2011 年 9 月 20 日 各位 イノテック株式会社 「C2C™インターチップリンクコネクト IP、アプリケーションプロセッサーベンダとモデムベン ダの主要な 10 社にて採用と Arteris が発表」 低いレイテンシー(100ns)により、モバイルアプリケーションプロセッサーとモデムのチップが 一つの DRAM を共有できるようになり、結果として部品コスト(約 2 ドル)をセーブする事を可 能にしました。 カリフォルニア サニーベール – 2011 年 7 月 19 日 – ネットワークオンチップ(NoC)インタ ーコネクト IP ソリューションを提供している Arteris 社(本社:米国カリフォルニア州カリフ ォルニア、以下 Arteris)は、2011 年 7 月 19 日、Texas Instruments 社(本社:米国テキサス 州ダラス、以下 TI)と Arteris が共同開発した Chip to Chip Link(別称:C2C)製品がアプリ ケーションプロセッサベンダとモデムベンダの10社に採用された事を発表しました。 C2C は、携帯電話のアプリケーションプロセッサーチップとモデムチップの2つのチップでメ モリを共有する事を可能にした最初の業界スタンダード・インスタンスとなります。往復で 100ns レイテンシーを実現する C2C の接続は、モデムがアプリケーションプロセッサーの RAM を共有するのに十分な速度で、キャッシュリフィルが要求するリード帯域及び低いレイテンシー を確保する事が可能です。C2C により携帯電話メーカーはモデム専用の RAM チップを省く事 ができるようになり、携帯電話一台当たり約2ドルの部品コストを節約する事ができます。加え て、LPDDR2 の RAM を1つ削ると、2ドルを節約できる以外に、基板上(PCB)からも約 115 ㎟のスペースを削減でき、携帯電話のシステムの複雑度も低減できます。 「C2C は携帯電話のモデムとアプリケーションプロセッサーの低レイテンシー接続に対し最適 化されたソリューションとなります。C2C により、モデム専用 RAM と繋がる DDR パッドの再 利用を完全に実現できました。」と IMC(Intel Mobile Communications)GmbH の Smart Phones and RF の Division Vice President 兼 General Manager、Stefan Wolff 氏よりコメン トを頂きました。 また、次のようにも述べております:「Chip to Chip Link を利用する事により、IMC 製モデム が複数ベンダのアプリケーションプロセッサーと繋がるようになり、我々の顧客がパフォーマン スを妥協する事なしに、コストとフットプリントを節約しながらニーズにより最適な製品を選択 できるようになります。」 「アーキテクチャを分ける事が携帯電話業界に最善な環境を提供する事と我々TI は確信してお ります。我々は Arteris 社と C2C の共同作業をし、更に MIPI アライアンスに C2C の働きかけ を行い、我々の顧客がモデム接続にて優位性が持てるような分散アーキテクチャを実現できるよ うにします。結果的に、OEM 業者やエコシステムパートナーは、コスト効果があるシンモデム (thin modem)市場の成長、及びそのモデムと OMAP アプリケーションプロセッサーとの組 合わせにより利益を享受できるでしょう。」と TI 社 OMAP Platform Business Unit の Vice President 兼 General Manager、Remi El-Ouazzane 氏がコメントしております。 Intel 社と TI 社以外に、公表された C2C の契約者は、Samsung 社、LG 社、ST-Ericsson 社、 HiSilicon Technologies 社及び VIA Telecom 社となります。 「当初 C2C のユーザーは携帯電話の DRAM メモリ共有のため C2C の導入を考えていますが、 我々は、例えば LTE のような新しい標準に対して、迅速に市場の要求を満たす為、コプロセッ サ接続といった新しい使用方法を検討しております。また、少ないコスト、小さいゲートカウン ト、低いレイテンシー及び低消費電力な C2C は多数あるチップ間接続ケースに対し、理想的な ソリューションとなります。」 、と Arteris 社 President 兼 CEO、K. Charles Janac 氏がコメン トしております。 Arteris 社について Arteris, Inc. は多岐にわたるアプリケーションにて、SoC 設計の開発期間を大幅に短縮させる ための Network-on-Chip インターコネクト IP 及びツールを提供しております。IC、SoC や FPGA を対象として、低消費電力、高い性能、より効果的なデザイン再利用、及び開発期間の 短縮を実現します。 ネットワークのエキスパート技術者によって設立され、最初の商用化されたネットワークオンチ ップ IP 製品を提供する Arteris 社は、米国カリフォルニア州サニーベールに本社を、フランス のパリに開発拠点を置き、世界で活動をしております。Arteris 社は ARM Holdings、Crescendo Ventures,、DoCoMo Capital、Qualcomm Incorporated、Synopsys、TVM Capital、Ventech 等国際投資グループにより出資を受けている非上場企業です。更に詳細の情報については以下の URL をご参照下さい:www.arteris.com Arteirs、FlexNoC および Arteris のロゴは Arteris 社の登録商標です。C2C™ 及び Chip to Chip Link ™は Texas Instruments, Incorporated の登録商標です。その他の製品もしくはサービス 名全てはそれぞれの所有者の資産です。 詳しい情報のお問い合わせ先 イノテック株式会社 IC ソリューション本部 CDS プロダクト営業部 PS1 グループ Arteris 担当 TEL:045-474-2293 FAX:045-474-2395 E-Mail:[email protected]
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