演目 - 阿波農村舞台の会

演目
当日変更になる場合があります。
1IWATO三番叟/阿波人形浄瑠璃研究会青年座+桧小舎+アミンダ
天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟の須佐之男命(すさのおのみこと)
の暴行に怒り、
天の岩戸に隠れたため、世の中が真っ暗になってしまう、
なんとか岩戸から引き出そうと、神々が集まり、天宇受売命(あまのうずめのみこ)
の楽しそうな舞に惹かれ、
ようやく天照大神が岩戸から出てきて元のとおり明るくなったという神話が「天の岩戸伝説」です。
アミンダのオカリナ・琴による「IWAТO∼大地の精霊への祈り∼」にのせて、
桧小舎が天宇受売命の舞を踊り、後半は鈴をバトンタッチされた人形の三番叟が「寿二人三番叟」を披露します。
2えびす舞/木沢村芸能振興会+拝宮農村舞台保存会
旧木沢村坂州には、
かつて約50の人形頭と200点内外の衣装を有し、
請われて各地へ巡業していた坂州共楽座という人形座がありましたが、
昭和39年に人形と衣装の大部分を売却し解散状態となりました。
しかしながら、
すぐれた舞台と天狗久の恵比寿頭1体が残っていたことから、
昭和55年に木沢村芸能振興会が結成され、毎年「えびす舞」などを上演しています。
また、拝宮にも人形40数体を持つ拝宮人形座がありましたが、坂州と同じ年、
すべての人形を売却し、天狗久の恵比寿頭1体だけが大切に保管されてきました。
今回は、木沢村芸能振興会を拝宮へお招きし、坂州と拝宮の2体の恵比寿による「えびす舞」をご覧いただきます。
3 特別上演/建治山御法之花貞阿上人滝行場之段
文楽大夫・豊竹英大夫 文楽三味線・鶴澤清友 人形・寄井座
忠蔵と左代の兄妹が、仇敵を追って敵討ちの旅にでたのが3年前。長い旅路のはてに弘法大師のお告げを聞き、
阿波の霊場十三番札所大日寺奥之院建治寺にやってくる。
そして、建治の滝で滝行をしている宿敵石川藤斎に巡り会うが、
藤斎は人々に崇め慕われている貞阿上人その人であった。
仇討ち装束に身を固めた兄妹は、滝行をする無心の上人に後ろから斬りかかろうとする。
目に入る「正道頓悟居士」
と彫られた背中の入れ墨。
それは亡き父の戒名であった。
そのとき、天にわかにかき曇り雷鳴轟く雲の彼方から建治寺の本尊蔵王大権現と亡くなった父正作が現れる。
父は兄妹に、藤斎のこれまでの所行を語って聞かせる。故意に殺めたのではないこと、返り討ちにしてくれるとの書き置きは、
お家再興を奮起させるためのものであったこと、正作の戒名を入れ墨にまでして菩提を弔っていたこと、大勢の人々に功徳を施し、
幼かった兄妹のことはかたときも忘れなかったこと、再仕官させるため無抵抗で討たれる覚悟をしていること等々である。
真実を知らされた兄妹は、仇敵藤斎憎しの考えを改めて、
藤斎の功徳に感謝するとともに、悲願であるお家再興を胸に秘め、心静かに国元へ帰っていく。
4「寿式SANBASOU」∼日本舞踊と現代舞踊による∼
桧小舎+梶原将仁(谷桃子バレエ団)
古典芸能の代表的な演目である「三番叟」の日本舞踊と現代舞踊によるコラボレーション。
現代舞踊の「千歳」が狂言回しを務め、
日本舞踊が「翁」を神秘的にゆったり舞い、
そして
「三番叟」をコンテンポラリーダンスにより、面白おかしく時に激しく踊ります。
三者三様の役割と舞踊の在り方とその融合により、古典作品に新しい息吹を吹き込みます。
それは平成16年に復活、
そして現代の舞台として甦っている拝宮農村舞台への「寿ぎ
(ことほぎ)」であるとも思えます。
「千歳」を久賀直子(桧小舎)、
「翁」を檜千尋(桧小舎)が、
そして
「三番叟」は洋舞界の第一線で活躍する梶原将仁(谷桃子バレエ団)が演じます。
●エアトラベル徳島フレンドリーツアー
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今年も
「拝宮農村舞台公演鑑賞ツアー」を
実施してくれることになりましたので、
ぜひご利用ください。
お申し込み・お問い合わせは、
エアトラベル徳島(電話088-625-0220)
まで。
徳島駅前9時出発・18時頃帰着 ツアー料金 5,500円・お弁当付き
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↑徳島
拝宮農村舞台
国道55号
55号バイパス
県道24号
徳島市内から車で約2時間。
出合トンネルをくぐり、木沢方面へ直進し、
拝宮口の赤い橋を渡ったところを右折してください。
拝宮口から拝宮農村舞台までゆっくり走って約10分ですが、
道が細いのでご注意ください。
また、駐車場所は係員の指示に従ってください。
←
木沢
国道193号
拝宮口
拝宮橋
(赤い橋)
出合トンネル
出合橋
那賀川
(黄色の橋)
国道195号
●もみじ川温泉
●道の駅わじき
●相生森林美術館
国道195号
木頭
↓
●お問い合わせ 那賀町教育委員会上那賀分室 電話0884-66-0111 拝宮谷農村舞台保存会 井本満 電話0884-66-0651
←日和佐
桑野