様式 2 《単位互換提供科目詳細》 *科目 No. 1106 科目概要記入欄 1.開設大学名 科目開講 キャンパス 広島経済大学 クラス名 正式科目名 2.科 目 名 副題 情報の経済学 経済活動における情報の重要性 旧科目名 経済情報論 学問分野 番号 23 サテライトで開講される科目の科目群 3.担当教員名 個別開講日 7.基礎知識の有無 8.募集人数 (総授業定員) 3 受入学年 3 年以上 名称 経済学 A群 B群 久保 大支・ビジネス情報・助教 4.単 位 数 6.開講期間 曜日・時間 配当年次 2 単位 5.開講学期 前期 2014 年 4 月 11 日(金)~2014 年 7 月 18日(金) 金曜日 09:00 ~ 10:30 1 回目 4/11 2 回目 4/18 3 回目 4/25 4 回目 5/2 7 回目 5/23 8 回目 5/30 9 回目 6/6 10 回目 6/13 13 回目 7/4 14 回目 7/11 15 回目 7/18 16 回目 5/9 11 回目 6/20 5 回目 試験日 5/16 12 回目 6/27 / 6 回目 1.「基礎知識を必要とする科目」(ミクロ経済学の基礎知識があるとよい) ( 制限なし 人) 9.定員超過時の 選考方法 なし 1.到達目標 本講義では,最近の経済理論においては欠かすことのできない「情報」の概念に ついて,いくつかの代表的な理論モデルを具体例を用いながら学習し,トピックごと のレポートに取り組むことで,現実の経済問題を自らモデル化して考える力が身に付 きます。 10.科目内容・ 授業計画 2.授業内容 ミクロ経済学の基本的なテーマは資源配分問題ですが,不確実性や情報の非対 称性という問題を考慮に入れることにより,社会厚生的な視点からはリスク配分,情 報配分の問題がより重要なテーマとなります。経済主体がどのような不確実性のもと にあり,どの経済主体がどのような情報をより多く,あるいはより少なくもっているか ということが社会厚生に多大な影響を及ぼすのです。 本講義では特に経済活動における不確実性と情報の非対称性の問題に焦点を当 て,(1)これらの要素が個々の経済主体の意思決定や経済主体間の経済取引にど のように影響を及ぼすか,(2)その結果としてどのような均衡が生じるか,(3)そして 社会全体としてみたときにどのような影響をもたらすかについて,理論的なモデルを 提示し,それに基づいて分析を行います。 3.授業計画 この授業の目的は単に理論的な知識を修得することではなく,現実の世界のコア にある問題を自ら考えてモデル化し,問題解決の能力を身に付けることにあります。 したがって,以下の講義計画にあるレポートでは毎回数時間の思考作業を行うことを 要し,合格するまで添削と再提出が繰り返されます。 様式 2 以上を効率的に進めるために,eLearning システム CEAS を利用し,出欠管理, 授業資料の配布・管理,レポートの提出・管理,質問のやり取りなどを行います。 10.科目内容・ 授業計画 第 1 回 イントロダクション:授業の運営方針について,CEAS について Ch.1 不確実性,情報,経済取引とは (rep.1) 第 2 回 Ch.2 不確実性下の行動と「くじ」,期待効用最大化 (rep.2) 第 3 回 Ch.3 ギャンブルの理論(1):パチンコ市場と需要者行動 第 4 回 Ch.3 ギャンブルの理論(2):パチンコ市場と供給者行動,市場均衡, 期待所得,期待効用最大化 (rep.3) 第 5 回 Ch.3 ギャンブルの理論(3):危険に対する態度-危険回避,危険中立, 危険愛好-, 第 6 回 Ch.3 補論:危険に対する態度と最適需要 (rep.4) 第 7 回 Ch.4 保険の理論(1):モデル化,均衡分析 第 8 回 Ch.4 保険の理論(2):逆選抜とモラルハザード,完全保険 (rep.5) 第 9 回 Ch.5 レンタカー市場の理論(1):モデル化,社会的厚生,完全情報均衡 第 10 回 Ch.5 レンタカー市場の理論(2):非対称情報均衡(1) (rep.6) 第 11 回 Ch.5 レンタカー市場の理論(3):非対称情報均衡(2) 逆選抜 第 12 回 Ch.5 レンタカー市場の理論(4):契約条件,分離均衡と一括均衡 (rep.7) 第 13 回 Ch.6 信用と評判 : 労働市場とシグナリング均衡 (rep.8) 第 14 回 Ch.7 みかん市場の理論 (1):基本モデル,合理的予想均衡(1) 第 15 回 Ch.7 みかん市場の理論 (2):合理的予想均衡(2),先天的情報保有者と 市場の究極的均衡 (rep.9) 4.準備学習等の指示 毎回,講義内容を WORD で原則 A4 サイズ 1 枚にまとめた「講義のまとめ」を CEAS を通して提出してもらいます。これにより,自分の中でその回の講義内容を整 理し理解を深めます。 また,レポートを 9 回課します。これは講義のトピック毎にその内容を応用し自分な りにモデルを構築してもらうものです。これを通して,各トピックの理解を深め,自分 なりに現実に応用する力が身につきます。 最後に,毎回講義の翌日には次回の講義内容を CEAS に掲載します。「講義のま とめ」を提出する際に併せてダウンロードして予習を行い,講義に備えます。よって原 則としてプリントは配布しません。 5.教科書 テキストは使用しません。各回毎に CEAS に講義資料を掲載します。 6.参考文献 ・ 佐々木宏夫(1991),『情報の経済学』,日本評論社 ・ エリック・ラスムセン(2010),『ゲームと情報の経済分析基礎編』,九州大学出版会 ・ 酒井泰弘(1982),『不確実性の経済学』,有斐閣 ・ 依田孝典(1997),『不確実性と意思決定の経済学』,日本評論社 11.試験・評価方法 ・ レポート:40%,定期試験(参照不可):60%の比率で評価し,レポートは合格するま で点数はつきません。 ・ 以上にかかわらず欠席 4 回以上もしくはレポート未提出 3 回以上で単位認定不能と します。遅刻は 2 回で 1 回の欠席として扱います。 12.別途負担費用 ありません。 13.その他特記事項 ありません。 14.サテライト科目の 科目等履修生(単位付与)として受け入れ 社会人受講について 聴講生(単位認定不要)として受け入れ 可 否 可 否
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