【タイトル】 まるでジブリの世界、尾道「坂カフェ」めぐり 【ネーム】 坂のまち

【タイトル】
まるでジブリの世界、尾道「坂カフェ」めぐり
【ネーム】
坂のまち、猫のまち、文学のまち、カフェのまち(※例えは3つで OK)……。瀬戸内海に面した小さ
な港町ながらも様々な魅力をあわせもつ広島県、尾道市。数多くの名所が存在する魅力あふれる
(※前の文章にも登場する表現は避けましょう)エリアですが、一番の見どころはなんといっても千
光寺山の坂道の数々です(※体言止めの連続は避けましょう)。古い石畳が美しい千光寺参道、
猫にまつわるスポットが点在する猫の細道、尾道ゆかりの文人の足跡をたどる文学の小道。それ
ぞれ魅力があって全てまわってみたくなりますまわりたくなります。
しかし、山頂までつづく坂道をずっとのぼりつづけるのは少し大変かも。そんな時にぜひ訪れたい
のが、(※文章が長くなりそうであれば、息継ぎのタイミングで読点を入れましょう)坂道の途中に
並ぶ古民家を利用したユニークで可愛いなカフェ。お店が一面のツタに覆われていたり、入り口の
雰囲気がちょっと妖しくかったり(※~たりは、2つ続けてください。例:飛んだり跳ねたり)、まるで
ジブリの世界に迷い込んだかのような素敵なカフェがたくさんあります。
坂歩きの疲れを癒してくれる美味しい一杯と、ゆったりした時間の流れる空間につい長居してみた
くなってしまうしたくなる古民家カフェ。尾道が「カフェのまち」となる日も近い!?
総評
細やかな視点での描写が素敵な原稿です。町の紹介から、カフェの紹介に持ってくる流れも美し
いです。あとは今回赤を入れたような、ちょっとした表現のみ気をつけてください。
■タイトル
和めぐり、代官山(※もう少しリズミカルに 例:散歩で和めぐり、代官山)
■ネーム
代官屋敷があったから、代官が管理している山だったから、など諸説が入り交じりその地名の由
来がハッキリしない代官山。1980 年代前半まではひなびた街並と言われていたこのエリアである
が、2000 年に集合住宅・店舗・オフィスからなる複合施設がオープンすると、原宿・表参道に次ぐ
先進的で洗練されたお洒落なファッションエリアへと進化を遂げた。それがゆえに現在では有名ブ
ランドの旗艦店やコンセプトショップ、真新しい複合商業施設などを目にしたかと思えばのほか(※
長い単語がたくさん続く時には、その他の文章はできるだけシンプルに)、個性的な小さなお店も
いくつか見つけられる。
そしてしかし(※前の内容を否定する際には、しかし、たが、といった言葉を使いましょう)代官山
は、先進的で真新しいだけではない。新旧、大小など真逆の文化や価値観が入り交じり、現代的
な「洋」だけでなく、地名にふさわしい「和」も存在する。
自然や古きものから美を見出し、愛してきた日本人。その日本人の美意識を、「和」と呼ぶのかも
しれない(※良い文章ですが、少し唐突に出てきます。「和」の具体例が欲しいところです)。そして
真逆が入り交じりながらも落ち着いたこの街を歩くほどに、和の本質とは美を愛する心にあるだけ
でなく、調和することにある、と思えてくる(※この理由もほしいところです)。
総評
しっかりと調査された深みのある原稿ですが、終盤は急いでいる印象が残ります。1L 目から 4L
目の内容を、もったいなく感じますが少しシャープにし、後半にゆとりを持たせるともっと素敵な原
稿になりますよ。