平成21年度事業報告

平成21年度事業報告
平成 21 年度は、新たに就任した理事を迎え、教育プログラムや出版、広報など、各事業の
見直しや新しい事業の検討が行われた。公益法人の移行について、具体的準備に入り、毎回
の理事会での討議に加え、
税理士を加えた特別委員会を開催し移行の内容と時期を検討した。
また、他団体との情報交換、公益事業の相互協力など、関連団体と連携して法人移行問題に
あたった。自主事業の推進を図り、昨年度に引き続き電話相談「医療と福祉 110 番」を 1 週
間開設し、毎日複数の会員が参加した。広く都民への広報により参加を呼びかける公開講座
を開催し、参加した都民からも、また介護・福祉等関係職種からも評価を得た。また、2 年
間に渡り、医療機関の詳細情報収集を企画し、都民にも役立つ情報を多く載せたガイドを編
纂発行した。都議会各会派へのヒアリングには、異なる各種機関から多数の会員が参加し、
それぞれの現場からの問題をリアルに報告し、東京都の医療福祉について広範囲の提言を行
うことが出来た。
医療機関や介護関係施設など、経営や人員抑制など厳しい状況のもとで、雇用や経済問題
など深刻な相談の増加もあり、現場の業務がますます忙しくなっているという報告があいつ
いでいる。こうした中で、都民や地域の様々な機関に対し、必要な医療情報や知識の普及、
積極的関わりを促進する活動に取り組むことが出来、長期的視点で医療福祉への理解を進め
る事業を展開出来た。しかし、地域・社会に求められている諸問題の解決に直接関わり、解
決の力となる活動は、展開するに至らなかった。広範な社会活動への会員の呼びかけとより
積極的参加が望まれる。
1.
2.
3.
4.
5.
事務局体制の整備をはじめ、公益法人の要件整備に努めた。
法人移行の準備を進めた。
公益性の高い事業の継続、発展に努めた。
東京都、都議会各会派に、医療福祉向上のための働きかけを行った。
東京都と協力し、関連団体との協議、事業協力、交流、情報交換、など行い、
医療福祉に関する社会活動および啓発活動の促進に努めた。
6.
各ブロックの活動や会員の地域活動の充実を促進出来るよう支援した。
7.
機関紙・誌の刷新に向け、準備を進めた。ホームページの管理、充実を図った。
8.
講座、研修会を開催し、会員、関連職種従事者の専門性向上に努めた。
9.
医療福祉相談事業の充実と新たな形での開催について協議した。
10. 医療福祉問題研究委員会で『医療機関ガイド』を作成し配布した。
11. 広く都民を対象に公開講座を開催した。
Ⅰ.管理運営報告
公益法人としての使命・役割を踏まえ、協会組織の整備・強化に努め、定款に定められた
各事業の円滑な運営を図り、協会活動の充実と活性化を目指した。
1.公益法人の要件整備に努めた。
* 公益法人の最高意志決定機関である社員総会への出席会員の増員に努め、年 2 回の総
会を開催した。
* 協会事務所の事務局体制を週 4 日の常勤体制とした。
* 公益法人の原資である会費は、納入促進を図り財源確保に努めた。未収金については、
事務局・ブロックを通じて働きかけを行った結果、改善傾向がみられている。
* 公益法人移行問題は理事会で論議を重ね、医療関連団体とも懇談会を開催し、情報収
集に努めた。また税理士・監事を含めた「特別委員会」を組織し、委員会を 2 回開催
した。
* 自主事業の拡充ならびに充実を図った。
2.公益性の高い公益事業「自主事業」の継続に努めた。
* 広く都民に対して公開講座を開催した。
* 江戸川区での「医療福祉相談会」を2回開催した。
* 西東京市での「医療福祉相談会」を2回開催した。
* 葛飾区での「医療福祉相談会」を2回開催した。
*清瀬市での「医療福祉相談会」を開催した。
*江戸川区神経難病相談会を開催した。
*地域医療福祉相談活動企画運営委員会として相談会を開催した。
*江戸川区医療福祉連絡会を 2 回開催した。
*江戸川区介護保険シンポジウムを開催した。
*江戸川区医療と介護の連絡会を開催した。
3.医療福祉関連他団体との連携を図り社会活動の推進に努めた。
*東京都難病相談・支援センター主催の「難病無料医療相談会」に7回参
加協力し、難病を抱える相談者に対し援助を行った。
*社団法人東京都看護協会主催(東京都・東京都医師会他医療関連 12 団体
共催)の「看護フェスタ」に相談コーナーを開設した。
4.ブロック代表世話人会と地域医療福祉相談活動企画運営委員会を支援し、活動の強化に
努め開催した。
5.その他
*相談会活動時に医療従事者及び来談者を対象とした傷害保険に加入し、
不測の事態に備えた。
*社団法人日本医療社会事業協会から医療ソーシャルワーカーを対象とし
た「交通事故被害者生活支援教育研修」の依頼があり、2 回にわたり研修
会を開催した。
6.広報活動
* ホームページを活用し、広く協会活動の広報に役立てた。
* 会員向けに「東京MSW」ニュースを5回発行し、内容の濃い企画、編集を行った。
1
* 会員に限らず広く社会に向けた内容の「医療ソ-シャルワーク」を発行した。
7.次の事業について受託契約し、事業が円滑に遂行されるように努めた。
* 地域巡回医療福祉相談事業・電話相談(医療と福祉 110 番)
(東京都)
* 医療社会事業従事者講習会、新人研修特別講座、
「グループスーパービジョン(4 講
座)
」(東京都)
8.求人求職についてホームページに随時情報を掲載した。
9.会員の入退会状況を速やかに把握するように努め、ブロック代表世話人会を通じブロッ
クに情報を提供した。
10.会員の異動状況(平成21 年度)
正会員
準会員
賛助会員
合 計
入会者数
68
13
7
88
退会者数
68
24
7
99
現会員数
740
156
14
910
2
表1.ブロック活動状況
第1ブロック
第2ブロック
4/16 世話人会
6/3
4/15
5/22
6/10
世話人会
世話人会
親睦会
世話人会
ブロックニュース発行
世話人・運営委員
世話人・運営委員
7/4 清瀬市医療福祉相談会
7/21
世話人会
7/15 ・勉強会 「法テラス」の事業内容などについて
ブロックニュース発行
岡森英二 氏(法テラス多摩 事務局長)
・情報交換会
9/2 世話人会
8/4
勉強会
ブロックニュース発行
いまさら聞けない成年後見人制度
~現状と課題を交えながら~
8/17 世話人会
10/25 東村山市巡回相談会
9/15 世話人会
「認知症の方を地域で支えよう!」
ブロックニュース発行
緑風荘病院 院長 酒井雅司 氏
9/28 勉強会成年後見人制度について学ぶ
10/28 勉強会
パート2
「ソーシャルワーカー養成をめざす大学教育現場から」 10/20 世話人会
小松美智子 氏
ブロックニュース発行
(武蔵野大学 人間関係学部 社会福祉学科)
12/2 世話人会
11/11 地域巡回相談会
ブロックニュース発行
11/18 見学及び意見交換会
『平成21 年度 障害者への支援等に関する
講習会』
場所:東京都心身障害者福祉センター多摩
支所
1/27 情報交換会
12/10
7ブロックと合同世話人会
2/3
世話人会
1/13
世話人会
ブロックニュース発行
1/26
7 ブロックと合同世話人会
2/25 西東京市医療福祉相談会
2/26
7 ブロックと合同世話人会
「自分にあった病院・施設選び」
ブロックニュース発行
3/17
勉強会「成年後見制度について」
3/4
7 ブロックと合同情報交換会
世話人会 年間報告 発行
3/15
世話人会
3/30
総会 世話人会
◎ 須山 弘美(東大和病院)
◎ 柴田 愛(上川病院)
佐藤 浩二(武蔵村山病院)
▲ 鈴木 望(日の出が丘病院)
▲ 宇野 彩子
高橋 茂治(陵北病院)
(小平中央リハビリテーション病院)
三上 佳世(公立福生病院)
野村真悠子(救世軍清瀬病院)
小河原 綾子(八王子山王病院)
菅原美保子(東京病院)
山口 広作(東武蔵病院)
引地功未子(久米川病院)
長島 陽子(立川相互病院)
平井 隼人(西東京中央総合病院)
宮下 和気(青梅市立総合病院
平 智美
(日の出が丘病院)
(ブロック世話人名簿 ◎印は代表世話人、▲印は相談事業運営委員)
3
表2.ブロック活動状況
第3ブロック
第4ブロック
4/17 世話人会 (7 名)
5/12 世話人会 (5 名)
ブロックニュース発行
6/ 9 世話人会 (6 名)
6/19 情報交換会 (17 名)
7/21 世話人会 (6 名)
ブロックニュース発行
7/31 施設見学会 (14 名)
「東京総合保健福祉センター
江古田の森(中野区)
」
5/13 世話人会
ブロックニュース発行
6/17 世話人会
9/ 8 世話人会 (6 名)
9/2
7/10 情報交換会「所属機関紹介」
8/12 世話人会
世話人会
ブロックニュース発行
10/11 地域巡回医療福祉相談会 (7 名)
中野区勤労福祉会館 創作室
10/13 世話人会 (6 名)
ブロックニュース、
11/10 世話人会 (6 名)
11/28 学習講演会 (34 名)
心身障害児総合医療療育センター
療育研修所
テーマ「若年認知症とソーシャルワーク」
Ⅰ部「若年認知症の人および家族の生活上の
支障について」
講師:干場功氏(彩星の会代表)
Ⅱ部「若年認知症の基礎的理解」
講師:宮永和夫(ゆきぐに大和病院院長)
12/ 8 世話人会 (7 名)
11/13 学習会「チームアプローチ」
12/8
世話人会
ブロックニュース発行
1/15 世話人会
ブッロクニュース発行
2/19 世話人会
3/3
世話人・運営委員
世話人会
ブロックニュース発行
1/12
世話人会
(5 名)
3/18 見学会
1/22 情報交換会 (22 名)
「初台リハビリテーション病院」
3/ 9
世話人会
(11 名)
情報交換会
◎村山 英輝(豊島中央病院)
◎吉川 芙美(マイウェイ四谷)
小川 敦子(駿河台日本大学病院)
世 ▲篠原 明美(佼成病院)
清水由美子
加藤 三紀子(三楽病院)
話
(板橋区医師会在宅ケアセンター)
川田 菜保子(虎の門病院)
人
島村
勝
小林 千智(芝病院)
・
(心身障害児総合医療療育センター)
▲ 太田 英恵(東京厚生年金病院)
運
▲ 唐木 香子(新宿ヒロクリニック)
営 ▲山森 道代(介護老人保健施設赤塚園)
小松 大介(赤羽岩渕病院)
▲ 小松 麻里子(聖母病院)
委
八木美保子
▲ 飛田 明子
員
(介護老人保健施設池袋えびすの郷→自
(東京女子医科大学病院)
宅会員
(ブロック世話人名簿 ◎印は代表世話人、▲印は相談事業運営委員)
4
表3.ブロック活動状況
第5ブロック
第6ブロック
4/7
世話人会
4/23 学習会・見学会
「情報交換会・退院支援~退院調整加算の
現状と課題」
「東京都立墨東病院見学」
ブロックニュース発行
5/12
世話人会
5/29
見学会
「介護老人保健施設 かがやきライフ江東」
6/28
地域巡回医療福祉連絡会
6/30
世話人会
ブロックニュース発行
7/31
世話人会
8/14
世話人会
ブロックニュース発行
9/24
世話人会
9/29
研究発表会
「医療ソーシャルワーカーの職務満足
度に影響を及ぼす要因に関する研究」
10/9
世話人会
ブロックニュース発行
11/10 世話人会
11/17 学習会「退院調整加算について」
12/8
世話人会
ブロックニュース発行
1/22
学習会「情報交換会」
2/8
4/27
5/
世話人会
ブロックニュース発行
6/9
6/19
世話人会
情報交換会
7/16
8/18
世話人会
世話人会
9/
9/28
ブロックニュース発行
講演会「労災の被災者に向き合う
こころがまえ」
10/12 地域巡回相談会
10/28 世話人会
11/
ブロックニュース発行
12/1、3 、5 、8、10 、12
見学会「社団法人銀鈴会」
1/12 世話人会
世話人会
ブロックニュース発行
世話人・運営委員
世話人・運営委員
2/
ブロックニュース発行
2/17 世話人会
2/25 見学会「東京衛生病院ホスピス病棟」
情報交換会
◎ 沓澤 郁子(西新井病院)
◎ 坂井佳緒
藤井 かおる(京葉病院)
(杉並区地域包括支援センター
狩野 千壽子(東京東病院)
ケア 24 阿佐谷)
塩路 直子
関野亜沙美
順天堂東京江東高齢者医療センター)
(救世軍ブース記念病院)
仲谷 恵美子(第一病院)
山崎景子(大森赤十字病院)
稲村 豪
杉井隆子(久我山病院)
市川市リハビリテーション病院)
飯田勝利(ケアプラン田園)
西原 大助
鳥羽貴代(厚生中央病院)
(東京都リハビリテーション病院)
斎藤文子(北品川病院)
天野 祥子(新葛飾病院)
前佛友子(代々木病院)
(ブロック世話人名簿 ◎印は代表世話人、▲印は相談事業運営委員)
5
表4.ブロック活動状況
第7ブロック
5/14
6/
世話人会 「今年度の活動計画」
ブロックニュース発行
世話人会
7/1 名刺交換会
ブロックニュース発行
世話人会
9/
10/
世話人会
ブロックニュース発行
11/5 勉強会
「在宅療養及び在宅支援について」
講師:心身会G理事長 大枝泰彰氏
11/14 地域巡回福祉相談会 町田市
「福祉フェア」
12/10
2 ブロックと合同世話人会
ブロックニュース発行
1/26
1/28
2 ブロックと合同世話人会
施設見学会
「よみうりランド慶友病院」
2/26
2 ブロックと合同世話人会
3/4
2 ブロックと合同情報交換会
世話人・運営委員
◎ 太田
相浦
押見
麻生
井桁
山田
大山
孝夫(老健ウイング)
聡美(武蔵野赤十字病院)
もえ子(榊原記念病院)
欣吾(多摩丘陵病院)
直人(鶴川厚生病院)
彩香(吉祥寺あさひ病院)
美奈子(小金井太陽病院)
(ブロック世話人名簿 ◎印は代表世話人、▲印は相談事業運営委員)
6
Ⅱ.各事業報告
【定款第1号事業】
1)医療ソーシャルワークの普及及び向上に寄与する事業
1.地域巡回医療福祉相談【受託事業】
地域巡回医療福祉相談は、各ブロックの運営委員会を中心に実行委員会を組
織し、多くの会員の協力のもとに年7回の相談会を実施した。
日 程
開催場所
6 月 28 日(日) 江戸川区医師会館
10 月 11 日(日) 中野区勤労福会館
世田谷区三軒茶屋
10 月 12 日
(月)
分庁舎
10 月 25 日(日) 東村山市民センター
11 月 1 日(日) 芝公園
八王子市学園都市
11 月 11 日(水)
センター
11 月 14 日(土) 東京家政学院大学
相談件数
特別企画
27
9
区民祭り参加
5
区民祭り参加
2
3
講演会
区民祭り参加
13
1
企画参加者
40名
講演会
福祉フェア参加
2.電話相談(医療と福祉 110 番)
【受託事業】
平成21年9月14日~9月19日までの1週間、常設の電話相談を実施した。件数につ
いては、下記表中に含まれる。
地域巡回医療福祉相談と電話相談の相談内容と件数
面接
病気から派生した本人家族の社会生活上の
22
問題
病気又は治療の障害となっている心理的不
13
安等の精神的問題
病気又は問題の要因となっている患者の家
5
族関係やその他の対人関係の調整
治療費や生活費等の経済的問題に対する各
13
種制度の利用斡旋
医療施設や社会福祉施設の利用をめぐる問
18
題
看護や療養・生活指導を巡る問題
12
退院後の社会生活への復帰を巡る問題
8
その他医療福祉に関する相談
13
合
計
104
電話
文書
計
16
0
38
8
0
21
1
0
6
7
0
20
11
0
29
5
2
4
0
0
0
17
10
17
54
0
158
3.難病検診への参加協力【受託事業】
(1)難病無料医療相談会について
難病相談・支援センターが提供する難病無料医療相談会は、年間7回にわたり疾患別に
7
実施している。開催場所については、難病相談・支援センターと小金井福祉会館の 2 箇所
(文京区と小金井市)に分けて行なわれている。実施方法としては、疾患別に毎回 3 名の
専門医に協力を受け、担当した 1 人の専門医が、直接に患者や家族から、疾患から生じる
様々な相談を受けている。相談は 1 件につき、約 20 分間という決められた時間の範囲で
相談を受けている。
各患者団体により組織される難病相談・支援センターが無料で実施するこの相談会は、長
い年月にわたり継続し専門医の協力体制も定着しており、信頼性が高い相談会になってい
ることが感じられる。
相談会では、2~3名のソーシャルワーカーを派遣し、専門医との面接前の相談を担当
した。この相談会の利用者は、主に医師との相談を目的に来所しているが、様々な難病(疾
患)を抱える対象者から話を聴くことはソーシャルワーカーにとって大変勉強にもなって
いる。
ソーシャルワーカーの役割としては、利用者が専門医と 20 分間の限られた時間内での相
談に向けて、有効に時間を使用できるように相談の趣旨を明らかにして医師につなげるこ
とが重要な役割となっている。もう一つの役割としては、相談会に初めて来所する利用者
が多く、緊張感を和らげるために、少しでも気持ちをリラックスできるようにコミュニケ
ーションをとり、医師との面接に入れるように対応している。
① 日時
: 平成 21 年 5 月 24 日(日)9:30~16:30
場所
: 東京都難病・相談支援センター(大塚)
対象疾患 : 整形外科系
協力 MSW: 遠藤 文子(初台リハビリテーション病院)
千葉 優喜子(桜町病院)井上 孝義(信愛病院)
来談者
: 35名
②
日時
: 平成 21 年 7 月 26 日(日)12:30~16:30
場所
: 小金井福祉会館 5F
対象疾患 : 神経系難病
協力MSW:笹川 ひとみ(杏林大学付属病院)井上 孝義(信愛病院)
来談者
: 16名
③
日時
:
場所
:
対象疾患 :
協力 MSW:
来談者
:
平成 21 年 8 月 23 日(日)9:30~16:30
東京都難病・相談支援センター(大塚)
肝臓病
竹野 恵(順天堂医院)井上 孝義(信愛病院)
25名
④
日時
:
場所
:
対象疾患 :
協力 MSW:
来談者
:
平成 21 年 9 月 27 日(日)11:00~16:30
小金井福祉会館 5F
クローン病・潰瘍性大腸炎
井上 直子(東京白十字病院)井上 孝義(信愛病院)
19名
8
⑤
日時
:
場所
:
対象疾患 :
協力 MSW:
来談者
:
平成 21 年 11 月 29 日(日)9:30~16:30
東京都難病・相談支援センター(大塚)
リウマチ
高橋 智哉(浴風会病院)井上 孝義(信愛病院)
15名
⑥
日時
:
場所
:
対象疾患 :
協力 MSW:
来談者
:
平成 21 年 12 月 20 日(日)9:30~16:30
東京都難病・相談支援センター(大塚)
眼科系疾患
小杉 知子(都立松沢病院)井上 孝義(信愛病院)
22名
⑦
日時
:
場所
:
対象疾患 :
協力 MSW:
来談者
平成 22 年 3 月 28 日(日)9:30~16:00
東京都難病・相談支援センター(広尾)
神経系難病
田之上 武明(東京慈恵会医科大学付属病院)
井上 孝義(信愛病院)
: 19名
4.公開講座【自主事業】
平成 22 年 2 月 6 日(土)品川総合区民会館「きゅりあん」にて、
「病院ってどんなところ?」
-病院の機能を良く知ろう-と題して、都民向け公開講座を開催した。開催場所に近い病
「急性期」
「回復期リハ
院の MSW をパネリストとして各所属病院の現状をふまえながら、
ビリテーション病棟」
「療養型」を代表とする病院の機能について説明を行った。参加者は
地域のケアマネージャーさんや都民の方を中心に 64 名の参加があった。医療と福祉の連
携という視点からも好評を頂いた。
◎パネリスト 菊池由生子(東京都保健医療公社荏原病院)
廣川利恵子(第三北品川病院)
菊池真寿美(玉川病院)
平田和広(上板橋第二病院)
◎協力員
岩本 亜加根(社会保険蒲田総合病院)
森山 美穂(竹川病院)
石井 奈奈子(竹川病院)
5. 江戸川区医療福祉相談会【自主事業】
平成 21 年 6 月 28 日(日)江戸川区医師会館にて
平成 21 年 10 月 18 日(日)江戸川区東部健康サポートセンターにて協会独自事業とし
て江戸川区及び江戸川区医師会の後援、協力のもと相談会活動を行なった。相談件数はそ
れぞれ 27 件、20 件であった。当相談会はかねてから講演会や祭り等の場所での併設開催
9
ではなく相談会単独開催の形をとっている。MSWが中心になって相談を行い、他職種と
して、江戸川区医師会より派遣していただいた医師、江戸川区より派遣していただいた保
健師、理学・作業療法士、栄養士、介護保険課相談員、生活保護相談係員が同席して行わ
れている。多くの職種が一堂の下に会する、連絡連携の取りやすい相談会となっている。
そしてその様々な準備のため、月1回の実行委員会を重ねている。
また、江戸川区介護保険シンポジウムにおいても医療福祉相談の窓口を開設し、相談を
受けた。相談件数は 1 件であった。
6.西東京市医療福祉相談会【自主事業】
昨年度まで西東京市内の八箇所の地域包括支援センターで「利用者に会った病院・施設
選び」をテーマに開催してきたが、21 年度は参加者からの要望があり、一般市民向けに二
回行った。
さらに以前から同テーマをケアマネジャー向けにという提案が高齢福祉課や地域包括支
援センターからあり、21 年度は新人ケアマネジャー向けに行うこととした。内容について
は、高齢福祉課や地域包括支援センターの主任ケアマネジャーとも話し合いを重ね、医療
ソーシャルワーカーの役割を新たに加え、病院、施設の機能についてもより専門的なとこ
ろまで言及したものに練り直した。平成 22 年 2 月 25 日(木)
「地域の病院の機能を確認
しよう~知識編~」というタイトルで開催し、35 名が参加。パワーポイントを利用した説
明やグループワーク、最後に各グループでディスカッションを行い、好評を得た。平成 22
年度は内容の充実を図り、改めてケアマネジャー向けに開催予定である。
7.葛飾区医療福祉相談会【自主事業】
平成 21 年度は、
平成 21 年 12 月 6 日(日)
、ウエルピア葛飾(地域福祉センター)にて開催された葛飾
区主催の「第 5 回ウエルピアまつり」
「第 21 回ボランティアまつり」へ参加し独自相談会
を行った。11 件の相談があった。
また、平成 22 年 3 月 6 日(土)
、7 日(日)葛飾区男女平等推進センターにて開催され
た葛飾区主催の「パルフェスタ 2010」へ参加し独自相談会を行った。両日で 16 件の相談
があった。
8.清瀬市医療福祉相談会【自主事業】
平成 21 年度は
平成 21 年 7 月 4 日(土)に清瀬市中清戸市民センターにて、清瀬市・清瀬市社会福祉
協議会・清瀬市医師会の後援・協力の下、第 3 回独自相談会を中清戸地区で開催した。6
件の相談があった。当日は社会福祉協議会の相談員、医師会の医師の参加が叶い、内容に
よって連携をとりながら相談を受ける事ができた。
9.江戸川区神経難病相談会【自主事業】
江戸川区、江戸川区医師会主催(社)東京進行性筋萎縮症協会後援にて開催される、江
戸川区神経難病相談会開催にあたり、当協会に相談員参加協力の依頼があり、ソーシャル
ワーカー2 名を派遣した。江戸川区医師会館にて平成 21 年 10 月 4 日(日)に開催され、
10
医師、保健師、理学療法士、作業療法士とともに医療福祉相談を行なうとともに、難病患
者団体の方々と連携をとった。相談件数は、14 件であった。
協力 MSW:田辺すず子(森山リハビリテーション病院)
協力 MSW:福野 功治(同愛会病院)
10.地域医療福祉相談活動企画運営委員会【自主事業】
地域巡回医療福祉相談会運営委員と江戸川区、西東京市、葛飾区及び清瀬市医療福祉相
談会実行委員を構成メンバーとして、平成 20 年度の相談活動の運営と今後の相談会のあ
り方を考えるべく、社対部と総務部との共催にて上記企画運営委員会を 2 ヶ月に 1 回の頻
度で開催した。
広く都民の方々のためになるよう、相談会開催の方法について様々な工夫をこらした企画
が提示され、祭り参加型や独自型(講演会及び個別相談会)を中心に、自由で参加しやすい
形で相談会を開催した。
11.江戸川区医療福祉連絡会【自主事業】
江戸川区介護保険課と江戸川区医療福祉相談会実行委員会との連携の中でMSWと行政、
地域福祉機関との連絡会を開催した。平成 21 年 12 月 24 日(木)と平成 22 年 3 月 24 日
(水)の2回、江戸川区周辺の医療機関の当協会会員のMSWが参加し話し合いの場を持
った。各回 70 名前後の参加者であった。22 年度も引き続いて活動を行う予定である。
12.江戸川区介護保険シンポジウム【自主事業】
平成 21 年 11 月 21 日(金)江戸川区文化センター小ホールにて
江戸川区、介護保険シンポジウム実行委員会の主催にて、医療と介護の連携をテーマに、
パネルディスカッション「医療と介護の情報共有について」が開催され、司会・運営・パ
ネリストとして、江戸川区医療福祉相談会実行委員会のメンバーが協力した。江戸川区の
ケアマネージャーなど専門職の方が 100 名前後参加した。
13.江戸川区医療と介護の連携会議【自主事業】
平成 21 年 12 月 24 日(木)江戸川区グリーンパレスにて
江戸川区介護保険課主催にて、医療と介護の関係者が集まり、連携を考える会議を行い、
江戸川区医療福祉相談会実行委員会のメンバーであるソーシャルワーカー2名が参加した。
なお、江戸川区 第 4 期介護保険事業計画及び熟年しあわせ計画(老人福祉計画) 平成 21
年 3 月発表の平成 21 年~23 年度計画の中に、MSWと区、地域との連携を文言に盛り込
んでもらったこともあり、こうした会議に出席する機会が多くなっているかと思われる。
【定款第2号事業】
2)会員の専門知識・技術の向上に関する事業
会員へ教育、研修の場を提供し、会員の資質の向上と、会員相互の交流の場を促進してい
くことに努めるという目標に向けて、各種の研修会および講座を開催した。
また、研修会においては更なる内容の向上、充実を目的として、担当理事は担当研修の運
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営に携わるだけでなく、全ての研修会に参加してサーベイランスを行った。
1.講 座【自主事業】 ※講師 敬称略
平成21年度は3回の夜間講座を開催した。
第1回は7月28日に東京芸術劇場において「在宅生活を送る家族(介護者)を支える・
患者を支えるということ~支えるということの意味を改めて考える~」講師:加藤雅江(杏
林大学付属病院)
、鈴木道(さくらクリニック)
、額川啓子(日産厚生会玉川病院)を開催し
た。当日は会員64名、非会員10名、合計74名の参加者であった。参加者からは在宅生
活を送る患者・家族を支えるということについて現任 SW3名の各講師それぞれの違った角度
(領域)からの話を聞くことができて非常に興味深いものであった、またそこに SW が関わる
ということの意味を改めて考えるきっかけとなったなどの感想が多かった。課題としては講
師3名の各講師の職場の機能の説明に多くの時間が取られ質疑応答の時間があまり取れなか
ったことや、SWが関わるということの深い議論をする時間が取れなかったことが挙げられ
る。このため、今後は講師が複数の場合は時間配分に一層配慮するといった対策を講じてい
きたい。
第2回は12月10日に社会問題対策部との共催で東京芸術劇場において「成年後見制度
の課題と現状」-品川成年後見センターの試み-講師:齋藤修一(成年後見センター)を開
催した。当日は会員37名、非会員5名、合計42名の参加者であった。成年後見制度の先
駆け的な取り組みをされてこられた品川区の担当の方の生の声を聴くことが出来て非常に良
かった、制度を利用する上で問題となっていることの解決に繋がる情報を得ることが出来た
などの感想が多かった。課題としては、当日の準備や打ち合わせ等が若干不足していたとこ
ろや、また単なる成年後見制度の制度概要・利用の講演会ではなく成年後見制度が始まる前
から先駆け的な取り組み(セーフティネットの構築)をされてこられ厚生労働省からヒアリ
ングを求められたという経緯がある品川区で実践されてきた方のお話が聴ける機会であると
いうPRがうまくされていなかったという点が挙げられる。このため、今後は計画段階で当
日の準備・進行の確認を徹底することや、より一層会員に興味を持ってもらえるように講座
案内の概要の内容の充実に努めるといった対策を講じていきたい。
第3回は平成22年3月11日に東京芸術劇場において「障害年金活用術~支援に活かす
年金のノウハウ~」講師:山下律子、宇代謙治(共にNPO障害年金支援ネットワーク)を
開催した。当日は会員74名、非会員20名、合計94名の参加者であった。複雑な年金制
度を事例を用いての説明であったので分かり易かった、資料が素晴らしく話が勉強になった
などの感想が多かった。課題としては、事前に準備していた資料の部数が足りなくなり講義
の途中でようやく全員に行き渡せることが出来たということや、また会場のマイクの音量が
音響の関係で講師が交代したときにその声量に合わせて適度に調節するといった対応が出来
ず、声が大きくなりすぎたりハウリングするなど聴き苦しい時間帯があった点などが挙げら
れる。このため、今後は事前の準備段階で余裕を持った資料部数を用意することや、講師が
複数名の場合は声量に合わせて会場のマイク音量の調節がその都度できるかなどの事前確認
をするなどの対策を講じていきたい。
平成21年度は研修企画運営を早々に行ったことで、時期が重なることなく講座が開催で
きた。平成22年度も平成21年度と同様に新人や経験年数のあるベテランまで幅広く学ん
でもらえるようなテーマを採り上げていきたい。
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2.研修会 ※講師 敬称略
(1)新人研修【自主事業+一部受託事業】
平成21年度も通年コースと集中コースの2つのコースを設定した。募集方法は例年通
り、会場を設定して直接申込み形式をとった。例年、通年コースは多くの申込みとなる傾
向にあるため募集定員(40 名)を大きく上回ることが危惧されたが、平成20年に引き続
き若干の定員越えに止まった。また、集中コースは定員を大きく割れこむ申込み状況であ
ったということもあり、遅刻するなどの事情で通年コースから漏れた方が希望されたので
集中コースに回ってもらったがそれでも定員割れ(30 名のところ 16 名)となり、来年度
の課題となった。
通年コースは例年通り家庭クラブ会館を会場として利用し、予約が取れない場合のみア
ビタス新宿と厚生中央病院を利用した。
集中コースは2日間とも厚生中央病院を利用した。
厚生中央病院は比較的利便性が良く、かつ会場費が発生しなかったのでコスト削減に非常
に役立った。
また、
平成21年度は受講生に講義内容の振り返りとして毎回感想を提出してもらった。
これにより受講生自身が立ち止まって考える時間をとることが出来たということと、受講
生の理解度を把握することが出来たので、平成22年度の研修に生かしていくべく今後も
継続していきたい。
【講師】藤平輝明 (東京医科大学病院)
武山ゆかり(東京都リハビリテーション病院)
加島明
(慶応義塾大学病院)
高山恵理子(上智大学)
樋口昌彦 (至誠会第二病院)
大沼扶美江(都立広尾病院)
菱川 愛 (東海大学)
(2)ソリューション・フォーカスト・アプローチ研修【自主事業】
例年通り、新人研修においてSFA研修を受けたことのない会員を対象に設定した。新
人研修の通年コースの個別援助技術から途中参加する形式をとった。応募定員は5名であ
ったが実際は6名の申し込みがあり、
講師と相談の上6名全員を受講生として受け付けた。
また、講師の都合により本研修は平成21年度で終了となる。
【講師】菱川 愛(東海大学)
(3)グループスーパービジョン【受託事業】
①Aグループ
東京芸術劇場を主会場として利用し、途中 1 名の辞退者があったが一年間順調に開催
できた。自分の傾向に気づき、感じたことを相手に伝えることの大切さを学ぶことがで
きてよかったという感想が多く聞かれ、充実した内容で開催できた。
【講師】佐藤 俊一(淑徳大学)
②Bグループ
毎月1回、木曜日に東京芸術劇場を会場として利用し、一年間順調に開催出来た。
‘そ
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の時どう関わったのか’ということに視点を置いて事例検討が行われた。事例提出者と
受講生の双方がそこから感じた事・考えた事を伝え合いながら日常業務を振り返ること
が出来、充実した研修となった。
【講師】柏木 昭(聖学院大学大学院)
③Cグループ
平成21年度は受講生にレポートの提出を宿題としたことで、日常業務の中でより研
修を意識出来ている様子が伺えた。研修中もメンバーの学び取ろうという姿勢が伝わり、
充実した研修となった。しかしながら、講師の都合で開催日が急遽変更となったことが
あり、受講生に多大な迷惑をかける事態となった。また、講師の都合によりSFAのス
テップアップの内容での本研修は平成21年度で終了となる。
【講師】菱川 愛(東海大学)
④Dグループ
会場として例年通り東京医科歯科大学医学部附属病院の協力を得られ、ローコストで
開催出来た。出席率も概ねよく、学んだことを日々の業務の中で生かすことができて良
かったという感想が多く聞かれ、大変好評だった。しかしながらCグループ同様、講師
の都合で開催日が急遽変更となったことがあり、受講生に多大な迷惑をかける事態とな
った。また、これもCグループ同様、講師の都合によりSFAのステップアップの内容
での本研修は平成21年度で終了となる。
【講師】田中 千枝子(日本福祉大学)
佐原 まち子(東京医科歯科大学医学部附属病院)
菱川 愛
(東海大学)
(4)スーパーバイザー養成講座【自主事業】
家庭クラブ会館を利用し平成21年度も滞りなく開催ができた。参加者からも毎回多く
の気づきが得られたと好評だった。
【講師】福山 和女(ルーテル学院大学)
(5)カウンセリング連続講座【自主事業】
東京学院を主会場とし今年度も順調に開催できた。精神科分野の知識や実践で役立つ技
法を学ぶことが出来て良かったという感想が多く聞かれ、充実した内容で開催できた。平
成21年度も受講者 20 名の定員に満たなかったことが(今年度の受講者 10 名)課題とし
て挙げられる。
【講師】増井 起代子(東京逓信病院)
3.プログラム検討委員会
当協会の研修事業内容の大きな見直しが10年以上されてきていないことから、平成 23
年度以降実施の研修事業検討・諮問を目的としたプログラム検討委員会を平成 21 年 10 月
に立ち上げて1回/月開催した。検討期間は一年間とし、平成 22 年9月まで1回/月の
開催を予定し、その後、当協会へ諮問予定。委員会のメンバーは当協会の研修事業の企画・
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運営担当である教育部と各部からの代表者により構成し、必要があれば外部から有識者を
招きヒアリングを行う。
また、平成 22 年度依頼予定であった講師の急な辞退があり、緊急事態として一部平成
22 年度実施分の研修事業についても平成23年度以降分と並行して検討を行った。
【委員構成】委員長
内藤とし子(会計部:東大和療育センター)
副委員長 平田和広 (教育部:上板橋第二病院)
会計
田上明
(総務部兼出版部:東京都清瀬喜望園)
書記
上田薫
(教育部:一橋病院)
委員
高橋澄穂 (社会問題対策部:森山記念病院)
安仁屋衣子(教育部兼出版部:厚生中央病院)
品田雄市 (教育部:東京医科大学病院)
真下敬子 (教育部:南台病院)
計8名
【定款第3号事業】
3)医療ソーシャルワークに必要な調査研究に関する事業【自主事業】
1.医療福祉問題研究委員会
当委員会は、その目的を「社会福祉・保健・医療分野における調査・研究及びソーシャル
アクションを行うこと」と規定して活動を行っている、理事会が承認する専門部会である。
平成 21 年度は以下の活動を行なった。
(1)高次脳機能障害専門小委員会
21 年度は休会中であったが、日本医療社会事業協会の行なう全国大会(5 月山形開催)
において『高次脳機能障害のつどい』への支援をおこなった。
今後も、活動自体は休止とするが、委員会メンバーは今後も高次脳に関する情報交換をメ
ール等で行い、
新しい情報が入った時には当協会のホームページへの掲載を依頼していく。
(2)情報収集研究専門小委員会
医療機関情報の質や量を充実させ、患者・家族が医療機関を選択するための情報提供の
資料となるよう、ソーシャルワーカーの視点で情報収集した都内有床医療機関の特色を記
載した「医療機関ガイド」を作成した。2 月下旬に印刷が完了し、梱包作業及び発送等を
業者に依頼、3 月早々にアンケートへの協力医療機関と全会員(2 月 20 日付け)に 1 冊ず
つ発送した。
また、広報用の「チラシ」及び「注文申込書及び注文手順」を作成し、ホームページに掲
載しダウンロードできるようにするとともに、都内保健所・保健センター・市区町村役場・
地域包括支援センター(在宅介護支援センター)へ郵送した。同様に、東京 MSW へ『医
療機関ガイド』完成と追加注文のご案内の掲載を依頼した。
なお、情報収集研究専門小委員会の活動は、残務整理はあるが 21 年度で終了とする。
メンバー 村崎 美和(北里研究所病院)
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菊池 由生子(東京都保健医療公社荏原病院)
植木 さおり(自宅)
島崎 智子(自宅)
2.社会問題対策部その他の活動について
(1)教育部との共催による研修
平成 21 年 12 月 10 日(木)東京芸術劇場にて「成年後見制度の課題と現状~品川成年
後見センターの試み~」のテーマで、品川区社会福祉協議会 成年後見センター所長 斎
藤修一氏を講師に、成年後見制度とソーシャルワーク援助について考えていく研修(夜間
講座)を行なった。社対部部員の協力も得た。
(2)新人研修への協力
平成 21 年 7 月 17 日(金)に行なわれた新人研修の場において社対部理事及び部員によ
り「ソーシャルアクションについて」のアピールを行なった。
社対部としてはこうした活動を、
「ソーシャルアクションを行なっていくための方法と
技術を身につけ、知識を得、実際に活動するための準備の研修」と位置付けている。
今後もこうした形で会員に向けて問い返していきたい。
【定款第4号事業】
4)刊行物の発行等に関する事業 【自主事業】
1.会員向けニュースレター「東京 MSW」の発行(各号 1,100 部)
会員向けニュースレター「東京 MSW」を発行(各号 1,100 部)し、会員相互の情報共有、
新しい情報の提供を行うとともに、協会活動を発信する媒体として機能するような内容の
充実に努めた。
具体的には、年 4 回から年 5 回の発行へと発行回数を増やすことで、タイムリーに情報
提供ができるようにした。また、シリーズ企画の「温故知新」の継続、
「ご存知ですか」な
どの新企画・コラム を継続することで、先輩 MSW からの学びを活かし、新たな情報の共
有に努めるなど内容の充実を図った。さらに、社会問題対策部などの原稿を別紙にするな
ど読み物としてのボリュームの充実も行った。しかしながら、スケジュールに追われ、誤
字・誤植も散見されるなど課題を残した。
2.機関誌「医療ソーシャルワーク 58 号」の発行(1,100 部)
協会機関誌である「医療ソーシャルワーク 58 号」の発行(5 月下旬発行予定)に向けて
現在最終的な調整を行っている。今号においては、会員のみならず学生や MSW を目指す人
たちにも広く関心を持ってもらうため、構成・内容等の充実を図った。具体的には特集や
実践報告のみならず、ブロック活動の紹介、病院紹介、MSW を目指す学生へのメッセージ
など内容も多岐にわたり、また、装丁も A4 サイズから B5 サイズへの変更を行った。販路
については、今号よりホームページを活用するなどし、幅広い方に医療ソーシャルワーク
への関心を持ってもらうことを念頭にしている。しかしながら、原稿のチェックなどに時
間を要し、スケジュールが遅れる傾向にあるなど課題も残った。今後は取材記者を募集す
るなどして、内容の充実・計画的な発行を図るとともに、より一層協会活動のアピール媒
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体となるよう努めていきたい。
3.ホームページの改善
ホームページが広告媒体となり、協会活動や医療ソーシャルワーカーの理解につながる
とともに、会員同士の情報交換の場となるよう、レイアウトの変更、タイムリーな情報提
供を行うなどの改善に努めた。しかしながら、人員・技術面などの問題もあり十分な改善
に至らなかった。今後はさらなる改善に努めていきたい。
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