断熱材比較

断熱材比較
1 断熱材の種類
①グラスウール 繊維系の断熱材
耐火性が高い メンテナンスフリー 安価 吸音性がある 白蟻に強い
断熱材の脱落に注意が必要 吸湿しない対策が必要 気密施工に細心の注意が必要
ポイント1 熱伝導率が高いほど断熱性能が高い商品といえます。
例えば、0.050W/m・K(10K) 1,430円から2,650円/坪(設計価格)
0. 038W/m・K(24K) 5,200円から6,200円/坪(設計価格)
ポイント2 同じグラスウールでも性能によって3倍近く⾦額の違いがあります。
ポイント3 さらに薄く軽い、ハイグレードグラスウール(高性能グラスウール)という商品もあります。
ポイント4 天井には、吹込みグラスウールという商品もあります。
②ロックウール 繊維系の断熱材
リサイクル可能商品 耐火性能が高い 耐水性が高い 安価
断熱材の脱落に注意が必要
グラスウールとロックウールとの比較
価格
ロックウールが少し高い
性能
ロックウールが少し高い
撥水性 ロックウールが高い
耐火性 ロックウールが少し高い
吸音性 ロックウールが少し高い
ポイント3 性能が高いが価格もロックウールの方が高い
③ セルロスファイバー
隙間なく施工できる 湿度を調整できる 防音性能に優れる
価格が高い リフォームがしにくい
④ 羊毛
アレルギーなどの心配が少ない 湿度調整ができる 吸音効果がある 再利⽤できる
価格が非常に高い 劣化しにくい 白蟻に強い
⑤ 押出法ポリスチレンフォーム(XPS) 発砲プラスチック系断熱材
断熱性能が高い 吸湿しにくい 施工性が高い
⑥ フォーム(EPS)
断熱性能が高い 性能低下が低い 吸湿しにくい 比較的安価
繊維系より価格が高い 熱に弱い 傷つきやすい
⑦ 硬質ウレタンフォーム(ボード)
断熱性能が高い 衝撃に強い
繊維系より価格が高い 性能低下が大きい 施工性がよくない
アキレスボードなど
⑧ フェノールフォーム
断熱性が高い 耐火性に優れる 経年劣化が⼩さい
高価 耐衝撃性に弱い 吸湿性、吸水性がやや劣る
ネオマフォームなど
2 断熱の工法
① 外張り断熱
構造躯体が⻑持ち 気密がとりやすい 施工精度が高い 気密性能が⻑持ち
施工業者が限られる
② 充填断熱
厚い断熱材を使⽤できる 繊維系の断熱材でコストダウンし易い
気密がとりづらい