120806-Snipping tool の使い方-V1.0 本 本資料は、デスクトップ上に表示されたいろいろな画像を任意の領域を切り取って画像形式のファイル に変換できる「Snipping Tool」(スニッピングツール)の基本的な使い方を事例に沿って述べたものです。 <備考>Snipping Tool は、Windows 1. Vista(pre)以降に標準搭載、以前のバージョンでは「Prt Sc」キーを使用。 「Snipping Tool」の概要 本資料の目的は、ワードの初級講座を学習した方がその応用として“年賀状や暑中・残暑見舞い はがき”を作成し、電子掲示板に投稿し披露するケースなどを想定してその方法に限定し述べています。 尚、パソコン操作について質問したい時などデスクトップに表示された内容を全画面切り取り、メール に添付したり、掲示板にアップするなどの利用も可能です。 電子掲示板に投稿できるファイルの形式は、画像ファイル(gif,png,jpg,bmp)に限定され、ワード等で 作成したファイル(doc)は直接投稿不可能であることからその手段としてデスクトップに表示された画面 を「Snipping Tool」で画像として切り取り(キャプチャー)して、投稿する方法あります。 本資料では、事例としてワードで作 成した“残暑見舞いはがき”文章を画像 ファイル(本項ではjpg)に変換する方 法について具体的に説明しています。 尚、この方法は、ワード文章のみなら ず、デスクトップに表示される画像なら 同様にキャプチャ-し画像ファイル(jpg 形式等:一般の写真と同じファイル形式) として取り込むことができます。 2. Snipping tool の基本機能 本ツールを使う前に、ツールの基本的な機能を理解しておくことにしましょう。 2.1 「切り取り」形式の選択 一般的な利用としては、パソコンの画面に表示された 選択 画面を画像の使用目的に最適な“切り取り方法」を選択 した後にキャプチヤー(切り取り)します。 先ず、「snipping tool」を起動し、▼にて選択し、4種 類の中からどの方法で“領域を切り取り”をするかを選び ます。 それぞれの“切り取り”の概要は次の通りです。 1 この中から 選択 120806-Snipping tool の使い方-V1.0 自由形式の領域切り取り(F) 表示された画像の中から必要部分のみ“輪郭”をなぞりながら自由な領 域で切り取る事ができます。背景など不要な部分を除きたい時などに使用 します。 四角形の領域切り取り(R) 表示された画像の中から必要な部分のみ矩形に切り取る事ができま す。 外枠は直線で切り取られ説明資料などの部分説明用に利用できま す。この場合、ワード文書画面で「挿入」→「図」の操作で挿入できます。 高画質(メモリー容量大)で撮影した写真をワードや掲示板に掲示する際、 この方法なら、ファイルも圧縮される為メモリ制限にも対処できます。 ウインドウの領域切り取り(W) デスクトップ上に複数のウインドウが開いている場合(例:下の左側の画面)でも、選択されたウイ ンドウのみが全画面で切り取る事ができます。 選択 全画面で切り取られる 全画面領域切り取り デスクトップ上に表示された画像内容が 領域の選択をしなくても、そっくり画像ファ イルとして全画面が切り取られるます。 何かパソコン操作時に画面に表示され た内容について質問したい場合などは、 この“全画面切り取り”での画面をメール や掲示板にアップしたりして質問すると的 確な Anser が期待できます。 2 120806-Snipping tool の使い方-V1.0 2.2 変換可能な「画像ファイルの種類」 「Snipping Tool」で切り取った画像ファイルは「名前を付けて保存」する際に、画像のファイル形式を 次の4種類の中から指定して「保存」する事ができます。 保存する画像ファイルの名前を付ける 保存する画像ファイルの 形式を選択指定する 本ツールで変換できる画像ファイルの形式と主な用途は次の通りです。 デジカメ等の画像ファイルには一般的には、「JPEG」(ジェイペグと呼びます)が使用されています。 掲示板やメール添付用にも特別な理由がない限り「JPFG」を使用します。 「JPEG」ファイル (jpg) 写真の画像などの使用メモリーを少なくするための画像圧縮方式でデジカメ写真にはこの 方式が主流になっています。画像の品質も他の方式より優れていますが背景の透明化やアニ メーション加工などが出来ないのが難点です。 「GIF」ファイル 256 色のカラー圧縮方式で Web 上での代表的な画像形式です。JPEG とは基本的に使用目 的が異なりアニメや背景の透明化などの加工性を主としたファイル形式です。 その他・参考 「PNG」ファイル 基本的には「GIF」ファイルと同様のファイル形式ですが、諸々機能に制約があり多少使いず らい感じです。 「HTML」ファイル 画像情報をホームページに取り込める様にファイル形式を変換したものです。 <参考> 「Snipping Tool」より多機能な無料のキャプチヤーソフト「Winshot」もありますので少し慣れ たらこちらもダウンロードして利用してみましょう。 3 120806-Snipping tool の使い方-V1.0 3. 具体的な操作例 具体的事例としてワードで完成した“はがき”を例にデスクトップ上に表示された画像を「Snipping Tool」を使用してキャプチャーする方法を説明します。 ① 切り取る画像を表示 ワードを起動し、先に完成した“暑中・残暑見舞い”のはがき文書を開きます。 ① ② 画像サイズの調整 切り取りたい画像が画面の中で全体が表示される様に画 面サイズを“ズームスライダー”でサイズを調整する。 (90~100%の範囲) ② ③[Snipping Tool] を起動する [スタート] ボタン をクリックします。スタートメニューよ ③ り「Snipping Tool」を選択しクリックします。 もし、スタートメニューに「Snipping Tool」が無い場合は、 「すべてのプログラム」→「アクセサリー」の順にクリック し、「アクセサリー」の中にある「Snipping Tool」を「右クリック」→「スタートメニューに表示する」をクリックしま す。続いて、「スタートメニュー」から起動します。 ④ 「Snipping tool」のメニューが表示されたら ▼をクリックし「四角形の領域切り取り」にチエックを 入れます。 ④ ⑤画面全体は薄く変化し“+マークが表示”されますので、”はがきの外周をクリップするハガキサイズ 4 120806-Snipping tool の使い方-V1.0 に切り取ることが出来ます。 <キャプチヤーされた画像> (注)+マークが表示された状態になったらハガキの外枠を 正確にドラックします。クリック状態を解放(クリックを放す)した 時点でキャプチヤーされます。 引き続き、切り取った画像ファイルを保存する事になります。 ⑥「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリックします。 ⑥ ファイル名、ファイルの種類及び保存先の指定 左図のダイアログボックスが表示 されますので下記を指定する。 ⑨ ⑦「ファイル名」を付ける:hagaki01 ⑦ ⑧ ⑧ファイルの種類:「JPEG」 ⑨保存先:「デスクトップ」 以上を確認し⑩「保存」をクリックし ⑩ ます。 画像ファイルはデスクトップに 保存されます。 以上で、デスクトップに表示された画面を「Snipping tool」を使用して画像ファイルに変換する方法 は完了です。 デスクトップに一時的に保存した画像ファイル等は、掲示などの作業が全て完了した時点で削除する か再度使用予定があればピクチュアホルダ等に移動し、デスクトップは常に整理整頓しましょう。 以上 5 06。August.2012 n.hino
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