2280Sシリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源

2280Sシリーズの特⻑:アイコンベースのメニューとグラフィカル表⽰で、
回路の安定性モニタ実施に要する時間と労⼒をセーブ
回路の信頼性試験では、⼀般的に、サンプル回路に⻑時間ストレスを加え、そのストレスによるドリフトまたは変動をモニタします。設計エンジ
ニアはパラメータを設定し、テストを⻑時間実⾏し、そのトレンドを観測して回路の安定度を把握します。
ケースレーの2280Sシリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源は、⾼解像度、グラフィック・アイコンベースの表⽰機能を備えており、メニュー
を簡単に操作し、テストに必要なすべてのパラメータをすばやく設定することができます。迅速に測定し、内部メモリ・バッファに最⼤25,00個の
データを保存できます。データは、トレンド・プロットまたは表形式で表⽰でき、前⾯パネルのUSBポートに差し込んだUSBメモリにCSVファイルと
して簡単に保存できます。
2280Sシリーズは、電圧、電流、あるいはその両⽅の波形を表⽰するだけでなく、保存した波形の統計値も計算できます。統計値には、平
均値、最⼤値、最⼩値、ピーク・ピーク値、標準偏差が含まれています。2280Sシリーズ電源にはプロット機能が内蔵されているため、電源を
操作してデータを取込むためのソフトウェアを開発することなく、簡単にデータを収集できます。
2280Sシリーズ内蔵のグラフ機能により、負荷電流をモニタできる。最
⼤2,500個のデータが保存でき、統計値はグラフ上に⾃動的に表⽰で
きるため、すばやく、簡単に結果を解析できる
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© 2013 Keithley Instruments, Inc.
2280Sシリーズの特⻑:
リスト・モードでデバイスの動作レンジにおける性能検証がシンプルに
エンジニアは、すべての動作電圧レベルで設計をテストするか、電圧変化に対し
て設計がどのように応答するかを調べる必要があります。しかし、この種のテスト
では、デバイスの動作レンジの範囲内/範囲外のレベルでデバイスに印加する
には複雑な波形設定が必要になるため、従来の電源ではこのようなテストを実
⾏するのは難しい作業でした。
ケースレーの2280シリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源には、⾃動
テストの⼿順を簡単にするための、リスト・モード機能が内蔵されています。
最⼤99ポイントの電圧によるシーケンス電圧レベルが設定可能
リストの各ポイントで電流リミットを設定可能
リストの各ポイントの時間間隔が設定可能(最⼩1ms、最⼤60s)
計測器の内蔵不揮発性メモリに最⾼9シーケンス・リストが保存可能
前⾯パネルから、またはリモート制御により、シンプルなリニア・ランプまたは独
⾃の設定が可能
• 1つのトリガで、リストを⾃動的に1回または複数回実⾏
• 各電圧レベルで1回または複数回の電流測定を実⾏
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2280Sシリーズのリスト・モードを使⽤してさまざまな出⼒電圧レベ
ルのテストを作成した例。USBメモリを使⽤してリストのダウンロード
も可能
リスト・モードでは、以下のテストが簡単に実⾏できます。
• 最⼤電圧より数パーセント⼤きな電圧におけるデバイスの動作
• 最⼩電圧より数パーセント⼩さな電圧におけるデバイスの動作
• 規定の範囲にわたったデバイス動作の特性評価
• デバイスが異なったステートになった場合の動作範囲内で性能検証
• ⼤きな電圧スイングに対するデバイスの応答
リスト・モードでは、プログラムされた順序にしたがって⾃動的にステ
ップ電圧を出⼒する。2280Sシリーズでは、出⼒は内蔵のグラフ機
能で表⽰される
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2280Sシリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源
単なる低ノイズ電源ではありません
ケースレーの2280Sシリーズは、安定した低ノイズ電圧が印加
できるだけでなく、アンペア・レベルから100nAまでの広いダイナミ
ック・レンジの負荷電流をモニタすることができます。2280S32-6型は最⼤32V、6Aが、2280S-60-3型は最⼤60V、
3.2Aが出⼒できます。
⾼解像度カラー・ディスプレイ、ソフトキー・ボタン、ナビゲーション
・ホイールを組み合せることにより、優れたユーザ・インタフェースを
実現しており、機器のセットアップや操作が簡単に⾏えます。内
蔵のプロット機能によりドリフトなどのトレンドをモニタすることもで
きます。作業ベンチでも、⾃動試験システムでも柔軟に使⽤で
き、リスト・モード、トリガ、その他の速度機能により、⾃動試験
などのアプリケーションにおいてもテスト時間が短縮できます。
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