年度から、 小中学校の給食費につきましては、第3子以上の子どもについては無料という措置を取り、経済面 での支援も行っております。 次に、4点目の環境整備・税制改革について、お答えします。 子育て環境の整備につきましては、南アルプス市では先ほど申し上げましたとおり、次世代育成 支援地域計画に基づきまして、保育所・児童館の整備充実を推進しております。税制改革につきま しては、子どもの年齢に応じた特定扶養控除がありますが、正しい理解と申告が必要ですので、税 制改革があった場合は、子育て中の親に理解されるよう、分かりやすい周知を行います。 次に、協働のまちづくりについてのご質問がございました。 まず1点目の、生まれ育った地域で共に生き共に生活し、安心して暮らせる社会を築くため、ど のような施策を行っているか。また今後の具体的内容はとのご質問でございます。地方分権の推進 や少子高齢化など、地域社会はさまざまな変化を迎えております。これらの変化に伴う多様化した 市民ニーズのすべてに行政で対応することが能力的・財政的に困難になってきていることから、本 市においても抜本的な行政改革が進められております。 しかしながら、この改革を実現するためには、行政から市民に対し、一方的にサービスを提供す るという構造から、行政と市民が適切な役割を分担し合いながら、公益を増進していくという構造 に転換する必要があります。また、行政改革が市民サービスの低下をもたらしかねない、単なる歳 出削減への取り組みとしてはなりません。より豊かで安心できる市民生活を支えるための、新しい 行政のあり方を模索していく取り組みとしていくためにも、市民活動をより活発化させ、まちづく りへの参画を拡充していくことが必要であると考えております。 169 このように市民活動を支援し、協働によるまちづくりを総合的に進めていくために、地域のまち づくりの体制を整備する必要性から、本年4月、機構改革の中で市民部を新設し、市民生活課題に 市民参画担当を配置し、支援機能の充実に努めています。その体制の1つとして、櫛形地区にある ボランティアセンターの事業内容および名称を変更し、市民活動支援センターというような形で運 営の検討を進めるとともに、地域のまちづくり体制の整備についても検討いたしております。 2点目の市民が自主的活動している団体等への支援・育成は行政の責務と考えてのことですが、 どのように考えているかとのご質問であります。ボランティア活動による公共的活動は、市民活動 として重要な役割を果たし得るものであります。福祉・環境・子育て支援・防災・文化継承などの 分野で現在、行われている市民の公共的ボランティア活動に対して、その自主性を尊重しつつ、側 面から支援する道を探ることも、必要であると考えております。現在、市内に活動するボランティ ア団体は103団体、3千人余りの方々に活動をしていただいております。このほか、地域の環境 美化活動を目的とするアダプトプログラムに登録をし、活動をしている団体、自治会単位に行われ ている公共施設や道路・河川の清掃作業など、市内にはさまざまな自主的な活動が生まれて、はぐ くまれております。 過日、行われた市内ボランティア団体情報交換会の報告では、団体の連携の脆弱さや活動の継続 性、 資金面や活動拠点の困難性など問題点が指摘され、 情報の共有化や発信を中心とするボランティ ア団体のネットワーク化や活動しやすい環境づくりが求められました。また、2007年問題とい われております、昨今のマスコミをにぎわせていますが、これから定年を迎え地域社会に戻ってく る、人生経験豊かな団塊世代の中高年に、いかに地域に参画していただくか。地域を担う人材とし て、生き生きと活動してもらうか。そのための受け皿を、どのようにつくっていくかも課題となっ ております。 このため、社会福祉協議会とも連携を取りながら、市民相互のネットワークづくり、活動の場の 提供、情報の共有化、人材の育成や組織基盤の強化など、活動しやすい環境づくりを進めるととも に、市民活動支援センターを核とする体制づくりを推進していくことが必要であると考えます。活 動する拠点があれば、 市民活動の情報交換や相互協力などの場となり、 活動の輪が広がるとともに、 行政との協働のまちづくりが推進されると思いますので、ご理解をお願いいたします。 3点目の、住民間の絆を深める地域コミュニティーの活性化についての考えはとのご質問でござ います。今までコミュニティーづくりは、そこに定住する人たちがより良い地域社会をつくるため に、相互に助け合ったり協力することは、行政が誘導し支えていくものだと思われていました。も ちろん、そうした側面がないわけではありませんが、行政と市民が縦の関係でなくパートナーとし て協力・協働し合い、地域を支えることだと考えられます。しかし、その中においても主役は市民 活動であり、行政はその活動を支援することだと思います。 高齢者の多くは、いつまで元気に暮らせるのか。経済や家族関係など、さまざまな不安要因を抱 えております。家族のあり方や家庭機能が低下している現在、血縁より支援・身近に暮らす仲間を 頼りに、暮らしの受け皿である地域コミュニティーの期待が増しております。 また、子どもたちを見守る大人たちの姿勢や地域のつながりが、子育てを担う場としての地域コ ミュニティーに求められております。具体的には、市民活動支援センター検討委員会を設け、市民 活動の促進とパートナーシップの構築および市民活動支援センターの運営・機能について検討が必 要だと考えております。また、市民自らが地域での生活にかかわる具体的問題を拾い出し、それを 分析し、自分たちの課題として問題解決に向けて参画するため、自治会活動の充実強化を図り、あ らゆる機会を利用して、さまざまな課題に対する市の取り組みについて、市民への説明を行い、市 170 への透明性を高めることによって市民の理解を促し、活動参加の取り組みに備えてまいりたいと 思っております。 飯野議員さんにも、地域でいろいろのご活動をしていただいておるようでございますけれども、 今後ともこの地域のコミュニティーづくりに対しまして、さらなるご指導・ご鞭撻をお願い申し上 げまして、答弁といたします。 以上です。 ○議長(相原豊君) 教育長、野沢達也君。 ○教育長(野沢達也君) 飯野議員さんの質問にお答えいたします。 学校ビオトープについてということで、4点質問されておりますが、順を追って答弁していきた いと思います。 まず最初に、ビオトープの市内小中学校への設置について、ドイツで発達したビオトープは地域 の野生の生き物が生息・成育する自然という概念で、90年代から日本でも注目されるようになり ました。このビオトープは地域の自然体系の見本として、生き物の四季の暮らしや営みが観察でき る場であり、生き物のかかわり合いが学べる教材であり、命の重みが実感できる場でもあり、環境 教育を進めていく上で有効な場ともなっております。このビオトープを学校教育に生かすことが、 学校ビオトープという考えでございます。 山梨県総合教育センターにおける平成16年度の研究の中では、学校ビオトープについて子ども の学習や遊びにかかわりを持つ学校の内外に、すでに存在している自然環境や復元・創造によって 生まれた自然環境のことと、とらえております。学校敷地内への設置にとらわれることなく、学校 ビオトープを広くとらえる見地を示しております。 さて現在、市内22小中学校のうち、ビオトープを敷地内に有する学校は2校ですが、いずれも 創立が新しい学校でございます。そのほかにも、自然観察園や観察の森・池・小動物小屋等を備え ている学校もございます。また、学校に隣接している川や山林等、どの学校にも子どもたちが触れ ることのできる豊かな自然がそれぞれあります。ビオトープは、それぞれの地域のありのままの自 然体系を再現した、いわゆる自然体系のミニチュア版ですので、例えば学校周辺にさらに豊かな本 物の自然に触れることのできる場があれば、そこが子どもたちにとって環境学習のフィールドとな ります。季節によっては、学校農園が野生生物の成育する自然に変わることもあります。学校にビ オトープを設置する考えはにつきましては、どの学校も創立以来、長い歴史があり、当時は環境問 題など全く考える必要はありませんでした。せめて情操教育の一環として、花壇を作る程度でござ いました。 したがいまして、ほとんどの学校が物理的に設置できるスペースを持っておりませんので、現状 では不可能に近い状況でございます。ただ、学校敷地内にミニ的なビオトープをつくる場合には、 子どもたち自身が学習し、作成にあたることが地域の自然を改めて見つめなおす格好の機会となる でしょうし、また自らが主体となって行う活動の中には、力を合わせなければできない共同作業が 含まれていることから、豊かな集団づくりの場ともなります。さらには、作成に保護者や地域の方々 がかかわるような動きが出てきましたら、ビオトープが自然と人間とをつなぐのみでなく、学校と 地域とをつなぐ貴重な懸け橋ともなることが期待できます。 2つ目の、生き物を大事にする心、観察力などを養う教育について、お答えいたします。 動物を飼ったり、植物を育てたりして、それらの育つ場所・変化や成長の様子に関心を持ち、ま 171 たそれらは命を持っていることや、成長していることに気付き、生き物への親しみを持ち大切にす ることができるようにする。これは小学校低学年生が履修する生活科という教科の8項目の内容の 1つです。子どもたちはハムスターやウサギ、ザリガニやカエル等の生きた教材に触れながら、学 習をする中で生き物への親しみを増し、その成長に気付き、そして命あることを強く実感する重要 な機会となります。さらには、理科においても小学校3年生でチョウを含めた昆虫、4年生で生き 物の四季、5年生でメダカの成長を学習し、6年生では生物と環境とのかかわりについての追究へ と発展して、学習していくことになっております。 観察力を養う観点につきましては、まずはただ眺めて観察するだけでなく、手で触ったり抱いた り、 水やエサをあげたりするなどのかかわりを持つ中で、 親しみと成長への期待の心を持ちながら、 観察していく心情を育てることから始め、その後、観察計画を立て観察の視点を考え、周囲の環境 と関連付けながら、観察していく過程へとつなげていく指導を進めております。 また、生き物を大切にする心につきましては、道徳教育の中でも理科などの教科指導と関連付け ながら行っております。動植物にやさしい心で接すること、命の尊さを感じ取り、命あるものを大 切にすることなどを各学年の内容としております。 ○議長(相原豊君) ここで答弁中ではありますが、ただ今をもって公明党クラブの質問の持ち時間32分が経過いた しましたので、答弁がすべて終わっておりませんが、以上をもちまして、飯野冨士雄君の一般質問 を終結させていただきます。 次に質問順位15番、小笠原孝君の発言を許します。 20番、小笠原孝君。 ○20番議員(小笠原孝君) 通告に従い20番、小笠原孝、一般質問をいたします。 超少子化や人口減少時代を迎えた今、地域における子育て支援対策についてであります。 2007年から始まるとされてきた人口減少時代が、今年から始まったと新聞紙上、マスコミ等 で報道されました。今年上半期で生まれる人より死亡者が3万人多く、その一因が高齢者のインフ ルエンザで死亡者が多く出たためともありましたが、 いずれにいたしましても、 人口減少時代に入っ たことはいうまでもありません。 子育て支援につきましては、各角度より施策が行われていますが、従来の育児は女性や家族が担 うものとしていた考え方が、社会全体で支えるという方向になってまいりました。世論調査でも理 想の数だけ子どもをもてない理由に、育児費用の重さが挙げられ、児童手当ての拡充や出産費用の 助成など、経済的支出の軽減に基準は置かれてはきましたが、ただ単に経済支援だけではばらまき になりかねず、根本的対策にはならなく少子化が進行化している原因の根本は、金銭的問題だけで はないからであります。子どもを生み育てる女性の人生設計の大幅な変更を、人生支援・家族支援 として社会全体で支えるとしていかなければならないと思います。今議会の市長説明に4ページも の長文で協働によるまちづくり、市民活動の推進についてでありますが、その根元は地域コミュニ ティーの充実強化の必要性といっておられます。 かねがね石川市長は、自分でできることは自分で、地域のことは地域で解決していこうと。地域 に住む住民間の絆を、より深めていくことの重要性を説いております。それでは、地域として何が できるか。その一端として提案したいと思いますが、少し前までは勤労奉仕といって、村中の人た ちが出て道普請、せぎさらい、いわゆる側溝の掃除、池下、池の掃除をしたものでありました。今 でもしている地区もありますが、 現在、 住民ができることも行政でやっているのも現状であります。 172 勤労奉仕という言葉も死語になりつつありますが、子どもからお年寄りまで働ける人が作業できる 日を1日設定し、例えば勤労感謝日という日でもよし、市民総出で作業する。現在、フリーター・ ニートと呼ばれる人たちが増えつつある中、 大人は子どもに作業を通じて勤労、 働くことの重要性、 そしてボランティアの尊さを教える。そして作業委託していたものが、いくら節約できるか。節約 できた分、金額を関連の事業に回すのではなく、子育て支援に回す。 無論、ボランティアには対価を求めるのではないのですが、自分たちが働いたことが子育て支援 になる。自分たちが働いたことが、自分たちの納めた税金の一部が子育て支援としての目的税とな る。そうしたことが社会全体で地域全体で支えることになり、南アルプス市民の意識改革にもつな がると思うのです。まちづくりは行政がやってくれると思っている人が多いですが、住民が積極的 にかかわることが大切であります。16年度決算で不用額の多かった理由を聞きますと、従来どお りのことをしているともったいない。もったいないという、その発想から無駄を省く。無駄を見つ けて、それをなくしていく。そんな一念からも行財政改革の効果が表れてきたなと評価するもので あります。今やらなければ、今行動しなければ、この国の、この地域の将来はとの使命感を持ちな がら、住民が動き、この南アルプス市を日本一の住み良い町にしていきたい。それが協働によるま ちづくりであると思います。 勤労奉仕市民総出による作業対価、 そしてそれが子育て支援、 財政支出の難しい面もありますが、 知恵を絞り出し合って、教育的配慮・社会的な配慮をし、地域限定・南アルプス市独自の子育て支 援としての質問・提案であります。 以上であります。 ○議長(相原豊君) 石川市長。 ○市長(石川豊君) 小笠原議員さんの地域における子育て支援対策についてのご質問がございました。 議員さんからは、地方分権の考えであります、地域のことは地域で考え地域で実行し、責任を持 つと、こういうようなことを子育ての面にも当然、適用したらどうかというようなご提言でござい ました。 さて、地域における子育て支援体制につきましては、地域ぐるみで子育て支援への応援ができる ような方策は、例えばボランティアを活用した子育て支援事業などとのご質問がございました。急 速な少子化の進行は、今後の我が国の社会経済全体に深刻な影響を与えるものであります。現状の ままでは少子化が一層、進行するものと予想されております。次代の社会を担う子どもが健やかに 生まれ、かつ育てられる環境の整備のため、支援施策を講ずることが重要であります。国は、子育 てと仕事の両立支援が中心であった従来の取り組みに加え、総合的な少子化対策を推進するため、 平成15年7月に次世代育成支援対策推進法を制定しました。子育てを担う場として、家庭が一番 であることはもちろんでありますが、保育園や学校などでも重要な役割を果たしております。母親 の子育てについての悩みや不安を聞き、母親をサポートしていけるような、地域で子どもをはぐく んでいく活動が大事になってくると思います。 議員が申されておりますように、ただ単に経済支援だけでは根本的な対策にはならないと思いま す。今後、求められるものは、地域の子育ての力だと聞いております。そのためには、地域コミュ ニティーの充実強化が重要であり、また議員さんのご指摘のとおり、ほとんどの自治会で昔の慣習 等によって、 その集落内の清掃活動や環境美化活動などの勤労奉仕を現在もやっていただいており、 またお祭りをはじめとした伝統行事が代々、地域の行事として引き継がれ、その地域に住む人々に 173 継承されております。そのように、自らが住んでいる地域は自分たちで住みよくする、きれいにす る、守っていく、このことが希薄になりつつある地域住民の連帯感を育てていると思われます。ま た、地域やボランティアの皆さんは行政の行き届かない部分、あるいは行政の責任を超える部分を 担ってくれております。しかし、そのような自主的な地域活動やボランティア活動を対価として換 算することは、非常に難しいのではないかと思います。 したがいまして、市民の皆さんの自主活動やボランティア活動は、誰かのために何をしてあげた いという純粋な気持ちを大切にした活動であると考えます。現在、南アルプス市の子育て支援のボ ランティア団体は数団体あり、子どもたちの健全育成を目指して、子育て支援活動に取り組んでい ただいているところであります。地域の一人ひとりが他の者を思いやるボランティアの心を持つこ とにより、大きな力となって南アルプス市の地域の子育て力も高まり、暮らしやすい地域コミュニ ティーの充実した、温かいまちづくりにつながるものと思います。 今後においても、市の行政には市民の皆さまに参画していただき、協働のまちづくりを進めてま いります。このことが地域全体での子育て支援につながるものだと思っております。小笠原議員に おかれましては、今回、子育て支援を通しまして、まちづくりに対する市民の意識改革にもつなが るご提案もいただきました。市といたしましても、国・県の動向を見ながら、対策を講じていきた いと思いますので、ご理解とご協力をお願い申し上げ、答弁に代えさせていただきます。 以上です。 ○議長(相原豊君) 小笠原孝君。 この際、申し上げます。 時間がわずかですので、要望のみでお願いいたします。 ○20番議員(小笠原孝君) 先ほど言いましたように、男性とは違いまして、女性は子どもを生み育てるということの中で、 自分の人生設計がすごく変わってくると思うんです。そういう中で、そういうのも社会全体で支え るのですが、市の行政の中でも女性に対する人生支援、これらを十分に考えていただきたいと思い ます。終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で小笠原孝君の質問を終結いたします。 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 お諮りいたします。 明日10月5日は議事整理のため本会議を休会にしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、10月5日は休会とすることに決しました。 休会明け本会議は10月6日、午後1時30分から会議を開き、常任委員会に付託いたしました 決算認定の各案件の審査の結果と経過について、各委員長からの報告後、質疑・討論および採決を 行います。 本日はこれにて散会といたします。 大変、ご苦労さまでした。 散会 午後 3時37分 174 平 成 1 7 年 南 ア ル プ ス 市 議 会 第 3 回 定 例 会(9月) 1 0 月 6 日 175 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)(21日目) 平成17年10月6日 午 後 1 時 3 0 分 於 議 会 議 場 1.議事日程 諸 報 告 日程第 1 認定第 1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につい て、総務常任委員会所管分 以上 総務委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第 2 認定第 1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につい て、文教常任委員会所管分 以上 文教委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第 3 認定第 1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につい て、厚生常任委員会所管分 日程第 4 認定第 2号 平成16年度南アルプス市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 の認定について 日程第 5 認定第 3号 平成16年度南アルプス市老人保健特別会計歳入歳出決算の認 定について 日程第 6 認定第 4号 平成16年度南アルプス市介護保険特別会計歳入歳出決算の認 定について 以上 厚生委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第 7 認定第 1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につい て、産業土木常任委員会所管分 日程第 8 認定第 5号 平成16年度南アルプス市下水道事業特別会計歳入歳出決算の 認定について 日程第 9 認定第 6号 平成16年度南アルプス市芦安農業集落排水事業特別会計歳入 歳出決算の認定について 日程第10 認定第 7号 平成16年度南アルプス市農業体験実習館事業特別会計歳入歳 出決算の認定について 日程第11 認定第 8号 平成16年度南アルプス市総合交流ターミナル事業特別会計歳 入歳出決算の認定について 日程第12 認定第 9号 平成16年度南アルプス市南アルプス温泉ロッジ事業特別会計 歳入歳出決算の認定について 日程第13 認定第10号 平成16年度南アルプス市温泉給湯事業特別会計歳入歳出決算 の認定について 176 日程第14 認定第11号 平成16年度南アルプス市山梨県北岳山荘管理事業特別会計歳 入歳出決算の認定について 日程第15 認定第12号 平成16年度南アルプス市白根簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第16 認定第13号 平成16年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第17 認定第14号 平成16年度南アルプス市櫛形簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第18 認定第15号 平成16年度南アルプス市甲西簡易水道事業特別会計歳入歳出 決算の認定について 日程第19 認定第16号 平成16年度南アルプス市芦安恩賜県有財産保護財産区管理会 事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第20 認定第17号 平成16年度南アルプス市中尾山外一字恩賜県有財産保護財産 区管理会事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第21 認定第18号 平成16年度南アルプス市高尾山外一字恩賜県有財産保護財産 区管理会事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第22 認定第19号 平成16年度南アルプス市城山外一字恩賜県有財産保護財産区 管理会事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第23 認定第20号 平成16年度南アルプス市雨鳴山恩賜県有財産保護財産区管理 会事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第24 認定第21号 平成16年度南アルプス市水道事業会計歳入歳出決算の認定に ついて 日程第25 認定第22号 平成16年度南アルプス市自動車運送事業会計歳入歳出決算の 認定について 以上 産業土木委員長報告 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 日程第26 各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の件 177 2.出席議員は、次のとおりである。 (28名) 1番 櫻 本 広 樹 2番 金 丸 一 元 3番 野 田 修 作 4番 石 川 壽 5番 内 藤 政 勝 6番 清 水 7番 志 村 裕 子 8番 向 山 敏 宏 9番 住 吉 國 雄 10番 秋 山 武 彦 11番 森 岡 千代野 12番 亀ケ川 正 広 13番 名 取 常 雄 14番 齋 藤 秀 男 15番 深 澤 永 雄 16番 西 海 勝 男 17番 浅 野 伸 二 18番 久保田 松 幸 19番 飯 野 冨士雄 20番 小笠原 孝 21番 若 尾 敏 男 22番 齊 藤 哲 夫 23番 小 池 正 夫 24番 内 池 虎 雄 25番 深 澤 米 男 26番 相 原 豊 27番 清 水 勝 則 14番 齋 藤 秀 男 16番 西 海 勝 男 実 28番 穴 水 俊 一 3.欠 席 議 員( な し ) 4.会議録署名議員 8番 向 山 敏 宏 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(18名) 市 役 小 池 通 義 部 長 野 中 茂 男 部 長 住 吉 一 徳 長 石 川 豊 助 役 塩 澤 佳 文 総 務 長 保 坂 俊 朗 市 民 保健福祉部長 内 藤 希 香 農林商工部長 武 内 建 長 荻 野 忠 彦 企 長 中 込 龍 人 長 野 中 國 幹 政策秘書課長 穂 坂 二 朗 長 中 澤 都喜夫 財 長 名 取 教 育 委 員 長 伊 藤 尚 武 教 長 野 沢 達 也 教 大 芝 政 則 代表監査委員 米 山 公 雄 収 企 入 画 設 消 総 部 部 防 務 育 課 次 長 6.職務のため議場に出席した者の職氏名(4名) 議会事務局長 名 執 俊 一 書 記 大 芝 書 記 石 原 康 雄 書 記 小 池 久 肇 178 業 局 政 課 育 栄 武 開会 午後 1時30分 ○議長(相原豊君) これより本日の会議を開きます。 報告事項を申し上げます。 各常任委員長から付託案件の報告書が提出されました。 お手元に配布してありますので、ご了承願います。 次に、監査委員から平成17年度8月分の例月出納検査結果について報告がありましたので、お 手元に配布しておきましたので、ご了承願います。 農業委員会会長 名取保君は公務のため、本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。 なお、報道関係者から撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 以上で報告を終わります。 これより日程に入ります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第1 認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について当委員会所 管分を議題といたします。 本案は、審査を総務常任委員会に付託しておりますので、委員長から審査の経過と結果について 報告を求めます。 総務常任委員長、若尾敏男君。 ○総務常任委員長(若尾敏男君) 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会総務常任委員会委員長 若尾敏男 総務常任委員会委員長報告書 去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されました、認定第1号 平成16年度南ア ルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について所管分は、9月20日、21日に委員会を開き、慎 重に審査した経過と結果について、ご報告いたします。 質疑の主なものを申し上げます。 1 諸収入の中に裁判経費供託金があるが、この内容は。との質疑に対し、市道源28号線の所 有権移転裁判の勝訴による返還があったため。との答弁がありました。 1 国の三位一体改革による歳入の減額の影響は。との質疑に対し、昨年と比較すると8億1, 500万円程度の影響がある。との答弁がありました。 1 福祉タクシーシステム事業費補助金が、平成15年度に比べ半減した理由は。との質疑に対 し、合併の関係で15年度決算時には14年度分が入っていたため。との答弁がありました。 1 老朽化した消火栓用のホースの更新要望に一部、応えていないと聞いているが。との質疑に 対し、一部の地域で想定以上に老朽化が進んでおり、今後できる限り予算の確保に努め、対応 していきたい。との答弁がありました。 1 不動産借上料の中に、ハートフルセンター分が計上されているが、契約を解約する考えは。 との質疑に対し、公共施設再配置計画の中で検討している。との答弁がありました。 1 職員の接遇研修の成果は出ているか。との質疑に対し、山梨中央銀行研修センターの研修を 主任以下に受講させており、研修前より苦情件数はかなり減ってきている。との答弁がありま した。 179 1 業務系システムリース料が旧町村ごとに違うが。との質疑に対し、合併前に旧町村が使用し ていた電算システムのリース料で、委託内容やリース期間の差異によるものである。との答弁 がありました。 1 日本道路公団から中部横断自動車道の救急業務支弁金として5,227万円計上されている が、この額は今後も固定化するのか。との質疑に対し、年額の交付基準額は7,841万6千 円と決まっている。平成16年度から2年間は基準額の3分の2、平成18年度から3年間は 基準額の2分の1が、それぞれ交付される。との答弁がありました。 1 各消防団への交付金の支払い基準は。 との質疑に対し、 分団運営費として1人当たり2万円、 ポンプ車燃料代として1台当たり大型車5万円、小型車2万5千円、可搬式ポンプ2万円、ま た詰所灯油代として1詰所当たり3千円である。との答弁がありました。 以上、質疑の後、討論を経て採決の結果、賛成多数により認定するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、総務常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 この際、申し上げます。 認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について当委員会所管分は、 各常任委員会に所管分を付託しておりますので、4常任委員長の報告後に討論および採決を行いま す。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第2 認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について当委員会所 管分を議題といたします。 本案は、審査を文教常任委員会に付託しておりますので、委員長から審査の経過と結果について 報告を求めます。 文教常任委員長、深澤永雄君。 ○文教常任委員長(深澤永雄君) 平成17年10月6日 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会文教常任委員会委員長 深澤永雄 文教常任委員会委員長報告 去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されました、認定第1号 平成16年度南ア ルプス市一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち所管分について、9月20日および21日に 委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について報告いたします。 まず、質疑の主なものを申し上げます。 1 小中学校費の教育振興費において、不用額が計上されている。特に、報償費について総合学 習等の講師謝礼だと思われるが、総合学習については子どもたちにとって大切な授業である。 当初計画されたとおり遂行されたのか。との質疑に対し、総合学習等の授業については当初の 180 計画どおり実施された。なお、不用額の要因は使用料及び賃借料において、各種の大会へ参加 するにあたり、民間バスの使用を予定していたが、市所有のバスを利用したためであり、需用 費については光熱水費等を節約したためである。との答弁がありました。 1 学校給食について、食の安全および食育の観点から地産地消が提唱されている。その状況と 白根八田学校給食センターでは、個人から食材を購入していると聞いているが、どうか。また、 給食費の滞納者数は。との質疑に対し、野菜・果実等を中心に地元食材の購入は徐々に増えて きている。白根八田学校給食センターの食材の一部については、個人から購入しているが、今 後、見直しを含め検討し、農協等を活用しながら地域の食材を購入していきたい。また、給食 費の滞納者は平成16年度末において92件で157万1,460円、平成17年9月16日 現在、31件で71万5,480円である。との答弁がありました。 1 国登録文化財村松家住宅の保存修理費事業補助金が支出されているが、保存修理に要する全 体経費は。また、公開等の計画は。との質疑に対し、建設管理費の8分の1、141万円を補 助金として支出しているが、全体で約1億円の修理費が所有者負担として見込まれる。個人所 有のため、市の管理にはならないので市主導での公開はできないが、文化財の活用については 所有者と協議していきたい。との答弁がありました。 1 体育施設の改修費について、甲西総合グラウンドの夜間照明が暗く、一部の競技に支障が出 ているが改善されたのか。また、駐車場周辺の水路に甲蓋がかかっていないので改修する考え は。との質疑に対し、夜間照明については、近隣農家から明るいとの苦情があり改修を躊躇し ていたが、このほど住民の理解が得られ、一部を取り替え改善されている。グラウンド端の水 路は農業用水路のため、原則、甲蓋は設置できないことになっているが、今後、担当課とも協 議し改修を検討したい。との答弁がありました。 以上、質疑のあと討論はなく、全員異議なく原案のとおり認定するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、文教常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑ありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第3 認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について当委員会所 管分から、日程第6 認定第4号 平成16年度南アルプス市介護保険特別会計歳入歳出決算の認 定についてまでの4案を一括議題といたします。これら4案は審査を厚生常任委員会に付託してお りますので、委員長から審査の経過と結果について報告を求めます。 厚生常任委員長、浅野伸二君。 ○厚生常任委員長(浅野伸二君) 平成17年10月6日 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会厚生常任委員会委員長 浅野伸二 厚生常任委員会委員長報告書 181 去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されました認定第1号 平成16年度南アル プス市一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち所管分、認定第2号 平成16年度南アルプス 市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号 平成16年度南アルプス市老 人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号 平成16年度南アルプス市介護保険特 別会計歳入歳出決算の認定についての4案件について、9月22日および26日に委員会を開き、 慎重に審査した経過と結果について、ご報告いたします。 まず、認定第1号の主な質疑を申し上げます。 1 保育所費における需用費の不用額が1,600万円余りとなっているが、当初予算を計上す るにあたり適正な見積りがなされたか。との質疑に対し、各保育所における光熱費の節約によ る減と、 園児の発育に必要なカロリーを計算した上での給食費賄い材料の減が主なものである。 との答弁がありました。 1 予防費における需用費の不用額が多い要因は。との質疑に対し、予防接種者が当初見込みよ り少なかったための減である。インフルエンザをはじめ各種の予防接種は、市民の健康保持や 疾病予防の観点から、 対象者を最大限見込んで予算計上していくことは、 不可避と考えている。 との答弁がありました。 1 生活保護世帯数と扶助費の支給方法は。との質疑に対し、平成16年度末で123世帯、 165人で支給方法は本人の現況を確認するため、各支所において現金で支給している。との 答弁がありました。 1 介護保険低所得者補助事業の中で行われているホームヘルプサービスについて、事業年度と 今後の動向は。との質疑に対し、平成16年度で終了したが、新たに時限立法により平成17年 度も継続されることとなった。 平成18年度以降については、 国の動向を見極める必要がある。 との答弁がありました。 認定第2号について、保険料不納欠損の世帯は何件か。また滞納額を徴収するにあたり、どのよ うな努力をされたか。との質疑に対し、不納欠損世帯は260世帯である。また、徴収する際には 納税相談に応じ、それぞれの状況を勘案しながら徴収員と担当者との連携を図っている。との答弁 がありました。 認定第4号について、介護保険料の一律減額免除制度実施の考えは。との質疑に対し、現在のと ころ非常に厳しい財政状況であり、情勢変化はない。との答弁がありました。 以上、認定第1号、2号および4号について、質疑のあと討論を経て採決の結果、多数をもって 原案のとおり認定するものと決しました。 次に、 認定第3号については討論はなく、 全員異議なく原案のとおり認定するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、厚生常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 これより、日程第4 認定第2号の討論に入ります。 討論はありませんか。 12番、亀ケ川正広君。 182 ○12番議員(亀ケ川正広君) 認定第2号 平成16年度国民健康保険特別会計決算認定への反対討論を行います。 平成16年度は国保税を前年度比5.5%の値上げを行いました。医療分の所得割を4.8%か ら5.22%に上げ、世帯当たり均等割を2万5千円から2万6,720円に上げました。 また、介護分の所得割を0.59%から0.64%に。世帯当たり均等割を5,600円から6千 円に上げました。これにより、被保険者1人当たり4,023円、1世帯当たり8,908円の値 上げとなりました。このように市民には値上げを行う一方で、平成16年度中に国保財政調整基金 に6,618万4千円の積み立てを行いました。この積み立てを行う余裕があるならば値上げをし ない、または値上げ幅を抑えることができたと考えるものであります。 合併後、介護保険料の値上げ、2度にわたる高齢者祝金の削減、福祉サービス手数料の値上げな どが繰り返されています。その上、国保税の大幅値上げは市民生活を大変にするものであります。 以上、国保基金には6,618万円を積み立てながら、国保税の大幅値上げを行った平成16年 度国民健康保険税特別会計の反対討論といたします。 ○議長(相原豊君) ほかにありませんか。 森岡千代野さん。 ○11番議員(森岡千代野君) 私は、認定第2号 平成16年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算につきまして、認定すべき である立場から討論を行いたいと思います。 平成17年度9月、国保補正予算の賛成討論のときにも触れておきましたが、医療費の増額、国 保税の伸び悩み等々、 年々財政的に厳しい状況になってきております。 平成12年度末にあった7億 4,672万6千円が15年度末には3億9,450万6千円と減少しております。合併時にあっ た7億4,672万6千円は、ある意味では目標額だと私は考えております。平成10年度末決算 および基金運用状況審査報告の中でも、特別会計については国保・老保・介護の3会計で一般会計 支出総額が約277億円の半分以上の、 約145億円が支払われております。 高齢化が一層進む中、 各担当者が相互連携し、被保険者の健康指導等、高齢者が元気でいられるよう、予防対策の積極的 な展開を望むものでありますという報告がなされております。 以上のことを踏まえる中で、今後においても地域保険である国保医療を安全・安心に受けられる ため、財政運営の効率性と健全性の堅持に対し、なお一層の注意と努力を重ねられるよう、特に要 望・意見を付しまして、本案に対しての賛成討論といたします。 ○議長(相原豊君) 以上で討論を終結いたします。 これより、日程第4 認定第2号を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案に対する委員長の報告は認定であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。 ( 起 立 多 数 ) 起立多数であります。 よって、認定第2号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、日程第5 認定第3号の討論に入ります。 討論はありませんか。 183 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより、日程第5 認定第3号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。 お諮りいたします。 本案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、認定第3号は委員長の報告のとおり認定されました。 次に、日程第6 認定第4号の討論に入ります。 討論はありませんか。 12番、亀ケ川正広君。 ○12番議員(亀ケ川正広君) 認定第4号 平成16年度介護保険特別会計決算認定への反対討論を行います。 本介護保険特別会計決算は、要望の多い介護保険料の減額免除制度を、繰り返しの実施要求にも かかわらず実施をしない内容です。昨年、私ども日本共産党が実施をした市政アンケートでは、要 望が一番高かったのが国保税や介護保険料の軽減というものでした。今議会で審査をしている平成 16年度決算では、国保税の値上げが行われ、敬老祝金の削減が行われ、国政においても年金掛け 金の値上げ、支給額の削減、医療費の値上げ、定率減税の縮小などのもと、市民生活は大変であり、 介護保険負担の軽減は切実であります。 市長は、口を開けば市の財政は大変、大変と言いますが、市民の生活こそが大変であるという認 識を持っていただきたいと思います。この介護保険料の減額免除制度というのは、特別なものでは なく、県内市町村でも甲府市や韮崎市、山梨市、大月市、昭和町など10の市町村が実施をしてい ます。この課題では、命と健康を守る連絡会が1,890人分の改善署名を市に提出し、実施を求 めていますが、市はかたくなに実施を拒んでいます。 また、今議会の厚生常任委員会審議や先の代表質問での実施要求に対しても、実施をしないとい う答弁であります。このように市民の願いである、介護保険料の減額免除制度を実施せず、また今 後も行わないという、平成16年度介護保険特別会計決算認定へ反対をするものであります。 ○議長(相原豊君) ほかにありませんか。 金丸一元君。 ○2番議員(金丸一元君) 私は、認定第4号 平成16年度介護保険特別会計歳入歳出決算につきまして、認定すべきであ るという立場から、賛成討論をいたします。 介護保険事業の平成16年度決算の状況を見ますと、介護給付費の決算額は31億2,500万 円で、第2期介護保険事業計画の16年度の計画数値と比較しますと、年額で3億3,200万円 もオーバーする結果となりました。 制度導入から日も浅く、給付額の正確な予測が難しいのが現状であります。しかし、いずれにい たしましても、介護保険の財源は介護保険法に定められていますように、保険給付額に必要な費用 は、すべて決められたとおりの財源で賄われなければなりません。このため16年度は介護給付費 の急激な伸びに伴い、本来の負担割合では賄いきれず、山梨県介護保険財政安定化基金から6千万 184 円近い借り入れをせねばなりませんでした。介護保険制度は、社会全体で支え合うというのが原則 であり前提でありますので、保険料ならびに利用料等につきましては、所得の少ない方々には、す でにそれなりの配慮がなされておりますが、今期の決算が示しますとおり、さらなる保険料の軽減 措置を講ずることは、財政的に大変厳しい状況にあるといわざるを得ません。 なお、18年度をスタートといたします、第3期計画を現在、策定中とのことですが、介護給付 費のさらなる伸びが将来的に確実視される中で、今後の給付額を的確に把握し、同時に給付の伸び を可能な限り抑制するために、介護予防事業を積極的に推進され、介護給付の適正化を図り、介護 保険制度が健全かつ堅実に継続運営され、高齢者が今まで以上に安心して介護を受けることができ るようになりますことを、ご要望申し上げまして、本案の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(相原豊君) 以上で討論を終結いたします。 これより、日程第6 認定第4号を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案に対する委員長の報告は認定であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。 ( 起 立 多 数 ) 起立多数であります。 よって、認定第4号は委員長の報告のとおり認定されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第7 認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について当委員会所 管分から、日程第25 認定第22号 平成16年度南アルプス市自動車運送事業会計歳入歳出決 算の認定についてまでの19案を一括議題といたします。 これら19案は、審査を産業土木常任委員会に付託しておりますので、委員長から審査の経過と 結果について報告を求めます。 産業土木常任委員長、深澤米男君。 ○産業土木常任委員長(深澤米男君) 平成17年10月6日 南アルプス市議会議長 相原豊殿 南アルプス市議会産業土木常任委員会委員長 深澤米男 産業土木常任委員会委員長報告書 去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されました、認定第1号中所管分ならびに認 定第5号から認定第22号までの、以上19案について9月22日、9月26日に委員会を開き、 慎重に審査した経過と結果について、ご報告いたします。 まず、認定第1号 一般会計の質疑の主なものを申し上げます。 1 温泉施設などの燃料費の購入単価にばらつきはあるのか。との質疑に対し、当初予算編成時 より単価が統一され、その後も統一単価で購入している。との答弁がありました。 1 市営住宅の耐震診断と、その対応は。との質疑に対し、すでに調査を行った市営牧野団地は じめ順次行っていく。今後については、診断結果とストック計画により対応していく。との答 弁がありました 次に認定第5号については、下水道の1戸当たりの受益者負担金は、また報奨金は。との質疑に 185 対し、1平方メートル当たり310円で、これに宅地面積を乗じたものが1戸当たりの負担金とな る。公共下水道で賦課したときから、向こう3年間までの分割納入も可能である。また、一括納入 の場合は、最高27%ほどの報奨金がつく。との答弁がありました。 認定第6号については、芦安集落排水への加入率をアップさせるためには。との質疑に対し、芦 安地区内は独居老人や高齢者世帯が多く、経済的な面と地形的に宅内工事費もかさむ両面で加入率 のアップは難しい状況にある。との答弁がありました。 認定第8号については、ハッピーパーク内レストランからの家賃収入はあるのか。また、ふるさ と会作成のパンフレットの部数は。との質疑に対し、無償貸与で電気料のみ徴収している。パンフ レットは2,000部作成した。との答弁がありました。 認定第10号については、温泉へ送る配管の大きさにより料金の違いはあるのか。との質疑に対 し、口数および口径等により料金が定められている。との答弁がありました。 認定第11号については、北岳山荘経費の1,400万円ほどの残金は。との質疑に対し、一部 を財政調整基金へ積み立てることになる。との答弁がありました。 認定第13号および14号については、入札時の平均落札率は。また水道指定業者制度のランク 分けの状況は。との質疑に対し、平均、約97%となった。Aランク14社、Bランク12社、そ の他が2社あり、2年に一度見直しを行う。との答弁がありました。 認定第21号については、布設換えを必要とする老朽化した水道管はどのくらいあるのか。との 質疑に対し、市内布設総延長の1割に近い60キロメートルほどある。今後、必要に応じ布設換え を行う。との答弁がありました。 認定第22号については、バスが運行できない期間の従事職員の業務内容は。との質疑に対し、 バスの運行期間以外は水道業務に従事させている。との答弁がありました。 以上、10案件については、質疑のあと全員異議なく原案のとおり認定するものと決しました。 次に認定第7号、認定第9号、認定第12号、認定第15号から認定第20号までの以上9案件 は、質疑・討論はなく、全員異議なく原案のとおり認定するものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(相原豊君) 以上で、産業土木常任委員長の報告は終わりました。 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 ( な し ) 質疑を終結いたします。 これより日程第8 認定第5号から、日程第25 認定第22号までの討論に入ります。 討論はありませんか。 ( な し ) 討論を終結いたします。 これより日程第8 認定第5号から、日程第25 認定第22号までの18案を一括採決いたし ます。 18案に対する委員長の報告は認定であります。 お諮りいたします。 18案は委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) 186 ご異議なしと認めます。 よって、認定第5号から認定第22号までの18案は、委員長の報告のとおり認定されました。 次に日程第1、日程第2、日程第3、日程第7 認定第1号の討論に入ります。 討論はありませんか。 28番、穴水俊一君。 ○28番議員(穴水俊一君) 認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算認定にあたり、以下の理由により 反対をいたします。 まず、敬老祝金についてであります。敬老祝金の支給額を削減する条例案が提案され、賛成多数 で可決されました。私たちは、これに反対をしました。敬老祝金は、旧町村時代は八田・芦安が70歳 から、白根・若草・櫛形・甲西が75歳から支給されていましたが、合併と同時に80歳からの支 給に後退し、支給額も軒並み減額されました。条例改正案は、80歳から89歳までの支給を7千 円から5千円に。90歳から99歳までの1万円を8千円に。100歳以上の10万円を5万円に 減額するものでありました。 次に、福祉サービス手数料の値上げについてであります。軽度生活援助サービスの手数料を値上 げする条例改正案が提案され、日本共産党は反対しましたが、賛成多数で可決されました。1時間 当たりの手数料が前年度所得税課税世帯が150円から200円に。前年度所得税非課税世帯が 50円から100円に値上げをされました。 次に、学童保育の2千円の負担金の徴収についてであります。放課後児童クラブの条例が提案さ れ、賛成多数で可決されました。新たに3つのクラブを設置し、全小学校区で実施し、保育時間も 午後7時までに平日の学校休業でも実施するなど、より充実した内容となりました。その点は評価 するものであります。しかし一方で新たに、月2千円の負担金、実費おやつ代は別ですが、を徴収 することになりました。当時、負担金を徴収していたのは、県内7市の中で都留・大月の2市のみ であり、中巨摩の町村では1つもありませんでした。私たちは、この負担金導入に反対したもので あります。 最後に、これらの市民サービスを切り下げたり、あるいは負担増を求める一方で、市役所新庁舎 建設推進は既定の路線であるとして、当初予算に事業費21万円が計上され、その50%が執行さ れました。新庁舎建設には99億円が必要といわれ、これは市民1人当たり約13万円の負担とな るものであります。我々は、新庁舎が建設されれば職員は1極集中となり、支所は縮小の廃止の道 をたどるのは必至であることから、独自の市民アンケートの結果を踏まえ、新庁舎建設ありきでは なく、既存の施設利用や分庁舎体制などを含めて、総合的な検討を求めてきました。 道路網の整備による利便性や時間短縮などはあるにしても、市民は豪華な庁舎建設よりもお年寄 りや障害者などをはじめ、さまざまな困難を抱える人々の立場を最大限、尊重した今までどおり身 近で行き届いた行政サービスの充実を求めているからであります。しかも、不便になると同時に建 設費の30%は自己資金を含む巨額な借金であり、その負担は、また等しく弱者にものし掛かるも のであります。それらをかんがみて、この新庁舎建設推進事業費の執行は認められないものであり ます。 さらに、 先の日本共産党、 亀ケ川議員の代表質問中、 建設費100億円という文言に対し、 100億 円の一人歩きは全く迷惑との答弁がありました。あたかも我々が何らの根拠もなく、建設額をでっ ち上げているかのような言い方は看過できません。昨年9月議員で石川市長は、他の質問者への答 弁で支所の統廃合はやらなければならないと述べ、そして私の一般質問での99億円、市民1人当 187 たり13万円の負担となる新庁舎建設うんぬんとの発言に対し、市長執行部から何らの反論も訂正 要求もありませんでした。また同じく、昨年12月議会の浅野議員への答弁では、いわゆる地方交 付税で70%元利償還金を補てんするという、特別債が使える範囲の中で仕上げたいと思っていま すと述べ、この市役所の庁舎と一緒に消防本部の庁舎についても、こうした災害が非常に多くなっ ていますから、老朽化したものをやると考えますと、どうしても80億円から100億円ぐらいの お金がいると述べています。もとより確定額は詳細な調査や試算が必要なことは言をまちません。 このことを併せて指摘して、本16年度一般会計歳入歳出決算に反対するものであります。 ○議長(相原豊君) ほかにありませんか。 14番、齋藤秀男君。 ○14番議員(齋藤秀男君) 私は、認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立 場から討論します。 今回の一般会計歳入歳出決算は、6町村の合併から2年目にあたり、平成15年度の持ち寄り予 算から自主的に南アルプス市がスタートして初めての決算であります。 まず歳入を見ますと、国が進める三位一体改革の影響により地方交付税等が削減され、近年、類 を見ないほど大変厳しい財政運営を強いられています。しかしながら、全体収入額の約25%を占 める市税はわずかながらも、プラス1.37%と増えてきております。現年分の市税徴収率を見る と97.46%と自主財源確保に向けて積極的に取り組んでおり、その努力を認めるものでありま す。 歳出においては、不用額が8億6,940万円でありますが、これは管理経費の削減で財政運営 の健全化のために努力した結果であると判断します。また、地域バランスを考慮した諸事業が適正 かつ計画的に執行されており、市民福祉の向上が図られているものと認めるところであります。 よって、私は平成16年度決算認定について、賛成するものであります。 以上でございます。 ○議長(相原豊君) 以上で討論を終結いたします。 これより日程第1、日程第2、日程第3、日程第7 認定第1号を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案に対する各委員長の報告は認定であります。 本案は各委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。 ( 起 立 多 数 ) 起立多数であります。 よって、認定第1号は各委員長の報告のとおり認定されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(相原豊君) 日程第26 各常任委員会および議会運営委員会の閉会中の継続調査の件を議題といたします。 お手元に配布してありますとおり、各常任委員長および議会運営委員長から閉会中の継続調査の 申し出がありました。 お諮りいたします。 各委員長の申し出のとおり、閉会中継続調査をすることに、ご異議ありませんか。 188 (異議なしの声) ご異議なしと認めます。 よって、各委員長の申し出のとおり、閉会中継続調査をすることに決定いたしました。 以上で本定例会の議事はすべて終了いたしました。 以上をもちまして、平成17年度南アルプス市議会第3回定例会を閉会といたします。 大変、ご苦労さまでした。 閉会 午後 2時19分 189 この会議の経過を記載して、その内容が相違ないことを証するために ここに署名する。 平成 南アルプス市議会議長 相 原 豊 会 議 録 署 名 議 員 向 山 敏 宏 会 議 録 署 名 議 員 齋 藤 秀 男 会 議 録 署 名 議 員 西 海 勝 男 本会議録の作成にあたった者の氏名は次のとおりである。 議会事務局長 名 執 俊 一 書 記 大 芝 書 記 石 原 康 雄 書 記 小 池 久 肇 190 年 月 日 平成17年 南アルプス市議会第3回定例会(9月)議案審議結果等 191 平成17年 南アルプス市議会 第3回定例会(9月) 会期予定表 日 次 月 日 曜日 〔21日間〕 種 別 開議時刻 摘 要 ○ 開会 第1日 9月16日 (金) 本 会 議 午後1時 30 分 ○ 諸報告、会議録署名議員の指名、 会期の決定、議案の上程 ○ 提案、説明、一部採決 ○ 散会 休 会 第 2・3・4日 9月 17・18・19 日 (土・日・月) 第5日 9月20日 (火) 第6日 9月21日 (水) 第7日 9月22日 (木) 第 8・9・10 日 9月23・24・25日 (金・土・日) 第11日 9月26日 (月) 第 12日 9月27日 (火) 第 13日 9月28日 (水) 第 14日 9月29日 (木) 休 会 ○ 三郡衛生組合議会 第 15日 9月30日 (金) 休 会 ○ 中巨摩地区広域事務組合議会 第 16・17 日 10月1・2 日 (土・日) 休 会 第 18日 10月3日 (月) 第19日 10 月 4 日 (火) 第20日 10月5日 (水) 第 21日 10月6日 (木) 委 員 会 午前9時 ○ 総務常任委員会(条例・補正予算・決算) 〇 文教常任委員会(補正予算・決算) 委 員 会 ○ 総務常任委員会(決算) 午前9時 〇 文教常任委員会(決算) 委 員 会 午前9時 ○ 厚生常任委員会(条例・補正予算・決算) 〇 産業土木常任委員会(補正予算・決算) 休 会 委 員 会 午前9時 休 会 本 会 議 午後 1 時 本 会 議 午前 10 時 本 会 議 午前 10 時 休 会 本 会 議 午後1時 30 分 192 ○ 厚生常任委員会(決算) 〇 産業土木常任委員会(決算) 〇 委員会予備日(決算審査未了の場合) 〇 委員長報告(条例・補正予算)質疑、 討論、採決 〇 代表質問・一般質問 〇 一般質問 ○ 議事整理のため 〇 委員長報告(決算)質疑、討論、採決 ○ 閉会 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)議案審議結果 議案番号 議案第86号 議案第87号 議案第88号 議案第89号 件 名 市道路線の認定について 三郡衛生組合を組織する地方公共団体の数の増 減及び同組合の規約の変更について 中巨摩地区広域事務組合を組織する地方公共団 体の数の増減及び同組合の規約の変更について 市川三郷町及び甲州市の設置等に伴う山梨県市 町村総合事務組合規約の変更について 付 託 委員会 議決月日 結 果 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案可決 本会議 9月16日 原案承認 中央市の設置並びに中道町及び上九一色村の区 域の一部を甲府市に編入すること並びに上九一 議案第90号 色村の区域の一部を富士河口湖町に編入するこ とに伴う山梨県市町村総合事務組合規約の変更 について 甲府市、中道町及び上九一色村の区域の一部の 議案第91号 合併に伴う山梨県市町村総合事務組合の財産処 分について 議案第92号 小淵沢町を北杜市に編入することに伴う山梨県 市町村総合事務組合規約の変更について 市川三郷町及び甲州市の設置に伴う山梨県市町 議案第93号 村議会議員公務災害補償等組合規約の変更につ いて 議案第94号 工事請負契約の変更について 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算 承認第 2 号 (第3号)の専決処分の報告及び承認を求める ことについて 193 議案第77号 議案第78号 議案第79号 議案第80号 議案第81号 議案第82号 南アルプス市情報公開条例及び南アルプス市個 人情報保護条例の一部改正について 南アルプス市放課後児童クラブ条例の一部改正 について 南アルプス市火災予防条例の一部改正について 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算 (第4号) 平成17年度南アルプス市国民健康保険特別会 計補正予算(第2号) 平成17年度南アルプス市介護保険特別会計補 正予算(第2号) 総 務 9月28日 原案可決 厚 生 9月28日 原案可決 総 務 9月28日 原案可決 4 分割 9月28日 原案可決 厚 生 9月28日 原案可決 厚 生 9月28日 原案可決 9月28日 原案可決 9月28日 原案可決 9月28日 原案可決 平成17年度南アルプス市下水道事業特別会計 産 業 補正予算(第2号) 土 木 平成17年度南アルプス市温泉給湯事業特別会 産 業 計補正予算(第1号) 土 木 平成17年度南アルプス市芦安簡易水道事業特 産 業 別会計補正予算(第1号) 土 木 議案第95号 立木の取得について 本会議 9月28日 原案可決 議案第96号 立木の取得について 本会議 9月28日 原案可決 議案第97号 財産の取得について 本会議 9月28日 原案可決 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について 本会議 9月28日 原案適任 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦について 本会議 9月28日 原案適任 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦について 本会議 9月28日 原案適任 議案第83号 議案第84号 議案第85号 194 諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦について 本会議 9月28日 原案適任 諮問第6号 人権擁護委員候補者の推薦について 本会議 9月28日 原案適任 本会議 9月28日 原案可決 4 分割 10月6日 認 定 厚 生 10月6日 認 定 厚 生 10月6日 認 定 入歳出決算の認定について 厚 生 10月6日 認 定 平成16年度南アルプス市下水道事業特別会計 産 業 歳入歳出決算の認定について 土 木 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に 南ア議第7号 反対し、地域の高校を存続することを要求する 意見書の提出について 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決 認定第1号 算の認定について 平成16年度南アルプス市国民健康保険特別会 認定第2号 計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市老人保健特別会計歳 認定第3号 入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市介護保険特別会計歳 認定第4号 認定第5号 平成16年度南アルプス市芦安農業集落排水事 認定第6号 業特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市農業体験実習館事業 認定第7号 特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市総合交流ターミナル 認定第8号 事業特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市南アルプス温泉ロッ 認定第9号 ジ事業特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市温泉給湯事業特別会 認定第 10 号 計歳入歳出決算の認定について 産 業 土 木 産 業 土 木 産 業 土 木 産 業 土 木 産 業 土 木 195 平成16年度南アルプス市山梨県北岳山荘管理 認定第 11 号 事業特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市白根簡易水道事業特 認定第 12 号 別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市芦安簡易水道事業特 認定第 13 号 別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市櫛形簡易水道事業特 認定第 14 号 別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市甲西簡易水道事業特 認定第 15 号 別会計歳入歳出決算の認定について 産 業 土 木 産 業 土 木 産 業 土 木 産 業 土 木 産 業 土 木 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 10月6日 認 定 平成16年度南アルプス市芦安恩賜県有財産保 認定第 16 号 護財産区管理会特別会計歳入歳出決算の認定に 産 業 ついて 土 木 平成16年度南アルプス市中尾山外一字恩賜県 認定第 17 号 有財産保護財産区管理会特別会計歳入歳出決算 産 業 の認定について 土 木 平成16年度南アルプス市高尾山外一字恩賜県 認定第 18 号 有財産保護財産区管理会特別会計歳入歳出決算 産 業 の認定について 土 木 平成16年度南アルプス市城山外一字恩賜県有 認定第 19 号 財産保護財産区管理会特別会計歳入歳出決算の 産 業 認定について 土 木 平成16年度南アルプス市雨鳴山恩賜県有財産 認定第 20 号 保護財産区管理会特別会計歳入歳出決算の認定 について 認定第 21 号 認定第 22 号 産 業 土 木 平成16年度南アルプス市水道事業会計歳入歳 産 業 出決算の認定について 土 木 平成16年度南アルプス市自動車運送事業会計 産 業 歳入歳出決算の認定について 土 木 196 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)請願審議結果 請願番号 件 名 付 託 委員会 議決月日 結果 付 託 定例会 文教 9月28日 採択 17 年第3回 (9月) 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統 17-4 廃合に反対し、地域の高校を守る事を要 求する意見書採択を求める請願書 197 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月)議案付託表 付託委員会 議案番号 議案第77号 総務常任委員会 名 南アルプス市情報公開条例及び南アルプス市個人情報保護条 例の一部改正について 議案第79号 南アルプス市火災予防条例の一部改正について 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号) 認定第1号 議案第80号 文教常任委員会 認定第1号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定について 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号) 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につ いて 議案第78号 南アルプス市放課後児童クラブ条例の一部改正について 議案第80号 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号) 議案第81号 議案第82号 厚生常任委員会 件 認定第1号 認定第2号 認定第3号 認定第4号 議案第80号 議案第83号 産業土木常任委員会 議案第84号 議案第85号 平成17年度南アルプス市国民健康保険特別会計補正予算(第 2号) 平成17年度南アルプス市介護保険特別会計補正予算(第 2号) 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につ いて 平成16年度南アルプス市国民健康保険特別会計歳入歳出決 算の認定について 平成16年度南アルプス市老人保健特別会計歳入歳出決算の 認定について 平成16年度南アルプス市介護保険特別会計歳入歳出決算の 認定について 平成17年度南アルプス市一般会計補正予算(第4号) 平成17年度南アルプス市下水道事業特別会計補正予算(第 2号) 平成17年度南アルプス市温泉給湯事業特別会計補正予算(第 1号) 平成17年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計補正予 算(第1号) 198 認定第1号 認定第5号 認定第6号 認定第7号 認定第8号 認定第9号 認定第10号 認定第11号 認定第12号 産業土木常任委員会 認定第13号 認定第14号 認定第15号 認定第16号 認定第17号 認定第18号 認定第19号 認定第20号 認定第21号 認定第22号 平成16年度南アルプス市一般会計歳入歳出決算の認定につ いて 平成16年度南アルプス市下水道事業特別会計歳入歳出決算 の認定について 平成16年度南アルプス市芦安農業集落排水事業特別会計歳 入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市農業体験実習館事業特別会計歳入 歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市総合交流ターミナル事業特別会計 歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市南アルプス温泉ロッジ事業特別会 計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市温泉給湯事業特別会計歳入歳出決 算の認定について 平成16年度南アルプス市山梨県北岳山荘管理事業特別会計 歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市白根簡易水道事業特別会計歳入歳 出決算の認定について 平成16年度南アルプス市芦安簡易水道事業特別会計歳入歳 出決算の認定について 平成16年度南アルプス市櫛形簡易水道事業特別会計歳入歳 出決算の認定について 平成16年度南アルプス市甲西簡易水道事業特別会計歳入歳 出決算の認定について 平成16年度南アルプス市芦安恩賜県有財産保護財産区管理 会特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市中尾山外一字恩賜県有財産保護財 産区管理会特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市高尾山外一字恩賜県有財産保護財 産区管理会特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市城山外一字恩賜県有財産保護財産 区管理会特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市雨鳴山恩賜県有財産保護財産区管 理会特別会計歳入歳出決算の認定について 平成16年度南アルプス市水道事業会計歳入歳出決算の認定 について 平成16年度南アルプス市自動車運送事業会計歳入歳出決算 の認定について 199 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月) 請 願 文 書 表 受理番号 受理年月日 請願者の住所 峡西南の高校教 育を考える会 17‐4 平成 17 年 9月7日 請願の要旨 紹介議員氏名 付託委員会 増穂商業高校と市川高校、峡 深澤 永雄 文教常任 南高校の統廃合に反対し地 向山 敏宏 委員会 域の高校を守る事を要求す 小池 正夫 る意見書採択を求める請願 小笠原 孝 書 秋山 武彦 及び氏名 ・南アルプス市 野牛島 1656-1 志村 裕子 (別紙) 武田勝彦 ・南アルプス市小笠 原 1104-1 雨宮信二 200 石川 壽 平成17年9月28日 南ア議第7号 南アルプス市議会議長 相 原 豊 殿 提出者 南アルプス市議会議員 深 澤 永 雄 賛成者 南アルプス市議会議員 向 山 敏 宏 賛成者 〃 小 池 正 夫 賛成者 〃 小笠原 賛成者 〃 秋 山 武 彦 賛成者 〃 志 村 裕 子 賛成者 〃 石 川 孝 壽 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地域の高校を存続することを要求する意 見書の提出について 上記の議案を、別紙のとおり会議規則第13条第2項の規定により提出します。 201 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、 地域の高校を存続することを要求する意見書 山梨県教育委員会は、1997年より「高校整備新構想」にもとづいて「高校改革」をすすめて きました。県内を5ブロックに分け、各ブロックに総合学校を設置する計画を進め、これまでに7つ の高校を統廃合して3つの総合学科高校を設置しました。また、小学区・総合選抜制の普通高校を 全県下一区の全日制単位制に改編することも進めてきました。 山梨県教育委員会は、引き続き峡西南・峡東の2地域への総合学科高校設置を目指し、峡西南に ついては、増穂商業高校と市川高校、峡南高校の3校を対象に改編案を示しています。 増穂商業高校は、唯一の県立商業高校であり、実務を学びながら人間教育も進展させ、地域との 交流を深めています。市川高校は小学区の普通高校として、峡南高校は工業高校として、増穂商業高 校ともども3校はいずれも小規模高校の特性を生かし、地元地域に深く根ざして地域を支える有為 な人材を輩出してきました。 山梨県教育委員会の示す案が実施されれば、峡西南地域から商業・工業を学べる専門学科がなく なり地域の力でつくり上げてきた西八代地域の普通高校もなくなってしまうことになります。 とりわけ市内からも多くの生徒が通い同窓生も多い増穂商業高校がなくなることは、私たちに とって重大です。なぜなら同じ峡西南の隣町から高校がなくなることで遠距離通学が増えるととも に、地域の産業を支える力となってきた専門高校がなくなることで、 私たちの地域の産業にも大きな 影響を与えるのではいかと懸念されるからです。 「適正規模」を理由に統廃合を進めることは、峡西南地域の未来の発展を無視したものです。地域 の高校教育を守り発展させる観点から統廃合の必要は全くないと考えます。 私たちは、地域に根ざした伝統ある3校の存続を心から望みます。 地域の中で地域の大人たちに見 守られて地域の子どもたちが育っていく。 その子どもたちが大人になって愛する地域を育てていく。 だから、学校は地域の宝、地域の灯火なのです。 増穂商業高校と市川高校、峡南高校の統廃合に反対し、地域の3校の存続を要求します。 以上地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。 平成17年9月28日 提出先 山梨県教育委員会 委員長 内藤いづみ 殿 山梨県南アルプス市議会 議 長 相 202 原 豊 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月) 代 表 質 問 通 告 表 質問 順位 1 質問者 質問事項 質 問 要 旨 日 本 共 産 党 1.新庁舎建設計画の (1)新庁舎建設推進事業を白紙にもどす考えは。 また、建設を推進する場合は、住民投票か 南アルプス市議団 見直しと支所の存 全有権者対象による住民意向調査を実施す 続について 亀ケ川正広 る考えは。 (2)合併協定では、支所機能の充実、すべて支 所で行えるワンストップサービスを実施す ると決めている。支所の廃止計画を見直し する考えは。 2.老年者控除・定率 (1)老年者控除、定率減税縮小による、65歳 減税の廃止への対 以上の年金生活者への増税は2005年対 応について 比でいくらか。また、非課税世帯が課税世 帯になる方は何人か。また、課税世帯にな ることにより、受けられなくなる高齢者福 祉助成制度の説明を。 (2)市民の暮らしと福祉、地域経済を守る市独 自の負担軽減策や福祉を充実する考えは。 (3)市民税の増収による財源を使って、課税世 帯になることにより受けられなくなる高齢 者福祉制度が従来通り受けられるよう措置 する考えは。また、介護保険料・利用料の 減額免除制度の実施などに使う考えは。 3.乳幼児医療費助成 (1)乳幼児医療費助成の対象を通院、入院とも の対象拡大につい に小学6年生まで拡大する考えは。 て (2)国民健康保険での市外医療機関や社会保険 でも窓口無料化する考えは。 2 民 声 清水勝則 (1)市内にアスベストを使用している建物等の 会 1.アスベスト問題に 数と、その対応は。 おける本市の取り (2)水道管に使用されているアスベストについ 組みについて ては、平成12年度中に取り替えるよう厚 生省より通達があり、当時の町村で対応し たと思われるが、その経緯と未処理がある としたらどのくらいか、また、今後の対応 は。 (3)アスベストの使用が確認された場合は、早 急に対策を講じられたいが。また、アスベ ストは、濡れると飛散しにくいと聞いてい るが、その対応は。 (4)アスベスト対策に関する予算については、 最優先で組み入れる必要があると思うが、 その考えは。また、その時期は。 203 質問 順位 質問者 質問事項 質 問 要 旨 2.市道若草1―1号 (1)3月議会において800万円の調査費を計 上すると答弁されたが、その後の進捗状況 線について は。 (2)この道路が下今井前の市道若草344号線 までに見通しがつくのはいつ頃か。また鏡 中条、下今井地区の子どもたちの通学路と して安全かつ至近の道路になると思われる がどうか。 (3)市道若草1−1号線から北の白根地区に通 じる地域内道路については、地域の考えを 取り入れて良いと聞いているが、市道若草 344号線までの見通しがないと北への考 えも進まないと思うが。 3 南 政 ク ラ ブ 1.自然環境について 向山敏宏 4 (1)本市の森林193平方キロメートルで、温 室効果ガスがどの位削減できるのか。 (2)里山を充実して、観光や野生動物保護等に 繋げる考えは。 (3)針葉樹と落葉樹では、山林環境や水の涵養 等で違いがあるか。 (4)野生動植物の生態は。 (5)自然環境について、どのような教育がなさ れているか。 (6)山林の防災対策は。 ア ル プ ス 2 1 1.少子高齢化社会に (1) 健やか親子21、また2002年の健康増 おける今後の福 進法制定により、市町村の保健・健康づく 秋山武彦 祉・保健施策につ り施策はどのように変わってきたのか。 いて (2) 介護保険制度改革により、地域支援事業の 重点化が促進されるが、どのように対処す るのか。 (3) 障害者自立支援法が制定されると、自立支 援や地域生活支援が増大すると思うが、市 の考えは。 (4) 次世代支援育成対策推進法に基づく新々 エンゼルプラン、この策定による子育て支 援や深刻な児童虐待への対応が求められ ているが、いかに推進していくのか。 (5) 健康増進計画、地域福祉計画の円滑な進捗 を図るために、保健部門と福祉部門、更に は社会福祉協議会等、一体化した総合的な 拠点を整備する考えは。 204 質問 順位 質問者 質問事項 質 問 要 旨 2.集中改革プランに (1) 現在の取り組み状況は。 (2) 指定管理者制度について ついて ① 公募施設と委託先を特定して、指定管理を 指定する特定指定施設のすみ分けの基準 は。 ② 審査基準と審査項目において、審査にあ たって特に配慮した点は何か。 ③ 公共施設再配置計画策定業務との整合性 は。 ④ 予定された施設が指定管理者の運営に なった場合は、どのくらいの効率性及び サービス向上が図られるのか。また、本市 への財政面でのプラスは。 ⑤ 指定管理者の事務執行に対し、監督、指導、 監査等は、どのようにされていくのか。 ⑥ 現状のプロパーの職員、臨時職員の処遇 は。 ⑦ 指定管理者に個人情報の適切な管理を行 わせるための予防措置は。 ⑧ 指定管理者となり、施設内で事故等により 利用者に損害を与えたとき、損害賠償責任 は誰が負うのか。 ⑨ 指定管理者の経営努力によって利益が生 じた場合は、指定管理者の利益となるの か、それとも市に返還させるのか。 (3) 人事評価制度について ① 職員の意識改革、意識の高揚を図る上で、 これを試行する考えは。 3.農業改良普及セン (1)60年近くにわたり地域農業を育て支えて きた櫛形支所が、廃止される方向である。 ター櫛形支所につい て 農家、農業指導の拠点を失うことになりか ねないが、今後の市の対応は。 4.放任されている遊 (1) 農業経営基盤強化促進法が改正され、市町 休農地について 村長の権限が強化された。管理条例を制定 する考えは。 205 質問 順位 5 質問者 質問事項 質 問 要 旨 公 明 党 ク ラ ブ 1.公共工事の品質確 (1) 今年4月1日に施行された「公共工事の品 質確保の促進に関する法律」で、公共工事 保の促進について 志村裕子 の発注者は工事の品質を確保するために、 発注関係事務を適切に実施することが義 務づけられた。そこで、公共工事の品質確 保促進に向け、市の対応は。 2.高齢者虐待防止 (1) 市における高齢者虐待防止の取り組みは。 ネットワークの構築 (2) 関係機関の連携体制の構築は。 (3) 高齢者虐待防止に向けた機運の醸成と、市 推進について 民の意識の高揚への取り組みは。 3.地方病溝渠改修計 (1) 地方病溝渠改修計画並びに事業進捗状況 は。 画並びに事業進捗状 (2) 実施計画区域は、農振法に基づく農業振興 況について 地域内の土地が範囲か。 4.放任されている遊 (1)60年近くにわたり地域農業を育て支えて きた櫛形支所が、廃止される方向である。 休農地について 農家、農業指導の拠点を失うことになりか ねないが、今後の市の対応は。 (2) 農業経営基盤強化促進法が改正され、市町 村長の権限が強化された。管理条例を制定 する考えは。 4.南アルプス市児童 (1)児童虐待の未然防止に向け、県では市町村 や関係機関による新たなネットワーク体制 虐待防止ネットワー をつくり、各市町村にも個別に行政や教育、 ク設置の取り組み状 医療関係者らでつくる連絡会議の設置を促 況について している。そこで、児童虐待防止ネットワー ク設置の取り組み状況は。 5.国内少年交流事業 (1)国内姉妹都市との少年交流事業については、 現在地域限定で行われている。地域限定の を全市対象に実施を 枠をなくし、全市対象の少年交流事業とし て実施する考えは。 206 平成17年南アルプス市議会第3回定例会(9月) 一 般 質 問 通 告 表 質問 順位 6 質問者 穴水 俊一 (日本共産党南ア ルプス市議団) 質問事項 質 問 要 旨 1.家庭から出る剪定枝 (1)一般家庭から出る植木や生垣等の剪定枝の処 の処理について 理対策は。 2.入札の改善について (1)市行政改革大綱実施計画では、条件付一般競 争入札を平成19年度から実施としている が、新年度から実施する考えは。 3.市内循環バス実現へ (1) 「市内循環バス研究会」による方向性が12月 の進捗状況は ころまでに出すとしているが、その進捗状況 は。また、100円で市内公共施設や商店街 を循環するバスの運行を実施する考えは。 7 櫻本 広樹 (南政クラブ) 1.平和や命の大切さを (1)戦後60年を迎えるにあたり、市ではこのこ 学ぶ教育について とについてどのように認識し、また児童・生 徒に平和の尊さや平和を守っていくことの大 切さをどのように伝えているのか。 (2)県教委が「命の大切さを学ぶ体験活動推進事 業」をスタートさせたが、市内の小中学校で は現在命の大切さについて学ぶために、どの ような取り組みや授業がなされているのか。 2.インターネット等の (1)最近、子どもたちの「命」に対する考え方、 子どもへの影響につ その重みも変わってきており、その背景とし いて てインターネットやテレビゲームの影響が指 摘されるが、小中学校ではそれらの使い方に ついてどのように指導しているのか。 (2)携帯電話の費用は保護者が負担している。 お金の尊さも含め携帯電話についてどのよう な指導を行っているのか。 3.放課後の居場所づく (1)学童保育とは別の放課後の居場所づくりの必 りについて 要性についての考えは。 (2)学童保育も含め、放課後を補習的学習時間に するなど見直す考えは。 (3)地域の力を活かした子どもたちの放課後の居 場所づくりの考えは。 4.HIV感染等から身 (1)市内の小中学校の、性教育についての考えと を守るための性教育 取り組み状況は。また、性についての授業は について 年間何時間か。 (2)性に関する正しい知識、情報を伝えるため出 前講座など取り入れる考えは。また、今後具 体的にどのような性教育を行う考えか。 207 質問 順位 質問者 質問事項 質 問 要 旨 5.全県一学区入試につ (1)2007年春から県立普通高校で全県一学区 入試が導入されるが、市ではどのようにとら いて えているのか。 (2)生徒の不安をなくし、よりよい体制で新制度 入試に臨める対策や準備は。 6.地元高校と地域の連 (1)全県一学区を見据え、地域や行政が高校と連 携し、魅力ある高校づくりが重要である。地 携について 元高校とどのような連携を図る考えか。 (2)現在、市内の中学校出身で市外の高校に通っ ている生徒数は。また地元高校と地域との交 流・連携は。 8 金丸 一元 (南政クラブ) 1.平成16年度南アル (1)平成16年度南アルプス市の決算全般につい ての市長の所見は。 プス市決算について (2)平成16年度決算において、歳出総額に対す る公債費の構成比が非常に高くなっている が、その理由は。また、経常収支比率、公債 費負担比率、起債制限比率は。 2.職員の定数管理及び (1)義務的経費の増大は財政硬直化につながる。 職員の定数管理及び給与の適正化への取り 給与の適正化につい 組みについて市長の所見は。 て 9 浅野 伸二 (南政クラブ) 10 野田 修作 (南政クラブ) 1.障害者自立支援法案 (1)サービス提供に係わる独自の障害者福祉計画 について の策定の考えは。 1.都市と農村の共生・ (1)市内には300ha を越える遊休農地がある。 昨年12月から農業特区を導入したが期待 交流への取り組みに 程ではなかった。遊休農地解消のための施策 ついて はあるのか。 (2)本市は首都圏から車で2時間程度の距離にあ るが、遊休農地を利用して大規模滞在型市民 農園(クラインガルテン)を開設する考えは。 (3)地域の活性化を図るため首都圏の都市と姉妹 都市、防災協定等を結び交流を図る考えは。 208 質問 順位 11 質問者 石川 壽 (南政クラブ) 質問事項 質 1.猿害対策について 問 要 旨 (1)今年の猿害の状況は。 (2)猿害地域へ県・市の補助金を含めた行政の 指導と各地域での取り組み状況は。 (3)有害鳥獣駆除対策協議会の進捗状況は。 (4)果樹共済農家負担掛金の補助金利用と被害 への支払い状況は。 2.きれいな街づくりに (1)市内の不法投棄の量を含めた現状は。 (2)不法投棄防止策として、市独自の罰則規定 ついて の条例化と氏名を公表する考えは。 (3)河川のごみ等による汚染防止対策は。 (4)不法投棄の監視体制の強化策は。 12 齋藤 秀男 (南政クラブ) 13 清水 実 (アルプス21) 1.公営住宅ストック総 (1)市営住宅のストックの現状は。 合計画について (2)計画の中で「建て替え」や「全面的改善」 「個別改善」 「維持保全」 「用途廃止」等の 活用手法が示されているが、今後具体的な 取り組みは。 (3)老朽化の著しい住宅や耐震基準に問題のあ る住宅、最低居住水準未満世帯の解消、高 齢者・身障者へ配慮した住宅など早急な対 応が必要とされるが、その考えは。 (4)民間と協働して、ストック形成の事業推進 を図ることが重要と考えるが。 1.今後の防災対策事業 (1)災害時に必要な備蓄倉庫、資機材が各支所 に配備されたが、各自主防災会にも必要と について 思われるが。 (2)災害から緊急避難する障害者や高齢者の一 時避難所となる地区福祉避難所の確保と その対策は。 (3)現在の市消防本部は築後32年余り経ち老 朽化が進み耐震構造ではない。建て替えを 検討しているのか。 2.南アルプス観光と関 (1)山梨県運転免許センターの跡地利用につい て、その後の進捗状況は。 連について (2)南アルプス公園線(早川町∼広河原間)に おいて、荒川から広河原間の約8km は南 アルプス市となっているが、早川町側から 入ると行政区域が明確でない。観光用看板 を設置する考えは。 209 質問 順位 質問者 14 飯野 冨士雄 (公明党クラブ) 質問事項 質 問 要 旨 1.人口減少元年につい (1)人口減少社会に対しての施策は。 て (2)結婚しない男女の増加に対する歯止め策は。 (3)一夫婦あたりの子ども数の減少に対する歯止 め策は。 (4)環境整備、税制改革などで出生率のアップを 図れないか。 (5)子育てを社会の中心軸に据える「チャイル ド・ファースト社会」 (子ども優先社会)の 構築にむけた考えは。 2.学校ビオトープ(生 (1)市内小学校に設置する考えは。 物生息空間)について (2)生き物を大事にする心、観察力などを養う教 育がどのようになされているか。 (3)教科書の写真や活字だけでなく、実際に体験 し体で覚える環境教育がどのようになされ ているか。 (4)情操を豊に、健やかに育成するための教育が どのようになされているか。 3. 「協働によるまちづ (1)生まれ育った地域で共に生き、共に生活し、 くり」について 安心して暮らせる社会を築くため、どのよう な施策を行っているのか。また、今後の具体 的内容は。 (2)市民が自主的に活動している団体等への支 援・育成は行政の責務と考えるが。 (3)住民間の絆を深める地域コミュニティーの活 性化についての考えは。 15 小笠原 孝 (南アルプス 北岳会) 1.地域における子育て (1)地域ぐるみで子育て支援への応援ができるよ 支援対策について うな方策は。例えばボランティアを活用した 子育て支援事業など。 210 〇日程第26 各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の件 ○総務常任委員会閉会中継続調査項目 1 調査項目 ・秘書に関する事項 ・市政の総合計画及び新市建設計画に関する事項 ・市行政施策の総合企画及び調整に関する事項 ・国内交流及び国際交流に関する事項 ・広域行政に関する事項 ・行政改革に関する事項 ・広聴及び広報に関 す る 事 項 ・統計に関する事項 ・行政情報化及び地域情報化に関する事項 ・電子計算機システムに関する事項 ・職員に関する事項 ・議会及び市の行政一般に関する事項 ・防災及び防犯に関 す る 事 項 ・選挙に関する事項 ・情報公開に関する事項 ・文書及び例規に関 す る 事 項 ・財政に関する事項 ・公有財産に関する事項 ・契約に関する事項 ・市税に関する事項 ・消防に関する事項 2 調査期限 委員の任期中 211 ○文教常任委員会閉会中継続調査項目 1 調査項目 ・教育総務に関する事項 ・学校教育に関する事項 ・学校給食に関する事項 ・社会体育に関する事項 ・生涯学習に関する事項 ・文化財に関する事項 ・図書館に関す事項 ・美術館に関する事項 2 調査期限 委員の任期中 ○厚生常任委員会閉会中継続調査項目 1 調査項目 ・交通安全に関する事項 ・自治会の運営に関 す る 事 項 ・市民相談に関する事項 ・住民参加に関する事項 ・男女共同参画に関 す る 事 項 ・戸籍、住民基本台帳及び印鑑登録に関する事項 ・国民健康保険に関 す る 事 項 ・国民年金に関する事項 ・老人保健に関する事項 ・環境保全及び公害防止に関する事項 ・廃棄物の減量及び処理に関する事項 ・社会福祉に関する事項 ・障害福祉に関する事項 ・高齢者福祉に関する事項 ・介護保険に関する事項 ・児童福祉に関する事項 ・保健衛生に関する事項 2 調査期限 委員の任期中 212 ○産業土木常任委員会閉会中継続調査項目 1 2 調査項目 ・農業に関する事項 ・林業及び緑化に関 す る 事 項 ・商工業に関する事項 ・労働行政に関する事項 ・観光に関する事項 ・土地改良区に関する事項 ・公社に関する事項 ・農業委員会に関する事項 ・道路及び水路に関 す る 事 項 ・河川及び橋りょうに関する事項 ・地籍調査に関する事項 ・都市計画に関する事項 ・開発行為に関する事項 ・土地区画整理に関 す る 事 項 ・公園に関する事項 ・建築に関すること。 ・市営住宅に関する事項 ・下水道に関する事項 ・公営企業に関する事項 ・簡易水道に関する事項 調査期限 委員の任期中 ○議会運営委員会閉会中継続調査項目 1 調査項目 2 調査期限 ・会議の運営に関する事項 ・定例会、臨時会の日程に関する事項 ・議会関係例規の制定改廃に関する事項 ・その他議長の諮問することに関する事項 委員の任期中 213
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