私にとっての日本文化の魅力

私にとっての日本文化の魅力
中興大学外国語文学科四年生 游 明熾
小さい頃から、私は日本のテレビ番組が大好きでした。日本のアニメとか、ドラマ
とか、何もかも新鮮で面白く感じられます。毎日見ているうちに、だんだん日本人の
生活習慣、風俗、国民性などをある程度知るようになり、いつの間にか日本文化を好
きになりました。日本文化の魅力はいっぱいありますが、美しい着物であれ、優雅な
茶道であれ、美味しい日本料理であれ、全部日本文化の魅力の一部分だと思います。
その中に一つの共通点があります。それは、「繊細さ」です。この繊細さこそが、日本
文化の特徴であり、私が日本文化で一番魅力的に感じるところです。
日本人はたぶん世界一、心がデリケートなんでしょう。常に細かいところまで気を
配り、何でも丁寧に扱います。この繊細な心から優美で繊細な日本文化が誕生したの
でしょう。その中で最も代表的なのは、日本の食文化だと思います。日本料理は、味
も見た目も繊細だけでなく、料理の種類に応じて、それぞれ相応しい食器が使われて
います。形も色彩も千差万別で、私は日本料理を食べる度に、その器の繊細な美しさ
に感動しました。
食文化ばかりではありません。言葉そのものにも繊細さが現れています。ご存知の
ように、日本人は礼儀を重んじる民族です。特に初対面の人や目上の人に対しては、
失礼のないように、複雑な敬語を微妙に使い分けています。敬語が苦手な私は、日本
のドラマを見ながら、
いつもこのような日本人が羨ましくて仕方がありませんでした。
最近、日本語の授業で俳句を勉強して、改めて日本語と日本文化の繊細さを実感し
ました。ただ数文字だけで、四季おりおりの自然の美しさを伝えられるなんて、本当
に素敵ですね。こうした世界を魅了する日本文化を知れば知るほど、私は日本という
国もますます好きになりました。いつか必ず日本へ行って、日本文化の魅力を体験し
てみようと思っています。