平成26年第4回(11月)定例会 第6号

平成26年
みどり市議会第4回定例会会議録
第
6
号
12月15日(月)
平成26年みどり市議会第4回定例会会議録第6号
平成26年12月15日(月曜日)
議事日程 第6号
平成26年12月15日(月曜日)午前9時30分開議
日程第 1 議案第92号の撤回について
日程第 2 議案第 94号 みどり市多目的運動公園条例について
日程第 3 議案第 90号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 4 議案第 91号 みどり市国民健康保険条例の一部を改正する条例について
日程第 5 議案第 92号 みどり市敬老祝金支給条例について
日程第 6 議案第 93号 みどり市学童保育所条例の一部を改正する条例について
日程第 7 議案第 95号 指定管理者の指定について
日程第 8 議案第 96号 市道の路線認定について
日程第 9 請願第 24号 「『集団的自衛権行使容認の撤回』を求める意見書」を国にあげるこ
との採択を求める請願書について
日程第10 請願第 23号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書について
日程第11 請願第 25号 年金積立金の被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する請
願書について
日程第12 議会議案第25号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の
推進を求める意見書の提出について
日程第13 議案第110号 財産の取得について
日程第14 議案第111号 新市建設計画の一部変更について
日程第15 閉会中の継続審査について
日程第16 閉会中の継続調査について
本日の会議に付した事件
日程第 1 議案第92号の撤回について
日程第 2 議案第 94号 みどり市多目的運動公園条例について
日程第 3 議案第 90号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 4 議案第 91号 みどり市国民健康保険条例の一部を改正する条例について
日程第 6 議案第 93号 みどり市学童保育所条例の一部を改正する条例について
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日程第 7 議案第 95号 指定管理者の指定について
日程第 8 議案第 96号 市道の路線認定について
日程第 9 請願第 24号 「『集団的自衛権行使容認の撤回』を求める意見書」を国にあげるこ
との採択を求める請願書について
日程第10 請願第 23号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書について
日程第11 請願第 25号 年金積立金の被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する請
願書について
日程第12 議会議案第25号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の
推進を求める意見書の提出について
日程第13 議案第110号 財産の取得について
日程第14 議案第111号 新市建設計画の一部変更について
日程第15 閉会中の継続審査について
日程第16 閉会中の継続調査について
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出席議員(19人)
1番
杉 山 英 行
2番
常 見 詔 子
3番
新 井 みゆき
4番
今 泉 健 司
5番
須 藤 日米代
6番
武 井 俊 一
8番
伊 藤 正 雄
9番
須 永 信 雄
10番
椎 名 祐 司
11番
髙草木 良 江
12番
宮 﨑
武
13番
大 澤 映 男
14番
金 子
實
15番
田部井 多 市
16番
阿左美
守
17番
荻 野
18番
藤 生 英 喜
19番
上 岡 克 己
20番
古田島 和 茂
忠
欠席議員 なし
説明のため出席した者
市
長
中 澤 哲 夫
石 井 逸 雄
総 務 部 長
三 輪 浩 史
市 民 部 長
小 西
明
保健福祉部長
齋 藤 幸 雄
産業観光部長
眉丈山 芳 一
都市建設部長
奈 良
教 育 部 長
松 井
篤
会 計 管 理 者
安 藤 隆 子
競艇事業局長
久保田 輝 雄
監 査 委 員
事 務 局 長
石 原
農 業 委 員 会
事 務 局 長
鈴 木 伸 一
総 務 課 長
坂 口 耕 一
秘 書 課 長
吉 野 茂 男
財 政 課 長
古田島
事 務 局 長
岩 﨑 照 雄
局 長 補 佐
木 村 晴 彦
議 事 係 長
正 田 一 仁
議 事 係 主 査
小 林 克 巳
議 事 係 主 事
保 志 友里恵
教
育
長
石 原
長
条
副
市
進
昇
透
事務局職員出席者
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◎開
議
午前10時35分開議
○議長(古田島和茂) おはようございます。
ただいまの出席議員は19人です。これより本日の会議を開きます。
─────────────────◇─────────────────
◎諸般の報告
○議長(古田島和茂) 議事に入る前に諸般の報告をいたします。
市長から議案2件の追加提出がありました。お手元に配付しておきましたのでご了承願います。
次に、地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分として、損害賠償額の決定について車
両への物損事故によるもの1件の報告がありました。
次に、監査委員から議長宛てに10月分の例月出納検査の報告がありましたので、ご承知おきくだ
さい。
続いて、各常任委員会において所管事務調査を行いましたので、各常任委員長から報告をお願いい
たします。
最初に、総務文教常任委員会委員長、宮﨑武委員長、お願いいたします。
〔総務文教常任委員長 宮﨑 武議員発言〕
○総務文教常任委員長(宮﨑 武) それでは、ただいま所管事務調査報告の内容について説明をと
いうことでございます。お手元に所管事務調査の報告書を提出をさせていただいております。ご確認
をいただきたいと思います。
調査年月日は、平成26年9月30日から10月2日の2泊3日で行いました。
調査視察地につきましては、奈良県香芝市、大阪府大阪市内、滋賀県米原市。
調査目的、二上山博物館との友好交流について。2点目が、体験学習活動ができる施設(USJ)
の検証について。3点目が、廃校の利活用事業(伊吹山文化資料館)についてでございます。
調査団は、総務文教常任委員会、委員長、宮﨑武、副委員長、武井俊一、委員、藤生英喜、古田島
和茂、金子實、今泉健司、随行職員、小林幹児、正田一仁でございます。
1枚はぐっていただきますと、内容につきましてご説明をさせていただく書面になっております。
初めに、二上山博物館との友好交流についてということでご説明申し上げます。
平成26年度特別展を岩宿博物館との提携のもとに以下の内容にて開催しておりましたので、担当
委員会として調査研究に参りました。
特別展は、「二上山と岩宿─関西と北関東の旧石器文化」ということでございます。会期が9月2
7日から11月24日までという期間でございました。会場が二上山博物館・特別展示室ということ
でございます。
二上山博物館は、岩宿博物館と同様に平成4年にオープンした日本列島の東西を代表する“旧石器
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博物館”です。奈良県と大阪府の境に接した二上山は、千数百年前に大噴火した火山で、その火山活
動によって多くの火成岩が生成されています。中でもサヌカイト、凝灰岩、金剛砂が歴史上有名であ
り、この3つの石と人々の暮らしをテーマに、ふたかみ文化センター内に開設されています。
讃岐岩、これはサヌカイトと呼ばれるものですが、名称のもとである香川県坂出市国分台周辺や大
阪府と奈良県の境にある二上山周辺で採取される非常に緻密な古銅輝石安山岩、硬いもので叩くと高
く澄んだ音がするので、カンカン石とも呼ばれています。市内には、サヌカイトと原産地遺跡が多数
あり、
出土資料は香芝市の文化財に指定され、
岩宿博物館でも何度か資料を借用し展示しております。
主な取り組みとしては、資料の保存と調査・研究推進事業、学習環境充実事業、ボランティア団体
等連携事業、学校教育連携協力事業、関係機関協力事業を行っていました。
特別展では、
日本初の旧石器遺跡として学校教科書にも掲載されている岩宿遺跡の出土資料を初め、
群馬県の22遺跡から500点を超える旧石器を展示し、二上山のサヌカイト製旧石器との比較を試
みていました。適切な展示と岩宿遺跡の宣伝を行いながら、石器時代の幕開けである岩宿遺跡及び二
上山遺跡の広報活動に大きな足跡を残せる今回の展示ということでした。
次に、2日目でございますけれども、体験学習ができる施設(USJ)の検証についてということ
でございます。
10月1日は、笠懸地区の中学生が修学旅行に訪れているUSJ「ユニバーサルスタジオジャパン」
を訪問いたしました。
確認事項として、安心安全な施設か、接客姿勢はどうかなど、みどり市内の中学生から事前に現地
での対応なども調査した上で確認をさせていただきました。園内は、安全性も十二分に配慮され、ス
タッフ一人一人の言動なども確認をさせていただきましたけれども、大変配慮され、将来に関する社
会性なども配慮ができている施設で、子供たちの修学旅行に関する適地であると確認をさせていただ
きました。
最終日の3日目でございますけれども、廃校の利活用事業ということで、伊吹山の文化資料館につ
いてでございます。
10月2日、最終日でございましたが、滋賀県米原市伊吹山資料館に廃校利用の先進事例を確認す
るため訪問させていただきました。
現在みどり市でも、2校の廃校利用について、総務文教常任委員会及び協議会で議論をし、利用活
用など模索中ですので、先進地事例の中でも優良先進地ということで確認をさせていただきました。
伊吹山文化資料館は、昭和49年4月に伊吹町立春照小学校春照分校として開校し、平成5年3月
春照分校が本校として統合し、休校後廃校した校舎を改修し、平成10年伊吹町立伊吹山文化資料館
として開館をしてございます。伊吹山と山麓の自然と文化をテーマに、民俗・歴史・考古・自然の各
資料を幅広く展示している総合資料館であります。
平成15年6月には、文部科学省の「全国廃校リニューアル50選」に滋賀県内で唯一選ばれてい
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る施設でございました。特に重要な部分として、廃校や閉校を利用しての地域活性化をどのようにし
ていくのかという命題がありますが、今回の伊吹山資料館でも、多くの議論の中から地域の高齢者の
方々が生きがいを求めてボランティアに参加したり、地域の名所旧跡を使ったり、日帰りツアーを組
んだりと資料館そのものはもちろんですけれども、地域活性化に真剣に取り組む姿勢も学ぶことがで
き、大変有意義な所管事務調査を行わさせていただきました。
以上、要点のみご報告をさせていただきましたが、さらにつけ加えれば、日常生活の上でも多くの
勉強の場があることも実感をさせていただきました。
以上が、総務文教常任委員会の所管事務調査報告でございます。よろしくお願いをしたいと思いま
す。
以上でございます。
○議長(古田島和茂) 次に、市民福祉常任委員会、常見詔子委員長、お願いいたします。
〔市民福祉常任委員長 常見詔子議員発言〕
○市民福祉常任委員長(常見詔子) 市民福祉常任委員会の所管事務調査の報告をさせていただきま
す。
調査年月日は、平成26年10月21日火曜日から23日木曜日までの3日間です。
調査視察地は、北海道恵庭市、北海道栗山町、北海道小樽市でした。
調査団は、市民福祉常任委員会委員7名と随行職員2名です。委員長、常見詔子、副委員長、須永
信雄、委員、上岡克己、委員、田部井多市、委員、髙草木良江、委員、大澤映男、委員、須藤日米代、
随行職員は、健康管理課長、藤生喜義、議会事務局、保志友里恵の合計9名です。
まず、21日の視察研修先は恵庭市です。
昭和45年に道内31番目の市制を施行した恵庭市の人口は、平成26年3月末で6万8,751
人、世帯数は3万1,066世帯です。市民1人1日に出すごみの排出量は528グラムと、とても
少ないです。みどり市では、1人1日当たりのごみの排出量は1,073グラムですから、約2倍の
多さです。事前に、恵庭市のごみの減量と生ごみのバイオガス化事業についてを質問事項として提出
し、循環型社会形成推進施策について学びました。
恵庭市は、恵庭市一般廃棄物基本計画に基づいて、循環型社会の構築に向けた効果的・効率的な一
般廃棄物の処理に努めているようです。環境負荷への提言やごみの適正処理、最終処分場の延命化な
ど、喫緊の課題の克服に向けてさらなるごみの減量が必要だという観点から、家庭ごみの約3割を占
める生ごみの利活用を進めることを計画し、実行しています。生ごみよりエネルギーを回収し、天然
資源の消費抑制を図るために、生ごみの分別収集を平成24年4月から開始しています。
集められた生ごみは、下水終末処理場の既存設備を活用して処理されます。生ごみ・下水汚泥・し
尿・浄化槽汚泥と合わせて処理することで、バイオガスの発生量がふえ、処理場内の補助電力として
の利用も可能になったということです。
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市が事業主体となってごみ排出抑制促進事業を立ち上げ、平成16年度から実施していますが、平
成24年度からは、生ごみを資源化したため、リサイクル率が急上昇し、平成16年度のリサイクル
率は16.2%から平成25年度では38.6%にまで上昇しています。ごみの広域処理から平成2
2年5月に離脱したため、現在は恵庭市の単独ごみ処理となっています。みどり市においても、ごみ
の減量やリサイクルなどについて大変参考になる研修でした。
翌22日は、栗山町の行政視察を行いました。栗山町は、北海道の中央に位置しています。平成2
5年12月現在の人口は1万2,
897人で、
65歳以上の人口に占める割合、
高齢化率は32.
6%、
北海道179ある市町村の中で72番目の高齢化率だそうです。全道の平均24.8%の高齢化率を
7.8ポイントも上回っています。
栗山町と日赤病院が栗山町赤十字病院あり方検討会を設置して、将来の患者推計を見据えた今後の
医療機能のあり方について検討している状況などを学んでまいりました。
近年多くの公立病院(都道府県立・市町村立病院)では、医師の不足で診療の一部を休止するなど、
経営環境が厳しく国においては経営の見直しを公立病院に求め、改革が進められています。こうした
背景の中で、栗山赤十字病院が今後も中核的役割を安定的かつ継続的に果たしていけるかの検討をし
ているようです。
住民の受診先は、
通院は約7割が町内、
入院は半数以上が町外の医療機関となっている状況でした。
栗山町赤十字病院は、昭和29年に栗山町立総合病院から移管され、栗山赤十字病院となりました。
病床数が136床(一般56床、療養80床)、診療科は11科ありますが、内容は常勤医による内
科・消化器科・外科の3科と非常勤医による循環器科・整形外科・耳鼻咽喉科・精神神経科・泌尿器
科・皮膚科の6科の合計9科が診療し、眼科と小児科は現在休止の状態にあります。
平成19年に常勤医師は12人であったのが、現在7人になっています。緊急医療を維持するため
に、町は休日・夜間の医師や看護師の配置をするための経費などを補助金としています。
患者数は増加し、地域別では栗山町が4割、夕張市、由仁町を初め、周辺市町の住民が広く受診し
ています。栗山赤十字病院の経営収支は、医師の減少、緊急医療などの不採算部門について、公的医
療機関として維持していることが厳しい状況にあります。
しかし、平成22年度以降、病床数の転換や診療報酬加算の新規算定や職員配置数の見直しなどを
重点的に進めて、平成22年度の決算では、ほぼ収支の均衡が図られ、平成23年度からはさらに改
善が見込まれたということです。
今後の人口減少、超高齢化への移行を踏まえた機能とする必要があり、公的医療機関として行政と
の協力連携が必要であり、医療だけにとどまらず、保健・福祉・介護との連携の仕組みを整える必要
があるという点が特に印象に残りました。
医師などを安定的に確保する必要があるとともに、経営の安定化の必要性や、効果的・効率的な医
療提供体制としての機能の分化・相互補完を進めることが必要だということに共感しました。多くの
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課題を知ることができました。
栗山町の平成26年度当初予算で、町民1人当たりの町税の負担額が9万7,000円、町民1人
当たりの支出額は64万3,000円の栗山町の取り組みには感動いたしました。
3日目の研修は小樽市です。小樽市の人口は、平成26年3月末現在12万6,420人、世帯数
は6万6,095世帯です。人口は、昭和39年の20万7,000人を最高に毎年減り続け、現在
も減っています。高齢化率(65歳以上の人口に占める割合)は、昭和40年度の6.2%から年々
増加を続けています。平成15年には高齢化率は25.6%、平成25年度では34.1%と急激な
高齢化が進んでいます。
介護保険発足時の平成12年度と平成26年度で比較すると、高齢者人口は1.2倍となり、要介
護認定者は2.3倍にふえているそうです。
介護給付費と地域支援事業費の合計の推移は、平成12年度では71億7,800万円から平成2
5年度では134億8,900万円と、約1.88倍にまでふえています。
第1号被保険者の介護保険料については、平成12年度第1期の月額が3,090円、年額3万7,
080円から、平成24年度第5期においては5,460円、年額6万5,520円と保険料まで1.
8倍となっているそうです。介護保険は、道内171市町村の中では8番目に高いほうです。
高齢化が進む中で、医療・介護が必要な高齢者が在宅でも生活を続けていけるために、地域包括ケ
アシステムの構築が必要になり、これからは医療と介護の連携が最重要課題となることから、医師会
からの呼びかけもあり、医療・介護連携のための協議会が設置され、課題への取り組みが始まったと
ころだそうです。
協議会は、市と医師会、歯科医師会、薬剤師会、市内総合病院(4病院)、ケアマネジャー、訪問
介護、リハビリテーションなどで構成されています。実際に具体化していくのはこれからになるそう
です。
地域包括支援センターは、高齢者の相談窓口となることを第一に頑張っています。現在3カ所ある
地域包括支援センターを平成27年4月には、人口が集中している1地区を分割して1カ所ふやす計
画もあります。地域包括支援センターの人員体制には、保健師、看護師、社会福祉士、主任ケアマネ
ジャーは配置されていますが、生活支援や予防介護のサービスを担えるボランティア団体は、まだな
いとのことでした。これから介護予防の総合事業へと移行するには、たくさんの課題があるというこ
とがわかりました。
私たちのみどり市でも、医療や介護のみならず、福祉サービスを含めたさまざまな生活支援サービ
スが日常生活の場で用意されることが必要となります。同時に、サービスがばらばらに提供されるの
ではなく、包括的・継続的に提供できるような地域の体制づくりが必要となります。今回の研修は、
大いに参考となりました。
以上、市民福祉常任委員会の所管事務調査の報告とさせていただきます。
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○議長(古田島和茂) 次に、経済建設常任委員会、阿左美守委員長、お願いいたします。
〔経済建設常任委員長 阿左美 守議員発言〕
○経済建設常任委員長(阿左美 守) それでは、経済建設常任委員会の所管事務調査報告を申し上
げます。
調査年月日が、平成26年10月20日(月)から22日というようなことで3日間。
調査視察地が、10月20日京都府綾部市、10月21日京都府南丹市、10月21日滋賀県びわ
こ競艇場、10月22日京都三条商店街というようなことでございます。
調査目的といたしまして、黒谷和紙工芸の里整備事業について、かやぶきの里・町並み景観保存事
業について、滋賀県びわこ競艇場の運営状況の課題について、京都三条会商店街活性化の取り組みに
ついてというようなことで調査を行いました。
調査団といたしまして、委員長、阿左美守、副委員長、杉山英行、委員、伊藤正雄、委員、荻野忠、
委員、椎名祐司、委員、新井みゆき、随行員として久保田輝雄競艇事業局長、小林克巳議会事務局で
ございます。
黒谷和紙工芸の里整備事業について、京都府綾部市では黒谷和紙工芸の里館長福田清さん、黒谷和
紙共同組合理事長林伸次さん、綾部市農林商工部商工労政課長吉田豊さん、商工労政課商業担当村上
裕直さん、議会から議長の安藤和明さん、副議長の吉崎進さん、議会事務局から野々垣博子さんが出
席され、詳細な説明を受けました。
綾部市は人口約3万6,000人、京都府のほぼ中央に位置し、市街地を清流由良川が貫流し、日
本海に注ぐ山紫水明な田園都市であります。
黒谷和紙工芸の里は、800年の伝統を誇る黒谷和紙の振興を目的とし、平成16年度末で統合に
より廃校となった綾部市立口上林小学校の校舎を有効活用し、平成17年11月6日に開館しており
ました。
この施設は、全国の和紙の資料展示や体験施設としてだけではなく、黒谷和紙共同組合の技術後継
者である若手職人たちの実践の場として、また平成18年からは、京都伝統工芸大学校の和紙工芸研
修センターを設置し、和紙工芸の実習の場としても利用されておりました。
京都伝統工芸大学校では、平成18年度からの和紙工芸専攻の課程を設置するに当たり、講義・実
習に必要な施設一式を校内に全て備えることも困難であることから、技術的講義の場として、和紙工
芸研修センターを黒谷和紙工芸の里の館内に設置するという位置づけとなっておりました。
これにより、
京都伝統工芸大学校に光熱水費等の費用として年額78万円の負担金を求めることで、
運営経費の負担の軽減を図っておりました。
あわせて綾部市では、
学生が学舎と和紙工芸研修センター
との間を通学する交通費の一部約42万9,000円を補助することで、側面的な支援を行っており
ました。平成25年度では、1年生8名、2年生6名、3年生2名が実習に訪ねておりました。現在
卒業生2名が若手職人として、黒谷和紙共同組合に就職し、作業を行っているが、後継者育成の場と
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しての役割を担っておりました。
みどり市内にも閉校となった2つの小学校の跡地活用について協議が行われているが、過疎化・高
齢化が進行する中、市有財産の適正管理や地域コミュニティーの活性化にも効果を発揮していること
は学ぶべきことが多くありました。
10月21日、かやぶきの里・町並み景観事業について。京都府南丹市では、美山支所産業建設課
長大奏弘己さん、議会事務局の長野久好さんから詳細な説明を受けました。
京都府南丹市は人口約3万3,000人、京都府のほぼ中央に位置し、北は福井県と滋賀県、南は
兵庫県と大阪府、西は綾部市、京丹波町、東は京都市、亀岡市に隣接しているため、京阪神を中心に
多くの観光客が訪ねておりました。
視察先である南丹市美山町は、その名のとおり美しい山々に囲まれた山間の町で、東端の芦生の森
から由良川が始まり、山の間を縫うように流れて、その流れに沿うように57の集落約4,300人
が点在する、自然豊かな町でありました。町には、213棟ものカヤぶき民家が残存し、日本の原風
景らしい独特の景観を形成しておりました。
美山北地区にあるかやぶきの里は、およそ50戸の家屋が東西600メートル、南北300メート
ルの範囲に点在し、カヤぶき屋根を中心とした景観一帯が重要伝統的建造物群保存地区として指定さ
れておりました。
平成18年1月に4つの町(美山、日吉、園部、八木)が合併し、南丹市が誕生しているが、合併
前の美山町では、美しい自然と町並みを守り、住みよい生活環境を整えるため、美しい町づくり条例
を定めておりました。
この条例は、合併後も新市に引き継がれており、南丹市では平成26年4月1日から、南丹市景観
計画及び南丹市景観条例が施行されておりました。現在景観に配慮したまちづくりを住民と行政が一
体となって進めてきた美山町の区域を市の景観行政の先導的なモデルと位置づけ、景観計画区域とし
ておりました。年間約65万人もの観光客が訪れているが、台湾政府のガイドブックにも紹介されて
いることから、東南アジアの観光客が増加しているとのことでありました。実際現地視察をしている
間も、中国人の観光客が多く見受けられました。
カヤぶき屋根ということで、火災には細心の注意を払っており、防災対策としてボタン1つで作動
する全自動の消火栓を完備し、高齢者の方でも取り扱いができるようにしておりました。
カヤぶき屋根のふきかえは、費用は市が80%補助し、20%は個人負担となっているが、かやぶ
きの里保存会や有限会社かやぶきの里(株主はこの地区の47名)による、カヤぶき屋根の維持管理
と農村景観の保全、住民の生活支援、農産物や加工品の販売促進など、住民の主体的・継続的な活動
には感銘を受けました。
引き続き午後3時から、滋賀県大津市にある、琵琶湖モーターボート競走場を視察し、滋賀県総務
部事業課参事堀川亨さんより詳細な説明を受けました。
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びわこ競艇場の施行者は滋賀県で、平成25年の開催日数は174日、売り上げ累計は約286億
2,900万円となっておりました。全国屈指の絶景ということで、スタンドから眺める景色はすば
らしいが、同時に複数のマンションが隣接しているため、騒音対策の関係でナイター開催については
6日間という状況になっておりました。
本場における売り上げ及び入場者数の増加については、全国的な競艇場の課題でもあるが、名実と
もに日本一きれいなボート場を目指しているというコンセプトには学ぶものが多くありました。
10月22日京都三条会商店街活性化の取り組みについてというようなことで、京都市中京区にあ
る京都三条商店街の取り組みについて、京都三条会商店街振興組合理事長上田照雄さんから詳細な説
明を受けました。
京都三条会の歴史は古く、大正3年に商家72軒が連合して三条会を組織、昭和32年3月京都三
条協働組合を設立、昭和38年8月京都三条会商店街振興組合を設立。以来、平成25年9月には、
京都三条会商店街振興組合設立50周年事業を実施し、平成26年3月から三条会設立100周年事
業を実施しておりました。京都三条会商店街は全長約800メートル、京都最大級のアーケードショ
ップ街で、全部で180の専門店が顔の見える商いを続けておりました。
組織としては、商店街を6ブロックに分け、それぞれにブロック会長、全体を統括する理事会、青
年部としての参上隊等で運営されておりました。
商店街振興組合の組合費としては、入会金5万円、出資金1万円、月額1万円、ブロック負担金と
して入会金10万円、協力金として月額5,000円となっておりました。この組合費については、
アーケードの改修費用(昭和54年は約6億、平成17年には約1億2,600万円の改修費)とし
て積み立てているが、平成19年に組合費未納店ゼロ、組合未加入店ゼロを達成して以来、今もなお、
未納店、未加入店ゼロを維持しているとのことでありました。
京都三条会では、小中学校PTA、老人会を初め、地域の学校・大学・企業などが連携して、さま
ざまなイベントを実施しているが、実際にあっては、商店街が発行しているリボンスタンプを地域通
貨として活用し、商店街の利用促進や販売促進を図っておりました。
また、商店街の中央に位置する組合事務所では、コミュニティーホールとして、組合員と一般の方々
を対象に貸し出しを行っておりました。組合事務所の年間経費は、この貸し出し使用料で補っている
とのことであるが、視察中でも1階のスペースで健康体操教室が実施されておりました。
お忙しい中で、京都三条会の設立から100年という歴史的な背景と、これまでの活性化策をお話
をいただいたが、商店街が存続するには、やはり強力なリーダーシップが必要であることを改めて痛
感した。
3日間にわたる4カ所の行政視察はとても充実したものとなったが、受け入れ先の京都府綾部市、
京都府南丹市の担当課の皆様、滋賀県総務部事業課、京都三条会の皆様に本当に感謝を申し上げたい
気持ちでいっぱいでございました。
-333-
以上が視察内容でございます。
○議長(古田島和茂) ありがとうございました。
以上で諸般の報告を終わります。
───────────────────────────────────
○議長(古田島和茂) ここで暫時休憩いたします。再開は追って連絡いたします。
午前11時13分休憩
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午前11時45分再開
○議長(古田島和茂) 休憩を解いて会議を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
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◎日程第1 議案第92号の撤回について
○議長(古田島和茂) 日程第1、議案第92号の撤回についてを議題といたします。
直ちに執行部から、議案第92号の撤回理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 三輪浩史発言〕
○総務部長(三輪浩史) 議案第92号の撤回について説明を申し上げます。
本件は、平成26年11月27日に提出した議案のうち、議案第92号 みどり市敬老祝金支給条
例についてを、みどり市議会会議規則第19条第1項の規定に基づき、諸般の事情により議案の撤回
の承認をお願いするものです。よろしくご承認のほどお願い申し上げます。
○議長(古田島和茂) お諮りいたします。本件については、これを承認することにご異議ございま
せんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。
よって、本件については、これを承認することに決定いたしました。
日程第5、議案第92号 みどり市敬老祝金支給条例については、ただいまの撤回許可により、議
事日程から削除いたします。
─────────────────◇─────────────────
◎日程第2 議案第94号 みどり市多目的運動公園条例について
○議長(古田島和茂) 日程第2、議案第94号を議題といたします。
本案は、総務文教常任委員会へ付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに宮﨑武委員長から報告を求めます。
宮﨑委員長。
-334-
〔総務文教常任委員長 宮﨑 武議員発言〕
○総務文教常任委員長(宮﨑 武) それでは、ご指名によりまして総務文教常任委員会委員長報告
をさせていただきます。
本会議において、本委員会に付託されました議案第94号について、審査の経過と結果をご報告申
し上げます。
12月10日、委員全員及び執行者出席のもと、委員会を開催し慎重に審査をさせていただきまし
た。
議案第94号 みどり市多目的運動公園条例について。初めに、提案理由の説明を執行部に求めま
した。本件は、地方自治法に規定する公の施設として、みどり市ながめ南多目的運動公園を設置する
ため、当該運動公園の設置及び管理について必要な事項を定めるもので、主な内容として、設置する
運動公園の名称及び位置、公園内で禁止される行為、使用料などということでございます。
なお、この施設につきましては、スポーツ活動で占用する時間を定め、それ以外は市民の憩いの場
として積極的な活用を図る多目的運動公園、施設を目指すことから、既存のみどり市社会体育施設条
例とは別に新たに制定するものであります。といった内容の説明がございました。
質疑、討論はなく、挙手全員によって、本案は可決すべきものと決定をさせていただきました。
以上が、総務文教常任委員会に付託されました議案第94号の審査の経過と結果でございます。よ
ろしくご審議の上、当委員会の決定どおりご賛同いただけますようお願い申し上げ、委員長報告とさ
せていただきます。
○議長(古田島和茂) 以上で委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
─────────────────◇─────────────────
◎日程第3 議案第90号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
◎日程第4 議案第91号 みどり市国民健康保険条例の一部を改正する条例について
◎日程第6 議案第93号 みどり市学童保育所条例の一部を改正する条例について
-335-
◎日程第7 議案第95号 指定管理者の指定について
○議長(古田島和茂) 日程第3、議案第90号から日程第7、議案第95号までの4議案を一括議
題といたします。
4議案は、市民福祉常任委員会へ付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに常見詔子委員長から報告を求めます。
常見委員長。
〔市民福祉常任委員長 常見詔子議員発言〕
○市民福祉常任委員長(常見詔子) 市民福祉常任委員会に付託されました議案第90号、91号、
93号、95号の4議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
12月8日に委員全員と執行部出席のもと、委員会を開催し、委員会に付託されました議案につい
ての審査を行いました。
議案第90号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について。市民課長よ
り提案理由の説明がありました。今回の改正は、主に条例中引用する上位法律が改正されたことと、
制定されたことに伴う文言等の改正、事務の見直し等によりましての条例の一部を改正するというも
のであります。
上位法につきましては、母子及び寡婦福祉法が母子及び父子並びに寡婦福祉法、父子の規定が入っ
てきたことや、
児童福祉法の一部改正、
また今まで法制化されていなかった難病患者に対する支援は、
群馬県の要綱により支給されていましたが、難病患者に対する医療費等に関する法律が制定されたこ
とに伴う関連条文の改正、それから受給者資格証の交付を郵送により行うなどの負担軽減措置を講じ
た現行の事務処理に沿って内容を改正するものという説明がございました。これらの事務処理に沿っ
ての改正内容でした。
施行日については、原則交付の日から施行ということになっておりますが、法律の施行日に合わせ
るものについては、平成27年の1月1日からの施行という形で改正文を定めるという内容説明であ
りました。
議案第90号につきましては、質疑、討論もなく、挙手全員により本件を原案のとおり可決すべき
ものと決定いたしました。
次に、議案第91号 みどり市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、市民課長より提
案理由の説明がありました。今回の改正は、健康保険法施行令、勅令と言っておりますが、これに規
定されている出産育児一時金の額が改正されることから、これに依拠している条例の一部を改正する
ものであります。
国保条例では、第5条第1項の改正となります。これは、根拠となっている勅令の規定、出産育児
一時金の金額が39万円から40万4,000円に改正されることに伴っての改正内容であります。
これまで、出産育児一時金は、本規定に基づいて一時金39万円に産科医療補償制度の掛金分3万
-336-
円を加算し、合計42万円を支給しております。この追加支給される3万円は、産科医療補償制度に
加入している医療機関等で出産した場合に支給されていますが、追加支給する金額は、みどり市国民
健康保険給付に関する規則に規定されていますので、あわせて規則の改正の手続を進めるものです。
この産科医療補償制度掛金の引き下げですが、この制度が平成21年1月に創設され増額となりま
した。これは、出産事故で子供が重い脳性麻痺になった際に補償金を支払うという内容のもので、補
償対象者数の実績が制度創設時の見込みからかなり下回ってきている状況にあり、民間損保会社の余
剰金を掛金に充当することが合意され、国は分娩医療機関が損保会社に支払う掛金を3万円から1万
6,000円に引き下げるという方針を決定した経過があるということです。
施行日については、勅令の施行日に合わせて平成27年1月1日、出産日はこの日以降という形で
の施行日となっています。この結果から、市民が医療機関に支払う出産費用については減額となりま
す。自己負担が1万4,000円減額されるという内容の説明でした。
議案第91号につきましては、質疑、討論もなく、挙手全員によって本案を原案のとおり可決すべ
きものと決定いたしました。
次に、議案第93号 みどり市学童保育所条例の一部を改正する条例について、こども課長より提
案理由の説明がありました。この条例の改正については、児童福祉法の一部改正に伴いまして、みど
り市で行っております学童保育所の利用できる対象を変更するものであります。学童保育所の利用対
象は、児童福祉法において小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童ということで規定されて
おりますが、今回の改正で小学校に就学している児童を対象にするということで、小学校6年生まで
拡大されることになりました。
また、利用者へのサービスの向上では、開所時間を従来の平日、夏季等の休業日の開所時間が午後
6時30分までとなっていたものを、保護者の勤労等の状況によっては午後7時まで30分延長でき
るものへと変更いたしました。その時間延長に伴い、利用できる30分の料金について、1日200
円、1カ月の利用料金の上限を2,000円に改正するものであります。
また、みどり市の第2親老児童館が竣工、移転したことによる住所の移転もあります。ほかには、
母子及び寡婦福祉法という条例文の文言が、これも上位法の改正により、母子及び父子並びに寡婦福
祉法に変更するという説明がありました。
議案第93号につきましては、1日当たり200円の利用料金は何に充てられるのかという質疑に
対し、指導員の人件費に充てるという答弁がありました。討論はなく、挙手全員によって本件を原案
のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第95号 指定管理者の指定について。こども課長より提案理由の説明がありました。
第2親老児童館の指定管理は、平成27年3月31日をもちまして、現在指定管理を行っているみど
り市社会福祉協議会との指定管理が終了いたします。それに伴い、平成27年4月1日から平成30
年の3月31日までの期間について、新しい指定管理の指定を行うものであります。この指定管理者
-337-
を社会福祉法人みどり市社会福祉協議会に引き続き指定管理をお願いするものです。
このみどり市社会福祉協議会については、平成22年4月1日から指定管理の指定をお願いしてい
るもので、
良好な指定管理の業務を行っていただいた経過もあり、
保護者等との信頼関係もあります。
また、児童の保育環境の急激な変化を生じさせないためにも、引き続き社会福祉法人、みどり市社会
福祉協議会を指定管理者の候補にしたいという説明がありました。
議案第95号につきましては、質疑、討論もなく、挙手全員によって、本件を原案のとおり可決す
べきものと決定いたしました。
以上が、市民福祉常任委員会に付託されました議案第90号、91号、93号、95号の4議案の
審査の経過と結果でございます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げまして、委員長報
告とさせていただきます。
○議長(古田島和茂) 以上で、委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。議案第90号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
議案第91号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
議案第93号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
-338-
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
議案第95号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
─────────────────◇─────────────────
◎日程第8 議案第96号 市道の路線認定について
○議長(古田島和茂) 日程第8、議案第96号を議題といたします。
本案は、経済建設常任委員会へ付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに阿左美守委員長から報告を求めます。
阿左美委員長。
〔経済建設常任委員長 阿左美 守議員発言〕
○経済建設常任委員長(阿左美 守) ご指名によりまして、経済建設常任委員長報告を申し上げま
す。
12月5日の本会議において、本委員会に付託されました議案第96号の審査の経過と結果をご報
告申し上げます。
去る12月9日、委員全員及び執行部出席のもと、委員会を開催し審査を行いました。議案第96
号 市道の路線認定についてです。執行部の説明では、今回開発協議に伴い、寄附による認定で笠懸
地区の3路線です。
1つ、市道笠懸2310号線は、起点笠懸町阿左美2033番地7の地先から延長69.6メート
-339-
ル、幅員6.6メートルから14.3メートルです。
2番目といたしまして、市道笠懸2311号線は、起点笠懸町阿左美3586番地1の地先から延
長63.5メートル、幅員5.5メートルから9.2メートルです。
3番目といたしまして、市道笠懸3215号線は、起点笠懸町鹿4466番地12の地先から延長
86.1メートル、幅員が6.2メートルから13.3メートルです。3路線とも土地開発に伴う新
設道路の寄附を受けたものです。
質疑、討論もなく、採決の結果、賛成全員で可決すべきものと決定いたしました。
以上が、当委員会における審査の経過並びに結果であります。どうかよろしく審議いただき、当委
員会の決定どおりご賛同いただきますようお願い申し上げまして、報告といたします。
○議長(古田島和茂) 以上で、委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
─────────────────◇─────────────────
◎日程第9 請願第24号 「『集団的自衛権行使容認の撤回』を求める意見書」を国にあげること
の採択を求める請願書について
○議長(古田島和茂) 日程第9、請願第24号 「『集団的自衛権行使容認の撤回」を求める意見
書」を国にあげることの採択を求める請願書についてを議題といたします。
本件は、総務文教常任委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに宮﨑武委員長から報告を求めます。
宮﨑委員長。
〔総務文教常任委員長 宮﨑 武議員発言〕
○総務文教常任委員長(宮﨑 武) それでは、ご指名によりまして、総務文教常任委員会に付託さ
れました請願第24号について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
12月10日、委員全員出席のもと委員会を開催し、慎重に審査を行わせていただきました。
請願第24号 「『集団的自衛権行使容認の撤回』を求める意見書」を国にあげることの採択を求
-340-
める請願書について。初めに、書記をして請願文書表を朗読をさせました。続きまして、紹介議員の
常見詔子議員がいらっしゃっておりましたので、説明を初めにいただきました。さまざま説明をいた
だく中で、説明の内容につきましては省略をさせていただきたいと思いますが、最後に委員全員から
ご意見をいただきました。請願の趣旨そのものには賛成であり、国をめぐる状況は安全保障をめぐっ
ていろいろな状況が進んでいるが、少なくても対立をあおって、そして国の安全を逆に脅かすという
ことのほうがむしろ重大であると思う。ただ、一言一句をどうかと言えば、それについては検討する
余地があるのだろうというふうに、意見書の提出については内容の審査が必要だろうということで、
このご意見につきましては、趣旨は賛同したいというご意見でございました。
また、
内容をかなりきちんと確認しなければならない部分があるのではないかというふうに思うと。
例えば容認するよう求める報告書というふうになっておりますが、諮問機関である懇談会は、期待す
るというような締めくくりであると。この中には、国民の多数の意見という部分が何をもって多数だ
か、その範疇では理解ができないと。世界の中の日本という立場、それから世界のバランス、そうい
ったものを考えていかなければならないというふうに思うと。
また、紹介議員のほうの説明の中にありましたが、個別的自衛権を認められていると、今回集団的
自衛権の憲法解釈がなしに、閣議決定で一方的に決定したという趣旨の説明があった。憲法9条につ
いても矛盾があるのではというようなご意見。また、集団的自衛権を認めようとする人とか、憲法9
条を変えようとする立場、これ以外には全く認められないというような書き方では、横暴と思わざる
を得ないような文章構成では賛同しかねるというような、個々からさまざまなご意見を頂戴をいたし
ました。
まず初めに、趣旨採択の採決を行わせていただきました。結果、挙手少数と。次に、請願を採択す
ることの採決の結果、挙手なしということでございました。よって、請願第24号は、総務文教常任
委員会として不採択とさせていただきました。
以上が、請願第24号に対する審査の経過と結果でございます。
○議長(古田島和茂) 以上で、委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
常見議員。
〔2番 常見詔子議員発言〕
○2番(常見詔子) 「『集団的自衛権行使容認の撤回』を求める意見書」を国にあげることの採択
を求める請願書についての賛成討論をいたします。
まず、集団的自衛権行使容認に対する意見書などを可決した地方議会が、10月19日までに全国
-341-
で224議会に達していることを報告させていただきます。群馬県内では、沼田市議会で市民団体か
らの請願を受け、意見書が原案どおり可決されていることを報告いたします。
安倍政権が国民の反対の声の広がりを無視して強行採決した7月1日の閣議決定は、三重の憲法違
反をしたことになります。
憲法で権力を監視する資格を与えられているのは、
主権者である国民です。
請願は、その国民から国に対して、集団的自衛権行使容認の撤廃を求める意見書を上げてほしいとい
う願いの声であります。
3つの憲法違反の第1は、憲法9条を踏みにじったことです。9条は1項で、戦争を放棄し、2項
では軍隊と交戦権、海外で戦争を遂行する手段の保持をも禁じています。日本は、みずからが侵略さ
れた場合にのみ、自衛隊が抵抗する専守防衛を国是としてきました。自国が侵略された場合、単独で
反撃することを正当化する権利が個別的自衛権です。これは、国際慣習法上、全ての独立国に認めら
れております。
一方、集団的自衛権は、同盟国を支援するために海外派兵することです。我が国では、憲法9条で
行使できないとされてきました。安倍政権の閣議決定は、乱暴な憲法違反です。
第2は、憲法改正手続を定めた96条違反です。改正手続なしに内閣が憲法解釈の変更だけで9条
を勝手に踏み越えることは明白な憲法違反になります。
第3は、憲法99条に明記された、公務員の憲法尊重、擁護義務に対する違反であります。集団的
自衛権の行使容認については、共同通信社は平成26年8月2日、3日実施した世論調査でも、賛成
31.3%、反対は60.2%と、反対の声が2倍近くにもなっています。歴代政府が憲法上許され
ないとしてきた集団的自衛権の行使容認に踏み込むことは、海外で戦争する国づくりを進めることに
なります。
安倍内閣が集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行したことで、自衛隊員やその家族から不安の声
が強まっています。自衛隊員は、入隊時に我が国の平和と独立を守るとして、事に及んでは危険をも
顧みずと宣誓までし、有事に命を投げ出す覚悟を持って入隊をしております。これまでは、事この範
囲は、憲法9条のもとで、専守防衛と災害救助に限られていました。アフガニスタン戦争でもイラク
戦争でも、自衛隊を戦闘地域に送らないという歯どめがあったのです。憲法が息子を守ってくれてい
た、それが急に自衛隊は戦闘地域に行けるというようなことになって、約束が違うという母親からの
声、アフガニスタン戦争で、戦闘地域に踏み込んだ北大西洋条約機構(NATO)軍で、米軍を除い
て亡くなった人は1,031人にも達しています。
7月15日の参議院予算委員会で、自衛隊が戦闘地域で軍事活動を行えば、攻撃の対象になるので
はないかという日本共産党の追及に対して、安倍首相は、攻撃されれば武器を使用するということを
認めております。戦後69年間、日本人は一人も戦争で人を殺したり、殺されたりしておりません。
世界の中でも誇っていい、日本に新しいお国柄がここに69年間で培われてきたのです。
日本は今、戦争か平和かの歴史的な岐路に立っています。平和を望むみどり市議会の議員の皆様、
-342-
ぜひ今回の請願、採択し、また内容として趣旨採択でも結構です。意見書を国に上げていただきたい
ことを心よりお願い申し上げまして、賛成討論とさせていただきます。
○議長(古田島和茂) ほかに討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。原案は採択を求める請願であります。本請願に対する委員長の報告は不
採択でありました。本請願を原案のとおり採択することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手少数。
よって、本請願は不採択とすることに決定しました。
─────────────────◇─────────────────
◎日程第10 請願第23号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書について
◎日程第11 請願第25号 年金積立金の被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する請
願書について
○議長(古田島和茂) 日程第10、請願第23号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願
書について、日程第11、請願第25号 年金積立金の被保険者の利益のための安全かつ確実な運用
に関する請願書についての2件を一括議題といたします。
本件は市民福祉常任委員会へ付託したものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに常見詔子委員長から報告を求めます。
常見委員長。
〔市民福祉常任委員長 常見詔子議員発言〕
○市民福祉常任委員長(常見詔子) 請願第23号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願
書につきまして、市民福祉常任委員会に付託されました審査の経過と結果をご報告させていただきま
す。
12月8日、委員全員出席のもと、慎重な審査を行いました。まず書記による請願文書の朗読を行
い、その後に紹介議員の宮﨑武議員からの請願の内容についての補足説明を受けました。請願人の代
表者は脳脊髄液減少症の患者さんであることや、病気の判定に至るまでのご苦労、治療に至る経過、
高額な治療費の問題など、さまざまな困難があることの説明をいただきました。
本請願は、これまで群馬県下12市のうち11市で採択され、意見書の提出もされているというこ
とがわかりました。質疑では、女性特有の症状であることから、患者さんが症状に苦しみ、脳脊髄液
の減少からくるということが長い間どうしてわからなかったのですかという質問や、全国からの請願
が国に上がっていくということが、全国のお医者さんにも理解していただくという大きな要因になり
ますという説明等もありました。
-343-
群馬県内に治療できる病院はありますかという質問に対しては、現在は指定されている病院はない
ですが、病気に対する認識がもっとされるといいという話、また硬膜外自家血を注入するブラッドパ
ッチという治療法があるということなどの説明も受けました。
委員からは、ぜひ採択をしてという意見が多数出ました。討論はなく、採決の結果は、挙手全員に
より、請願第23号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書については、採択すべきもの
と決定いたしました。
以上が、市民福祉常任委員会に付託されました請願の審査の経過と結果でございます。よろしくご
審議いただきますようお願い申し上げまして、委員長の報告とさせていただきます。
○議長(古田島和茂) 委員長に申し上げます。
請願第25号の年金のほうがまだ説明がなかったようなので、お願いします。
〔市民福祉常任委員長 常見詔子議員発言〕
○市民福祉常任委員長(常見詔子) すみません、もう一つの請願がありました。報告させていただ
きます。
同じように、12月の8日に市民福祉常任委員会を開催しまして、慎重な審査を行いました。お手
元にございます審査報告書にありますように、審査の結果は継続審査とさせていただくことになりま
した。
初めに、書記により請願文書の朗読を行いました。その後、委員からのご意見をいただきましたと
ころ、難しい表現があるが、ガバナンス体制とはどういうことか、ステークホルダーという意味がは
っきりわからないなどの意見があり、年金の確実な運用等についても、今後の委員会の中で紹介議員
のほうから説明をいただいてから審査をしたほうがいいのではないかという意見が出ました。
そこで、継続審査にしてはどうかという意見を伺いましたところ、挙手全員により本請願を継続審
査とするということに決定させていただきました。
以上が、市民福祉常任委員会に付託されました請願の審査報告でございます。終わります。
○議長(古田島和茂) 以上で、委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。請願第23号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本請願を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
-344-
よって、本請願は採択することに決定しました。
請願第25号について、委員長報告に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
本請願に対する委員長の報告は、継続審査でございますので、お願いいたします。
─────────────────◇─────────────────
◎日程第12 議会議案第25号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療
の推進を求める意見書の提出について
○議長(古田島和茂) 日程第12、議会議案第25号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄
液減少症の診断・治療の推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提出者の趣旨説明を求めます。
常見議員。
〔2番 常見詔子議員発言〕
○2番(常見詔子) 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書の採択を受けて、ブラッドパ
ッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書を朗読して、趣旨説明と
させていただきます。
ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書の提出につ
いて、みどり市議会会議規則第14条の規定により別紙意見書を提出する。
平成26年12月15日提出。提出者みどり市議会議員常見詔子。賛成者みどり市議会議員須永信
雄、賛成者みどり市議会議員上岡克己、賛成者みどり市議会議員田部井多市、賛成者みどり市議会議
員髙草木良江、賛成者みどり市議会議員大澤映男、賛成者みどり市議会議員須藤日米代。
ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書
脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ外傷、落下事故、暴力等、頭頸部や全身への衝撃により、
脳脊髄液が漏れ続け、頭痛、首・背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低
下等の様々な症状が複合的に発症する疾病と言われている。
医療現場においては、このような症状の原因が特定されない場合が多く、「精神的なもの」と判断
されてきた。また、この疾病に対する治療法として、ブラッドパッチ療法の有用性が認められつつも、
保険適用外であり、診断・治療基準も定まっていないため、患者本人の肉体的・精神的苦痛はもとよ
り、患者家族の苦労も計り知れないものがある。
平成23年度の厚生労働省研究班による「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」の報
告書に、「交通事故を含め外傷による脳脊髄液の漏れは決して稀ではない」と明記され、このことに
より外傷による髄液漏れはあり得ないとの医学会の常識を覆す結果となった。
さらに、脳脊髄液減少症の一部である「脳脊髄液漏出症」の画像診断基準が定められ、平成24年
-345-
5月に、治療法である硬膜外自家血注入療法(いわゆるブラッドパッチ療法)が「先進医療」として
承認され、同年7月から平成26年度の保険適用を目指し、ブラッドパッチ療法の治療基準作りが開
始された。
また、研究班による世界初といわれる脳脊髄液減少症の周辺病態の研究も並行して行われることに
なっているが、脳脊髄液減少症患者の約8割は「脳脊髄液漏出症」の診断基準には該当しないため、
脳脊髄液減少症の周辺病態の解明に大きな期待が寄せられている。
よって、国においては、以上の現状を踏まえ下記の事項について適切な措置を講じられるよう強く
要望する。
記
1.
脳脊髄液減少症の治療法を早期に確立し、
その診断やブラッドパッチ療法を含む治療に対して、
速やかに医療保険を適用すること。
2.「脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立に関する研究」を今後も継続し、「診療ガイドライン」
の早期作成とともに、周辺病態の解明を着実に行うこと。
3.交通事故やスポーツ外傷を典型的な原因とする脳脊髄液減少症の実態調査を実施し、患者・家
族に対する相談及び支援体制を確立すること。
4.ブラッドパッチ療法に関する「先進医療」認定施設を、各都道府県の拠点病院に早急に設置す
ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成26年12月15日
群馬県みどり市議会議長 古田島 和 茂
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
あて
総 務 大 臣
厚生労働大臣
以上です。
○議長(古田島和茂) これより質疑に入ります。ただいまの説明に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省
略したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。
-346-
よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。まず原案に反対の方の討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ほかに討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま意見書1件が議決されましたが、字句、その他整理を要するものにつ
きましては、その整理を議長に一任されたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。
よって、字句、その他の整理は議長に一任することに決定いたしました。
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◎日程第13 議案第110号 財産の取得について
○議長(古田島和茂) 日程第13、議案第110号 財産の取得についてを議題といたします。
朗読を省略し、直ちに執行部から提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 三輪浩史発言〕
○総務部長(三輪浩史) 議案第110号 財産の取得について提案説明を申し上げます。
本件は、
桐生市消防本部が平成24年度から行っている消防救急無線デジタル化整備事業において、
このたび、平成26年度中にデジタル化への完全移行及び導入機器の使用が確定しました。つきまし
ては、みどり市消防団が使用している無線受令機をデジタル方式に更新することに伴い、地方自治法
第96条第1項第8号及びみどり市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条
例第3条の規定により、議会の議決を求めるものです。契約方法については、7社による指名競争入
札で、落札者であるクリハラ商事株式会社を契約の相手方とし、1,836万円で契約を締結しよう
とするものです。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(古田島和茂) これより質疑に入ります。ただいまの説明に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
-347-
お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省
略したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。まず原案に反対の方の討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ほかに討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
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◎日程第14 議案第111号 新市建設計画の一部変更について
○議長(古田島和茂) 日程第14、議案第111号 新市建設計画の一部変更についてを議題とい
たします。
朗読を省略し、直ちに執行部から提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 三輪浩史発言〕
○総務部長(三輪浩史) 議案第111号 新市建設計画の一部変更について、提案説明を申し上げ
ます。
本件は、東日本大震災による被害を受けた合併市町村にかかる地方債の特例に関する法律の一部が
改正され、合併特例債を起債することのできる期間が延長されたことに伴い、新市建設計画の一部を
変更しようとするものです。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(古田島和茂) これより質疑に入ります。ただいまの説明に対しご質疑ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省
略したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
-348-
○議長(古田島和茂) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。まず原案に反対の方の討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ほかに討論ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) 討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
これより採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(古田島和茂) 挙手全員。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
─────────────────◇─────────────────
◎日程第15 閉会中の継続審査について
○議長(古田島和茂) 日程第15、閉会中の継続審査についてを議題といたします。
お諮りいたします。閉会中の委員会審査については、市民福祉常任委員長からの申し出のとおり許
可することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご異議なきものと認め、市民福祉常任委員長からの申し出のとおり閉会中の
委員会審査を許可することに決します。
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◎日程第16 閉会中の継続調査について
○議長(古田島和茂) 日程第16、閉会中の継続調査についてを議題といたします。
お諮りいたします。議会運営委員会並びに各常任委員会の閉会中の委員会調査について、各委員長
の申し出のとおり許可することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(古田島和茂) ご異議なしと認め、各委員長からの申し出のとおり閉会中の委員会調査を許
可することに決します。
─────────────────◇─────────────────
◎閉
会
○議長(古田島和茂) 以上をもちまして今定例会の議事全てを終了いたしました。
これをもって平成26年みどり市議会第4回定例会を閉会いたします。
午後0時35分閉会
-349-
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
みどり市議会議長
古 田 島
和
みどり市議会議員
須
藤
日 米 代
みどり市議会議員
金
子
實
-351-
茂