第53回 「外国人雇用の注意点 ~ビザとは~」

平成 28 年 10 月 25 日
外国人雇用の注意点
~ビザとは~
大村行政書士事務所
代表行政書士 大村名剛(李名剛)
1. はじめに
少子高齢化や経済のグローバル化が進行する中で、日本経済の活性化や国際競争
力を高めていくために高度外国人材を活用していくことは国家戦略1としても進めら
れているところですが、日本国内での採用・国外での採用を問わず、外国人材を雇
用する場合には特別な配慮が必要とされます。在留資格(ビザ)や社会保険・税の問
題、そしてそれらに係る罰則規定など。例えば、海外で採用したけれどビザが取得
できず入国が出来なかったという事例もあります。
本稿では数ある外国人材に係る法的論点の中から、在留資格(ビザ)の申請手続きに
ついて、許認可実務に携わる行政書士としての立場から、海外にいる外国人を呼び
寄せる手続き(在留資格認定証明書交付申請)とその注意点に焦点を絞ってご説明
いたします。
2. 査証と在留資格の違い
日本に滞在するためには、一般に「ビザ」が必要と考えられていますが、外国人
が日本に在留・就労等をするために必要な資格を、正確には「在留資格」と呼びま
す。ビザ=在留資格と誤認されがちですが、本来「ビザ」とは「査証」を指す言葉
であり、
「査証」と「在留資格」はその用途や意味が異なります。
「査証」は、査証発給機関(日本国領事)が入国審査官に対し「当該外国人は日
本へ入国しても問題ないと判断した」ことを示す推薦文書であり、上陸手続きに必
要なもの(入国申請を行うための要件の一つ)です。あくまでも推薦文書に過ぎな
いので、
「上陸許可2」が保障される訳ではなく、日本での滞在を許可するためのも
のではありません。これに対し、日本に滞在し活動するための資格が「在留資格」
であり、要件を充足する外国人に対し法務大臣が付与します。
1
平成 28 年 6 月 2 日「日本再興戦略 2016」では、
「日本版高度外国人材グリーンカード」の創設や外国
人留学生、海外留学生の日本企業への就職支援強化等が盛り込まれています。
2 入国審査官は、日本に上陸しようとする外国人に対して、
「出入国管理及び難民認定法(昭和 26 年
10 月 4 日政令第 319 号)
」に定める上陸のための要件を満たしているかを審査します。なお査証は空
港で上陸の許可を得れば用済み・以後無効となります。
1
本稿では出来る限り分かりやすく説明するため、
「ビザ=在留資格の意味」として
記述していますが、実務に携われるご担当様は混同されないようご注意ください。
3. 在留資格とその類型
外国人が日本国内で活動を行うには、適法な在留資格が必要です。
在留資格とは、外国人が日本に入国・在留して行うことのできる活動等を類型化
したもので、詳細は出入国管理及び難民認定法(昭和 26 年 10 月 4 日政令第 319
号)とその下位命令により規定されています。現在は計 27 種類の在留資格が定めら
れており、大きく「活動に基づく在留資格」と「身分又は地位に基づく在留資格」
に分けられます。
外国人は、規定された在留資格のいずれかに該当していないと日本で活動するこ
とができません。また、日本に在留する外国人は、自分の在留資格の許容する活動
範囲を超えたり、活動内容を勝手に変更して、収入を伴う事業を運営したり報酬を
伴う活動を行うことは認められません。
各在留資格の詳細については、別紙【在留資格一覧表】をご参照ください。
4. 在留資格の選択と申請手続き
海外にいる外国人を日本に呼び寄せる手続きを、正式には「在留資格認定証明書
交付申請3」と呼び、入国管理局に対し申請を行います。申請にあたっては、まず在
留資格(申請するビザの種類)を選択しなければなりませんが、在留資格の選択に
ついては、
「該当性」と「要件」が重要なポイントとなります。
「該当性」とは、外国人が日本において行う活動が、予め用意された 27 種類の在
留資格の活動に該当するか否かです。例えば、エンジニアやマーケティング業務従
事者のための在留資格である「技術・人文知識・国際業務」の活動は、下記のよう
に定められています。
4本邦の公私の機関との契約に基づいて行う理学,工学その他の自然科学の分野(注
1)若しくは法律学,経済学,社会学その他の人文科学の分野(注2)に属する技術若
しくは知識を要する業務 又は 外国の文化に基盤を有する思考若しくは感受性を必
要とする業務に従事する活動
(一の表の教授の項,芸術の項及び報道の項の下欄に掲
げる活動並びにこの表の経営・管理項から教育の項まで,企業内転勤の項及び興行の
項の下欄に掲げる活動を除く。
)
3
法務省 出入国管理及び難民認定法関係手続「在留資格認定証明書交付申請」
4
出所:出入国管理及び難民認定法(昭和 26 年 10 月 4 日政令第 319 号)別表第一の二
http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-1.html
2
(注1) 自然科学の代表的なものは、以下のとおり。
数理科学、物理科学、化学、生物科学、人類学、地質科学、地理学、地球物理学、科学教育、統
計学、情報学、核科学、基礎工学、応用物理学、機械工学、電気工学、電子工学、情報工学、土
木工学、建築学、金属工学、応用化学、資源開発工学、造船学、計測・制御工学、化学工学、航空
宇宙工学、原子力工学、経営工学、農学、農芸化学、林学、水産学、農業経済学、般業工学、畜
産学、獣医学、蚕糸学、家政学、地域農学、農業総合科学、生理科学、病理科学、内科系科学、
外科系科学、社会医学、歯科学、薬科学
(注2) 人文科学の代表的なものは、以下のとおり。
語学、文学、哲学、教育学(体育学を含む)
、心理学、社会学、歴史学、地域研究、基礎法学、公
法学、国際関係法学、民事法学、刑事法学、社会法学、政治学、経済理論、経済政策.国際経済、
経済史、財政学・金融論.商学、経営学、会計学、経済統計学
この場合、外国人が従事する業務の内容が、
「本邦の公私の機関との契約に基づい
て行う理学、工学その他の自然科学の分野若しくは法律学、経済学、社会学その他
の人文科学の分野に属する技術若しくは知識を要する業務」又は「外国の文化に基
盤を有する思考若しくは感受性を必要とする業務」いずれにも該当していなけれ
ば、
「在留資格該当性がない」として「技術・人文知識・国際業務」のビザは許可さ
れません。
また「要件」とは、在留資格を申請する上でクリアしなければならない条件をい
います。例えば、エンジニアやマーケティング業務従事者のための在留資格である
「技術・人文知識・国際業務」の場合には、下記のような基準があります。
●基準第1号
5
申請人が自然科学又は人文科学の分野に属する技術又は知識を必要とする業務に従事
しようとする場合は,従事しようとする業務について,次のいずれかに該当し,これに必
要な技術又は知識を修得していること。ただし、申請人が情報処理に関する技術又は知
識を要する業務に従事しようとする場合で,法務大臣が告示をもって定める情報処理技
術に関する試験に合格し又は法務大臣が告示をもって定める情報処理技術に関する資
格を有しているときは、この限りでない。
イ : 当該技術若しくは知識に関連する科目を専攻して大学を卒業し,又はこれ
と同等以上の教育を受けたこと。
ロ : 当該技術又は知識に関連する科目を専攻して本邦の専修学校の専門課程
を修了(当該修了に関し法務大臣が告示をもって定める要件に該当する場
合に限る。
)したこと。
ハ : 十年以上の実務経験(大学,高等専門学校,高等学校,中等教育学校の後期
課程又は専修学校の専門課程において当該技術又は知識に係る科目を専
攻した期間を含む。)を有すること。
5
出所:出入国管理及び難民認定法第七条第一項第二号の基準を定める省令(平成 2 年 5 月 24 日法務省令第 16 号)
3
●基準第2号
申請人が外国の文化に基盤を有する思考又は感受性を必要とする業務に従事しよう
とする場合は,次のいずれにも該当していること。
イ : 翻訳,通訳,語学の指導,広報,宣伝又は海外取引業務,服飾若しくは室内装飾
に係るデザイン,商品開発その他これらに類似する業務に従事すること。
ロ : 従事しようとする業務に関連する業務について三年以上の実務経験を有す
ること。ただし,大学を卒業した者が翻訳,通訳又は語学の指導に係る業務
に従事する場合は,この限りではない。
●基準第3号
日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受けること。
「技術・人文知識・国際業務」の場合には、いずれの基準にも該当している必要
があり、審査の結果、要件を満たさないと判断されれば「技術・人文知識・国際業
務」のビザは許可されません。
申請に際しては、これら在留資格該当性があること、基準適合性があることを立証
するための資料を添付する必要がありますが、審査の結果、無事に許可されれば「在
留資格認定証明書(Certificate of Eligibility)
」が交付されます。これは当該外国人
が日本において行おうとする活動が上陸のための条件に適合しているかどうかにつ
いて審査を行い、適合すると認められる場合に法務大臣により交付される証明書で
すが、この「在留資格認定証明書」を在外日本公館に提示して査証の申請を行うこと
により、迅速な査証の発給を受けることができ、外国人の速やかな日本へ上陸が実現
されます。
5. 終わりに
日本に在留する外国人の数は近年急増しており、もはや "人材" としてだけでなく
"国家の準構成員" として、社会システムにおいて広範な分野で機能しています。
しかしながら、税や社会保障の問題、文化の違いによる休暇や人事考課制度での
トラブルなど、課題がますます高度化・複雑化していく国際社会のなかで、単純な
知識不足や思い込みによって不首尾に終わる企業も少なくありません。
外国人雇用に係る論点は多岐にわたりますが、なかでも在留資格はその最たるも
のであり主幹となるものです。今回の論点以外にも、在留期限や就労制限、一時帰
国の問題や婚姻等による身分変動、帰化・永住、
「不法就労助長罪」等の使用者側の
罰則など多くの解決すべき課題があり、外国人材を活用される企業においては、さ
らなるコンプライアンスの実践が求められています。
以上
4
別紙
【在留資格一覧表(活動に基づく在留資格)
】
在留資格6
外交
本邦において行うことができる活動7
該当例
在留期間8
日本国政府が接受する外国政府の外交
外国政府の大
外交活動の
使節団若しくは領事機関の構成員,条約
使,公使,総領
期間
若しくは国際慣行により外交使節と同
事,代表団構
様の特権及び免除を受ける者又はこれ
成員等及びそ
らの者と同一の世帯に属する家族の構
の家族
成員としての活動
公用
日本国政府の承認した外国政府若しく
外国政府の大
5年,3年,
は国際機関の公務に従事する者又はそ
使館・領事館
1年,3月,
の者と同一の世帯に属する家族の構成
の職員,国際
30日又は
員としての活動(この表の外交の項に掲
機関等から公
15日
げる活動を除く。
)
の用務で派遣
される者等及
びその家族
教授
芸術
本邦の大学若しくはこれに準ずる機関
大学教授等
又は高等専門学校において研究,研究の
1年又は3
指導又は教育をする活動
月
収入を伴う音楽,美術,文学その他の芸
作曲家,画家, 5年,3年,
術上の活動(この表の興行の項に掲げる
著述家等
活動を除く。
)
宗教
報道
高度専門職
5年,3年,
1年又は3
月
外国の宗教団体により本邦に派遣され
外国の宗教団
5年,3年,
た宗教家の行う布教その他の宗教上の
体から派遣さ
1年又は3
活動
れる宣教師等
月
外国の報道機関との契約に基づいて行
外国の報道機
5年,3年,
う取材その他の報道上の活動
関の記者,カ
1年又は3
メラマン
月
1号
ポイント制に
1号は5
高度の専門的な能力を有する人材とし
よる高度人材
年,2号は
て法務省令で定める基準に適合する者
無期限
が行う次のイからハまでのいずれかに
該当する活動であって,我が国の学術研
6
7
8
出所:出入国管理及び難民認定法(昭和 26 年 10 月 4 日政令第 319 号)別表第一の一から五
出所:出入国管理及び難民認定法(昭和 26 年 10 月 4 日政令第 319 号)別表第一の一から五
出所:出入国管理及び難民認定法施行規則(昭和 56 年法務省令第 54 号)別表第二
5
究又は経済の発展に寄与することが見
込まれるもの
イ
法務大臣が指定する本邦の公私
の機関との契約に基づいて研究,
研究の指導若しくは教育をする
活動又は当該活動と併せて当該
活動と関連する事業を自ら経営
し若しくは当該機関以外の本邦
の公私の機関との契約に基づい
て研究,研究の指導若しくは教育
をする活動
ロ
法務大臣が指定する本邦の公私
の機関との契約に基づいて自然
科学若しくは人文科学の分野に
属する知識若しくは技術を要す
る業務に従事する活動又は当該
活動と併せて当該活動と関連す
る事業を自ら経営する活動
ハ
法務大臣が指定する本邦の公私
の機関において貿易その他の事
業の経営を行い若しくは当該事
業の管理に従事する活動又は当
該活動と併せて当該活動と関連
する事業を自ら経営する活動
2号
1号に掲げる活動を行った者であって,
その在留が我が国の利益に資するもの
として法務省令で定める基準に適合す
るものが行う次に掲げる活動
イ
本邦の公私の機関との契約に基
づいて研究,研究の指導又は教育
をする活動
ロ
本邦の公私の機関との契約に基
づいて自然科学又は人文科学の
分野に属する知識又は技術を要
する業務に従事する活動
6
ハ
本邦の公私の機関において貿易
その他の事業の経営を行い又は
当該事業の管理に従事する活動
ニ
2号イからハまでのいずれかの
活動と併せて行うこの表の教授,
芸術,宗教,報道,法律・会計業
務,医療,教育,技術・人文知識・
国際業務,興行,技能の項に掲げ
る活動(2号のイからハまでのい
ずれかに該当する活動を除く。
)
経営・管理
本邦において貿易その他の事業の経営
企業等の経営
5年,3年,
を行い又は当該事業の管理に従事する
者・管理者
1年,4月
活動(この表の法律・会計業務の項に掲
又は3月
げる資格を有しなければ法律上行うこ
とができないこととされている事業の
経営又は管理に従事する活動を除く。)
法律・会計
外国法事務弁護士,外国公認会計士その
弁護士,公認
5年,3年,
業務
他法律上資格を有する者が行うことと
会計士等
1年又は3
されている法律又は会計に係る業務に
月
従事する活動
医療
医師,歯科医師その他法律上資格を有す
医師,歯科医
5年,3年,
る者が行うこととされている医療に係
師,看護師
1年又は3
る業務に従事する活動
研究
教育
月
本邦の公私の機関との契約に基づいて
政府関係機関
5年,3年,
研究を行う業務に従事する活動(この表
や私企業等の
1年又は3
の教授の項に掲げる活動を除く。)
研究者
月
本邦の小学校,中学校,義務教育学校, 中学校・高等
5年,3年,
高等学校,中等教育学校,特別支援学校, 学校等の語学
1年又は3
専修学校又は各種学校若しくは設備及
教師等
月
5年,3年,
び編制に関してこれに準ずる教育機関
において語学教育その他の教育をする
活動
技術・人文
本邦の公私の機関との契約に基づいて
機械工学等の
知識・国際
行う理学,工学その他の自然科学の分野
技術者,通訳, 1年又は3
業務
若しくは法律学,経済学,社会学 その他
デザイナー,
の人文科学の分野に属する技術若しく
私企業の語学
7
月
は知識を要する業務又は外国の文化に
教師,マーケ
基盤を有する思考若しくは感受性を必
ティング業務
要とする業務に従事する活動(この表の
従事者等
教授,芸術,報道,経営・管理,法律・
会計業務,医療,研究,教育,企業内転
勤,興行の項に掲げる活動を除く。
)
企業内転勤
本邦に本店,支店その他の事業所のある
外国の事業所
5年,3年,
公私の機関の外国にある事業所の職員
からの転勤者
1年又は3
が本邦にある事業所に期間を定めて転
月
勤して当該事業所において行うこの表
の技術・人文知識・国際業務の項に掲げ
る活動
興行
演劇,演芸,演奏,スポ―ツ等の興行に
俳優,歌手,ダ
3年,1年,
係る活動又はその他の芸能活動(この表
ンサー,プロ
6月,3月
の経営・管理の項に掲げる活動を除く。) スポーツ選手
又は15日
等
技能
本邦の公私の機関との契約に基づいて
外国料理の調
5年,3年,
行う産業上の特殊な分野に属する熟練
理師,スポー
1年又は3
した技能を要する業務に従事する活動
ツ指導者,航
月
空機の操縦者,
貴金属等の加
工職人等
技能実習
1号
イ
技能実習生
1年,6月
本邦の公私の機関の外国にある
又は法務大
事業所の職員又は本邦の公私の
臣が個々に
機関と法務省令で定める事業上
指定する期
の関係を有する外国の公私の機
間(1年を
関の外国にある事業所の職員が
超えない範
これらの本邦の公私の機関との
囲)
雇用契約に基づいて当該機関の
本邦にある事業所の業務に従事
して行う技能等の修得をする活
動(これらの職員がこれらの本邦
の 公私の機関の本邦にある事業
所に受け入れられて行う当該活
動に必要な知識の修得をする活
8
動を含む。
)
ロ
法務省令で定める要件に適合す
る営利を目的としない団体によ
り受け入れられて行う知識の修
得及び当該団体の策定した計画
に基づき,当該団体の責任及び監
理の下に本邦の公私の機関との
雇用契約に基づいて当該機関の
業務に従事して行う技能等の修
得をする活動
2号
イ
1号イに掲げる活動に従事して
技能等を修得した者が,当該技能
等に習熟するため,法務大臣が指
定する本邦の公私の機関との雇
用契約に基づいて当該機関にお
いて当該技能等を要する業務に
従事する活動
ロ
1号ロに掲げる活動に従事して
技能等を修得した者が,当該技能
等に習熟するため,法務大臣が指
定する本邦の公私の機関との雇
用契約に基づいて当該機関 にお
いて当該技能等を要する業務に
従事する活動(法務省令で定める
要件に適合する営利を目的とし
ない団体の責任及び監理の下に
当該業務に従事するものに限
る。
)
文化活動
収入を伴わない学術上若しくは芸術上
日本文化の研
3年,1年,
の活動又は我が国特有の文化若しくは
究者等
6月又は3
技芸について専門的な研究を行い若し
月
くは専門家の指導を受けてこれを修得
する活動(この表の留学,研修の項に掲
げる活動を除く。
)
短期滞在
本邦に短期間滞在して行う観光,保養, 観光客,会議
9
90日若し
スポ―ツ,親族の訪問,見学,講習又は
参加者等
くは30日
会合への参加,業務連絡その他これらに
又は15日
類似する活動
以内の日を
単位とする
期間
留学
本邦の大学,高等専門学校,高等学校(中
大学,短期大
4年3月,
等教育学校の後期課程を含む。)若しく
学,高等専門
4年,3年
は特別支援学校の高等部,中学校(義務
学校,高等学
3月,3年,
教育学校の後期過程及び中等教育学校
校,中学校及
2年3月,
の前期課程を含む。)若しくは特別支援
び小学校等の
2年,1年
学校の中学部,小学校(義務教育学校の
学生・生徒
3月,1年,
前期過程を含む。)若しくは特別支援学
6月又は3
校の小学部,専修学校若しくは各種学校
月
又は設備及び編制 に関してこれらに準
ずる機関において教育を受ける活動
研修
本邦の公私の機関により受け入れられ
研修生
て行う技能等の修得をする活動(この表
1年,6月
又は3月
の技能実習1号,留学の項に掲げる活動
を除く。
)
家族滞在
この表の教授から文化活動までの在留
在留外国人が
5年,4年
資格をもって在留する者(技能実習を除
扶養する配偶
3月,4年,
く。)又はこの表の留学の在留資格をも
者・子
3年3月,
って在留する者の扶養を受ける配偶者
3年,2年
又は子として行う日常的な活動
3月,2年,
1年3月,
1年,6月
又は3月
特定活動
法務大臣が個々の外国人について特に
外交官等の家
5年,3年,
指定する活動
事使用人,ワ
1年,6月,
ーキング・ホ
3月又は法
リデー,経済
務大臣が
連携協定に基
個々に指定
づく外国人看
する期間
護師・介護福
(5年を超
祉士候補者等
えない範
囲)
10
【在留資格一覧表(身分又は地位に基づく在留資格)
】
在留資格9
永住者
本邦において有する身分又は地位10
法務大臣が永住を認める者
該当例
法務大臣から
在留期間11
無期限
永住の許可を
受けた者(入
管特例法の
「特別永住
者」を除く。)
日本人の配
日本人の配偶者若しくは特別養子又は
日本人の配偶
5年,3年,
偶者等
日本人の子として出生した者
者・子・特別養
1年又は6
子
月
永住者の配
永住者等の配偶者又は永住者等の子と
永住者・特別
5年,3年,
偶者等
して本邦で出生しその後引き続き本邦
永住者の配偶
1年又は6
に在留している者
者及び本邦で
月
出生し引き続
き在留してい
る子
定住者
法務大臣が特別な理由を考慮し一定の
第三国定住難
5年,3年,
在留期間を指定して居住を認める者
民,日系3世, 1年,6月
中国残留邦人
又は法務大
等
臣が個々に
指定する期
間(5年を
超えない範
囲)
9
出所:出入国管理及び難民認定法(昭和 26 年 10 月 4 日政令第 319 号)別表第二
出所:出入国管理及び難民認定法(昭和 26 年 10 月 4 日政令第 319 号)別表第二
11 出入国管理及び難民認定法施行規則(昭和 56 年法務省令第 54 号)別表第二
10
11
<問い合わせ先>
大村行政書士事務所 代表
特定行政書士・申請取次行政書士 大村名剛(李名剛)
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 7-2-6 西新宿 K-1 ビル 4 階
TEL:03-6890-1447
FAX:03-6890-1158
E-MAIL:[email protected]
URL:https://omuraoffice.jp
在日コリアン3世。
外国人ビザや対日投資、渉外戸籍事務などを専門に扱う。
掲載日:2016 年 11 月 9 日
12